最近の調査いろいろ

ここ最近、バタバタしているような感じ。
調査っぽい感じのものが3つあったので、
そのへんを少しレポートするよ。

その1
自然探求サポート事業

これはいつかまた別にレポートしようと思うけど、
札幌市の子どもの8ヶ月にも及ぶ研究を、
その道の人々がサポートしていくという事業。

今年はヘビの研究が応募にあって、
お手伝いすることになりました。


シマヘビ

ある程度、研究目的を立てて
フィールド調査などしながら進めていっています。
だけど相手がヘビだと、フィールドではボウズも頻度が高いので、
1シーズンのフィールディングだけでは、研究にするのは難しい。

でも、切り口を変えればできると思う。
研究発表はまた別として、ヘビを通していろいろ伝わっていると思います。


シマヘビ

そんな中で、研究してる子がシマヘビを見事に見つけました。
この個体からはたくさんのことを教わって、リリースするところです。


ムラサキホコリ系

寄り道で、ちょっと粘菌。
ムラサキホコリ系で、ばらつきのあるやつ。

個人的にはびっしりくっついてる奴の方が好き。


ジムグリ

これは、きれいなジムグリの死体。一人で動いてる時に拾いました。
折角なので、勉強の一環として博物館でホルマリン→アルコールの液沈標本にしました。

久々のホルマリンで鼻の奥がツーンとして、涙ダダ流しでした。

その2
シロマダラ調査

北海道希少生物調査会の定例調査に参加してきました。

今回は何らかの痕跡や環境、罠?にチャレンジしてみました。
設置した「罠?」は以下の二種類。

塩ビ管トラップは実績はまだないんだけど、
大型マムシの混獲を防ぐために石を結構入れてます。

体がフィットするための接地面積の増加と、
体サイズの小さいシロマダラが入って落ち着いてくれるのを期待しています。

右は、その大きい版で、
堆積岩系の剥離しやすい岩をプラスチックケースに入れて置いています。

「罠?」と言っているのは、実は逃げないように保持出来る構造じゃないんですよ。
もし、小型哺乳類や鳥が入るとまずいので。

回収するときに、ヘビが入って休んでるといいなと思っています。

餌トラップは、ヘビに対してはあまり確実じゃないのかなと思っています。
むしろ、虫や小型哺乳類、鳥を呼び寄せてしまい、
仕掛けそのものが破壊される傾向にあるように思います。

爬虫類を相手に考えると、餌より環境が呼び寄せに適するかな、とは
だいぶ前から考えています。

しかしあまり大規模にも作ることができないので、
いそうなところに、「保温、隠れ場所、落ち着く接地面の多い潜り込み場所」を
作ってみたらどうなんだろうということで、上のものを置いてみています。

少し、結果があるといいなー。

とりあえず、先日、中身を確認する機会があって
ワラジムシが住み着いてるのは確認しました。

ワラジムシ→ニホントカゲ→シロマダラ!

といけばいいのですがー。

で、このシロマダラ調査の時は、ヘビの生体には会えませんでした。
そのかわり、数少ないヘビのフィールドサインを。


ヘビsp.

これだけ細かい断片だと識別無理かも。
キールの状態からマムシではないということは言えそうだけど。

イメージだけ考えると、アオダイショウが一番合いそうなイメージだけど、
シマヘビじゃないとも言えない。
でもこの2種のどっちかじゃないかなあ。。。

で、この抜け殻の断片の近くの隙間の奥には


ヘビsp.

最初、外から覗き込んだ時はトカゲ類の孵化後の卵殻に見えてしまったけど、
写真とってみると、ヘビの腹板の抜け殻だったみたいだ。

しかし、バラバラだね…。
ワラジムシみたいな分解者に喰われたりしてるのかなー。抜け殻。
かじり跡みたいのあるし…。

隙間が細すぎて、ピンセットでも採取できませんでした。

その3
エゾアカガエルの幼生調査


エゾアカガエル

ごく稀に、エゾアカガエルの幼生で越冬してそうなものに当たることがある。

エゾアカガエルの幼生が不定期に越冬していそうな場所で、
今年は時々調べている。

去年は、猛暑のためか?
すべて上陸して終了。

今年は…。

水が濁ってます…。嫌な予感が。


最近の強い雨のためか、冷たい水(本日も12度!)の供給源である細流周りに
土砂が積もって、水たまりに水が入っていません。

水が入れ替わらないので、濁るし、温度も22℃!

案の定、春にはエゾサンショウウオやエゾアカガエルの産卵が多数あったけど
もう上陸終了したみたい。

水温低ければ、サンショウウオもアカガエルも上陸遅くなる。

今、立てている仮説。

①エゾアカガエルの越冬幼生は、不安定形質でどこでも発生する可能性がある。
②水温が低く、冬季も凍らない条件、エゾサンショウウオがいないか、少ない池で発生するのでは

また、全く別の切り口では
★秋産卵の個体が存在するのか?

秋産卵は観察してても見つからないので、可能性は低いと思うけど。

①は、言い方変えると、
同じ池でも毎年発生するとは限らないんだろうな、ということ。

②の仮説の条件が揃って、越冬幼生が発生することがあれば、
安定して見れる場所があるかもしれない。


ヨツスジハナカミキリ?

なんで川の真ん中にある石の上にハナカミキリがいるんだろう?
上流で溺れて這い上がったのかなー。


ニホンカナヘビ

ニホンカナヘビ、でっかかったです。
もしかしたら、今年はじめて北海道でニホンカナヘビ見たかも。

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