Secret hot spring

I went for a trip of search for Japanese odd-tooth snake of 500km. However, Japanese odd-tooth snake was not found. I found the toad which cannot have inhabited in Hokkaido instead.

アオダイショウの抜け殻
Japanese ratsnake

石狩で昨年見つかったシロマダラだが、その現場付近のフィールドをしたことがなかったので環境を見に行ってきました。

気温は低くて全く期待できなかったのだけど、意外に多様な環境があって、ラインセンサスを続けたら面白そうな場所が4か所ほどあった。その中の一つで見つけた、アオダイショウの抜け殻。道路で、風にも飛ばされず夜に抜け殻を発見する確率は生体を見つけるより難しいんじゃないか?

しかしそんなことなら生体の方を見たい…。

アズマヒキガエル(おそらく)
Toad sp.

フィールドの出だし、石狩の南西部で嫌のものを見つけた。画像も一部自粛してあるが、農道でカエルが轢かれていた。轢かれガエル(某千石S一氏受け売り)。轢かれていなければそのまま観察したりもしなかったのだが、轢かれていたので確認してしまった。

イボイボ…。ヒキガエルだ。。。ヒキガエルの轢かれガエルだ…(某千石…)

北海道にはヒキガエルはもともと生息していない。2004年発表の北海道ブルーリスト(外来動物リスト)でも国内移入種として扱われ、函館や旭川での記録があります。

ブルーリストの文献探しを今は仕事にしていますが、ヒキガエルはあちらこちらに広がりつつあります。そんな中でも石狩での文献は見つけられていなかったので、標本として保存することにしました。

標本にするにもホルマリンもアルコールも持っていませんがな。しかももう夜なかでドラッグストアも開いてないがな。しかも明日の夜までフィールドの予定でんがな。仕方なく、コンビニでワンカップの焼酎を購入。

アルコール度数本当は70%必要だけど、とりあえずワンカップの20%でも腐敗防止にはなるだろう。ということで、ヒキガエルの焼酎漬けを作った。これを車内に置いておくと、アルコールが臭い出してもしかしたら警察に捕まるかもしれない。

ということで、柿ピーも買ってチャック付きのプラ袋も入手。ワンカップ瓶をチャック付きのプラ袋で密封した。この標本は後日酪農大学に置いてこさせてもらいました。

ガムシsp.
Water scavenger beetle

札幌に比べてとても昆虫が多い。

これ、ゴキブリかと思った。次にゲンゴロウかと思った。だけど脚がひれ状じゃないのでガムシだとわかった。結構りっぱなサイズ。周りにはカブトムシもいっぱいで、困ったもんだ。カブトムシも北海道では移入種。

マイマイガsp.
Gypsy moth sp.

uoooooooooooooo

電柱がガだらけだ。死ぬかと思ったが、この光景は残さねばならんと思って写真を撮ったが、ビビりながら撮ったので適当な写真になってしまった。マイマイガの仲間だと思う。

この地域はアイヌ語で「ヘビの多いところ」という場所なのだけど確かに環境はヘビたくさんいそうだった。だけどガがいっぱいいた。

秘湯
Hot spring

札幌から石狩経由で増毛まで行き、そして一気に日本海側に沿って小樽、余市。そこから積丹半島を横断して神恵内村を経由して岩内まで行った。この温泉は岩内の温泉。山の中にあるんだけど、そこに向かう道が今回のフィールドの林道のどれよりも厳しかった!

昨夜からだいぶ体が汚れたもんで湯で流させてもらった。露天では足湯みたいに浸かって、運転続きだった足が気持ち良かった。

シマヘビ
Japanese four lined ratsnake

温泉と言えばヘビなわけだが、ここも例外ではない。しかし残念ながら第1発見は死骸でした。しかも自分には遭遇率の低いカラスタイプ。これは残念じゃった。

ニホントカゲ
Japanese skink
ヒガシニホントカゲ(2012)
Eastern Japanese skink (2012)

温泉と川と開け気味の草地があればヒガシニホントカゲは非常に多い。めっさでかいのに、縞々個体もいて、ちょっと興奮した。さすがに尾のブルーは全くなくなっていたけど。♀なのかなあ。

あ、写真は別個体の幼体ね。

アオダイショウ
Japanese ratsanke

っと、やっと生きた蛇を見つけた。穴からアオダイショウが顔を出している。かなり色の綺麗な奴だね。だけど、穴に入っている限りはこちらから手を出しにくい。全身を拝んで写真を撮りたいのだけど。こちらが少しでも動くと穴に引っ込んでしまう。それを5回ほど繰り返したので、

「この穴はどん詰まりで、他に逃げ道はないな…」

と判断して少し穴を掘ってアオダイショウを捕まえようとした。しかし。
掘ってみたらネズミ穴のように穴の中は逃げ道満載だった。見事に逃げられてしまった。痛恨の判断ミス。

それを最後に、札幌に戻って行きました。24時間、総移動距離500kmでした。

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Are you stupid?

Cervus hortulorum yesoensis
Yezo shika deer
蝦夷鹿(エゾシカ)

Photograph by Baikada (ばいかだ)
*CANON EOS 1D MK III*

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ありふれた偶然が積み重なった。
Common chance piled up.

自分もこの空間にいて素敵なものに囲まれていたのに、
その時に気づけない自分に苛立ちを覚える。
Though I stayed in this space, it was surrounded by a wonderful thing,
I learn irritation to oneself whom I did not notice.

私の眼は節穴。
そのくせ隣の芝は青く見える。
My eyes are knotholes. Nevertheless, my eyes see others only envy it.

お前は馬鹿か。
レンズの向こうの鹿にそう言われている。
Are you stupid? I am said so to the deer of the lens over there.

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Insect collecting

I stayed with a son in a cottage. I am very happy recently because I can play with a son in a field.

アオダイショウ
Japanese ratsnake

北見での調査のあと、息子たちと待ち合わせて丸瀬布町でバンガローに宿泊した。結構人気がある場所のようで、人はかなりいたが、丸瀬布の森林は濃く、たくさんの昆虫など見れたし、蛇も見つけることができた。人々が騒いでいた所に息子たちが行ってアオダイショウを見つけてきた。なんとも可愛らしい。

アオダイショウ
Japanese ratsnake

鱗も超マクロで撮影してみた。鱗の形も子供っぽいんだね。まるで人間の子どもの乳歯のようなイメージ。

ミヤマクワガタ
Stag beetle

ミヤマクワガタのオスはカッコいいねえ。(この個体は前行く車にはねられたらしく、羽に障害が。)4泊したのだけど、見つかるクワガタは♂は全部の種類合わせて3匹。(ミヤマ、アカアシ、コクワ)それに対して♀は採集したものだけで6匹。(アカアシ、ミヤマ)いたけど採らなかったのが50くらいはいた。メスばっかりだなあ、と思ったらオスは初夏以降はあまり活動的ではないみたいね。むしろ昼間に木を蹴ったりしたほうが採れるみたい。

今年から小学校に入った息子の自由研究に連れて帰った。(が、自由研究は別テーマになったらしい)

ノコギリカミキリ
Long hornde beetle sp.

ノコギリカミキリは大きめだし、迫力があるのでちょっと苦手。掴むとヒステリックにキーキー鳴きまくるし。でも、よく見る種類で撮りではあるので撮ってしまう。使いどころもないのだけど…(^^;

シダクロスズメバチ
Hornet sp.

バーベキューしてると飛んできてうるさいスズメバチ。黒雀系ってのはわかるけど、以前結局同定できなかったから今回は正面顔を撮っておいて同定できた。シダクロスズメバチ。あまりにうるさく飛び回るので、少し離れたところにご飯、肉の脂肪、サケフレークを置いてみた。

圧倒的にサケフレークが人気でした。そのおかげでゆっくりバーベキューできました。

ヤンマ?オニ? Dragonfly sp.

たまには父親の威厳を見せなければならない。ということでトンボ3連続ゲット。でも、なんか少し体格が小さくてショボイんだよなぁ。(でもこの複眼のくっつきかただとオニヤンマ?)

意外とトンボは採りやすいのだけど、子ども用の網で力任せに振り回すと胴と頭が離れてしまうので匙加減をうまくやらないと、惨劇を見ることになる。

オオキノコムシ
Mushroom insect sp.

今回の昆虫の自分的ナンバーワンは、このオオキノコムシ。初めて見ることできた!!オオキノコムシ類でも筆頭のでかさで、昔図鑑でキノコムシの載ってるページで最大の大きさを誇示していたかっこいい虫!!でも、息子たちはほぼ無関心…。アレ、、なんで??こんなにカッコいいのに。

やっぱり昆虫探して歩くのは楽しいね。

このほかにもキタキツネがアオダイショウをくわえて歩いていたので咄嗟にクラクションを鳴らしてしまった。驚いた狐が道路に落として行ったけど、アオダイショウは頭を噛み砕かれて完全に息絶えてた。

とても緑の強い個体で、頭から流れる鮮血の赤と対比されて異様な美しさ(?)グロさ(?)になっていたが、少し離れたところで狐が「返してくれ」と見ていたので写真に撮らずすぐ返して退散しました。

1枚くらい撮っとけばよかったかな…。

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Research

I investigated the salamander around Kitami City. Because they were investigations such as Rana virus and chytrid fungus, I captured the individual. As for the individual in the photograph, the mandible turned red. And, he was not able to keep the physique normal. Though an unpleasant result only has not to come out.

エゾサンショウウオ
Ezo salamander

帯広でアカミミガメの話などを聞いた後、北見市周辺でサンショウウオの調査をした。Rana virusやツボカビなどの調査なので、個体を確保した。写真の個体は顎が発赤していて、体位を正常に保てなかった。嫌な結果が出なければいいのだけど。

もう一つの可能性、捕まえるときに傷つけてしまった可能性。(優しく扱ったつもりだったのだけど…)そっちだとしても気分はブルーだのう。。。

(2009.09.19追記:ラナウイルス・及びツボカビの検査結果が届いて、どちらも陰性と言うことがわかりました。)

ヘビの抜け殻
Cast skin of a snake

以前のヘビ天国で散策。だけど見つかるのは抜け殻ばっかりで生きてる蛇はみつからんのう。。。ちなみに抜け殻はシマヘビとアオダイショウ。生乾きで臭かった…。

トリカブトsp.
Aconite sp.

蛇探しても出てきてくれないので、そこから山へ。8月の初めだったのだけど、もうトリカブト類が咲いてる。しかもこんなに花が上向いて開いてるトリカブトは初めて見たなあ。そういえば、今年はレイジンソウspをみなかったな。あれを綺麗に撮りたいなあ。(花は綺麗だと思うんだけど、なんだか汚いかたちになっちゃうんだよね)


?

北見の常盤公園に来た。数年前のフリーペーパー的新聞でアカミミガメの越冬がささやかれた池だ。池に行ってみると網が結構設置してあった。

とある大学が個体調査始めたみたいだね。網に入っていたのはアカミミガメ3匹。(原図を拡大するとなんとか3匹わかるけどここに載せたのでは無理っぽいね)

アカミミガメは、北見のような極寒の冬も越冬している可能性もある。でも道内では越冬失敗して死ぬカメも多いようなので、もしかしたら、次から次へと放流しているたちの悪い人がいるのかもしれない。おそらくそれを調べるための個体調査なんじゃないかなと思う。(いずれ聞いてみたいと思う)

カメは北海道では元来生息していない。だけど、あちこちでこのアカミミガメやクサガメなどが見られたりする。卵は産むかもしれない。でも多くの場合は、温度が低いなどの理由で卵が孵らなかったりという障害があって、爆発的には増えないかもしれない。

しかし、捨てる人がいたり、越冬をする個体がいれば、ずっとカメはそこに存在してしまう。年々発見数は増え、範囲も広がりつつある現状があります。帰化(外来種が繁殖して定着する)でなくても、単純に越冬するだけで、環境は変わってしまう可能性はある。

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Interesting thing

Elaphe quadrivirgata
Japanese four-lined ratsnake
縞蛇(シマヘビ)

Photograph by Baikada (ばいかだ)
*CANON EOS 1D MK III*

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オスとオスです。コンバットダンスの1シーン。
Both of these are males. One scene of combat dance.

見た目には、血湧き肉躍るような闘いではない。
何を争っているのかと。
それでどう優劣がつくのかと笑いたくもなる。
It is not a fight intense visually. What do you compete for? Thus how does the superiority and inferiority arrive? We want to laugh so.

しかしそれは人間の主観であって、シマヘビ達には関係ない。
シマヘビには意味のあることで価値のある行動なのです。
However, it is man’s subjectivity, and it is unrelated to them. It is an action to be worthy in significant to them.

自分の理解の外にある行動を鼻で笑うことは、自身の進歩を止めてしまうかもしれない。
奇妙な行動や面白いものを見た時は、笑って済ますだけでなく
そのことに関心を持って接する方が楽しい。
Laughing at the action that is besides my understanding by the nose might stop own advancement. When a strange action and the interesting one are seen, touching being interested in that is happy. It is a shame only that laughing without any other doing.

※このシマヘビはジャパンスネークセンターの野外放牧個体で、野生個体ではありません。

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Complex color

Elaphe climacophora
Japanese ratsnake
青大将(アオダイショウ)

Photograph by Baikada (ばいかだ)
*CANON EOS 1D MK III*

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アオダイショウは何色?緑、青、茶、黄緑、ライトグリーン、エメラルド、スカイブルー。
Do you know the color of Japanese ratsnake?
Green, Blue, Brown, Yellow green, Light green, Emerald, Sky blue.

アオダイショウは一色でのイメージが強い。
We express the snake by one color in many cases.

でも、本当はこんなに複雑。鱗は白、鈍色、茶、黒。
But, they actually have a complex color so much. Scales are white, silver, brown and black.

鱗単位では、これほど複雑な色彩を持つヘビなんです。
It is a snake that has a color complex like this for the unit of the scale.

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Environment of Oriental odd-tooth snake in Hokkaido

I went to Mt.E-san in Hakodate. There was the place of a few finding Oriental odd-tooth snake in Hokkaido. Mt.E-san is an environment like the hell. There is no water there, the rock rolls, and sulfur has spouted. The snake lives in such a place.

エゾマイマイ?
A snail is seen commonly at another mountain.

今年初め、自分が新聞に載った時に函館周辺でシロマダラを確認したという情報を提供してくださる人があらわれた。今回は、見つけた場所を確認しに行くとともに、あわよくばシロマダラの生息確認を狙って函館エリアで4泊してきた。上のマイマイは、七飯町の横津岳で見た。

横津岳のシロマダラの記録は写真は無いのだが、情報提供者の方はここで轢死体を2007年秋に確認している。横津岳の発見場所周辺は、私が本州や九州でシロマダラを確認した環境とよく似ていた。道路には広葉樹林がうっそうと生い茂り、そのそばには渓流が流れ、ひんやりと湿度が高い。

ここは毎晩通ったのだが、雨に祟られ、夜間も気温が上がらず、今回はこの場所でヘビは確認することができなかった。

コシアブラ
Acanthopanax sciadophylloides

コシアブラは本州では葉っぱが山菜となる天ぷらで人気の植物。でも、あまり北海道ではメジャーではない様子。

函館~黒松内くらいまではブナが自生しているようです。ブナ、ミズナラそういった植物が結構しっかり生えている。北海道と青森県にまたがるブラキストン線を越えています。樹木が青森と似た感じのものであるのであれば、もしかしたらタカチホヘビも分布するのかなと個人的に思ってしまいます。えさとなるはずのミミズは雨のお陰でたくさん見ることができました。なおタカチホヘビは、青森県弘前市でも見つかっています。しかし現時点では青森県では発見は6例ということで、レアな存在。北海道ではやはり夢うつつの存在なのでしょうか。

函館は札幌から遠い。高速を使っても4時間はゆうに超える。行きは土曜日、ついにETCで高速1000円の恩恵にあずかった。ただ、高速道路と言えど、札幌から函館方向はまっすぐは向かっていない。うねうねと迂回するのでかなりの遠回りです。

ジムグリ
Japanese forest ratsnake

1日だけ太陽が差し込む日があった。この日は、別のシロマダラ目撃地、恵山に向かった。恵山の登山用駐車場に向かう途中でジムグリの幼蛇を捕まえた。否応もなく、ヘビへの期待が高まっていく。

恵山の環境
Environment of Mt.E-san

駐車場方向から恵山の方向を向くと環境はこんな感じ。おどろいた!樹木(高木)がほとんど無い。駐車場から反対方向を臨むと、海向山が見えるが、こちらは森林や湿地を備えている。もちろんヒグマもいる。印象だけで言ったら、シロマダラがいそうというイメージは海向山のほうがしっくりきていたが、実際はそういうものでもないようだ。

昨年石狩で見つかったシロマダラも、海目前の岩の崖地で見つかっており、はっきり言って、「シロマダラがいそう」という自分のイメージは完全に粉砕された。

エゾユキウサギ
Mountain hare

このウサギは、たまたま別の生き物を見ていたら視界に入ってきた。向こうから来てくれなかったら、気がつけなかったと思う。非常にウサギにはシビアな環境だと思うのだけど、ガンコウランの実?を食べている様子だった。

ガンコウラン
Empetrum nigrum

この実は、甘みが強く軽くすっぱく、なかなか美味。ちょっとブルーベリーっぽい?以前食べたフッキソウの実と似たような味を感じた気がする。(フッキソウの実には問題があるかもしれないのでフッキソウは食べない方が良いでしょう)

今回案内して頂いた方にお話を伺ったのですが、地元では、なんとこのガンコウランの実をご飯に乗っけて食べたりしたんだとか。かなりのカルチャーショックなのだけど、フランクフルトに粉砂糖、お赤飯には甘納豆な
北海道の文化もあるわけで、自分も美味しいかも?と思えた。

環境
Environment

山頂に向かう道は最初はこんな感じ。植物は草本や、低木。正直なところ、簡単にヘビを見つけられそうなイメージにない。

コケモモ
Bilberry

コケモモですねぇ。私はこのコケモモという植物を知る前に、ツルコケモモという植物の名を知りました。ツルコケモモのジャムを食べたんです。以来、ずっとツルコケ・モモだと思っていました。滑りそうですよね。正しくは蔓苔桃。ツル性のコケモモ。でも写真はただのコケモモ。低木的なものはこういうものが結構生えていました。

シロマダラ発見場所
Environment of Oriental odd-tooth snake in Hokkaido

シロマダラの発見場所に到着。唖然。。。ほとんど植物ない。水気もない。。。ゴロゴロと岩だけが転がり、身を隠すには適しているけど、なにか生きるために必要な要素が乏しそうなところ。しかも硫黄があちこちから吹き出していて、吸い込むとせき込むくらい強烈な濃度。しかし、そういう状態だけに地熱は十分で、夜間も地べたの温度は下がらないだろうね。

石積み
Piling-stones

火山地帯、岩だらけの風景も関連すると思うのだが、霊地「賽ノ河原」みたいな石積みがあちこちに見られた。明らかに人々が積んでいる。この石の隙間にシロマダラが潜んでいるんじゃないかと思うと気が気でないけれど、こういう人間の想念のこもったものを崩す、壊すのは非常に怖い。絶対に触れられない。。。

セマダラハバチ系?タカネアオハバチ?
Sawfly sp.

このハバチは目が覚めるような色でした。翅を広げると、一部に緑の点もあってすごい綺麗。ただ、これ系統の昆虫は非常に似た種類が多く、非常に同定が難しい。自分レベルでは、種名まで辿り着かない。

シロトホシテントウ?
Lady beetle sp.

時々、模様の薄いシロホシテントウが飛んでいた。オレンジ地で、白い星は見えづらい。なので、同じ種類が飛んでいるのかと思っていたのだけどあとで写真を見たら2種類以上いそうだ。上の写真はシロトホシテントウによく似ている。

斑紋での識別資料で見ると、基本的にシロトホシテントウのパターンの斑紋だが、良く似たアラキシロホシテントウも似ている。しかし、どちらの種類とも星は微妙に違う。強いて言えばこの個体は斑紋が両種の中間くらいな感じ。アラキシロホシテントウについては、チャートには名前が出ているけど、種の説明がなくて、どこに生息しているかなどが不明。。。だからこのシロトホシテントウ系の個体もなんの種かわからず。

ジュウロクホシテントウ?
Lady beetle sp.

で、こちらはさらに斑紋がわかりにくいけど、一番近いのはジュウロクホシテントウかなと思う。シロホシなんだけど、シロジュウロクホシテントウは別種の昆虫を指す名前なのでジュウロクホシテントウとシロジュウロクホシテントウを混乱しないように気をつけたい。だけど、これも斑紋パターンが読みとりにくいうえに、白星の中心に黒い点があり。なんだこれは?う~ん。。。

なお、ジュウロクホシテントウはこれぐらい星色が薄くなることがあるそうです。

ナナホシテントウ
Seven-spot lady beetle

ややこしいのが続いたので、ナナホシテントウで落ち着いてください(^^)でもこれに似たアイヌテントウの写真撮りたいデス。

恵山を一日案内してもらって、バテバテになりました。がっつり日焼けして、硫黄で薫煙されて、なんだか気持ちいい。久しぶりの山登り。
でも600m台の、しかもしっかり登山道が整備された山だということで油断していたのも事実。やっぱりちゃんと「登山」だとうことを認識して、山は登らないといけないね。

アオダイショウ
Japanese ratsnake

降り際に、ササ帯や低木のあるあたりでアオダイショウに出くわした。植物の下に潜り込めば、間違いなく自分は見失ってアオダイショウの逃げ勝ちだったろうに、慌てていたのか、植物の上をしゅるしゅると逃げ回ったので、あえなく御用。計測のために、ちょっと室内に来てもらっていましたが、すぐお別れしました。

ジムグリ
Japanese forest ratsnake

その後の行程で拾った、ジムグリの死体。完全に背中の斑紋が消えて、腹も無斑(というか微妙な顆粒的黒点はある)。いわゆるアカジムグリのタイプなのだが、こういう赤くないアカジムグリタイプがいるので、一般に言われる「腹にも背にも無紋」=アカジムグリというような認識をしていると、赤くないアカジムグリに出くわして混乱する。そもそも、アカジムグリっていうのも俗称だから、無理やりに定義づけしなくてもいいと思う。

さて恵山は、残念ながら夜間の立ち入りは禁止。クマなどが出そうな環境でないだけに、夜も歩いてみたいという気持ちも強くなったけど、禁止なら仕方がない。それに、禁止理由が「植物の盗掘を防ぐため」なのでクマに対する危険ではなく、人間が理由の禁止。やるせない感じ。

それにも増して、今回は天気にツキがなかった。ほとんど雨で、しかも豪雨、強風。雨がない北海道とはいえ、もうこれは梅雨だろう。ひと時、雨が止んで一時的に道路が乾いていても、山が溜めこんだ水を吐き出し続けているところもあって道路が川のようになっているところがいくつかあった。

実際土砂崩れも、頻発したらしい。

八雲の河川
River

ひどい雨が続いたものの、哺乳類はよく目にした。4日間で狐はのべ15個体以上、テン(クロテンではなさそう)が7~8個体。海向山ではエゾシカのでかい角1本ひろったし、恵山ではエゾユキウサギ。何気に飽きは来ない、とてもいいフィールドでした。

帰りがけに、いつもの林道を流そうと思ったけど、林道入ってすぐ、いつもは無い岩が道路に落ちてて、いつもと川の色が違ったので泡食って出てきてしまった。土砂崩れや、土石流も十分ありうるから、気をつけておかないとね。

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They didn’t move..

I got 7 snakes. But 6 snakes is killed on road. I took photos only 1 sanke.

キタキツネ 今日の「クレクレ」
Ezo red fox

ガーっと暑くなりました。30℃まで上がりました。さすがにこれは気温が夜にも一気には下がらないだろうと今度こそ!の念を込めてフィールドへ。

いつものようにキタキツネのクレクレが道路に出てきていました。よく見ると足を引きずっている。道路に出すぎてはねられたとか??どちらにしてもかなり時間はたっている雰囲気でした。

しかし太陽が落ち、星空になると一気に気温は急降下。完全に日が暮れた頃には17℃。そして夜のフィールドを終えるころには9℃でした。なんなんだここは。。。

エゾユキウサギなどもちょろちょろしていたが、なんとも目立ったのは死体、死体、死体。

たぶんオオアシトガリネズミ
Long-clawed shrew, meybe..

オオアシトガリネズミはペチャンコのもいたけど、だいたい、なんで死んだかわからん姿でよく死んでる。クレクレはこういう死体をガツガツ拾って食べてた。けがしてるから、こういう生き方になってしまっているのかもしれない。でも、頼むからシロマダラの死体があっても、残しておいてね。クレクレは昼も道路にいましたよ。だめだよ、さすがにこれは。。。


キタキツネ
Ezo red fox
Movie (Youtube)

ノネコやらキタキツネやら結構出ていたので、ミヤマクワガタも結構、殺られていた。

ミヤマクワガタ
Stag beetle

これ以上のものは載せるのもちょっとためらわれるけど、他にも蛇6匹の轢死体を拾った。行きに見掛けなかったのに、帰りに拾う。ああ、あと30分・1時間早かったら…。ジムグリの幼蛇4匹、アオダイショウの幼蛇2匹だった。

ところで、今年、北海道でみるジムグリは全て夜間に捕獲もしくは拾ってる。一般的には昼行性と言われていて、確かに昼間(特に朝)見かけるけど夜もかなり見つける。このヘビは暗さより、好適温度で動く蛇なのかもしれない。(温度が高すぎない時間帯)なんだか、アオダイショウの幼蛇もよくわからんなぁ。これは昼見ることが圧倒的だけど。

ところで、悲しいかな、今年のメモリアルスネーク50匹目は轢死のジムグリでした。今回のフィールド終了時で今年の蛇の確認数は54。種数は13種。ジムグリ率20%に迫る勢い。スゴイ。どちらかと言うとレア系なイメージなんだけどね。ジムグリ。

それはさておき、北海道ではあまりふるい死骸がない。キタキツネやトビや昆虫が綺麗に掃除してしまうんだろうか。

シロマダラが北海道で見つからない理由、ヒグマの存在もあるだろうけど、関心が低いのもあるだろうけど、こういう掃除屋さんが存在をかき消してしまうのかもしれないね。

シロトラカミキリ
Long horn beetle sp.

ちょっと、おっ?と思ったカミキリ。トラカミキリの仲間は、ちょこっと好きだけどこれは良かったなあ。ホワイトタイガー。

なんだか、家に帰るのも面倒臭くなってしまったので、その辺で車中泊しました。凍えるほど寒かった…。道東ほどでないけど、気温の日較差がすごい。

ヒメカメノコテントウ
Ladybug sp.

朝から日が昇ると気温が急上昇。あっという間に25℃になった。昆虫もわさわさ出てるよ。この写真のヒメカメノコテントウとコカメノコテントウというのをぱっと見で識別できる気がしない。

本によっては背面では識別できず、足の色が…。のように書かれていたが、本当のところはどうなんだろう。コカメノコの方がオレンジ部分がかなり小さいと思うんだけどね。。数見てないから、ひとつの観念だけどね。

キタキツネのクレクレ・昼
Ezo red fox

上の方で、動画で紹介したけど、キタキツネのクレクレは昼もいる。なんだこの格好。。(ちなみに足が悪いのは反対の方と思われます)

キノコわからん
Fungus

見た目に「いわゆる美味しそうなキノコ」が生えていました。でもキノコは何が何だかわからないなぁ。自分はいわゆる歯ごたえキノコは結構食べる。エノキ、マイタケ、キクラゲ…そのあたり。でもニオイキノコはどっちかと言うと嫌い。シイタケ、タモギタケ、マツタケとか。

写真のはシメジみたいな形だねえ。でも傘が奇怪に割れておるねえ。

また、新しいフィールドは無いかと動いていたのだけど、そのあたりに「定山渓自然の村」というキャンプ&バンガロー&自然センター的な施設に行き当たった。周りの雰囲気も良く、車でも流してみることができたのでこの施設の管理センターでいろいろ話を聞きたいと思って寄ってみた。

そしたら、自分がfauraに提供している「北海道ヘビ図鑑」のニホンマムシのカレンダーが飾ってあった。すっごい嬉しかった。しかも職員さんと話していたら、北海道新聞の「ヘビの人」の記事のことも知っててくださって、すごく嬉しかった。

シマヘビ
Japanese four-lined ratsnake

日も上がり、暑さも鰻登りで30℃を超えてきた。さすがに体が悲鳴を上げている。もう、ここ最後にして帰ろう。と思ったところでシマヘビ!ようやく生きてるヘビだがよ~!


シマヘビ
Japanese four-lined ratsnake
Movie (Youtube)

生きた蛇が出て嬉しかったけど、どんな感情が一番かと言えば、安堵。シロマダラが撮ることができたら、相当安堵するだろうな。

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Idea

Goniurosaurus kuroiwae kuroiwae
Kuroiwa’s ground gecko
黒岩蜥蜴擬(クロイワトカゲモドキ)

Photograph by Baikada (ばいかだ)
*CANON EOS 1D MK III*

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トカゲモドキ、特に日本産のトカゲモドキの仲間(いわゆるリュウキュウトカゲモドキ)はスレンダーでとても写真を撮りやすい姿勢をしてくれる。
The kind of Ground gecko in Japan is Slender. And it is very easy for them to take a photograph. Because they make a pose.

ヘビで言えばアカマタのような、クサリヘビ属の面々のような。威嚇姿勢でピタッと止まってくれるので写真が迫力のあるものになる。
Because they stop in the threat posture, the photograph becomes the one with power.

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Goniurosaurus kuroiwae kuroiwae
Kuroiwa’s ground gecko
黒岩蜥蜴擬(クロイワトカゲモドキ)

Photograph by Baikada (ばいかだ)
*CANON EOS 1D MK III*

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しかし、普通に撮っていると皆同じになってくる。個体個体の斑紋の差しか楽しめなくなってくる。(私だけか?)
However, if their photographs are usually taken, everything becomes the same. I can enjoy only a pattern of the individual difference. (Is it only me?)

モデルがポーズをとってくれるのだから、そこから先に発展させるのは撮り手のアイデアによるものだろう。
Because the model makes a pose, it might be the one by taking person’s idea that develops the photograph.

他の方の撮り方を考えてみたり、頭の中で想像したり。それを行動に移してみると、なかなか思い通りにはならない。
I think about the way of taking picture of other people and imagine it. However, even if I put it into action, it does not become as my thought easily.

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The GPS function of the mobile phone

I caught a snake at night. I kept it to photograph the snake at noon. However, I was not able to grasp the correct place that caught it. Because I saved the data of the GPS function of the mobile phone, I was able to release it at the totally same place.

ジムグリ成蛇
Japanese forest ratsnake

本当は明日、フィールドに行く予定だったんだ。でも、天気予報が雨予報、最低気温14℃、風7m…。限りなく条件が悪いので、中止した。でも、前回のフィールド(An effort is realized)で捕まえた、ジムグリの昼の撮影と動画を撮ってみたかったのでジムグリを連れてきちゃっていたんだ。

ウチではゴハンあげられないし、水しかやれない。成蛇のほうはなんだか痩せてるし、幼蛇はすぐに弱ってしまいそうなのでなるべく早くリリースしたかった。

もちろん、ウチにいる間は同居はさせなかった。
(別の場所で捕まえたものだし、クリプトスポリジウムなどの病気が蔓延しないように 気を遣ってみた)

ということで、急きょ本日、リリースしに行ってきました。フィールドとしてはリリース目的で、動物出ることは期待していなかった。

ジムグリ幼蛇
Japanese forest ratsnake (Juvenile)

リリースの前に撮影させてもらいました。
しかしリリースポイント付近に到着してみると、少しだけムワッとしてて楽しげな感じ。気温20度。おおっ、なかなか!!
と思っていたら、雨降ってきたー。あっという間に12度まで下がったー。どうなってんだー。
爬虫類は諦め、ひたすら捕獲した場所に向かう。

ジムグリ
Japanese forest ratsnake

途中で車に轢かれた、瀕死のジムグリの幼蛇を拾う。また瀕死だけに考え込んでしまったが、路肩によけてきた。
データ収集してたりしたら大きさ27cm。ミニマム!
加えて、腹板のパターンが珍しかった。お腹の中心に太く一本の黒条。(うまく形容できない)これは、自分は初めてのタイプかも。

鳥の声も、うっすら聞こえる。コノハズクの声も聞けたし、ヨタカの声も聞けた。オオジシギもなんか鳴いて(?)た。

フィールドしてる間中、ヒステリックにピシッ!ピシ!って鳴いてたのなんだっけーと思っていたら今思い出した。ヤマシギだわ。声だけ楽しんできた。

1匹目のジムグリ成蛇は無事に帰すことができた。比較的わかりやすい地点だったから間違いない場所に返せた。

だけども2匹目。。。平坦な直線道路で捕獲したので、視覚的にどういうところだったのか覚えがない。でも、今年からのシロマダラの調査でGPSの利用が提案されていたので、携帯電話GPSでこの蛇を捕まえたところを記録していた。精度としてはさほどでもないのかもしれないのですが、

N xx°xx.xx
E yy°yy.yy

まで計測できる仕様。これに従って進んでみたら、ちょうど捕まえた場所に出れた。

ぬかるみに前回の自分の足跡が残ってたよ。20-30mくらいの誤差での正確さはあるみたい。でも気象条件とかでかなり変わるのかな?

この動画はおまけのおまけ。
適当に撮ったので適当に見てください。

ジムグリ -Japanese forest ratsnake-
(Youtube)

この間から、動画の質が悪いんだ。腕はもちろん悪いんだけど、画質の方も悪いんだ。

なんでなんだーって、Youtubeの設定とか見たんだけど問題ない。

しばらくしてカメラの設定見直したら、動画の大きさが長辺320ピクセルになってた。。。さっき640ピクセルにしたら綺麗になったよ。だから、Youtubeにupしても荒かったんだね。

ジムグリばっかりでした。

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