2018・9月、真駒内公園の状況

北海道の地震の被害が大きかった地域、台風による近畿地方の被害に合われた方々、お見舞い申し上げます。地震後、初めて軽いフィールド(歩いただけ)をしてきました。
震度7とブラックアウト、液状化の地震被害に注目が集まって当たり前ではあるのですが、西日本で猛威を奮った台風21号は、北海道の地震の前日に北海道でも暴れていきました。

癒やしを求めて、ノブドウなど見に行ったのですが、わりと綺麗に色が出てきましたね。あとは今年の秋はサルナシ、ツノハシバミ、クリあたりの実りを楽しみにしているのですが、強風を耐え抜いてくれただろうか。

いつの間にやら、きのこの季節になりました。いろいろ生えて傘のついてるのは風で吹き飛んだりしていました。これはシロソウメンタケかな。傘のないやつ。

ツリバナの木では実がだいぶ膨らんでいて、キバラヘリカメムシがたくさん発生していました。黒が基調で体側と腹が真っ黄色。脚も大腿部の一部に白ポイントが入る、わりとおしゃれなやつです。

川沿いの歩道を歩いて、ヒガシニホントカゲの観察ポイント(今日は居なかったんだけど)に向かっていくと

若めのドロノキが倒れて道を塞いでいました。根っこがえぐれて倒れてて、強風で倒れてしまったようです。

こちらはわりと老齢の木ですが、枝が風を受けて枝の付け根というか、木の幹からバックリ割れてしまいました。

だんだん倒木の数が増えていきます。札幌市も北海道も、諸対応に「大わらわ」だから、これの片付け、しばらく時間かかるだろうな…。のこぎり持って一部避けようかなとも思ったけど、公園の管轄のものを勝手にアレしたらいろいろまずいのかな、良かれと思って、結果余計なことになるのであれば、とりあえず置いとこうかな。

アスファルトが見えません。
報道ではあまりこちらは出てこないと思うのですが、公園の河畔林でこの状態なら、森林被害は相当ひどい状況ではないだろうか。
札幌近郊の森林も被害が大きく、2004年の台風18号を上回る森林被害になるかもしれないという話も聞こえてきています。

いずれはこれらも倒木更新されていくのでしょうけれど、山に入る人は暫くの間は脆くなった木が新たに倒れたり、折れたりするのを気をつけないといけなさそうです。また、木とその根っこもなくなっているので、土砂崩れなども、より気をつけなければいけないかもしれないですね。

雨がわりと降ったのと、土砂の流出、地震も影響あったかもしれませんが、真駒内川への真駒内公園からの放水路にも大量に砂が積もってました。

森林や河川の撹乱はそれなりにありそうです。

ふと気がつくとあまり生き物を見ていないので、なにか見たいと思ったけど、虫もそんなに多くない。あ、そういえば去年息子が真駒内公園の陸上競技場付近でマダラコウラナメクジを見てたっけ。それでも探しに行こうかな。ということで、競技場の周りにある堆積物をガサゴソすると、

お。
これはコウラナメクジの仲間だけど、うちの庭にいるやつと同じやつだ。チャコウラナメクジと思われます。ヨーロッパ原産の外来種。

こいつはマダラ模様なので、マダラコウラナメクジなのかなーと思ったけど、上半身の斑紋がラインになってるのがチャコウラナメクジっぽい。体型はさっきのと一緒だし…。
あ、わりとナメクジの識別難しいのかも…。

…いた。
しかも固まって何匹もいた。ずんぐりしててでかい…。これがマダラコウラナメクジ。なんかスゴイな…ボリュームが。ヤマナメクジみたいな重量感あるな…。

競技場近くの、自販機横のゴミ箱の下にわさっといました。
今(2018.09.09)のところ、法的に規制されるような外来生物ではないけど、持ち出して他の場所に放すなんてことは絶対にしないようにして下さいね。

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