ぐるっと北海道を回ってきました。だけど、すみずみまでじゃなくて小回りに回ってきたんだ。
何を撮影しようという目標もなかったけど、ゆるゆる行ってきた。(ゆるゆるじゃない時があるのか…?)
ニホンアマガエル
出だしは札幌から占冠へ。この時の内容は「最近の調査いろいろ」のその3に書いてあるよ。
エゾアカガエルの幼生が野生で越冬するのを確認したい。写真はニホンアマガエルだけどね。
アオダイショウ
占冠の後は帯広で1泊してオホーツク海側の網走へ。ここで道東旅に来ていた息子と合流。シマヘビを見つけていじり倒したらしい。
網走から佐呂間に移動してこのへんのヘビを時々見る場所で抜け殻を漁ってるとアオダイショウが1匹出てきてくれた。
おつ、これでやっとアオダイショウの生きてるの見れた。
今年、北海道のヘビ、コンプリートだわ~。(シロマダラ含む(嬉))ハープソンを開催してれば、両爬地域率は今年100%だったな。
今年、ちょっと久々に開催も考えたんだけど、運営に体持つかわからなかったので、見送ったんだ。いつかまたやれると良いな。
アオダイショウ
アオダイショウ、地味な個体だったけど、やっぱりこのずっしりした感じがいいわ~。
石に潜り込むところを掴んで引き出したので、最初とても怒っていました。
ごめんね。
ニホントカゲ
ニホントカゲも出てきてた。最近トカゲとの付き合いもうまくなってきてあまり苦労なく近づけるようになった。忍者レベルが上がったかも。
その後、大雪山の層雲峡へ。
ここのコンビニは景観条例で茶色いんだ。セブンイレブンもセイコーマートも。
セブンで買い物してると、細いカミキリがいたのでなんとなく写真撮っておいた。
ホソカミキリ
調べるとどうもそのままの名前、「ホソカミキリ」らしい。すんなりすぎる。
層雲峡ではコンビニ休みだけで、普段は通過するだけだった街、比布町によることにした。比布は「ぴっぷ」なんだけど、ピップエレキバンのピップとは直接関係はないみたい。でも、名前が近いので、比布町のパークゴルフ大会のスポンサーになってるそうだ。(宿の人に聞きました)
比布ではパークゴルフ、上富良野でじいちゃん、ばあちゃんと枝豆・とうきび・じゃがいもの収穫、その場で茹でて食べ三笠で化石博物館、札幌の河原で石を割って黄鉄鉱や水晶の結晶をみつけたりしてかなり楽しんで帰れたみたい。
キタキツネ
鉱石拾ってる時に、キタキツネが出てきてた。あまりよろしくない人馴れ具合で車の前で座り込んでる。
以前クレクレという年寄りギツネがいたけど、その子孫なのかなあ。
札幌ではもうひとつ、円山動物園に行きました。もちろん見るのはマニアック路線ですよ。
オカモノアラガイとロイコクロリディウム
今、円山動物園の爬虫類館ではロイコクロリディウムが展示されています。こんなの展示してるのって、ものすごいと思う。
このロイコ入りオカモノアラガイは以前に見ていたんだけど、様子が大きく変わっていました。
Before → After
(Youtubeによるビフォーアフター:おおかたの人にとってはグロですので注意)
以前は片目にロイコさんが1匹だったんだけど、この時は両目に1個体ずつ、2匹のロイコさんになってた。
おそらく損傷していた片目が再生したせいもあるけど、オカモノアラガイの中で孵化したロイコさんの卵から幼虫が成長したようだ。
寄生虫の研究の一つに、寄生虫の生活環を調べるものがある。生活環というのは、寄生虫の宿主間の移動の内容。
成長ステージ(宿主)
卵(鳥の糞)→幼虫(オカモノアラガイ)→成虫(鳥類)→卵(鳥の糞)…
こういう移動をしているはずだけど、鳥は多宿主性なのかな。
来年は、もうちょっとオカモノアラガイに寄生している個体を調べてみよう。
興味持ってくれる人も、ヘビほどではないものの少しいるみたいだしね(笑)
もうグロついでに、
エゾアカガエル
この、エゾアカガエルの幼体も変なんです。眼球欠損ですね。
どうも、カエルになってからの怪我というより先天的か、幼生時に眼球に障害があったものかと思う。
カエルの奇形を検索すると、環境汚染原因で多足か?というものもあるけど、寄生虫の刺激や、ヤゴに足を喰われたりして足が少なくなると思われる事例がある。
参考
北九州の3本足ツチガエルの例(リンク切れ)
ムラサキホコリ系
ここからは、もううちのブログではだいぶおなじみになってきた粘菌(変形菌)だよ。
このムラサキホコリはびっしり密生するタイプではないみたい。ちゃんと調べて、粘菌の写真を整理したいんだよな。
ヒョウタンケホコリ?
キノコかなと思って見ていたけど、なんとなく粘菌も捨て切れない感じで、ネットサーフィンしてたら、すごく似た感じのものがあった。ヒョウタンケホコリかな。
極小ナメコってかんじ。
ウツボホコリ系?
ウツボホコリ系だと思うんだけど、朝の喫茶店で出てくる湯で卵の入れ物(エッグスタンド)みたいな構造があるので、ちょっと違うのかな。上流で溺れて這い上がったのかなー。
ウツボホコリ系
これもウツボホコリ系だと思うのですが。わだ色が出ていない若い子実体かな。頭が2分しているものと、そうでないのとあるね。
タマツノホコリ
タマツノホコリの若いものかな。こういう構造見ると、一瞬ヘビヌカホコリかと思って悶絶する。ヘビヌカホコリに出会えるのはいつの日か?
マメホコリ
いつものマメホコリがあると、ちょっとホッととする。
今年はヘビより粘菌をたくさん見たかも知れないなー。早春には、またアイルリホコリ探してみよう。
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