Reflection

Amphiesma vibakari vibakari
Japanese keelback
日計(ヒバカリ)

Photograph by Baikada (ばいかだ)
*CANON EOS KISS DX*

ヒバカリは水辺の環境に好んで生息している。
Japanese keelback inhabits the environment of the waterside willingly.

自身が水分を多く必要とするから水辺に多いというのも理由だと思うが、食べている動物であるカエルやミミズが湿った環境に多いからという理由が大きいので水辺に生息しているのだと思う。
Because themselves need a lot of water, I think that it is a reason that there is many in the waterside. However, I think that they inhabit the waterside because there are many reasons in the environment where a frog and the earthworm which are an animal becoming the bait got wet.

ヒバカリはとても小さなヘビで、50cmを超える個体はかなり稀。同じ水辺を好むヤマカガシやシマヘビと何らかの競争を避けるために、朝昼よりも早朝や夕方、日没後に行動していることが多い。
Japanese keelback is a very small snake, and there are considerably few individuals more than 50cm. The Japanese keelback tends to act in the morning after sunset or in the evening in an early morning from the noon to avoid the struggle for existence with Tiger keelback and the Japanese four lined snake liking the same waterside.

水辺で生活すると、極端な例でいえばアナコンダのように重い体重を水による浮力で軽減し、巨大化してほかの動物から
襲われるのを防ぐこともできる。
The snake living in a waterside reduces the heavy weight by buoyancy like an anaconda and can prevent what they become gigantic, and is attacked by other animals.

でもこのヒバカリは、目立たないように小さく、目立たないような時間帯に行動することで今日まで生きて来ることができた。生き物の、生き抜く戦略はいろんな思惑があって面白い。
But this Japanese keelback made a body small , and  chose that they acted in time when they were not outstanding, to survive it until today. The strategy that the creature survives has various expectations and is interesting.

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Character of a snake

Japanese rat snake doesn’t fear the person so much. When a person approaches, it escapes, but comes out immediately when a person disappears. A lot of people do not welcome it though it is welcome for me.

オカモノアラガイ?
Refined Amiber Snail?

先の記事、Insects photoの昆虫以外編。

かなりたくさんの人が訪れる札幌市内の公園にヘビを探しに行った。他の森とは分断されてしまっていて、大きな哺乳類はいなさそうなところなんだけど、なかなか多様な環境があって面白い。

変な形のマイマイがいて、オカタニシの系列かと思って捕まえてみたけど、貝の蓋がなかったんで、写真を撮っておいたら後ですぐオカモノアラガイ系だってわかった。
マイマイも少なくとも2種類以上いたみたい。

ギンリョウソウ
Corpse-plant

ジムグリを探し回ってるとよく遭遇するのがトガリネズミとギンリョウソウ。今回はジムグリは見つけられなかったけど、たぶんエゾトガリネズミとギンリョウソウは見つけた。
ギンリョウソウは別名ユウレイタケ。でもイチヤクソウ科の植物。キノコじゃない。英語でも”Corpse plant”。死体植物。または”Indian pipe”。
とにかく、どの国の人でも異質なものに見えるんだね。

アオダイショウ
Japanese rat snake

結局2匹のアオダイショウに会うことができた。でも、人通りの多い公園ではいつものように撮影していると嫌がって通行できなくなってしまう人も多く、気を遣う。
2枚ほど撮ると、次から次へとお散歩に人が歩いてくるのでアオダイショウには悪いけど、人通りのあまりない方に連れて行って撮影。
多くの人はそれを遠巻きに目を丸くして歩いて行くけど、興味のある人は声をかけてくれる。

通りすがりの親子さん
They were interested in the snake, called me.

あんまりたくさん声をかけてもらうと集中できないけど、こういう往来の多いフィールドに自分が来ているので、そこはこっちが対応すべきだろうね。いくつかヘビの講釈させてもらいました(^^;

アオダイショウは日本の他の種類のヘビと比べて、人を恐れていないような気がする。人家周辺にも住むし、人の往来の多い林道でもよく見かける。つい1分前に人がここ歩いてたでしょ?って場所にも出てきてでれーん、と伸びている。

対してジムグリは神経質。暑いのが嫌いなのもあるんでしょうけど、一度人が歩いてしまった林道では、あまり見ることができない。
朝一の林道が狙い目なので、ここの公園では見つけるのは難しそうだ。

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Friend’s wedding

I went out to the Kansai area to attend friend’s wedding. Because I had gone far away, I incidentally did the fielding as another friend. I acted with bird’s specialist in Nara, and saw various birds in forest. And, we moved to Osaka, and saw the bird in the sea. Next day, I acted with insect’s specialist in Kyoto, and saw various insects. At friend’s wedding, various animals’ specialists had gathered, and I was able to talk a little with them.

奈良県某場所ではホンシュウジカに異常接近できる
Sika deer

友人の結婚式に呼ばれて、関西地域に行ってきました。せっかくの遠出だったので、友人に声をかけて一緒にフィールドを歩いてもらいました。

最初に歩いたのは奈良県。奈良と言えば古都だけど、そういう情報には疎い自分です…。
さっそく奈良の超有名な鹿の頻発ポイントあたりで鹿を見る。やっぱりホンシュウジカはエゾシカより結構小さい。でもほかに違いは見られないけど…。

あんまり普段観察できない目玉などを見て、瞳孔がでかいなあ…。ヤギよりウシっぽい目だなあ…。などとあまり意味のない考察をしてみたりした。

オオセンチコガネは奈良ではブルータイプもいる
A kind of Earth-boring dung beetle.

シカのウンチが大量にあるせいか、いたるところにオオセンチコガネがいた。北海道では赤いタイプをよく見るような気がするんだけど、ここでは赤いタイプは見られなかった。
でも、青いタイプを初めて見た。どうも青いタイプはこの公園には多いけど、他ではあんまり(全然?)いないみたい。鹿のウンチがオオセンチコガネを青くするのかね?

小型だけど成蛇模様のアオダイショウ
Japanese rat snake

奈良の山の中に場所を変えていくと、動物相も少し変化が出てきた。
昼も回っていて桜相当暑かったので、そんなにヘビは期待していなかったんだけど、アオダイショウが出てきてくれた。自分を見るなり逃亡してしまったので、捕獲して数点のやらせ撮影。仕方ないよね・・・。
この個体、小型だけどもうすっかり幼蛇模様は消失してて、しかも全身チェックしたけど全く傷がなかった。栄養状態もよし。健康優良児!
カラーが綺麗って訳ではなかったけど、フォルムが抜群に綺麗でした。

タゴガエル
Tago’s brown frog

こいつはそこかしこで鳴きまくっていたタゴガエル。ここ数年、タゴガエルの声を聞いていなかったので、はじめ何のカエルが鳴いているのかわかんなかった(^^;
でも、水の染み出るガレキの中からの声と、中身の白い卵、そんで成体も見れてやっと思い出した。
鳥もそうだけど、しばらく声聞いてないと忘れてしまうね。

キビタキ
Narcissus Flycatcher

鳥屋の友人とこの日は歩いていたんだけど、さすが小鳥の気配に敏感。サンコウチョウも5羽見れて、長~い尾羽も拝めたんだけど写真は撮れず。残念。オオルリも時間が悪かったかほとんど確認できず、声を2~3回聞いただけ。でも、キビタキが結構たくさん出てくれて、自分的には夏鳥で好きな鳥の最高位に近い所に君臨する鳥だからとてもうれしかった。
他にも、北海道にはいないアオゲラなんかも拝めて、よかったよかった。

コアジサシ
Little Tern

時間が少し余ったので、大阪の沿岸地に連れて行ってもらいました。
シギやチドリの春の渡りもほぼ終了で、あんまり種類はいなかったんだけど、結構近くで夏羽のトウネンやコチドリ、シロチドリ、メダイチドリなどぼちぼち見れて楽しかった。

目玉は何と言ってもコアジサシ。(普通種ではあるけど)アジサシの形はとてもカッコイイ。
北海道ではあんまり種類が見られないから、コアジサシが川にダイブしたり、魚持って飛んだりしている姿を間近で見れたのはポイント高かった。

奈良県の鳥屋のT君、どうもありがとう(^^)

アザミsp
Thistle sp

翌日は京都の南部へ移動。ここもいろいろ生き物が濃いところ。
自分はアザミという植物が結構好きなんだけど、開ききった花より、写真のようなつぼみがほころんだくらいの時期が一番好き。緑の中にポツンとピンク(紫?)が落ちてる感じで、とても鮮烈。

左:カワトンボsp 右:ホソミオツネントンボ
Dragonflies

この日は、虫屋さんと一緒に歩いたので、いろんな昆虫を見ることができた。
虫はどのフィールドでも見かける動物だけど、種類がわかる人と歩くのは本当に楽しい。時期的にトンボがだいぶ出てきていて、(ヤンマはほとんど見れなかったけど)中望遠レンズがかなり活躍した。
もっと絞って撮らないと昆虫は意外と幅があったり、凹凸があるもんで、照準が難しい。絞るとぶれるのでこれまた難しい。
手ぶれ補正レンズ欲しいよ~~~。

左:キンイロジョウカイ 右:キスジホソマダラ
Right:Soldier beetle sp. Left:Moth sp.

昆虫は昆虫ならではの綺麗な色のもたくさんいる。片っぱしから撮りたいけど、後で調べるのが大変で時に敬遠してしまう。
でも今日は種類がどんどんわかるから行け行け~と、普段撮ってない虫も撮ったりした。撮ってない昆虫でも、よく見るとデザインがかなり良い。おもしろい~。

この日のフィールド歩きの最後には、イタチも目の前に飛び出してきた。やや体が大きかったけど、ニホンイタチかチョウセンイタチかはよく分からなかった。ササヤブがガサガサ言ってる時からカメラを構えてたらたぶん撮れただろうに、暑さにやられてボーっとしてた上に、イタチに対して「い、いたちやん!」と半端な関西イントネーションで叫んでしまったので、即逃げられた。

お堀以外で、ちゃんと野生野生したニホンイシガメも田んぼで見ることもできたし、背中に卵しょったコオイムシsp.も見れた。ぬるっとつるっとした感じのクロゲンゴロウも見れた。

虫って、スゲー多様化してんなー。と、虫を堪能した一日でした。

京都府の虫屋のM(N)さん、どうもありがとう!(^^)

素敵な結婚式も終了して、久々に会った友人にもあいさつできた。
友人は二人とも獣医さんで、いろんな動物に関わる人たちだったので、ふだんから仲良くしてもらっている動物師の皆さんの他にも、コアな方々とも会うことができた。

体調の調整のために、京都で1日延泊しておきました。案の定、半日は数日の疲れから動けなくなってしまったけど、医者からは「なんかしら外の空気は毎日吸いなさい」と指示があったので、この日も午後から京都御所へ。
御所ではあんまり動物は見れなかったけど、黒化したクサガメが池に浮いてた。
ぼーっと見ていると、蚊に刺されまくった。
水辺から避難すると直射日光にやられた。
退散してホテルに帰る途中、アスファルトの輻射熱にやられた。ぐふう。。。

早めにホテルに戻って、スポーツ飲料がぶ飲みしてゆっくり休んだ後、札幌に帰りました。札幌は寒かった。。。

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Unexpectedly good fortune

The season when a bird passes in Japan at the beginning of May. I went to the region that seemed to become migrant’s route in the middle of May because bird’s extending of spring was going to the north slow. Osprey nested on the rock. He gathered driftwood and built the nest. Because the wind was strong, and there were only 20 degC (68 degF) temperature on this day, I was able to see the Japanese four-lined snake unexpectedly though I was not expecting at all.
In addition, I was able to see the Japanese mamushi.
Although I was not able to see many birds, I could see the insect, the snake, etc. variously and they were interesting.

ミサゴ営巣
The osprey is nesting.

全般的に日本ではGW頃が渡り鳥の季節。春の渡りは、北に行くほど遅いので5月中旬、そろそろいいだろうと思って、渡り鳥のルートになりそうな地域に行ってみました。ミサゴという鳥がある岩の上で営巣していました。もう繁殖の季節ですね(^^)

オトーサンが一生懸命流木を拾い集めて巣を作ってました。しかし遠かったので、写真はトリミングです。はー、面白そうな瞬間あったんだけどな。元気に子育てしてね~。

シマヘビ
Japanese four-lined snake

トコトコと山道を歩いていると、長いもののしっぽ発見!素早く引っ張ってみました。
風が強く気温も20℃そこそこだったので、全く期待していなかったんですが、思いがけずシマヘビの登場でした。ごめんなさい>シマヘビ
4本線型と麦わら型の中間みたいな個体でした。いじらせてもらっていたら、案の定咬まれました。が、傷にもならないくらいの弱咬みでした。

肝心の鳥はというと、風も強く日も高く上がってしまってあんまりいない。鳥の仲間はオオルリ、キビタキなど夏鳥が勢ぞろいしてて、日本を通過していく、いわゆる「珍鳥系」は見られませんでした。ちょっと遅かったかなあ。
でも、ノゴマ見かけなかったので、まだ来ていない種類もありそうだし、上の写真のようなツグミみたいのもいたので、冬鳥もまだ完全に抜けきっていないのかあ。

ノビタキ…だよね
Stonechat…?

若鳥やら個体差を見分けるのは、鳥では非常に苦手です。この個体もパッと見てノビタキだろうと思っていたんですが、後で写真を見て結構はっきりとした眼線になんか違和感。でも、ノビタキなんだろうと思うんだけど…。(ノビタキの成鳥♂と一緒に行動してたみたいだし)
まあ、うっすら眼線のあるタイプもちょくちょくいるから、個体差ですよね。きっと。たぶん。おそらく。

渡りの時期には「何がいるかわからない」という不安から、いつもよりかなり識別が不安になります。識別に不安を残すものは、無理に識別しようとせず、「わからん」で済ませます。プライドよりうそを言わないことの方が重要だと思うのです。そう思ってても間違いを言ってしまうことがありますね。

アカホシテントウ
English name is unknown. (Chilocorus rubidus)

まあ、鳥がいなくても別のもので楽しめるので、フィールドに出るのは楽しい。(体力が伴えば、なお楽しい)
アカホシテントウなんて初めて見たよっ。嬉しいな~。
透明感のある黒いガラスに、赤を閉じ込めたような色彩がはたしてカメラで撮れるか不安だった。案の定、十分写すことができた写真はほとんどなかった。もっと勉強しまっす。

なにが隠れてる?
What animal is hiding?

だいぶ疲れてテレテレ歩いていたら、同行人が叫ぶ。うわぁ~、ヘビィィィィ~~~(泣)。ササヤブの中から、ちょろっとしっぽが出てる。
ふふん♪またヘビゲットだぜ~。と思ったら…。尻尾のこの斑紋は…。
…正解はニホンマムシでした。

ひえ~、なんでこの時期に昼間っからウロウロしてるんすか!掴もうとした手を思いっきり引っ込めて、頑張って撮影。でもやっぱり逃げるよねえ…。スネークフック持ってないしさぁ。
つうことで三脚で姿の見えるように引っ張り出そうとしたけど、ササヤブのヘビは厳しかった。。。滅多に会えるヘビじゃないのになあ。ニホンマムシ。。残念。また会う日まで~。

野生のウド、初めて見ました。ニリンソウもたくさんあって、持って帰りたかった~。

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East Hokkaido

I went to east Hokkaido to research of Ezo salamander. And I enjoy to do fielding with my son and to be surrounded by good nature. I was very satisfied though I became tired because of the long distance driving. I love east Hokkaido.I found 4 kinds mammal, 56 kinds bird, 4 kinds reptile, 3 kind amphibian, 3 kinds fish, and about 10 kinds other animals.

息子とエゾサンショウウオの粘膜を採取中
Taking the mucous membrane of Ezo salamander with my son.

エゾサンショウオの粘膜採取で、札幌以外のサンプルを取りたかったので、道東方面に行ってきました。道東はやっぱり自然が濃いわ。いたるところにエゾサンショウウオがいました。
息子と一緒にフィールディングしたり、のんびりゆったりの日程で動けたので、いろいろ楽しむことができました。

ある程度同定できたもので哺乳類4種、鳥56種、両生類3種、爬虫類4種、魚類3種、昆虫8種、甲殻類1種を確認できました。

エゾサンショウウオ
Ezo salamander

オホーツクの北見市にいた頃に見つけていたエゾサンショウウオの産卵地に加え、新産地を2か所確認でき、無事に成体から10サンプル集めることもできました。
ゾサンショウウオも、一様に黒っぽい個体や、金のラメが入ったような個体、体色が薄く、尾の背面に鮮やかな黄色が入るものなどいろいろ見れました。

1回だけ釧路にも出かけましたが、キタサンショウウオは確認できず。。それはおろか、哺乳類ゼロ、タンチョウ見れずの惨敗でした。お散歩程度に行ったので、まあ仕方ないですが。エゾサンショウウオも確認できなかったなあ。。。

エゾライチョウ
Hazel Grouse

この時期は、いたるところでエゾライチョウに出くわす。林道を走っていると、かなり普通に出てくる。大体はすぐに地面から飛んでササヤブに飛び込んだりするが、枝にとまってくれてゆっくり見れることもある。
おそらく「つがい」の形成期だから、活動的で目につくんだろうなあ。今回は見れなかったけど、この時期はエゾユキウサギも出くわしやすい気がします。(白くなくて残念だけど)

アオダイショウ
Japanese rat snake

5月1日にして30℃を記録したので、ヘビを探しに行ったらまんまと見つけることができた。今年初のアオダイショウ!
ヘビは半年以上、冬眠で出会うことができないし、見つけるのも難しい部類の動物なので、初記録のときは尋常じゃなくうれしい。

Lime greenの個体ですが、ほんと薄くて綺麗な緑の個体でした。大人しいし写真撮影にもとても協力的に接してくれました。

ニホントカゲ(2012年に新種ヒガシニホントカゲとなった)
Japanese five-lined skink

ニホントカゲも大発生していて、じーっと座っていると靴の周りをちょろちょろと走り回っていました。こんなに無警戒なニホントカゲも珍しいぞ…。

なにが隠れてる?
What animal is hiding?

この隙間で奇跡的に発見できたこの爬虫類。気がついたら首をひっこめちゃったので写真がこんな感じのものしかないのですが、何の爬虫類だかわかりますか~?
正解はシマヘビでした。

アオジ
Black-faced Bunting

アオジは別に珍しい鳥ではないのですが、個人的に撮りにくい鳥です。やっとまともに撮れたなあ。藪に入り込んで出てこなかったり、暗い林床にいたり、さえずっているときは高い木の上だったり。
その上、「撮影したい鳥」ランクが自分の中で低く、あんまり撮ってこなかった。身近な鳥ほどちゃんと撮って練習しなきゃならんのにね。

いろいろな動物に出会えて、楽しめた道東行でした。

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Lime green

Elaphe climacophora
Japanese rat snake
青大将(アオダイショウ)

Photograph by Baikada (ばいかだ)
*CANON EOS 1D Mark III*

日本はとても南北に長い国です。そして大陸ではなく、島国なので、同じ生き物が住んでいても各地で独自の遺伝形質を持ったりします。アオダイショウは、その中でトカラ列島の口之島から北海道まで生息しています。
Japan is the country which is very long in the north and south. And a country is an island not a continent. Even if the same creatures of lives in various places, they have an original genetic trait in various places. Japanese rat snake (Elaphe climacophora) inhabits from Tokara-islands Kuchinoshima island of the subtropical zone to Hokkaido of the subarctic zone.

日本の動物分類学も、特に爬虫類、両生類では細分化が進んでいて、今まで同種とされていた生き物が別種になったり、別亜種になったりしています。おそらくは、これから研究が進むと、目では識別しきれない分子レベルの違いなどから、さまざまな違いがわかっていくでしょう。
Subdivision advances to the Japanese animal taxonomy with reptiles and amphibians in particular. A creature considered to be the same kind becomes the another kind or the other subspecies so far.Perhaps it will be understood various differences from the differences of the molecule level that I cannot distinguish with the eyes when a study advances from now on.

このアオダイショウは、2008年に私が最初に出会ったアオダイショウ。北海道のアオダイショウの一部はとても色のくすみが少なく、ライムグリーンやスカイブルーと表現するにふさわしい個体が見られます。私の推測ですが、ヘビは同じ種類でも北部、あるいは高山帯に住む個体群は色彩変異を多く持つものと思います。(顕著なものは、アオダイショウ・シマヘビ・ジムグリですね)
This Japanese rat snake was the snake which I came across first in 2008. The part of Japanese rat snake of Hokkaido has little blackness, and lime-green and a sky-blue individual are seen. I guess, as for the snake, the individual group that lives in the northern part or the alpine belt has a lot of color mutations of the same kind though. (The remarkable ones are Japanese rat snake, Japanese four-lined rat snake and Japanese forest rat snake. )

Elaphe climacophora
Japanese rat snake
青大将(アオダイショウ)

Photograph by Baikada (ばいかだ)
*CANON EOS 1D Mark III*

ヘビが大好きな私が、ヘビの少ない寒い地域に住んでいるのは残念なことですが、種数や個体数を超えた魅力を、その土地のヘビに最近感じられるようになりました。(^^)
I love snakes. As for me, it is regretably thing that I live in the cold area with a few snakes. However, recently, I came to have the snake felt the charm that exceeded the
number of seeds and the number of individuals. (:

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Tactics

Takydromus amurensis
Amur grass lizard
あむーる愛蛇(アムールカナヘビ)

Photograph by Baikada (ばいかだ)
*CANON EOS KISS DX*

トカゲの仲間を捕まえずに撮影するにはいつも「駆け引き」が重要です。特にそのトカゲが希少な種類であればあるほどですね。
As for photographing it without catching the kind of the lizard, “Tactics” are important. As much as the lizard is in particular a rare kind.

アムールカナヘビ(Takydromus amurensis)は世界的にみるとそれほど珍しい種類ではないのかもしれないですが、日本では長崎県の対馬にだけ住んでいます。ニホンカナヘビより森を好む傾向があるのか、見かける回数は多くありません。
The Amur grass lizard (Takydromus amurensis) may not be a rare kind worldwide. However, they live in only Tsushima island of Nagasaki prefecture in Japan. There is not many number of times that we see them whether you tend to prefer forests to a Japanese grass lizard (Takydromus tachydromoides).

自分が撮影で対馬に滞在できるのは数日。その間に観察できるアムールカナヘビも10個体程度。これをなんとか満足のいく写真に撮りたいとなると、トカゲと私との「安全距離」をめぐっての駆け引きが行われるのです。
It is a few days that I can stay to take photograph in Tsushima. The Amur grass lizard which I can observe in the meantime is around 10. I must have tactics at lizards over “the safe distance”, if I want to take it to the photograph which I can be satisfied with.

逃げるときは一瞬です。彼らの機嫌を損ねると、距離が5mあろうとなんだろうと、すぐ隙間に逃げ込んでしまいます。
It is a moment that they run away. Even if there is distance with me 5m when I offend them, they escape into the gap.

この写真は10mの距離でこのアムールカナヘビを発見し、15分かけて1mまで近寄って撮った写真です。焦ったり、急に動いたりしないで、ゆっくり低い姿勢で近寄り、徐々に距離を詰めます。何も知らない人がこの光景を見たら、きっと私は変人にしか見えないでしょう。
As for this photograph, I discover him at distance of 10m, and spent 15 minutes, approached up to 1m, and taken. I am neither in a hurry, do not move suddenly, approach slowly by low posture, and approach him gradually. If a person understanding nothing watches this scene, the person will surely think me to be an eccentric.

この時の駆け引きは私の勝ちでしたね(^^)
As for the tactics of this time, I won. 🙂

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Bite

Elaphe climacophora
Japanese rat snake
青大将(アオダイショウ)

Photograph by Baikada (ばいかだ)
*CANON EOS KISS DX*

同じアオダイショウでも、性格に違いがあります。たとえ図鑑におとなしいと描いてある種類でも、ガンガン咬んでくる個体もいるんです。人間と同じように個体差が激しいです。
There is a difference in the character same Japanese rat snake. There is an individual violently bitten even in case of the kind described it is obedient in the picture book, too.
The individual difference is as intense as man.

このアオダイショウは、ものすごい神経質でした。そしてものすごく咬みました。逃げることを忘れ、ずっと私に咬み付いていました。
This Japanese rat snake was terrible nervous temperament. She was forgotten to run away, and was bitten and had taken side with me for a long time.

口をあけて威嚇するのは、日本では実は毒のない蛇であることがほとんどですね。
In fact, it is most that it is a snake that the mouth is opened and threatens that doesn’t have the poison in Japan.

しかし、威嚇と言う姿は迫力のあるもので、私もかなりひるむことが少なくありません。
However, it is not few that I also flinch considerably to the threat by them with power.

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Riverbank

Elaphe quadrivirgata
Japanese four-lined snake
縞蛇(シマヘビ)

Photograph by Baikada (ばいかだ)
*CANON EOS 5*

私は、ヘビの種類が多い亜熱帯の沖縄県に行くのが好きです。8種類のヘビが生息する東京都も好きです。以前、北海道のオホーツク地方に転勤になったとき、ヘビが4種類しかいないということにつまらなさを感じました。
I like going to Okinawa of the subtropical zone with many kinds of the snake. I like Tokyo where 8-kinds of snakes inhabit. I felt a triviality in only 4-kinds of snakes inhabiting when I was transferred to the Okhotsk district of Hokkaido, before .

でも、寒い亜寒帯の北海道に来て、新たにヘビについて学ぶ事がたくさんありました。この寒い地域では冬越ししやすい温泉周辺に密度高く生息するとか、餌となる動物の生息環境がヘビの生息環境に完全に合致しているとか。。。
But I came to Hokkaido of the cold subarctic zone, and there were a lot of learning it about a snake newly. As for the snake, density high lives around the hot spring where the winter is passed easily in this cold region. Moreover, the native habitat of the animal that becomes snake’s food completely corresponds to snake’s native habitat. Etc.etc…

北海道には5種類のヘビがいると言われています。(シロマダラは奥尻島と札幌近辺で記録があるだけですが)実際に、シロマダラを除く4種類のヘビたちと出会ってみると、それらは東京都と同じ種類と言われていますが、全く違う印象を受けるような個性ある個体群に出逢う事ができました。
It is said to be it in Hokkaido 5-kinds of snakes. (We have a record in Oriental odd-tooth snake in Okushiri Island and the Sapporo neighborhood.) When I met 4-kinds of snakes except Oriental odd-tooth snake, they were said the same kind in Tokyo, but the personality that I had an impression different at all was able to really meet the population that there was.

そして、私の興味はヘビの「種」を撮ることから、ヘビの「個体群」、そして「個性」へと興味の幅が広がりました。たくさんヘビに出逢える沖縄県、いろいろヘビを身近に感じた東京都、そして新たなヘビの魅力に気づかせてくれた北海道に私は感謝しています。
And, my interest has extended from taking snake’s “the kind” picture to snake’s “Individual group” and “Individuality”. I thank Okinawa that can come across a lot of snakes, Tokyo that felt various snakes close and Hokkaido which I may have reminded the new charm of snakes.

彼らへの出逢いを期待して春を待ちきれず、今日はシマヘビをアップです。とてもハンサムな個体でした。
I cannot wait for spring in hope of an encounter to them and do post of the photograph of Japanese four-lined snake today. He was a very handsome.

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Thank you

Elaphe climacophora
Japanese Rat Snake
青大将(アオダイショウ)

Photograph by Baikada (ばいかだ)
*CANON EOS 5*

In my 32 years, I thank the people who helped it in various ways.And it is my favorite photograph of the time when it was the most happy to give all of you. To Japanese ratsnake which undertook a subject reluctantly. To all of you making the pleasant life.

Thank you.

時々書いているが、私は鬱病をベースとする精神を持っている。
気が滅入って、自分を責めて、眠れなくなるうえに、性格的な問題もあって怒りが爆発すると、自分を抑えきれなくなったり、何もかも投げ出したくなったり、生きているのが嫌になって、たくさん薬を飲んで救急車で運ばれたのも、そう古い話ではない。入院したり、薬飲んだり、副作用で苦しんだりしながら、「生きてても、死んでも迷惑のかかる存在」としてだけど、以前よりは「害の少なくなった存在」として生きている。親にも、友達にも、親族にもいっぱい迷惑を掛けた。いまさら、償うとか、そういうことも出来ないことはわかっているし、これからどう生きていくかがこれからだと思っている。鬱病の発端になった職場でのトラブルを恨んでも、こうなった自分の不甲斐なさを悔やんでももう仕方のないことだ。トラブル主のヤクザを豚箱に入れたって治るもんじゃないし、取り戻せるものも何にもない。

私が今、一番辛いのが、「不定愁訴」と呼ばれる症候群だ。鬱病が、今は脳メカニズムの中で分泌物質が安定しない状態とわかってきているので、「脳の異常」として、何が起ころうがあまり自分でも驚かない。でも、急に吐いたり、関節をはじめとして筋肉などが激痛を呼ぶ日もあれば、熱が下がらずボーっとしているのに、手足の先は氷のように冷たかったり。またある日には目の焦点が全く合わない日もある。

こいつのせいで、去年1年間、仕事をしてこれた生物調査の仕事も、ままならなくなってしまった。いつどのように「不定愁訴」が発現するかわからないので、予定が入れられないのです。

確かに自分はいろんな症状で苦しいのだが、他の人に理解してもらえるのは非常に難しいのはわかっているし、同じ鬱病持ちの人でさえ、症状は千差万別なので、患者同士で慰めあうのも好きではない。
もしかしたら、自分が苦しいと思っているだけで、他の人だったら普通に耐えられるものなのかもしれない。
だから他の人に理解を期待するより、自分がいかにこの病気(障害)と向き合うかが大切なのだと思う。
皆に当てはまることではないけど、少なくとも甘ったれの自分には重要だ。

更に困ったことに、カメラのほうも苦労するようになってしまった。身体が痛む日は外に出れず、指が動かないので歯でシャッターを切る日もある。目の焦点が合わないので、とにかく条件を変えまくって撮る日もある。折角遠出したのに、動くことさえ出来ないこともある。

機材がよければ、苦労も少ないだろうかと考える日もあり、収入もろくに無いくせに高望みばかりするくらいなら写真など諦めてしまえと思う日もあり。

だけど、私はやっぱり生き物が好きだ。そしてそれらと向き合っているのが好きだ。この世界から一時遠のくことはあっても、足を洗うことはないと思う。

昔は、生き物との遭遇時の興奮にかまけて、勢いがありつつも支離滅裂な文章を書くのが好きだった。
今はもう、そういう文章は書けなくなってしまったし、その文章を自分で見ると恥ずかしかったり、書けた頃の自分に嫉妬するので、文章は全て引っ込めてしまった。でも今は、昔は恥ずかしいと思って出せなかった短文を、絵葉書に入れたりして(実は今でも恥ずかしいですが)、表現するようになったし、文章も真面目に書けば、結構しっかりした随筆的なものも書けるようになった。

写真も、障害を持つようになって、見方や撮り方がかなり変わった。それが良い方法なのか、そうでないのかはわからないけど、それはそれで、今の自分の精一杯の表現だ。

人並み以上の失敗写真を量産してるし、万人受けしないのは良くわかってるけど、苦しいながらに楽しいと思えることは大切にした方がいいと思っている。

病気になって良かった…などとは微塵も思っていない。失ったものはとても大きかった。でも、今は以前見えていなかったものも少し見えたりする。囲まれている自分の殻をつつきながら、外を見たり腕を伸ばそうとしている。

私は人間じゃなくていい。人間失格でいい。いや、動物としても失格でいい。人間を語る人はたくさんいる。動物を語る人もたくさんいる。ただ、私は、私以外の人間に「身近に小さな、あるいは大きな生命」が住んでいることを記憶に残せればそれでいい。そのために時々、写真を見てもらえればそれでいい。
動物の決まりきったイメージから少しずれた、へぇ、と思えるような写真を遺しておきたい。

去年から今年、私は東京の青梅市を拠点にして、独りでいろいろやってみた。気楽だけど、本当はとても苦しかった。

今、自分は床から出るのも厳しい状態になっています。ここでまだ我を張ることで、根性を養うこともできるだろうが、心配や迷惑をかける人もあると思うし、床の中でゆっくり考えた。いろいろ手続きが済んだら、実家に帰省します。もう一度、「自分」が生まれた札幌から出直してみます。

私の32年間の中で、いろいろ助けてくれた人々に感謝します。

そして皆さんに贈る、私の一番楽しかった頃のお気に入りの写真です。

イヤイヤながらも被写体を引き受けてくれたアオダイショウに。

楽しい人生を作ってくれているみなさんに。

ありがとう。

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