7月中旬・道央でのフィールド

更新しとこうと思った写真が蓄積して、アップが間に合っていなかったので、ざーっと流していきますね。

7/12 札幌市南区北ノ沢 メッシュ644142

知人から電話がかかってきた。カエル捕まえたんだけど、ヒキガエルっぽいって。場所は南区。ついに生活範囲でも出てきてしまったか。確認のため行ってみるとこれがいた。

ヒキガエルだね…。まだ大きくなりきっていない小ガエル、つまり幼体のカエルだね。この周辺で繁殖し始めているんだろうか…?その後、少し情報を整理して、北海道爬虫両棲類研究会で情報リリースしました。

札幌市南区北ノ沢でヒキガエル目撃相次ぐ

せっかく来たので、周辺の状況を見て歩いた。

ニホンカナヘビの産卵あり。

エゾサンショウウオの幼生がわりとたくさんいる止水あり。エゾアカガエルの幼生はいなかった。ヒキガエルの幼生や幼体もいなかった。ここでヒキガエルが繁殖したら大変だな…。

あ、小さい雑草系イチゴあった。花を見れば種類がわかるかも…。

写真の花びらは6だけど、殆どの花は5だったので、ノウゴウイチゴではなさそう。

雄しべが短いので、これはワイルドストロベリーこと、エゾヘビイチゴみたいだね。前にも書いたけど、エゾと名がついてるものの外来種。ヘビイチゴと名はついてるけどヘビイチゴ(キジムシロ)の仲間ではなくオランダイチゴの仲間。

エゾスズランも見つけた。これもややこしいけど、スズランやドイツスズラン(一般的なスズランの形のイメージ)のあるスズラン属の仲間ではなくて、エゾスズランはカキラン属で、姿も似ても似つかないのね。蕾が鈴っぽいと感じたのかな。

見つかったヒキガエルは、これくらいの大きさ。まだまだずっと大きくなる。捕まえたりしても道内で他の場所に放すと条例違反になるので、別の場所に放さないようにして下さい。

7/14は千歳に行ってきた。捕魚車で書いたインディアン水車の活躍も見れて楽しかった。この他、水族館の中から見えるガラスの向こうの千歳川では

ブラウントラウトがいました。一度食べてみたい。
捕魚車の近くの橋の下を覗き込むと、いくらかのサケ(シロザケ)が見ることができた。でも上からしか見えてないので他のがいても、自分にはきっとわかりにくいだろうな。

川の中には藻が生えてるんだけど

遠いけど白い花がついてる。

梅花藻(バイカモ)の仲間だね。このへんだとチトセバイカモでいいのかな。花粉も種も、川の中だと下流にしか行かなさそうだけど、どうやって川の中流や上流でも維持されるんだろう。不思議な植物。

昔、「ばいかだ」って自分のニックネームをエゴサーチしたらよくこのバイカモとハナイカダがヒットしてたなあ。

7/14 札幌市有明 メッシュ644133

移動の途中で川に立ち寄ると、河川敷に蛇の脱殻。

少しずつほぐして

背中のトップの鱗の周りはキールがあるね。

いろいろ分析して、シマヘビの脱殻だとわかりました。

ホソバウンラン。外来種っぽいと思って見てた。調べたらやっぱり外来種だった。

オオアワフキかな?

マエキアワフキっぽい。どっちもヤナギの仲間に寄ってくる種類なので、それほど間違ってはいないんじゃないかなと思うけど…。

少し川でテンション上がってきたので、色々済んだ後、少し遠いけどお気に入りの場所に移動して、人生で初めてテンカラ釣り(でも針はフライ用の針)をしてみた。

初めてテンカラで釣ったのはちっちゃいヤマメ。口じゃなくてエラブタに針刺さっているけど、あまり気にしないように。

7/16 自宅(真駒内)

天候不順であまり実りの良くない畑をいじった時に見つけた小さいもの。

ヒメアカホシテントウ。小さい。コンスタントに見かける気はするけど、あまり多くなくて見つけたらちょっとラッキーに思う。カイガラムシ食なので探せば見つけられそうな気もする。

マクロで写真撮って、ストロボ使ったら、なんか台無し。光っちゃって残念な感じになった。

ハイイロフクロホコリと思われる変形菌。雑草などを乾燥させてから捨てるんだけど、乾燥用にしてる桶の中に入れたギボウシ(間引いた)の葉にくっついてた。庭で変形菌嬉しい。

7/20

また移動中にテンカラしてみた。

少しヤマメ大きくなった。

7/21 札幌市南区滝野 メッシュ644122

この日は滝野すずらん丘陵公園で、ヘビ講座のイベント。

事前に捕獲して頂いて、みんなに見てもらったアオダイショウ。

そしてシマヘビ。なんだかシュールな雰囲気になっているのは、リリースしたのに、一目散で逃げていかなかったから。

そうそう、イベントの前に早駆けして、こんなの見てきた。

シャクジョウソウ。葉緑素のない腐生植物のひとつ。ギンリョウソウっぽい生態。これはいいものを見た。

ジガバチソウ。

クモキリソウ。

少し残念だったのは、

これがキヨスミウツボ(寄生植物)かもしれないと思っていたけど、形がちょっと違うみたい。ホウキタケとかの系列のキノコかな?

そして通常営業へ。ササの間からキイチゴ類。

クロイチゴの今年の枝(シュート?)みたい。来年、この枝に実が生るね。でもこれ書いてる今、もうどこに生えてたのか覚えてないね。

そうそう、アレどうなった?

うちのわりと近くで生えてたエゾイチゴ、いい色になってた。

食べると…。アレ…酸っぱくて薄い。
去年は香りよし、甘みよし、適度な酸味でスゴイ美味しかったのにな。野生の方も、実りが良くないのかね。

.
Baikada’s main website
Wild Home