動物園で(たまには日記)

たまには日記的にその日のことを書こうかな。

ここんところ、毎日シロマダラの抜け殻と蛇の資料とにらめっこで、疲れてきてました。

じゃあ、実物を見てこようということで、
円山動物園に。(公開初日でした)

あれ、全然ヘビから離れてないな。

ちょうどイベントをやっていて、
北海道希少生物調査会の寺島さんと
爬虫類両生類館の主、本田さんの公演を聞くことに。

でも時間より早く動物園に着いたので、
折角だから公開されているシロマダラを見てこようと向かったわけです。

で、さっそくシロマ。

シロ(ク)マ…。

数年前、シロクマツインズが話題になりました。

いやいや、マダラですよ。

マダラ…。

マサイキリンも赤ちゃんが生まれて最近の話題です。

でも白いマダラじゃないですね。

ということでちゃんと虹彩がグレーで瞳孔が縦長のシロマダラを。


いやいや、ユキヒョウだから。

ユキヒョウもツインズ生まれて話題になりましたね。

大きな子猫でした。

実はユキヒョウのこどもは、生で見れていなかったので、
ちょっとうれしかった。


肝心のヘビのシロマダラ先生は、
案の定お隠れ遊ばれておりまして。

かなり大きく写ってるんだけど見つかりますか?

許してあげて下さい、ものすごいシャイな生きものですから…。

時間になって、講演。

T会長、風邪で少し辛そうだったけど、
聴きやすくて、内容もわかりやすかったよ。
第一発見現場に、居たかったなぁ。

H飼育員のシロマダラの飼育レポートもとても良かった。
スライドにさりげなく忍ばされたネタの数々。
一体いくつあったんだろう…。

シロマダラの卵は、無事孵化して、
20cm未満の幼蛇が2匹生まれましたよ。

2匹の捕獲個体と孵化仔で全部で4匹。
これの形態を今、調べています。

でも、ヘタにいじくると弱りそうなほど小さく細いので(割り箸1本より細いかも)
いろいろ思案しているところですよ。

帰り際に再びシロマダラを覗くと、
別の場所にいました。

展示初日ということもあって、
まだ落ち着いてない感じでした。

今夜あたり、この中を探検して落ち着く場所を見つけるんじゃないだろうかね?

なお、絶賛脱皮期間中でした。
とても白いシロマダラでしたよ。

これはアミメニシキヘビの頭蓋骨。
お絵かき用に写真撮ってきました。

でも絵は、超絶下手糞なので
ヘビの頭蓋骨に見えればいい、が最終目標。

帰り際にはシロマダラのぬいぐるみを購入してきました。

鼻が擦れているのかな?何故かピンク色だけど。
あと舌が出てるといいんだけど。

何故か足が生えてるし…。

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カエルヤさんでお話ししてきました

いままでの講演関係は、子供向け(わんぱく)、一般向け(動物園)、夏休み企画(滝野)とやって来ました。
今回のカエルヤさんでは、カフェトークということにして
子供向けとはまた別に、足を崩してゆるゆるとした感じでお話させて頂きました。

題名は
プロジェクトK~挑戦者たち~ どマイナーな図鑑を作る
で、図鑑を作っていた時の裏話や、苦労した話などを
苦労した本人が笑顔で自虐的にお届けしました。

聞きに来てくれた方々とも距離が近く、
いろんな反応が間近で見れました。

構成は、

自分がヘビを好きになった経緯
図鑑を作りたいと思うようになった経緯
図鑑を作るまで(企画編)
撮影苦労話(両生類編)

休憩(カエルの鳴きまねをして遊ぼう)

撮影苦労話(爬虫類編)

のような感じでお話ししました。

途中休憩を挟んだのですが、
ここに企画を入れてしまったので
聞いてくれていた人たち、休めたのかな…?
というのが反省点でした。

あとは微妙に言い回しがヘタで
…という状況ですね~
みたいなことを連発した気がします。
もっと語彙を持ちたいですね。

 

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野良水晶

この間、河原で拾った石を割ってみた。火山周りの石はおもしろいね。


水晶

とても野趣あふれる水晶。
磨いてやればもっとキレイになるかもしれない。


水晶

水晶は、徐々に析出して伸びていく。
その様子を「成長する」って、話をしていたら

「持ってかえって、水晶育てる!」
って息子が言ってました。
何百、何千年単位だと思うんだけど…。


黄鉄鉱

自分では判別つかないけど、
札幌の博物館活動センターで見てもらって
黄色い金蔵鉱石(黄鉄鉱や黄銅鉱)、白い金属鉱石(亜鉛や鉛)なども
混ざってたみたい。

石割りはおもしろいね。

火山でなくて、堆積岩系からは化石が出るかもしれないしね。

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回遊水槽

体調の安定がなく、しばらくフィールドに行けていません。フィールドを楽しむためにはまずは体調を整えないとね。

少し前ですが、おたる水族館に行ってきました。

こちらではキタサンショウウオの人工飼育下で初の繁殖に成功されています。

とある本には、キタサンショウウオの繁殖期(地味色)と被繁殖期(明るい色)で体色の変化があると書かれているものもあるので、今の水族館の個体を確認したらなんとなくわかるのかな、と思って、撮影をさせてもらうのをお願いしました。

その写真は今回はこちらには掲載しません。
(ごめんなさい、またの機会に)

印象で言うと、背中の太い金色の線が、明るいピンクがかった色に
なっている個体がいました。
一方で、繁殖期と変わりなく、背中の太い金色の線が、
地味な茶色の金色を帯びたラインのままのものもおりました。
体色変化は、比較的容易に生息環境で変わる可能性もあるので、
まだどうこの結果を見ていいのかはわからないところですね。

さて、初めて、おたる水族館の中も拝見させていただきました。
外の施設(海獣関係)は今回は見なかったのですが…。

北の魚の展示がとても好きです。

「ホッケの幼魚は緑色をしている」

ホッケ
Arabesque greenling

ちょっとびっくりしました。青ものの魚みたいですね…。


フウセンウオ
Balloon lumpfish

これ系の魚、好きです。コンペイトウとかダンゴウオとか。
3~4cmくらいで、人間から見ると愛嬌があるように見える。
ゴッコ(ホテイウオ)もこれ系の魚だったね。


おたる水族館・回遊水槽

大型の回遊水槽では、今まで見た水族館では大型の渓流魚や、
マグロなど普段から泳ぎ回る魚が展示してあったけど、ここでは
オヒョウ(カレイ)やオオカミウオが回遊している。

オオカミウオが回遊しているところを見れる水族館なんてそうそうないのではないだろうか…。


オウムガイ
Chambered nautilus

オウムガイも生きてるのが展示してあって。
なかなか面白い!

他にもたくさん展示してあるのだけど、
私が面白いとおもったところを取り上げているので、
非常に偏っていますが、興味の湧いた人は見に行ってみると楽しいと思います。


おたる水族館・コツメカワウソ

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緑のどよんどよん(閲覧注意)

先日、H氏がニヤっとしながら、これを見せてくれた。
こ…これは!!ロイコクロリディウム!(いわゆるカタツムリの目に寄生する寄生虫)
動画なので、閲覧注意です。


Leucochloridium-ロイコクロリディウム- 緑のバージョン

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今回見せてもらったのは、道央産。しましまがグリーンの混じるやつですね。
自分が撮影した札幌産は茶色いしましまでした。


Leucochloridium-ロイコクロリディウム- (手ぶれ修正Version)

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個体変異か、別種か。宿主は同じオカモノアラガイだと思うけど…。
終宿主はどんな鳥かな?
日本ではどこで記録があるのかな?(一説には北海道と沖縄のみとも聞いたけれど…)

グロいものばっかりで申し訳ないんですが、
グロいモノが好きなんではなくて、単純に面白いんです。
興味をそそる生き物なんですね。私にとって。

しばらく、短めの記事を短期間でupするような更新形式を取ります。

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イイジマウミヘビが魚卵を食べる

友人のクレイジーバーダー氏からすっごく面白い動画を頂いたので代理でYoutubeにアップしました。


Ijima SeaSnake ate the fish eggs. イイジマウミヘビの捕食シーン

八重山でダイビング中にこの動画は撮影されました。

イイジマウミヘビは魚卵を専食する変わった食性です。
途中で威嚇に入る魚類はクラカオスズメダイ。
この魚が岩に産み付けた卵を­食べています。

普通のヘビの捕食シーンとは全くイメージの違う、
貴重なシーンだと思います。

イイジマウミヘビの学名はEmydocephalus ijimae
クラカオスズメダイの学名はAmblyglyphidodon curacao

クラカオは暗い顔とかそう言うのじゃなくて、学名由来のようです。

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立て続けの大事件(シロマダラ発見)

藻岩山のシロマダラの過去の目撃情報も収拾が付いていないんだけど、6/26にシロマダラが捕獲されたというニュースが飛び込んできた!

情報の整理をして、報道が一段落してからブログに書こうと思っていたら、自分も2個体目のシロマダラを捕獲してしまい、やや混乱してました。(2個体目については、私たちの発見状況の概要を書いておきたいと思います)

1個体目捕獲のニュースが出てから、この話を書きたかったので、少し遅らせました。とても良いニュースが続きましたね!

シロマダラは北海道では初めて確認が報じられたのは1989年。その報告者によって過去の資料等で数例が確認されました。2008年に、一般の方が携帯電話でシロマダラが撮影されたことがきっかけでシロマダラ生息調査研究会が発足。
それから情報を集め集めて、未報告を含めながらも2011年5月で7例の記録が出てきました。これだけ人が住んでいる北海道でたった「7」です。しかも、「生きて捕まって調べられた」ケースがまだ1度もなかったんです。

6/26と6/30、立て続けに2匹のシロマダラがそのテーブルについたという、大事件なわけです。

北海道新聞の7/8の朝刊(札幌圏)で1個体目のニュースが報じられています。

1個体目の北海道のシロマダラを捕獲したのは、庄子信行さん(北海道希少生物調査会(代表:寺島淳一さん))。北海道希少生物調査会は今年の調査対象をシロマダラに絞り、探索していたところ、夜間に石狩市で発見されました。(この調査は、北海道新聞野生生物基金の助成金を受けて実施されているとのことです)

地域の詳細については、周辺民家のことや、その他いろいろ配慮しなくてはいけないところもあるので控えられています。

62cmの立派なメスです!(私も同定確認をさせていただいたので、個体を見てきました)

今回の捕獲のとても意義が高いところは、今までの発見報告と異なり、捕獲されて生態を調べることができる状態にあることや、「シロマダラを探して見つけたこと」にも大きな意義があります。今までの偶発的な発見とまた別の話です。

とても素晴らしい発見です!しかし、正直なところ、「先をこされた!羨ましい~!」です(^^;

捕獲された個体は、円山動物園へ移送されました。北海道希少生物調査会は以下の通り理由を説明しています。

シロマダラは、”幻のヘビ”と言われてきた稀少種であり、本道における生息状況・生態は長らく不明でした。このことから今回の発見は学術的な価値が高いと判断され、個体を動物園に一時移送することとしました。移送先を動物園とした理由は、動物園が平成20年に結成された「シロマダラ生息調査研究会」に属しているため、情報及び個体の適正管理が可能な場所として妥当であると判断したことによります。

さて、6/26の大発見のニュースの余韻の中、自分の考えていた「シロマダラの居そうな所」の推測は正しかったのだろうか…とフィールドを確認することにしました。
一にも二にも、動くのは大切ですし、環境を複数の目で確認して、見たほうがいろんな事を考えられますし、動物園での飼育にも役立つ知見があるかなと思います。
北海道希少生物調査会がシロマダラを確認した環境付近を観察してきました。

フィールドはなかじー(中島宏章さん:写真家)と一緒に行ってきました。夜のフィールドは一人ではやっぱり怖いものです。こんな時に一緒にフィールドに出られる仲間たちはとても大切ですね!

6/30
日暮れはだいたい20時。2人で動き始めました。なかじーとのヘビを探すフィールドをすると、いつもヘビは1匹は見ます。
初めて会ったときにはマムシを遠軽に探しに行って、ちゃんと見つけたり、シロマダラ探しでシロマダラは見つからなかったけど定山渓山中で瓦礫の中からシマヘビを掘り出したことも…。

「北海道でシロマダラがこの近隣で、ここ数日内に生きて捕まった」という事実を直に感じながら、自分たちも、今まで以上に細かいところを探していきました。

ひととおり歩いて、ちょっと休憩に入る。やっぱり、ゆるくないよね~。何年も探してるんだもんね~。微妙な諦め感も自分は漂わせながら、探索を再開した。

21:03

こんな感じのコンクリートの石壁を5mくらい離れた場所から電灯で照らしたとき、鈍く光るものが目に入った。
よくまあ、ピンポイントで目に入ったなと思うくらいの隙間(1cm未満)。(なかじーにはこの時の様子を「レーザービーム」と称されました)

その石壁の隙間に、2センチくらいの鈍い光。

あれ…?なんかいる…?イタァァァァ!!!

最初は確証無かったんだけど、シロマダラの幼蛇の胴体が、石壁の隙間から見えてた。確実にシロマダラだった。

すぐ捕獲しようとしたんだけど、隙間が細かすぎてスネークフックの先っぽすら突っ込めない。

わーわー騒いでいるうちに、隙間の奥の見えないところに入っていってしまった。

み、見つけたのに…。捕獲もできない、写真も残せない。結局「幻状態」と同じ…。泣きそうになって立ち尽くしていると、シロマダラが同じ隙間から、何故か頭を逆さまにして顔を出した!

もちろん捕獲はできるはずもなく。

しかし!証拠は残さねばならない。写真!写真だ!!

でも、既に飲んでいた持病の薬と大興奮による過度な脳の興奮状態で手が震えて使い物になりません…。隙間にストロボも入らず頭の中はパニックです。

暗くてシロマダラがわからないわ


シロマダラ
Oriental Odd-teeth Snake

どうだ明るくなつたろう?

もうこの瞬間は、隙間を照らせるなら貴重な100円札でも燃やせるくらいの気分だった。

なんとかシロマダラとわかる、証拠と呼べる写真は収めることが出来たのでひとまず安心…。しかし捕獲するにも手出しのしようがなく、シロマダラは再び隙間の奥に消えてしまった。

でも、なんでわざわざ同じ穴から顔を出したんだろう。もしかして出口がここ1箇所しかないんじゃ?

しかし、コンクリ破壊工作なんかできないし、(できたとしてもやっちゃダメだし)手持ちでなにか捕獲に適した道具など勿論なく、10分くらい隙間の前で立ち尽くしましたが、出てくる気配はありません…。

とりあえず、諦めて一度別の場所に離れることにしました。戻ってきたら出てくるなんてドラマみたいなことがあるといいよね、って言いながら。

なかじーがその後、ニホンマムシとものすごいニアミスをして笑っちゃいかんけど、その様子がなかじーの撮ってたビデオに収められてて何度見ても笑ってしまいます。(ビデオについてはもうちょっと後にね)

ニホンマムシにしばらく撮影に付き合ってもらって、そろそろ撮ってるのが可哀想になってきたのでマムシとおわかれ。

ニホンマムシ
Japanese Mamushi

シロマダラも一応(非常に悔しい)見れたし(実は今年の初めて見た生きた蛇だった)、マムシも見れたし、北海道二珍を観るなんてなんて素晴らしい夜だったんだ…。と自分に言い聞かせて帰ることにした。

でも、もしかしてドラマが待っているんじゃないかと一応、シロマダラを見たところは帰りがけにのぞいてみた。

自分はもう、さっきの隙間に執着して周りが見えなくなってて、視野が狭くなってます。

が、

21:53
ビデオのスイッチを入れながら(←奇跡!)なかじーが叫びました。「イタ!いたいたいた!!

みるとコンクリのの上にヘビが出てきてる!
あ、いるいるいる、ホントだ(やべぇ)!

シロマダラ!多分、さっきのやつが穴から出てきたところだったんだろうね。

Aww、いいの?
え、え?俺、捕まえちゃっていいの?生息状態で写真撮らなくてもいい…?

イイヨイイヨー!
そんなこといってる場合じゃないべさ!早く捕まえて!早く!!

ということで、手に精一杯の愛情を込めて捕まえました。34cmの幼蛇(亜成蛇といってもいいのかも知れない)、♂。

シロマダラ
Oriental Odd-teeth Snake

発見捕獲!というより、無事「回収」って感覚。興奮も半端ないけど、それよりすごい安堵感。

夜なので目玉も大きく広がって、とっても可愛らしいです。

が、

やっぱりひり出したマダラ臭。(くさい)この時初めて気がついたけど、この臭いは一番近い表現とすれば犬の肛門周囲腺から出るいわゆる「犬臭さ」の原液状態の臭い。

まあ、臭いはいいです。

なかじーとの連携プレーで、北海道2例目の捕獲確認となりました。

なかじー撮影の動画はこちらの記事にありますよ~!

幻のヘビ ~シロマダラ捕獲の瞬間~ (These days : 中島宏章

気温データなどは
晴天・気温 18℃・湿度 約85%・微風

で、周囲ではやたらとゲジ、ハサミムシ、カマドウマ類がたくさん見られました。

幸い、自分たちが発見したのは♂で、私たちも円山動物園に預けることにしました。これで♂♀揃い踏み!

円山動物園さんには、体の小さい、しかも爬虫類食、しかも神経質なヘビを預けることになってしまい、大変な思いをさせてしまうことになってしまいましたが、出来ることはバックアップしていきたいと思います。
まだ、動物園では非公開飼育をされておりますが、餌を食べたりするようになるなど状況が良くなってきたら動物園の判断で公開されるかも知れませんね!

シロマダラ
Oriental Odd-teeth Snake

北海道の爬虫類両生類にとって、そして自分にとって2011年は、とても大きな動きのある年になっています。

円山動物園、そして旭山動物園の爬虫類館新築や改装。自分も北海道の両爬図鑑の出版できたし、シロマダラの立て続けの捕獲…。大事件でした。

みなさんにも爬虫類や両生類がより身近になることを願って、これらの動物に関わっていきたいと思います。

希少な動物であると推測されるので念のため。シロマダラという種のヘビを北海道で捕獲することについて現在法的な問題はありません。が、希少と考えられるため、「捕まえなければいのに」と考える方もいらっしゃると思います。

シロマダラは現在はまだ、北海道のレッドデータブックにも掲載されていない種です。レッドデータブックに掲載するにも「十分な情報のない状態」の種で、人によっては移入ではないか?と考える人もいると思います。

私個人としては、これまでの発見状況等から在来種と考えており、また希少な種だと考えてます。2個体目を捕獲して移送することも少し躊躇しましたが、1例目と併せて雌雄のつがいが形成できること、生態を調べることは希少性を証明するためにも必要だと思うので、シロマダラ生息調査研究会に所属する円山動物園に移送することを決めました。

今後も、北海道のシロマダラ、捕獲した個体の研究について、補助等で私が出来ることはなるべくしていきたいと考えています。

万一、シロマダラが保護が必要な状態になっても、これらの個体から分かる情報や、これからも続けるシロマダラの観察のフィールディング感からどのような環境がシロマダラの生息には必要であるのか、調べていけたらと思っています。

希少な爬虫類や両生類は個体を守ることより、生息できる環境(餌動物が生息したり、隠れたり、温度を適正に出来るなど)を守ることが重要になるケースが非常に多いと思います。

シロマダラも大切な存在として観察していきたいですが、それらが住める環境を広めの視野で見ていけたらと思っています。

シロマダラ生息調査研究会と北海道希少生物調査会の今後の活動も支援していきたいと思っています。

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は虫類・両生類館オープン記念講演してきました

昨日は、とても長い一日になりました。
円山動物園の、は虫類・両生類館オープン記念講演の一演者を務めさせていただきました。
簡易な内容についてはこちらをご参考下さい。
(フィールドで感じる北海道の爬虫類・両生類

今回の講演は、広い年齢を対象にして準備していました。

本田さんの講演、斉藤先生の講演を聞いていると、
とても聴衆の方々が「ノリが良いな」と感じられる雰囲気があったので、
少々(かなり?)ハメを外した感じの講演会になっちゃったかも知れません。
序盤は結構真面目にやってたんですけどね(汗)

テンション高くなりすぎて暴走しないように気を付けていたんですが
「カエルの鳴きまね」のあたりから、聴衆の方々のやりとりが増え、
嬉しくなってしまい、かなりなお調子者状態になっていきましたね…。

でも、多くの方に「よかったよ~」と言ってもらえたので、
それがなによりのねぎらいとなりました。

しかし、テンション高く時間配分出来なかったのに
予定時間の45分で終わらせられたのが感動でした。
(たまたま終わったら45分でした…)

北海道の爬虫類や両生類のそれぞれの説明、
北海道という土地の出来上がりについて、
季節の移ろいに対しての撮影種の変遷、
トカゲとヘビの違いについて…。

などお話させていただきました。

クイズも積極的に聴衆の方々が参加してくださったので
とても有難かったです!

本田さんのとても慣れた話術と新は虫類・両生類館の設備についてのこだわり、
斎藤先生の手際のよいスライド進行と、「環境と建築物」がこれほど
動物園の「動物」にとって、そして観る「人」にとって、設備の配置や
適した設備などについての講演はとても勉強になりました。

会場の後ろのほうでは、パネルで私の写真を展示させていただいていました。
(こちらは7月3日まで展示されます)

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StreamLined Syndrome

めがね

メガネ、ボロボロすぎて、いつ粉砕するかわからなくなってきました。
鼻あてとか、フレームも瞬間接着剤で固定して使っています。

2007年から使ってるから、5年目。頑張ってくれてます。

コンタクトレンズは、どうにもモノグサな自分には合わないので
もっぱらメガネです。

風呂に入る時もかけてます。
(だから早く傷むんだよね)
風呂って意外と見えないと危ないんだよね…。
温泉入ってもメガネないと風景も、効能書も見えないし。

でも、予備作って、
上手に使い回せばより長く使えるんじゃないかと思って、
ついにメガネつくりはじめました。

ちょっと前に知った、かえるめがねさんでお願いしています。

今の縁なしメガネの前は、金縁の丸めがねを付けていたので、
縁なしだけど、無理言って丸めがねにしてもらっています。
わがままなリクエストに、しっかり応えてくれるご主人の職人気質、見習いたい。

ちょっと変わったフレームだけど、とても軽くて良い。
この写真ではフレーム以外の色を抜いたから、目立ってるけど
実はそれほど際立つわけでもないんです。
控えめなエゾブルーっぽいところも好み。

このメガネは大事に使いたいので、
フィールドやお風呂では現役のめがね使います。

この新しいメガネかけているときは、
何かしら頑張ってる時と思われます。
暖かな目で観察してやってください。

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Blue General Brend

ヤマガラ珈琲、ばいかだ共同開発?
(ほとんど作業はヤマガラさん、自分はラベルデザインと口をだすだけ…)

「なめら」かのどごしでミルクとはよく「からまる」、そんなコーヒー。

酸味はあまりなく、やや苦味があるのでブラックなら甘いお菓子との組み合わせ、単独なら濃く出して多めのミルクで割ってラテ風味もよい味と自分は思います。

どこで手に入るかって…?まだ決まってません~

なんでこんな名前?青い将軍?徳田だけに暴れん坊将軍?イヤイヤ。

青い将軍ですよ。ね?

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