煮詰まったら散歩しよう
いろいろ煮詰まったので近所を散歩(11/6)。うちから一番近い、越冬幼生の出るエゾサンショウウオの生息地で、越冬中の様子を観察できれば、と見に行ってきた。
ツイッターでは
観察日記 気温-1℃、水温4℃。水深は夏の半分の20㎝。エゾサンショウウオ幼生はこのまま越冬かな。水の表層では姿はなく、全てリターの少し深いとこに潜ってた。温度順化が不十分なのか、水から出したらみるみる動きが悪くなったので慌ててリリース。大雪でも見れたけどいつまで見れるかな? pic.twitter.com/cV0tHNtUjH
— 徳田龍弘(ばいかだ) (@baikada) 2016年11月6日
こんな感じで書いてたけど、実際はまず、水面から10分位観察をしてた。
動くものは、湧水の湧き出しと、たまに小型のゲンゴロウ類が泳ぐくらいでエゾサンショウウオの幼生が泳いだり動き回ってる姿は見えなかったから最終的にツイッターの内容になったんだけど実は、腐植層(リター)をすくい取る前に、水中をカメラで動画撮っといたんだ。
家に帰ってから動画見たら水面からではわからなかったけど、1匹、いたね…。
ツイッタつぶやきの一部訂正。
「水面からの観察では確認できなかったけど水中動画で腐植層の表面に、幼生がみられました。」
腐植層を少し深めに掬うと、幼生が捕獲できた。
頑張って冬を越すのだぞ。
で、別の日(11/7)。これまた煮詰まって家の近くを散歩してきた。
大雪が残ってて着雪がはげしいけど、落葉しきらずに葉っぱを付けている木も多く、やや変わった雰囲気の景色になってた。この日はなんか適当に鳥でも見れたらいいなと思って歩いていたんだけど、出だしにいきなりヤマセミとニアミスして、おどろいた。あまりに不意打ちだったので、目で追うだけで精一杯だった。
ナナカマドの実がなっているあたりまで行くと、1シーズンぶりに聞くレンジャクの声。
群れは数十羽単位だった。ヤドリギとナナカマドを行ったり来たり。今年も早々に食い尽くすのかな?
結局レンジャクは、全部ヒレンジャクでした。黄色いのも混じってるとちょっと楽しいけどまた今度の楽しみにとっとこう。
ゆっくり歩き回っていると、少し素早い小鳥が目の前から離れた木に飛んでいった。茶色で、若干オレンジがあって。今シーズンにルリビタキを見たと身近な人が言っていたので、若鳥とかメスとかそういうやつかなと思って、念のため写真。
遠いけど、引き伸ばせば多少はなんとかなる。
あれ、ルリビタキって、こんなんだったっけ?
前に鳥をよく見に行っていた時には、こういうちょっと変な鳥を見たりすると、すぐに「これもしかして珍鳥なんじゃないの病」を発症して、周りの人たちには多大なご迷惑をおかけしていたんじゃないかと思うのだけど、さすがにもう、だいぶ年をとって落ち着いてきたせいか、「なんだかんだ言って普通種なんでしょ病」に置き換わってきた。
昔見たオジロビタキに雰囲気似てるなあ…、…いやいや、そんなわけない、そんなこと言ってノビタキとか、キビタキとか普通の夏鳥の変な模様の個体なんでしょ?って、思いながら図鑑を久しぶりにパラパラ見てたら、ムギマキっぽかった。
あら、身近では珍しい鳥でいいんでないの?
ちょっとあとになってから、ホクホクした気持ちになった。でもムギマキだったら黒とオレンジのやつが見たかったなー。
家に帰る途中、残念な自動販売機。
茶化しちゃいけないんだけど、災害対応型の自動販売機なのに…。来年は冬も使えるところに置いてね!
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