帯化

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今回は5月25日に行ってきた出張後のフィールドの記録です。
(※ハープソンの地図のメッシュ番号はこの地図で確認しています)

出張は道東でしたが、暑い日と寒い日にあたって、
しかも安物のレインウェアで蒸れてクラクラになった。

「ササやイバラでどうせ破けるし…」

という考えで、レインウェアの価格ランクをおもいっきり下げると
ただでさえ少ない体力を、ガリガリ削られる結果になった。
何度か繰り返してしまっているこの問題、
二度と繰り返さないようにしよう…。

出張の仕事の帰り道、少し生き物を見てきました。

1_1 (2)

わりと久しぶりに見た、オドリコソウ。
庭で雑草取りでヒメオドリコソウはよく取ってるんだけど、
ヒメの方は、なかなか強い雑草で、
調べてみるとヨーロッパ原産の移入種みたいだね。

1_1 (6)

あとで食べた、ニリンソウ。
この花のは取らなかったけど、
これは緑色の花してる通称ミドリニリンソウ。

原因は変異だとか、病変だとか、諸説あるみたい。

一番インパクト強かったのはこれ。

1_1 (3)

2つのセイヨウタンポポの花がくっついてる。
こういうの、専門の言葉があって「帯化」というみたい。

「帯化」は最近だとこんなニュースもあったね。
ベーコンが巻けないじゃないか・・・北海道で巨大アスパラガスがドーンと生えてきた

1_1 (4)

茎も2本分の太さだ。
あとで考えたら、折って中の空間がどうなってるのか見てみればよかった~。

1_1 (5)

花は不気味なんだけどね。

1_1 (7)

エゾハルゼミも良く鳴く季節になりました。

アルビノのエゾハルゼミだよ。
…と言うのはウソで、羽化したてです。

ではハープソンの方、行っときましょう。

5月25日 北見市本沢 メッシュコード654365(花園)

北見市に住んでいた頃、よく観察に行っていた山に入ってきました。

RIMG5094

まだ雪が残ってましたね。さすが道東。
夏タイヤで走るのは問題なかったけど、
道を雪が覆ってたら山に入れなかったかも。

RIMG5088

この山のエゾサンショウウオの卵嚢は綺麗なのでとても良い。
環境が良いのね。
もう、7~8年は見てなかったから、
ちょっと場所が壊れてないかとか、乾燥してないかとか
心配だったけど、大丈夫そう。

でも少し浅くなったのと、落ち葉が少ないからか、
エゾアカガエルの幼生が全くいない。
たぶん原因はこれ。

G31A8297

エゾサンショウウオの越冬幼生。
おそらく食い尽くして、エゾサンショウウオの新生幼生の出待ち中。

前は水場がもう少し深くて落ち葉も多かったから、
エゾアカガエルの幼生も隠れ場があって少し混獲できたんだけどね。

RIMG5093

6cm級の立派な越冬幼生でした。

ここにはエゾアカガエルの幼生はいなかったけど、
別の水たまり(同じエリア)で無事に、

RIMG5096

エゾアカガエルの幼生を確認できました。
とりあえず抑えておく基本2種を確認して幸先良し。

幼生の周りの白い点々はカメラの補助光ね。

5月25日 陸別町 メッシュコード654325(釧路川上)

うーん、エリア名、ちょっとわからないなー。
陸別川上という場所はあるようだけど…。確認しとこう。

この辺の林道を車で走っていたら、
排水桝のなかに取り残された個体たちがいた。

RIMG5073

綺麗に赤い、エゾアカガエルの幼体。
産卵に来て取り残されたというより、
春に活動開始してから落っこちた感じかな。
とりあえず救出。

RIMG5075

ぬ?!

一瞬キタサンショウウオにも見え、

RIMG5078

一瞬ハコネサンショウウオっぽくも見えたものの、
ガリガリにやせたエゾサンショウウオでした。

繁殖にやってきたものの、排水桝から出れなかったのね…。
とりあえず、救出。
頑張って生きて下さいな。

5月25日 北見市上仁頃 メッシュコード654366(上仁頃)

田んぼが見えたので、上仁頃小学校あたりで停車。
周りを歩いてみたけど、両爬なし。

引き上げようとしたら、一声だけ、ニホンアマガエルが鳴く。

10分位、スマホで録音しようと粘ったけど、
その後鳴かず、徒労に終わってしまった。

証拠がとれなかったので、参考記録。

5月25日 北見市常呂町字吉野 メッシュコード654377(日吉)

道路で突然、ニホンカナヘビが横切った!
シルエットだったけど、尾が長い華奢なトカゲだったので
間違いはないと思う。
…けど、自分の作ったハープソンのルール。
撮影や録音出来ていないものは参考記録。

ヒグマが横切った時はドライブレコーダーに写ってたけど、
今回は早すぎと小さ過ぎで、きっちり写ってなかったよ…。

仕方なく環境状況写真。

RIMG5103

この周り探したけど、カナヘビ見つからなかったな。

ひとことで言うと、開けてて本州ならカナヘビいそうな環境でした。

あとで、地点確認のため、、見つけた周囲を衛星写真見ていたら、
なんか面白いものが写ってました。

名称未設定 2(google mapsを利用表示)

「ところ」って書いてあった!

5月25日 佐呂間町字仁倉 メッシュコード664307(浜佐呂間)

道路で「うにょんうにょん」してる物体を発見。
ああ、ついにヘビか…。
とおもいきや、道路に転がっているゴムひもだったりすることも多い。

しかし、明らかにうにょんうにょんしてる。
車停めてダッシュして捕獲!

G31A8318

自分のハープソン2016初のヘビ、アオダイショウ。
うすいろグリーンと言った感じの綺麗な色だね。
道東だから、ハッカになぞらえてミントグリーン?

144cmのかなりな立派な個体でした。

気温21℃で、風もかなり強かったのですが、
たまたま目の前を横切ってくれたので、拝むことが出来ました。

G31A8336

リリース前の一枚。
結構怒らせてしまった。

久しぶりのアオダイショウの筋肉はしなやかで力強かった…。

リリースしていると、100m位先で、うにょんうにょんしてる。
しかも動きが早い。やばい。

久しぶりの100mダッシュ。
息も絶え絶えになって捕まえてみると、

G31A8341

かなり薄い縞のシマヘビでした。

ダッシュで吐きそうなので、
ちょっと袋に入ってもらっていて、
ひとやすみ。

回復してから個体を調べさせてもらいました。
101cm。シマヘビにしては良いサイズ。

ダッシュしなかったら、逃げられてただろうな…。
ダッシュしてよかった。

G31A8370

カメラのレンズが気に入らなかったのか、
やたらとレンズを咬みついてきた。

掴んだりいじったりすると、
シマヘビはやっぱりアオダイショウより筋肉少なくて非力だな。

5月25日 佐呂間町字幌岩 メッシュコード664317(サロマ湖東部)

思い切ってサロマ湖畔までやって来ました。
キムアネップ岬という所周辺ですが、
汽水湖のサロマ湖と道路挟んだとこにある水たまりで、
昔エゾサンショウウオを見たことがあったので、やって来ました。

過去の場所で確認すると、水たまりはヘドロ臭がして卵嚢もない…。
あー、ダメかなーっと思ったけど、よく目を凝らしたら、

RIMG5104

あ!これはもしかして…。
デシカメの光学倍率を目一杯伸ばしたら、証拠写真程度には撮れた。

名称未設定 1

エゾサンショウウオの幼生ね。

まあでも、これじゃ消化不良なので、
すぐ近くにあった湿地を探してみたら

RIMG5120

ちゃんと証拠写真残せました。
エゾアカガエル幼生と、エゾサンショウウオ幼生。

しかしこのエゾアカガエル幼生、瞳孔が開ききってるな・・・?
取るときにダメージ与えたつもりはないんだけど、
なにか障碍を持っているのかな…。

5月25日 佐呂間町字富武士 メッシュコード664306(佐呂間)

行こうと思っていたポイントをほぼすべて回ることが出来たので、
札幌に戻り始めた矢先に、道路にアオダイショウの死骸が落ちてました。

RIMG5121

轢かれて死んでた。
146cmの、こちらも大型の立派な個体。

今回はこれが最後の両爬でした。

帰宅途中で急いで回ったわりには、
記録も色々取れて良かったかな。
(しかしヘトヘトである)

また、機会があったら、
道東を回ってきたいなー

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パツラ

5月14日、野幌森林公園で
オタマジャクシの観察会をしてきました。

観察させてもらっている池は、今年は順調な水量で、
エゾアカガエルの幼生も生育はいい感じで進んでいました。

RIMG5006

順調な天候なら、良い感じでカエルになれるのではないでしょうか。
たまに乾燥のひどい年は、干上がりかけてしまうので、
ちと心配な時もあります。

オタマジャクシをすくって、一緒に取れた水生生物も観察してみます。

RIMG5007

森の中を歩いて、
エゾサンショウウオの卵嚢も観察することができます。

観察会の終了後、
コンクリート製のモニュメントにマイマイを発見。

RIMG5011

 

カメラが顔認証してた。 [ @v@ ]
微妙にホラーな顔なんですが…。

1cm未満の小さなマイマイなので、
普段はあまりしっかり見ないのだけど
(大きいマイマイの稚貝だと、よく種類がわからないから…)
これはもともと小さい種類の、

RIMG5017

パツラマイマイだと思います。

この森では、他に大型のマイマイの
エゾマイマイ、サッポロマイマイ、ヒメマイマイあたりが見ることができます。

雨の日や雨上がりの日は、こんなのを見てあるくのも
結構楽しいですよ。

わんぱく遊び隊!のブログの
この日の活動はこちらです。

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おたまじゃくしを探しにいこう!

I gave a lecture about Amphibians at the natural park of Nopporo.

自然ウォッチングセンター、わんぱく遊び隊主催の
「おたまじゃくしを探しにいこう!」というイベントで
フィールドでエゾアカガエルのおたまじゃくし探しを
2012年から行っています。

「わんぱく遊び隊!」は、楽しく遊びながら自然への理解を深める自然体験会です。一緒に遊びながら自然の不思議を発見してみませんか?今回はおたまじゃくしを探しながら春の森を歩きます。おたまじゃくしの他にも水たまりの生き物を観察します。講師に、ばいかだ(徳田)さんも来てくれます!

 

2012年は5月19日、フィールドと講演報告はこちらです。
2013年は5月18日、フィールドと講演報告はこちらです。
2014年は6月7日に行いました。
2015年は5月16日に行いました。
2016年は5月14日に行いました。フィールド報告はこちらです。

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滝野イベントと5月3日ハープソン

今回は5月3日に行ってきたフィールドの記録です。

(※ハープソンの地図のメッシュ番号はこの地図で確認しています)

5月3日 札幌市南区滝野すずらん丘陵公園 メッシュコード644132(石山)

この日は滝野すずらん丘陵公園での、両生類イベント。
「エゾアカガエルのたまごを探そう!」でした。

今年は公園ではエゾサンショウウオの産み始めが遅くて
担当の方々も心配していましたが、無事産卵も進んで、
お天気もよく、ゆっくりうららかにイベントが進みました。

イベントの開始前に、こんなものがいました。

RIMG4958

コルリ♂。すごく久しぶりに見た気がする…。
春先は、こういった鳥が建物に当ってしまったりして
落ちていることが多いようですね。

この子は、脳しんとうを起こしたらしく、しばらくこんな感じでしたが
スタッフさんに後で温めてもらって、イベント開始時に放鳥されました。

飛んで行けて何より。

イベントでは、産んであるエゾアカガエルの卵を見ながら、

RIMG4960

エゾサンショウウオの卵嚢もひとつ拝借して観察、
(今回は双子はなかったようですね)

RIMG4959

スマートフォンでしか写真撮ってなかったので、
twitterの引用ですが、この公園敷地内では一部、
エゾサンショウウオの越冬幼生が見られますね。


最後は冬水を残していた田んぼで生き物を観察します。

冬水田んぼも年によって水位も違うので、
越冬の可否によってか、生き物の相も若干違いますね。

今年は例年見られるモノアラガイ類や
ツチガエルのオタマジャクシは少なかったように思います。

それでも、イベント終了後まで残っていた家族が
ツチガエルの越冬幼生を1匹見つけていました。

RIMG4961

上からだとわかりづらいので、
横から見て目の黒十字模様を確認。

RIMG4962

撮り方が適当すぎて、証拠ギリギリの写真になってしまいました。

ツチガエルで自分個人のハープソン3種類目。

この日は暖かかったせいか、
ニホンアマガエルの幼体がちらほら見つかっていました。

RIMG4963

この大きさのニホンアマガエルは非常に可愛いね。
ハプ4種目!

ご参加下さった皆さまと、
滝野すずらん丘陵公園のスタッフの皆さま、
ありがとうございます。

この後、石狩方面におつかいがあったので、
大きく移動していきました。

 

5月3日 札幌市手稲区前田森林公園 メッシュコード644152(銭函)

過去に、アズマヒキガエルの写真展示を拝見する機会があり、
写真のキャプションで札幌市手稲区の前田森林公園で撮影とありました。
ずっと気になっていたので、ヒキガエルの様子を見に行ってみました。
(ヒキガエルは北海道では移入種です)

結論から言うと、両生類は確認できませんでした。
いろいろ、思っていたのと違って、
森林の公園というよりは、市民が憩う都市公園でした。
(だから逆にヒキガエル持ち込まれててもおかしくないかも、
という考え方もできるんだけど)

水場はいくつかあったけど、
大きな水路は綺麗に整備されていて、特に両生類は見られず。
公園脇の川(用水路?)でも、特に両生類の姿はなく。
一番あやしそうな池は、ほとんど水が抜かれていたので、
こちらも姿や卵はありませんでした。
(少し水の残った湿地があったけど、こちらも何も無しでした)

この日、ヒキガエルはたまたまいなかっただけかもしれないけど
とりあえず、少しホッとしました。

が、他の両爬も見られなかったので、記録なし。

このあと石狩でお使いをしてきたんだけど、
石狩へのお使いは、ヒキガエルの駆除個体(冷凍)の受け取りでした。

石狩灯台近くの親船周辺で、ヒキガエルの発生が見られており、
今年、名無沼という場所に産卵に来る個体を
試験的に駆除する活動が行われています。

石狩で冷凍されたヒキガエルの死骸は、
このあとは、うちの個人の冷凍庫で冷凍して、
専門学校の授業での解剖に使用する予定です。

が、

駆除個体も5月3日の時点で200に迫る勢いで、
うちの冷凍庫が一杯になってしまいました。

外来種の有効利用はするべきではないという考えもありますが
(産業的に軌道に乗ってしまうと、「駆除しきってしまうと産業がなくなる」という
考えも出てきて、本末転倒になることもあるので…)
とりあえず、ヒキガエルは学生さんの知識になってもらう目的で
解剖用に保管はしていきますが、
毎年、逐一、考えて行かないとならんですね。

せっかく、家から少し離れたところに来たので、
ヒキガエルのパトロールをしてみましたが、
この日は昼に動いてたこともあり、姿は見られず。

帰宅方向で池などがあれば観察して戻りました。

5月3日 当別町スウェーデンヒルズ メッシュコード644163(太美)

少し大回りして、当別町を通過していくと、
途中の森に融雪プール状の池があって、
水芭蕉もいくらか見られたので、それなりに長期に水があると思って
覗き込むと、ばっちり両生類の産卵がありました。

エゾアカガエルの卵塊。

RIMG4812

だいぶ夕方の薄暮状態で、水面の反射がひどくて

RIMG4972

エゾサンショウウオの卵嚢もあるのに写りにくいよ!
望遠+PLフィルターがあれば楽だったなー…。

RIMG4988

池をぐるぐるまわって、かがんで角度変えたりして、
なんとかかんとか証拠になる程度の写真が撮れたのでよかった。

この日はこれで日没試合終了。
(夜のヒキガエルパトロールは体力の限界でやめました)

次にフィールド出るのは、いつになるかなー。

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滝野すずらん丘陵公園でのイベント

I gave a lecture about Amphibians at Takino Park in Sapporo city.

滝野すずらん丘陵公園主催のイベントで講師を行っております。

2011年8月10日 「滝野に住む両生類を探そう!」 講演報告
2012年5月3日 「エゾサンショウウオの卵を探そう!」 講演報告
2012年8月6日 「両爬が食べるもの・両爬を食べるもの」 講演報告
2013年5月3日 「エゾサンショウウオの卵を探そう!」 講演報告
2013年5月6日 「滝野の森生き物調査隊」 講演報告
2013年7月6日 「生き物大捜査線!」 講演報告
2014年5月6日 「エゾアカガエルの卵を探そう!」
2014年8月17日 「へび講座・ヘビの体のひみつ」
2015年5月6日 「エゾアカガエルの卵を探そう!」
2015年8月9日 「へび講座・滝野のヘビの一生」
2016年5月3日 「エゾアカガエルの卵を探そう!」 講演報告

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ハープソンHokkaido2016はじめました

ハープソンの期間がやってきてしまいました。
今年は、期間が半端なく長いので、
皆さんもあちこちに行った際に記録しておくと、
良いことあるかもしれませんね?

今年は、去年よりは種数を出すつもりでいます。

さて、今日も散髪に行くついでに、
フィールドしてまいりました。

※地図のメッシュ番号はこちらの地図を使うと楽ですよ

4月16日 札幌市南区澄川 メッシュコード644132(石山)

自宅から直線距離で1,2を争うエゾアカガエルの繁殖地。
今年も周りの様子からして、産卵始まっているはずだ…。
もしかしたらサンショウウオもいるかもしれない!

と、楽しみにしてやってきたが、池には全く卵はなく…。
エゾアカガエルの卵すらもない。

異変という感じでもないのだけど、早かったかなあ。

潜んでいるエゾアカガエルの成体がいるかもしれないので、
網で池をガサガサしてると、おお、いた!…けども…

エゾアカガエルのご遺体。
メスで、この時期に見つかるものは、
腹の中の卵が水を吸ってしまって痛々しい物になってしまうので、

RIMG4792-m

見たい人だけ、画像クリックして下さい。
一応、ハープソンの生息確認の写真なのでご容赦下さいね。

兎にも角にも、ハプ2016の記念すべき1種目はエゾアカガエルでした。

結局今日はここで見れたのは、これだけ。
消化不良のため、もう1箇所まわってみることに。

4月16日 札幌市南区石山 メッシュコード644132(石山)

ここは今見つけている、自宅から最も近いエゾサンショウウオの産卵場。
しかも越冬幼生もいるなかなか素敵な場所。

何故かエゾアカガエルは見つけていない。
みんな食べられて減ってったのかな。
こういう、偏りって少し面白い。

RIMG4793

早速、エゾサンショウウオの卵嚢も発見。
ハープソン2種め!

RIMG4804

水中で卵の胚は、みんな重力で下向いてるんだよね。

ちなみにここの産卵場は、この間の記事(Twins)でふたごを見つけたところ。
上の写真でも、左の卵嚢にそのふたごを再発見することができたよ。

しかしだね、
昨年生まれの越冬幼生が卵嚢にちょっかいを出してる。

別に中身動いてないのに、明らかにかみつきに行ってる。
動く幼生になったら、襲って共食いするのはわかるけども…。

「たべもの」として認識しているのかなあ…。

エッグイーターと言われるカエルもいるけど、
越冬して翌年の卵や幼生食べるというのも、
エッグイーターみたいなものだね。

ふたごのいるちょっと貴重(?)な卵嚢なので、
破られる前に、しばし拝借。

RIMG4865

取り出して観察。
中の胚は神経胚くらいまで成長してるようだ。

RIMG4858

この卵嚢、驚いたことに
ふたごが4卵、みつごが1卵あった!

RIMG4857

卵嚢の首(枝などとくっついてるところ)の方には薄い縦筋がありました。

RIMG4855

卵嚢の尾のほうは、筋はなかった。
エゾサンショウウオの卵嚢の筋は、
いまひとつはっきりしないし、均一な感じがしない。

折角なので、もうちょっと調べて報告しておこう。

気が向いたので、もう1箇所行ってみよう。

4月16日 札幌市南区簾舞 メッシュコード644132(石山)

この場所は、だいぶ標高が上がっていくので、
例年の産卵はやや遅め。

なので、雪解け具合の確認だけしに行ってみました。

RIMG4812

ちょっと産み始めてました!
エゾアカガエルの卵塊3こくらい。

涼しいせいか、鳴き声はきこえないけど
少しずつは始まっておるのだな。

ということは、少し標高の低いあそこなら…
ということであと1箇所。

4月16日 札幌市南区豊滝 メッシュコード644131(定山渓)

と、その前に。
豊滝ではほとんど探したことがなかったので、
道なりに少し見たけど、見つからなかった。

山の奥行き過ぎたかな。だいぶ雪残ってた。

あとで地図みたら結構豊滝は散策のしがいがありそうなとこね。

ということで、当初の目的地に。

4月16日 札幌市南区小金湯 メッシュコード644131(定山渓)

かなり涼しいところだけど、
産卵する池の周りは雪どけがそれなりに早い場所なので、
産卵は始まってるはず。

RIMG4819

一応、エゾサンショウウオの卵嚢は見つけれた。
この小さな池はとても観察が容易で重宝してきたけど、
ここ数年、池の周りの環境が芳しくなくて心配。

周りは良い環境だから、個体群が死滅することはないだろうけど、
もったいないな。

RIMG4818

エゾアカガエルの卵は結構たくさん。
まだまだ増えていくはずだ。

RIMG4816

産みたての卵塊も。
しっかり水場に産まないと、干からびるよ。

水中の泥の中に埋まっていたので、

RIMG4822

掬ってみた。

オスメスセットだ。

今年初の成体(生きてるやつ)確認。

RIMG4835

地味だけど、地味に嬉しい春の初モノ。

気がついたら、散髪に行くのすごく遅くなってたよ…。

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Twins ふたご…?

雪がまだ時おり降っている札幌ですが、
積もった雪はほとんど消えて、春は確実に進んでいますね。

無事にエゾアカガエルの卵塊も見ることができ、
今年の両爬は2種類みれました。

3種目はツチガエルかヒキガエルあたりになるのかな?(移入種だけれども)

今年の、初見だったエゾサンショウウオの池を見てきました。
基本的には警戒心強いので、水草に潜り込んじゃうんだけど、
ぼーっとした個体は写真撮りやすいね。

0401

そしてこの池にも、今年の初のエゾサンショウウオの産卵が見られました。

futago1

とりあえず、産卵があると写真を撮る習性のある自分ですが、
撮った写真を整理していて、今回は面白いもの見つけた。

自分としては、かなりスゲーレアもの見れた気分なんだけど、
一般的に価値があるものなのかどうかはよくわからない…。

じつは上の写真にすでに面白いもの写ってるんだけど…。

futago2

これだ!
おお、すげえ!
生まれて初めて見た!、と思う…!

アップにしてみると

futago3

これ。
ひとつの卵膜のなかに、2つの胚が!

後ろの卵の胚がたまたま位置構造的に同じ卵内に
入ってるように見えてる(アーキテクト)のかと思ったけど、
別カットの写真から抜き出しても

RIMG4781

やっぱ同じ卵内に2つ胚がある…。

これ、実は写真撮ってるときには全く気付いてなくて
家で写真整理してて、気が付いたのね。

鶏の卵でいう、ひとつの卵に2つ黄身が入ってる状態。

お得感あふれる幸せ卵だね。

鳥の卵では、2つの胚が排卵された後に
同じ殻でくるまれてしまうことで双子卵ができることがある。
(二卵性双生児)

いろんな動物で胚が分裂中に2つに分かれて双子になることもある。
(一卵性双生児)

このサンショウウオの卵は分裂前の胚が2つ入ってるので
二卵性の卵なんだろうな。

両生類の卵がメスの体で出来上がっていく過程がよくわからないので、
これ以上のことはわからないけど、
とにかく面白いもの見た。

一度の産卵の子供たちをすべて双生児的に言うなら、
サンショウウオなんて百卵生百生児みたいなものなんだけど、
1卵に2つの胚が入ってる両生類の卵は初めて見たよ。

近日中に、この卵のその後を見に行きたいけど、
たぶん、この卵嚢の周りにほかのサンショウウオが卵産みつけて
どれがこの卵嚢だかわからなくなってそうだ。

エゾアカガエルとエゾサンショウウオの産卵は、
フキノトウが出て少しすると始まるイメージだけど、
産卵開始後に出てくる花たちも増えてきた。
(いわゆるスプリングエフェメラル)

RIMG4787

エンレイソウや

RIMG4786

キバナノアマナ(かな?)

RIMG4784

エゾエンゴサク。
このあたりが池の周りの常連の花。

ほかにミズバショウも一部、花をつけてきています。

G31A8227

シマエナガも巣材を運びながら忙しく飛び回っています。

そして私は、出たり休んだり、それなりのペースで生活しています。
とりあえず、いきてますよー。

あ、そうだ、あさってからハープソンの期間が始まりますよー^^

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福島県北東部における両生類と爬虫類

北海道爬虫両棲類研究会が発行する北海道爬虫両棲類研究報告 Vol.4に、
「福島県北東部における両生類と爬虫類」
が掲載されました。

著者:照井滋晴 共著:徳田龍弘

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残雪環境で活動していたアオダイショウ

北海道爬虫両棲類研究会が発行する北海道爬虫両棲類研究報告 Vol.4に、
「残雪環境で活動していたアオダイショウ」
が掲載されました。

著者:徳田龍弘 共著:照井滋晴・吉川夏彦

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福島県でのヤマカガシの防御行動及び擬死の観察について

北海道爬虫両棲類研究会が発行する北海道爬虫両棲類研究報告 Vol.3に、
「福島県でのヤマカガシの防御行動及び擬死の観察について」
が掲載されました。

著者:徳田龍弘 共著:照井滋晴

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