滝野で観察(改)
例年、滝野すずらん丘陵公園で行っている、エゾアカガエルの卵塊観察イベントを4月29日にやってきました。毎年、打ち合わせで少しずつ変化を持たせているのですが、今年は野外観察とスケッチ観察をしてもらいました。
野外観察でこの時期の両生類が好む環境を感じてもらい、スケッチを通して具体的なイメージが頭に残ってもらえたら幸いです!
エゾサンショウウオの越冬幼生。今年も確認できました。
メスの成体も確認できました。
これはエゾアカガエルの孵化したての幼生。おたまじゃくし。
上からだと分かりづらいけど、ツチガエル(北海道では外来種)の越冬幼生。
ドジョウもみつかりました。これはエゾホトケドジョウで良いかな。
みんなで一部をバットに入れて観察しました。
エゾアカガエルの卵塊も一時キープして、観察&スケッチ。やっぱりカエルの卵塊の卵数は、サンショウウオの卵嚢の卵数より数えにくいよね。
観察会の後、スケッチのために一時捕獲した個体や卵塊を戻しに行って、周りを少し観察したのですが、年々心配になることがあります。
産卵池に点々と残される、サンショウウオの尾。状況的に見て、アライグマによる被害と見て良いと思われます。
別の個体の尾。
今年はこんなのも。
3個体分しか写ってないけど、この日は4個体分が見られました。
今年は卵嚢にも被害が出ているようです。
中を見てみると、受精卵が入っているので、喰われた親のサンショウウオから出された卵ではなく、産んで受精してから千切られた卵嚢みたいですね。
バラバラの卵。う~ん…。これだと何の卵なのかはっきりしない。エゾアカガエルの卵がばらばらになったのか、エゾサンショウウオの卵嚢から破れ出た感じなのか、また別の動物の卵なのか…。
今年も楽しみな植物が出てきた。ルイヨウボタンの若芽。今年こそ、ルイヨウマダラテントウの成体を見たいなー。
(追記:札幌にはいないみたいなんだけどね…)
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