わらしゃんどで食味レポ

えりも町の「わらしゃんどキャンプ場」で、わらしゃんどキャンプをしていた小学生たちに、両爬の話をちょっとしてきました。

ハープソンもお話してきたので、興味を持ってくれる子がいたらいいなぁ。

キャンプは2泊3日で、自分は今回は寝る時の機械の都合で日帰り(ごめんなさい)。

キャンプサイトに着くと、すでにカエルとサンショウウオを捕獲済み!

このエゾアカガエル、でかいよ!!掴んだ時、リリースコールしたので
オスだと思ったんだけど、非繁殖期のメスもリリースコールしそうな気がしてならない。

婚姻瘤も痕跡なし。体型(でかい、おなか膨らみ気味)からしてメスかなあ…。

ついでに

後肢にヒルいっぱいだ!!

サンショウウオは子供たちに棲んでた池に案内してもらって観察してきました。

エラがまだ、バリバリに残ってる。一部、後肢も生えてない個体もいたので、今年はここで幼生越冬するつもりなのかな。

同所的にニホンザリガニも。良い環境ですなー。

指導にあたっていた方々からも、「山の方にガレ場があって爬虫類的にいいんじゃない?」という情報を得てガレ場観察に。

なかなか良いガレ場。なにかトカゲ類はいそうだけど、この日は、分厚い雲で曇り、気温が低い。(恒例)最高気温が20℃では少々厳しいか。石はぐったけど、カナヘビとか出てきてくれなかった。晴れた日にぜひ探してみてほしいけど、足元気をつけないと、こういうところは危ないんだよね…。

お。これは…。キイチゴ系。

裏がしっかり白くて。

ラズベリー的な濁りのある色した果肉。たぶんエゾイチゴだ、これ。

熟した実を食してみると

エゾイチゴ

香り:★★★ ラズベリーそのもの
酸味:★★☆ 酸っぱめ
甘み:★☆☆ 少し甘い

高級品だわ、これ。もっと熟してたら甘み酸っぱみが逆転したかも。

今年始めてのエゾゼミ系、コエゾゼミ。いろいろお話してたら、やっぱりコエゾゼミが羽化時間や、いるところ的に一番遭遇しやすいみたい。

そういえば、まだアカエゾゼミはまともに見たこと無いな。

他にもエビガライチゴがあった。(食味レポはこちら)ここは競争率低そうね。

そしてキャンプ場の近くに

もう一個イチゴ。食味レポしようと思ってたのに忘れてしまった…。あとで気になって、写真見てみると

イチゴだけど今まで自分が見たイチゴとは違うみたい。クマイチゴかなあ。

キャンプサイトの周りで拾った、ナミテントウ。

斑紋が大きく違うけど、ナミテントウの変異の範疇です。

ちょうど、確認したかった事がありました。

世の中にはナミテントウとそっくりなクリサキテントウというのがいるのですが、この見分けの一つのヒントになる場所があります。

「鞘翅端の帯状の隆起線」、つまりお尻の近くの翅の後方で横一文字の隆起線があるんですね。

ちょっと光の角度変えます。

ね。隆起線、見えました?

この隆起線を持つのが、ナミテントウ。無いのが、クリサキテントウか変なナミテントウ。こんな感じのようです。

そもそもクリサキは北海道に分布しないともされますが、1例の函館での採集記録がありました。

本州以南には「隆起線を持たないナミテントウ」がいるため、函館の記録はクリサキなのか、隆起線のないナミなのか、まだ確実にはっきりしないようです。(幼虫なら、見分けられるようですよ!)

なので、北海道で、「隆起線のないナミテントウ柄のテントウムシ」を見つけたら、面白いことになりそうです。

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野いちご食味

なんの花でしょうか。札幌では、とても身近なところに生えている「草」の花です。

ちょこっと外に出るだけじゃ両爬は見つけられないね。庭まわりで少しずつ写真を撮ってるから、更新が少しずつ溜まっていたけど、ようやく8月分に入ってきた。

さて、最初の問題の答えですが、オオイタドリでした。小さすぎて、まともに「花」と思って見たことがない花でした。意外とちゃんと「花」なんだよね。

陸の三葉虫、シデムシの幼虫。ほとんどいつも真上からしか見ていないから顔が見れるのはちょっと新鮮。

うちの庭の害虫らしい害虫。来年の収穫のためアスパラガスの根を育てるために伸ばしっぱなしにしているアスパラガスを食害する、ジュウシホシクビナガハムシ。どこからともなく集まってきて、アスパラの枝葉を丸裸にしていく。それでもほぼ放置しているけど…。

近隣のイチゴ類がやっと食べごろに。食味チェック。

ナワシロイチゴ
香り:☆☆☆ ほぼなし
酸味:★★☆ わりと
甘み:★☆☆

疲れてる時だと美味しい。生食より加工向きかな。

エビガライチゴ

香り:★☆☆ あまりなし
酸味:★☆☆ まろやか
甘み:★★☆ 甘め

生食いける。有能。お散歩してる人のなかで競争率高い。食味レポートは、また今度。

カボチャの葉にいた、小型のテントウムシ。腹側を見る前に、落ちて逃げられたので種の確定出来ず。庭では以前、ヒメカメノコテントウは見てるけど、コカメノコテントウとは、裏側を見ないと自分には見分けられない。

今年はカボチャを植えたけど、受粉のタイミングや、育つ勢いが激しい、ウドンコ病など面倒なこと多い。今年は目標、まともなカボチャ2個。
来年は植えないだろう。(満足できて、楽して、元の取れる農業を希望)

所有者不明の敷地境界から生えているネグンドカエデ。種飛んできて生えた感じなのかなあ。ウドンコみたいなカビが葉に生えてて、これをたべにシロホシテントウが来てる。見ていたら、シロホシテントウのサナギや幼虫が撮れた。

テントウムシの幼虫とサナギのまとめもあったら便利だけど、作ろうと思うとすごい大変そうだ。

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目が辛いのでマクロ練習

目がね。そろそろ年相応でね。近くから遠くへの対応がしんどかったり。マクロをいざ使おうとすると、うまく出来ない事もちょくちょく出てきたので、慣れて練習しとこうということでご近所生物で少し練習。

アゲラタム。花径1cm程度の花。庭に咲いてたやつ。

ヒメイズイの実。これも直径1cmないかな。近所にあったやつ。

動物はやっぱむずい。カメラがものすごく接近するので結構逃げる。

ヒナバッタ。2~3cm。うちの庭の常連。気が向くと後肢と翅をこすってキシキシ鳴いてる。

これもわりと庭にいる、体長5mmくらいのクロサジヨコバイと思われる虫。(シマサジヨコバイ?)

わりと、撮り始めると、時間かけて楽しいんだよね。マクロ。ちょっと練習できたので、フィールドでも活かせるかな?

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滝野でヘビ講座 2017

滝野すずらん丘陵公園でヘビ講座をしてきました。午前中は、小学生向けのヘビのお話し、午後は、大人向けのマニアックなヘビのお話し。

いつも限られた時間で何を話すのか、割と悩むのだけど、マニアックのは世界のマニアックにしてしまったのでもっと日本、北海道のマニアック路線でお話したほうがより良かったかもしれないなと、ちょっと反省です。

今回は野外観察をしない講義だったので、特別ゲスト(事前捕獲の子たち:講義後リリースされました)の登場は、やはり好評でした。

若いアオダイショウに

縞の薄めなシマヘビ

カラスタイプのシマヘビ

今年はなんとジムグリも!

ヒガシニホントカゲのこっこ。

ニホンカナヘビ。結構見ごたえがありました。

講座が終わったあと、捕獲した場所にヘビたちをリリースしに行ってくるときに少しいきもの観察しました。

ヨツスジハナカミキリ。

ちょっとうれしいクロイチゴ、かな。花の時期なら赤い花が付けば確定だ。少し採って食べたけど、まだまだ固くて酸っぱかった。

ハネナガフキバッタ。

これは、いま札幌市でやっているさっぽろいきもの探しの対象種なので、
あとで報告しておきました!

ハープソン的には、ニホンアマガエルの声を聞いたよ。録音できなかったから、参考記録だけど…。

8月14日には、アマガエルの探すイベントを滝野でやるのでその時にちゃんと記録しておこう。

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セミ・day

エゾハルゼミの声が絶えてしばらく経った。北海道では本来の生息地ではないと思われるツクツクボウシが真駒内では7月はじめから鳴き始めた。

神奈川に子供の頃住んでいた頃は、夏休みの終わり頃に鳴くセミだったように思うけど、涼しいから早く出てくるんかな…。

最近買ったお気に入りの本、「セミと仲間の図鑑」には鳴き方の記述が面白くて噴き出した。

鳴き方→オーシツクツクと繰り返し鳴く
夏休みの終わり頃→シュクダイヤッタカ シュクダイヤッタカ
ハヨセーヨ ハヨセーヨ と聞こえる

同じ鳴き声のはずなんだけどね(^^;

アブラゼミ、ノラニンジンの野に降り立つ。

アブラゼミの抜け殻。このあと悪食のうちの猫が美味しくいただこうとして吐き出していました。

ミンミンの抜け殻に似ますが、アブラの抜け殻は触覚の第3節が第2節より長くなります。(根本から1,2,3と数えます)

成虫の死骸もちらほら。翅脈の緑がとてもきれいなんだよね。アブラゼミ。全体のカラーリングだと評価さがるけど。

エゾハルゼミの抜け殻はもう無いかなあ、と探すとそれくらいの大きさの抜け殻はいっぱいあったけど、みんなツクツクボウシだったようだ。

アブラと比べて小型。

わりとツクツクの抜け殻は、エゾハルゼミと比べてみると難しいかもしれない。
長さ 第3節>第4節。第3節から細い。

エゾハルは
長さ 第3節<第4節。第5節から細い。

これもセミに近い仲間。モンアワフキみたい。

そしてついに、ハエトリグモハンドブックの出番。

特徴がよく似た種類をみつけた。

マガネアサヒハエトリのページのものにそっくり。よし、マガネアサヒハエトリでOK?しかし、ハンドブックを読み進めるとワカバネコハエトリとそっくりで、識別できないようです…。

この日は、クルミの木を中心に観察してみたんだけど、

葉っぱに何か付いている。

姿勢すらさっぱりわからない。

シッポを突き上げた、シャチホコガの仲間らしい、というところまでしか行き着けなかった。

2017.8.9追記 ウストビイラガ でした

しかし、生きた葉にくっついちゃって、擬態が台無しだよね。残念なやつめ。(^^)

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シロマダラの調査2017

北海道希少生物調査会に混じって、藻岩山麓でシロマダラの調査をしてきました。なんと取材も来ているということで、シロマダラがバッチリ見つかるといいなあ、と期待して臨みます。

この日は無風で、ジトッと暑い。水場も近いとあって、蚊の大群が襲来する。最初に面倒くさがって、ちゃんと虫除けを完備しなかったのをすぐに後悔した。

常に振って歩いていた手でこの有様。耳の穴とか入ってきて、わややった…。痒みも数日続き、刺している間も微妙に痛みを感じることがあるからタチが悪い。

立ち止まると黒雲のように襲ってくるので、こんなダンゴムシの写真撮るのでも、イライラMAXです。

きれいなオカダンゴムシだった。

で、さくっと結果を書いておくと、残念ながら見つかった生きたヘビは1匹。別チームが岩の隙間でシマヘビを発見していました。その他に抜け殻が、おそらく8匹分。ぱっと見てアオダイショウ、シマヘビとわかるものもあったけど、千切れてるのがほとんどなので、持ち帰って精査することにしました。

まずは

アオダイショウ。比較的長い抜け殻で残っていたので、計測しやすかった。胴の中央付近で体鱗列数は23だったので安心してアオダイショウ確定。

わりとボロボロのものが多かったけど下記も確定。

シマヘビ1

シマヘビ2

この2つは胴の中央付近で体鱗列数19で確定。

鱗にキールが無いか目立たない&総排泄口の前で体鱗列数17は実はシマヘビしかいないので、これもシマヘビ確定。(アオ19、ジム19、シマ17、シロマ15、マム・キールある17らしい)

ほんでこれがマムシっぽい太さあるかも…と期待したやつ。

もうカピカピで張り付いちゃっていたので、少しずつウルカして、体鱗の状況を確認できるようにしていく。

で、細かく観察したところ

目立つキールなし。はいマムシ消えたー。

ぼろぼろで体鱗列数も数えられないし、部位もわからないので、なんとなくシマヘビのような気がするけど、お蔵入り。

その他の抜け殻も1個を除いてお蔵入り。

じゃあ、残りの一個。

薄くて無紋。胴体部37cm分の抜け殻。

キールも無いか、ほとんど目立たない。

拾ったときはジムグリかなあって思ってたんだけど、自宅で洗ってヨレをほぐして乾かすと、数えられるところの体鱗列数は全て17だった。

この部分が胴の真ん中付近ならシロマダラ、胴の後部後半ならシマヘビという2択になった。

この時点で、鱗の質感がシマヘビっぽくないので、ウキウキしてきたんだけど、抜け殻が胴のどのへんなのかを推測するために、いろんなヘビの抜け殻を数えていじり倒して、あーだこーだ検討していくと、光が見えた。

こ、これは胴の中央を含んでいる抜け殻だ…。ということで、シロマダラの抜け殻で大丈夫でしょう、という判断に落ち着きました。

せっかくいじり倒して、あーだこーだ検討したので、来年初めに出る、北海道爬虫両棲類研究報告Vol.005に事の顛末を寄稿しとこうと思う。

7月22日 札幌市南区藻岩山麓
札幌エリア 644142
シマヘビ成体1
シマヘビ抜け殻3
アオダイショウ抜け殻1
シロマダラ抜け殻1
不明抜け殻3匹分

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修正:カメノコテントウとナガカメノコテントウ

最近までちゃんと図鑑を読んでいなかったので、テントウムシが好きでありながら、ナガカメンコテントウというカメノコテントウによく似たものが北海道にいるのを知らなかった。

過去の記録写真に何かあるかな、と思ってあさってみたら、それらしい雰囲気のものがあったので、メモとして残しておきます。

この記事は6/30にいちど前半部分をアップしたのですが、資料不足で、不十分でした。(この記事も不十分だけど…)その後北海道に生息するのは全てナガカメノコでは、と言う情報を確認し、最初の結論の「札幌市で捕まえた2匹はカメノコテントウとナガカメノコテントウでした」という内容に、おそらく誤りを含みそうなので、書き加えて再アップしました。

 

右側、かっちり真上から撮れてないのが残念ですが。
左 2011年9月 北海道札幌市南区定山渓温泉
右 2014年4月 北海道札幌市南区定山渓温泉

手元の資料でナガカメノコテントウについて書いてあったもの(原色昆虫大図鑑 第2巻 甲虫篇)では要約すると

ナガカメノコテントウはカメノコテントウに比べてやや細長い
前胸背板と上翅が接する幅は上翅基部幅の約4/5(ナガカメノコ)
前胸背板と上翅が接する幅は上翅基部幅の約3/4(カメノコ)

だそう。

写真のピクセル数で比率出してみようと思って線引いた。左は比率0.75595なので大体3/4。右は比率0.85714で明らかに4/5を越えてきてる(5/6も越えてる)。

体型も確かに、右のほうが若干細長いようにも見え、これだけで言えば、右はナガカメノコテントウ確定なんだろうな。(写真の個体の体位が傾いているので、参考だけど)

左は…カメノコの条件に当てはまってるけど、他の資料では

ナガカメノコテントウはカメノコテントウより
上ばねの赤色紋は比較的小さく、ときに消失

こういうのもあり、たしかに真っ黒に近いカメノコも見たことあった。写真の2個体も、全国のカメノコテントウの写真と見比べると黒色部が多い。

7月22日追記

しかし、北海道にいるカメノコテントウは全てナガカメノコではないだろうかという物もあり、その資料を元にもう一回考えてみた。

資料は「北海道のテントウムシ」(えぞえんしすNo.38)で、こちらの資料には、

カメノコテントウとナガカメノコテントウの外見差は、鞘翅両側縁前半の湾入する曲線がカメノコテントウは頭部に向かって延長線が円状に交差するのに対し、ナガカメノコテントウは両曲線の交わりが頭部よりかなり上で交差する。

とある。

この見分け方も、線(カーブ)の引き方で、だいぶ違う気がするんだけど、自分の個人的な酌量で線引してみると(これでいいのかなぁ、と思いつつ、だけど)

吻端から尾端の長さを直径とした正円を鞘翅前縁のカーブにそれぞれ合わせてみる(赤と青)と、それぞれの円の交点は吩端(黄)より前に来た。

ネット上の本州以南のカメノコテントウでやってみると、大体、吻端付近に交点が来ていて、円状にもみえた。

これだと、両方共ナガカメノコかな、という感じ。これも写真の角度で結果が変わっちゃうので、難しいね。

「北海道のテントウムシ」にはカメノコとナガカメノコについて、今後もっと詳細な見分けを報告したい、とあったので、詳細はこれを待ってみようと思う。

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今年の初蛇(帯広~夕張)

帯広市の百年記念館でハープソンの説明と「十勝の両生類と爬虫類」の講演をしてきました。

勉強会風の雰囲気になって、いろいろやり取りしつつお話もできたので
良かったですよ!

帯広は、この春~初夏は、晴天が多く、若干乾燥気味とのことでした。

私がフィールド観察会を企画すると雨が降るジンクスがあるので、今回は講演のみとしていたのですが、なんとこの日は晴天。そして猛暑!!日本一の最高気温を記録していました(37.1℃)これはこれでフィールドしてたら、爬虫類でも出にくかったかも…。

講演が終わってから、夕方に記念館の学芸員さん、お話し聞いてくれた学生さんと十勝川温泉の方に行ってきました。

ハープソンエリア 十勝川温泉 644332 7月15日

爬虫類がよくいるというコンクリート擁壁を探っていくと、まずは抜け殻ゲット。

シマヘビのものでした。ついに今年はじめてのヘビ(の痕跡)!!

その後、コンクリートの亀裂の中で、

休んでるヘビ。シマヘビの無線タイプだったんだけど、写真は種の同定の証拠的に残すのが難しかった。でも今年の初「生」ヘビです。なんだか感慨深い…。

その後、塩ビ管にて

アオダイショウの胴体を発見!喜んで引っ張り出すと、

脱皮直前の成体のアオダイショウでした。今年初の触れ合いヘビです。初シマ、初大将でちょっとテンション上がります。

帯広市内に戻る途中、エリア的には同じエリアですが、

アオダイショウの幼蛇が轢かれていました。去年生まれの子かな。

夕方から出て、こんなに見れるなんてとても素敵なコンクリートでした。

帯広で1泊し、翌日は夕張あたりの調査をしてみようと決めたけど、ちょっと雨雲がやってきそうなので心配。(やっぱりフィールド絡むと結局降る雨)

7月16日
小心者なので、雨がなるべくふらない早朝から活動開始。また十勝川温泉に向かうと、早朝に轢かれたっぽいジムグリが落ちてた。初ジムグリ。

※ここから2点、死骸の写真です。

新鮮ではあったので、将来研究する人のために尾の先をサンプルでもらって、2次災害(この死骸を食べに来た動物がまた轢かれる)があまり起こらないように、道路から離れたところに死骸を移動しました。

昨日と同じ場所(素晴らしいコンクリ)に行くと昨日取り残したと思われるシマヘビの抜け殻をゲット。

そして

この穴の中に

シマヘビの無線型発見。ライト当てると結構みどりっぽく撮れちゃうんだよね。

赤の矢印のように、シマヘビの無線型は鱗の下の皮膚に黒い部分がある事が多い。これでも客観的にシマヘビと示すには弱いかなあ…としばらく考えてたら、顔を出してくれました。

鮮やかな赤い目。シマヘビでいいっすね。

さて、確認できたところで、一気に夕張に向います。高速でずんずん進んでいくと案の定、黒い雲が広がってきました…。

夕張に着く頃には土砂降り。もう急いでも仕方ないので、家のお土産を買う。夕張メロンは無理。捨て値のやつでも2000円くらい。結局、炭を使ったたんどらにした。

雨が強かったけど最初から目的地に考えていた「シューパロ湖」に一応行ってみた。

途中のコンクリで爬虫類探すも、

ヒメマイマイくらいしか目につかず。仕方ないね。雨だもんね。フィールドすれば降るもんね。仕方ないよね(怒)

とりあえず周囲を走ったんだけど、雨は激しくなるばかりなのと、

なんか道路が川の底に沈んでる…。

だんだん怖くなったので撤収しました。天気良ければ、由仁や長沼でカエルの調査しても良かったんだけどこれまた豪雨になってしまったので、早く家に帰りました。ざんねん。

7月16日 ハープソン シューパロ湖周辺
644240  シュウパロ湖エリア
644241  白金エリア
確認種 なし

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カメ探し

ハープソンでカメの記録が少ないので(外来種なので少ないのは何よりなのだが)札幌市内の3地点を徘徊してきました。

まずは月寒公園。

…。見つかりませんでした。多いときは、そのへんにプカプカ浮いてたり
池のヘリでよく日向ぼっこしてるけど、この日は1匹も見つかりません。以前はかなりの個体がいたけど、池の中は静かなものでした。

とりあえず、公園内を歩いて色々見て回ったけど大きな収穫はなし。

ネグンドカエデについてたテントウムシのサナギ。生態的にはシロホシテントウのサナギかな、と思ってた。そしてやっぱり正解だったっぽい。

次は中島公園。

…。ここもカメがいません。いないのは何より(外来種だから)なことなんだけど、肩透かし感もある。池の中にはウグイやら鯉やらがたくさんいました。

最後は北海道庁の池に行ってきました。数年前は、個体数が半端なかったのですが…。いない。札幌市内、北海道関係施設でカメの防除したのかな?ってくらい、いなくなってました。

完全に肩透かしだったので、呆気にとられましたが捨てる人が減ってくれた、公園管理者が対応してくれた結果なんだよねということで、安心納得して帰ろうとした時、木陰からカサササ、と飛び出すものが。

あっ!いたっ!

と街なかで叫んでしまいました。ミシシッピアカミミガメ。猛スピードで芝生を駆け抜け、池にドボン。…いましたね。

この日の気温は32.4℃、日射も強かったので、カメも水際から木陰に避難していたんだろうか…。もしかしたら他の公園も、そういうことだったのだろうか。なんだか変なフラストレーションを抱える一日でした。

本日のヘビ。ヘビイチゴです…。

今年、ヘビが見れない。きっと絶滅したに違いない。

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紫ダンゴムシ

庭で草刈りをしていると、ひときわ紫の目立つオカダンゴムシを見つけた。

ここまで紫色のは初めて見たよ。

頭から見ても

お尻から見ても

ひっくり返しても

丸まっても紫だ。

ちょっと調べてみると、イリドウイルスの感染によって色が変わるようだ。また、行動の変化が起きて、見えるところに出てきたりして、捕食者に食べられるようウイルスに操られるようです。

ひっくり返した時もなかなかぎこちない動きだったし、なかなか丸まらないのも確認できた。あとは、お尻を地面にピタピタつける謎の行動も見られました。

動画撮ったけど、ブレが酷いので覚悟してみてね。

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