まもなく春になりますね。雪解けとともに両生類の産卵が始まりそうな北海道です。北海道にお住まいの方や今年、北海道にいらっしゃる方々にお知らせです。
一般参加型の両生類爬虫類調査を北海道で行います。イベント名は「ハープソンHokkaido2024」です。参加などについてはリンク先を参照ください。今年の期間は4/1~9/15です。北海道で見つけた爬虫類や両生類の写真を撮って、見た場所と共に報告を上げていき、北海道爬虫両棲類研究会の事務局がそれを取りまとめて、生息マップを作成していきます。
各SNSも活用しており、今年はX(旧twitter)やBluesky、Facebookにて報告も受け付けています。ハッシュタグ #herpthon を活用して、データを収集していきます。例えばX(twitter)だと去年までの報告のとりまとめはこんな感じです。収集したデータから報告書を作成していき、こんな感じの報告書(2013年版)を作っています。
なんだかんだと2012年からやっていて、だいぶデータが集まってきました。今後も継続して行っていき、いつか定量的に個体分布の変化などを判断できるような調査にしていきたいと思っています。
とりあえず、各SNSの私のアカウント(X、Bluesky)で期間に入ったら、#herpthonタグを用いた投稿が増えていくと思いますので、面白いかもと思った方はぜひ参加していただければと思います。ただXについては、企業トップの方がどんどん仕様を変更してしまうので、使えなくなる恐れもあるかなと心配もしています。
また、iNaturalistも面白いですね。ハープソンの実験ページを作りました。でも、ちょっとiNaturalistは扱いが難しいところがあって、メインでは使うのは難しそうです。例えば、北海道ではトノサマガエルは国内外来種なのですが、国のレッドリストで準絶滅危惧種という位置づけのため、乱獲等の防止のためにだと思うのですが、発見場所の情報がかなり曖昧に表示されるようになってしまって、データを取りにくいという難しいところがありました。ハープソンも、公表時には10km×10kmの2次メッシュの範囲で発見場所を示してぼかしている(こちらも乱獲防止処置ですね)のですが、iNaturalistのぼかしはこれより広範囲になっているのが使いにくいところです。
しかしせっかく実験的にでも特設ページを作ったので、収集できるデータはこちらからも収集しようと思っています。
関連リンク:
ハープソンHokkaido2024
X:#herpthon
Bluesky:ハープソンフィード
iNaturalist:ハープソン