イラストでみる犬の応急手当

I offered the photograph to the book. “The book about the first aid of the dog“.

講談社が発行した、「イラストでみる犬の応急手当」という本で、
アオダイショウ、ニホンマムシ、ヤマカガシの3点の写真を提供しました。
一部、編集協力させていただきました。

「徳田龍弘」の本名で、提供しています。

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Cherry blossoms of snow

It is not cold. However, it snowed. The snow stuck to the cherry blossoms tree, and the flower seemed to have bloomed in winter.

雪の桜が満開

Cherry blossoms of snow

少し間が空いたが、また雪が降った。暖かいのでボタボタの雪だった。桜の木に着雪して、まるでまた桜が咲いたようだった。

まあ、折角山のほうに歩いてきたので、生き物を探してみた。やっぱりほとんどいない。ハシブトガラスと、なにかヒワ系の群れが1度飛んだだけ…。やっと見つけた、生き物は!

Mosquito sp?

かかかががんぼかの昆虫。カ科か、ガガンボ科の昆虫でした。


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Is it right ?

Elaphe climacophora
Japanese rat sanke
青大将(アオダイショウ)

Photograph by Baikada (ばいかだ)
*Ricoh GX200 Macro*

体は敵に対する恐怖を。
The body shows the fear.

目は敵に対する好奇心を。
The eyes show curiosity.

そして全身で己の迷いを表している。
And, the whole body shows the hesitation for herself.

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目からうろこ

昨日、仕事の関係で講習会に出ていた。
そこで、「探そう!ほっかいどうの虫」の著者の堀さんのお話を聞けた。

ちょっと挨拶も出来て、本当に良かった。

面白い話がいろいろ聞けました。

例えば

アライグマのサンショウウオ捕食の被害。
産卵場に現れて結構な数を捕食している様子。
たくさんの尾が捨てられていて、20本くらいサンプルを見せてもらえた。

ここからは自分の推測だけど、
爬虫両生類学会報 第2009巻第2号、特集:両生類・爬虫類の色彩と色彩変異
三浦郁夫 有尾類の体色の多様性と機能 pp160-169
に掲載された内容から、尻尾だけ食べないことに対して考える。

この論文では色彩や威嚇姿勢による毒について記述されているのですが

「多くの陸生両生類は、捕食者にとって不味い化学物質を、
皮膚にある顆粒腺(毒腺)を中心に体に蓄えている」

としており、また

図を示しながらTail Lash型(尾を付け根から持ち上げる姿勢)という
威嚇姿勢について述べ、
「このタイプのグループは筋肉の発達した尾を持ち、
その尾の背中側の皮膚に顆粒腺が発達する」
「トウキョウサンショウウオやカスミサンショウウオ
などのサンショウウオ属はこのグループに含まれる」
と言っています。つまりトウキョウサンショウウオなどと同じHynobius属に属する
エゾサンショウウオも同じく尾に顆粒腺があり、
アライグマは不味いから残す、と推測してみました。

それにしても普段は散開していて滅多に捕まらないサンショウウオだけど
サンショウウオが産卵に集まってくる場所で産卵前の個体を大量に捕食されたら、
その後の子孫も全滅なわけで、かなり甚大で深刻な被害に
なって行くのは間違いないと思う。

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それから、もうひとつ、自分では全く想像してもいなかった話。
でも気にすれば至極その事態は予測できるものだった。

酪農と獣医が糞虫を減らしてしまう可能性だ。

イベルメクチンと言う薬がある。
この薬は寄生虫の駆虫薬で線虫や節足動物系の外部寄生虫で効く。

この薬は牛馬などで普通に使われる。
犬でもフィラリアとか、場合によって疥癬に使われたりする。

注射としても利用するが、塗布でも使用されることがある。

この薬は体に入って、最終的には便に排泄される。

酪農で、外で飼育されている牛の糞にイベルメクチンが含まれていると…。
ダイコクコガネやゴホンタイコクコガネで死亡、
コエンマコガネで羽化率の低下などが見られたそうだ。

獣医として、犬にイベルメクチンを投与したことはあるのだが、
犬などそういう、投与対象に対する影響はよく考えたが排泄物まで考えが及んでこなかった。

家畜では人間が食用にする場合は、抗生物質などの場合は投与した動物の肉は
ある一定期間おかないと、薬物が蓄積しているからということで市場に出せないという
ルールはあるのだが、こういう形でイベルメクチンが環境にも影響を与えているとは…。という
大きなショックがありました。

ほとんどの獣医師も、酪農家もそこまで気は回っていないだろうね。

うんこにたかる昆虫や節足動物はかなりたくさんいるわけで、
堆肥にもなって行くであろうこともあるので
これは「酪農地帯北海道」としては意外と大きな問題になりうるのかもしれない。

今はエゾシカが増えて、エゾシカの糞で糞虫も生活できるかもしれないけど、
エゾシカが減って来た時には酪農動物の糞に依存するわけで。。。

こういう問題があることを、全く知らなかった。

ちなみにイベルメクチンを含むある商品の使用注意欄には

イベルメクチンは主として糞中に排泄されるので、
排泄物の肥料化又は浄化処理を適切に行うこと

と明記されていた。

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Cats

It was snow. Fall was over. I went to the spring. I hardly to see animals,  except cats.


積りおったな
It was snow.

札幌の平地でもついに雪。町ではちらほらしているのだけ見たけど、やっぱり積もったのも見に行こうと山の方に行ってきた。あわよくば鳥とか哺乳類を撮ろうと思ったんだけど鳥に対しては目が衰えた。哺乳類は現れなかったということでほとんど収穫なしでした。

いや~でも寒かったわ~。山。しかも強い「雨」まで降り出してしまいました。この日はちょっと温泉街に繰り出していました。

まんじゅうと湯の滝
Fall of hot spring

ず~っと昔、30年近く前はちょこちょこ来ていた温泉街。

ねこ
Cats.

少し猫が多いなあと思ったのだけど、捨ててく人がいるんだと。生き物を飼う時は、人間都合で左右させずに責任持って飼いますように。

さむい
It’s too cold.

なにかあっても、体は動かさない。
顔だけ。
なぜならそこにマンホールがるから。

どうも
It’s warm.

そんなところで何してるんだい。

あたたかい
I’s good.

そんな微妙な位置にくっついてるのは、その管にもマンホールにも温泉水が通っててあったかいから。猫でフィールド御茶濁しでした。


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Leaf and frog

Rana narina
Okinawa tip-nosed frog
鼻先蛙(ハナサキガエル)

Photograph by Baikada (ばいかだ)
*CANON EOS 1D MK III*

葉とカエルは相性がいい。
葉っぱを傘代わりにしているカエルのイメージ、簡単に湧くよね?
そういう象徴化されている絵をよく見かける。
The frog is congenial to a leaf. Are you easy to image “a frog to use a leaf for as an umbrella” ? I see pictures done such a symbolization of well.

写真撮っているときは、背景に気付かないこともある。
特に夜の撮影の時は背景にはほとんど気が行かない。
この時もハナサキガエル以外は目に入っていなかったと思う。
When the photograph is taken, I do not occasionally notice the background. Especially at night, I am not considerate in the background at the time of taking a picture almost. I do not think that I caught my eye excluding the frog at this time.

背景に気づいてしまうと、構図を考えたりし始めて
なんだか凝り固まった写真になってしまうことも。
この写真は偶然性がとても高いけど、気に入っている写真です。
When I notice the background, I begin to think about the composition. Then, the photograph that I take often becomes an awkward photograph. I like it though the contingency of this photograph is high.

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図説 獣医衛生動物学

I offered the photograph to the book. “Illustration veterinarian hygiene zoology“.

講談社が発行した、「図説 獣医衛生動物学」という本で、ハブ、ニホンマムシ、ヤマカガシ、シマヘビの4点の写真を提供しました。一部、編集協力させていただきました。

自分も勉強してきた獣医学の一学科、獣医衛生学などで、学生さんの教科書を用途として使用される本です。なんだかちょっと感慨深いですね。

「徳田龍弘」の本名で、提供しています。

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Gratitude

Lycodon ruhstrati multifasciatus
White banded wolf snake
先島梅花蛇(サキシマバイカダ)

Photograph by Baikada (ばいかだ)
*CANON EOS 1D MK III*

今年出会えたヘビで一番うれしかったもの。やっぱりサキシマバイカダ。
とても素敵なヘビ。
The snake which I meet you in this year, and was the nicest is White banded wolf snake. A very wonderful snake.

Lycodon ruhstrati multifasciatus
White banded wolf snake
先島梅花蛇(サキシマバイカダ)

Photograph by Baikada (ばいかだ)
*CANON EOS 1D MK III*

奇縁で彼女は、今うちにいるのだけど、
やはり野生で過ごす姿の方がとりわけ美しい。
She lives with me by a strange relationship now. However, their figure to watch in nature is than them who watch it at home more beautiful.

餌は問題なく食べるけれど、ほとんど馴染まない。
よく咬み、よく噴き、よく威嚇する。
やっぱり馴染むアオダイショウの方が、「飼う楽しさ」は有るだろう。
Though she eats bait by no problem, she is hardly familiar with me. It gets caught frequently, and she arrives and threatens me. Japanese ratsnake is familiar with a human. Therefore surely Japanese ratsnake is suitable if you demand the pleasure that you keep.

でもとてもこの蛇には生態的に興味がある。
だから、いまここにいる姿をよく観察して、
一般には知られない何かをしだしたようなときには
ちゃんとどこかに報告はしようと思っている。
But I am interested in this snake for the habits very much. Therefore I observe the figure which is here well now. If I find their phenomenon that is not known generally, I think that I will report it properly.

Lycodon ruhstrati multifasciatus
White banded wolf snake
先島梅花蛇(サキシマバイカダ)

Photograph by Baikada (ばいかだ)
*CANON EOS 1D MK III*

本来は夜の蛇だから、これは捕まえたあとで
昼間に捕まえた場所で撮影したもの。
This snake is originally nocturnal.
Therefore this photograph is the photograph which I took at noon since I catch a snake once.

なんだかんだ言っても、一番好きなヘビはサキシマバイカダだ。
There is the problem in various ways when I live together, but the snake which I like most is White banded wolf snake.

サキシマバイカダと、それを育んだ環境、そして出会えたフィールドに感謝。
I have gratitudes White banded wolf snake,
the environment where she was grown up,
and Field where I was able to meet her.

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メタル実験

冬は野の爬虫類関係の撮影は厳しく、鳥や哺乳類を撮ったりするのだが、調子を崩しやすい季節でもあり、なかなか思い通りに動けない。

だから、少し家で出来ることも始めてみようと思っていた。

そして、今年の北海道でのヘビのフィールドは、一息つくことになった。
もうかなり寒くなった。

目標だったシロマダラの発見には至らなかったけど、
ヘビは北海道で51匹、沖縄など合わせると今年の総数で100弱といったところ。

北海道の51匹のうち、残念ながら轢死体として出会ったのが34個体だ。

死骸は基本的にはカラスやキツネが食べていくことになるのだけれど、
いくつかは拾って持って帰ってきた。

標本としての保存を考えたんだけど、
あまり作られていない標本として作ってみようということで
金属いじりをはじめた。

主には2つ考えていたのだけど、
考えていたものの一つ、頭骸骨などを鋳型とした鋳物作成の方は、
まだ、うまく行っていない。

頭骸骨自体は、ミルワームの協力などあって結構綺麗に取り出せるのだけど、
鋳型を取って、金属を流し込むとなると上手くいかない。

金属を溶かした時の表面張力が強く、
細かい部分に液体金属がはいりこんでくれない。

また、頭骸骨は非常に複雑な形をしているので、
なるべく単純化しようといろいろ穴を埋めたりしたのだけど、
今のところ、まだ駄目だ。

出来上がった鋳物は、
相当異様なものが出来上がってしまったので、
写真出すのは控えておこう…。

比較的予想通りのものが出来つつあるのがこっち。

ヘビの皮膚から作成した金属のチップ。
まだ作る段階で割れてしまったりするのが上手く行ってないのだけど、
こっちの方をもう少し頑張って作り進めてみようと思う。

これはアオダイショウの幼蛇から取った。
正直、鱗が細かすぎて厳しい。

チップの大きさから、まあまあ収まりが良いので、
今は我が財布に入ってもらっている。

お金増えないかな??

こちらはアオダイショウの成蛇から。
背骨周りのキールのある鱗なども綺麗に出て、なかなか良い。

形に無骨さがにじみ出てしまっているが、
これは今後少し削るなどして形変えてもいいかもね。

色気ないまま、ストラップに付けてみた。

こんな簡単なものしか出来ていないけど、
ここまで出来てくるのに1カ月くらいかかってしまった。

これは、標本としても面白いと個人的には思うのだけど
交通事故へのメッセージとしても何か残せるのではないかとも思う。
メッセージを込めたものとして人目に触れさせるには、
まだまだ改良しなくてはならないね。
亡くなったアオダイショウの霊の平穏を願って。

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