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宮古の思い出(2013.5) Part1/4

宮古の思い出(2013.5) Part1/4

思い出しつつ、2016年に書き起こしています。

2013年の5月に、久しぶりに沖縄方面に行って動物を見てきました。今回は昔みたいにアイランドホッピングするのは難しいので、宮古島(と、行ければ伊良部島)でフィールドをしてきました。

宮古島は、13年ぶり。当時も他の島に比べると「大きな森がないな~」と言う印象でしたが、今回はもう少し、前より両爬的にいいとこが減ってるような印象を持ちました。(すべてをチェックしたわけではないのですが・・・。)

宮古島の環境は比較的平坦な島のためか、サトウキビ畑に利用されている土地が多く、

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農業用?の池や

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畑作地が多いですね。

所々に、やや小さめの森林が残されています。

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ウタキ(御嶽)などの場所を中心に林が残ったりしています。

旅の過程は、もうだいぶ忘れてきているので^^; 写真を出しながら、4回くらいの更新で、記録を残しておこうと思います。

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アオバズク。南西諸島の夜には比較的よく見るフクロウ系統の鳥でリュウキュウコノハズク同様、電線で見ることが多いです。

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ミヤコヒキガエル。アジアヒキガエルの亜種とされていて、日本では宮古諸島で見られる。大東諸島に移入されてしまっています。日本のヒキガエルのなかでは、小さめの印象。体色のバリエーションは比較的豊富。

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道路にもよく出てくるので、宮古島に行くと毎回結構な数を見ます。

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謎のブリッジでフリーズしてしまいました。

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背中には毒腺のあるイボが多数あるので、背中出して丸まるなどの行動ならわかるけど、弱点の腹を丸出しにしてフリーズするのは・・・よくわからん。

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八重山諸島や宮古諸島に多く見られるヘビ、アカマダラの亜種サキシママダラですが、八重山のサキシママダラより、白い帯の境目がはっきりしてて、頭が薄い色のものが多いです。

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ちょっと黒い斑点部分の色使いがインク切れプリンターのような、霞んだ感じになってます。

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マダラヘビっぽく、頭ひらため。

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つぎはヤモリ。数年経ってると種同定があやふや!

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これはホオグロヤモリ。これは確実。大丈夫。なはず・・・。

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ミナミヤモリ。ヤモリが走ってるとこ写真撮ると、全部指が反ってるんだよね。面白い。

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ミナミヤモリの完全尾かなー。

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ミナミヤモリの若め。

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森のミナミヤモリ再生尾。ヤモリは正直、模様の見た目は参考程度なんだけど、ミナミは背骨に沿って白紋が出やすいね。

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オガちゃん、こと、オガサワラヤモリ。尾を横にくるっと巻く姿も多い。日本にいる個体群は四肢の付け根に黒い点があるね。

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ぱっと見でも、尾の黒斑が目立ち気味。

基本的に夜に行動しているトカゲの仲間はヤモリになるんだけど、夜のフィールドでは昼のトカゲも見れないこともない。

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起きて睨まれてるけど、草に捕まって寝ているサキシマキノボリトカゲや
カナヘビの仲間が見れたりもしますね。

南西諸島では昆虫を見る機会がすごく多いけど、写真撮ってるのはやっぱり、見てインパクトを感じやすいものや撮りやすいもの、それと最終的に好きな分類群に偏ってきますね。

これはすごい好きなわけではないけど、インパクトのある分類群。

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スジグロカバマダラ。群れて寝てるのに出くわす。

ヘビでもマダラは好きだけど、蝶でもマダラが結構撮ってある。

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リュウキュウアサギマダラ、かな?マダラチョウは大きめで目立つところ飛んでいるので目につきやすい。

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ツマムラサキマダラ。これね、羽開いてると、すげーきれいなチョウなんだけど、寒かったのか、全然羽を開いてくれず・・・。

好きな分類群だとやっぱりテントウムシが撮ってあった。

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2013時点で写真整理してたフォルダには「ジュウニマダラテントウ」って書いてあったけど、よく見ると小さい斑点があるし、その小さい斑点の位置をみるとニジュウヤホシテントウと同じだ。

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ニジュウヤホシっぽいなー。宮古に来たから、別の種類だって思い込んでたよ。ありがち、ありがち。

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北海道来たら、この大きさの長いカタツムリを簡単に見れなくなったので、(極小のものはいるようだ)こういうのいると、なんとなく撮ってしまう。沖縄なら普通にいるんだろうけど・・・。

キセルガイの仲間。結構好き。「マイマイがアンモナイトならキセルガイはベレムナイトだもんね。」

って書いてから、久しぶりにベレムナイトの画像見に行ったら、自分が子供の頃に「ベレムナイト」って教わった生き物は画像に全く引っかからず、ほぼイカじゃん・・・、という画像が並んでた。子供の頃にそう聞いていたのは、オルソセラスと言うのだね。訂正しとかないと・・・。

マイマイがアンモナイトならキセルガイはオルソセラスだもんね。

・・・韻も何も踏んでない・・・。

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今回の最後はアシヒダナメクジ。

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いわゆる一般的なナメクジとは分類が遠く、ザラザラしててあんまり粘つかない。かたそう。ナメクジもアシヒダナメクジも、巻き貝の仲間である軟体動物門・腹足綱の動物だけどナメクジは一般的なマイマイと同じ有肺亜綱・眼柄目。アシヒダナメクジはイソアワモチなどと同じ後鰓亜綱・収眼目。

うまく例えられるかわかんないけど、綱の段階では、哺乳類や爬虫類くらいの差の開き。目の段階では、ネコとサルくらい離れてるってイメージかなあ。ちなみにネコと同じ目の仲間には、オオカミもトラもイタチも含まれるので、目より上位の亜綱が違う、というのは相当かけ離れた仲間と言っていいのかもしれないね。

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蛇をメインに爬虫類、両生類、そして野生動物のことを、書いたり、話したり、撮ったり、観察しています。/北海道爬虫両棲類研究会会長。野生生物域外保全センター顧問。両爬と人のコミュニケーター。獣医師(診察業はしていません)。専門学校で両爬学、たまに野生動物学を担当。/著書:北海道爬虫類・両生類ハンディ図鑑、Old world ratsnakes(一章担当)など。

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