Amelanistic


Hyalessa maculaticollis
Robust cicada
みんみん蝉(ミンミンゼミ)

Photograph by Baikada (ばいかだ)
*CANON EOS KISS X*

The normal “Robust cicada” ‘s body is checker pattern by black & green. Sometimes, there are amelanistic individuals. Their body is Light-green.

ミーン ミン ミン ミン ミン ミン ミー

鳴き始めは「風情ある」と思いつつも、時間が経つとうるさくなってくる。姿をみると本来は黒と緑のチェック模様が特徴の体をしているミンミンゼミです。写真のセミはチェック模様になっていないけど、種としては同種のミンミンゼミです。

wikipedia先生やらgoogle先生によると、地域的にこうした黒抜け(Amelanistuic)のミンミンゼミが見られることがあるみたい。そして黒抜けのミンミンゼミは「ミカドミンミン」と呼ばれたりもします。どうしてミカドなんだろう…と思いつつ、早20年。未だに、どうミカドなのかがよくわからないけど、神々しい感じなのだろうかね?

ポッキーのバッタもんもMIKADOだったね。これもなんでミカドなんだろう…。

このミカドさんに出会ったのは、長崎県の対馬。ミカドミンミンにはすごく憧れてきた。見た時には、すごく感動したけど「のっぺりしたセミだなー」という印象が強かった。

ちなみに2012年、北海道札幌市の定山渓温泉でのミンミンゼミの鳴き声の終認は9月15日だった。だいぶ遅くまで鳴いていて、残暑厳しい年でした。

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年賀状DVD-ROMイラスト12800

I offered the picture for the design to the book. ”New Year’s card DVD-ROM illustration 12800″ (Japanese text only.)

株式会社インプレスコミュニケーションズ発行の、年賀状DVD-ROMイラスト12800で、4点のデザインへの協力をしました。

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北海道産シロマダラ(Dinodon orientale)の形態について

I wrote an article “The morphology of Dinodon orientale in Hokkaido” to BULLETIN OF THE HERPETOLOGICAL SOCIETY OF JAPAN.

日本爬虫両棲類学会が発行する爬虫両棲類学会報 第2012巻 第2号に、「北海道産シロマダラ(Dinodon orientale)の形態について」が掲載されました。

北海道産のシロマダラについては、2011年の捕獲以降、北海道で確認されたシロマダラ(Dinodon orientale)続報北海道産シロマダラ(Dinodon orientale)の産卵孵化についての2本を書いておりますが、今回の3本目で一段落です。

暗中模索で形態について書いてきたので、読みづらい点などあると思いますが、道内のシロマダラについてなるべく詳しく書いてみましたので、本州以南のシロマダラの今後の記録との比較資料になれば幸いと思っております。

著者:徳田龍弘

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ありあわせ

だいぶ前から欲しくて、でもずっとほんとうに必要かどうか考えてる間に半年が経っていた。ストロボの補助器具(バウンスね)。多少の時間ができて、取り寄せた。取り寄せたものの、暫く使わないでいました。


ヒメマイマイ(線のないタイプ)

気が向いたので手元にあった「ありあわせ」で撮ってみました。(黒い紙、鹿の角、ヒメマイマイ)ありあわせながら、良い感じ。

今シーズン、これを使ってヘビを撮る機会まだあるかなあ…。

全く脈略もなく、ヨコバイの仲間(?)。

恵庭の学校で授業をするチャイムが鳴る直前に、講師室であわくって撮ってました。窓見てたら、こいつがいて、目を凝らしてみたら(体長1cm無い虫でした)、意外とキレイだったから撮っておきました。撮っておいたら種類わかるかなと思ったけど、案の定、手持ちの物じゃわかりませんでした (- ” – ;

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Obstinacy


Elaphe climacophora
Japanese rat-snake
青大将(アオダイショウ)

Photograph by Baikada (ばいかだ)
*CANON EOS 7D *

When they made up their mind to escape, they sometimes become stubborn. They move towards the first place that was going to escape even if I release them in any place. Even if a camera stands in the way to the ahead.

大体のヘビがそうなのだが、彼らが「逃げよう」と思った時、時々彼らは非常に頑固になる。最初に逃げようと思った方向に、どんどん突き進んでいく。たとえ目の前にカメラがあろうと人間がいようとも。


Elaphe climacophora
Japanese rat-snake
青大将(アオダイショウ)

Photograph by Baikada (ばいかだ)
*CANON EOS 7D *

いわゆるパニック状態。逃げるために、動いているのにカメラに向かって進んできてしまう不思議。蛇突猛進、逃げるにしかず

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メールについてのお願い

メールアドレスはこちらです。

ご質問のメールを頂く事が多いのですが、返信に困ることがあるので、メール問い合わせについての4つのお願いです。特に3は多いので、注意をお願いします。

  1. お名前を名乗って下さい
  2. ヘビの種類を問い合わせる場合は、そのヘビを見た地域を教えて下さい(都道府県レベルでもいいので)
  3. 携帯電話からの問い合わせに多いのですが、受信拒否状態を解除して下さい(ドメインbaikada.comからのメールを受信するように設定して下さい)
    ※こちらから返信しても拒否により不達になるので、ご連絡ができません
  4. 返信に対して何らかのリアクションを下さい
    ※返信までに時間がかかることもありますが、一つ一つ調べて返信しています。返信で納得したのか、そうでないのかを知りたいです。

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1ST OSHORO-KOMA

9月に入り、アオダイショウの子供も元気に這いまわる今日この頃、みなさま、いかがお過ごしでしょうか?


アオダイショウ

とある偉人が最期の時にのこした「我が生涯に一片の悔いなし!」という有名な言葉がありますが、果たして人間にそのような卓越した精神を構築することができるのだろうか?(いや、それはない)

自分もその言葉に1歩でも近づけるように、ひとつひとつ「悔い」を減らしておる作業中ですが、生きている限り、「悔い」は増え続けることはあっても、減ることはない。

今回はその「悔い」(心残り)の一つ、「オショロコマを見たことがない」を解消する旅に出たわけでございます。道東、北見に数年住み、北海道に十数年住み、生き物を見て歩いている身でありながら、オショロコマを見たことがないと言うとかなり意外がられる。思い起こしても、北海道のイワナ属の魚はアメマスを見た記憶しか無く、オショロコマを見てみたいという憧れは常にあった。

ドクヤマドリ…?

同行人(案内人)のZ君と、ふらふらと真狩・京極方面に向かって、
現地に到着するが、釣具屋さんが全くないことに気づく。事前に持っていた道具は…。スピニングリールがついた1500円の竿と、カレイ用の仕掛け。もちろん、おもりもない。絶望に身をよじりながら、そのへんの虫を針先につけて暫く流れに虫を流してみる。

オショロコマ

なんともあっけなく20cm前半サイズのオショロコマが釣れた。釣ったこっちが、びっくりだよ…。体側の赤い斑点がとてもキレイで、見てると静かにテンション上がる。プラケに入れて写真を撮るけど、水が冷たい(水温ヒトケタ)からどうしても結露してしまって白んじゃう。水温上げるとオショロコマが弱っちゃうし、工夫しないとね。

いつかは水中で撮ってみようかな。

1匹、キレイなオショロコマを見れたのでとても満足しました。これで目的達成して、のんびりモードに突入した。(つまりはガツガツ生き物見るモード早くも終了)

せっかく真狩の近くまできているので、真狩といえばレストラン・マッカリーナだべ!(サミットで会食に使ってたと思う)ということでマッカリーナに乗り込むも定休日。「行ってみたら定休日」は、自分にとってよくあることだけど、今回は実は運が良かった。今、マッカリーナのメニューをネットで見てみたらサンダルとTシャツで食べに行くような値段ではなかった。てか、そもそも予約制だったみたい。

結局、セブンイレブン in マッカリでご飯を食べて、京極方面へ戻っていく。

京極の「ふきだし公園」で冷たい水を飲みに行ってきた。知り合いの結構多くの人が、この公園を「京極の名水公園」と呼ぶんだけど
「ふきだし公園」が正解。以前、カーナビの検索に手間取った思い出が…。(京極で名水公園という公園が見つからない…)

ヤマメ…と思われます

公園内の池の透明度はとても高く、泳いでる魚が浮いてるように見えます。

ニジマス

これだけきれいな水だと、かえって食べる物も少ないんじゃないだろうかと思ってしまうのは自分だけだろうか?上のニジマス、50cm近く。美味しそう。立派なバターソテーにしてあげたい。(ふきだし公園内は釣り禁止です)

と、池の中をよく見たら

ここにもオショロコマいるじゃん…。

ふきだし公園は訪れるのは2回目だったので、1回目の時、ちゃんと調べた上で見てれば、オショロコマ見れてたんだねー。

さて、次に見ることが出来る「我が生涯のハツモノ」の生き物はなんだろうね!

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160枚のスライドを70分でお話してきました

昨日は円山動物園で、講演会をしてきました。秋の仔ヘビたちについて、どういうのがいて、どんなものが見れるのか。そしてハープソンについて、私のハープソン1週間をお話しました。

ハープソンの方の中には、アニメーション的に連続送りした20枚ほどを含みますが、全体的にはスライド数が多かったので、少々忙しい感じになってしまったでしょうか?寝不足の妙なテンションのなかでの、お話にお付き合いいただきありがとうございました。

講演の後は、ヘビのふれあい体験。さすがの人気!

今回は実はシロマダラの赤ちゃんも会場に来ていましたよ。

いらっしゃった方々、動物園スタッフの皆さま、ふれあい体験にやってきた蛇たち。みんなお疲れ様でした!

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爬虫類・両生類探し生活+秋の仔蛇を知っとこう!

I gave a lecture about reptiles & Amphibians at Maruyama Zoo in Sapporo city.

円山動物園主催の講演で2012年8月26日に講演をしました。演題は「爬虫類・両生類探し生活+秋の仔蛇を知っとこう!」です。

内容は秋に見れる蛇、ハープソン奮闘記、蛇ふれあい体験などです。

日時: 2012年8月26日(日曜日)
開場:13時00分
講演:13時30分~14時30分(予定)
場所: 円山動物園 動物科学館ホール
定員: 50名程度(予約・受付はありませんので、会場にお入りください)
料金: 参加費無料。高校生以上は入園料が必要です。

講演報告はこちらです。

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なつやすみ

お盆も過ぎて、北海道の夏は終わりかけ。今年の夏は、ちょこちょこと子どもと出かけた。15枚の写真とともに綴ります。

時期が遅いかも…と思ったけどなんとかルリボシカミキリ発見。相変わらず触角の剛毛が素敵。

カミキリは好きな昆虫の一つ。キボシカミキリより大きいくらいのサイズのカミキリが好きです。日本産カミキリ大図鑑という本が、コレクション的に欲しかったりするのだけど、目玉が飛び出るくらいの値段なので、宝くじがあたったら買おう。

ルリボシカミキリがやってきた木材には変形菌もよく生える。これはマメホコリの若い子実体だと思う。(老熟すると茶色くなる)変形菌は、胞子から生まれるとアメーバ状の動物的生活をして、条件が整うとキノコの様な子実体になり、胞子を出して増える。

自分で文章を書いてて、「若い子実体」に違和感を覚えた。未熟な子実体と言いたかったのだけど、子実体は大人(?)だから若いって変だよなー、とか成熟したステージが「子」実体っておかしくないのか?とか、いろいろ疑問がわく。だれか教えて。

うちの周りは森林環境しか無いので、海の近くに行ってみる。川近くの濁ったよどみを網でガサガサするとエビが取れた。透明の体にうっすらとした焦げ茶色の縞模様。クリアタイガーとでもいう感じかな?

昆虫も意外に多く、マツモムシやヤゴ、ミズムシもちらほら。息子がミズカマキリを採ったので、見てるとなんか形に違和感があったので写真撮っておいた。(折れてるんじゃなければ)産卵管が短いので、ヒメミズカマキリかもしれない。

池でひと通り遊んだら海へ。「釣りしたい」のリクエスト。

港で釣りしようと、周りを見ていたらこんなの落ちてた。アンコウかな?…アンコウ…。深海魚がなんで?と思ってこれも写真撮っておいた。カジカに微妙に似てて、自分でもよくわからなかったので、専門家に見てもらったらアンコウでした。お盆の頃は、浅場で産卵に備えるため、漁網で混獲されたのかもしれないね。ウミネコが微妙な顔をしながらアンコウをほじくってました。

で、釣果はというと、自分の釣り上げた魚はゼロ。家族で釣ったのでも上のカレイでも最大サイズ。別の日に川で息子が釣り上げた20cm前後のニジマスが一番でかかったな。

自分のイメージでは川の魚のウグイだと思うんだけど、海で釣れました。ほとんどリリースだったんだけど、チカ、サバ、ウミタナゴは持って帰って食べました。他にもソイも釣れてたんだけど…。5cmじゃ食べれないしね。

たまたま港の取材に来ていた、釣り新聞の記者さんに家族で写真を撮ってもらって釣り新聞デビューしました。釣り場の周りの皆さんにも、いろいろ教わったりしてお世話になりっぱなしでした。

別の日に、子どもと、そのいとこたちとニセコに行きました。なにげにニセコに行くのは初めて。羊蹄山にレンズ雲がかかってます。宿泊してる場所で、この羊蹄山の写真を撮ろうとベランダに出ると、緑の物体が転がってました。

アオバトの死骸でした。子供たちの観察眼はなかんかのもので、「衝突死したんじゃないかなー」と教えると、窓にあった衝突跡を見つけてました。綺麗な状態に見えますが、実はかなり熟成してて、食欲を掻き立てない香りを振りまいていたので、残念ながらビニール袋に入れてご退場願いました。

ニセコでは雨に振られてしまい、満喫しきれなかったのですが、なかなかのどかな場所でした。人の多くない時期にまた行ってみたい。

ニセコから戻ると再び「釣りしたい」リクエストが発令。再び海方面へ。

海近くの川の林でジャコウカミキリ発見。とても綺麗なカミキリで、その名の通り掴むと芳しい。「どちらかと言うと、いい匂い」がします。これもそこそこ大型のカミキリで、とても嬉しくなります。

ヤナギ系の木に産卵します。カミキリの仲間は、基本的に「害虫」とされます。幼虫が木を食べ漁るからですね。

肉食ではないので、言い換えると「草食」。こうするとおとなしそうな動物に聞こえる言葉のマジック。実際おとなしいけど…。(掴むとかじることがあり、かじられるとかなり痛い)

ちょっと見た瞬間ドキッとするトラフカミキリ。このカミキリはクワ系の木につく。視界の端に入った時、スズメバチに見えるんです。これ。カミキリが目につくので、見てたら息子が「スゲーのいる!こっち来て!!」

おお!これはすごい。5cmを超えるカミキリが蜘蛛の巣にかかってる!

蜘蛛の巣から外すときに、感じた微妙な触感。フニュっとした、なんとも言えないこの感触はあいつではないだろうか…と思いつつ写真を撮って、家で調べるとウスバカミキリ。やっぱり。微妙に投げやりなデザインの触覚。

じつは大型のカミキリでも、ウスバ系とノコギリカミキリは微妙に苦手デザインだったりするのですが(わがまま?)ウスバカミキリ、遠くから見てるとカッコいいです。

これはまた別の日なんだけど、久しぶりにジュウサンホシテントウを見つけました。テントウムシにあって、テントウムシらしからぬフォルムですね。テントウムシも3mm以上くらいの大型のものが好きです。ヒメテントウの仲間は、さすがに識別が厳しいので、踏み込めない領域です。

テントウムシも、カミキリも、植物がわかると飛躍的に見るチャンスが広がるのですが、自分にとっての植物の識別は、かなり大きな障壁だったりします。。。

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