ニホンマムシの遠軽町と紋別市の生息確認について

北海道爬虫両棲類研究会が発行する北海道爬虫両棲類研究報告 Vol.002に、「ニホンマムシの遠軽町と紋別市の生息確認について」が掲載されました。

著者:徳田龍弘

※こちらの記事の表の数値に誤りがあったため、2015年4月30日に発行された北海道爬虫両棲類研究報告Vol.003に「Errata(訂正):ニホンマムシの遠軽町と紋別市の生息確認について」を掲載し、訂正を入れました。

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釧路湿原における水生ダニによるキタサンショウウオ卵嚢の食害例

北海道爬虫両棲類研究会が発行する北海道爬虫両棲類研究報告 Vol.002に、「釧路湿原における水生ダニによるキタサンショウウオ卵嚢の食害例」が掲載されました。

主著は照井滋晴さん、徳田は共著者として参加しています。

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北海道爬虫両棲類研究報告 Vol.002

I edited the “Bulletin of reptiles and amphibians in Hokkaido Vol.002”.

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北海道爬虫両棲類研究会発行の北海道爬虫両棲類研究報告 Vol.002を編集しました。会の発行物ですので、一般書店では購入出来ません。ご注意ください。内容やお求めに関してはこちらから。

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全国のシロマダラ発見、おめでとう

ここしばらくで、北関東、東北、北海道からシロマダラの「見つけた報告」を頂きました。北海道では札幌市で2個体捕獲など、喜ばしいことです。

残念ながら札幌発見DAYは寝込んでいて、^^; 祭りに参加できなくて残念でしたが~。この捕獲が今後の生態などについて、調べることの助けになればいいなと思います。

なにより、嬉しいなと感じていることはシロマダラ、それだけでなく両生類や爬虫類に対して興味を持ってくれる人や、調べてみようと思う人達が増えてきたことですね。

今、福島県産のシロマダラを3匹保管しています。(餌を自力で食べないので、とうてい飼育とは呼べない…)形態を記録もしているんですが、行動も見ています。

不思議なことですがカーテンを1日じゅう閉めていても、1日じゅう電気をつけていても、2014年の6月あたりでは17:30あたりを境に幼蛇が動き出します。(部屋温度は22~26度くらい)幼蛇は毎日動いています。成蛇は2~3日に1度、動いています。

まあ、面白いなと思ってみています。

特になにか大きくいじって飼育はしていないので、秋に福島で調査をする際に、捕獲した場所にリリースできればと考えています。

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ontona

2014年6月4日、北海道新聞社発行のフリーペーパー「ontona」

ontona

こちらの「北のいきものがたり」No.3のエゾサンショウウオの記事に写真提供と文書作成の協力をさせていただきました。

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雪のなかのこうもり

(過去のアップしてなかったデータのひとコマ。2014年5月12日の記事を2016年9月25日に思い起こしながら書いてます)

かなりしんどい毎日が続いていたこの頃。ブログの更新頻度は一番少ないかもしれない。家でぐったりしていると、こうもりを追い続けている写真家のなかじから電話が。

「ばいかださんちの裏山にコウモリ落ちてるんだけど、見に来ない?」

外出のいい機会をもらって、急いで準備。裏山は5月といえど、まだ雪深く、寒い。でもこういうときにしか見れないという、雪中コウモリは見てみたかった。

なかじと山ん中で落ち合って、同じような木々が並ぶ中で「ここだっけ?あそこらへんだっけ?」と案内してもらいながら移動。

途中、

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お、これは!

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冬眠明けの森のくまさんでしょうか・・・。

そしてようやく

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あったあった!これ!

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まつぼっくり!・・・じゃなくて!

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ほら、ここに!

おおきさはこんなもの。

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毛玉。

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これ、死骸じゃなくて生きてます。コテングコウモリがぐっすりですわ。仕組みは自分にはさっぱりわからないんだけど、雪の中で寝ちゃうみたい。(興味のある人は「雪中 コテングコウモリ」で検索してみよう)

自分は、ここで久しぶりの外出に色気を出して、ちょっと山奥にエゾサンショウウオ見に行ってしまいました。

その結果、札幌であまり多くない越冬幼生のいる池を見つけてなかなか良い成果を出したんだけど、これを見に行ってる間にコウモリは起きて飛んでいったのでした。(なかじから電話ありました)

こちらの成果はこんな感じでした。

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へんじがない しかしいきていたようだ

ごぶさたでした。気がついたら、今年も両生類や爬虫類が活動する季節になってました。去年の春から、書くペースが落ちて、どんどんさかのぼり記事に。いつも書こうとは思っていて書く記事を「下書き」して置いておくのだけど手付かずのまま、公開されずの繰り返しでした。いつかはちゃんと書いて公開しとこうとは思うけどまだしばらく書けないなー。

今年のシーズンに入って、下書きもしていないので生物ごとに忘備録的に書いておこうと思っての更新です。

★エゾサンショウウオ
今年の自分の初認は4/20、札幌市。すでに産卵はあちこちで始まっていたのだけど、自分の出足の鈍さで遅くなった。4/20が今シーズンほぼ初のフィールドでした。その後、恵庭・江別で産卵確認。5/10時点でまだ、産卵したての場所が札幌市内にある。札幌市でかすぎ、気候も多様すぎ。ちゃんと調べていなかった定山渓の山の中で5/10にようやく越冬幼生を確認。ここではまだ産卵が始まっていない。

2014-05-10 00.22.29

まだ雪が一部とけただけの定山渓山中。日陰では1m超えの積雪も残ってる一方で、トラツグミはすっかりさえずっている。

2014-05-10 00.24.23

かなり立派な越冬幼生。ここのは見つけにくい、捕まえにくいで大変だった。水温4度、気温4度。さむい…。

★エゾアカガエル
自分初認4/20、札幌市。5/10定山渓の山の中腹で盛大に産卵してるのを確認。そこより高いところではまだ始まっていない。この間で、恵庭・江別で産卵と孵化を確認。

★ニホンアマガエル
自分初認5/6、札幌市。冬眠明けの幼体。5/9江別市で、合唱確認。

★ツチガエル(外)
自分初認5/6、札幌市。成体。これから産卵の模様。

★アズマヒキガエル(外)
自分初認4/29、江別市。この日はオスの鳴き声少数のみ。5/7には江別市で産卵あり・成体30との情報をもらう。5/9、江別市で成体目視70+、卵紐数個体分。ピークはこれからの様子。

★トノサマガエル(外)
自分初認5/9、江別市。鳴き声多数。5/9は専門学校の実習で恵庭でトノサマガエルを探したが悪天候で姿、鳴き声確認できず。実習終わってヒキガエルの調査してる時に声が聞かれた。産卵はまだ。

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マニアな晩餐会にて

北海道希少生物調査会が主催するマニアな晩餐会で、円山動物園の本田直也さんと一緒に、両生類爬虫類のお話をしてきました。

4人でお話したのですが、あとの二人は、昆虫の方々で、北海道博物館の堀繁久さんと、北海道大学博物館の大原昌宏さんでした。