カウントダウン2・注意しておきたいこと
先日、道央で見つけた、とても口の大きくなったエゾサンショウウオの幼生です。
こんなの見かけたら、自分はテンションが上がってしまいます。平地では陸地に上がってしまい(両生類なので変態して水から上がります)この時期見るのは難しいかもしれませんが、冷たい水のあるところでは、まだ成長がゆっくりで幼生の状態で見れる場所もあると思います。
反射して下面が写り込んでいますが、なんとも大きな口ですよね。
エゾサンショウウオの幼生は肉食で、獲物は食いちぎったりせず、丸呑みします。食べることができる獲物(例えばエゾアカガエルのオタマジャクシやエゾサンショウウオの幼生同士)が大きいと、それらを食べることができるように口が大きくなっていきます。全く別の環境で飼育していると、口はここまで大きくならないです。
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今回はハープソンに参加する上で注意しておきたいことを3つ、書いておきたいと思います。
①危険もあることに注意して!
例えば、お天気。大雨が降っている間や降ったあと数日はがけ崩れや土石流、河川の増水などが起こりやすいです。両生類や爬虫類は、どうしても水辺近くに多くいるので、観察のためにこういった場所に行く事も多いと思います。天気予報などしっかりチェックして、気をつけたいところです。また、日射も強いこの時期。熱射病などにもお気をつけ下さい。いつもペットボトルのお茶やスポーツドリンクを持っているといいですね。高山地に行く方は、雨天による体温低下などにもお気をつけ下さい。
また、マムシはもちろんですが、スズメバチやヒグマ、交通事故や滑落事故などにも十分気をつけてくださいね。自分も、夢中になりすぎてしまうことがある(写真のサンショウウオを見つけた時とか)のですが、いろんなことに気をつけられるようにしておきましょう。
②観察する土地について
カエルの観察というと、まず思い浮かぶのが田んぼだという方も多いと思います。観察に際しては、以下のことに十分留意して下さい。
田んぼには持ち主がいます!
田んぼは、農家の人の財産です。そして食料を作る大切な場所です。ときおり、生き物の観察する方が、無断で田んぼに入りトラブルになることがあります。(「あぜ」を壊してしまったり、イネを傷つけてしまったり、作業の妨げになってしまったり)
ハープソンで、もし「個人の土地」で両生類・爬虫類を観察する際には、その持ち主の許可をもらうようにして欲しいと思っています。田んぼでも、山でも川でも、どこでもそうなのですが、持ち主や、周囲にお住まいの方々に対して、謙虚な気持ちで望んで欲しいと考えています。
どうかその点、強くご留意をお願いいたします。
③Twitterでも楽しめるよ
ハープソンは、それぞれのチーム・個人がバラバラに動いて行うイベントです。なので、そのチーム以外の人達との交流は、フィールドをしている間はあまりありません。しかし、折角、インターネットや携帯も普及しているので、それらを使って楽しむのもありかなと思いまして、ハープソンの公式ページ内に、Twitterによる実況ページを設置しています。
普段からTwitterで楽しんでいる方は、ハープソン中に見つけたことや写真を添えてつぶやくことで、楽しむこともできるかもしれません。(もちろん、見ているだけでも楽しいかも)
この実況ページは、ハッシュタグ 「 #herpthon2012 」をつぶやきに含めることで、反映されます。
記入例としては「 定山渓地域でエゾサンショウウオの幼生見つけた! #herpthon2012 」のような書き込みをすれば、実況ページに反映されるはずです。もしよかったら、皆さんでお楽しみ下さい。
twitterは未経験だけど、興味のあるという方はこちらを参考にして下さい
Twitterってなに?:(Twitterをはじめよう)
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