グンバイ

ご近所ネタです。時期によっていろんな虫が群れて発生しますが、うちの近くの公園ではグンバイムシが大量発生しています。

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これが服についちゃうので、家の中で捕まえられます。グンバイムシ、結構憧れな昆虫でした。

昔、世界の珍しい虫を集めた図鑑みてて、バイオリンムシというのに憧れました。バイオリンムシはオサムシの仲間ですね。この虫見たいなあ、と思いながら日本の図鑑を見ていたら目に入ったのがグンバイムシ。この虫も面白いなあ、と思ったものでした。

それ以来、確認することはなかったのですが、最近初めてちゃんと確認できました。(見てたんだろうけど、目に入ってなかった)

図鑑を見てた頃はちゃんと文字を読んでいなかったので、こんなに小さな昆虫(数ミリ)だとは思ってなかったんですね。

ハエとかそんなものかと思っていたけど、よく動き見てたらカメムシだわ。調べてみたらビンゴでカメムシ目の昆虫でした。で、札幌の昆虫って本でグンバイムシ見たけど、これに載ってる1種とはどうも違うようなので、ネットで少し調べたら、外来種プラタナスグンバイっぽかった。

プラタナス…?

最近植物も少しだけ勉強して、プラタナスはスズカケノキだと学習してた。ああ、うちの近くの公園にスズカケノキ植わってるわ…。ということで、見に行ってみたらこれもビンゴ。

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いっぱいいました。いろいろ結びつきがわかるとすっきりしますね。でもこういうのはわかんないなー。

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自宅内の窓の桟にいました。これも極小(数ミリ)。道内のカタツムリの小型種の代表種でカラがザラザラしたパツラマイマイとかではなさそうなので、稚貝かな…。

巻きの形が綺麗だからヒメマイマイとか?と考えたけど、家で買う野菜で道外産のものもいくらかあるので、この辺が由来だったら、わかんないね。

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改訂版 北海道爬虫類・両生類ハンディ図鑑

おかげさまで、2015年7月29日に「改訂版 北海道爬虫類・両生類ハンディ図鑑」を出版することができました。

改訂版 北海道爬虫類・両生類ハンディ図鑑

著・写真:徳田龍弘 監修:竹中践 装丁:岡田善敬
(96ページ、B6サイズ、北海道新聞社)

改定前から、数種の分類の変更や新産地追加、北海道生物多様性条例に伴う記述など、より良くなるような内容の改定を行いました。

道内書店などでもご購入可能です。インターネットでは、以下をはじめ、他社においても取り扱いがあります。
Amazon ・楽天ブックス

追記:2022年に増補新版が発売されました。

(2000)

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ブラブラ

少し落ち着いてきたので、晴れ間を縫ってお出かけ。ハープソンの後半も終わってしまったけど、(ハープソン調査票の書き方はこちらね)トカゲを探しに札幌市内の山方面へ。

今年はトカゲネタで調べようとして何度かでかけているんですが気温が上がらなかったり、天気悪い続きであんまりヒガシニホントカゲの活性もよくない感じ。久しぶりに動いているヒガシニホントカゲが見れたので車に積んであったワカサギ竿で釣ってみました。

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予想通り、竿先がやわらかすぎたのが災いして、釣り上げた時の「上下ブランブラ~ン」が大きすぎて掴めず、逃げられてしまう…。活性も低いので、3匹あたりがある状態で終了。今年、ある程度の結果のサンプルが取れる気がしないな!

こういう時は、ちょっと両爬を離れて。(といいつつ家に帰る方向に)

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今年も発生し始めましたね、ルリボシカミキリ。綺麗で好きなカミキリですね。

そのあと、近くの果樹園で買ったサクランボを食べる。サクランボはあまり好きではなかったのですが、今年から美味しいと思って食べれるようになりました。皮が硬くて、酸っぱめなのが苦手なイメージだったのですが、甘いサクランボ佐藤錦のおかげで突破口が開けて、今まで苦手だったナポレオンも食べれるように・・。今は水門と南陽おいしい。品種ですごい違うのね。これからの季節はプラムとプルーンが楽しみ。

満足して家の近くまで戻ると…。

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家のそばの公園で都会のエゾリスに会えました。

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コンデジでここまで近づけるのが都会育ちのリスですな。

初夏に庭に果物の株を植えた。自分管理はサルナシ。庭でサルナシ取るのが目標。サルナシもいろんな品種あるのね。でも、育て方は難しくないような感じなんだけど、うどんこ病っぽい株あり、葉っぱの色が薄くて生命力の薄い株ありで枯れないか心配。今年はなんとか生命力を根に蓄えてもらって来年期待かなー。

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ハープソン2015(0502無意根山&江別、0504庫富)

今回のハープソンの前半はあまり動けていないので、ちょっと遠くのハープソン未調査エリアに1ポイント落としてきましたよ。

その話は後半に書いておくとして、まずは元地元。定山渓の奥にある無意根山エリア。
5月2日。

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川横を車で走っていたら、エゾアカガエルがいくつか道路を横断してた。札幌市内の他の地域は産卵はほぼ終わっているように思えたけど、さすが標高が高いところは産卵行動が遅いね。

なんとなくだけど、今年は札幌周辺で観察しているところでは両生類の産卵数がムラがあるように思いました。カエルはいつも通りの量でサンショウウオが少ないとこや、サンショウウオはいつも通りの量でカエルが少ないとこ。全体的に両生類には厳しい気候があったのかもしれないね。今も雨少ないしね。

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ここはエゾサンショウウオはいつもくらい見ることができた。でも、去年と一昨年、産卵池が上陸時期まで持たずに干上がっているので
今年も心配ね。雪どけが早いのと、夏までの間雨が多くないので、水の供給が止まるのが早いのかも。

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場所を移して江別。道路にニホンアマガエル出てきていました。石狩川沿いではところどころの河畔林で鳴き声も出始めてます。

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ごめんよ、アズマヒキガエル。(国内外来種)ごくたまに大きな個体がいるけど、全体的には小ぶりな個体が多い感じ。江別のエリアでは小一時間で10を超える個体を見たけど、すぐとなりの札幌東北部や太美のエリアでは1匹も見ず。数日の差で現れるんだろうけどね。

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5月3日。
自宅ヒキコモリ。家の中にハエトリグモsp.が現れる。久しぶりにマクロレンズで写真を撮る。

5月4日は遠出。

過去のハープソンの結果報告を見ていて、日高、オホーツクの報告数がほとんどないので、比較的近い日高のエリアに向かうことにした。目指すは静内温泉。

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日高は馬どころ。そこかしこに馬の牧場がある。のんびりのんびり進んでいったわけだけど、時期悪く、静内桜まつりの大渋滞でのんびり具合がキツくなってきたので途中で離脱。地図を見ながら良さそうなところを確認することにしました。結局エリアとしては庫富。住所でいうと、日高町広富ですな。

適当に車で流すけど、牧場があるような平らかな感じなのでなかなか両生類の産卵環境も芳しくなかったけど、細かく見ていると

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お、季節もの!

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カタクリだね。いいね。

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ゆるいゆるい沢の流れにエゾアカガエルの卵塊。たぶん死んでいるけど…。そんな中でもちゃんと育ったやつもいるようで

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幼生(オタマジャクシ)もそれなりに見れました。結構開けた場所だったので、エゾサンショウウオはいないかと思ったけど、ちゃんとありました。

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一部死卵みたいだけどね。他はちゃんと育ってましたよ。

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ちょっと失礼して角度を変えれば孵化直前の幼生がいっぱい。

これらの記録写真撮ってたら、周りでニホンアマガエルが鳴き出したので、こちらも音声記録しておきました。

場所探しがほとんどで、場所が定まったら3種がほとんど一瞬で記録できてしまいました。

このあと平取町の国道付近を流したけど、記録取れずで終了。ほんとは静内、浦河まで行きたかったけど、桜には敵わないねえ。また機会設けて行ってきましょー。

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北海道爬虫両棲類研究報告 Vol.003

I edited the “Bulletin of reptiles and amphibians in Hokkaido Vol.003”.

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北海道爬虫両棲類研究会発行の北海道爬虫両棲類研究報告 Vol.003を編集しました。会の発行物ですので、一般書店では購入出来ません。ご注意ください。

内容やお求めに関してはこちらから。

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ハープソン2015(0429石山)

今年のハープソンでは、自分はスロースタートです。今年はあまり遠くに行けないので今日(4月29日)は、エゾサンショウウオの産卵地で家から最も近い場所の候補を確認してきました!道のり距離で約7.5km。札幌市南区の、ハープソンエリアで言えば石山エリア。いつもは気にせず、車で通過している場所で水が湧いてるとこを見つけた。

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表面が藻(?)で覆われているから、水温高くてダメかな?と思ったけど、

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お、エゾサンショウウオの卵嚢だ!今年のハープソンの自分第一号はエゾサンショウウオでした。

よく見るとこの藻の表面をピチピチ動くものが。ドジョウ系かなと思ってすくってみると…

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エゾサンショウウオの幼生ではないですか。しかもでかい…。越冬幼生だね。かろうじてエラが残っていて、上陸寸前な様子。金ラメが入ってて綺麗でした。

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結構な数いてね、ひとすくいで3匹入ったりしました。小さい池だけど、生存競争激しそう。

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しかしね、札幌でエゾサンショウウオの越冬幼生、何ヶ所かで見たけど今のところ一番標高低い場所だった。湧き水が冷たいのかな。

ちょうど、今年の卵嚢から幼生が発生して、越冬幼生は新幼生を食べ放題の時期。ぐんぐん成長するんだろうな。

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今日一番大きかったやつ。約8.3cm。しかも肥えてるので大きく見えました。

道すがら、他の両爬を探したけど、今日はこれで打ち止めでした~。温かい一日だったので、他の人達は爬虫類を見た人もいるかもしれないねー。

あとで地図を見返してみたけど、家から道のり距離5.0kmと5.1kmのところにサンショウウオいそうな地形があるような気がする…。また後日覗いてみようかなー。

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ハープソンHokkaido2015をやるよ

去年はおやすみしたハープソン、今年はやっていきますよ。とりあえず企画部分の整理が終わったので、公開しています。

ハープソン Hokkaido 2015 (北海道爬虫両棲類研究会)

今まで参加したことがない人で、参加してみたい人は読んでみてね。参加したことがある人へ、変更点を列挙しておきます。

①事前申込み無しになりました
申込をしていても、参加できない方もいましたし、その方々に調査結果を出してもらえるのか出してもらえないのかの、確認を取るのが大変だったので…。参加した方は、結果を送ってもらうことで参加者認定されることになります。

②時期は2期です
今年も2期制で行います。上記リンク先から日程の確認を~。

③報告書について
今年は速報以外の報告書を作らないことにしました。2015,2016,2017の3年間の結果をあわせて報告書を作成したいと思います。1年の結果だけで作成していくと、いろんな面ですごく大変なので、3年のデータを蓄積していい報告書を作成しようと思っています。本年は報告書は作成しませんが、受賞者への表彰などは行います。

④賞について
一昨年のハプ2013では、最優秀賞・写真賞・最多エリア賞・Booby5の4賞でした。本年は最優秀賞・写真賞・Booby5と、名前が長くなりましたが「推奨地域最多エリア調査賞」を設けます。この賞は、調査の行き届きにくい地域を指定して、その指定地域で一番たくさんのエリアを調査した人に与える功労賞ですね。2015年は「宗谷総合振興局エリア」です。マップはこちらから確認してみてください。

⑤twitterのタグ
2013年は #herpthon2013 を使いましたが、今後は #herpthon で統一していきたいと思います。期間中に臨場感持って参加できますよ。実況ページはこちらです。

⑥この2文を追加しています
※調査エリアで調査したものの、動物が確認できない時にも「このエリアで調査したけど何も見れなかった」という結果を送っていただけると幸いです。調査したけどいなかった、という結果は意外と重要なんです。
※また受賞選考の対象にはなりませんが、期間外の記録もありましたら、送っていただけると幸いです。

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