Skyblue & Black-star


Rosalia batesi
A kind of Longhorn beetle
瑠璃星髪切(ルリボシカミキリ)

Photograph by Baikada (ばいかだ)
*CANON EOS 7D*

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今まで、縁のなかったカミキリムシ、ルリボシカミキリ。

子供の頃、今住んでいるところの近くでバラバラの死骸を見たことしかなかった。
標本や写真でも観てきたが、色はいいものの、ちょっと体が平たいイメージがあって、あんまりカッコ良いと思わなかった。

でも、実物を見る機会に恵まれて、感想が変わった。

やっぽかっこいいわ。

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親子でおでかけ北海道 野あそびブック

I cooperated to edit the book. “Playing with the parents on the field in Hokkaido” (Japanese text only.)

亜璃西社発行の、親子でおでかけ北海道 野あそびブックで、編集の協力をしました。イラストが大変多く、子どもも見て楽しめますが、大人が読んで、子どもをリードして一緒に遊ぶのも良さそうです。

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イイジマウミヘビが魚卵を食べる

友人のクレイジーバーダー氏からすっごく面白い動画を頂いたので代理でYoutubeにアップしました。


Ijima SeaSnake ate the fish eggs. イイジマウミヘビの捕食シーン

八重山でダイビング中にこの動画は撮影されました。

イイジマウミヘビは魚卵を専食する変わった食性です。
途中で威嚇に入る魚類はクラカオスズメダイ。
この魚が岩に産み付けた卵を­食べています。

普通のヘビの捕食シーンとは全くイメージの違う、
貴重なシーンだと思います。

イイジマウミヘビの学名はEmydocephalus ijimae
クラカオスズメダイの学名はAmblyglyphidodon curacao

クラカオは暗い顔とかそう言うのじゃなくて、学名由来のようです。

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Unexpectedness


Ligia cinerascens
A kind of Wharf Roach
北船虫(キタフナムシ)

Photograph by Baikada (ばいかだ)
*CANON EOS 7D*

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苦手克服シリーズのひとつです。長らく放置していたフナムシですね。

普段、ヘビについて苦手な人に対しては
「苦手だと思う生き物こそ、よく知ればこちらから敵を回避できる」などと言うのですが
自分こそ、それが出来ていないものですね。

神奈川に住んでいた頃から、足元から大挙して
潮が引くように逃げていくフナムシを見るとゾワゾワしたものです。

釣りをしてる時、背後で少しづつ姿を増やしていくフナムシ。
フナムシが魚の死骸にたくさんひっついたりしてるのを見たあとだと、
私の体温はいつも以上に下がる思いです。

でも良く考えてみても、
フナムシってどんな顔してたっけ…?と思っても想像できません。
意外とつぶらな目をしてる(複眼だけど)のも最近になって知ったことです。

なんとか、接近して撮影できれば、調べることも出来るってもんです。

私は素早くて脚が多ければ多いほど苦手な生き物と認識してしまうのですが
(大型のクモや、ムカデ、ゲジなど)
そんな中に余裕でフナムシも入れてました。

が!
フナムシの脚ってたったの7対しかないんですよ。
まあ、14本もあれば十分か…。

いちばんうしろの、脚の形である程度
「フナムシ」と「キタフナムシ」の識別出来るんですね!

目は、かなり面白いです。
この目なら、意外と親しめるような…気がしない…でもない。
いやむしろ、エビやカニの目のほうが異様な気がしてきた。

とりあえず、フナムシにも興味が湧いた。
でも、ちゃんと苦手を克服したかどうかはまた別の話。

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立て続けの大事件(シロマダラ発見)

藻岩山のシロマダラの過去の目撃情報も収拾が付いていないんだけど、6/26にシロマダラが捕獲されたというニュースが飛び込んできた!

情報の整理をして、報道が一段落してからブログに書こうと思っていたら、自分も2個体目のシロマダラを捕獲してしまい、やや混乱してました。(2個体目については、私たちの発見状況の概要を書いておきたいと思います)

1個体目捕獲のニュースが出てから、この話を書きたかったので、少し遅らせました。とても良いニュースが続きましたね!

シロマダラは北海道では初めて確認が報じられたのは1989年。その報告者によって過去の資料等で数例が確認されました。2008年に、一般の方が携帯電話でシロマダラが撮影されたことがきっかけでシロマダラ生息調査研究会が発足。
それから情報を集め集めて、未報告を含めながらも2011年5月で7例の記録が出てきました。これだけ人が住んでいる北海道でたった「7」です。しかも、「生きて捕まって調べられた」ケースがまだ1度もなかったんです。

6/26と6/30、立て続けに2匹のシロマダラがそのテーブルについたという、大事件なわけです。

北海道新聞の7/8の朝刊(札幌圏)で1個体目のニュースが報じられています。

1個体目の北海道のシロマダラを捕獲したのは、庄子信行さん(北海道希少生物調査会(代表:寺島淳一さん))。北海道希少生物調査会は今年の調査対象をシロマダラに絞り、探索していたところ、夜間に石狩市で発見されました。(この調査は、北海道新聞野生生物基金の助成金を受けて実施されているとのことです)

地域の詳細については、周辺民家のことや、その他いろいろ配慮しなくてはいけないところもあるので控えられています。

62cmの立派なメスです!(私も同定確認をさせていただいたので、個体を見てきました)

今回の捕獲のとても意義が高いところは、今までの発見報告と異なり、捕獲されて生態を調べることができる状態にあることや、「シロマダラを探して見つけたこと」にも大きな意義があります。今までの偶発的な発見とまた別の話です。

とても素晴らしい発見です!しかし、正直なところ、「先をこされた!羨ましい~!」です(^^;

捕獲された個体は、円山動物園へ移送されました。北海道希少生物調査会は以下の通り理由を説明しています。

シロマダラは、”幻のヘビ”と言われてきた稀少種であり、本道における生息状況・生態は長らく不明でした。このことから今回の発見は学術的な価値が高いと判断され、個体を動物園に一時移送することとしました。移送先を動物園とした理由は、動物園が平成20年に結成された「シロマダラ生息調査研究会」に属しているため、情報及び個体の適正管理が可能な場所として妥当であると判断したことによります。

さて、6/26の大発見のニュースの余韻の中、自分の考えていた「シロマダラの居そうな所」の推測は正しかったのだろうか…とフィールドを確認することにしました。
一にも二にも、動くのは大切ですし、環境を複数の目で確認して、見たほうがいろんな事を考えられますし、動物園での飼育にも役立つ知見があるかなと思います。
北海道希少生物調査会がシロマダラを確認した環境付近を観察してきました。

フィールドはなかじー(中島宏章さん:写真家)と一緒に行ってきました。夜のフィールドは一人ではやっぱり怖いものです。こんな時に一緒にフィールドに出られる仲間たちはとても大切ですね!

6/30
日暮れはだいたい20時。2人で動き始めました。なかじーとのヘビを探すフィールドをすると、いつもヘビは1匹は見ます。
初めて会ったときにはマムシを遠軽に探しに行って、ちゃんと見つけたり、シロマダラ探しでシロマダラは見つからなかったけど定山渓山中で瓦礫の中からシマヘビを掘り出したことも…。

「北海道でシロマダラがこの近隣で、ここ数日内に生きて捕まった」という事実を直に感じながら、自分たちも、今まで以上に細かいところを探していきました。

ひととおり歩いて、ちょっと休憩に入る。やっぱり、ゆるくないよね~。何年も探してるんだもんね~。微妙な諦め感も自分は漂わせながら、探索を再開した。

21:03

こんな感じのコンクリートの石壁を5mくらい離れた場所から電灯で照らしたとき、鈍く光るものが目に入った。
よくまあ、ピンポイントで目に入ったなと思うくらいの隙間(1cm未満)。(なかじーにはこの時の様子を「レーザービーム」と称されました)

その石壁の隙間に、2センチくらいの鈍い光。

あれ…?なんかいる…?イタァァァァ!!!

最初は確証無かったんだけど、シロマダラの幼蛇の胴体が、石壁の隙間から見えてた。確実にシロマダラだった。

すぐ捕獲しようとしたんだけど、隙間が細かすぎてスネークフックの先っぽすら突っ込めない。

わーわー騒いでいるうちに、隙間の奥の見えないところに入っていってしまった。

み、見つけたのに…。捕獲もできない、写真も残せない。結局「幻状態」と同じ…。泣きそうになって立ち尽くしていると、シロマダラが同じ隙間から、何故か頭を逆さまにして顔を出した!

もちろん捕獲はできるはずもなく。

しかし!証拠は残さねばならない。写真!写真だ!!

でも、既に飲んでいた持病の薬と大興奮による過度な脳の興奮状態で手が震えて使い物になりません…。隙間にストロボも入らず頭の中はパニックです。

暗くてシロマダラがわからないわ


シロマダラ
Oriental Odd-teeth Snake

どうだ明るくなつたろう?

もうこの瞬間は、隙間を照らせるなら貴重な100円札でも燃やせるくらいの気分だった。

なんとかシロマダラとわかる、証拠と呼べる写真は収めることが出来たのでひとまず安心…。しかし捕獲するにも手出しのしようがなく、シロマダラは再び隙間の奥に消えてしまった。

でも、なんでわざわざ同じ穴から顔を出したんだろう。もしかして出口がここ1箇所しかないんじゃ?

しかし、コンクリ破壊工作なんかできないし、(できたとしてもやっちゃダメだし)手持ちでなにか捕獲に適した道具など勿論なく、10分くらい隙間の前で立ち尽くしましたが、出てくる気配はありません…。

とりあえず、諦めて一度別の場所に離れることにしました。戻ってきたら出てくるなんてドラマみたいなことがあるといいよね、って言いながら。

なかじーがその後、ニホンマムシとものすごいニアミスをして笑っちゃいかんけど、その様子がなかじーの撮ってたビデオに収められてて何度見ても笑ってしまいます。(ビデオについてはもうちょっと後にね)

ニホンマムシにしばらく撮影に付き合ってもらって、そろそろ撮ってるのが可哀想になってきたのでマムシとおわかれ。

ニホンマムシ
Japanese Mamushi

シロマダラも一応(非常に悔しい)見れたし(実は今年の初めて見た生きた蛇だった)、マムシも見れたし、北海道二珍を観るなんてなんて素晴らしい夜だったんだ…。と自分に言い聞かせて帰ることにした。

でも、もしかしてドラマが待っているんじゃないかと一応、シロマダラを見たところは帰りがけにのぞいてみた。

自分はもう、さっきの隙間に執着して周りが見えなくなってて、視野が狭くなってます。

が、

21:53
ビデオのスイッチを入れながら(←奇跡!)なかじーが叫びました。「イタ!いたいたいた!!

みるとコンクリのの上にヘビが出てきてる!
あ、いるいるいる、ホントだ(やべぇ)!

シロマダラ!多分、さっきのやつが穴から出てきたところだったんだろうね。

Aww、いいの?
え、え?俺、捕まえちゃっていいの?生息状態で写真撮らなくてもいい…?

イイヨイイヨー!
そんなこといってる場合じゃないべさ!早く捕まえて!早く!!

ということで、手に精一杯の愛情を込めて捕まえました。34cmの幼蛇(亜成蛇といってもいいのかも知れない)、♂。

シロマダラ
Oriental Odd-teeth Snake

発見捕獲!というより、無事「回収」って感覚。興奮も半端ないけど、それよりすごい安堵感。

夜なので目玉も大きく広がって、とっても可愛らしいです。

が、

やっぱりひり出したマダラ臭。(くさい)この時初めて気がついたけど、この臭いは一番近い表現とすれば犬の肛門周囲腺から出るいわゆる「犬臭さ」の原液状態の臭い。

まあ、臭いはいいです。

なかじーとの連携プレーで、北海道2例目の捕獲確認となりました。

なかじー撮影の動画はこちらの記事にありますよ~!

幻のヘビ ~シロマダラ捕獲の瞬間~ (These days : 中島宏章

気温データなどは
晴天・気温 18℃・湿度 約85%・微風

で、周囲ではやたらとゲジ、ハサミムシ、カマドウマ類がたくさん見られました。

幸い、自分たちが発見したのは♂で、私たちも円山動物園に預けることにしました。これで♂♀揃い踏み!

円山動物園さんには、体の小さい、しかも爬虫類食、しかも神経質なヘビを預けることになってしまい、大変な思いをさせてしまうことになってしまいましたが、出来ることはバックアップしていきたいと思います。
まだ、動物園では非公開飼育をされておりますが、餌を食べたりするようになるなど状況が良くなってきたら動物園の判断で公開されるかも知れませんね!

シロマダラ
Oriental Odd-teeth Snake

北海道の爬虫類両生類にとって、そして自分にとって2011年は、とても大きな動きのある年になっています。

円山動物園、そして旭山動物園の爬虫類館新築や改装。自分も北海道の両爬図鑑の出版できたし、シロマダラの立て続けの捕獲…。大事件でした。

みなさんにも爬虫類や両生類がより身近になることを願って、これらの動物に関わっていきたいと思います。

希少な動物であると推測されるので念のため。シロマダラという種のヘビを北海道で捕獲することについて現在法的な問題はありません。が、希少と考えられるため、「捕まえなければいのに」と考える方もいらっしゃると思います。

シロマダラは現在はまだ、北海道のレッドデータブックにも掲載されていない種です。レッドデータブックに掲載するにも「十分な情報のない状態」の種で、人によっては移入ではないか?と考える人もいると思います。

私個人としては、これまでの発見状況等から在来種と考えており、また希少な種だと考えてます。2個体目を捕獲して移送することも少し躊躇しましたが、1例目と併せて雌雄のつがいが形成できること、生態を調べることは希少性を証明するためにも必要だと思うので、シロマダラ生息調査研究会に所属する円山動物園に移送することを決めました。

今後も、北海道のシロマダラ、捕獲した個体の研究について、補助等で私が出来ることはなるべくしていきたいと考えています。

万一、シロマダラが保護が必要な状態になっても、これらの個体から分かる情報や、これからも続けるシロマダラの観察のフィールディング感からどのような環境がシロマダラの生息には必要であるのか、調べていけたらと思っています。

希少な爬虫類や両生類は個体を守ることより、生息できる環境(餌動物が生息したり、隠れたり、温度を適正に出来るなど)を守ることが重要になるケースが非常に多いと思います。

シロマダラも大切な存在として観察していきたいですが、それらが住める環境を広めの視野で見ていけたらと思っています。

シロマダラ生息調査研究会と北海道希少生物調査会の今後の活動も支援していきたいと思っています。

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そわそわ


ササの昆虫による食痕
Field sign on bamboo grass by larva

そわそわが止まりません。うっかり山に来てしまいました。さて、ササのこの食痕が面白いと思って、見ていました。俗に「マシンガンホール」と一部で呼ばれているとH師(虫の師匠のおひとり)がつぶやいていたのを見て、なるほどと思う。

でも、これはマシンガンにようにダダダっと穴をあけるのではなく、ササの葉が広がる前に、毛虫系の幼虫が食べると、広がったときにこうなる仕組み。

折り紙をただひたすら三角に折っていって、一部をハサミで切り抜くと、広げたときに同じ形の穴が空いてるというあのイメージ。食痕の主は誰なんだろうね。


レイジンソウsp
A kind of Aconite

山の中にはまだかろうじてレイジンソウspが残っていました。トリカブトの仲間の花は盛夏以降だと思うんですが、この黄色っぽいレイジンソウspは春ですね。

緑っぽかったり白っぽかったり、トリカブト系のあの鮮烈な紫と違う印象がとてもいいです。毒は不明と言ってるサイト、毒は弱いがあると言ってるサイト、毒はないと言ってるサイト三者三様のものを見かけます。トリカブトの仲間なので、いじらないほうがいいだろうなとは思う。


オオレイジンソウ
A kind of Aconite

実は初めて見たけど、小さなスナップエンドウみたいだね。スナップエンドウ、検索して知ったけど(スナックエンドウだと認識してました)、農水省はスナップエンドウで統一したんだってね。スナックエンドウっていう商品名のものもあったみたいだから、スナップとスナック、どっちが正しいかと議論しても双方、あー、そうなんだー…で終わること請け合いだ。(Wikipediaしか見てないから他にも諸説あるかも知れないけど)

まあ、トリカブトの仲間はだいたいこれ系の形をしているので、間違って食べないでね!って話なんだ、言いたいことは。


マイマイガ系の幼虫
A kind of Gypsy Moth

だけどさっきのオオレイジンソウの葉っぱをかなり貪欲に食べてるやつがいる。それが上のマイマイガ系の幼虫。マイマイガはドクガ科に所属しているんですが、やっぱり毒があるか、ないか、かぶれるが軽いとか色々なことが言われている。

自分もかなり混乱してきたけど、最近、またこれwikipediaなので、信用度100%とはいかない事だと思うんだけどだいぶ整理されててわかりやすくなってた。

毒毛を持つのは初令幼虫。しかしそれもわずか。二齢幼虫以降、成虫までと、卵には毛はあたっとしても毒毛はないそうな。しかし、毒毛でなくても剛毛が生えていて、それが刺さると少し痛いがかぶれない。というややこしい物だったみたい。

毒があるのか微妙な事しか掴めなかったレイジンソウspをやっぱり毒はあったけど、これまた微妙なマイマイガが食べているの図。誰か近くにいたら、このシーンだけでかなりの時間語れる。そんな気がする。


マイマイガ系の幼虫
A kind of Gypsy Moth

マイマイガの幼虫は個体数が多いので毒は微妙だったとしても、結構気になる。この日は最後にワイヤーアクションで上空からご登場なされた。


マイマイガ系の幼虫?
A kind of Gypsy Moth?

こういうのもあったんだけど、全身から粉吹いて、葉っぱかじった状態で死んでるんだけどこれ、冬虫夏草みたいになってくものだったのかなー。


蛾の幼虫だと思う(シャクガとかヤガかなあ)
A kind of Moth

このあとぐったり。車で寝て、夜のフィールド同行者の中島くんを待ちます。夜の大事件に続く(7/9 0:00更新予定)

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The cicada

Terpnosia nigricosta
A kind of Cicada
蝦夷春蝉(えぞはるぜみ)

Photograph by Baikada (ばいかだ)
*CANON EOS 1D MK III*

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This cicada chirps in early summer from spring.  Now that this cicada did not chirp, summer will come over.

エゾハルゼミの季節も終わり、今はセミの閑散期。もう少ししたら、エゾゼミやアブラゼミが鳴き出すはずの北海道の夏。

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は虫類・両生類館オープン記念講演してきました

昨日は、とても長い一日になりました。
円山動物園の、は虫類・両生類館オープン記念講演の一演者を務めさせていただきました。
簡易な内容についてはこちらをご参考下さい。
(フィールドで感じる北海道の爬虫類・両生類

今回の講演は、広い年齢を対象にして準備していました。

本田さんの講演、斉藤先生の講演を聞いていると、
とても聴衆の方々が「ノリが良いな」と感じられる雰囲気があったので、
少々(かなり?)ハメを外した感じの講演会になっちゃったかも知れません。
序盤は結構真面目にやってたんですけどね(汗)

テンション高くなりすぎて暴走しないように気を付けていたんですが
「カエルの鳴きまね」のあたりから、聴衆の方々のやりとりが増え、
嬉しくなってしまい、かなりなお調子者状態になっていきましたね…。

でも、多くの方に「よかったよ~」と言ってもらえたので、
それがなによりのねぎらいとなりました。

しかし、テンション高く時間配分出来なかったのに
予定時間の45分で終わらせられたのが感動でした。
(たまたま終わったら45分でした…)

北海道の爬虫類や両生類のそれぞれの説明、
北海道という土地の出来上がりについて、
季節の移ろいに対しての撮影種の変遷、
トカゲとヘビの違いについて…。

などお話させていただきました。

クイズも積極的に聴衆の方々が参加してくださったので
とても有難かったです!

本田さんのとても慣れた話術と新は虫類・両生類館の設備についてのこだわり、
斎藤先生の手際のよいスライド進行と、「環境と建築物」がこれほど
動物園の「動物」にとって、そして観る「人」にとって、設備の配置や
適した設備などについての講演はとても勉強になりました。

会場の後ろのほうでは、パネルで私の写真を展示させていただいていました。
(こちらは7月3日まで展示されます)

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StreamLined Syndrome

Wild Reptiles & Amphibians Syndrome

“Wild Reptiles & Amphibians Syndrome”
I held an exhibition at Maruyama Zoo in Sapporo city.

2011年6月26日から7月3日まで、「札幌市円山動物園」にて日本の両生類・爬虫類の写真のパネル展示を行いました。

メイン展示は北海道の両生類、爬虫類、
あと少し道外の両生類と爬虫類です。
(全体的にヘビ多めですね)

会場の札幌市円山動物園の情報は以下の通り。

札幌市円山動物園 (Maruyama Zoo)
札幌市中央区宮ヶ丘3番地1
3-1, Miyagaoka, Cyuo-award, Sapporo-city, Hokkaido prefecture,Japan
Tel :011-621-1426
定休日 展示期間中は無休
営業時間 2~10月 9:00~17:00 (11~1月 9:00~16:00)
Regular holiday : Nothing
Business hours : 9 to 17 o’clock.(February to October)
(9 to 16 o’clock.(November to January)

6/26には同動物園にて講演もしてきました。

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フィールドで感じる北海道の両生類爬虫類

I gave a lecture about reptiles & Amphibians at Maruyama Zoo in Sapporo city.

円山動物園主催の「新は虫類・両生類館」のオープン記念講演で2011年6月26日に講演をしました。
演題は「フィールドで感じる北海道の両生類爬虫類」です。

Design:Yuki Hida

また、同時期の6/26~7/3まで同動物園で写真展示もしていました。

イベントの講演は3本立てで、内容は以下の通りです。

は虫類・両生類館オープン記念講演会
「美しき、爬虫類・両生類の世界へようこそ」

4月23日にオープンした「は虫類・両生類館」は、生息地の自然環境に近づけた展示スペースや設備を設け、これまでにない飼育環境を整えており、動物本来のいきいきとした姿を見ることができます。オープン以来、連日多くの来園者にお越しいただき、爬虫類、両生類の魅力を伝える人気の施設となりました。
このたび、開館を記念して講演会を実施いたします。新たな展示の見どころについて飼育員がお話しするほか、展示を具現化した、建築・設備システムの設計者である札幌市立大学デザイン学部斉藤雅也准教授、全国のフィールドで爬虫類・両生類を調査撮影している写真家・徳田龍弘氏をお招きしてトークをいただきます。
あわせて6月26日(日)~7月3日(日)動物園科学館にて、徳田龍弘氏のパネル写真展を行います。

【日程】
平成 23 年6月26日(日)

開場:12時45分(予約・受付はありませんので、会場にお入りください。)
開演:13時15分~15時45分(予定)
定員 100 名

【会場】
円山動物園 動物科学館

(参加料は無料ですが、動物園への入園料が必要です。)

【講演概要】
13:15~13:20
ごあいさつ 円山動物園園長 酒井裕司氏

13:20~13:50 円山動物園飼育員 本田直也氏
「美しき、は虫類・両生類の世界へようこそ」

13:50~14:35 札幌市立大学 デザイン学部 准教授 斉藤雅也氏
「は虫類・両生類の光・熱環境をデザインする」

(14:35~14:45 休憩)

14:45~15:30 は虫類・両生類フィールド写真家 徳田龍弘氏
「フィールドで感じる北海道の両生類爬虫類」

15:30~15:45 質問タイム・総括
(司会:フリーライター:野谷悦子氏)

【講師紹介】
斉藤雅也(さいとう まさや) 札幌市立大学 デザイン学部 准教授
1970年三重県津市生まれ。専門は建築環境学・熱力学。住まいの環境を快適性、省資源・省エネルギー性の面からデザインと評価の研究を行なう。2007年円山動物園 類人猿館(屋外放飼場)のデザインも監修。武蔵工業大学大学院修了、コーネル大学客員研究員を経て現職。工学(博士)。

徳田龍弘(とくだ たつひろ)
1975年札幌市生まれ。フォトグラファー、ライター。ヘビを中心に爬虫類、両生類、野生動物の写真を撮影する。野外での動物の観察がライフワーク。日本爬虫両生類学会会員、日本自然科学写真協会会員、獣医師。北海道爬虫類・両生類ハンディ図鑑を今年3月に出版。

本田直也(ほんだ なおや)
1976年 札幌生まれ。1996年より円山動物園勤務。 担当は、は虫類両生類館。NPO法人日本放鷹協会認定 諏訪流鷹匠。

 

講演報告はこちらで簡易的に行います。

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