Insect collecting

Tamias sibiricus lineatus.
Chipmunk
蝦夷縞栗鼠(えぞしまりす)

Photograph by Baikada (ばいかだ)
*CANON EOS 1D MK III*

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冬を前に昆虫採集。シマリスだって、結構虫を食べる。重要なタンパク源。
両手で掴んで、幸せそうに目を細めながら虫食べるんだ。
He collected an insect before winter. The chipmunk eats the insect. He caught an insect with both hands and eats.

ヒグマだって鮭を食べる。
ヒグマも食べ物は植物が相当の割合を占めるから、
肉食べるのは結構珍しいんだよ。
Even a brown bear eats a salmon. In fact, the food of the brown bear has many plants. Therefore  it is not usual for a brown bear to eat meat.

冬眠に向けて、頑張ってますね。
They do their best till they hibernate.

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The macro picture with 400mm

My son came from Honshu with his grandmother. He took some pictures of wild animals. I thought his photo-technique was progressing.


トドノネオオワタムシの仲間
Snow insect sp.

1泊2日で息子とばあちゃんが北海道にやってきた。1泊2日というところが気合が入っている。

1泊2日だが、目的はゆったりの旅。
気合が入っている。

息子はコンデジ持参でいくつかの動物を撮った。

自分よりいろいろ考えて写真撮ってて。
でもその考え方が突飛で面白い。
写真撮ってて楽しかったみたいで、
それが一番だな、と思った。


雪虫、とらわれる
Spider sp.

今回は自分は望遠レンズで写真撮ってました。
400mmまでのズームレンズ。
マクロを持っていなかった。

でも、そんな時に限って細かいもの見てしまう。

雪虫が蜘蛛の巣にかかって食われてたり。

これも、細かいものを見失ったり見つけたりしつつ、
かなり離れたところから撮影した。

ピントとかもうわかんない。


シマリス
Chipmunk

運良く、シマリスが出てきた。
比較的人を恐れていない。

息子も、結構近づけたので満足いく写真が撮れたようだ。

近くにひまわりの種とか落ちてたけど、
この個体は付近にある赤い実や、ドングリの系統をむさぼってた。


シマリス
Chipmunk

シマリスは可愛すぎるので、味のある表情を選んだ。
天邪鬼だとは自分でも思う。

かわいい写真は、また別の機会にでもね。


ハエsp.
Fry sp.

先日の占冠で門間さんと粘菌探ししてから、
少し粘菌遭遇率が上がった。

マメホコリを結構見ることができた。
もちろんこれも400mmで撮っている。
粘菌相手に400mmを構えると、
泣きたいような笑いたいような不思議な感覚になる。
擬音で表すなら「トホホ」といったところだ。

写真の整理をしていて気がついたが、
マメホコリに集っていたこのハエ、アルビノなのかな?

ショウジョウバエの大発生を今年は目の当たりにしているけど、
発生当初は未成熟なのか、白っぽいのが非常に多かった。
だんだん黒っぽくなるんだけど、
このハエもそういう経緯なのかなー。

もちろん撮ってる時はマメホコリに集中してて
このハエにはほとんど気づいていない。
邪魔だなー、とは思ってたけど
こういう特殊なハエだったらもっとそっち主体で撮ったのに。


エゾアカガエル
Ezo brown frog

時間少しさかのぼって、息子たちが来る前日。

最近はエゾアカガエルの冬越し場所を調べている。
やっぱり、予想通り、渓流の水の中で冬越しする個体はいるようだ。

毎月、環境を見てみて、傾向を見ていこうと思います。


小川
Stream sp.

エゾアカガエルは、厳冬期に川の中で見つかったり、
水の中で越冬してなければ起こるはずのないことがあったり、
サケの産卵床で見つかったり、
そういうことを話に聞いたり経験してきたので、調べてみたくなった。

もちろん、陸上で冬に見つかっているという話もあり、
100%が冬眠が水の中とは限らない。

調べる環境の近くには、止水(春に産卵される)も森(落ち葉の堆積)も、
渓流も、乾いた環境も揃っている。

この環境で季節ごとにエゾアカガエルの移動が確認できれば
来年以降の報告を書いてもいいかなーと思っている。

予想しているのは、
積雪前までは水陸両方に分布、
積雪後は水中、
となってくれば分かりやすいけどね。

いまのとこ、エゾアカガエルの移動傾向は取れてるけど、
証明するにはサンプル数が少なすぎる。
報告できても、本格的な検討までは至れないとも思う。

2010・11/6 お昼くらい

気温11℃、水温データなし

・渓流内の落ち葉下で♂2
・渓流沿いの陸上落ち葉下で♀1
・止水、湿地ではみつからず。幼生なし

積雪0cm(雪は残ってる)


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North reptiles

I went to North Hokkaido & Teuri island. I wanted to take photos of  Viviparous lizard & Japanese mamushi. Beacuse there are not Ezo brown bear in Teuri island, I could do night fielding.

コモチカナヘビ
Viviparous lizard

木道が熱くなってて、手足は上げてるけど日光浴したいらしい。稚内周辺と、天売島に行ってきた。コモチカナヘビの幼体と、ニホンマムシの写真を撮るためだ。

コモチカナヘビ
Viviparous lizard

幼体は想像より成長が早かったようで、だいぶ大きくなってしまってました。上記2点は成体の写真だけどね。

うんち
Bowel movement

出現頻度もさすがに初夏のようにはいかないので、幼体の他にもシチュエーション的のものを考えてみた。

コモチカナヘビ、今まで木道に出てきた姿しか見たことない…。木道が出来る前からこの土地に住んでいたわけだし、どこかで日光浴してたはず。木道に出てくるためにもどこかを登ったりしてるはず。シダ類にしても、エゾイソツツジにしても、ササにしても何か利用してるはずだ。上の写真はおそらくコモチカナヘビがササの上に乗って糞をしたもの。つまり、笹の葉に乗るのはそんなに嫌ではないのかな、って思った。

コモチカナヘビ
Viviparous lizard

よーく観察してると、シダ類の上とか、エゾイソツツジの上にいた「何か」が私の姿に驚いて地面にダイブする音が聞こえるし、葉が揺れている。音の大きさから、大きめのコオロギみたいなものかもしれないけど、丹念に探したらこういうシチュエーションに出会った。

私に気づいて逃げ腰になってるけど、エゾイソツツジの枝の上にいた。移動なのか、日光浴してたのかはわからなかったけど…。写真は撮れたけど、木漏れ日状態がきついな~~~

コケだろうか?
?

そんな見方してたら、初日からくたびれてしまった。結論としては、木道のない原野ではかなりこのトカゲを観察するのは難しい。外国でも分布してるけど、外国の方はどうなんだろうね。

コモチカナヘビ
Viviparous lizard

ということで、今年のコモチカナヘビ観察は終了の予定。お疲れ様でした。

次に向かうのは天売島。札幌-稚内の中継地に羽幌があるから、羽幌港から天売に行ってしまえということで。

島に行くにあたって、旅館の方には大変迷惑をかけた。島には外食できるところがあまりないので、食事は宿ですることになります。基本的には沖縄であろうと北海道であろうと、特に手売では海の幸が自慢の食事。しかし私は「魚・海藻」以外の海産物はほとんど食べれません…。島での宿飯はしばしば拷問タイムと化します。イカだろうとエビだろうと、ウニもアワビも残すはめになってしまう。それは避けたかったので、宿にお願いして出さないようにしてもらいました。(残すのもったいないので…。)特別料金取られてもいいくらいでしたが、魚と海藻で食事を出していただき、涙の出る思いでした。

私はこういうやつなので、対応できない宿さんではご飯粒だけでもいい、といっています。(宿側も、そうはいかんだろと思っているのはわかってて、申し訳なく思ってます・・)

海産物大好きな人がいるときは、自動的にそちらの食卓へウニもアワビも移動していきます。だから、可能なときは食べれる人も連れていきますね。

クマネズミ大型のネズミsp.
Rat

天売で撮影したいのはニホンマムシ。できれば数個体は確認して写真のバリエーションを増やしたいところ。

しかし島に渡った日は天気が悪く(豪雨でした)、夕方から雨は上がったけどコンディションがあまり良くありません。ぶらぶらしてたらクマネズミ大型のネズミがこちらを見てたので、ストロボ準備して懐中電灯でピントあわせてモタモタしてたのに、
写真を撮ることが出来ました。いや、なんでこんなにのんびりしてるのかわからなかったんだけど、次の日近い場所でクマネズミ大型のネズミが1匹死んでいたので
弱ってたのかもしれない。(同一個体かわかんなかったんだけど)
(2016.3追記:あまり検討せずにクマネズミと書いておりましたが、
識別に不安要素が大きいので、大型ネズミと書き換えさせていただきました)

マイマイsp.
Snail sp.

どこでも島に行くとついマイマイの写真を撮ってしまう。なんでそんな癖がついたのかというと、学生時代に飛島に行ったときに、身が黒いマイマイを見つけた。一緒にいった同級生のクレイジーバーダーに「飛島の固有種、トビシママイマイやで、コレ」と教えてもらったのがきっかけ。他にもヘグラマイマイとかいると聞かされて…。

天売でもこのマイマイの写真は撮ってきたけどさすがに「テウリマイマイ」という種は存在しないらしく。結局種はわかりませんでした。ま、でも写真撮っとけばいつかは役には立つだろうと思いつつ。

ヒトリガ
Garden Tiger Moth

派手なガがいたもんで、つい写真を撮ってしまった。時々見かけるガだったんだけど、後翅がこんなに派手だったとは。そしてこれがヒトリガであることを初認識。火盗蛾。

しかしwikipediaのヒトリガの写真の説明、「くつろいでいる時のポーズ」にはヒトリガに対する作成者の愛を感じる。(2010年9月現在)

いたるところにあった謎物質
?

島の至る所で見たあやしげなもの。枝ごと、なにかの繭みたいにラップされている。

クモsp.
Spider sp.

クモがいたので、あーこの蜘蛛の仕業かと思ったらどうも違う。クモはラップの外にいて、中にご執心。どうにも自分の巣って感じじゃない雰囲気。

?

中には多数のイモムシ。ガとかハバチの幼虫なのかな。このラップの正体はこの虫の防御壁みたいな雰囲気でした。

オサムシsp
Ground beetle sp.

オサムシ走る。空が曇ったりしようものなら、あっという間にシャッタースピード落ちてこのザマ。微妙に流し撮り風。天売に何オサムシがいるか把握できなかったので同定をパス。(アイヌキンオサムシ系…かも)
(9/13追記:こ、今度は逆にオオルリオサムシだったようです。近いうちに両種ちゃんと見比べて理解できるように努めます)

ニホンマムシ
Japanese mamushi

おおっ、おりましたよ。ニホンマムシがっ。

ニホンマムシ
Japanese mamushi

側溝にいた別の個体。ニホンマムシは一般的には40-65cmの小型の蛇だが、北海道系列は結構立派なサイズになる。(とは言っても80cm未満くらいだけど)

この個体で70cm代かな。側溝の大きさからイメージしてみました。

ニホンマムシ
Japanese mamushi

立派な個体をしっかり撮っておきました。比較的おとなしいとされるニホンマムシですが、撮影のためスネークフックでいじられたりするとさすがに怒ります。

ニホンマムシ
Japanese mamushi

また別個体で。尾を細かく振って地面に当て、ピチパチ威嚇音を出します。少しだけシャッタースピード落として撮ってます。尾の先だけがブレてるのわかりますか?マムシなりの優しさです。やめてよね!そろそろ咬むからね!という最終警告ですね。ごめんね。

ニホンマムシ
Japanese mamushi

幼蛇や若蛇となると側溝も罠ですね。落ちると上がれません。

この周囲では側溝を伝っていけば、一部が途切れたりしているので、落ちたら最後という感じではないのですけれどもね。でもミミズ程度の移動力では出られないようです。

ニホンマムシ
Japanese mamushi

この個体のベロは暗色だったんですが、成蛇では赤いものもいました。

スカイフィッシュ!
Skyfish! 😉

UMAのスカイフィッシュが撮れました。いやいや。スローシャッターの写りこんだ小さなガのようです。

ニホンマムシ
Japanese mamushi

こんなライティングしてるのは、マムシのピット器官をなんとかわかりやすく撮れないかなあ、と工夫中です。ライティングで立体感変わりますもんね。他カットでなんとか思い通りには撮れました。外付けストロボがあったら楽だったんですけどねー。(LED懐中電灯とカメラ地べた置きスローシャッターでなんとか…)

ニホンマムシ
Japanese mamushi

幼蛇なんですがね、尾先があんまり淡色じゃないです。。。淡色幼蛇撮りたかったのに…。そこそこ淡色個体もいましたけど、3匹中1匹でした。島変異なのか、実は見た目より年食ってるか、そもそも淡色の尾でない個体もボチボチいるのか…。

ニホンマムシ
Japanese mamushi

近い場所で撮影してたから家系かもしれないけど、銭形紋の変異が数個体で特定の場所で見られました。銭形紋、普通は5円玉状もしくは一筒(イーピン)状ですが、
五筒(ウーピン)だったり三筒(サンピン)だったり…。

あと、この個体、背中線みたいになってますね。

上の方の写真の個体でもウーピン個体いるので探してみてください。

帰りの日も土砂降りで船は結構揺れたんですが、ありがたくも1日半はカッチリとフィールドすることが出来ました。ヒグマがいないので夜も自由に撮影できたので、ありがたかったな。この論理で行くと、シロマダラ探しに奥尻島に行くのもいいかもしれない。

島の生き物って意外と情報が少ないので、久しぶりに見た動物目録(両爬だけ)載せておきます。

天売島(2010.9/3~9/5)

爬虫類
ニホンマムシ、ニホンカナヘビ

両生類
ニホンアマガエル(声)


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East Hokkaido, in summer 2010

When my son comes to Hokkaido, we go to East Hokkaido. This becomes the annual event for us.

ニホンザリガニ
Zarigani

道東には息子の友達がいる。だから、道東に行くのは息子との恒例イベントになりつつある。少し久しぶりにザリガニをあさってみました。

ニホンザリガニ
Zarigani

あつ、しまった。。。子供抱えてました。シャッター落とすまでに数匹離れてしまいました。元の所に親と一緒に戻しといたけど、親のところに戻るんだろうか…。

エゾアカガエル
Ezo brown frog

ザリガニ近くの水たまりで変なものが泳いでるから捕まえてみた。変な感じがまともに写ってる写真は、別のものに載せるので、なんだか投げやりな写真で分かりづらいんだけど、このオタマジャクシが変なんだ。

変な感じをあとで撮ろうとしたら、変な感じが治ってしまって、変な感じの写真が残せなかったので、後日日帰り道東に出かけるハメになる。変な感じの話は、日帰り道東+アポイの記事の時にでも改めて書きますね。

トリカブトsp.
Aconitum sp.

今年はさすがの北海道でも暑いものは暑いんだ。だけどさすがの道東は、森に入るとかなり涼しいんだ。カエルやサンショウウオの行動も2週間~1ヶ月くらいは遅いし、やっぱり札幌と道東は別エリアだと思うんだ。

キタキツネ
Ezo red fox

でも涼しいっていうのは、あくまで暑いところに住んでいるものの固定観念で、やっぱり道東に住んでいるものにとっては暑いもんは暑いんだ。

キタキツネもハシブトガラスも暑くてパンティングばっかしてるんだ。写真に撮るとなんか笑ってるみたいなんだけど、実はかなりしんどいんだよね。

クラゲsp.
Jerry fish sp.

オホーツク海も懐かしい。初めて旧常呂町(北見市)の海水浴場に行ってみた。暑いんだけど、泳ぐほどは暑くないんだよね。ビーチコーミングをほんの少ししたところで、雷と豪雨のため陸に避難。

噂には聞いていたんだけど、本当に人工の(ビニール質?)の椰子の木が設置されているのね。うーん、どうして椰子の木だったんだろう…。もう一つ、噂で「常呂の海水浴場では焚き火をしながら海水浴する。冷えるから。」と聞いてたんだけど、何か燃やしてる様子はこの日はなかったな。周りにいた人たちも「泳ぐ」って感じじゃなくて、波打ち際で遊ぶって感じの人ばっかりだったしね。

なんか平たいウミウシみたいな生物
?
(追記:101028ヒラムシの仲間みたいです)

そうそう、網走で潮干狩りもしたんだよね。自分はこの世で一番嫌いな食べ物がアサリなんだけど。

でも生き物としてアサリを見て、捕まえるのは面白いね。キャンプに子供たちがアサリ持って行って食べると言ってたので、(自分は蛇撮りにいくのでキャンプは欠席)アサリ悪くならないように、少し氷を入れて行ったら?と、大変迷惑な提案をしてしまいました。

悪くならないように、、と思ったんだけどさ。多少冷えるくらいなら大丈夫だと思ってたんだよね。でも、氷入れたら、半分くらいのアサリが脱力してしまったらしく。。。砂も吐かないし、食べたときベショベショしてたと。申し訳ない。。思い起こせば、売ってるアサリも常温だったよね。食べないから、全然気が回らなかった。

あ~あ。

シマヘビ
Japanese four-lined ratsnake

潮干狩りのあと、林道走ってたらこのシマヘビが道路の端にいた。車を見ると、道路脇へと突進して逃げた。シマヘビだから、相当のスピードで逃げていく。車を止めて、シマヘビが逃げた道路脇にダイブ。道路脇には沼のような水たまりもあったけど、麦わらタイプだったので写真は残しておきたく、水たまりにもダイブ。なんとか尾の先を掴んで捕まえた。もちろん、カウンター攻撃をモロに食らってしまい、手は出血。

まだかろうじて識別できたからダイブしたけど、識別できなかったらマムシの可能性もあるし、むやみやたらに飛びかかれないよね。

たぶんこの夏で一番、自分が瞬発力を発揮した瞬間だったように思う。。


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Strange ladle and Mt. Apoi

I found strange ladles. These 2 ladles are same species which is Rana pirica.
They can change a figure by environment. The left individual swelled up so that it was not eaten by a salamander’s ladle. And I went to Mt.Apoi. I like there very much.

エゾアカガエル
Ezo brown frog

先日見つけた奇妙なオタマジャクシ(左)。最初はエゾアカガエルとは思えなかった。だって病的に膨らんでるんだもの。サンショウウオと同居するエゾアカガエルのオタマが膨れ上がるのは知っていたんだけど、びっくりだね。

先日はあとで写真撮ろうと思って捕獲しておいて、落ち着いた3日後に機材セッティングして撮ろうと思ったらしぼんでしまってたんだ。だからアポイ岳に行く予定を1日伸ばして、リベンジで道東を駆け抜けてきたわけです。ちなみに右の個体は、札幌で捕まえてうちの冷蔵庫内でゆっくり育てた個体。サラマンダーフリーの状況で育てたので、全く膨らんでいません。膨らみすぎて、目の上のたんこぶになってるよね…。

大輪キノコ
Fungus sp.

札幌~オホーツク~アポイ岳と移動するとさすがにしんどい。アポイ岳は登山に厳しいイメージはないんだけど、山登り慣れしてないからきついんだわ。この山は5合目までけっこう鬱蒼とした森(ヒグマも出ます)で、5合目から上は岩ガラガラの山なんです。今回は5~7合目で蛇にでも会えればと…。

立派キノコ
Fungus sp.

このキノコはそこかしこに生えてた。イグチ系(傘の裏がヒダでなく、網目状)で、ヤマドリタケの類なんだろうけど分かりませんわ。

キノコ
Fungus sp.

やっぱりアポイは5合目まではキノコの山だ。去年もキノコ撮ってる。

アポイはダニが多いと聞いているんだけど、今のところ運良く取り憑かれていない。でも…

シラミバエsp.
Hippoboscidae sp.

こいつらがたかってくる。

シラミバエsp.
Hippoboscidae sp.

羽が退化したものがいたり、鳥に常にとりついて吸血したりする仲間のようなんだけど、体型がおかしいからすぐにわかる。これがかなりしつこく飛び回って体にとりついてくるのでうっとおしい。

幸い、刺されるようなことは経験しなかったけど、耳の穴に入られたときは気が狂うかと思った。このシラミバエは刺すんでしょうかね?

オオルリオサムシ?
アイヌキンオサムシの亜種ヒダカキンオサムシ(9/12追記)
Ground beetle sp.

地べたには時々オサムシが徘徊している。以前から見てみたいと思っていたタイプのオサムシだけど、ちょろちょろ走りまわって、掴むと臭いのでなかなか写真には撮らず…。アイヌキンオサムシとオオルリオサムシっていうよく似たオサムシの仲間がいて、それぞれの種類はあちこちで色彩が違って、いろんなタイプに分化してるややこしいやつ。アポイだとどんなタイプの何がいるとか把握してないから、これも種名はオオルリオサムシ?ってことで。
(9/12追記:オサムシ同定してもらえました。アイヌキンオサムシの亜種ヒダカキンオサムシのようです)

背中の隆起の質がオオルリオサムシの方に似てたからそう書いただけなんで、間違いがあったらご指摘ください。(間違ってました)
(背中の隆起より胸部の形に注目するのが正しい識別のようです)

ホシガラス
Spotted Nutcracker

アポイは1000mにも満たない山で、えりも近くの北海道の南部にある山だけど高山の生き物が結構いるんだよね。ナキウサギも同じ山塊には生息しているようです。

で、ホシガラスはいままでまともに見たこともなかったんだけど、(大雪山のロープウェイで写真撮ったけど…。)ちゃんと姿確認できて嬉しかったよ。カラス好きの私としては。(黒いカラスより変わったカラスが好き)

400mmとテレコン持ってればな~と思ったけど、持ってたらきっと山の下の方でバテてしまっていただろうからこれで納得しておこう。

シマリス
Chipmunk

シマリスもちゃんと撮れてた。300mmでも警戒心のゆるい個体なら撮れるんだけど、やっぱり300mmって鳥や哺乳類では微妙な長さなんだよね。。

ヘビは、、、というとアオダイショウとシマヘビとニホンマムシが各1匹確認できました。写真は今回はちょっと見送りなんですが、アオダイショウは脱皮前で黒ずんでいてクロダイショウでした。

アポイの斑紋崩れのマムシに会いたかったのですが、今回は出会えませんでした。ネット上で見かけたアポイの斑紋崩れのマムシは、どーもいろいろ比較してみて、同一個体のような気がしてきました。そして麓のセンターの方曰く、今年はそのマムシはいつもの場所で出ていないと。

今年は移動したか、死んだか、移動させられたか、駆除されたかのどれかかもしれないけど、チャンスあれば今年もう一度行っておきたいな。


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Visitor

My friend came from Kanto area. He wanted to take the grass lizards photo. Later, he and I took part in other friend’s the celebrate of photo prize.

トガリネズミ(エゾかヒメっぽい)
Shrew sp.

関東から松橋利光さんがやってきた。先日、関東でお世話になったばかり。今回は中島宏章さんの田淵行男賞受賞の祝賀会に参加するため、北海道にやって来ました。

折角の機会なので、一緒に道北に赴いて、道北の生き物を撮ってこようと軽旅にでてきました。

トガリネズミ(エゾかヒメっぽい)
Shrew sp.

一番の目的の生き物は最後に置いておくとして、木道を歩いているとトガリネズミが落ちていた。道北ということで、トウキョウトガリネズミを期待したけど、どうも尾も長いし、ヒメトガリネズミかエゾトガリネズミのやや小さいのっぽい。ちょっと赤いのでエゾトガリネズミ(夏毛)かもしれない。

いつも道北に行くときは、コモチカナヘビとゴマフアザラシを中心に予定を立ててしまうので、他の動物を探すのにいい時間というのがかなり掴みにくい…。しかもずっと鳥を観察するのを怠けていたので、いろいろ見逃してしまったり。

シマアオジも1羽だけ見れたんだけど、2人とも写真を撮れずでした。(そもそも自分、300mmしか付けてない…。)

ツメナガセキレイ
Yellow wagtail

それでも、ツメナガセキレイは写真残せたよ。今回の旅程で一番よく見れた鳥だったな~。

ナミテントウ(?)
Lady bug sp.

自分はとにかく木道に目が行きがち。このへんの木道、白っぽいのと、北海道独特の強い日射(+照り返し)で目がひどく疲れる。

ナミテントウっぽいテントウムシだけど、最初、ニジュウヤホシ系のように見えた。19星の崩れタイプみたいだけど、改めて難しいよね~。

コモチカナヘビ
Viviparous lizard

目的はもちろんこの人。こもっちゃん。もうお腹パンパンで臨月(?)だね。卵でなくて子供を5~6匹産みます。だからコモチカナヘビ。とはいえ、子持ちししゃもは卵だね…。子持ち昆布はコンブの卵…?(ニシンの卵でした)

話がそれたけど、子供を生むっていうのは、北の爬虫類には重要な戦略。産みっぱなしじゃ低温で孵化しないかも知れないからね。他にはニホンマムシも子供を産みますね。

道北を後にして、札幌では中島さんの祝賀会。とても沢山の人が祝っていて、その人々が皆、喜んで祝福しているのが印象的でした。今回の彼の受賞した写真群は、中島さんらしく、コウモリを主軸にした物語です。私がいろいろ語るより、実物を目にして感じ取ったほうが面白い。

だから是非、機会を持って実物を見て欲しい写真です。各地で今後も彼の写真展は開催されると思いますので、近い方は是非ご覧になってみてください。


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Species of naturalization

In Hokkaido, some species of naturalization are living. From foreign country, and from foreign area in Japan. I took pictures of reptiles & amphibians which is immigrant these days.

ツチガエル
Wrinkled Frog

※結構難しい話だから、今後少し書き換えもするかもしれない。

北海道には多くの移入種がいる。しかし、日本国内での移入(本州→北海道)などが少なくないため、そこにいる生き物が移入であると気づいていない人も少なくない。

上のツチガエルは移入のものです。移入と聞くと、「外来種≒悪」の図式をよくテレビやネットで見かけます。私もその影響は多大で、一部のものは在来種を圧迫しているのは間違いないと思っています。しかし、大きく問題とされるのは結局人間が被害を受けるもので、農業被害等を起こすアライグマなどは注目されやすく、敵視されやすい。

私も、外来動物は歓迎すべきではないものだと思っている。駆除できるレベルの量であれば、駆除も必要だと考えるし、どうしようもなくはびこってしまったものについては、また別の対策を考える。

元の生態系に戻すことを考えて、どこまで駆除するのか。一体いつの時代を「もとの生態系」と呼ぶのか。この先、たとえば人間が全く影響しなくても変化していくだろう生態系についてどう考えるか。非常に考え深い問題だと思う。

ツチガエル卵
Egg of Wrinkled Frog

例えばトノサマガエル(北海道では移入種)の多い田んぼの生態系。人間がいなければ、そもそも田んぼという環境が存在しない。稲作が始まる前の時代の生態系を望むなら田んぼは全て潰さねばならない。が、それは無理な話。

田んぼがあり、アマガエルが寄り、シマヘビが寄り、水生昆虫が寄ってきた。人間の物流や放逐があって、そこにトノサマガエルがやってきた。

トノサマガエルは昆虫を食べ、昆虫を減らす。アマガエルと競合してアマガエルを減らす。本州の病気を北海道に持ち込んでいるかも知れない。

いろいろ危険性はあるが、シマヘビは既にトノサマガエルを食べることに依存し、一部の猛禽、サギやカラスもトノサマガエルを食べている。既に生態系に組み込まれ始めてしまっている。

ここで徹底的にトノサマガエルを駆除すると、それを食べていた捕食者達も数を減らしてしまうだろう。(一時的にか永続的にかはわからないけれど)

マスメディア関係の環境報道では、主に目につくのは「~(種名)を守ろう!」「こんな恐ろしい動物が町に!」という感じのもの。

それはそれで大事だけど、問題点の片面からしか物事を伝えていないことが多く感じる。

もっと根本的に、「生態系に関するモラルの向上」や、「種を守ろう」ではなくて「その種が十分に生きていける環境をなんとかしよう」という動きに今後変わっていくことを期待したい。

とにかく、生物を知ること。環境を見ること。そして、人や媒体からの情報を鵜呑みにするのではなく、その情報を受けて「自分の意見」をがっちりと考える事。これらが揃えば、一般意識も大きな変化があるかも知れない。その上で、駆除が必要であるのか、受け入れていくのか、そういう議論をするのは有益だと思う。

私はまだこの問題について結論は持てていないけどね。でも、今年多くの外来のカエル撮影をしていて、地域の人とそのカエルとの関わり、問題、益、害、考える機会を持っている。そして関わった人たちとは、これらの問題についてできるだけ話をしている。私はまだ、肯定も否定もしないけれども。。

ただ、問題となりうる点や今後起こりうる一般感情などについてはできるだけ慎重に話をしている。

エゾリス
Hokkaido Squirrel

久しぶりの記事で難しくなっちゃったね。写真撮るのと、整理と、体調不良で忙殺されてなかなかアップ出来なかったのでここからはゆったり写真でも見ていってね。

エゾリス
Hokkaido Squirrel

とある公園で出会ったエゾリスなんだけど、靴に手を乗っけてきた。どうやらゴハンを貰っているらしい。これもまた、善悪が叫ばれる問題になりそうだけど、私はこれもまだ結論が出せるほど考えがまとまっていない。

ただ、動物の健康を考える上で、ひまわりの種ばかり与えるのはよろしくない!という意見は揺るがないけど。(メタボります)

自分はあげないよ~!と言うと、理解したかどうかはわからないけどすぐいなくなった。(写真撮ってこちらだけ得してしまった感もあるが(^^;)

これ、単純に毛替りじゃなくて部分白化入ってそうだよね?

アズマヒキガエル
Eastern-Japanese Common Toad

さて今季泣かされ続けたアズマヒキガエル。春の気候不順のせいか、待てども待てども産卵が始まらない。写真を撮るなら、産卵時に撮るのが一番楽なんだけどこの産卵期を読むのに、両生類にはいつも泣かされる。

今年は昨年の3週間~4週間遅れだったそうだ。

アズマヒキガエル
Eastern-Japanese Common Toad

北海道のアズマヒキガエルは移入だという結論におちつきそうだけど、新産地があったとき、「それは本当に外来だろうか?在来ではないと確実に言えるか?」と考えると証明するのは難しい。

過去の資料で函館の個体群が遺伝子距離が東北個体群より、関東個体群に近いことがわかって(遺伝 1988年4月号 42巻4号)ほぼ持ち込み確定の様子だけど、以前の遺伝子解析精度と今のでは違いがあるだろうし、この文章内の考察の記述にも???と感じるところもあるにはある。

外来であったと考えて、旭川の個体、室蘭の個体、その他の個体が全て派生地が関東個体群かは分からない。下手したらニホンヒキガエルがいたっておかしくないかも知れない。

アズマヒキガエル
Eastern-Japanese Common Toad

いっぱいいて、写真撮るにはとても嬉しいけど、複雑な気持ち。

アズマヒキガエル
Eastern-Japanese Common Toad

びろびろ~っと伸びた独特のヒキガエルの卵。聞取りをしてみると結構あちこちで長い卵を見たよと言う話を聞くのだけど、エゾサンショウウオのでろんと伸びた卵嚢を見ているような雰囲気の話もあるので、(枝に産み付けられてたって話があるので)聞取りではなにか証拠付けると言う作業は難しいよね。

あ、次の写真はカエルが喰われた跡なので、ダメな人はささっと飛ばしてください。

アズマヒキガエル
Eastern-Japanese Common Toad

こちらのカラスは既にヒキガエルを学習している。背中に毒腺があるので、ひっくり返して腹から内臓だけ食べている。これと同じような話を八重山で聞いたよ。カンムリワシがオオヒキガエルをひっくり返して食べてるところを見たって話。

でも。つまりはそのカラスにしろカンムリワシにしろ、一度ひどい目にあったってことだよね。学習ってそういうものだよね。だからひどい目にあったことのない動物は、ヒキガエルを食べてひどい目に遭うということは今後もあるかもしれないね。

ハンミョウsp.
Tiger beetle sp.

気がついたらまた難しい話になってる。。。まあ、考えてみてよ。私も考えていくから。

ミシシッピアカミミガメ
Common slider

カメも、もともとは北海道にはいなかったらしいんだ。かなりの寒冷地でも冬は越せるようなんだけど、卵産んで増えてるのかはよくわからないようだね。

小亀がいても産まれた、って可能性もあるけど、小亀が捨てられたって可能性の方が高そうだし。

ギョウジャニンニク
Victory onion

花壇のやつだけど、ギョウジャニンニクの花が咲いてて、
ちょっと感動したので写真撮ってしまった。

カワトンボ sp.
Dragonfly sp.

カワトンボの仲間だけど、なにやら分類が複雑怪奇な様子だったと思うので
種判別はしなかったよ。さて、5月末に水が入ったばかりの田んぼに行ってみる。

ウマビル
Leech sp.

トウキョウダルマガエル(移入種)を探していたら、これがトウキョウダルマガエルに見えた。。。ウマビル、鮮やかな色だけどね。吸血は…しないらしいが、ネット情報なのでよくわからん。

トウキョウダルマガエル
Daruma pond frog

まぁ、似てるっちゃ似てるよね。トウキョウダルマガエルとウマビル。。

自分、カエルについての細かな識別は難しくてよくわからない。トノサマガエルとトウキョウダルマガエルの違いを1個体だけ見て確認することはできない。何匹か捕まえて、わかりやすい個体がいて、それがようやくそれらしいとわかったのでひとまずトウキョウダルマガエルにしている。文献漁って、生息地がわかって探しているから、間違いはないんじゃないかと思うけどそれでも難しい。

北海道にはトウキョウダルマガエルもトノサマガエルも両方生息している。今のところ、重なり合う生息地は無いのかもしれないけれど、このまま広がればおそろしくややこしい事になるかもしれない。私、声で聞き分けるのも多分できない。

トウキョウダルマガエル
Daruma pond frog

子孫を残そうと頑張っているのだけど、、ね

ニホンアマガエル
Japanese tree frog

在来種のニホンアマガエル。(在来種と言っても、いつからが在来なんだ?)こちらはまだシーズンが早いせいか、鳴いてるけどあまり表に出てきていない。蛙って、鳴いてるとこ撮りやすい時期があるんだけど産卵最盛期にはオスも一生懸命になっちゃって「余裕がない感じ」になってくる。その時が狙い目。この写真も一応鳴いてはいるんだけど、見づらいね。。

ツチガエル
Wrinkled Frog

一部ではおなじみのツチガエル。道産子だけど、外の子のようです。

ミズカマキリ
Water stick insect

複雑な気持ちばかりが続くわけでもなく、ときどきこうして普段見ない生き物に出会えるから夜の生き物探しは面白いね。ミズカマキリなんて20年ぶりくらいかな…。

ジムグリ
Japanese forest rat-snake

そうそう、それで!ようやくヘビの季節なわけです。とても久しぶりでやっぱり感動ひとしお。でも、おちびさんは撮りにくいです。靴と大きさ比較したら小ささわかります?

エゾサンショウウオ
Ezo salamander

エゾサンショウウオも部分的には上陸(変態)を果たしているね。私は幼生フォルムよりも成体フォルムの方が好き。あまり目にできないからだと思うんだけど。

エゾサンショウウオ
Ezo salamander

同時発見した個体でヤラセ。
エゾサンショウウオの亜成体は斑紋の変異が激しいね。

アオダイショウ
Japanese rat-snake

いーい瞬間。内心どうかはわからないけど、とりあえずリラックス姿勢。そしていた状況そのままの姿。理想的。

でも発見したのは、その日一緒に行動してくれたZさん。自分ひとりじゃこの状況で見れなかったなあ。ありがとう。

アオダイショウ
Japanese rat-snake

捕まえればもちろん怒る方もいらっしゃるわけで、この方には右手に有難い勲章を2つ頂きました。ちゃんと消毒しないとね。大きなアオダイショウは油断できないなあ。

アオダイショウ
Japanese rat-snake

日当たりの場所が悪くてボツにした写真。嫌いじゃないんだけど、やっぱり用途には向かない写真だもんね。

ヨツボシヒラタシデムシ
Carrion beetle sp.

真っ黒のオオヒラタシデムシ?はいっぱい見るけど、このヨツボシさんを見ると結構お得感があるなぁ。今日までヨツボシをヨツモンと勘違いしてました。。。

シマヘビ
Japanese four-lined snake

かなり標準のシマヘビ。北海道でこのかなり標準を見つけるとテンションあがるのは私だけでしょうか。。私はムギワラの呪いにかかってて、カラスや標準をあまり見つけられないのです。

シマヘビ幼蛇
Japanese four-lined snake

この状態でしばらく動かなかったんだ。擬死?威嚇??動かなさ程度は擬死っぽかったんだけど。

トノサマガエル
Black-spotted Pond Frog

さんざん話題に出たけど、ようやくトノサマガエル。トノサマガエルっぽいトノサマガエルのためのトノサマガエル。

クサガメ
Chinese three-keeled pond turtle

移入種も撮るから、クサガメも撮ったけど…。あからさまな捨て亀。甲羅がイビツ。。いい加減にお池にカメを放してやる(≒捨てる)のはやめようよ!

ニホンカナヘビ
Japanese Grass Lizard

最後は在来種で締め。ニホンカナヘビ、ようやく撮れました。ニホントカゲとはかなりしっかり棲み分けをしてるので、同時に見かける事はほとんどないような気がします。


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Impression II

Haliaeetus albicilla
White-tailed eagle
尾白鷲(おじろわし)

Photograph by Baikada (ばいかだ)
*CANON EOS 1D MK III*

 

オジロワシに私たちが感じるもの。
大きさ、力強さに圧倒される。
The White-tailed eagle give us the impression that is large and strong.

近くで見れば、ほとんどの人が圧倒される。
The almost people are surprised by the great existence.

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Haliaeetus albicilla
White-tailed eagle
尾白鷲(おじろわし)

Photograph by Baikada (ばいかだ)
*CANON EOS 1D MK III*

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ゴマフアザラシでさえも圧倒され、つい振り向いてしまう。
Even the adult Spotted seal (Phoca largha) is surprised by the size of White-tailed eagle, and look back his shoulder.

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Winter travel in Okhotsk 2010 part 3/3

I wanted to meet many seals, but there were a lot of seals. It was regrettable situation. However I sensed cold atmosphere of Okhotsk, and I felt comfortable. There was a big earthquake then in the Republic of Chile. Because a tsunami warning was announced, I had to leave the sea.

オジロワシ
White tailed eagle

オジロワシやオオワシは結構たくさんいるのだけど、写真を撮ってみると、やっつけで撮ってしまったような写真が多くなってしまう。個体そのものには迫力が十分にあるのだけど、なかなか難しい。船で流氷帯に漕ぎ出したい。けど寒い船には耐えられそうにもないな~(苦笑)

アザラシ
Seal

網走の港に帰り際に寄ると、再びアバラシ(網走のアザラシの意)を見つけた。今回の記事、part1/3とほぼ同じ場所にいて遠い…。しかしこの時の姿を見たとき、体がちょっと長く大きく感じたのでちょっとだけアゴヒゲアザラシを期待してしまった。

でもやっぱり

ゴマフアザラシ
Spotted seal

正体はゴマフアザラシだったね。遠いもんだからいろいろ考えて、立ち入り可能な場所で最も近いところから撮ったけど、ゴマフアザラシもちゃんと間合いを考えているね。写真は悔しいけど拡大してトリミングしたものですよ。ノートリミングでここまで近づいたらお互い緊張したかもね~。

それでもやっぱりたくさんのアザラシがくつろいでいるところが見たい!と以前、多数のアザラシがくつろいでた岩礁帯の方に行ってみた。しかし、、、岩の上にはどっちゃりと雪が積もっており今年は全く利用していない模様…。まあ、そんな時もあるさね。

いつもずっといたら、人間との軋轢も生まれてしまうからね。いるとき、いないときがあるからフィールドは面白いのさ。…と悟りを開いたようなことを言ってはみたものの、少しくらいいないもんかね、と海面を探してみる。

ここで携帯にメールが入ったんだけど、
「チリで大地震があって、津波がそろそろ到達の模様」

…ぬなっっ!!

今回は体調考えてホテルに1泊したので、チリで地震があったのは知っていたのだけど、こんな警報レベルの津波が向かってきているとは。携帯なかったら、知らずに海にいたかも知れない。

そもそも、もっと若い頃だったら車中泊しただろうからもっと危なかったかも知れないね。気をつけ無くては。

ゴマフアザラシ
Spotted seal

結局この岩礁帯ちかくでプカプカしているゴマフアザラシを点のような状態で見つけ、ひとまず満足感を得て海を離れることにした。

氷瀑?
Icefall?

この岩礁帯に向かうのは意外に難儀な場所なので、地形がかなり険しい。ふと海から目を離すと、大きな凍った滝のようなものがあった。

氷瀑?
Icefall?

滝だったら、氷瀑で間違いないんだけど、ここ、普段水流れてる場所なのかな…。滝つぼに当たる場所には全く水の痕跡がないし
どうも普通の氷瀑とは違う。周りにはこれと似たようなやつで黄ばんだ氷瀑?もあった。これはたぶん、積もった雪が融けて流れ出し、それがまた再び凍ってできてるんじゃないかなあ…。夏になったら水はなさそうな感じでした。

もし、それで正解なら、これは「氷瀑」ではなくてなんて言えば良いんだろうね?

キノコ(カワラタケ系なのかなあ)
Fungus sp.

流氷きたり、氷瀑もどきも出来るほど寒いところなんだけど、
キノコが生えてた。

このキノコの系統にはガリガリに硬いやつが多いんだけど、これはなんだかフニャッとしてた。うーん、硬さで言えば低反発性のマクラくらい?普段なら、「ふーん」で済ませてしまうんだけど、この寒さで凍らないフニャッとしたキノコ。なんだか不思議。

極寒地の爬虫類や両生類は血液が凍らないようにグリセリンが含まれるんだってね。このキノコもそんな仕組みあるんだろうかね。なんだか、こんな感じでゆるゆる、のろのろと楽しい旅になりました。冬のオホーツクは良いところです。


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Winter travel in Okhotsk 2010 part 2/3

Many gulls come to Okhotsk area. But my  ability of distinction as gulls is not good. I took many gull’s photo, but I don’t know these name. Many Hokkaido Sika Deer are crowded in peninsula of Shiretoko.

たぶんシロカモメ
Glaucous Gull ?

オホーツク地方には冬、色々な種類のカモメが来ます。しかし、残念ながら私にはそれらの細かい種同定が出来きれません。シロカモメの系列は成鳥になると翼の上面がグレーになってしまうのですが、幼鳥時代はこのように白い状態になります。

漁港も冬はあまり活性がないので、カモメもわんさかいるという状態ではないのですが、どの漁港覗いても何かしらのカモメが入っています。あんまり逃げないので、ゆっくり見ることが出来る鳥ではあるのですが、種類の見極めが難しいものが多いです。

たぶんシロカモメ
Glaucous Gull ?

奥もたぶんシロカモメ(成鳥)。手前もたぶんシロカモメ(幼鳥)。普通は体格もあまり変わらない大きさになるのだけど、個体差とか、亜種とかでなんだか別の種類に見えてきます。

まあ詳しくないので、あれこれ言うと間違うのでこのへんでやめときましょう(^^;。

エゾシカ
Hokkaido Sika Deer

港にね、冷凍の魚が落ちてるんだと思ったのよ。でもよく見たら、エゾシカの足だよね。カソク。ブタの足が豚足なら、シカの足は鹿足だよね。おそらくは、キツネとかワシとか死体回収業の方々の仕業だと思うけどまあ、びっくりしたわ。

しかし、見れば見るほど肉のない場所だね。だから捨ててったのかな。

エゾシカ
Hokkaido Shika deer

知床もだいぶ先の方までやってくると一気にシカの数が増えるんだ。それとあまり人間を恐れない。春先は、雪が道路周りから溶けるので土がまず露出するのは道路周り。(除雪具合にもよるけど)ここに鹿が大挙して押し寄せるので、ものすごく衝突事故を起こしそうで恐い。

知床は鹿猟が出来ないところなので、鹿もそれを知ってか、冬の猟期にはこのエリアに集まってくるようです。

エゾシカ
Hokkaido Shika deer

細かくて申し訳ないけど、さっきの写真をヒキ気味で撮るとこういう状態に。鹿だらけ。エゾシカの扱いで北海道と環境省が意見対立させてたようだね。身近で見てるとやっぱり「食害」や「踏みならしの害」というのは相当なものだと感じてはいます。保護、駆除、どちらにしても人間が個体数をコントロールする事になる。

保護も駆除も、いつまで続けて行くことになるんだろうと途方にくれる。(でも他の生き物を導入もしくは再導入して、駆除するというのはよくないと思います)

手塚治虫のブラックジャックの本間先生の一言がなんだか思い出されます。(動物を対象にした言葉じゃないけど)

人間が生き物の生き死にを自由にしようなんて
おこがましいとは思わんかね?

獣医として、害獣対策の仕事にも関わったものとして、環境対策の仕事にも関わったものとして、外来種対策の仕事にも関わったものとして、こういう事は割り切らなきゃいけないのではないかと思うけど、まあ、麻痺するよりはましかなと思う。

人間という動物が生きて行く上で、犠牲になる生物はたくさんいます。そこに意識を持って生きていないと、保護にしても駆除にしてもなにかが台無しになっている気がします。

疑問は常に持たないと。

オオワシ
Steller’s sea eagle

難しい話をしたけどね、単純に私は野生動物があるべき野生にいることが美しいと思うんだ。

オオワシの飛翔、下から見るとあんまり美しくない(個人的感想)けど横から見た時のこの美しさと言ったら!白と黒のメリハリにワンポイントの黄色。良いデザインだねえ。

エゾシカ
Hokkaido Shika deer

まぁ、なんというか、テレビで議論されているのを見ながらあーだこーだ思うよりも。

エゾシカ
Hokkaido Shika deer

ちゃんと自分の目で動物を見にいって、自分の意見を考えて欲しいと思うんだ。それが間違っている、正しいというレベルの議論で終わらせないように。(part3/3に続く)


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