Mischief

Ulmus davidiana
Japanese Elm
春楡(はるにれ)

Photograph by Baikada (ばいかだ)
*CANON EOS 1D MK III*

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浮いてたんだよ。
It was floating.

主のいない蜘蛛の巣のいたずら。
This is mischief by spider-web which was not owned already.

Stream
Stream
沢(さわ)

Photograph by Baikada (ばいかだ)
*CANON EOS 1D MK III*

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葉っぱを見つけてこれほど面白かったのは、久しぶりだ。
I was not interested in finding the leaf for a long time. However, this time, I was very interested.

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Field Day (Sports Day)

I watched the Field Day. My son took part in this field day. And I took the picture of turtles.

ヒガンバナ
Lycoris

子供の運動会を観に行ってきました。天気が非常に悪そうだったけど運動会の日だけ、日が出てくれました。運動会って「Field Day」って言うんですね。動物見るために野にいくのをフィールドって言ってるから、なんだかややこしいです。

今回は、ゆっくりすることが出来なかったのですが、あいまにクサガメの写真を撮りに行きました。カメを撮るのは難しいね。

クサガメ
Chinese three-keeled pond turtle

神社の池とかにいるクサガメやアカミミガメは9割9分棄てられているもので。標準的な体型のカメの写真を撮りたいのだけど、特に個体数が多いアカミミガメなんかになると、もうどれがいったい標準体型なのかわからなくなってくる。

甲羅が歪みまくってる個体、結構多いので…。(育て方が間違ってた上に捨てられるというのも、可哀想ですね)

気がつけば、35回目の誕生日を迎えました。息子とお揃いのシャツを頂きました。山中でもし、このシャツを着た人間を見かけたら、「あっちでさっき、アオダイショウ見ました」みたいな話をするときっと喜ぶと思います。

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Busy

I am very busy now. The kinds of a frog laying eggs in spring increased, and the reptiles begin activity. I cannot upload blog slowly, but want you to enjoy it while watching a photograph.

羊蹄山
Mt.Youtei

いよいよ忙しくなってきました。エゾアカガエルとエゾサンショウウオの産卵は終りました。こんどはそれらの成長を追い、ニホンアマガエルやその他のカエルの産卵も見て行かなきゃ。そして爬虫類も活動を始めている。

あんまり根を詰めるのもアレなので、友人のMさんにサクラマスの遡上の様子を見に連れてっていただいた。ユルくて、すごくいい気分替えになりました。サクラマスは、自分の装備では撮影出来なかったけど、改良型ハコメガネで今現在のサクラマスの姿を見ることが出来た。とてもヤマメと同種の魚とは思えない!!

Mさんは、水中に潜ってサクラマスの撮影をしているので、自分はぶらぶらと河原をヘビ探し&水面上から魚の撮影にチャレンジ。

ヤマメ
Seema

今回のベストショット。かな?ヤマメは綺麗な魚だよね。もっと上手く撮れ、と言われてしまいそうだけど水面がなかなか落ち着かないから、バクチ撮影だったのね。

ヤマメ
Seema

ちょっとでも細波立つと、こういうことに。こういう意図しない「面白い写真」、自分すごく好きだけどね。

ヤマメ
Seema

河原でこんな深海魚の写真も撮ることができますよ。あはは。

ヤマメ(スモルト)
Seema (Smolt)

左上のヤマメ、青っぽいの、わかりますか?実物はもっとメタリックな青さがあって、まるでサバのように見えたのだけど写真撮ってみたら、なかなか難しかった。青い個体は、これから海に降りてサクラマスになる予定の個体。スモルト(銀化)という現象で、海に降りるために海水耐性がつくと色が変わるそうだ。渓流魚は陸封と降海で容姿がものすごい変わるから、ややこしいよね。

アマドコロの仲間
Polygonatum sp.

残念ながら、ヘビには出会えなかったので、森に連れてってもらった。ホウチャクソウとか、アマドコロの仲間も結構生えてました。こういう異形な花の植物好きなのよね。

オカモノアラガイもいっぱいいたので、ロイコクロリディウム持ちの個体を探して衝撃の写真撮りたかったけど、そういう個体は見つからなかった。(ロイコクロリディウムは目に寄生する寄生虫なので、検索するときは注意してね)

エゾアザミテントウ
Ladybug sp.

森の中には適度に目を惹くものが点々としているのでけっこう節操なく写真撮ってます。テントウムシなんかも、結構いつものメンツなので、いつか面白いテントウムシ主体のフィールドもしたいね。

マイマイの仲間
Snail sp.

マイマイの仲間もかなり出てきました。中途半端な興味では識別出来ない世界だと去年感じたマイマイの世界。奥深いけど、渦巻好きだから、なんとなく撮ってしまいます。道南(半島部)は少し場所を変えるだけですごく環境が変わりますね。これだけ森と川と海が近い場所というのは、結構貴重なんじゃないかな。

そう思いながら、札幌に帰ってきました。気持ちをリフレッシュして、ここ数日、札幌で再びカエルの撮影に出たりしています。

ツチガエル…?+アメンボsp.
Egg of frog & Water strider sp.

ツチガエルが定着している(北海道では外来種です)ところで、撮影していました。生まれる前からアメンボにやられているような気がするのですが(–;

最初、この卵、ニホンアマガエルの卵かと思っていたんだけど、ツチガエルの卵のような気がしてならない。本見ても、両種の卵の見分けについて書かれてるものが手に入らないから、状況で推測してるんだけどね。

ツチガエルはかなり個体数が出てきてて、抱接などもしてる。けど、アマガエルはまだ姿が殆ど見えない(夜もまだ鳴いてないそう)のに、結構卵があるので…。少し持ち帰って育ててみます。(ツチガエルだとすると成長したからリリース、というわけにも行かないので最小数だけ取りました)

しかし、ひどいユルい卵で、持ち帰ると胚が卵から出てました。でも結構泳ぐので、孵化するタイミングだったのかも知れない。しかし、恐ろしく小さい。。。

エゾサンショウウオ
Ezo salamander

何が辛いって、持ち帰るのはいいけど世話するのが大変。特に両生類は、水換えとか上陸(変態)に備えたり、餌の頻度も多いし。でも、毎日世話してないと「ここで撮影しよう」というタイミングを逃してしまう。野外だといつの間にかかなり成長してしまったりするからね。。

上のエゾサンショウウオ(生きてますよ)は前肢が生えたタイミング。スケスケですね。

あまり手をかけないのも飼育スタイルのひとつだけど、死んでしまったら、気持ちがヘコむし。やれるだけのことはやってあげようと思う。変態(上陸)して亜成体になったら、捕獲場所にリリースを考えている。(ツチガエルは除く)病気などが伝染したり、遺伝子交流が起こらないようにピルケースやタッパーでみんな区分けして世話してます。

愛情も伝わらないので(苦笑)、野に帰る際、人馴れしてないのはイイデスネ!


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Patrol

I go around East hokkaido this year. I took permission to take a creature protected by a law to a photograph. It is the photography of the Siberian salamander, but must go a little more because I want to take a stage of growth later.


Cherry

今年は春に道東に通っています。札幌を含む北海道の西側の両生類や爬虫類と、東側の両生類と爬虫類で、いろいろ違いを感じるから。

細かく言うと、道南と道北と…も微妙に違う感じを受けるんだけど、言い出すとキリがないし、まだ言葉で説明出来るほどの感じでもない。だから、たくさん見ておきたいのです。

茶色いセブンイレブン
Brown 7-11.

今回は層雲峡を通って行ったんだけど、いつも気になってた茶色いセブンイレブンで休憩。何が違うって、色だけ。

なんでかはよくわからないけど、那須とかの観光地にもこういう茶色いセブンイレブンがあって、それは景観保護のためらしい。(とyahoo知恵袋に書いてあった)

茶色って微妙に寂れた雰囲気を醸し出してしまいそうなんだけど何色なら景観を壊さないのかと言われると、思いつかない。

エゾサンショウウオ
Ezo salamander

石北峠のとある1箇所でサンショウウオの卵嚢を見つけた。今年はいろいろな両生類の繁殖場を見てきたけど、全体的に貯水率が低いように思う。雪解けのペースがあまりよろしくなかったせいだろうか?あちこちで水が干上がっていたり、水が少なくて卵がむき出しになってる。水もそうだけど、全体的に天候不順で産卵もバラバラ。両生類には受難の年になるのかも。

シーズン予報も冷夏予想なので、去年に引き続き今年も爬虫類大活躍な予感がしてこない。とにかく、あちこちに足を運びまくるしか方法はないようだ。自分が一番受難な気がする。。。

エゾサンショウウオ
Ezo salamander

ここ2ヶ月ほど、両生類漬け・水浸しだったので、動き出した虫たちにも目を向けてみる。

イタドリハムシ
Leaf beetle sp.

いるところにはめちゃめちゃたくさんいるイタドリハムシだけど、結構好きな昆虫かも。せっかくなので、ちゃんとイタドリにいるところを撮ってみた。食草と昆虫は非常に密接に繋がっていて、ちゃんとその植物が生えているところにいけばまとまった数の昆虫が見られます。

子供の頃の昆虫採集では、こういう情報を持たずに動きまわったから、あんまりディープにはまっていかなかったんだろうね。フィールドで虫を探す人(特に植食性の昆虫を探す人)と動くと、植物に対してもものすごい知識があるので面白い。(今回は一人なのでほとんどわからない)

エゾアカガエル
Ezo brown frog

今回は、エゾサンショウウオの越冬幼生の写真を撮ったり、1匹連れ帰って観察してみるつもりだった。越冬幼生のいる池も水が少なめで、表層には幼生が出ていない。なのでタモ網で泥ごと掬うと、1回目でこのカリンコリンに痩せたエゾアカガエルが入った。

遅くまで残ってるエゾアカガエルだけあって、相当痩せてるね。。。元気に山に帰れるのかい?

エゾサンショウウオ
Ezo salamander

1箇所目での採集個体は、この程度の大きさ。ペットボトルのキャップ(直径約3cm)と一緒に撮ったけど、5cmクラスかな?この時期の道東では、よほど暖かいところでない限り、エゾサンショウウオは孵化していない。(もしくは孵化したて)だから、この時期にこの大きさの幼生がいれば越冬幼生は確定です。今回、確認出来た越冬幼生は最小で4cm、最大で7.5cmでした。

このあたりでは越冬しても1年後には上陸する個体群だと思うんだけど、これほどのバラつきは栄養状態によるものか、複数年越冬なのかわからなかった。

ヒメカメノコテントウ…?
Ladybug sp.

イラクサやダニに閉口しつつ、時々水から意識を離して昆虫を見る。気づくと小さいカメノコテントウが。コカメノコテントウなのか、ヒメカメノコテントウなのか、経験不足な自分では確定出来ないけど、手持ち資料の絵解きでいくとヒメカメノコテントウのようですね。

マクガタテントウ…?
Ladybug sp.

続いてマクガタテントウ…?この模様系もダンダラテントウがいて難しのです。マクガタの斑紋は黄色いと書いてあるのですが、標本写真は結構赤くて。おしりの方の斑紋はダンダラよりマクガタっぽいです。やはり少ない経験と浅い知識で決定力不足ですね。

エゾサンショウウオ
Ezo salamander

山奥の産卵地に行ったのですが水量が少ないせいか、水の温度がやや高いように感じました。めちゃめちゃ日当たりいいし…。折角産んだ卵ですが、どうも死んでるような気がしてならない。(見えてるやつはね)

レイジンソウsp
Aconite sp.

多分、レイジンソウsp。。。花咲いてればよかったんだけどね。茎にはエゾハルゼミの殻が残ってます。エゾハルゼミも姿は時々目にしたものの、ほとんど鳴いてませんでした。

エゾアカガエル
Ezo brown frog

実を言うと、オタマジャクシに対して自分はあまり良いイメージを持てていない。(サンショウウオとかは好きなんだけど)雑食で、いろんなものに群れてかじりついているのが何だか好きではないみたいだ。それがたとえ同種のカエルの死骸であっても、そうなので。。。

特に、自分よくこの死んだ親ガエル(溺死?お産トラブル?)を目にするので、オタマジャクシが群がってるとこ見ちゃうんだ。


ニホントカゲ(ヒガシニホントカゲになりました:2018追記)
Japanese five-lined skink

とりあえず、越冬幼生には出会えたので、爬虫類を探してみる。しかし、日当たりはよく体感温度は車内では高いんだけど、風が強くてどうにもいかん。

結局ヘビは1匹も見れず、ニホントカゲ(ヒガシニホントカゲになりました:2018追記)を4匹見るだけに終わってしまった。ヘビを見れないと残るこのモヤモヤ感を次回に晴らしたいところ。

落下
Drop

ファインダーを覗きながら移動すると落ちるので気を付けましょう。

キタサンショウウオ
Siberian slamander

道東に通う理由のもう一つはこれです。私は釧路市内でキタサンショウウオを観察していますが、キタサンショウウオは釧路市の指定する天然記念物です。

卵嚢や成体は触れたり、環境を変えること無く撮影することは可能でしたが、幼生の写真は捕獲しないと正直厳しいです。

またキタサンショウウオの生息地では、各市町村単位で保護されていたり、釧路湿原として保護されているので、触ったり捕獲してしまうと何らかの問題が生ずることがあります。

飼育している施設に頼むという方法もあるのですが、幼生は1年で上陸してしまうため、その施設で繁殖させていない場合、撮影出来る幼生はいないという状況になります。

今回は仕事の関係でどうしてもキタサンショウウオの幼生の写真を撮らなくてはいけなかったので、釧路市と相談して、一時捕獲(現地捕獲、リリース)する許可を頂きました。(書類のやり取りとか、結構大変でした)期限を決めての捕獲許可なので数回通って、成長段階を撮影できればいいなと思っています。撮影にご理解をくださった釧路市と、相談を聞いてくださった釧路湿原自然保護官事務所には大変感謝しています。

(英名(Siberian salamander)の示す通り、キタサンショウウオはシベリアにも生息するので、外国に行けば撮影出来るのですが、外国ちょっと気軽に行けないですよね…)

写真の個体はバランサーを撮ろうと思ってちょっと失敗した写真です。右のバランサーが欠落してるか、顎の下に入ってしまっています。なにぶん、孵化直後と思われる個体なので、いじるのも最低限ですぐリリースしたいしピント取れないし(頭の大きさが2mmないです)不定期に動くしで泣きそうでした。


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Spring travel in Kushiro 2010

I went to Kushiro to take the picture of Siberian Salamander. Because I succeeded in photography, I felt relieved very much.

十勝ブルー
The sky of Tokachi area.

雨の中GWの渋滞を避けて、早朝に釧路へ向かった。途中、帯広の帯広百年記念館で資料を読ませてもらって、色々勉強した。(と言っても表面的な部分だけなんだけども…)

札幌の平野部分では、エゾアカガエルもエゾサンショウウオも終りを感じていたので、十勝で少し遅めの繁殖を見てきた。帯広もエゾアカガエルの産卵は例年より早く始まったけど、連続して産まず、滞った状態が続いていたそうなんだけど、自分が行った日くらいから再活動してたみたい。

マダニsp.
Ixodid sp.

で、めでたく今年初ダニを喰らいました。(刺されなかったけど、車の中をウロウロされた)ダニ、何度見ても駄目だ。慣れない。

で、釧路へやってきた。釧路では動物写真家の佐藤晶人さんと、フィールドをしました。釧路は、あまりフィールド経験がないので(キタサンショウウオの卵を確認したくらい)、地元の佐藤さんが一緒にフィールドしてくれるのはとてもありがたく心強い。佐藤さん、本当にありがとうございます。

釧路は山も湿原もエゾアカガエル最盛期!エゾサンショウウオの大産卵してるシーンにでも出くわさないかと池を見回ってると、変なカエルが目に飛び込んできたが、
一瞬で隠れられてしまった。数十分待つも現れず…。シャイな個体だ。。

夜にはキタサンショウウオの撮影をしたかったので、後ろ髪を引かれつつ、山をおりました。

次の日も、またその次の日も実はその山に入って、この個体をなんとか観察したいと思ってたんだ。だって、目に入った途端、イチゴヤドクガエルか!お前は!!って印象だったもので…。

で、ようやく再会できました。

エゾアカガエル
Ezo brown frog

この個体、オスです。オスのエゾアカガエル、この時期の個体はほとんど茶色の地味色なんだけど、こいつだけ際立ってました。(メスは結構赤いの見るんだけどね)

エゾアカガエル
Ezo brown frog

腹側面と後腿部背面が青いし。(これ、いままで気にしてこなかったけど青い個体時々いるよね)こんな感じの婚姻色持ってるアカガエルがユーラシア大陸の北のほうにいたような記憶があるんだけど、エゾアカガエルもそういう形質を持ってても不思議じゃないよね。

エゾサンショウウオも少しいたけど、オス3匹の場所取り合戦が一番激しかったかな。負けたやつも、何かにしがみつきたくてとりあえず流木にしがみついてます。

エゾサンショウウオ
Ezo salamander

とてももの寂しい感覚を感じます。切ないです。

さて、山を降りて湿原に向かいます。タンチョウはとてもスタイルがよく、素敵な鳥なんだけど個人的に食指が伸びないので適当にパス。

ホウロクシギ
Far Eastern Curlew

いや~、しかしびっくりした。ホウロクシギがかなり近くまで飛んできた。思いっきりトリミングしてますが、これ実は90mmマクロで撮ってます。今までで、一番近くでホウロクシギ見た。

ホウロクシギは、遠くで干潟にいて、プロミナーで覗いてもダイシャクシギと見分けがよくわかんなくて難しい鳥だと思っていたけど、これ、カッコいい…。

で、こんどは下に目を落としてみる。

キタサンショウウオ
Siberian Salamander

目的の生き物ですね。無事に産卵は開始されていました。

ここまでは、例年、観察出来るのですが、繁殖まで行くような成体をまだ実は見たことが無かったんです。

キタサンショウウオ
Siberian Salamander

卵のあった場所の近くで、日暮れまで待機。そこで求愛行動を始めてくれたので、撮ることができました。

キタサンショウウオは様々な条例などによって保護されています。(市町村の天然記念物だったり保護対象だったり)だから、触らず、掬わずで相手が出てくるまで待つ、待つ…。

ボウフラ湧き、蚊が湧き、キーンと冷える日もあり、暗くてピント合わないし…。少し遠目の時は望遠使うならなおさら。もちろん人間が見てればキタサンショウウオは逃げるしね。忍耐力がやや鍛えられました。

熊がほぼ出てこないだろうと言うことは安心できる材料ではあったけど。(もちろん絶対出てこないなんていえない)でもね、キタサンショウウオに会えてとても感動したんだ。感動もそうだけど、撮れてホッとしたんだ。時期があたって良かったなあって。

ギョウジャニンニク
Victory onion

ホッとしたついでに、自分で初めて見つけたギョウジャニンニク。アイヌネギの方が呼びやすいな。ヒトビロ、キトピロとか言うこともあるね。身近にも生えていそうな感じがした。目が行ってないだけで、今後は見つけられそう。

ほら、間違い探しとかそういうの、最初の一つを見つけられれば目が慣れて、その後サクサク進むみたいな感じでさ。


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Many risks

We have many risks in this season. Brown bear, snow_slides, etc. I was surprised that I saw a tree falling down. The tree did not fall down a few days ago.

た、倒れた
Tree fell down.

強風吹き荒れた後に、「熊街道」を訪れるとバッキリ木が折れていた。先日のほぼ同じ場所の写真がこの記事(Flood)にある。どんどん先に進めなくなるではないか…。だいぶ雪が減ったので、雪崩の心配はだいぶ無くなったけど、この季節はいろんな危険が残っている。

エゾアカガエル
Ezo brown frog

エゾアカガエルの産卵もようやく始まった。結構待ち望んだし、やっぱりこの季節のプリプリの卵はいいねえ。

エゾホトケドジョウ
Loach sp.

前回のField logの更新から、10回くらいフィールドに出たかな。そのうちの2回は、仕事で知り合った魚屋のMさんと行ったので、カエルやサンショウウオと混獲された魚をいくつか教えてもらった。何気に、ホトケドジョウの類は初めて見る気がするんだけど可愛らしいねえ。絶滅危惧種のようです。

コンデジで適当に撮ると、魚や両生類はピント取れてないね。操作が簡単すぎて機会任せにしちゃう癖があるんだな。

イバラトミヨもいらっしゃいましたが、営巣・産卵はもう少しだけ先…?(記事アップした今日あたりはもういい頃なのかも知れない)

粘菌sp.
Slime mold sp.

ヤブこいで、腐った木を動かしたら、樹皮の中で粘菌が育ってた。既に子実体から胞子出てるのもかなりあるみたいだけど、まだ未放出のもありそうだから、持ってかえって育ててみようかと思った。しばらく培養したけど育たなかったので、乾燥して標本にした。ちなみに粘菌の種類分からない。柄は全くないみたいなんだ。

手持ちの本で載ってるもので形が近いのはコガネホコリなんだけど、どうなんだろうね。ケホコリ系なのかな?

マイマイsp.
Snail sp.

平たい系統のマイマイも見つけた。毛のないケマイマイみたいな形。道央というか、北海道に来てから始めて見るタイプのマイマイだった。残念ながら中身はいらっしゃらなかったけど。

そして別の日の話。

カエル鳴いてるところ写真撮りたくてね。夜行けば確率は高いんだろうけど、熊いるかもしれないしシャッターもワンチャンス(ストロボ焚いたらカエルが散る)しかないから、朝っぱらから池の前で木になったつもりで不動化してみた。

10分くらいで散ったカエルたちが何匹か顔を出す。20分くらいで、こちらの顔を伺いながら何匹かが時々

キャ…

って鳴く。ついじれったくなる性格なので、声まね してみた。

裏声で
ふぇぇ ふぇ ふぇえ

周りに人がいないから出来ることなんだけど。

でも、何匹か反応して小さな合唱になって、写真取れる機会があった。よかったよ。

鳴くといえば、こんなのも。

この動画、音小さすぎなんで大きな音で聞いてみてください(- -;

エゾサンショウウオ
Ezo salamander

なんとか、エゾサンショウウオの成体とも今季初、お目にかかることも出来て。

注意
Caution ! There was the foot print of Brown Bear.

で、うちの近所ではクマ出没ですな。危険の多いこと。

エゾエンゴサク
Corydalis sp.

少し季節を先取り(1週間くらい?)してきたときにはもうエゾエンゴサクが咲いていた。似てるなぁとは思っていたけど、キケマンやムラサキケマンと同じ仲間だったのね。知らなかった。

ニリンソウも結構咲いてたよ。

エゾアカガエルとエゾサンショウウオのために今年はどれだけフィールドに出たことか。そして如何にそれらの生態を理解していないかを痛感する。


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Flood

Snow melt so much. The whole that place is flooded. I want to step on soil early.

マガモ
Mallard

雪解けが日に日に進み、そこら中が水浸しだ。サンショウウオが未産卵だけど、ずっと観察している場所にマガモがいた。食べてるのか何かわからないけど、周りの枯れ草や水に浮かんだ木の皮を破砕しまくっていた。

水面は木くずだらけ。水の中を撮る方としては、笑顔引きつる部分もあるのだけど、この木くずが土になり、プランクトンの餌になりして池の環境を作ってる。あ~あ。という気持ちもあるが、当たり前のことだから仕方ない。

雪解け浸水で道が分断
A snow-covered road is divided.

別の場所に行ったら、足元がガッパリ水に落ちて道が切れてた。夏ならここも普通の砂利道なんだけどね。季節限定通行止め。

ササsp.
Bamboo grass sp.

ここのササは毎年大変だ。雪の下に5ヶ月、水の下に1ヶ月。そしてダニにまみれた6ヶ月。水の下でも枯れないってのが凄いね。

ミズバショウ
Asian skunk cabbage

折角咲いたミズバショウも、流れに飲み込まれてる。乾いた土地では生えないから、流れの中にいた方がむしろ快適なのかな?


Fall

この間、ちょっと撮った滝(Andante)も、水量が増えて滝が二股に割れている。まだこれももう少し水量増えそう。

?

サンショウウオの!!…卵嚢…?産卵中に襲われて他の臓器も…???しかも胚が育ってる…?

植物質でした
Seed of plants

拾い上げたら、植物質だったよ。何かはわからないけど、ややこしい。

今日は雪のあとの温かさ。そろそろ黒山のサンショウウオだかりを見たいね。


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Andante

“Andante” means “the speed which like walking”. I thought this year’s spring was coming soon. But spring comes “Andante”.


Trunk

「Andante」は「歩くような速さで」。音楽の授業で習ったような、習わなかったような…。3月中に道央でエゾサンショウウオの産卵を見たので、一気に春がくるかなと思ったんだけど、のんびりゆっくり進んでくるみたいだ。

サンショウウオのいそうな水環境を定期的に見て回っています。札幌市もボチボチ。でもまだ爆発的な雰囲気で産卵は始まっていない。

雪解け

いつも、「ゆきどけ」って漢字がわからなくなる。雪を溶かす、雪を融かす、雪を解かす。人為的には「融かす」なんだろうね。「融雪剤」とか言うもんね。自然に春を迎えて「解ける」かな?「解氷」なんて言うけど。。。「溶ける」っていうと手に乗せて溶けるイメージ。

まあどれでもいいのかも知れないけど、風流なのは「雪解け」かな。

こんな感じで、池や沼の周りがポカーンと空き始めています。もうちょっと水量増えてくると豪勢な産卵始まるのかな。


Fall

雪が解ければ、その時期だけ流れる滝や沢が出てくる。北海道には雪解けがあり、夏近くまで渇水しない場所があるから、エゾサンショウウオもこれだけ繁栄できてきてるんだと思う。

ユスリカsp.
Midge sp.

ユスリカもかなり出てきてる。刺してこないから、それほど悩ましい存在じゃないけど、歩きまわって息がゼイゼイしてくると、鼻や口から吸い込んでしまうからやっぱり悩ましい。

入っちゃうと、ちゃんと吐き出せたのかよくわかんないからなお悩ましい。

アカゲラ
Great spotted woodpecker

アカゲラはこのへんでは普通に見られる鳥なんだけど、この白と黒のツートンカラーが大好き。腹と、頭(この写真では見えないけど)のポイント的な赤もよろしいね。

両爬モードを開始してしまったので望遠レンズ持ってなかったけど、300mmでこれくらいの写真は撮れるくらいの距離でゆっくり見れた。

オオアカゲラ
White-backed woodpecker

正直なところ、色のメリハリ的には少し残念なオオアカゲラ。でも、時々見かけるっていうレア感がなんとなく楽しい。

エゾサンショウウオ卵嚢
Egg of Ezo salamander

ようやく一塊の卵嚢群。15腹くらいあるのかな。でも雪解けのデメリット、水の濁りが出てしまって水中の卵が撮りにくい。環境にもよるけど、札幌は泥質のところ多いから、雨上がりとか、水の廻りが悪いところはこんな感じでモワモワっとしてる。

エゾサンショウウオ卵嚢
Egg of Ezo salamander

これくらい水の表面に産んでると観察しやすいね!あとはもっと多数産み始めて、身近で観察出来るようになるといいな。(これ、結構離れたとこにあります。沖というか何と言うか…)また、水面の反射をどうしようか、現場で考える季節が来ましたね。


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Spring will come soon.

Snow is melting in hokkaido. Summer birds come hokkaido now, and salamander lays eggs ! Spring will come soon.

雪の蜘蛛の巣
Snow web.

更新する日常に疲れて、しばらく更新しない日常を過ごしていたが適度に更新する日常を目指したい。その間、数回フィールドには出ていた。

道央では雪がガッツリ融けて、一部では地面も見え始めている。こうなってくるとたくさんの春の空気を感ずるようになってくる。数日の天気の動きで、春になったり、冬に逆戻りしたり。いま住んでいるところは、ドカ雪が降っては融けの繰り返し。ここの春はもう少し時間かかるかな?

ヒバリ
Skylark

ヒバリのさえずりももうすぐ、あちこちで聞けるようになるんじゃないかな。でも久しぶりに見るこのヒバリ、現場では鳴いていなかったので正直、ヒバリなのかよくわからなかった。ヒバリを見るのにいかに冠羽に頼っているか、鳴き声に頼っているか。総合的に見なきゃいけないのに、だめですねえ。視野が狭い。。。

クロカワゲラsp.
Stonfly sp.

雪が残っているところでも、ユスリカやこれらのカワゲラ、小さな蜘蛛など動き出している。何も無い雪原をウロウロしてるように見えるが、なにか目的があって動いてるんだろうし、季節を早く動くことは外敵に繁殖を邪魔されない都合の良さもあるんだろうな。

クモガタガガンボやセッケイカワゲラはもう終わっちゃったかな?

アマヒトリ
Moth sp.

雪上を歩くアマヒトリの幼虫。知人にこの幼虫が春先に雪の上を歩いているのを教えてもらってからは結構目に付く存在になってきた。確かに、この時期に雪の上を歩いている姿はよく見る。

しかし、幼虫が雪の上を歩くメリットってなんだろう?不思議だ…。(雪の下にある植物を求めて徘徊してるのかなあ)

フキノトウ
Butterbur sp.

家の周りの、温泉湧いてるところのそばでは、フキノトウが顔を出し始めている。春一番最初に目にする機会が多い植物。その後、フクジュソウやスプリングエフェメラルが多くなる。植物はこの時期が一番好きだな。

スプリングエフェメラル(Spring ephemeral)は春に花をつけて、夏は葉っぱだけ、それですぐ根っこだけになってしまう植物のことらしい。これも植物の生き残る戦略だね。(夏は木々の葉で光合成を妨げられるし…)

スプリングエフェメラルという言葉を、去年あたりに知ったので
この言葉を使ってみたい盛りなんです。お許しくださいまし。

エゾサンショウウオ卵嚢
Egg of Ezo salamander

写真中央のモヤッとしたもの、エゾサンショウウオの卵嚢2組。今年初のエゾサンショウウオ産卵確認です(3/30)。いつもこのあたりを境に、テンションと元気は上がってくるのですが、来るべき秋冬の低調期に備えて、無理な計画はしないように心がけたい。

体調が良くなると、なんでもできるような気になってくる。そういう時に、少し先の時期まで予定を入れてしまう。一種の躁状態だと思うんだけど、先まで入れた予定の時期に鬱状態に戻ってしまうと、仕事が出来なく(進まなく)なる。こうなると自分も苦しいが、人様にも迷惑をかけてしまう。

治したいとはずっと思っているけど、いつ治るか分からないし、治らないかも知れない。でも、自覚しつつ薬さえ飲んでいれば、
人並みとは言えないが、何かをすることは出来る。
何とか生きていく事はできる。ガンガン進んで行く生き方は諦めたけど、後ろを向かず、少しでも前へにじり寄る生き方をしたい。昨年度は比較的いい冬を過ごすことが出来たので、こういう生活、うまく進めていきたいね。

でも、春。テンション上がるなあ(^^)


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Winter travel in Okhotsk 2010 part 3/3

I wanted to meet many seals, but there were a lot of seals. It was regrettable situation. However I sensed cold atmosphere of Okhotsk, and I felt comfortable. There was a big earthquake then in the Republic of Chile. Because a tsunami warning was announced, I had to leave the sea.

オジロワシ
White tailed eagle

オジロワシやオオワシは結構たくさんいるのだけど、写真を撮ってみると、やっつけで撮ってしまったような写真が多くなってしまう。個体そのものには迫力が十分にあるのだけど、なかなか難しい。船で流氷帯に漕ぎ出したい。けど寒い船には耐えられそうにもないな~(苦笑)

アザラシ
Seal

網走の港に帰り際に寄ると、再びアバラシ(網走のアザラシの意)を見つけた。今回の記事、part1/3とほぼ同じ場所にいて遠い…。しかしこの時の姿を見たとき、体がちょっと長く大きく感じたのでちょっとだけアゴヒゲアザラシを期待してしまった。

でもやっぱり

ゴマフアザラシ
Spotted seal

正体はゴマフアザラシだったね。遠いもんだからいろいろ考えて、立ち入り可能な場所で最も近いところから撮ったけど、ゴマフアザラシもちゃんと間合いを考えているね。写真は悔しいけど拡大してトリミングしたものですよ。ノートリミングでここまで近づいたらお互い緊張したかもね~。

それでもやっぱりたくさんのアザラシがくつろいでいるところが見たい!と以前、多数のアザラシがくつろいでた岩礁帯の方に行ってみた。しかし、、、岩の上にはどっちゃりと雪が積もっており今年は全く利用していない模様…。まあ、そんな時もあるさね。

いつもずっといたら、人間との軋轢も生まれてしまうからね。いるとき、いないときがあるからフィールドは面白いのさ。…と悟りを開いたようなことを言ってはみたものの、少しくらいいないもんかね、と海面を探してみる。

ここで携帯にメールが入ったんだけど、
「チリで大地震があって、津波がそろそろ到達の模様」

…ぬなっっ!!

今回は体調考えてホテルに1泊したので、チリで地震があったのは知っていたのだけど、こんな警報レベルの津波が向かってきているとは。携帯なかったら、知らずに海にいたかも知れない。

そもそも、もっと若い頃だったら車中泊しただろうからもっと危なかったかも知れないね。気をつけ無くては。

ゴマフアザラシ
Spotted seal

結局この岩礁帯ちかくでプカプカしているゴマフアザラシを点のような状態で見つけ、ひとまず満足感を得て海を離れることにした。

氷瀑?
Icefall?

この岩礁帯に向かうのは意外に難儀な場所なので、地形がかなり険しい。ふと海から目を離すと、大きな凍った滝のようなものがあった。

氷瀑?
Icefall?

滝だったら、氷瀑で間違いないんだけど、ここ、普段水流れてる場所なのかな…。滝つぼに当たる場所には全く水の痕跡がないし
どうも普通の氷瀑とは違う。周りにはこれと似たようなやつで黄ばんだ氷瀑?もあった。これはたぶん、積もった雪が融けて流れ出し、それがまた再び凍ってできてるんじゃないかなあ…。夏になったら水はなさそうな感じでした。

もし、それで正解なら、これは「氷瀑」ではなくてなんて言えば良いんだろうね?

キノコ(カワラタケ系なのかなあ)
Fungus sp.

流氷きたり、氷瀑もどきも出来るほど寒いところなんだけど、
キノコが生えてた。

このキノコの系統にはガリガリに硬いやつが多いんだけど、これはなんだかフニャッとしてた。うーん、硬さで言えば低反発性のマクラくらい?普段なら、「ふーん」で済ませてしまうんだけど、この寒さで凍らないフニャッとしたキノコ。なんだか不思議。

極寒地の爬虫類や両生類は血液が凍らないようにグリセリンが含まれるんだってね。このキノコもそんな仕組みあるんだろうかね。なんだか、こんな感じでゆるゆる、のろのろと楽しい旅になりました。冬のオホーツクは良いところです。


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