2019年8月ころの思い出

8月12日

サッポロフキバッタ赤変

緑の直翅目(バッタの仲間)にはまれに赤く変異した個体が見られる。イベント中にサッポロフキバッタの赤変が見つかった@札幌市南区

衰弱して今にも死にそうなミドリカミキリ。憧れた系列のカミキリだけに残念な感じ。赤と緑の光沢だった@札幌市南区

アオダイショウ

残念ながら、観察イベント中に野生のヘビは見つからなかったけど、観察会の直前に見つかったアオダイショウにしばらくプラケ・ホテルにご滞在頂き、参加者に見てもらった@札幌市南区

エビガライチゴ

イベント後、道端のエビガライチゴがいい感じに熟していたので、いっぱい生えているところへ@札幌市南区

エビガライチゴ

一本一本豊作で、密生しているのでたくさん採れた。冷凍してたまに道産ラズベリーを楽しんでいる@札幌市南区

8月17日

大河川ではないが、身近な川にサクラマスの遡上を見に行く。見に行った日は多くないが、いくつかは見えた。

ゴボウ

河川際に、トゲもなく、葉っぱも凶悪な形をしていないアザミみたいなのがあって気になった。これがマルバヒレアザミというやつなのか…?と現地で考えたが、マルバヒレアザミ(分布は道南)ではなかった。調べてわかったがこれはゴボウだった@札幌市南区

ゴボウ

割とたくさんゴボウ生えてた。円山公園では厄介な外来種として駆除してなかったっけ。この場所の管理者に伝えたほうがいいのかな@札幌市南区

8月18日

マタタビ

登別で両爬の講義のあと、マタタビの実情報を得て、見てきた。おおお。マタタビだ…。熟していないが1つかじってみた。舌がビリビリした…。熟すと食べれるみたいなんだけどね。網走にフルーツまたたび買いに行くか…。

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2019年5月ころの思い出

2019年5月2日

アライグマの足跡だらけの場所に、アズマヒキガエルの皮だけが何枚もあった。皮下に毒があるのがわかって食べてるんだな…。解剖とかでもここまできれいに剥けないので、少なくとも自分よりアライグマのほうが器用だ。@札幌市南区北ノ沢

5月11日

ヒダカエンレイソウ。教えていただいて見た。しかし無知とは悲しいものだ。なぜ花びらの残っている花を撮らない…。ヒダカエンレイソウはエンレイソウとシロバナエンレイソウの自然交配雑種とのこと@札幌市厚別区

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2019年4月ころの思い出

今年は目が回りっぱなしなので、あんまりサイトもいじっていない。アップしようと思っていた写真が溜まっているので、一言添えてたまにアップしようと思います。

いつ「今」に追いつけるかなあ。

2019年4月20日

アオダイショウ(あおちゃん)身体計測@札幌市南区

2019年4月30日

斑入りのフキ@札幌市南区

アズマヒキガエルの耳腺を押してみると、乳白色の毒液が出た。

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たまの休み

PCがあると、家で何かしらの仕事ができてしまうから、プライベートと仕事の境目がどんどんなくなっていくね。

久しぶりに、一眼持って外に散歩に出てきた。

手っ取り早く、近づける午前中のトンボから。モイワサナエ。

モイワサナエとニホンカワトンボ。昔はヒガシカワトンボとかオオカワトンボとかだった。種の統合は分化より混乱するね。

逃げ切れなかったニホンカナヘビ。他の個体は逃げまくられたけど、この個体は逃げる間が悪かった。

エビガライチゴ。トゲいっぱいだけど、わりと軟弱なトゲ。実のトゲは全く刺さらない。

エビガライチゴ

表面に虫がいると、食虫植物のモウセンゴケに見える…。

シマヘビの抜け殻

川沿いでヘビの抜け殻、完全体を拾う。胴の中心あたりの体鱗数19でシマヘビ確定。

水面のモノアラガイ

川でモノアラガイが水面を逆さまに滑ってた。ヒラマキミズマイマイsp.がよく水面滑ってるのを見る事があったけど、モノアラガイくらいの重量でもできるんだね。

…どうしてこれで体が進むのか、意味不明。宇宙の法則が乱れているのか?

奥さんと、少し竿を出してみると、ヤマメと…

ん?!フクドジョウ釣れた。ドジョウって釣れるのか…。(ブドウ虫でエサ釣り)

河床を見ると、わりとたくさんいる…。

わりとかっこいい。

また陸に戻る。

コエゾゼミ

やっとエゾゼミ系、出てきた。コエゾゼミ。
おでこ(?)の黒い部分がスペースインベーダーのオクトパスに見えたり、その下に「 ’w’ 」みたいな顔があるようで、常におちょくられているようであり、なかなか愉快な仲間だ。

ワイルドストロベリー

多分、ワイルドストロベリー(エゾヘビイチゴ)と思われるもの(外来種)。まだちゃんと見たこと無いエゾクサイチゴと花を見比べないと、識別よくわからない。

レッドカラント(フサスグリ)。野生種ではないんだけど、こういうのが微妙に植えてある場所なんだよね。食べたこと無いから、今度見つけたら食べてみよう。

オカモノアラガイ

今度は陸地のオカモノアラガイ。いつも見る角度と違って、少しかっこよく見えた。

(Herpthon用記録 : 7/20、二次メッシュ644132)

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ぶちぶち

ハープソンデータも含めて。

2019年4月18日 恵庭市 メッシュ644124

「卵あったよ」という情報をもとに、恵庭の専門学校に教えに行く途中、回り道をして湿地に来てみました。町と畑に囲まれた孤立林。

だけど、エゾアカガエルの卵塊は歩きまわると30+個ありました。あんまりがっつり固まって産卵はされてないけど…。

日当たりが良いので、

一部は孵化して幼生(オタマジャクシ)になっていました。エゾサンショウウオも産卵していると聞いていたので、ここまで日差しが入るとサンショウウオの行く末が心配な感じでした。

ぶつぶつの卵から、たくさん出てきましたね。

ぶつぶつといえば

ザゼンソウ。自分の生活圏ではミズバショウより、見る数が少ない。

ザゼンソウと、ミズバショウが並んでた。写真撮ってみて感じたけど、ザゼンソウ(暗)とミズバショウ(明)は写真の相性良くないねー。

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ハープソンHokkaido2019・初日空振り

ここしばらく、忙しくなってきた。すごい忙しい感じではないんだけど、ダラダラと毎日やることがあってせわしない感じ。さらに飼育してるアオダイショウ(あおちゃん)の調子も良くないので、これもせわしない。

4/13はハープソンHokkaido2019の初日ということもあり、息抜きに真駒内川の川沿いを散策してきた。気温もかなり上がって、日射も強いのでヒガシニホントカゲ狙いで行ったんだけど…結果は空振り。残念。

特に写真撮りたいと思ったものも見つからず、家の庭で数枚だけ撮影しました。

ムスカリ(たぶん)の蕾。うちの庭は植えっぱなしの球根系が多いので、どこに何があるのか、正直把握しきれてない。

ギョウジャニンニク。もう少ししたら葉っぱ貰おう。蕾ついてるけど、花を咲かすかどうか、少し迷うね。

シロツメクサ(クローバー)の陰からニリンソウ。ニリンソウ&ギョウジャニンニク畑がだいぶ充実してきたので、今年も「ニリンソウと鶏団子の鍋」と、「ギョウジャニンニクのめんつゆ漬け」(結局これが一番好き)が楽しみだ。

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桜遡上

繁忙期の春夏が過ぎて、力が抜けた。

散歩に行ってきた。近所で大型の渓流魚が上がるのが見れるのは、なんだかとても贅沢な気がする。

うちの近くまでは、サケは物理的に上がってこれないらしく、近くで見れるのは基本サクラマス。でも50cmは超えてそうなでっかい魚なのと、光の差し込み具合によってはキレイな紅色が見えるので、とても良い。

サクラマスは、サケと同じく産んだら死にマス。

エゾリスがオニグルミの木でクルミかじってた。

ん?

なんだこれ。ってオニグルミの実だけど、わざわざ剥いてくるみの木の下にまとめておいてある。そのうえこの数…。リスの生活領域に入り込みすぎてるな。適切な人間との距離を保てないし、道路近いから轢かれやすくなるし、、、挙げだすとキリがないデメリットがある。

両爬はハープソン期間外記録で一応。

2018年9月28日 真駒内公園 メッシュ644132

今年最後のヘビの記録かなあ。まだもうちょっと続くかな?

アオダイショウの抜け殻がオニグルミの木にくっついてました。

2018年9月28日 豊平川左岸 メッシュ644132

こちらは写真撮れなかったけど、左岸の緑地の水路でツチガエルが泳いでました。豊平川にもわりと入り込んでいる模様。

トガリフタモンアシナガバチかな。アシナガバチの仲間をちゃんと調べたことなかったので、こんな種類がいるのを初めて知りました。

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ヘーゼルナッツ・Version和

ハシバミの木の仲間が近所に生えているのを知って3年。ようやくその実を見ることができた。ヘーゼルナッツ(セイヨウハシバミ)に近い仲間で、見るのを結構楽しみにしていた。

ツノハシバミ。実がなるまでは、細かい種類までわからず、ハシバミspだったけど、実がなったら一発で種類がわかったよ。

実が落ちてきたら収穫しようかと思ったけど、野生の競争者がいるようで、周りに中身のないツノハシバミがちょこちょこ落ちてた。エゾリスだろなぁ。

ヘーゼルナッツの収穫は、木になっているうちに収穫する場合もあるみたいだから、一房、採ってみました。

そのへんに落ちてたクリとツノハシバミ。一房に1~3個ついてるのが普通みたい。クリは今年は外れかもしれない。中身が薄っぺら過ぎる…。

ツノハシバミの実は表面にわりと強い毛が生えていて、チクチクと手を刺激する。自分はもしかしたらアレルギーのせいかもしれないけど、一時的に痒くなった。(自分:シラカバアレルギー、ツノハシバミはカバノキ科の植物)

剥いてみると、想像してたよりしっかりしたナッツが出てきた。和製ヘーゼルナッツだね。

ローストして食べると結構美味しいみたいだよ。今はちょっと乾かしておこうと思って乾燥中。だけど、この間、ジャンドゥーヤ使ったお菓子食べたら喉の奥痒くなったから、やめたほうが良いのかもね。

ツノハシバミの木の下にはカナヘビが。

2018年9月11日 札幌市南区石山 メッシュ644132

ハープソンは終わったけど、期間外入れとこう。だいぶ寒くなってきたせいか、じっと動かず。ゆびでつついても動かなさそうな勢いで居座ってた。

白いサッポロマイマイも、よく見るとバリエーションあるなぁ…。白くて火炎彩タイプだね。

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2018・9月、真駒内公園の状況

北海道の地震の被害が大きかった地域、台風による近畿地方の被害に合われた方々、お見舞い申し上げます。地震後、初めて軽いフィールド(歩いただけ)をしてきました。
震度7とブラックアウト、液状化の地震被害に注目が集まって当たり前ではあるのですが、西日本で猛威を奮った台風21号は、北海道の地震の前日に北海道でも暴れていきました。

癒やしを求めて、ノブドウなど見に行ったのですが、わりと綺麗に色が出てきましたね。あとは今年の秋はサルナシ、ツノハシバミ、クリあたりの実りを楽しみにしているのですが、強風を耐え抜いてくれただろうか。

いつの間にやら、きのこの季節になりました。いろいろ生えて傘のついてるのは風で吹き飛んだりしていました。これはシロソウメンタケかな。傘のないやつ。

ツリバナの木では実がだいぶ膨らんでいて、キバラヘリカメムシがたくさん発生していました。黒が基調で体側と腹が真っ黄色。脚も大腿部の一部に白ポイントが入る、わりとおしゃれなやつです。

川沿いの歩道を歩いて、ヒガシニホントカゲの観察ポイント(今日は居なかったんだけど)に向かっていくと

若めのドロノキが倒れて道を塞いでいました。根っこがえぐれて倒れてて、強風で倒れてしまったようです。

こちらはわりと老齢の木ですが、枝が風を受けて枝の付け根というか、木の幹からバックリ割れてしまいました。

だんだん倒木の数が増えていきます。札幌市も北海道も、諸対応に「大わらわ」だから、これの片付け、しばらく時間かかるだろうな…。のこぎり持って一部避けようかなとも思ったけど、公園の管轄のものを勝手にアレしたらいろいろまずいのかな、良かれと思って、結果余計なことになるのであれば、とりあえず置いとこうかな。

アスファルトが見えません。
報道ではあまりこちらは出てこないと思うのですが、公園の河畔林でこの状態なら、森林被害は相当ひどい状況ではないだろうか。
札幌近郊の森林も被害が大きく、2004年の台風18号を上回る森林被害になるかもしれないという話も聞こえてきています。

いずれはこれらも倒木更新されていくのでしょうけれど、山に入る人は暫くの間は脆くなった木が新たに倒れたり、折れたりするのを気をつけないといけなさそうです。また、木とその根っこもなくなっているので、土砂崩れなども、より気をつけなければいけないかもしれないですね。

雨がわりと降ったのと、土砂の流出、地震も影響あったかもしれませんが、真駒内川への真駒内公園からの放水路にも大量に砂が積もってました。

森林や河川の撹乱はそれなりにありそうです。

ふと気がつくとあまり生き物を見ていないので、なにか見たいと思ったけど、虫もそんなに多くない。あ、そういえば去年息子が真駒内公園の陸上競技場付近でマダラコウラナメクジを見てたっけ。それでも探しに行こうかな。ということで、競技場の周りにある堆積物をガサゴソすると、

お。
これはコウラナメクジの仲間だけど、うちの庭にいるやつと同じやつだ。チャコウラナメクジと思われます。ヨーロッパ原産の外来種。

こいつはマダラ模様なので、マダラコウラナメクジなのかなーと思ったけど、上半身の斑紋がラインになってるのがチャコウラナメクジっぽい。体型はさっきのと一緒だし…。
あ、わりとナメクジの識別難しいのかも…。

…いた。
しかも固まって何匹もいた。ずんぐりしててでかい…。これがマダラコウラナメクジ。なんかスゴイな…ボリュームが。ヤマナメクジみたいな重量感あるな…。

競技場近くの、自販機横のゴミ箱の下にわさっといました。
今(2018.09.09)のところ、法的に規制されるような外来生物ではないけど、持ち出して他の場所に放すなんてことは絶対にしないようにして下さいね。

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Typhoon after typhoon

8月24日~26日まで、道北のトカゲ調査をお手伝いしてきました。道北でも北部日本海側、稚内から初山別の間を動き回ってきた。(道北の市町村の位置関係

調査のお手伝いということで、一緒に調査される研究者の方と、稚内で待ち合わせ。しかし、日本海を突っ切ってやってくる予定の台風19&20号による Typhoon after typhoon…。(気象庁天気図

普段は、道北通過する台風はすごいスピードになってて、むしろ行き過ぎた後に晴れてくれるから、トカゲ探しにワンチャンス有るんだけど、ノロノロノロノロ2連荘。自分の滞在日24~26日がピンポイントにアウトな感じ。

さて、研究者さんは台風をかいくぐって、無事、稚内でお会いできたので、さっそくトカゲ探し。しかし強風と霧雨なので、良さそうな場所を見つけながら稚内~天塩町(天塩川左岸)まで見てきた。

トカゲと言っても、コモチカナヘビ、ニホンカナヘビ、ヒガシニホントカゲがいるが、まずはコモチカナヘビが既に確認されている場所に行ってみるも、鼻水が出るほど寒い。ササと単子葉類に紛れてホロムイイチゴらしき葉を見つけるが、これ以外ここでは何もなかったなぁ…。

南下しつつ、「砂浜+バックにカシワ林」環境を中心に良さそうな場所を探していく。わりと天塩にはまとまったカシワ林があります。海岸のカシワ林と砂浜の間にはナワシロイチゴ。こんなとこにも生えてるんだ…。強いな、ナワシロ。そしてこの辺の環境に爬虫類いてほしいところだけど、何も観察できず。

概ね15度あるので、晴れてればトカゲいていいと思うけど、風が10mくらい吹きまくってる。体感温度は一桁だな…。

行く先々でナワシロイチゴは目につく。イチゴ調査じゃないんだけど…。ナワシロなんだけど、株が古いのか葉っぱがとても大きい。

翌日(25日)は稚内~初山別村まで環境を見ていく。ある程度探せそうなところは絞れた。写真は天塩川の河口周辺。天気さえ良ければ、良いのだけども。これでも、この日一番天気の良かった時間帯。この時は雨降ってなかったもん。でも概ね、霧雨~土砂降りだったので、カメラもろくすっぽ出番がない。

ノシャップ岬ってゆっくり見たことなかったんだけど、今回もゆっくり見るには至らなかった。すげー風強い。

26日。宿から。

投稿時の画像のレンダリングで見えなくなってるかもしれないので一応証拠。(に、なるのか…?)

晴れてほしいとは思っていたものの、天気予報の時間ごとの予報を見て一喜一憂。この日は一番良い予報のときは、午前ちょっと晴れるかもという予報だったが、初山別まで南下して調査始めようと思ったら、やっぱり天はお怒りのようで。

稚内に戻る途中。遠別町の看板。私は30年8月26日で爬虫類0、3日間達成したよ。

この看板、9月ってことで未来の話なんだけど、写真撮って家に帰ってきてよく見たら、31年じゃん。400日くらいサバ読んでるじゃん。

研究者さんは、あと一日滞在でしたが、自分は所用にて26日で調査終了。残念でした!

…後日、ご連絡を頂き、27日に調査範囲でめでたくヒガシニホントカゲが見つかったとのこと!現段階の北限記録になりそうです。

今年は自分の雨男っぷりがナリを潜めていたけど、最終調査で大爆発だったね。帰った翌日にトカゲ出る辺り、持ってるよなぁ。

ちなみに台風にもトカゲという名前がつくものがある。アジアで決めた140の名前を順番につけていくのだけど、今回の台風は、19号と20号はソーリックとシマロンという名前。命名法からすると、もし今年台風が113号までできれば、113号は「トカゲ」という名前の台風だなー。そんな話だったら運命的だけど、113号は無理だなー。年間台風発生数30前後だから台風「トカゲ」が発生するのはきっと4~5年後くらいかな。

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