回遊水槽

体調の安定がなく、しばらくフィールドに行けていません。
フィールドを楽しむためにはまずは体調を整えないとね。

少し前ですが、おたる水族館に行ってきました。

こちらではキタサンショウウオの人工飼育下で初の繁殖に成功されています。

とある本には、キタサンショウウオの繁殖期(地味色)と被繁殖期(明るい色)で
体色の変化があると書かれているものもあるので、今の水族館の個体を
確認したらなんとなくわかるのかな、と思って、撮影をさせてもらうのをお願いしました。

その写真は今回はこちらには掲載しません。
(ごめんなさい、またの機会に)

印象で言うと、背中の太い金色の線が、明るいピンクがかった色に
なっている個体がいました。
一方で、繁殖期と変わりなく、背中の太い金色の線が、
地味な茶色の金色を帯びたラインのままのものもおりました。
体色変化は、比較的容易に生息環境で変わる可能性もあるので、
まだどうこの結果を見ていいのかはわからないところですね。

さて、初めて、おたる水族館の中も拝見させていただきました。
外の施設(海獣関係)は今回は見なかったのですが…。

北の魚の展示がとても好きです。

「ホッケの幼魚は緑色をしている」

ホッケ
Arabesque greenling

ちょっとびっくりしました。青ものの魚みたいですね…。


フウセンウオ
Balloon lumpfish

これ系の魚、好きです。コンペイトウとかダンゴウオとか。
3~4cmくらいで、人間から見ると愛嬌があるように見える。
ゴッコ(ホテイウオ)もこれ系の魚だったね。


おたる水族館・回遊水槽

大型の回遊水槽では、今まで見た水族館では大型の渓流魚や、
マグロなど普段から泳ぎ回る魚が展示してあったけど、ここでは
オヒョウ(カレイ)やオオカミウオが回遊している。

オオカミウオが回遊しているところを見れる水族館なんてそうそうないのではないだろうか…。


オウムガイ
Chambered nautilus

オウムガイも生きてるのが展示してあって。
なかなか面白い!

他にもたくさん展示してあるのだけど、
私が面白いとおもったところを取り上げているので、
非常に偏っていますが、興味の湧いた人は見に行ってみると楽しいと思います。


おたる水族館・コツメカワウソ

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太陽の恵み

東京より知人がやってきてくれたので、
一緒にコモチカナヘビを見てきました。

北海道の大きさは思いのほか大きいので、
こういう機会がないと、なかなかコモチカナヘビを見に
道北の北部まで足を延ばすことも少ない。


コモチカナヘビ
Viviparous lizard

いくらかの妊娠個体は観ることができた。
多くは亜成体で、幼体はまだ出現していなかった。

コモチカナヘビと言えば日光浴。
コモチカナヘビにとって日光は財産です。
お腹の子どもを育てるために温度をもらったり、
食べ物になる虫たちは、日光で育った植物を餌にして育ったりしています。

最近の世の中の流れでは、
脱原発に向けてメガソーラーを推進するように動いてるように思う。
現時点ではメガソーラーは環境に影響がないように言われている、
あるいは影響について十分言及されていないとも感じています。


コモチカナヘビ
Viviparous lizard

メガソーラーのパネルを設置した部分の土壌には日光があたらなくなります。
その範囲はメガソーラーともなると決して小さくありません。
目に見えた影響は少ないかもしれないですが、
小さな動物、微生物、植物には影響があると思います。
その影響は人間含めた生態系に少なからず影響を及ぼすと思います。

原子力発電には今回のように一度事故を起こすと制御できない問題があって、
火力発電には化石燃料の消費や二酸化炭素の問題があって、
水力発電には流域の環境を変えてしまう問題があって、
風力発電にはバードストライクの問題や低周波の問題の可能性があって、、

全部が全部問題点ばかり見てるとなにもできなくなってしまいますが、
電気を作ることには少なからずどんな発電でも環境に影響があります。

その負荷が大きいか、小さいかは今後に検討をしていくことになるのでしょうけど
太陽光発電、メガソーラーの急乱立に向かっていくことになれば、
不安が大きくなってきます。

反対ではないです。
むしろ、うまく活用できるのであればちゃんと理解していきたい。

ただ、世の中がソーラー発電のデメリットを発電効率だけと
捉えている方も少なくないようなので、
自分みたいな地ベタばかり見てる人間からすると、
影響が少なからずあるんじゃないか、と少し発信したくなったんで、書いてみました。

技術が安定すれば
現に生物の生息環境に適していない、屋根やアスファルト面を利用した太陽光発電で
まかなっていけるようになればいいなと思ってます。

上手に発電を使い分けること、
蓄電技術を向上すること、
個人的にはガマンできる範囲で電気を節約すること、
このへんがここしばらくの電気との付き合い方かなあと思ったりします。


コモチカナヘビ
Viviparous lizard

なんというか、コモチカナヘビを見てて、
頭の中にそんなことが回っていたんですよ。

う~ん、珍しく難しいこと言った。


イトトンボたち
Damselflys

コモチカナヘビ観察でかなり日焼けして、ヒリヒリしてます。
自分の体も発電出来ればいいのになー。

さて、コモチカナヘビの観察を終えて、大きめに西へ東へ。
そんな中で少し情報頂く機会あって、
憧れイトトンボを見に行ってきました。

実物見るまで、そんなイトトンボがいるのかと思っていたんだけど、
とてもきれいでした。


アカメイトトンボ
A kind of Damselfly

昔はゴトウアカメイトトンボと呼んでいたように思います。
分布も限られて非常に希少なようなので、お目にかかれて光栄でした。

本当に目が真っ赤なんですな。


アカメイトトンボ
A kind of Damselfly

なんとなく、探し続けていた種類の生き物だったのですが、
見れて嬉しかったなー。

シロマダラ、コモチカナヘビ、ロイコクロリディウム、アカメイトトンボ…
レア生き物を目にする機会が多い今年、
運使い果たして、事故に合わないように気を付けないとね。

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緑のどよんどよん(閲覧注意)

先日、H氏がニヤっとしながら、これを見せてくれた。
こ…これは!!ロイコクロリディウム!(いわゆるカタツムリの目に寄生する寄生虫)
動画なので、閲覧注意です。


Leucochloridium-ロイコクロリディウム- 緑のバージョン

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今回見せてもらったのは、道央産。しましまがグリーンの混じるやつですね。
自分が撮影した札幌産は茶色いしましまでした。


Leucochloridium-ロイコクロリディウム- (手ぶれ修正Version)

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個体変異か、別種か。宿主は同じオカモノアラガイだと思うけど…。
終宿主はどんな鳥かな?
日本ではどこで記録があるのかな?(一説には北海道と沖縄のみとも聞いたけれど…)

グロいものばっかりで申し訳ないんですが、
グロいモノが好きなんではなくて、単純に面白いんです。
興味をそそる生き物なんですね。私にとって。

しばらく、短めの記事を短期間でupするような更新形式を取ります。

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Skyblue & Black-star


Rosalia batesi
A kind of Longhorn beetle
瑠璃星髪切(ルリボシカミキリ)

Photograph by Baikada (ばいかだ)
*CANON EOS 7D*

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今まで、縁のなかったカミキリムシ、ルリボシカミキリ。

子供の頃、今住んでいるところの近くでバラバラの死骸を見たことしかなかった。
標本や写真でも観てきたが、色はいいものの、
ちょっと体が平たいイメージがあって、あんまりカッコ良いと思わなかった。

でも、実物を見る機会に恵まれて、感想が変わった。

やっぽかっこいいわ。

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親子でおでかけ北海道 野あそびブック

I cooperated to edit the book.
Playing with the parents on the field in Hokkaido” (Japanese text only.)

亜璃西社発行の、親子でおでかけ 北海道 野あそびブックで、編集の協力をしました。
イラストが大変多く、子どもも見て楽しめますが、
大人が読んで、子どもをリードして一緒に遊ぶのも良さそうです。

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イイジマウミヘビが魚卵を食べる

友人のクレイジーバーダー氏からすっごく面白い動画を頂いたので
代理でYoutubeにアップしました。


Ijima SeaSnake ate the fish eggs. イイジマウミヘビの捕食シーン

八重山でダイビング中にこの動画は撮影されました。

イイジマウミヘビは魚卵を専食する変わった食性です。
途中で威嚇に入る魚類はクラカオスズメダイ。
この魚が岩に産み付けた卵を­食べています。

普通のヘビの捕食シーンとは全くイメージの違う、
貴重なシーンだと思います。

イイジマウミヘビの学名はEmydocephalus ijimae
クラカオスズメダイの学名はAmblyglyphidodon curacao

クラカオは暗い顔とかそう言うのじゃなくて、学名由来のようです。

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Unexpectedness


Ligia cinerascens
A kind of Wharf Roach
北船虫(キタフナムシ)

Photograph by Baikada (ばいかだ)
*CANON EOS 7D*

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苦手克服シリーズのひとつです。
長らく放置していたフナムシですね。

普段、ヘビについて苦手な人に対しては
「苦手だと思う生き物こそ、よく知ればこちらから敵を回避できる」などと言うのですが
自分こそ、それが出来ていないものですね。

神奈川に住んでいた頃から、足元から大挙して
潮が引くように逃げていくフナムシを見るとゾワゾワしたものです。

釣りをしてる時、背後で少しづつ姿を増やしていくフナムシ。
フナムシが魚の死骸にたくさんひっついたりしてるのを見たあとだと、
私の体温はいつも以上に下がる思いです。

でも良く考えてみても、
フナムシってどんな顔してたっけ…?と思っても想像できません。
意外とつぶらな目をしてる(複眼だけど)のも最近になって知ったことです。

なんとか、接近して撮影できれば、調べることも出来るってもんです。

私は素早くて脚が多ければ多いほど苦手な生き物と認識してしまうのですが
(大型のクモや、ムカデ、ゲジなど)
そんな中に余裕でフナムシも入れてました。

が!
フナムシの脚ってたったの7対しかないんですよ。
まあ、14本もあれば十分か…。

いちばんうしろの、脚の形である程度
「フナムシ」と「キタフナムシ」の識別出来るんですね!

目は、かなり面白いです。
この目なら、意外と親しめるような…気がしない…でもない。
いやむしろ、エビやカニの目のほうが異様な気がしてきた。

とりあえず、フナムシにも興味が湧いた。
でも、ちゃんと苦手を克服したかどうかはまた別の話。

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立て続けの大事件(シロマダラ発見)

藻岩山のシロマダラの過去の目撃情報も収拾が付いていないんだけど、
6/26にシロマダラが捕獲されたというニュースが飛び込んできた!

情報の整理をして、報道が一段落してからブログに書こうと思っていたら、
自分も2個体目のシロマダラを捕獲してしまい、やや混乱してました。
(2個体目については、私たちの発見状況の概要を書いておきたいと思います)

1個体目捕獲のニュースが出てから、
この話を書きたかったので、少し遅らせました。
とても良いニュースが続きましたね!

シロマダラは北海道では初めて確認が報じられたのは1989年。
その報告者によって過去の資料等で数例が確認されました。
2008年に、一般の方が携帯電話でシロマダラが撮影されたことがきっかけで
シロマダラ生息調査研究会が発足。
それから情報を集め集めて、未報告を含めながらも
2011年5月で7例の記録が出てきました。
これだけ人が住んでいる北海道でたった「7」です。

しかも、「生きて捕まって調べられた」ケースがまだ1度もなかったんです。
6/26と6/30、立て続けに2匹のシロマダラが
そのテーブルについたという、大事件なわけです。

北海道新聞の7/8の朝刊(札幌圏)で
1個体目のニュースが報じられています。

1個体目の北海道のシロマダラを捕獲したのは、
庄子信行さん(北海道希少生物調査会(代表:寺島淳一さん))。
北海道希少生物調査会は今年の調査対象をシロマダラに絞り、
探索していたところ、夜間に石狩市で発見されました。
(この調査は、北海道新聞野生生物基金の助成金を受けて実施されているとのことです)

地域の詳細については、周辺民家のことや、
その他いろいろ配慮しなくてはいけないところもあるので
控えられています。

62cmの立派なメスです!
(私も同定確認をさせていただいたので、個体を見てきました)

今回の捕獲のとても意義が高いところは、
今までの発見報告と異なり、
捕獲されて生態を調べることができる状態にあることや、
「シロマダラを探して見つけたこと」にも大きな意義があります。
今までの偶発的な発見とまた別の話です。

とても素晴らしい発見です!
しかし、
正直なところ、「先をこされた!羨ましい~!」です(^^;

捕獲された個体は、円山動物園へ移送されました。
北海道希少生物調査会は以下の通り理由を説明しています。

シロマダラは、”幻のヘビ”と言われてきた稀少種であり、本道における生息状況・生態は長らく不明でした。このことから今回の発見は学術的な価値が高いと判断され、個体を動物園に一時移送することとしました。移送先を動物園とした理由は、動物園が平成20年に結成された「シロマダラ生息調査研究会」に属しているため、情報及び個体の適正管理が可能な場所として妥当であると判断したことによります。

さて、6/26の大発見のニュースの余韻の中、
自分の考えていた「シロマダラの居そうな所」の推測は正しかったのだろうか…と
フィールドを確認することにしました。
一にも二にも、動くのは大切ですし、
環境を複数の目で確認して、見たほうがいろんな事を考えられますし、
動物園での飼育にも役立つ知見があるかなと思います。
北海道希少生物調査会がシロマダラを確認した環境付近を観察してきました。

フィールドはなかじー(中島宏章さん:写真家)と一緒に行ってきました。
夜のフィールドは一人ではやっぱり怖いものです。
こんな時に一緒にフィールドに出られる仲間たちはとても大切ですね!

6/30
日暮れはだいたい20時。
2人で動き始めました。
なかじーとのヘビを探すフィールドをすると、いつもヘビは1匹は見ます。
初めて会ったときにはマムシを遠軽に探しに行って、ちゃんと見つけたり、
シロマダラ探しでシロマダラは見つからなかったけど
定山渓山中で瓦礫の中からシマヘビを掘り出したことも…。

「北海道でシロマダラがこの近隣で、ここ数日内に生きて捕まった」という事実を
直に感じながら、自分たちも、
今まで以上に細かいところを探していきました。

ひととおり歩いて、ちょっと休憩に入る。
やっぱり、ゆるくないよね~。何年も探してるんだもんね~。
微妙な諦め感も自分は漂わせながら、探索を再開した。

21:03

こんな感じのコンクリートの石壁を
5mくらい離れた場所から電灯で照らしたとき、
鈍く光るものが目に入った。
よくまあ、ピンポイントで目に入ったなと思うくらいの隙間(1cm未満)。
(なかじーにはこの時の様子を「レーザービーム」と称されました)

その石壁の隙間に、2センチくらいの鈍い光。

あれ…?
なんかいる…?

イタァァァァ!!!

最初は確証無かったんだけど、
シロマダラの幼蛇の胴体が、石壁の隙間から見えてた。
確実にシロマダラだった。

すぐ捕獲しようとしたんだけど、
隙間が細かすぎてスネークフックの先っぽすら突っ込めない。

わーわー騒いでいるうちに、
隙間の奥の見えないところに入っていってしまった。

み、見つけたのに…。
捕獲もできない、写真も残せない。結局「幻状態」と同じ…。
泣きそうになって立ち尽くしていると、
シロマダラが同じ隙間から、何故か頭を逆さまにして顔を出した!

もちろん捕獲はできるはずもなく。

しかし!
証拠は残さねばならない。
写真!写真だ!!

でも、既に飲んでいた持病の薬と
大興奮による過度な脳の興奮状態で
手が震えて使い物になりません…。

隙間にストロボも入らず頭の中はパニックです。

暗くてシロマダラがわからないわ


シロマダラ
Oriental Odd-teeth Snake

どうだ明るくなつたろう?

もうこの瞬間は、隙間を照らせるなら貴重な100円札でも燃やせるくらいの気分だった。

なんとかシロマダラとわかる、証拠と呼べる写真は収めることが出来たので
ひとまず安心…。

しかし捕獲するにも手出しのしようがなく、
シロマダラは再び隙間の奥に消えてしまった。

でも、
なんでわざわざ同じ穴から顔を出したんだろう。
もしかして出口がここ1箇所しかないんじゃ?

しかし、
コンクリ破壊工作なんかできないし、(できたとしてもやっちゃダメだし)
手持ちでなにか捕獲に適した道具など勿論なく、
10分くらい隙間の前で立ち尽くしましたが、
出てくる気配はありません…。

とりあえず、諦めて一度別の場所に離れることにしました。
戻ってきたら出てくるなんてドラマみたいなことがあるといいよね、
って言いながら。

なかじーがその後、ニホンマムシとものすごいニアミスをして
笑っちゃいかんけど、その様子がなかじーの撮ってたビデオに収められてて
何度見ても笑ってしまいます。
(ビデオについてはもうちょっと後にね)

ニホンマムシにしばらく撮影に付き合ってもらって、
そろそろ撮ってるのが可哀想になってきたので
マムシとおわかれ。

ニホンマムシ
Japanese Mamushi

シロマダラも一応(非常に悔しい)見れたし(実は今年の初めて見た生きた蛇だった)、
マムシも見れたし、北海道二珍を観るなんてなんて素晴らしい夜だったんだ…。
と自分に言い聞かせて帰ることにした。

でも、もしかしてドラマが待っているんじゃないかと
一応、シロマダラを見たところは帰りがけにのぞいてみた。

自分はもう、
さっきの隙間に執着して周りが見えなくなってて、視野が狭くなってます。

が、

21:53
ビデオのスイッチを入れながら(←奇跡!)なかじーが叫びました。
イタ!いたいたいた!!

みるとコンクリのの上にヘビが出てきてる!
あ、いるいるいる、ホントだ(やべぇ)!

シロマダラ!
多分、さっきのやつが穴から出てきたところだったんだろうね。

Aww、いいの?
え、え?俺、捕まえちゃっていいの?生息状態で写真撮らなくてもいい…?

イイヨイイヨー!
そんなこといってる場合じゃないべさ!早く捕まえて!早く!!

ということで、
手に精一杯の愛情を込めて捕まえました。
34cmの幼蛇(亜成蛇といってもいいのかも知れない)、♂。

シロマダラ
Oriental Odd-teeth Snake

発見捕獲!というより、無事「回収」って感覚。
興奮も半端ないけど、それよりすごい安堵感。

夜なので目玉も大きく広がって、とっても可愛らしいです。

が、

やっぱりひり出したマダラ臭。(くさい)
この時初めて気がついたけど、この臭いは一番近い表現とすれば
犬の肛門周囲腺から出るいわゆる「犬臭さ」の原液状態の臭い。

まあ、臭いはいいです。

なかじーとの連携プレーで、
北海道2例目の捕獲確認となりました。

なかじー撮影の動画はこちらの記事にありますよ~!

幻のヘビ ~シロマダラ捕獲の瞬間~ (These days : 中島宏章

気温データなどは
晴天
気温 18℃
湿度 約85%
微風

で、周囲ではやたらとゲジ、ハサミムシ、カマドウマ類がたくさん見られました。

幸い、自分たちが発見したのは♂で、
私たちも円山動物園に預けることにしました。
これで♂♀揃い踏み!

円山動物園さんには、体の小さい、しかも爬虫類食、
しかも神経質なヘビを預けることになってしまい、
大変な思いをさせてしまうことになってしまいましたが、
出来ることはバックアップしていきたいと思います。
まだ、動物園では非公開飼育をされておりますが、
餌を食べたりするようになるなど状況が良くなってきたら
動物園の判断で公開されるかも知れませんね!

シロマダラ
Oriental Odd-teeth Snake

北海道の爬虫類両生類にとって、そして自分にとって
2011年は、とても大きな動きのある年になっています。

円山動物園、そして旭山動物園の爬虫類館新築や改装。
自分も北海道の両爬図鑑の出版できたし、
シロマダラの立て続けの捕獲…。大事件でした。

みなさんにも爬虫類や両生類がより身近になることを願って
これらの動物に関わっていきたいと思います。

希少な動物であると推測されるので念のため。
シロマダラという種のヘビを北海道で捕獲することについて
現在法的な問題はありません。
が、希少と考えられるため、
「捕まえなければいのに」と考える方もいらっしゃると思います。

シロマダラは現在はまだ、北海道のレッドデータブックにも掲載されていない種です。
レッドデータブックに掲載するにも「十分な情報のない状態」の種で、
人によっては移入ではないか?と考える人もいると思います。

私個人としては、これまでの発見状況等から在来種と考えており、
また希少な種だと考えてます。
2個体目を捕獲して移送することも少し躊躇しましたが、
1例目と併せて雌雄のつがいが形成できること、
生態を調べることは希少性を証明するためにも必要だと思うので、
シロマダラ生息調査研究会に所属する
円山動物園に移送することを決めました。

今後も、北海道のシロマダラ、
捕獲した個体の研究について、補助等で私が出来ることは
なるべくしていきたいと考えています。

万一、シロマダラが保護が必要な状態になっても、
これらの個体から分かる情報や、
これからも続けるシロマダラの観察のフィールディング感から
どのような環境がシロマダラの生息には必要であるのか、
調べていけたらと思っています。

希少な爬虫類や両生類は個体を守ることより、
生息できる環境(餌動物が生息したり、隠れたり、温度を適正に出来るなど)を守ることが
重要になるケースが非常に多いと思います。

シロマダラも大切な存在として観察していきたいですが、
それらが住める環境を広めの視野で見ていけたらと思っています。

シロマダラ生息調査研究会と
北海道希少生物調査会の今後の活動も
支援していきたいと思っています。

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そわそわ


ササの昆虫による食痕
Field sign on bamboo grass by larva

そわそわが止まりません。
うっかり山に来てしまいました。

さて、ササのこの食痕が面白いと思って、見ていました。
俗に「マシンガンホール」と一部で呼ばれていると
H師(虫の師匠のおひとり)がつぶやいていたのを見て、
なるほどと思う。

でも、これはマシンガンにようにダダダっと穴をあけるのではなく、
ササの葉が広がる前に、毛虫系の幼虫が食べると、
広がったときにこうなる仕組み。

折り紙をただひたすら三角に折っていって、
一部をハサミで切り抜くと、広げたときに同じ形の穴が空いてるという
あのイメージ。

食痕の主は誰なんだろうね。


オオレイジンソウ
A kind of Aconite

山の中にはまだかろうじてオオレイジンソウが残っていました。
トリカブトの仲間の花は盛夏以降だと思うんですが、
この黄色っぽいオオレイジンソウは春ですね。

緑っぽかったり白っぽかったり、
トリカブト系のあの鮮烈な紫と違う印象がとてもいいです。
毒は不明と言ってるサイト、毒は弱いがあると言ってるサイト、毒はないと言ってるサイト
三者三様のものを見かけます。
トリカブトの仲間なので、いじらないほうがいいだろうなとは思う。


オオレイジンソウ
A kind of Aconite

実は初めて見たけど、小さなスナップエンドウみたいだね。

スナップエンドウ、検索して知ったけど(スナックエンドウだと認識してました)、
農水省はスナップエンドウで統一したんだってね。
スナックエンドウっていう商品名のものもあったみたいだから、
スナップとスナック、どっちが正しいかと議論しても
双方、あー、そうなんだー…で終わること請け合いだ。
(Wikipediaしか見てないから他にも諸説あるかも知れないけど)

まあ、トリカブトの仲間はだいたいこれ系の形をしているので、
間違って食べないでね!って話なんだ、言いたいことは。


マイマイガ系の幼虫
A kind of Gypsy Moth

だけどさっきのオオレイジンソウの葉っぱをかなり貪欲に食べてるやつがいる。
それが上のマイマイガ系の幼虫。

マイマイガはドクガ科に所属しているんですが、
やっぱり毒があるか、ないか、かぶれるが軽いとか色々なことが言われている。

自分もかなり混乱してきたけど、
最近、またこれwikipediaなので、信用度100%とはいかない事だと思うんだけど
だいぶ整理されててわかりやすくなってた。

毒毛を持つのは初令幼虫。しかしそれもわずか。
二齢幼虫以降、成虫までと、卵には毛はあたっとしても毒毛はないそうな。
しかし、毒毛でなくても剛毛が生えていて、それが刺さると少し痛いがかぶれない。

というややこしい物だったみたい。

毒があるのか微妙な事しか掴めなかったオオレイジンソウを
やっぱり毒はあったけど、これまた微妙なマイマイガが食べているの図。

誰か近くにいたら、このシーンだけでかなりの時間語れる。
そんな気がする。


マイマイガ系の幼虫
A kind of Gypsy Moth

マイマイガの幼虫は個体数が多いので
毒は微妙だったとしても、結構気になる。
この日は最後にワイヤーアクションで上空からご登場なされた。


マイマイガ系の幼虫?
A kind of Gypsy Moth?

こういうのもあったんだけど、
全身から粉吹いて、葉っぱかじった状態で死んでるんだけど
これ、冬虫夏草みたいになってくものだったのかなー。


蛾の幼虫だと思う(シャクガとかヤガかなあ)
A kind of Moth

このあとぐったり。
車で寝て、夜のフィールド同行者の中島くんを待ちます。

夜の大事件に続く(7/9 0:00更新予定)

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The cicada

Terpnosia nigricosta
A kind of Cicada
蝦夷春蝉(えぞはるぜみ)

Photograph by Baikada (ばいかだ)
*CANON EOS 1D MK III*

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This cicada chirps in early summer from spring.  Now that this cicada did not chirp, summer will come over.

エゾハルゼミの季節も終わり、今はセミの閑散期。
もう少ししたら、エゾゼミやアブラゼミが鳴き出すはずの北海道の夏。

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