Winter travel in Okhotsk 2010 part 1/3

I wanted to go out my home except my work. So, I went to Okhotsk in East Hokkaido. I lived in there past. I like there.

蓮氷
Ice likes a lotus-leaf.

前回、煮詰まってる感覚に苛まれてきていたので期間は短いけど、道東の空気を吸いに行ってきました。札幌の端から夜中に出発、高速は土日1000円を利用して翌朝には網走に。延々と暗いまっすぐな道を走り続けてきて、信号が無く楽なのだが、刺激も無くそちらとしては辛い。高速道路の建設計画も進んだようで、札幌から網走までほとんどの時間を自動車専用道で進んでいけるようになってきた。

網走の港に着くと、水の動きの少ない小さな埠頭の周りには上のような蓮氷が張っている。でも、出発直前に張り出した暖気のせいで、蓮氷も厚さが無くペラペラだった。

少しの流氷帯
Drift ice

今年はがっつり流氷来たので喜んでいたんだけど、
まーこれが相当な沖までいなくなってて岩に引っかかったような
小さな流氷がちょっと残ったくらいだったのが残念。

オジロワシ
White-tailed eagle

とはいえ、ちょっとうろつくだけですぐに目に付くオジロワシ。さすがは道東といったところ!網走湖ではアザラシがくつろぐ姿を期待したのだけど、河口堰の工事の影響かな、1頭も姿見ることが出きなかった。ここは結構期待してたので、残念感は大きかった。

ただ、年取ったからなのか、生き物見るスタンスが変わったからなのか、なにか根本的に脳みそが改造されたからなのか、残念であっても別段悔しい気持ちはない。

昔だったら旅に出るときは「◯◯を見るんだ(撮るんだ)!」と出かけていったので、その分エネルギッシュだったけど、外れるとイライラしていた。今は情熱、という感じのものはなくなってしまったけど、いい言葉で言えば余裕がある。

写真撮る人間としては、エネルギーを傾けて撮影するのが自己表現が強く出て良いような気もするものの、私の撮影したいと思うものは、「緊張」「一瞬」「衝撃」より「なにげなさ」なので、エネルギーに欠けてしまうのは仕方ないのかも知れない。

私の場合は、緊張しながら、あるいはイライラしながら撮影するとあんまり良い結果が残ってこないので、晴耕雨読みたいなナンパ撮影旅行だった今回はいくつか気に入った写真が撮ることが出来た。

それらは、またいずれ別の場所で紹介したい。

ワシカモメ?
Glaucous-winged Gull?

網走の海岸でよく見ていたカモメどもも、環境が変わったせいか、見づらくなっていた。以前は頑張って、セグロカモメの系列の細かい種類を識別出来るようになってみたいと頑張った時期もあったのだけど、どうにも覚え切ることが出きず、しばらくカモメを見てこなかった。久しぶりにカモメを見ると、基本的な種類と思っていたものもだいぶ曖昧になってしまいました。

念のため、なんか変なやつだな?と思ったやつなどは写真を撮っておいたけど、定期的に自分の目で見続けるということがどの動物の識別でも、必要なことだと思われます。

ゴマフアザラシ
Spotted Seal

網走の港で昔は時々浮かぶゴマフアザラシを見ていたので、人気少ない埠頭に行ってみたところ、アザラシがやっぱり寝そべってた。7~8年前には一度ワモンアザラシらしい個体の迷入も見かけたけどこれはやっぱりゴマフアザラシっぽく見える。

もっとよく観察しようと思ったときに、目の前でカモメどもが大喧嘩をはじめて、それに気を取られているうちにアザラシは消えてた。。なんてこったい。

昔から、網走にアザラシ見に行こうぜ!と言おうとすると口が回らず、「アバラシ」を連呼していたので、個人的に網走のアザラシのことを「アバラシ」と呼んでいたのだけど、同じように考える人もいたようで、twitterで「アバラシと呼んでくれてありがとう」と何故か礼を頂いた。

「アバラシ」派と、他地域と同じく「アバちゃん」派に分かれているようだけど、アバちゃんはなんかコンニャクウオとかビクニン系の魚のアバチャンみたいで、なんかかわいらしさがないように感じる(^^;

アバチャンの姿は下記を参考にされたし。
アバチャン画像検索

オオワシ
Steller’s sea eagle

道東はひらけているのと、オオワシやオジロワシの飛来個体数が少なくないので、電柱にとまってる姿を時々目にする。よく生き物ドキュメンタリーで放送されるオオワシとはイメージが結びつかないもので、なんだか違和感を感じるが、かなりこの姿は普通。オホーツク名物電柱オオワシと呼んだりもする。(個人的に)

写真に写っているハシブトガラスと比べればオオワシ大きさはなんとなく想像できるけど、とにかくデカイ。

でかいけど肝っ玉はあまりでかくないので、人が歩いたりしてると結構簡単に逃げてしまう。さらに夢のないことを言うと、オオワシもオジロワシも、トビと同じような餌のとり方をしていて、いわゆる「死体処理班」的な役割の鳥です。他の動物をガーっと襲って食べている姿は、そう簡単には見ることが出きません。でもまれには襲うことがあるので、オオワシやオジロワシが上空を飛ぶと、カモやカモメは跳び回って逃げます。

しかしこれがトビだと、スズメすら逃げません。ちゃんと識別してるんですね。

オオセグロカモメ
Slaty-backed gull

濤沸湖はカモメがうじゃうじゃ溜まっているので、とりあえず個体の写真は撮りやすい。でも、なんか殺気立ってて、他の個体との干渉も多いので、あんまり好みの場所じゃない。

水面がちょっといい感じに光ってたのでこういうのバックで撮ってみようと思ったのに、嫌がらせか?かならずこういう表情(なんかくれ!)してくるもんで萎えてすぐ引き上げてしまった。

そういえばパンまき再開したみたいだね。鳥インフルであれだけ大騒ぎしてたのに、すぐもとに戻るものだね。

オオハクチョウ
Whooper Swan

オオハクチョウもとても絵になる鳥なんだけど、すぐ飽きちゃうんだよね~。自分の中のオオハクチョウのイメージは1年だけ売れるお笑い芸人のような…一発芸がとてもインパクトあって、面白いんだけどすぐ飽きちゃうんだけど、それしか売れないからずっとその一発芸を続けているような…。

オオハクチョウさんごめんなさい。人間にみせるためにディスプレイしてるわけじゃないんだもんね。

キタキツネ
Ezo red fox

濤沸湖は、色んな意味で餌が豊富なようで、よく湖面の氷上をキタキツネが歩いてる。間近で見るキタキツネも面白いけど、これくらいの距離で見るキタキツネにはかっこよさを感じるな。

シロカモメ
Glaucous Gull

シロカモメも間近だね。ということで、そろそろ別地点に移動するのでございます。(part2/3に続く)


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The water

Cervus hortulorum yesoensis
Yezo shika deer
蝦夷鹿(えぞしか)

Photograph by Baikada (ばいかだ)
*CANON EOS 1D MK III*

雪からでも、植物からでも水は摂ることが出来るかも知れない。
でもやはり水は水として飲みたいようだ。
They may consume the water even from snow or a plant. But after all they seem to want to drink the water as water; not as snow and ice etc…

極寒の地でも凍ることがない湧き水にエゾシカが集まっていた。
They came the stream. That stream was not freeze because it was little hot fountain.

 

Cervus hortulorum yesoensis
Yezo shika deer
蝦夷鹿(えぞしか)

Photograph by Baikada (ばいかだ)
*CANON EOS 1D MK III*

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Gecko of snow

I am walking in snow field. I found an interesting thing. It is Gecko of snow. I was surprised that the nature had great job !

良くも悪くもどこのフィールドでも大量の雪があるわけですが、こんな寒い中で裸一貫、冬越ししてる虫を見つけて嬉しくなりました。裏から見てたら一瞬フナムシのように見えたけどね…。

ドクガsp.
Moth sp.

冬だと思って完全に油断してたけど、家に帰ってみて検索したら、どうも一番近い形態のものはドクガの仲間のようだ。確かによく見ると、マイマイガの低齢幼虫(顔が黒い頃)に顔が似てる。てかマイマイガか?これ。背中のフサフサの毛を取り去ればマイマイガだな。

こういう一本橋を渡りたくなる気持ちになるが、こういうふうに積もってるとこを歩くとだいたい雪もろとも下に落ちる(汗)スイスロールみたいに綺麗だから、触らずにおいた。そういえば2月3日の節分はスイスロールで恵方巻きの代わりにしたっけな。口に入んないの。

アライグマ?
Racoon?

動物の足跡なんてフィールドサインとしてかなり水モノで、相当慣れた人でないと難しい。私は相当慣れた人ではないので、いつも難しい。

数分前についた足跡で、雪もその上から積もったりしなければいろいろ見分けられるけど、上の写真みたいにラッセルしてたら何の動物かわかりませんがな。(ある程度の推測はできるけど)ひとまず、この場合は周りの他の状況見てアライグマっぽい。

一般にキツネは一本線に足跡が並ぶという。一本線に並んだ足跡があれば、それはキツネで大正解。

しかし、2匹連れ添って歩いたり、坂道は千鳥足になってたり、走ったり遊んだりしてれば当然足跡は乱れる。

ウサギやリスでさえ乱れた足跡はわかりにくい。

テン?
Marten sp.?

木から降りたか登ったかした足跡。足跡の凹み方から体重はそう重くなさそう。(他のアライグマと思われる足跡より沈んでなかった)
木に行く、体重の重そうでないやつとなるとエゾリスかテンかということになるけど、足跡がこのパターンで延々と続いてるからエゾリスではなさそうだ?かといって、テンかクロテンかなんて足跡から判別しようもなく。(道央はテンが多いみたいだけど、クロテンがいないとは言い切れないし)

あ、手前側に向かってきてる足跡がテン?でウサギの足跡も交差してるし、右のほうからリスくさい足跡もやってきてるよ、この写真。

まあ、そんなんなので、最初から識別に躍起になって頭をかかえることもなく。決定的なものがなければ何とも言えない雪山なのでした。

雪ヤモリ
Gecko of snow.

おっと!こんなところでヤモリに会うなんて!良く出来た自然の造形だ~。


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Snow, snow and snow

A cold wave came over, and it was cold for a while. The highest temperature was -10 degrees Celsius. And it snowed very much when a cold wave went away. It is interesting for me this winter.

寒波がやってきた。かなり強い寒波で、私の住んでいる場所でも日中の気温が-10℃を超えない日が3~4日続いた。寒波が去った日は大雪。車にどっちゃり雪が積もり、フロントガラスを出したくても掘っても掘ってもガラスが現れない。なんて積もり方だ。そんな冬ですが、それをそこそこ楽しんでいます。

寒くても雪がすごくても、お天気が良ければフィールドを動くのはさほど辛くはない。少ない頻度ながら、外出している。

スノーシューを履いて、野山に出るとどこにでも行ける気がしてくる。事実、夏山のときはヤブがひどくて登れないようなところも、冬には登れてしまうので、冬限定の山というのもあるそうだ。

しかし、見えない危険もある。雪庇(普段は沢や崖だけど、雪が積もってそれが見えなくなってるようなところ)を踏み抜いたり、雪崩が起こる危険はいつもそこにある。今回も1回、雪庇を踏みぬいて沢に落ちそうになった。

しかし生まれついてのビビりなので、警戒してたので落ちずに済んだ。

しかし、雪崩はどうしようもない。これは天候や、地形を見たり、雪崩れた跡などを見て判断する感じになるのかな。今は、寒さが緩んで融けた上に新しい雪が積もって表層雪崩が起きやすい。もっと暖かい日が続けば全層雪崩も気をつけなきゃならない。

雪山ではなけど、昔、沖縄のとある島で油断から岩から落ちて怪我したので、フィールドという場所にはすぐそばに「死」が転がっていることは念頭に置くようになった。落ちた瞬間の怪我や死もそうだが、それを逃れても、動けなくなった場合、寒さなども「死」につながる。

おっかねえこった。

雪山の中では、飲み物も凍っちゃうことあります。紅茶凍っちゃいました。

もう一度言います。紅茶凍っちゃいました。

どこまで行っても雪なんだ。これって凄いことですよね。溶け残りが夏まであるようなところもあるし、この雪が北海道の植物や生き物を育んでいます。(サンショウウオもこの雪解け水の恩恵に預かっている最たるもの)

野外に行ってから戻ってくると、テレビで「東北でカンガルーが…!」というニュースやってた。カンガルーの足跡発見?!という報道がされてたのだけどその足跡はかなりノウサギに近かったように感じた。

見つけた人はウサギの足跡はこんなに大きくない!って言ってた。

Mountain hare
エゾユキウサギ

写真は自分の撮ったエゾユキウサギなんだけど、結構でかいんだよね。ペットのアナウサギだったらもっと小さいかも知れないけど、ノウサギやユキウサギの後ろ足の大きさは想像以上です。

カンガルーの足跡は他のサイトで見る限りは、ウサギに似た感じではない。

実物が足跡付けているのを目視できれば確定だけどね。そうでなければグレーに処理したほうが無難だよね。

どうしても決めなきゃいけない時には、他の周りの様子など吟味して結果を導きださないと誤った情報を、他人にも伝染させてしまう。

決め付け注意。

しかし、カンガルーで町おこし、っていうのも報道でやってたけど好きな風潮じゃないなぁ。

存在するか分からない「UMA」であるようなものならいいけど、もし本当にいたらカンガルーなんて思いっきり外来種なわけだしね。

堅苦しいことはこのへんでおしまい。

Steller’s sea eagle
オオワシ

家の周りで初めてオオワシ見たよ。家の周りって言っても、山塊の中なんだけど…。オジロワシより先に見れてしまった。さて次に見れる猛禽は何かな~。

ミヤマカケス
Eurasian Jay

オオワシは新型インフルエンザの予防接種受けた帰りに見た。生き物見る用事でなかったので、もうけた感が強くてテンション上って、家の周りで鳥見てたんだけどね。そのあとはこのカケス君で終りだった。

でも、これから猛禽の繁殖期に入ってくる。しばらく天を仰いでフィールドしよう。


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It’s been a long time.

I was absent from the fielding. I went out with the telephoto lens after a long time. I enjoyed the fielding.

White-tailed eagle
オジロワシ

Field logを更新するのは久しぶりです。家の周りは時々見てまわるのですが、山深くにはあまり実りや餌が少ないせいか、動物は多くなく、ネタとしてあげらるほど写真がなかった感じです。体調もやっぱり冬は微妙で、仕事行くために休日は体調整える日々が続いてる感じです。

久しぶりに、海側行ったらオジロワシ。やっぱり迫力があって大きいですねえ。

Tree
樹木

さて、植物はとても苦手なのですが、花咲く頃の草本はほんの少しだけわかります。しかし樹木はさっぱり…。だから本を買って調べたりもするのですが、これは経験が伴わないと難しいようです。

幹は上のような感じで、

Tree
枝ぶり

Bud of winter
冬芽

おそらく、この3点+いい図鑑があれば識別できる。(葉っぱもあればなお良し)でも、自宅ではあまり十分な本がない。いい本ないかあさってたけど、用途によるからなかなかしっくり来ない。とりあえず、数冊買って頭に叩き込む方が早そうね。ということで、まだ種がわかんない(苦笑)


Ezo Red fox.
キタキツネ

餌のあるところにはちゃんとキツネもいるわけで。
なんだかキタキツネの写真撮るのも久しぶりだなー。

Crash
墜落

このキツネのはしゃぎっぷりは見ててなかなか面白かった。上の写真アニメーション、明らかに墜落してるし。こういう跳躍から鼻先を雪に突っ込んでネズミを採ることもあるんだけど、
頭から落ちてますね。。。

まあでも、

癒されますな。(遊んでるのは何かの肉みたいだけど…)


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Accheon briquet

Enhydra lutris
Sea otter
猟虎(らっこ)

Photograph by Baikada (ばいかだ)
*CANON EOS 1D Mark III*

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アッチョンブリケ。
他国ではどう筆記されるんだろうか?
“Accheon briquet”. What spelling is this word written down excluding Japanese ?

私の世代以上の年齢層ならアッチョンブリケと言えばこの仕草がイメージしやすいだろう。
手塚治虫さんの漫画、ブラックジャックのなかでピノコが使う言葉だ。
細かい意味は不明。
非常にいろんなシチュエーションで使われるが、
なぜかそれぞれのシチュエーションに合った意味が読者には伝わる不思議な言葉だ。
In “Blackjack” of the comics that Osamu Tezuka wrote, it is the words that a character uses. A detailed meaning is uncertain. It is words used in various situation, but it is the mysterious words that a meaning reaches in each scene for some reason.

昨年、ラッコが人口の多い地域に現れ、人間が大量に集った
ラッコにすれば、まさに「アッチョンブリケ」。
The sea otter appeared in a populous region, and many human gathered last year. It is exactly “Accheon briquet” for the sea otter.

※”Accheon briquet”は手塚治虫展(2009年4-6月:江戸東京博物館)で売られた
ピノコマグカップに書かれていた綴り。

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Cats

It was snow. Fall was over. I went to the spring. I hardly to see animals,  except cats.


積りおったな
It was snow.

札幌の平地でもついに雪。町ではちらほらしているのだけ見たけど、やっぱり積もったのも見に行こうと山の方に行ってきた。あわよくば鳥とか哺乳類を撮ろうと思ったんだけど鳥に対しては目が衰えた。哺乳類は現れなかったということでほとんど収穫なしでした。

いや~でも寒かったわ~。山。しかも強い「雨」まで降り出してしまいました。この日はちょっと温泉街に繰り出していました。

まんじゅうと湯の滝
Fall of hot spring

ず~っと昔、30年近く前はちょこちょこ来ていた温泉街。

ねこ
Cats.

少し猫が多いなあと思ったのだけど、捨ててく人がいるんだと。生き物を飼う時は、人間都合で左右させずに責任持って飼いますように。

さむい
It’s too cold.

なにかあっても、体は動かさない。
顔だけ。
なぜならそこにマンホールがるから。

どうも
It’s warm.

そんなところで何してるんだい。

あたたかい
I’s good.

そんな微妙な位置にくっついてるのは、その管にもマンホールにも温泉水が通っててあったかいから。猫でフィールド御茶濁しでした。


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Alternation of generations

Vulpes vulpes schrencki
Ezo red fox
北狐(キタキツネ)

Photograph by Baikada (ばいかだ)
*CANON EOS 1D Mark III*

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同じ場所で必ず会う狐がいた。足を引きずっていて、路上で轢かれた動物を好んで食べている生活ぶりのようだった。昼も夜も、いつも道路にいた。
I met the fox without fail in the same place. Because he injured a foot, he ate an animal run over on a street, and he lived. I watched Night and Day, him on a road.

車を止めると寄ってきてしまう。
私はそれを好ましく思っていない。
When I stop a car, he comes to a car. I do not feel it preferable.

この生活ぶりが破綻するのは目に見えていた。
冬になれば、車の往来がなくなり餌は採れなくなる。
It was obvious that his life failed. If it is winter, he cannot take the bait because there is not the traffic of the car.

しかし冬を待たずして、ぷっつり姿を見ることがなくなった。
別の狐が、その場所で見られるようになった。
However, I was not able to already see his figure before it was winter. Another fox came to be seen at the place.

動物は将来を見通すことは出来るのだろうか。
将来が困難だとわかっていながら、生きて行くのは「強い生き方」だと思う。
見通すことができないのであれば、
将来に期待することもなく、その日を大切に生きているということか。

私は野生動物の「強い生き方」に憧れた。
しかし本当に「強い生き方」をしている野生動物はいるのだろうか。

悲観的で、期待をするのが恐ろしく、道を拓くことも困難な場合、
期待することなく、その日を生きる生き方も人間には残されていた。

「今を生きる」と言うと、格好良い響きであるが、
その実、必死で陰鬱なものである。

彼は見事に今を生きた。
私たちは今を生きていけるか?強く生きていけるか?

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Environment of Oriental odd-tooth snake in Hokkaido

I went to Mt.E-san in Hakodate. There was the place of a few finding Oriental odd-tooth snake in Hokkaido. Mt.E-san is an environment like the hell. There is no water there, the rock rolls, and sulfur has spouted. The snake lives in such a place.

エゾマイマイ?
A snail is seen commonly at another mountain.

今年初め、自分が新聞に載った時に函館周辺でシロマダラを確認したという情報を提供してくださる人があらわれた。今回は、見つけた場所を確認しに行くとともに、あわよくばシロマダラの生息確認を狙って函館エリアで4泊してきた。上のマイマイは、七飯町の横津岳で見た。

横津岳のシロマダラの記録は写真は無いのだが、情報提供者の方はここで轢死体を2007年秋に確認している。横津岳の発見場所周辺は、私が本州や九州でシロマダラを確認した環境とよく似ていた。道路には広葉樹林がうっそうと生い茂り、そのそばには渓流が流れ、ひんやりと湿度が高い。

ここは毎晩通ったのだが、雨に祟られ、夜間も気温が上がらず、今回はこの場所でヘビは確認することができなかった。

コシアブラ
Acanthopanax sciadophylloides

コシアブラは本州では葉っぱが山菜となる天ぷらで人気の植物。でも、あまり北海道ではメジャーではない様子。

函館~黒松内くらいまではブナが自生しているようです。ブナ、ミズナラそういった植物が結構しっかり生えている。北海道と青森県にまたがるブラキストン線を越えています。樹木が青森と似た感じのものであるのであれば、もしかしたらタカチホヘビも分布するのかなと個人的に思ってしまいます。えさとなるはずのミミズは雨のお陰でたくさん見ることができました。なおタカチホヘビは、青森県弘前市でも見つかっています。しかし現時点では青森県では発見は6例ということで、レアな存在。北海道ではやはり夢うつつの存在なのでしょうか。

函館は札幌から遠い。高速を使っても4時間はゆうに超える。行きは土曜日、ついにETCで高速1000円の恩恵にあずかった。ただ、高速道路と言えど、札幌から函館方向はまっすぐは向かっていない。うねうねと迂回するのでかなりの遠回りです。

ジムグリ
Japanese forest ratsnake

1日だけ太陽が差し込む日があった。この日は、別のシロマダラ目撃地、恵山に向かった。恵山の登山用駐車場に向かう途中でジムグリの幼蛇を捕まえた。否応もなく、ヘビへの期待が高まっていく。

恵山の環境
Environment of Mt.E-san

駐車場方向から恵山の方向を向くと環境はこんな感じ。おどろいた!樹木(高木)がほとんど無い。駐車場から反対方向を臨むと、海向山が見えるが、こちらは森林や湿地を備えている。もちろんヒグマもいる。印象だけで言ったら、シロマダラがいそうというイメージは海向山のほうがしっくりきていたが、実際はそういうものでもないようだ。

昨年石狩で見つかったシロマダラも、海目前の岩の崖地で見つかっており、はっきり言って、「シロマダラがいそう」という自分のイメージは完全に粉砕された。

エゾユキウサギ
Mountain hare

このウサギは、たまたま別の生き物を見ていたら視界に入ってきた。向こうから来てくれなかったら、気がつけなかったと思う。非常にウサギにはシビアな環境だと思うのだけど、ガンコウランの実?を食べている様子だった。

ガンコウラン
Empetrum nigrum

この実は、甘みが強く軽くすっぱく、なかなか美味。ちょっとブルーベリーっぽい?以前食べたフッキソウの実と似たような味を感じた気がする。(フッキソウの実には問題があるかもしれないのでフッキソウは食べない方が良いでしょう)

今回案内して頂いた方にお話を伺ったのですが、地元では、なんとこのガンコウランの実をご飯に乗っけて食べたりしたんだとか。かなりのカルチャーショックなのだけど、フランクフルトに粉砂糖、お赤飯には甘納豆な
北海道の文化もあるわけで、自分も美味しいかも?と思えた。

環境
Environment

山頂に向かう道は最初はこんな感じ。植物は草本や、低木。正直なところ、簡単にヘビを見つけられそうなイメージにない。

コケモモ
Bilberry

コケモモですねぇ。私はこのコケモモという植物を知る前に、ツルコケモモという植物の名を知りました。ツルコケモモのジャムを食べたんです。以来、ずっとツルコケ・モモだと思っていました。滑りそうですよね。正しくは蔓苔桃。ツル性のコケモモ。でも写真はただのコケモモ。低木的なものはこういうものが結構生えていました。

シロマダラ発見場所
Environment of Oriental odd-tooth snake in Hokkaido

シロマダラの発見場所に到着。唖然。。。ほとんど植物ない。水気もない。。。ゴロゴロと岩だけが転がり、身を隠すには適しているけど、なにか生きるために必要な要素が乏しそうなところ。しかも硫黄があちこちから吹き出していて、吸い込むとせき込むくらい強烈な濃度。しかし、そういう状態だけに地熱は十分で、夜間も地べたの温度は下がらないだろうね。

石積み
Piling-stones

火山地帯、岩だらけの風景も関連すると思うのだが、霊地「賽ノ河原」みたいな石積みがあちこちに見られた。明らかに人々が積んでいる。この石の隙間にシロマダラが潜んでいるんじゃないかと思うと気が気でないけれど、こういう人間の想念のこもったものを崩す、壊すのは非常に怖い。絶対に触れられない。。。

セマダラハバチ系?タカネアオハバチ?
Sawfly sp.

このハバチは目が覚めるような色でした。翅を広げると、一部に緑の点もあってすごい綺麗。ただ、これ系統の昆虫は非常に似た種類が多く、非常に同定が難しい。自分レベルでは、種名まで辿り着かない。

シロトホシテントウ?
Lady beetle sp.

時々、模様の薄いシロホシテントウが飛んでいた。オレンジ地で、白い星は見えづらい。なので、同じ種類が飛んでいるのかと思っていたのだけどあとで写真を見たら2種類以上いそうだ。上の写真はシロトホシテントウによく似ている。

斑紋での識別資料で見ると、基本的にシロトホシテントウのパターンの斑紋だが、良く似たアラキシロホシテントウも似ている。しかし、どちらの種類とも星は微妙に違う。強いて言えばこの個体は斑紋が両種の中間くらいな感じ。アラキシロホシテントウについては、チャートには名前が出ているけど、種の説明がなくて、どこに生息しているかなどが不明。。。だからこのシロトホシテントウ系の個体もなんの種かわからず。

ジュウロクホシテントウ?
Lady beetle sp.

で、こちらはさらに斑紋がわかりにくいけど、一番近いのはジュウロクホシテントウかなと思う。シロホシなんだけど、シロジュウロクホシテントウは別種の昆虫を指す名前なのでジュウロクホシテントウとシロジュウロクホシテントウを混乱しないように気をつけたい。だけど、これも斑紋パターンが読みとりにくいうえに、白星の中心に黒い点があり。なんだこれは?う~ん。。。

なお、ジュウロクホシテントウはこれぐらい星色が薄くなることがあるそうです。

ナナホシテントウ
Seven-spot lady beetle

ややこしいのが続いたので、ナナホシテントウで落ち着いてください(^^)でもこれに似たアイヌテントウの写真撮りたいデス。

恵山を一日案内してもらって、バテバテになりました。がっつり日焼けして、硫黄で薫煙されて、なんだか気持ちいい。久しぶりの山登り。
でも600m台の、しかもしっかり登山道が整備された山だということで油断していたのも事実。やっぱりちゃんと「登山」だとうことを認識して、山は登らないといけないね。

アオダイショウ
Japanese ratsnake

降り際に、ササ帯や低木のあるあたりでアオダイショウに出くわした。植物の下に潜り込めば、間違いなく自分は見失ってアオダイショウの逃げ勝ちだったろうに、慌てていたのか、植物の上をしゅるしゅると逃げ回ったので、あえなく御用。計測のために、ちょっと室内に来てもらっていましたが、すぐお別れしました。

ジムグリ
Japanese forest ratsnake

その後の行程で拾った、ジムグリの死体。完全に背中の斑紋が消えて、腹も無斑(というか微妙な顆粒的黒点はある)。いわゆるアカジムグリのタイプなのだが、こういう赤くないアカジムグリタイプがいるので、一般に言われる「腹にも背にも無紋」=アカジムグリというような認識をしていると、赤くないアカジムグリに出くわして混乱する。そもそも、アカジムグリっていうのも俗称だから、無理やりに定義づけしなくてもいいと思う。

さて恵山は、残念ながら夜間の立ち入りは禁止。クマなどが出そうな環境でないだけに、夜も歩いてみたいという気持ちも強くなったけど、禁止なら仕方がない。それに、禁止理由が「植物の盗掘を防ぐため」なのでクマに対する危険ではなく、人間が理由の禁止。やるせない感じ。

それにも増して、今回は天気にツキがなかった。ほとんど雨で、しかも豪雨、強風。雨がない北海道とはいえ、もうこれは梅雨だろう。ひと時、雨が止んで一時的に道路が乾いていても、山が溜めこんだ水を吐き出し続けているところもあって道路が川のようになっているところがいくつかあった。

実際土砂崩れも、頻発したらしい。

八雲の河川
River

ひどい雨が続いたものの、哺乳類はよく目にした。4日間で狐はのべ15個体以上、テン(クロテンではなさそう)が7~8個体。海向山ではエゾシカのでかい角1本ひろったし、恵山ではエゾユキウサギ。何気に飽きは来ない、とてもいいフィールドでした。

帰りがけに、いつもの林道を流そうと思ったけど、林道入ってすぐ、いつもは無い岩が道路に落ちてて、いつもと川の色が違ったので泡食って出てきてしまった。土砂崩れや、土石流も十分ありうるから、気をつけておかないとね。

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Night Stalker

This is very pretty hare. It is freezing. I work as Field at night. I do not want to trouble persons, but they find me without permission and are afraid. To totally criticize me that it is a night stalker.

エゾユキウサギ
Moutain hare

いつものフィールドで、いつものメンバーであるヨタカ、エゾユキウサギ、キタキツネ(クレクレ)に出会った。エゾユキウサギは親子で現れるのだが、道端で子ウサギがフリーズしてたので撮らせてもらった。一度見かけて、草むらに入ってしまったのだがかなり近づくまで、再発見できなかった。見つけた時、こちらが驚いたくらい。完ぺきな迷彩だね。ジュウイチも鳴いていたが、ヘビはハズレだった。

私はフィールドにおいて、なるべく人とトラブルを起こしたくない。夜間に写真を撮っているので、なるべく人を避けたり、私有と思われる場所はその所有者には連絡しているつもりだ。それでも私有地では相手の機嫌によりトラブルになるのでなるべく私有地は避けたい。なので、公道などがメインフィールドになるわけだけど、公道でも叱咤するものがいる。相手もフィールダーだったりする。

私だけの場所ではないからあまり反論はしないけど、あなたの場所でもないのだよ。ここは。他にも運転に自信のあるワカモノの集団や、カップルなどにも出くわすので、いつもコソコソしてるんだ。

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