ハープソン確認写真(最終日)

ハープソンの最終日は、かなりたくさんの地域を
カエルメインで回って来ました。
今までエリアごとに記事を作ってきたのですが、
今回は上幌向・岩見沢・上志文・栗沢・石狩当別・江別・太美と、たくさんになってしまったので、一記事にまとめます。

田んぼまわりのカエルは、あぜ道を歩くと効率的に見れるのですが、
田んぼの持ち主が見当たらないところでは、田んぼに入らず
用水路などで観察してきました。

上幌向エリア

トウキョウダルマガエル(移入種)。
非常に数多く見かけました。
また、トノサマガエルや雑種もいるかもしれないという話もあり、
注意深く観察したところ、確かに微妙にトノサマっぽいものもいました。
しかし、確実にトノサマガエルだという確証の持てる個体は見つけることが
出来なかったので、トウキョウダルマガエルのみの記録にとどめました。

ニホンアマガエル。
トウキョウダルマガエルのたくさんいる区画ではほとんど姿を見ることが出来なかったのですが、
鳴き声は少しありました。
こちらは、夜に新篠津村(エリアとしては上幌向)で撮った写真です。

岩見沢エリア

トウキョウダルマガエル(移入種)。
岩見沢エリアは、市街地が多いので、ぎりぎり端っこの場所でした。
こちらでもトウキョウダルマガエルはたくさん見られ、
決定力の低いトノサマガエルのような個体もいます。
ただ、総合的にみるとトノサマガエルに似た個体も
体型はトウキョウダルマガエルの体型をしていました。
上幌向エリアと同じく、確実に確認できたのはトウキョウダルマガエルだけだったので
そちらのみ記録とします。

本格的に識別調査するなら、カメラよりタモを持って
たくさん捕まえた上で検討する必要があると思います。

ニホンアマガエル。
岩見沢エリアも南端に行くと、トウキョウダルマガエルは見られませんでした。
その分、ニホンアマガエルが多数見ることができました。
上陸直後のニホンアマガエルはトウキョウダルマガエルに捕食される
可能性もあり、餌の競合もあり、ニホンアマガエルの生息を逼迫させているように思います。

上志文エリア

ニホンマガエル。
こちらの地区は道路の移動中に適当に寄った田んぼ横の用水路です。
時期的に上陸直後の幼体が多いです。この用水路ではトウキョウダルマガエルは見られませんでした。

栗沢エリア

ニホンアマガエル。
このへんではやや多めに確認できました。
未上陸のオタマジャクシもちらほらいました。

トウキョウダルマガエル(移入種)。
しばらく見かけなかったのですが、中幌向神社付近で
この1個体を確認しました。
分布拡大中の地域でしょうか…。

石狩当別エリア


ニホンアマガエル。
久しぶりに成体確認です。
夜間になって、今度は石狩川の流域でアズマヒキガエルの個体確認調査にしました。
ひたすら石狩川沿いを下流に向かって進んで、歩いているヒキガエルをカウントしていきます。
ちょっと開けた道路の周りにはカワゲラやカゲロウ、ガ、カなどが乱舞しているので
餌が取りやすいのかもしれないですね。

エゾアカガエル。
基本的に、山のカエルだと思っているんですが、
川の周りは意外に気温が上がらないからなのか、時々エゾアカガエルを確認出来ました。

江別エリア

アズマヒキガエル(移入種)。
江別エリアでは新篠津村~江別~石狩とずっとアズマヒキガエルが散見されました。
写真のは3cm程度の中型の個体で、もしかしたら今年上陸の個体かなと思います。
確認された個体は頭胴長6.5cmのだいぶ大きな個体もいました。
河川敷の道路(ジャリ)にはヒバリが多く、地面で固まっているのを見かけると
大型のヒキガエルと見間違えます(どちらも茶色い塊に見える)。

エゾアカガエル。
またエゾアカガエルもややこしいです。
中型のヒキガエルと見間違えます。
車内からでは確認が難しく、その都度車を降りて確認します。
車を降りるときに、大量に車内に虫が入るので、
車内でメモとったり、運転するのがだんだん辛くなります…。

この他、ニホンアマガエルが鳴いていましたが姿は確認できず。
トノサマガエル系の声もしますが、この時点で姿を確認できませんでした。

太美地区

アズマヒキガエル(移入種)。
轢死体なので、リンクにしておきます。
本当は石狩川の河口まで行きたかったのですが、
太美地区でタイムアップでした。
アズマヒキガエルの分布拡大は大きいですね。

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