Dark and deep

Cyrestis thyodamas
Common Map
石崖蝶(イシガケチョウ)

Photograph by Baikada (ばいかだ)
*CANON EOS 1D MK III*

夜間に葉の裏で眠っています。昆虫は睡眠時に夢を見るとは思えないのですが、一体意識はどうなっているのでしょう。暗い深い淵へと落ちていくだけなのか。
He sleeps in the back of the leaf in the night. I do not think, “When the insect sleeps, it has the dream”. How on earth is his consideration going? Does he only fall to a dark and deep water?

私は、こういう撮影が好きです。ストロボを焚くのも手っ取り早くていいのですが、かなり原始的に撮っています。ただ、ISO感度を上げないと撮りづらいので、ノイズとの格闘になります。ISO1600だと暗闇の中ではどうしてもノイズが目立ってしまう。いまのところノイズリダクションは必須です。
I like such a photography. It is comfortable to light an electronic flash, but I photograph it originally to take a creature. But I must raise ISO film speed because it is dark. Therefore it becomes the noisy photograph to come out.

でもひとつのスタイルとして、これ系の写真は続けていきたいです。
However, I want to keep taking such a photograph as one style.

ところで、このチョウの標準和名。私はイシガケチョウ(石崖)で覚えてきましたが、イシガキチョウ(石垣)とも言われたりしますね。
意味の元は同じです。石肌が露出したような模様。英語では”Commmon Map”(地図)。

今回はたまたま「石垣島」で撮りましたが、種としては関西以南に生息しているようです。このチョウの初記載は1890年。日本でタカチホヘビを記載した「高千穂宣麿」氏により「イシガケチョウ」として記載されているようです。

イシガキの方が、イメージは湧きやすいですけどね。

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