表紙が完成!

ついに!
最終段階の表紙も出来上がりました。

北海道爬虫類・両生類ハンディ図鑑

まだ本の形にはなっていないのですが、
刷り見本頂いて嬉しくなったので、切り抜いて本の形にしました。
帯もできてきています(^^)。

インディジョーンズがポケットから出しても違和感のない
古代エジプトのヒエログリフ(神聖文字)の載った石版みたいっす。
冒険心をくすぐるような表紙になりました。

なんだかインディ・ジョーンズでテナガカミキリのオスが出てて、
初見の時にそれに気づいて、大興奮してたのを思い出しました。
(すごい憧れの昆虫だったりする)

確か「インディ・ジョーンズ・魔宮の伝説」はインドが舞台なのに、
テナガカミキリとか、おっちゃんが食べてたゾウカブト系とか、中南米系だし
大きなヘビの腹裂いて、小蛇がうじゃうじゃ~ってのも、
インドのニシキヘビ系(卵生)というより南米のアナコンダ(胎生)のイメージっぽいとか、
生き物屋として、突っ込むのが楽しい映画です。

しかし、多くの映画では気分悪く突っ込むことが多いのですが、
なんかこれは許せちゃうんですよね~。なんでなんだろ。

DVD借りてこようかなー。

…話がそれました。

中身もチラ見せしちゃいます。

オバケの中に見えているのは、アオダイショウの2ページ分です。
(オバケは本の装丁・デザインを担当してくださっている岡田善敬さんの作品です)

北海道には爬虫類や両生類が現在のところ19種います。
少ないのがネックでありましたが、逆に1種1種詳しく扱うことが出来ました。

ちなみにアオダイショウは6ページ分あります!

気になるお値段ですが、税込1575円です。
本屋さんで手に取ったときに「よし、買っちゃおう!」という値段に
かなり近づけたと思います。

発売日はまだ確定していませんが、
3月24日くらいを目指して、ラストスパートしています。

この本を作るのに、実に沢山の方が、
骨を折ってくださっています。

ほとんど完成に近づきましたが、
作成に関わってくださった人たちのためにも、
細かい間違いなどないか、チェックを続けています。

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恵山のシロマダラ2例目

昨日、一般の方から情報提供いただきました。

函館市の恵山近辺でのシロマダラの2例目の情報です。
(2009年10月31日確認)

今年も恵山周辺で泊まりこむかね~。
今年の良い目標になりそうです(毎年負けてますけど~)。

今年、生態写真撮って、今回の記録と一緒にまとめて学会などに
報告かけたら素晴らしいですよね。

細かいことなどは、まとめ上がってからアップしたり、
報告書いたりしましょうね。

北海道内6例目ですね。
テンション上がります。
上がりすぎて朝から電話してしまった。
電話相手の方、ゴメンナサイ。

情報提供いただいた方の写真はこちらです。
30cm程度の個体だったとのこと。

※2011.1.21 追記

情報提供くださった方から、もう少し詳細なお話を伺いました。

  • 当日の天気

薄曇り 風は弱く静穏

  • 気温

服装からの推定で12~13度くらい

  • どんな状況で見たか

狭い登山道上にじっとしていた。近づくと若干警戒するが、臆病ではなく泰然としてた。

  • 発見時間

午前11:00ごろ

  • 植生

火山岩(石)は混在するが、ほぼ粘土質の登山道。
周辺は湿潤でコケ類(モウセンゴケなども)も見られる。
周辺は小規模な噴煙孔が散見されるガレ場、
崖下側はススキ、ササ中心でツツジ科の低木が混在。

10月31日の晩秋ということや、
昼間に確認されている点、
地温はある程度高いと予想されるものの、気温の低い状態での出現、
ほんと面白いヘビですよね。

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祇苗島のシマヘビ

友人に面白い記事を教えていただきました。

シマヘビはどこからきてどう進化したのか

伊豆諸島神津島の東側沖合約1kmにある無人島-祗苗(ただなえ)島-に生息するシマヘビの寿命が30~40年であることを特定し、祗苗島のシマヘビの巨大化が長寿命と良好な成長に支えられていること、また このような体サイズの進化は島嶼に移入後、それぞれの島の餌環境に適応した結果であることを理学部生物学科の長谷川雅美教授と理学部コア・サイエンス・ティーチャー養成プロジェクト 栗山武夫 特任研究員らにより明らかにされました。この成果を報告した論文が “Journal of Biogeography”(英国)に受理され、10月のオンライン版に掲載されることになりました。

東邦大学WEBより

Journal of biogeographyの該当記事

もっと細かい内容は、引用元をご覧になってみてください。

この記事で一番気になったことは最後に触れることとして、
驚きをたくさんもらったので、それを簡単にいくつか。

  • 伊豆諸島のシマヘビが30~60万年前には島に分布していたこと

伊豆諸島は太平洋の沖の方向からやってくる、火山でできた島なので
ぶっちゃけ人間が何かの形で持ち込んだのだろうか?と思ってました。
氷河期に陸続きになったのなら、移動は簡単だと思うのですが、
陸続きになっていないとすれば、たとえ何個体かが漂流にて島に着いたとしても
安定繁殖できるほどの個体数がやって来れるのか、わからなかった。
縄文時代(1~2万年くらい前)だったら、伊豆諸島にヒトは居たみたいだから
人間活動にまぎれて移動できるけど、それよりずっと前の存在ということは
自力で移動したということなんだろうね。

  • 由来が東日本だけでなく西日本個体群も入っていること

単純に考えたら伊豆半島から進入するルートだけど、
西日本からはどうやっていったのかな。黒潮かな…?

  • 主にトカゲ捕食の島(伊豆大島)ではむしろ矮小化してること

たしかに幅広な獲物ではないから、頑張って大きくならなくても
いいのかもしれない。

  • 成長が120cmに達したあとに加速すること

成長期を過ぎてなお、成長期を迎えるのが面白い。

一番触れたいことはやっぱり餌と体の大きさの関係ですね。

以前から祇苗島のシマヘビはとても大きくなるという話を
様々な媒体で見てきました。

この発表もその内容を示していて、
餌の大きさと体サイズには相関を認めていますが、
あえて因果関係は不明と書いています。

巨大化した祗苗島のシマヘビのミトコンドリア遺伝子は、すぐ隣の神津島に生息する小さなシマヘビと全く同じであり、祗苗島の巨大化が短期間で迅速な進化の結果起きたものと推定された

という表現はありますが…。

これは「進化して巨大になる遺伝形質を持った」と読んではいけないということですよね?
上の一文と要約を読むと、進化という言葉は使いつつも遺伝子は同じとあるので、
うーん、どうなんだろう。。。

15年も前の時代には、自分は図鑑を見て
祇苗島のシマヘビは遺伝的に巨大化するんだなー、と思っていました。
つまり祇苗島のシマヘビはどう育ててもでかくなると思っていました。

しかし、最近の話では、
大きくなった個体が生き残っているだけ、という説もあり、
正直分からなくなっていました。
(ほか地域の個体でも、祇苗島の環境で育てば
巨大化できる個体もいる、ということなのかな…?と)

今回発表の論文をさらっと読むと、
ああ、やっぱり遺伝的な巨大化なんだな。と思ったのですが…。

寿命が30~40年、神津島では15年とあるのですが、
これは同条件での天寿なのか、
捕獲できる現存の個体の年齢から出しているのかで少し違うかと思います。

例えば
神津島は有人島なので、殺されるサイクルが早く、
年老いたシマヘビが生存できていない
祇苗島は無人島で、天敵(人間)がいないので年老いることができる
という場合には、遺伝的に長命とは言えないのかもしれません。

巨大化についても、海鳥のヒナや卵を食べることができる大きさになると
成長が加速して巨大化するという内容で、
遺伝的に大きくなるといってはいないように思うのです。

ヒナを食べるから大きくなる、と書いてあるのであって
大きくなるからヒナを食べられる、とは書いていないんですね。

ヒナが先かヘビが先か。

読解力がなくて、勘違いでトンチンカンな事を言ってたら恥ずかしいけど、
もっと詳細な部分を日本語で読みたいな。英語だと難しい。。
爬両学会にも日本語で出されないかなあ。

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ヘビのはなし

本日、自身初めてのヘビについての講演をしてきました。

(保健所勤務の頃、レジオネラ菌の講演をしたことがあるけど、
それとはちょっと違う感じかな)

会場準備中に、ミソサザイが衝突(?)して保護されました。
保温されて一度は飛んだから、大丈夫だったかな…?

初っ端から、珍事でした。

講演自体は、自分の自信のある分野だったこと、
子供目線で話を進めようとしたことなどあって、
会場の雰囲気にも助けられ、緊張することなくお話できました。
(下の写真に私はいません。写真撮っているのが私なので…)

会場の前半分は子どもが地べたに座り、
どんどんお話に参加する形式でした。

少し、子供たちには難しい言葉もいくつか出してしまったけど、
即座に子供たちから「~って何?」という反応があり、即、補足したりしつつ。

伝えたいところは聞いてもらえて、
反応の欲しいと思ったところは、いろんな反応をもらえて
お話ししてて楽しかったです。

昔から、人前で話すというのは苦手で、
緊張激しく、ボソボソ早口で進んでしまっていましたが
今回ほど気楽に進められることは初めてでした。

「ヘビのはなし」の副題には
~好きでも嫌いでも気になるやつ~
と銘打ちました。

実際、ヘビ嫌いなんだ~って子供もいましたが、
嫌いとアピールするほど、ヘビに興味を持ってくれているわけで、
自分の仕事は、子供たちのヘビへの純粋な興味を
伸ばせたらいいな~と臨みました。

毒がすげえんだぜ!とか、丸呑みシーンとかは
何か純粋な興味とは違うような気がして、あえて今回ははずしました。

みんなが今持っているヘビのイメージと実際とのズレを
少しずつ認識して面白がってもらおうという狙いでした。

アンケートにもたくさん嬉しい言葉を頂き、
やってよかった~と充実感いっぱいでした。

なかじー(中島宏章さん)のコウモリやウサギ探しの講演もさすがで、
子供たちの意外な反応を活かしたアドリブのうまいこと!!ほんと感心します。

ウサギ探しは子供たちには大ウケで、
大人もつい噴きだしてしまうユーモアなど、
掴むとこしっかり掴むのには
改めて尊敬します。

また、一緒にイベントをやるかもしれないので、
それも順調に決まったらアナウンスしますね。

家に戻ると、雪がしんしんと積もったようで、
ポールの上で面白いことになってました。

ここは風が全くなかったのかな。

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2010ヘビデータ簡易版

いろいろしなきゃいけないことがありながら、逃避をしてしまうのだけど、逃避のしどころが悪かった。

いや~くたびれた。

2010年に北海道で見てきた蛇のデータをまとめました。

年間確認数 67匹 (前年51匹)
うち生きていた率 58.2% (前年33.3%)
年間確認種数 4種 (前年4種)
初認 5/2  (前年6/10)
終認 9/30 (前年10/1)

内訳
アオダイショウ 22
シマヘビ 10
ジムグリ  16
ニホンマムシ 18

でした。

今年は去年より都会を離れた居を持ったことが
初認の早さと個体数の増加に結びついてるかな。

秋口に、少し体調が下降線で10月あまり動かなかったので
今年は当年幼蛇にあまり会えなかった。
ラストスパートには失敗した。

マムシが多いのは、マムシを撮影したかったから。
マムシのいるところに足を運びまくったからですね。
去年と同じ雰囲気で探してたらそんなに出くわさない。

今年フィールドをしていて感じたのは、
一日中暑いと感じる日が多くなかったです。
昼はかなり暑くなるけど、夜にがくっと下がる。

北海道だから当たり前ではあるんですが、
去年、今年とそんな感じがします。

特に真の夜行性のシロマダラを探していると寒いです。
マムシなら昼にもかなり見られるんですがー。

今年は図鑑作成のために、できるだけ新しい写真を撮ろうと
あちこちに出向きました。

歩きまわった時間が多かったので、
路上死体より生きた個体に出会う機会が多かったんだと思います。

しかしそれでも約半数は死骸なんですね。
発見した死骸のほぼ100%が轢死です。

弱った蛇はキツネやら猛禽に獲られるから
死骸が残らないのでしょうけどもね。

もうちょっとデータは細かくとっているんですが、
まだまだわかんない事だらけです。

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卵泥棒

Hot spring street には、フィールド部分をアップしたんだけども、今日の一番の目的はこれだったんだ。

結構楽しみにしてたんだ。

うずらの卵を買ってきた。
鶏卵より高いけど雰囲気味わうならこれで十分だと思ったんだ。

ラップで包んで準備完了だ。
さあ、出かけよう。

おやおや、こんなものがありますよ~。

二つ、漬けてみました。
相当熱い湯です。

しかし20分待ちか。
固ゆでの方が好きだからな。

だからうずらの卵にしたんだよ。
20分あれば、固ゆでになるよね?

しかし、20分吹きっさらしの野外にいるのは、相当辛い。
(温泉街でも気温氷点下2℃…)
温泉街を歩いて適当に時間を潰そう。

平日の温泉街は静かだ。
歩きまわって戻ってきた。10分くらいかなあ。

?!

アレ…?

私のお昼が…。

オマエカー!

もう相当、へこみましたよ。
盗人は人間に限らんですね。

ラップ2つとも回収できただけ、良かったよ。。。
(ラップごと飲んだカラスはおらんかったということで)

食べますよ、もちろん。
悔しいから、家でゆでた。

次こそはちゃんと温泉で卵茹でてみせる!

(今気がついたけど、ラップで包むと硫黄が卵の殻に変化を与えないから
ちょっとつまんないよね)

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目からうろこ

昨日、仕事の関係で講習会に出ていた。
そこで、「探そう!ほっかいどうの虫」の著者の堀さんのお話を聞けた。

ちょっと挨拶も出来て、本当に良かった。

面白い話がいろいろ聞けました。

例えば

アライグマのサンショウウオ捕食の被害。
産卵場に現れて結構な数を捕食している様子。
たくさんの尾が捨てられていて、20本くらいサンプルを見せてもらえた。

ここからは自分の推測だけど、
爬虫両生類学会報 第2009巻第2号、特集:両生類・爬虫類の色彩と色彩変異
三浦郁夫 有尾類の体色の多様性と機能 pp160-169
に掲載された内容から、尻尾だけ食べないことに対して考える。

この論文では色彩や威嚇姿勢による毒について記述されているのですが

「多くの陸生両生類は、捕食者にとって不味い化学物質を、
皮膚にある顆粒腺(毒腺)を中心に体に蓄えている」

としており、また

図を示しながらTail Lash型(尾を付け根から持ち上げる姿勢)という
威嚇姿勢について述べ、
「このタイプのグループは筋肉の発達した尾を持ち、
その尾の背中側の皮膚に顆粒腺が発達する」
「トウキョウサンショウウオやカスミサンショウウオ
などのサンショウウオ属はこのグループに含まれる」
と言っています。つまりトウキョウサンショウウオなどと同じHynobius属に属する
エゾサンショウウオも同じく尾に顆粒腺があり、
アライグマは不味いから残す、と推測してみました。

それにしても普段は散開していて滅多に捕まらないサンショウウオだけど
サンショウウオが産卵に集まってくる場所で産卵前の個体を大量に捕食されたら、
その後の子孫も全滅なわけで、かなり甚大で深刻な被害に
なって行くのは間違いないと思う。

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それから、もうひとつ、自分では全く想像してもいなかった話。
でも気にすれば至極その事態は予測できるものだった。

酪農と獣医が糞虫を減らしてしまう可能性だ。

イベルメクチンと言う薬がある。
この薬は寄生虫の駆虫薬で線虫や節足動物系の外部寄生虫で効く。

この薬は牛馬などで普通に使われる。
犬でもフィラリアとか、場合によって疥癬に使われたりする。

注射としても利用するが、塗布でも使用されることがある。

この薬は体に入って、最終的には便に排泄される。

酪農で、外で飼育されている牛の糞にイベルメクチンが含まれていると…。
ダイコクコガネやゴホンタイコクコガネで死亡、
コエンマコガネで羽化率の低下などが見られたそうだ。

獣医として、犬にイベルメクチンを投与したことはあるのだが、
犬などそういう、投与対象に対する影響はよく考えたが排泄物まで考えが及んでこなかった。

家畜では人間が食用にする場合は、抗生物質などの場合は投与した動物の肉は
ある一定期間おかないと、薬物が蓄積しているからということで市場に出せないという
ルールはあるのだが、こういう形でイベルメクチンが環境にも影響を与えているとは…。という
大きなショックがありました。

ほとんどの獣医師も、酪農家もそこまで気は回っていないだろうね。

うんこにたかる昆虫や節足動物はかなりたくさんいるわけで、
堆肥にもなって行くであろうこともあるので
これは「酪農地帯北海道」としては意外と大きな問題になりうるのかもしれない。

今はエゾシカが増えて、エゾシカの糞で糞虫も生活できるかもしれないけど、
エゾシカが減って来た時には酪農動物の糞に依存するわけで。。。

こういう問題があることを、全く知らなかった。

ちなみにイベルメクチンを含むある商品の使用注意欄には

イベルメクチンは主として糞中に排泄されるので、
排泄物の肥料化又は浄化処理を適切に行うこと

と明記されていた。

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メタル実験

冬は野の爬虫類関係の撮影は厳しく、鳥や哺乳類を撮ったりするのだが、調子を崩しやすい季節でもあり、なかなか思い通りに動けない。

だから、少し家で出来ることも始めてみようと思っていた。

そして、今年の北海道でのヘビのフィールドは、一息つくことになった。
もうかなり寒くなった。

目標だったシロマダラの発見には至らなかったけど、
ヘビは北海道で51匹、沖縄など合わせると今年の総数で100弱といったところ。

北海道の51匹のうち、残念ながら轢死体として出会ったのが34個体だ。

死骸は基本的にはカラスやキツネが食べていくことになるのだけれど、
いくつかは拾って持って帰ってきた。

標本としての保存を考えたんだけど、
あまり作られていない標本として作ってみようということで
金属いじりをはじめた。

主には2つ考えていたのだけど、
考えていたものの一つ、頭骸骨などを鋳型とした鋳物作成の方は、
まだ、うまく行っていない。

頭骸骨自体は、ミルワームの協力などあって結構綺麗に取り出せるのだけど、
鋳型を取って、金属を流し込むとなると上手くいかない。

金属を溶かした時の表面張力が強く、
細かい部分に液体金属がはいりこんでくれない。

また、頭骸骨は非常に複雑な形をしているので、
なるべく単純化しようといろいろ穴を埋めたりしたのだけど、
今のところ、まだ駄目だ。

出来上がった鋳物は、
相当異様なものが出来上がってしまったので、
写真出すのは控えておこう…。

比較的予想通りのものが出来つつあるのがこっち。

ヘビの皮膚から作成した金属のチップ。
まだ作る段階で割れてしまったりするのが上手く行ってないのだけど、
こっちの方をもう少し頑張って作り進めてみようと思う。

これはアオダイショウの幼蛇から取った。
正直、鱗が細かすぎて厳しい。

チップの大きさから、まあまあ収まりが良いので、
今は我が財布に入ってもらっている。

お金増えないかな??

こちらはアオダイショウの成蛇から。
背骨周りのキールのある鱗なども綺麗に出て、なかなか良い。

形に無骨さがにじみ出てしまっているが、
これは今後少し削るなどして形変えてもいいかもね。

色気ないまま、ストラップに付けてみた。

こんな簡単なものしか出来ていないけど、
ここまで出来てくるのに1カ月くらいかかってしまった。

これは、標本としても面白いと個人的には思うのだけど
交通事故へのメッセージとしても何か残せるのではないかとも思う。
メッセージを込めたものとして人目に触れさせるには、
まだまだ改良しなくてはならないね。
亡くなったアオダイショウの霊の平穏を願って。

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シロマダラ・パンフ

シロマダラ生息調査研究会のポスターが出来ました。

情報求む!!シロマダラ(PDF版)

※情報の募集期間が終了いたしましたので、サイト上のポスターの掲示は終了しました。

北海道在住の方で協力いただける方、このポスター印刷して貼っていただける方、おりましたらよろしくお願いします。
(シロマダラの生息を調べているのは「北海道エリアのみ」です)

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