かんガエル2019年の活動記録

1.6 両爬の生態系をかんガエル・札幌市南区チーム
2.16 かんガエル・動き始め
3.23 かんガエル・チラシができました
4.9 かんガエル・下見調査など
4.14 勉強会(かんガエル)
4.22 アズマヒキガエル確認初日
4.23 アズマヒキガエル産卵確認初日
4.24 札幌市南区北ノ沢で大規模発生
4.30 かんガエル2019年4月のまとめ(平成最後)
6.1 かんガエル2019年5月のまとめ(令和最初)
6.6 メモ:ヒキガエル類の毒(旧)
7.1 かんガエル2019年6月のまとめ
7.11 メモ:ヒキガエル類の毒 改訂版
7.23 北ノ沢周辺のヒキガエル注意報
7.31 かんガエル2019年7月のまとめ
8.31 かんガエル2019年8月のまとめ
9.30 かんガエル2019年9月のまとめ
10.7 かんガエル2019年シーズン10月~年末のまとめ(勉強会、解剖なども)

かんガエル・まとめページ

かんガエル2019年シーズン10月~年末のまとめ(勉強会、解剖なども)

10月以降の2019年シーズンの「かんガエル」での調査の結果をまとめておきます。

9月末での状況(累計)
アズマヒキガエル 成体470、幼体93、幼生1701、卵紐49.6杯(744リットル)

10/1 情報提供及び捕獲
・産卵池近くの団地
アズマヒキガエル幼体1 畑にて昼に捕獲

10/2 情報提供及び捕獲
・八垂別の滝の林道
アズマヒキガエル幼体1

10/3 藻岩高校課外授業で高校生と調査
・産卵池近くの団地付近の野球場
アズマヒキガエル幼体1

10/13 情報提供
・北ノ沢3丁目~藻岩観光道路周辺で、今まで見たことがないカエルが、今年の8月上旬(お盆頃から)9月30日、10月1日くらいにかけてよく見られた
・頭胴長最大で10cmくらい、手のひらに余る大きさとのことなのでヒキガエルで間違いないと思います。
・雨の日は必ずと言っていいほど、見かけた。
・10月に入ってからは寒いのか見かけなくなった
・春~盛夏では見た記憶はない

10/13 情報提供②、死骸を確保
・南28条付近の山鼻川付近
・頭胴長10㎝のアズマヒキガエル1
・ミイラ化した死骸だった

10/19 勉強会
・島田和武氏(金沢大学名誉教授)によるヒキガエル毒の講義

11/16 勉強会(アズマヒキガエル解剖)
・さけ科学館実習館にて、アズマヒキガエルの解剖。胃内容物や頭胴長測定などを行った。結果は別途報告の予定。

2019年末、正式集計結果(累計)
(累計:成体483、幼体102、幼生1799、卵紐744.5ℓ)

参考 : 「かんガエル」に関するまとめのページ

Baikada’s main website
Wild Home

かんガエル2019年9月のまとめ

2019年9月現在の「かんガエル」での調査の結果をまとめておきます。

8月末での状況(累計)
アズマヒキガエル 成体442、幼体85、幼生1701、卵紐49.6杯(744リットル)

9/1 夜
・R-1(小林峠~北ノ沢)
アズマヒキガエル確認なし
・北ノ沢、小林峠寄りの団地
アズマヒキガエル確認なし
・産卵池近くの団地
アズマヒキガエル成体2匹 防除
・R-2(中ノ沢)
アズマヒキガエル確認なし
(累計:成体444、幼体85、幼生1701、卵紐49.6杯(744リットル))

9/2 情報提供(防除済み)
・八垂別の滝駐車場
アズマヒキガエル成体1
(累計:成体445、幼体85、幼生1701、卵紐49.6杯(744リットル))

9/3 昼
・八垂別の滝駐車場
アズマヒキガエル幼体1
(累計:成体445、幼体86、幼生1701、卵紐49.6杯(744リットル))

9/4 夜
・北ノ沢、小林峠寄りの団地
アズマヒキガエル確認なし
・産卵池近くの団地+付近の野球練習場
アズマヒキガエル成体1匹、幼体3匹 防除
野球場での聞き取りの結果、春季に野球場周辺の水たまりでのアズマヒキガエルの産卵及び大量の幼生情報あり。
(累計:成体446、幼体89、幼生1701、卵紐49.6杯(744リットル))

9/8 夜
・R-1(小林峠~北ノ沢)
アズマヒキガエル確認なし
ニホンアマガエル成体1(峠付近で道路横断)
・R-2(中ノ沢)
アズマヒキガエル確認なし
・R-3(南沢)
アズマヒキガエル確認なし
・産卵池近くの団地+付近の野球練習場
アズマヒキガエル幼体 轢死体1
・北ノ沢、小林峠寄りの団地
アズマヒキガエル確認なし
(累計:成体446、幼体90、幼生1701、卵紐49.6杯(744リットル))

9/9 昼
・産卵池近くの団地+付近の野球練習場
アズマヒキガエル
成体1捕獲、幼体2(見つけるも取り逃がす)
(累計:成体447、幼体92、幼生1701、卵紐49.6杯(744リットル))

9/12 夜
・産卵池近くの団地+付近の野球練習場
アズマヒキガエル確認なし
・北ノ沢、小林峠寄りの団地
アズマヒキガエル確認なし
(累計:成体447、幼体92、幼生1701、卵紐49.6杯(744リットル))

9/15 昼
・R-1(小林峠~北ノ沢)
アズマヒキガエル確認なし
・産卵池近くの団地+付近の野球練習場
アズマヒキガエル確認なし
ニホンカナヘビ幼体多数
・川沿1-6周辺
アズマヒキガエル成体1捕獲
(累計:成体448、幼体92、幼生1701、卵紐49.6杯(744リットル))

9/16 情報提供
・8/29~9/4の間に「産卵池近くの団地」でアズマヒキガエル12匹捕獲
(成幼の詳細は不明【成体としてカウントする】)
(累計:成体460、幼体92、幼生1701、卵紐49.6杯(744リットル))

9/19 情報提供(札幌市北区の情報)
・8月上旬夜間に北海道教育大学札幌校近くの田んぼで、握りこぶし大のカエルが2回歩いていたのを見た→おそらく生息地と状況的にアズマヒキガエルだろうと思われます

9/21 昼
・産卵池近くの団地+付近の野球練習場
・八垂別駐車場付近
アズマヒキガエル確認なし

9/23 情報提供
・北ノ沢2丁目~禅宗三十三観音堂あたりの路上でアズマヒキガエルを多数確認。轢死急ぎ、お知らせ。今、雨の中、北ノ沢2丁目から道路管理事務所の向こう側まで、アスファルト道路の上にヒキガエルが多数出ていた。全部で7匹(轢死体が5)。成体が6、幼体1だった。
(累計:成体466、幼体93、幼生1701、卵紐49.6杯(744リットル))

(室蘭の情報)9/19日6:30頃、室蘭の測量山観光道路上(概ね西小路町)に一匹。逃げて、山側へ消えて行った

9/24 昼
・北ノ沢2丁目~道路管理事務所
アズマヒキガエル痕跡なし。(ただし昨日夜には少なくとも5匹の死骸があったはずなので人、あるいは動物によって片付けられたものと思われる)
・北ノ沢、小林峠寄りの団地
アズマヒキガエル確認なし
・北ノ沢、小林峠寄りの団地付近の施設での聞き取り
今年の初確認の日(8/31)から9/24までで、10匹に満たないが、ポツポツ目撃しているとのこと。昨年は30匹確認しているので今年は少ない。
・産卵池近くの団地+付近の野球練習場
アズマヒキガエル確認なし
・R-1路上(北ノ沢、小林峠寄りの団地付近)
アズマヒキガエル 成体 轢死体1
・R-2路上 (北の沢川(支流)付近路上)
アズマヒキガエル 成体 轢死体1
(累計:成体468、幼体93、幼生1701、卵紐49.6杯(744リットル))

9/25、26 情報提供
・北ノ沢小学校
アズマヒキガエル成体2(かんガエルで引き取り)
(累計:成体470、幼体93、幼生1701、卵紐49.6杯(744リットル))

(石狩の情報)北生振の用水路でアズマヒキガエル成体1が死んでいた

9/26 夜
・R-1(小林峠~北ノ沢)
・北ノ沢、小林峠寄りの団地
・産卵池近くの団地+付近の野球練習場
・産卵池周辺
アズマヒキガエル 確認なし

9/29 夜
・R-1(小林峠~北ノ沢)
・R-2(中ノ沢)
・北ノ沢、小林峠寄りの団地
・産卵池近くの団地+付近の野球練習場
・産卵池周辺
アズマヒキガエル 確認なし

9月末での状況(累計)
(累計:成体470、幼体93、幼生1701、卵紐49.6杯(744リットル))

参考 : 「かんガエル」に関するまとめのページ

Baikada’s main website
Wild Home

かんガエル2019年8月のまとめ

2019年8月現在の「かんガエル」での調査の結果をまとめておきます。

7月末での状況(累計)
アズマヒキガエル 成体426、幼体59、幼生1701、卵紐49.6杯(744リットル)

8/2 夜
・北の沢川(支流)付近の住宅地
アズマヒキガエル 成体1、幼体1 防除
(累計:成体427、幼体60、幼生1701、卵紐49.6杯(744リットル))

8/4 夜
・R-1(盤渓~北ノ沢のうち、小林峠~北ノ沢)
アズマヒキガエルなし
・R-2(中ノ沢)
アズマヒキガエルなし
・北ノ沢繁殖池
アズマヒキガエルなし
ニホンアマガエル幼生多数
・北の沢川(支流)付近の住宅地
アズマヒキガエル 幼体7、成体6 防除
(累計:成体433、幼体67、幼生1701、卵紐49.6杯(744リットル))

8/7 夜
・北の沢川(支流)付近の住宅地
アズマヒキガエル 成体1 轢死体
(累計:成体434、幼体67、幼生1701、卵紐49.6杯(744リットル))

8/12 番外(清田区)
・有明(札幌ふれあいの森~白旗山)
アズマヒキガエル確認なし

8/12、13 札幌ドーム
・「環境ひろば」の札幌市のイベントブースに間借りしてアズマヒキガエルの啓発を行ってきました

8/15 夜
・北の沢川(支流)付近の住宅地
アズマヒキガエル 成体4 幼体9 防除
・北ノ沢繁殖池付近
アズマヒキガエル 幼体2 防除
・R-2(中ノ沢)
アズマヒキガエル 成体1 幼体5 防除
(累計:成体439、幼体83、幼生1701、卵紐49.6杯(744リットル))

8/18 昼
・八垂別の滝駐車場付近(中ノ沢)
ヒキガエル幼体1匹確認。防除。
・八垂別の滝駐車場より少し奥(別の情報提供)
ヒキガエル幼体1
(累計:成体439、幼体85、幼生1701、卵紐49.6杯(744リットル))


・R-1(北ノ沢~盤渓)
アズマヒキガエル確認なし
・R-2(中ノ沢)
アズマヒキガエル確認なし
・北ノ沢繁殖池
アズマヒキガエル確認なし ツチガエル鳴き声あり

8/19 昼
・北ノ沢繁殖池
アズマヒキガエル確認なし ツチガエル鳴き声
ニホンアマガエル 幼生多数・幼体1
来年の繁殖期の対策のため、池の周囲の草刈り。

8/25 夜
・R-1(小林峠~北ノ沢)
・北の沢川(支流)付近の団地
・もう一つ北方の団地
・北ノ沢繁殖池
・R-2(中ノ沢)
・八垂別の滝
アズマヒキガエルはおろか、カエルの確認なし

8/27 昼
・北ノ沢繁殖池
アズマヒキガエル確認なし
エゾアカガエル成体1、ニホンアマガエル幼体1、幼生10程度
アマガエルの繁殖も終わったか?

8/30
藻岩高校の2年生、総合学習で、アズマヒキガエルについての学習希望があったため、豊平川さけ科学館にて出前授業を行いました。

8/31 情報提供
・北の沢川(支流)付近の団地近くの畑(情報提供)
アズマヒキガエル1匹(♂)を捕獲した。かんガエルで引き取った
・小林峠付近の北ノ沢側にある団地エリア(別件の情報提供)
アズマヒキガエル2匹目撃、1匹成体を捕獲した

(累計:成体442、幼体85、幼生1701、卵紐49.6杯(744リットル))

8月末での状況(累計)
(累計:成体442、幼体85、幼生1701、卵紐49.6杯(744リットル))

参考 : 「かんガエル」に関するまとめのページ

Baikada’s main website
Wild Home

かんガエル2019年7月のまとめ

2019年7月現在の「かんガエル」での調査の結果をまとめておきます。

6月末での状況(累計)
アズマヒキガエル 成体418、幼体16、幼生1701、卵紐49.6杯(744リットル)

7/1 昼
・北ノ沢繁殖池
アズマヒキガエル 確認なし
ツチガエル越冬幼生多数
アマガエル 孵化幼生多数

7/7 夜
・R-1(盤渓~北ノ沢)
ヒキガエルなし
両生類の確認なし
キタキツネ2匹

・R-2(中ノ沢)
ヒキガエルなし
北の沢川(支流)沿いでアマガエルの声多数
キタキツネ1匹

7/12 情報提供の電話
・北の沢川(支流)北方にある北ノ沢の住宅地
・2~3週間前
・お天気は曇っていて、日中だったそうです
①家の庭の薪置き場あたりに1匹
②家の近くの用水路に降りる途中で1匹
・大きくてイボがあって、歩き回る感じのカエルだそうで
おそらくヒキガエルであることは間違いなさそうです

7/14 夜
・R-1(北ノ沢~盤渓)
ヒキガエルなし。
エゾサンショウウオ越冬幼生、当年幼生確認
アマガエル鳴き声確認

・R-2(中ノ沢)
ヒキガエルなし
エゾアカガエルの轢死体
アマガエル

・7/12情報提供のあった集落
砂利道上に頭胴長5cmのアズマヒキガエル幼体を確認。防除。
左目が潰れていたが、他に外傷なし。
(累計:成体418、幼体17、幼生1701、卵紐49.6杯(744リットル))

7/14 情報提供の電話
・北の沢川(支流)が北ノ沢川に合流する地点近くの坂
ゲンコツ大のブチブチのカエルを見た。クリーム色。6月。
(大きさからヒキガエルと思われる。灰色の個体がクリーム色に見えなくもない)
・北の沢川(支流)流域の南側
大型のブチブチのカエルが植木鉢の隙間にいた。ゲンコツ大。7月5~7。
・上記場所の近所の庭で7/14に出た。

7/15 情報提供の電話
・北の沢川(支流)北方にある北ノ沢の住宅地
・自宅庭で大きなヒキガエルが取れた
・今年、だいぶ前にも家で出た
・昨年と一昨年にも確認している

7/15 引き取り+調査
・情報提供のあったヒキガエル1匹を引き取った
・頭胴長11cmの大型の個体

ついでに付近を調査し、路上でアズマヒキガエルの幼体1匹を確認。防除。
(累計:成体419、幼体18、幼生1701、卵紐49.6杯(744リットル))

7/19 夜間
・真駒内公園内
ヒキガエル確認なし
・川沿~北ノ沢
ヒキガエル確認なし、アマガエルの声のみ

7/20 夜間
・北ノ沢住宅地(北の沢川(支流)流域付近)
アズマヒキガエル幼体2匹確認。防除。
(累計:成体419、幼体20、幼生1701、卵紐49.6杯(744リットル))

7/21 情報提供
・定山渓温泉街の豊平川近くの止水
・カエルが集まっている。ゲンコツ大だったと思う
・2018年雪がなかったので6月ころだったかもしれない
★最終的に、ヒキガエルかどうかは不明だったため、今後現地確認必要か。

7/21 夜間
・北ノ沢繁殖池
ヒキガエルなし、アマガエル幼生大量、ツチガエル成体1+鳴き声
・R-1(盤渓~北ノ沢)
ヒキガエルなし、アマガエル鳴き声、キタキツネ
・北の沢川(支流)付近の住宅地
ヒキガエルなし、アマガエル鳴き声
・R-2(中ノ沢)
ヒキガエルなし、アマガエル鳴き声

7/23 昼
・八垂別の滝駐車場付近(中ノ沢)
ヒキガエル幼体2匹確認。防除。
(累計:成体419、幼体22、幼生1701、卵紐49.6杯(744リットル))
※中ノ沢エリア本年初確認、及び八垂別での初確認

7/23 夜
・北ノ沢住宅地(北の沢川(支流)流域付近)
ヒキガエル幼体1(轢死体)
(累計:成体419、幼体23、幼生1701、卵紐49.6杯(744リットル))

7/24 昼
・北ノ沢住宅地(北の沢川(支流)流域付近)
ヒキガエルなし
・その付近の山地
ヒキガエルなし

7/24 夜
・北の沢川(支流)付近の住宅地
ヒキガエル幼体2、成体1。防除
(累計:成体420、幼体25、幼生1701、卵紐49.6杯(744リットル))

7/26 昼
・北の沢川(支流)付近の住宅地
・八垂別の滝周辺
ヒキガエル確認なし

7/26 夜
・北の沢川(支流)付近の住宅地
ヒキガエル幼体5、成体1。防除
(累計:成体421、幼体30、幼生1701、卵紐49.6杯(744リットル))

7/27 夜
・北の沢川(支流)付近の住宅地
ヒキガエル幼体1(轢死体)
(累計:成体421、幼体31、幼生1701、卵紐49.6杯(744リットル))

7/28 夜
・R-1(盤渓~北ノ沢)※今日は小林峠~北ノ沢
ヒキガエルなし、アマガエル鳴き声
・R-2(中ノ沢)
ヒキガエルなし、アマガエル鳴き声、キタキツネ
・R-3(南沢)
ヒキガエルなし、キタキツネ4
・北の沢川(支流)付近の住宅地
ヒキガエル幼体1、防除
(累計:成体421、幼体32、幼生1701、卵紐49.6杯(744リットル))

7/29 情報提供
・北ノ沢8丁目付近 ヒキガエル成体1
・北の沢川(支流)付近の住宅地付近の林道 ヒキガエル幼体1

7/29 夜
・北ノ沢8丁目付近
・北ノ沢川源流付近の住宅地
ヒキガエルの確認なし
・北の沢川(支流)付近の住宅地付近の林道
ヒキガエル幼体(5cm)1匹防除
・新道(トンネル側)旧道合流地点付近
ヒキガエル幼体(4-5cm)1匹防除
・北の沢川(支流)付近の住宅地
幼体24(4cm~8cm未満)、成体(10cm、8cm)
(累計:成体425、幼体58、幼生1701、卵紐49.6杯(744リットル))

7/31 夜
・北の沢川(支流)付近の住宅地
幼体1、成体1 防除
(累計:成体426、幼体59、幼生1701、卵紐49.6杯(744リットル))

7月末での状況(累計)
アズマヒキガエル 成体426、幼体59、幼生1701、卵紐49.6杯(744リットル)

参考 : 「かんガエル」に関するまとめのページ

Baikada’s main website
Wild Home

臍孔(さいこう)

ヘビにも「へそ」があることがある。へそは「臍」と書き、幼蛇の腹板には臍孔と呼ばれる縦裂が見られることがある。

ヘビのへそ

写真は北海道産のジムグリの臍孔。
ヘビにヘソと言うと、かなり違和感を感じる方も多いと思います。しかし、ヘソの存在意義は基本的には人間と同じです。
ヘビは卵の中、あるいは母体の中で卵黄などを腹部にくっつけています。この卵黄と胎仔が繋がっていた部分が、生まれた後にふさがりかかっているのが臍孔です。また、臍孔は成長に伴ってなくなっていきます。

人間のヘソは臍帯を切り離した跡にできる痕跡。臍帯は胎児が母親のお腹の中にいるときに母親の胎盤とつながり、酸素や養分を貰っています。

Baikada’s main website
Wild Home

北ノ沢周辺のヒキガエル注意報

北海道札幌市南区の北ノ沢周辺で発生している国内外来種のアズマヒキガエルについて、注意喚起いたします。

7月に入り、ヒキガエルの2年目の個体と思われる大きさ(頭胴長4~5cm)の個体が、点々と発見されるようになってきました。寒さが落ち着いて、活動期に入ったものと思われます。

北ノ沢川の水系のとなり、中ノ沢川の支流左中ノ沢川沿いでも本日アズマヒキガエルの幼体が2匹見つかりました。

発生している範囲を地図にしてみました。

こちら

赤い範囲が今年の7月に入ってからの捕獲、目撃範囲です。
黄色い範囲が昨年(2018年)の目撃範囲です。
(突発的な河川流下や人為的に移動されたと考えられたものは範囲に入れませんでした)

この範囲内、もしくは周辺にお住いの方々は足元を注意して見ていただけたらと思います。年間を通した移動範囲の推定や、新たなの産卵地の検討を行うため、情報収集しています。

参考 : 「かんガエル」に関するまとめのページ

Baikada’s main website
Wild Home

メモ:ヒキガエル類の毒②

①はこちら

いわゆるヒキガエル毒はヒキガエルの耳下腺,皮脂腺からの分泌物をさします. 本毒中にはインドール塩基,カテコールアミン,1) ステロールなどのほか強心作用(心臓の動きの乱れを回復させる作用)の本体である強心性ステロイド2)(ブフォゲニンとその抱合体3)であるブフォトキシンが約1:1の割合)が含まれています。

主に中国産のアジアヒキガエル,ヘリグロヒキガエルの分泌物を集めて乾燥したものが生薬であるセンソ(蟾酥)で 「救心」4)などに配合され,動悸,息切れ,気付けに有効とされています.このようにヒキガエル毒は主に強心薬として有用ですが,多量に摂取すると心臓毒にもなります。医薬品として使用する場合には医師などの指示に従うのは勿論,直接ヒキガエルを扱う場合にも以下の注意が必要です。

*白い液(毒)が手に付いた場合はエタノールでほとんど 溶解しますので,アルコールティッシュなどで十分にふき取り,ついで水洗して下さい.

*口に入った場合は,その苦みが完全に抜けるまで十分にうがいして下さい.

*目に入ると腫れあがり危険ですので,ヒキガエルを多数扱う際にはゴーグルなどの装着をお勧めします.

その他,犬猫などのペットがヒキガエルをからかい,毒を経口摂取してしまうことがあります. これにより動物が死亡した報告例もありますので (大関ほか, 1991) ,ペット同伴の散歩の際には御注意下さい.

1) アドレナリンなど
2) ステロイド;シクロペンタヒドロフェナントレン骨格を有する天然物質.特に心臓に作用するものを強心性ステロイドと呼ぶ.
3) 抱合体;薬物(この場合はブフォゲニン)などに他の親水性分子が結合したもの.
4)救心製薬,救心六神丸もある.

参考文献
大関好明・本田充・首藤健一・信永利馬. 1991. 犬の実験的ヒキガエル中毒における臨床症状と病理学的所見. 日獣会誌 (44) : 616-621.

※島田和武 金沢大学名誉教授(薬学)からコメントを頂き,編集しています.

参考 : 「かんガエル」に関するまとめのページ

かんガエル2019年6月のまとめ

2019年6月現在の「かんガエル」での調査の結果をまとめておきます。

5月末での状況(累計)
アズマヒキガエル 成体415、幼生1648、卵紐バケツ(15リットル)49.6杯

6/1 夜
・北ノ沢繁殖池
岩のスキマにアズマヒキガエル幼生80+(後足あり)
ツチガエル越冬幼生10+
アズマヒキガエルの幼生は岩の隙間にいるので、
すべて取り除くのは簡単ではない

・ラインセンサス(北ノ沢→盤渓)
ヒキガエル確認なし

・ラインセンサス(中の沢)
ヒキガエル確認なし

6/6 昼

・北ノ沢繁殖池
池の構造物をひっくり返すと、上陸間もないアズマヒキガエルがいた
幼体1防除
(累計:成体415、幼体1、幼生1648、卵紐49.6杯)

・付近の堰堤など
干上がり寸前の6/5のまとまった雨で池が復活しました。道具がなかったので防除は行わず。
アマガエルの幼体1
エゾアカガエル幼生20+
エゾサンショウウオ幼生50+
アズマヒキガエル幼生 少なくとも8 足は生えていない模様

6/7 昼

・北ノ沢繁殖池
アズマヒキガエル 幼生~幼体 10 (目視のみ・後日防除予定)

・付近の堰堤
アズマヒキガエル 幼生7 防除
エゾアカガエル 幼生 元気そう
エゾサンショウウオ 幼生 元気そう

(累計:成体415、幼体1、幼生1655、卵紐49.6杯)

6/9 昼

・北ノ沢繁殖池
アズマヒキガエル 幼体14 防除

・付近の堰堤など
アズマヒキガエル 幼生4 防除
アズマヒキガエル 幼生40 防除 (上記と別の堰堤)

(累計:成体415、幼体15、幼生1699、卵紐49.6杯)

・ラインセンサス(北ノ沢→盤渓)
ヒキガエル確認なし

・ラインセンサス(中の沢)
ヒキガエル確認なし

6/16 夜

・ラインセンサス(北ノ沢→盤渓)
ヒキガエル確認なし
アマガエル15程度

・ラインセンサス(中の沢)
ヒキガエル確認なし
アマガエル5程度

6/17 昼

・北ノ沢繁殖池
アズマヒキガエル 幼体1 防除
アズマヒキガエル 成体2(アライグマに殺された模様)

・付近の堰堤
アズマヒキガエル 成体1(アライグマに殺された模様)
アズマヒキガエル 幼生2 防除
エゾアカガエル 幼生多数
エゾサンショウウオ 幼生 見当たらず(上陸?、暑いので潜っている?)

(累計:成体418、幼体16、幼生1701、卵紐49.6杯)

6/20 昼

豪雨のため調査開始できず

6/23 夜

・ラインセンサス(北ノ沢→盤渓)
ヒキガエル確認なし
アマガエル声多数
ツチガエル成体複数(ヒキガエル繁殖池)
エゾアカガエル成体(小林峠)
エゾサンショウウオ幼生(ルート上の止水)

・ラインセンサス(中の沢)
ヒキガエル確認なし
アマガエル声多数

・ラインセンサス(南沢)
ヒキガエル確認なし
アマガエル声多数(市街地以外)

6/30 夜

・ラインセンサス(北ノ沢→盤渓)
ヒキガエル確認なし
アマガエルの鳴き声
エゾサンショウウオ幼生 健在(ルート上の止水)

・ラインセンサス(中の沢)
ヒキガエル確認なし

アズマヒキガエル6月末累計防除数:
成体418、幼体16、幼生1701、卵紐49.6杯(744リットル)

参考 : 「かんガエル」に関するまとめのページ

Baikada’s main website
Wild Home