滴下(ナナホシテントウ)

2017、北海道札幌市南区

庭でかぼちゃを作ってた頃。飛んできたナナホシテントウの写真を何気なく撮った。時は流れ2024年、写真の整理をしていたところ、この写真が目にとまった。

ナナホシテントウだけど…。星同士がくっついてるな。しかも星の辺縁がギザギザになってて、水滴を滴下した時のような模様になってる。なんだか投げやり感が漂う斑紋のつき方。

これで気になって、改めてナナホシテントウやナミテントウの星を、画像検索とかしてみた。脳内イメージでは斑紋の辺縁ははっきりとした境界になっていたんだけど、実はそんなことないのね。にじんだような境界なんだねー。

いつも、ぼんやり観察してたんだなー。

2019年8月ころの思い出

8月12日

サッポロフキバッタ赤変

緑の直翅目(バッタの仲間)にはまれに赤く変異した個体が見られる。イベント中にサッポロフキバッタの赤変が見つかった@札幌市南区

衰弱して今にも死にそうなミドリカミキリ。憧れた系列のカミキリだけに残念な感じ。赤と緑の光沢だった@札幌市南区

アオダイショウ

残念ながら、観察イベント中に野生のヘビは見つからなかったけど、観察会の直前に見つかったアオダイショウにしばらくプラケ・ホテルにご滞在頂き、参加者に見てもらった@札幌市南区

エビガライチゴ

イベント後、道端のエビガライチゴがいい感じに熟していたので、いっぱい生えているところへ@札幌市南区

エビガライチゴ

一本一本豊作で、密生しているのでたくさん採れた。冷凍してたまに道産ラズベリーを楽しんでいる@札幌市南区

8月17日

大河川ではないが、身近な川にサクラマスの遡上を見に行く。見に行った日は多くないが、いくつかは見えた。

ゴボウ

河川際に、トゲもなく、葉っぱも凶悪な形をしていないアザミみたいなのがあって気になった。これがマルバヒレアザミというやつなのか…?と現地で考えたが、マルバヒレアザミ(分布は道南)ではなかった。調べてわかったがこれはゴボウだった@札幌市南区

ゴボウ

割とたくさんゴボウ生えてた。円山公園では厄介な外来種として駆除してなかったっけ。この場所の管理者に伝えたほうがいいのかな@札幌市南区

8月18日

マタタビ

登別で両爬の講義のあと、マタタビの実情報を得て、見てきた。おおお。マタタビだ…。熟していないが1つかじってみた。舌がビリビリした…。熟すと食べれるみたいなんだけどね。網走にフルーツまたたび買いに行くか…。

Baikada’s main website
Wild Home

たまの休み

PCがあると、家で何かしらの仕事ができてしまうから、プライベートと仕事の境目がどんどんなくなっていくね。

久しぶりに、一眼持って外に散歩に出てきた。

手っ取り早く、近づける午前中のトンボから。モイワサナエ。

モイワサナエとニホンカワトンボ。昔はヒガシカワトンボとかオオカワトンボとかだった。種の統合は分化より混乱するね。

逃げ切れなかったニホンカナヘビ。他の個体は逃げまくられたけど、この個体は逃げる間が悪かった。

エビガライチゴ。トゲいっぱいだけど、わりと軟弱なトゲ。実のトゲは全く刺さらない。

エビガライチゴ

表面に虫がいると、食虫植物のモウセンゴケに見える…。

シマヘビの抜け殻

川沿いでヘビの抜け殻、完全体を拾う。胴の中心あたりの体鱗数19でシマヘビ確定。

水面のモノアラガイ

川でモノアラガイが水面を逆さまに滑ってた。ヒラマキミズマイマイsp.がよく水面滑ってるのを見る事があったけど、モノアラガイくらいの重量でもできるんだね。

…どうしてこれで体が進むのか、意味不明。宇宙の法則が乱れているのか?

奥さんと、少し竿を出してみると、ヤマメと…

ん?!フクドジョウ釣れた。ドジョウって釣れるのか…。(ブドウ虫でエサ釣り)

河床を見ると、わりとたくさんいる…。

わりとかっこいい。

また陸に戻る。

コエゾゼミ

やっとエゾゼミ系、出てきた。コエゾゼミ。
おでこ(?)の黒い部分がスペースインベーダーのオクトパスに見えたり、その下に「 ’w’ 」みたいな顔があるようで、常におちょくられているようであり、なかなか愉快な仲間だ。

ワイルドストロベリー

多分、ワイルドストロベリー(エゾヘビイチゴ)と思われるもの(外来種)。まだちゃんと見たこと無いエゾクサイチゴと花を見比べないと、識別よくわからない。

レッドカラント(フサスグリ)。野生種ではないんだけど、こういうのが微妙に植えてある場所なんだよね。食べたこと無いから、今度見つけたら食べてみよう。

オカモノアラガイ

今度は陸地のオカモノアラガイ。いつも見る角度と違って、少しかっこよく見えた。

(Herpthon用記録 : 7/20、二次メッシュ644132)

Baikada’s main website
Wild Home

滝野の春2019

滝野すずらん丘陵公園で、「エゾアカガエルの卵を探そう!」のイベントをしてきました。今年も、せっかくの観察イベントなのでいろいろじっくりと観察してもらいました。

事前のスライドで軽く勉強して、外へ!

令和も変わらず、「イベントの日は雨」が来ましたが、両生類にとっては雨など全く問題なし!…だけど途中から晴れてくれてよかったー。

早速、エゾアカガエルの卵塊を発見。

一部孵化してました。まだ泳ぎ方が頼りない。

エゾサンショウウオの卵嚢もきれいな状態でありましたよ!

エゾサンショウウオの越冬幼生も今年もいてくれました。

ラッキーなことに、エゾアカガエルの成体も。これ、このイベントではわりと見つかりにくいんだよね。

そして冬水田んぼでみんなで採集。

なにか、採れたかな。

おー、コオイムシ(sp)だね。エゾホトケ(ドジョウ)も採れた採れた。(毎年ヒゲ何本だったか忘れる:エゾホトケ8、フクドジョウ6)

何匹かずつ、捕獲して公園の管理棟でみんなで観察、スケッチなどやってみる。スケッチは絵が苦手だと、やだなーって思うかもしれないけど、下手なのは問題ないのよ。恥ずかしがらなくて良いです。(私も負けず劣らず下手だ)絵を書こうとして生き物を詳しく観察するのが大事だと思うのね。

ゲンゴロウsp.とツチガエルの幼体とモノアラガイ。

そういえば、今年は冬水田んぼでツチガエルの越冬幼生が捕まらなかったな。厳しい寒さが今年はあったから、冬越し失敗したのかもしれないね。

この日はなんと、前日に園内で見つかったアオダイショウも特別ゲストで見てもらえました。やっぱりヘビの登場はアツいね!ヘビの様子はこちらで!↓

滝野日記:「エゾアカガエルの卵を探そう!」開催。

Baikada’s main website
Wild Home

KMGTGGNB(-12℃)

-10.1℃が最高気温だった札幌。うちは札幌だけど大体-11℃くらいが最高だったかも。ここまで寒いのは久しぶりなので、ちょっと公園歩いてきたよ。

日が出てると、若干暖かく感じる。けど、日陰に入るとしんしんと冷えてくる。顔がピリピリする。

ダイヤモンドダスト、のイメージ写真(ひどい)。

-12℃、鳥も多くない。変わったメンツもいないけど、KMGTGGNBがいた。

クモガタガガンボの仲間。-12℃で1匹だけ歩いてた。わりと暖かめの日にいるイメージあったんだけど、こんな低温でも動き回れるんだ…。

大変だし、笑い事で済まないこともあるけど、寒いのすごくいいなぁ。

散歩の後半の記憶はあまりない。冷えすぎたようで、帰るのにわりと必死だった…。

Baikada’s main website
Wild Home

だいぶ紅葉

本日は1時間目が授業だったので、昼前のいい時間にトカゲ見に行けた。

だいぶ紅葉が進んできたね。

谷筋は結構見事な感じになってきた。

冬越しのスコットカメムシとナミテントウの大群の中に紛れて、ヨツモンカメムシ。

アキアカネと他にはオツネントンボが目についた。

肝心のヒガシニホントカゲは見ることができなかったけど、ニホンカナヘビは渋いながら見ることはできました。

すぐ引っ込むのよね。この成体が1匹と、枯れ葉の中に潜り込んだ今年生まれの幼体が1でした。

夜も氷点下近いと思うのだけど、まだ頑張ってるんだね。(ちなみにこの時の気温は22℃)

Baikada’s main website
Wild Home

18-55mm×1.6

本日も学校の授業前にトカゲ調査。

先週より紅葉が進みましたな。更に寒くなっていて、調査地に着いた時には10℃。今週も早朝に雨が降って、路面が濡れていた。このまま粘ればトカゲ出そうだったけど、今週もタイムオーバー。

湖面スレスレをケッケッと鳴きながらヤマセミが飛んでいく。カメラは持っているが、もちろん短いレンズ(18-55mm)。カメラのボディでこれが1.6倍されるものの、鳥など撮れるわけもなく。

ヤマセミは人嫌いのくせに(必要以上に遠くに行く事が多い)、大声で鳴きながら飛ぶので、存在はすぐにわかる。いつも一応証拠は撮っておくが、こんなんばっかり。

トカゲの餌になりうるバッタ類は1匹だけいました。たぶんハネナガフキバッタ。対抗でイナゴモドキかと思うけど、バッタ目は覚えられない…。

Baikada’s main website
Wild Home

虫も鈍い

学校の授業前にトカゲ調査。

秋晴れではあるが、朝なので寒い(12℃)。早朝に強い雨が降り、路面が濡れていたが、日のあたってる道路はほのかに暖かくて、このあと1時間も待てばトカゲ出そうだったけど、タイムオーバー。

アキアカネ、だよね。トンボも素手採りが難しくない季節になりました。

雪虫も登場。そろそろ雪の備えしないとね。

Baikada’s main website
Wild Home

桜遡上

繁忙期の春夏が過ぎて、力が抜けた。

散歩に行ってきた。近所で大型の渓流魚が上がるのが見れるのは、なんだかとても贅沢な気がする。

うちの近くまでは、サケは物理的に上がってこれないらしく、近くで見れるのは基本サクラマス。でも50cmは超えてそうなでっかい魚なのと、光の差し込み具合によってはキレイな紅色が見えるので、とても良い。

サクラマスは、サケと同じく産んだら死にマス。

エゾリスがオニグルミの木でクルミかじってた。

ん?

なんだこれ。ってオニグルミの実だけど、わざわざ剥いてくるみの木の下にまとめておいてある。そのうえこの数…。リスの生活領域に入り込みすぎてるな。適切な人間との距離を保てないし、道路近いから轢かれやすくなるし、、、挙げだすとキリがないデメリットがある。

両爬はハープソン期間外記録で一応。

2018年9月28日 真駒内公園 メッシュ644132

今年最後のヘビの記録かなあ。まだもうちょっと続くかな?

アオダイショウの抜け殻がオニグルミの木にくっついてました。

2018年9月28日 豊平川左岸 メッシュ644132

こちらは写真撮れなかったけど、左岸の緑地の水路でツチガエルが泳いでました。豊平川にもわりと入り込んでいる模様。

トガリフタモンアシナガバチかな。アシナガバチの仲間をちゃんと調べたことなかったので、こんな種類がいるのを初めて知りました。

Baikada’s main website
Wild Home

2018・9月、真駒内公園の状況

北海道の地震の被害が大きかった地域、台風による近畿地方の被害に合われた方々、お見舞い申し上げます。地震後、初めて軽いフィールド(歩いただけ)をしてきました。
震度7とブラックアウト、液状化の地震被害に注目が集まって当たり前ではあるのですが、西日本で猛威を奮った台風21号は、北海道の地震の前日に北海道でも暴れていきました。

癒やしを求めて、ノブドウなど見に行ったのですが、わりと綺麗に色が出てきましたね。あとは今年の秋はサルナシ、ツノハシバミ、クリあたりの実りを楽しみにしているのですが、強風を耐え抜いてくれただろうか。

いつの間にやら、きのこの季節になりました。いろいろ生えて傘のついてるのは風で吹き飛んだりしていました。これはシロソウメンタケかな。傘のないやつ。

ツリバナの木では実がだいぶ膨らんでいて、キバラヘリカメムシがたくさん発生していました。黒が基調で体側と腹が真っ黄色。脚も大腿部の一部に白ポイントが入る、わりとおしゃれなやつです。

川沿いの歩道を歩いて、ヒガシニホントカゲの観察ポイント(今日は居なかったんだけど)に向かっていくと

若めのドロノキが倒れて道を塞いでいました。根っこがえぐれて倒れてて、強風で倒れてしまったようです。

こちらはわりと老齢の木ですが、枝が風を受けて枝の付け根というか、木の幹からバックリ割れてしまいました。

だんだん倒木の数が増えていきます。札幌市も北海道も、諸対応に「大わらわ」だから、これの片付け、しばらく時間かかるだろうな…。のこぎり持って一部避けようかなとも思ったけど、公園の管轄のものを勝手にアレしたらいろいろまずいのかな、良かれと思って、結果余計なことになるのであれば、とりあえず置いとこうかな。

アスファルトが見えません。
報道ではあまりこちらは出てこないと思うのですが、公園の河畔林でこの状態なら、森林被害は相当ひどい状況ではないだろうか。
札幌近郊の森林も被害が大きく、2004年の台風18号を上回る森林被害になるかもしれないという話も聞こえてきています。

いずれはこれらも倒木更新されていくのでしょうけれど、山に入る人は暫くの間は脆くなった木が新たに倒れたり、折れたりするのを気をつけないといけなさそうです。また、木とその根っこもなくなっているので、土砂崩れなども、より気をつけなければいけないかもしれないですね。

雨がわりと降ったのと、土砂の流出、地震も影響あったかもしれませんが、真駒内川への真駒内公園からの放水路にも大量に砂が積もってました。

森林や河川の撹乱はそれなりにありそうです。

ふと気がつくとあまり生き物を見ていないので、なにか見たいと思ったけど、虫もそんなに多くない。あ、そういえば去年息子が真駒内公園の陸上競技場付近でマダラコウラナメクジを見てたっけ。それでも探しに行こうかな。ということで、競技場の周りにある堆積物をガサゴソすると、

お。
これはコウラナメクジの仲間だけど、うちの庭にいるやつと同じやつだ。チャコウラナメクジと思われます。ヨーロッパ原産の外来種。

こいつはマダラ模様なので、マダラコウラナメクジなのかなーと思ったけど、上半身の斑紋がラインになってるのがチャコウラナメクジっぽい。体型はさっきのと一緒だし…。
あ、わりとナメクジの識別難しいのかも…。

…いた。
しかも固まって何匹もいた。ずんぐりしててでかい…。これがマダラコウラナメクジ。なんかスゴイな…ボリュームが。ヤマナメクジみたいな重量感あるな…。

競技場近くの、自販機横のゴミ箱の下にわさっといました。
今(2018.09.09)のところ、法的に規制されるような外来生物ではないけど、持ち出して他の場所に放すなんてことは絶対にしないようにして下さいね。

.
Baikada’s main website
Wild Home