Spring will come soon.

Snow is melting in hokkaido. Summer birds come hokkaido now, and salamander lays eggs ! Spring will come soon.

雪の蜘蛛の巣
Snow web.

更新する日常に疲れて、しばらく更新しない日常を過ごしていたが適度に更新する日常を目指したい。その間、数回フィールドには出ていた。

道央では雪がガッツリ融けて、一部では地面も見え始めている。こうなってくるとたくさんの春の空気を感ずるようになってくる。数日の天気の動きで、春になったり、冬に逆戻りしたり。いま住んでいるところは、ドカ雪が降っては融けの繰り返し。ここの春はもう少し時間かかるかな?

ヒバリ
Skylark

ヒバリのさえずりももうすぐ、あちこちで聞けるようになるんじゃないかな。でも久しぶりに見るこのヒバリ、現場では鳴いていなかったので正直、ヒバリなのかよくわからなかった。ヒバリを見るのにいかに冠羽に頼っているか、鳴き声に頼っているか。総合的に見なきゃいけないのに、だめですねえ。視野が狭い。。。

クロカワゲラsp.
Stonfly sp.

雪が残っているところでも、ユスリカやこれらのカワゲラ、小さな蜘蛛など動き出している。何も無い雪原をウロウロしてるように見えるが、なにか目的があって動いてるんだろうし、季節を早く動くことは外敵に繁殖を邪魔されない都合の良さもあるんだろうな。

クモガタガガンボやセッケイカワゲラはもう終わっちゃったかな?

アマヒトリ
Moth sp.

雪上を歩くアマヒトリの幼虫。知人にこの幼虫が春先に雪の上を歩いているのを教えてもらってからは結構目に付く存在になってきた。確かに、この時期に雪の上を歩いている姿はよく見る。

しかし、幼虫が雪の上を歩くメリットってなんだろう?不思議だ…。(雪の下にある植物を求めて徘徊してるのかなあ)

フキノトウ
Butterbur sp.

家の周りの、温泉湧いてるところのそばでは、フキノトウが顔を出し始めている。春一番最初に目にする機会が多い植物。その後、フクジュソウやスプリングエフェメラルが多くなる。植物はこの時期が一番好きだな。

スプリングエフェメラル(Spring ephemeral)は春に花をつけて、夏は葉っぱだけ、それですぐ根っこだけになってしまう植物のことらしい。これも植物の生き残る戦略だね。(夏は木々の葉で光合成を妨げられるし…)

スプリングエフェメラルという言葉を、去年あたりに知ったので
この言葉を使ってみたい盛りなんです。お許しくださいまし。

エゾサンショウウオ卵嚢
Egg of Ezo salamander

写真中央のモヤッとしたもの、エゾサンショウウオの卵嚢2組。今年初のエゾサンショウウオ産卵確認です(3/30)。いつもこのあたりを境に、テンションと元気は上がってくるのですが、来るべき秋冬の低調期に備えて、無理な計画はしないように心がけたい。

体調が良くなると、なんでもできるような気になってくる。そういう時に、少し先の時期まで予定を入れてしまう。一種の躁状態だと思うんだけど、先まで入れた予定の時期に鬱状態に戻ってしまうと、仕事が出来なく(進まなく)なる。こうなると自分も苦しいが、人様にも迷惑をかけてしまう。

治したいとはずっと思っているけど、いつ治るか分からないし、治らないかも知れない。でも、自覚しつつ薬さえ飲んでいれば、
人並みとは言えないが、何かをすることは出来る。
何とか生きていく事はできる。ガンガン進んで行く生き方は諦めたけど、後ろを向かず、少しでも前へにじり寄る生き方をしたい。昨年度は比較的いい冬を過ごすことが出来たので、こういう生活、うまく進めていきたいね。

でも、春。テンション上がるなあ(^^)


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Leaf and frog

Rana narina
Okinawa tip-nosed frog
鼻先蛙(ハナサキガエル)

Photograph by Baikada (ばいかだ)
*CANON EOS 1D MK III*

葉とカエルは相性がいい。
葉っぱを傘代わりにしているカエルのイメージ、簡単に湧くよね?
そういう象徴化されている絵をよく見かける。
The frog is congenial to a leaf. Are you easy to image “a frog to use a leaf for as an umbrella” ? I see pictures done such a symbolization of well.

写真撮っているときは、背景に気付かないこともある。
特に夜の撮影の時は背景にはほとんど気が行かない。
この時もハナサキガエル以外は目に入っていなかったと思う。
When the photograph is taken, I do not occasionally notice the background. Especially at night, I am not considerate in the background at the time of taking a picture almost. I do not think that I caught my eye excluding the frog at this time.

背景に気づいてしまうと、構図を考えたりし始めて
なんだか凝り固まった写真になってしまうことも。
この写真は偶然性がとても高いけど、気に入っている写真です。
When I notice the background, I begin to think about the composition. Then, the photograph that I take often becomes an awkward photograph. I like it though the contingency of this photograph is high.

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Hip

Hyla japonica
Japanese tree frog
日本雨蛙(ニホンアマガエル)

Photograph by Baikada (ばいかだ)
*CANON EOS 1D MK III*

カエルはお尻が一番かわいいと思う。
I think that frog’s loveliest point is hips.

カエルはお尻が一番かわいいと思う?
Do you think that frog’s loveliest point is hips ?

カエルはお尻が一番かわいいと思う。
I think that frog’s loveliest point is hips.

向こうを向いていなければ、振りカエルこともない。
If I murmur 3 times, someone will surely notice charm.

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Japan snake center

I went to see my son’s athletic meet. It went out to Japan snake center by my son’s request. Various snakes have been exhibited there. However, we can see the wild animal plenty, too.

ニホンアマガエル
Japanese tree frog

子どもの運動会を観に本州へ行ってきた。運動会もお天気良く、代休を使って子どものリクエストでジャパンスネークセンターに行ってきた。ジャパンスネークセンターはいろんな地域のヘビを展示もしているが、意外と園内でも野生の爬虫類や両生類を見かけることがある。今回はそれをアップしていきます。

最初に載せた写真は、ニホンアマガエルの白っぽいやつ。目の瞳孔は黒いので、いわゆるアルビノというわけではないが、緑も黄色も青もほとんどなく、不思議な個体だった。時間を置いたりすると色も変わってきそうだけどね。

ヤマカガシ
Tiger keel back

白蛇観音という像が園内にはあって、
その周囲を浅い池が囲むんだけど、そこにヤマカガシが。

北海道にはいない、ヘビにまずは出会えてとても嬉しい。
ヤマカガシはこの金魚を狙っていたのかな?
(ヤマカガシは結構器用に魚類も食べます)

なんとこの日、ヤマカガシの当たり日だったらしく、
5匹も見ることができました。

ヒバカリ
Japanese keelback

ちょっと湿った風のする方に向かうと、ヒバカリにも会えた。
ヒバカリも北海道にはいない、自分的大歓迎種。地味で小さな好きな蛇で多くの個体は触っても咬みつくことは無いのだけれど、私はこういう、「大人しい」とされる種によく咬まれる。しかも執拗に。

ヒバカリ
Japanese keelback

きっと嫌な臭いか、食べれそうな匂いが出ているのだろう。普通の攻撃の咬みではなく、むしろ「食べる」「痛めつける」咬みです。ヒバカリなんて言われ、「咬まれれば命はその日ばかりの毒蛇」などと昔は言われることもあったようだが、咬まれても無害です。少なくとも人間には。

敢えて無毒とは言わない。

ヤマカガシは1970年代に強い毒があることがつきとめられた。人が死に至ることも十分にある毒。デュベルノイ腺というところから分泌される毒が、奥の少し長い牙を通して体に打ち込まれる。奥歯だけに、毒が入るのはごく稀だが、毒が入ればただ事では済まない。

そしてガラスヒバァというヘビにも毒があることが分かっている。ヤマカガシと同じく、デュベルノイ腺というところから毒を分泌し奥歯の長い牙(後牙)を通してじわじわと毒が入る構造。しかし人間に対しての健康被害は全く報告されていない。

ガラスヒバァというヘビは、ヒバカリと同じ属、Amphiesma属に所属している。だから、ヒバカリもガラスヒバァとよく構造が似ている。(追記2018:Amphesma属からHebius属になりました)

ヒバカリ
Japanese keel back

見づらいけれども、ヤマカガシの奥歯と同じく、ヒバカリにも長い奥歯がある。だから、ヘビにはなるべく咬まれない方が良い。(咬まれたかったわけではなかったのだけれども…)

※ややこしいことを書いておりましたが、現在のところ、ヒバカリでは有毒の報告はありません。

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17

I found a cast-off skin of snake that is queuing up scale by 17 rows. In Hokkaido, 17 rows snake is only Oriental odd-tooth snake. But that cast-off skin is the latter half of the body. This is not Oriental odd-tooth snake.

サッポロマイマイ
Snail sp.

Zさん案内で、恵庭や北広島をフィールドした。私は北海道でフィールドを続けているが、正直道央では土地勘がない。札幌南部を少しずつ広げているが、今回恵庭や北広島エリアを案内して頂く機会に恵まれ、2日に渡ってフィールドしてきた。(Zさん、ありがとうございました)
最近は良く岩場を歩き回るのだが、岩場陰にはこうしたマイマイがよく見られる。普段はこういうところに隠れているんだね。

ニホンカナヘビ
Japanese Grass Lizard

今回は曇っていて日差しが無かったのだが、その状況でもニホンカナヘビやニホントカゲを多数見ることができた。北海道のシロマダラがこれらを食べているとすれば、このあたりは餌資源的に恵まれた環境と言えるでしょう。

スジコガネ
Beetle sp.

コガネムシ系がいろいろいるのだが、時々ど忘れした種類や全くわからない種類がいる。コンパクトデジカメを持つようになってから、こうしたものも検索用に撮影する癖がついてきた。写真の数は増えてしまうけど、間違って覚えたり個体の衰弱など考えずにゆっくり調べられるのはとてもいい。

ジムグリ
Japanese forest ratsnake

16℃だろうが、日差しが無かろうが、あまりお構いなしに出てきてくれるのはやっぱりジムグリだ。ジムグリはむしろ高温や強い日差しは好まないような印象がある。春~初夏と秋にはちょこちょこ見かける。対してアオダイショウは比較的高温を好む気がする。幼蛇は、これからの季節もよく見かけるのだが、成蛇はやや目にする機会が秋には少なくなる気がする(北海道では)。シマヘビは温度にかかわらず、日なた大好き。

今回も曇りの12~21℃という条件ではジムグリ生1、死1。シマヘビ生1、アオダイショウとシマヘビの抜け殻多数。という結果だった。

体鱗17列の抜け殻
Casting-off skin of snake that is queuing up scale by 17 rows

そんな中で部分的な抜け殻だけど、このちぎれた体鱗を数えると多くの部分で17列だった。17列と言えばシロマダラなのだが、どう考えても大きい。太い。
しかもほぼすべての鱗にキールが見られる。シロマダラとは考えにくく、シマヘビ(体鱗19)の奇形かなと思っていたが、ヘビの研究をしている方に アオダイショウの可能性も指摘されました。アオダイショウの体の後半部では体鱗17の部分が結構あるという。

千切れた部分を胴の中央と考えればシマヘビが妥当だったが、まだまだ後半部分だと考えればかなり大型のアオダイショウなら説明がつくし、一番自然かもしれない。結局種同定は不可。

とにかく、自分の中ではシロマダラの可能性はほぼゼロに落ち着いた。

トノサマガエル
Black-spotted Pond Frog

恵庭市の区域でも、徐々にトノサマガエルは広がりつつある。現在はまだものすごい広域ではないが、4市町村にわたる分布。この場所では、田んぼの水をすでに抜いて、収穫に備えていたが、水がないにもかかわらず、中型の今年上陸したようなトノサマガエルがわんさかいた。

トノサマガエルは北海道にはもともと分布していませんでした。

そのため、アマガエルなどの競合種を駆逐する可能性、餌となる昆虫への影響、カエルの伝染病の媒介者となる可能性など様々な心配すべき点があります。彼らは悪者ではないのですが、いろいろな問題が起こる可能性があるということをいろんな人に知っておいてもらいたいものです。

そして、反省すべき点は、意図的であったとしても、非意図的であったとしても人間活動がこうした外来動物を作り出してしまっているということだと思います。

カブトムシ
Japanese rhinoceros beetle

このカブトムシも然り。

引用文献としては何の本か忘れてしまったのですが、カブトムシについては、一部混乱があるので少しメモしておきます。北海道にはもともと種としての「カブトムシ」はいませんでした。それにもかかわらず、北海道の文化史等を覗き込むと北海道にはカブトムシがいるという記述が散見されるようです。しかし、これは昔の北海道の人がクワガタのことをカブトムシと呼んでいたためだとのこと。確かに武将のかぶる兜をイメージするとクワガタ型のものも簡単に想像できます。

だから、クワガタがカブトムシと呼ばれていたのであって、種であるカブトムシが昔から北海道にいたわけではない。という説があるようです。

分布状況など考えると、あながち間違っているとは思えない気がします。

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Secret hot spring

I went for a trip of search for Japanese odd-tooth snake of 500km. However, Japanese odd-tooth snake was not found. I found the toad which cannot have inhabited in Hokkaido instead.

アオダイショウの抜け殻
Japanese ratsnake

石狩で昨年見つかったシロマダラだが、その現場付近のフィールドをしたことがなかったので環境を見に行ってきました。

気温は低くて全く期待できなかったのだけど、意外に多様な環境があって、ラインセンサスを続けたら面白そうな場所が4か所ほどあった。その中の一つで見つけた、アオダイショウの抜け殻。道路で、風にも飛ばされず夜に抜け殻を発見する確率は生体を見つけるより難しいんじゃないか?

しかしそんなことなら生体の方を見たい…。

アズマヒキガエル(おそらく)
Toad sp.

フィールドの出だし、石狩の南西部で嫌のものを見つけた。画像も一部自粛してあるが、農道でカエルが轢かれていた。轢かれガエル(某千石S一氏受け売り)。轢かれていなければそのまま観察したりもしなかったのだが、轢かれていたので確認してしまった。

イボイボ…。ヒキガエルだ。。。ヒキガエルの轢かれガエルだ…(某千石…)

北海道にはヒキガエルはもともと生息していない。2004年発表の北海道ブルーリスト(外来動物リスト)でも国内移入種として扱われ、函館や旭川での記録があります。

ブルーリストの文献探しを今は仕事にしていますが、ヒキガエルはあちらこちらに広がりつつあります。そんな中でも石狩での文献は見つけられていなかったので、標本として保存することにしました。

標本にするにもホルマリンもアルコールも持っていませんがな。しかももう夜なかでドラッグストアも開いてないがな。しかも明日の夜までフィールドの予定でんがな。仕方なく、コンビニでワンカップの焼酎を購入。

アルコール度数本当は70%必要だけど、とりあえずワンカップの20%でも腐敗防止にはなるだろう。ということで、ヒキガエルの焼酎漬けを作った。これを車内に置いておくと、アルコールが臭い出してもしかしたら警察に捕まるかもしれない。

ということで、柿ピーも買ってチャック付きのプラ袋も入手。ワンカップ瓶をチャック付きのプラ袋で密封した。この標本は後日酪農大学に置いてこさせてもらいました。

ガムシsp.
Water scavenger beetle

札幌に比べてとても昆虫が多い。

これ、ゴキブリかと思った。次にゲンゴロウかと思った。だけど脚がひれ状じゃないのでガムシだとわかった。結構りっぱなサイズ。周りにはカブトムシもいっぱいで、困ったもんだ。カブトムシも北海道では移入種。

マイマイガsp.
Gypsy moth sp.

uoooooooooooooo

電柱がガだらけだ。死ぬかと思ったが、この光景は残さねばならんと思って写真を撮ったが、ビビりながら撮ったので適当な写真になってしまった。マイマイガの仲間だと思う。

この地域はアイヌ語で「ヘビの多いところ」という場所なのだけど確かに環境はヘビたくさんいそうだった。だけどガがいっぱいいた。

秘湯
Hot spring

札幌から石狩経由で増毛まで行き、そして一気に日本海側に沿って小樽、余市。そこから積丹半島を横断して神恵内村を経由して岩内まで行った。この温泉は岩内の温泉。山の中にあるんだけど、そこに向かう道が今回のフィールドの林道のどれよりも厳しかった!

昨夜からだいぶ体が汚れたもんで湯で流させてもらった。露天では足湯みたいに浸かって、運転続きだった足が気持ち良かった。

シマヘビ
Japanese four lined ratsnake

温泉と言えばヘビなわけだが、ここも例外ではない。しかし残念ながら第1発見は死骸でした。しかも自分には遭遇率の低いカラスタイプ。これは残念じゃった。

ニホントカゲ
Japanese skink
ヒガシニホントカゲ(2012)
Eastern Japanese skink (2012)

温泉と川と開け気味の草地があればヒガシニホントカゲは非常に多い。めっさでかいのに、縞々個体もいて、ちょっと興奮した。さすがに尾のブルーは全くなくなっていたけど。♀なのかなあ。

あ、写真は別個体の幼体ね。

アオダイショウ
Japanese ratsanke

っと、やっと生きた蛇を見つけた。穴からアオダイショウが顔を出している。かなり色の綺麗な奴だね。だけど、穴に入っている限りはこちらから手を出しにくい。全身を拝んで写真を撮りたいのだけど。こちらが少しでも動くと穴に引っ込んでしまう。それを5回ほど繰り返したので、

「この穴はどん詰まりで、他に逃げ道はないな…」

と判断して少し穴を掘ってアオダイショウを捕まえようとした。しかし。
掘ってみたらネズミ穴のように穴の中は逃げ道満載だった。見事に逃げられてしまった。痛恨の判断ミス。

それを最後に、札幌に戻って行きました。24時間、総移動距離500kmでした。

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Research

I investigated the salamander around Kitami City. Because they were investigations such as Rana virus and chytrid fungus, I captured the individual. As for the individual in the photograph, the mandible turned red. And, he was not able to keep the physique normal. Though an unpleasant result only has not to come out.

エゾサンショウウオ
Ezo salamander

帯広でアカミミガメの話などを聞いた後、北見市周辺でサンショウウオの調査をした。Rana virusやツボカビなどの調査なので、個体を確保した。写真の個体は顎が発赤していて、体位を正常に保てなかった。嫌な結果が出なければいいのだけど。

もう一つの可能性、捕まえるときに傷つけてしまった可能性。(優しく扱ったつもりだったのだけど…)そっちだとしても気分はブルーだのう。。。

(2009.09.19追記:ラナウイルス・及びツボカビの検査結果が届いて、どちらも陰性と言うことがわかりました。)

ヘビの抜け殻
Cast skin of a snake

以前のヘビ天国で散策。だけど見つかるのは抜け殻ばっかりで生きてる蛇はみつからんのう。。。ちなみに抜け殻はシマヘビとアオダイショウ。生乾きで臭かった…。

トリカブトsp.
Aconite sp.

蛇探しても出てきてくれないので、そこから山へ。8月の初めだったのだけど、もうトリカブト類が咲いてる。しかもこんなに花が上向いて開いてるトリカブトは初めて見たなあ。そういえば、今年はレイジンソウspをみなかったな。あれを綺麗に撮りたいなあ。(花は綺麗だと思うんだけど、なんだか汚いかたちになっちゃうんだよね)


?

北見の常盤公園に来た。数年前のフリーペーパー的新聞でアカミミガメの越冬がささやかれた池だ。池に行ってみると網が結構設置してあった。

とある大学が個体調査始めたみたいだね。網に入っていたのはアカミミガメ3匹。(原図を拡大するとなんとか3匹わかるけどここに載せたのでは無理っぽいね)

アカミミガメは、北見のような極寒の冬も越冬している可能性もある。でも道内では越冬失敗して死ぬカメも多いようなので、もしかしたら、次から次へと放流しているたちの悪い人がいるのかもしれない。おそらくそれを調べるための個体調査なんじゃないかなと思う。(いずれ聞いてみたいと思う)

カメは北海道では元来生息していない。だけど、あちこちでこのアカミミガメやクサガメなどが見られたりする。卵は産むかもしれない。でも多くの場合は、温度が低いなどの理由で卵が孵らなかったりという障害があって、爆発的には増えないかもしれない。

しかし、捨てる人がいたり、越冬をする個体がいれば、ずっとカメはそこに存在してしまう。年々発見数は増え、範囲も広がりつつある現状があります。帰化(外来種が繁殖して定着する)でなくても、単純に越冬するだけで、環境は変わってしまう可能性はある。

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Baikada with baikada

I was able to come across the snake which wanted to encounter. She is quiet, but it is a pretty, thin snake. Her species name is Sakishima wolf snake.

イシガキモリバッタ
Locust sp.
イシガケチョウ

ざっと雨が降った。そして夜には上がってくれた。一気に湿度が上がり、だけど雨の降っていない状況が出来上がった。

クロイワオオケマイマイ
Snail sp.

気温は高くなく、風が強いが比較的チャンスな感じの天気でした。

オカタニシsp.
Mud snail sp.

アオミオカタニシは見つけられないのだけど、
なんだか奇抜なオカタニシは見つけた。

この外套膜(殻)の模様、かっこいい!!

オオゲジ?
House centipede sp.

オオゲジも結構いるんだけど、周りが濡れているせいかあまり表には出ていない。ちょっとほっとする。この写真の個体はオオゲジの幼体なのか、別種なのかわからないけどオレンジの斑紋が思いのほか綺麗だった。

オオゲジが動く様を真横から見ると、やっぱり浮いているように見える。。素晴らしいサスペンションですな。

さて主眼のヘビの方はと言いますと。。。サキシマハブを5個体見てヨロコビ、悶え。

サキシマハブ
Sakishima habu

やはり天気のせいかサキシマハブはいたるところに。見つかっても急いで逃げ出さないゆるい蛇だ。毒蛇だからかもしれないけども。。。しばらく乾燥してたから、あんまり餌にありつけなくて餌場に固執したんだろうかね。

そしてサキシマバイカダを10年ぶりくらいに見つけて跳ね上がる。

サキシマバイカダ
Sakishima wolf snake

道路を流していて、路上に光る長いものを発見。ほ…細いっ。

即、車を止めて飛び出していった。ブリッキーヌさんも一緒だったが、なんか笑ってた。(呆れてる?)すごいスピードだったらしい。やっぱり走る車から見てもサキシママダラとの識別は出来る。サキシマバイカダも路上ではゆるい。路上で意外とサキシママダラは素早い。

その後、案の定サキシママダラに逃亡され、さらにはサキシマアオヘビ現る。

サキシマアオヘビ
Sakishima green snake

だいぶ大きくなった個体だけど体に黒い小斑点が多い。意外と若いらしい。それにしてもサキシマバイカダもサキシマアオヘビもピタッと止まらないから写真が非常に撮りにくい。アオヘビはバイカダより始末が悪い。常にゆるゆる動くのだ。バイカダはコマ送りみたいな動きする瞬間狙えば何とかなるけど…。

ゆるゆるゆるゆるぅぅゥァ!!イライラする~っ。ピントが合わないのです。。。

本日最後のヘビは不明のヘビ。ホテルに戻る途中、探してもいないのに道路の端にちょろっといて取り逃がす。。。(形と色はイワサキセダカヘビかサキシマハブの赤型といったところ)

なんだかんだ言っても、サキシマバイカダは素晴らしい。サキシマバイカダとサキシマアオヘビは個体の図鑑的写真も多くないので昼にも撮りたかったので誘拐しました。でも夜の写真もいろいろ必要だし、撮っとけ撮っとけと、撮りまくりました。このシダに乗せた写真は、不安そうな顔してます。シダのような頼りない植物には普段乗らないのかもしれません。

サキシマバイカダ
Sakishima wolf snake

改めて惚れ直します。

サキシマバイカダ
Sakishima wolf snake

かわいらしいメスでした。

サキシマバイカダ
Sakishima wolf snake

上の写真の感じからみると明らかなメス。だけど

サキシマバイカダ
Sakishima wolf snake

こちらの写真だと、「一般のヘビ的」な雌雄鑑別ではむしろオス的な尾のつきかた。だけど、後にオオカミヘビ系に詳しいかたに伺うとバイカダのオスの場合、ヘミペニスがあるので「膨れている」くらいだという。

他の一般ヘビではメスがヘミペニスがないので尾はしぼむように細くなる。オスはヘミペニスがあるので尾はなだらかに細くなる。バイカダではメスはヘミペニスがないので尾は普通に細くなる。オスはヘミペニスがあるので尾の基部が膨れている。ということになるだろうね。

しかもこの個体をよーく観察してみると妊娠してるかもしれない様子でした。(懐中電灯で透かしたら、一部卵構造のようなものが見えた)体が細くて意外と透けないので、透かしまくってもその一瞬だけしか確認できませんでした。外観からはまだ目立って卵がある様子ではなく、触診もちょっと怖かったので、置いておきました。

さて、

タイワンサソリモドキ
Vinegaroon sp.

他の生き物たちに目を移すけどやっぱり節足動物が多いね。タイワンサソリモドキは常連だけど、なんかこう、奥ゆかしい紫色を撮りたいけど、なかなか上手くいかない。

タイワンクツワムシ
Grasshopper sp.

昨晩の巨大コロギス(後にヒノマルコロギスと判明)も威圧感満点だったけど、このバッタ系昆虫での私の天敵No.1はやっぱりこいつ。クツワムシ系だ。

昔、クツワムシを掴み、思いっきり咬まれ、ショックで驚いて握りつぶしてしまったというトラウマ。昆虫とは思えないほどの大音量の鳴き声。おおお、恐ろしい。なんと言う昆虫だ。

オオハナサキガエル
Large Tip-nosed Frog

本日もオオハナサキガエルはポコポコといる。だけど逆にコガタハナサキガエルを見掛けない。今回だけのふしぎな傾向。

そもそもオオハナサキガエルの方が広く分布してる感じで、渓流の少し離れた所でも見るイメージで、コガタハナサキガエルはほんと渓流わきでしか見ない。

オオハナサキガエル
Large Tip-nosed Frog

こんなに緑になっちゃっても同種と言う反則技。アマミハナサキガエルもハナサキガエルも緑になるけど、そういえばコガタハナサキガエルではまだ緑見たことないなあ。いるのかな?

タイワンオオムカデ
Centipede sp.

で、出たぁぁ…。の中大サイズのムカデ。ブリッキーヌさんと「でかい、でかいよね・・・」とおののきながら手と比較しながら撮影。ムカデも森で見る奴は静止してて撮りやすい。地面で這いまわってる奴を撮影するのは無理無理(--;

ヤエヤマアオガエル
Owston’s Green Tree Frog

カエル的一番うれしい種はこれだったかも。ヤエヤマアオガエルは時期を外れると目にするのは少ない。今回は種としてはヤエヤマアオガエルはたくさん見たんだけど上陸直後のチビ個体ばっかり。なんとなく消化不良なところでこの、スリムドカンの登場。アオガエルの仲間ではいちばん好みかも。

シュレーゲルアオガエルのようにモッタリでもなく、モリアオガエルのように節操無くでかいわけでもなく、オキナワアオガエルのように妙な平たい顔でもなく、、バランスいいんです。自分の好み的に。(カジカ系やアイフィンガーも嫌いじゃないけどやっぱり緑っていうのはいいよね)

サキシマヌマガエル
Sakishima Rice Frog

で、今回なかなか姿の見れなかったこいつも最後には現れて、
ひとまずカエル的満足。オオヒキガエルもたくさんいたのだけれども、個人的に美しさを感じないのと、あんまり触りたくないので写真は撮りませんでした。。

宿に戻った後、サキシマバイカダと一緒にお風呂に入りました。

サキシマバイカダ
Sakishima wolf snake

お湯に一緒に入ったわけじゃなくて、ユニットバスのとこで写真撮ったんです。

さて、翌日。フィールド出れるのも最終日。

サキシマバイカダでだいぶ満足してしまったけど、出来れば四珍には会っておきたい。四珍とは八重山の珍しいヘビ四選のことで、人によって出会いにくいヘビがいるため、四珍が人により違う。他の人の四珍ではサキシマアオヘビやサキシマバイカダも入るようだ。

私の四珍は
イワサキワモンベニヘビ
ヤエヤマタカチホヘビ
ヤエヤマヒバァ
イワサキセダカヘビ
です。

ヒバァは見かけることはあるけど、ほとんど撮影に至りません。逃走率が異様に高い。。

本日の動きですが、この旅で初めて昼に動きました。川平へ行って周辺でウミヘビでも…と思ったけど、それほどお天気も良くなく、「体力の限界っ…!」(千代の富士引退会見より)
も迫っていたので、大事を取ってドライブのみに留めました。

於茂登トンエルの前で道路工事をやってたんだけどその信号待ちの時に、横にほかされた哀れなサキシママダラだったものを見掛けた。

そういえばサキシママダラの写真をほとんど撮っていない。。それで、そのあとサキシマアオヘビとサキシマバイカダを伴って形態の写真を撮らせてもらおうと捕まえた場所に連れて行った。


サキシマバイカダ
Sakishima wolf snake

コミノクロツグのような芯のしっかりした植物では安心した足取り(足ないけど)を見せてくれました。外見的にヘビは…という方に、このアングルはいかがでしょう?

サキシマバイカダ
Sakishima wolf snake

ヘビと言うより、虫っぽい。イワサキセダカヘビが変態な顔つきと言われますが、このサキシマバイカダも変態な顔つきと言われればそうなような。

黒目がちな顔が可愛い!と思う方、実はサキシマバイカダは思いっきり羊の皮をかぶった狼ですぜ。本当の黒目は違うんだ。カラーコンタクト詐欺みたいなものですぜ。

そして夜。

今日は早く寝れそうです。お天気良すぎるから。この4日間、全て違う天気をあじわえました。乾燥した初日。海風と霧で湿度が上がったものの雨の降らない2日目。雨降ってウハウハの3日目。

本日は4日目。スカーっと晴れた夜になったのですが、放射冷却なのか、海風が冷たいのか、気温がぐんと下がって生き物の気配が全体的に薄かった。これはダメかもなー…。と別のポイントも行ってみました。(正確にはブリッキーヌさんの案内で連れてってもらいました)

天気は悪い(爬虫類的に)。それでもサキシマハブは現れてくれるいいやつだ。

そのポイントはオタマジャクシ大量生産場所だったのだけど、
そのオタマジャクシを狙ってか、サキシマハブが排水枡の前でおくつろぎでした。なんか、ハブだけど…。ヘビが見れると安心するなぁ。

サキシマアオヘビもあと十分早ければ生きていたころの君に会えたかもしれないのにね、ってのが落ちてました。

とにかく、ヒメアマガエルが多いところで

ヒメアマガエル
Ornate Narrow-Mouthed Frog

今まで行っていたポイントとは生物相が違うんだね。溢れださんばかりのオタマジャクシを狙いにサキシマハブも来てたし。ここならヤエヤマヒバァも探しやすいかなぁ…。と今後のフィールドにつなげるようなことも考えてみる。

オタマハンターなのか、別の水生昆虫狙いなのかわからないけど、こいつもたっぷりいた。

イシガキアオグロハシリグモ
Spider sp.

すっごい排水枡にたくさんいたけど…。全くいない排水枡もあった。オタマジャクシの数に比例してた。このクモも、いつものポイントでは見なかったなぁ。

沖縄のハシリグモと言うと渓流のイメージ強いんだけど(久米島でさんざんアオグロハシリグモと遭遇した)イシガキアオグロハシリグモは止水が好みなんですかね。いつもの渓流にはホソミアシダカグモ?ばっかりでした。

さて、4日間、いっしょにフィールドにつき合っていただいた
ブリッキーヌさんには大変感謝しています。お土産までいただいてしまいまして、何とお礼を言っていいやら。ありがとうございました!

今回の沖縄のフィールドはこれでおしまい。お疲れまさでした。

…余談…

結局あのあと、サキシマバイカダの雌雄の判別が自分ではつかなくなっちゃってオオカミヘビ系に詳しい方に相談したら、やっぱりメスで、やっぱり妊娠の線は濃い。という結論に。

サキシマバイカダの産卵については5月に6卵という記録が文献には残っているのですが、孵化期間などに関する記録はどうやら取られていないようです。おそらくはちゃんと孵化までさせている飼育した方もいると思うのですが。で、相談して、折角だから記録を取りましょうということになりこのサキシマバイカダは今、預かってもらって産卵を待っています。記録を取って、その記録は何らかの形で文献に乗せてもらえるようお互い出来ることをして出したいと思います。そしてその先は未定なのですが、生まれ来る子、そしてその母体を野生に戻すのか、生態をじっくり観察するのに手元に置いて観察、何かわかればまた文献を書いていくのか、いろいろ考えて相談して進めたいと思います。おりしも、ヘビの感染症らしきものも出てきており、(山口県の岩国のシロヘビが偽膜性腸炎で死亡している)カエルツボカビの時のように、一度捕まえて保管したものを野生に戻すべきでないという議論も出るかもしれないので、そのあたりもいろいろ考慮したいと思っています。

個人的には、数個体を手元に残して観察し、残りは健康上の問題のないことを確認したうえでいずれ捕まえたところに返してあげれれば、と思っています。

追記:6/27
産卵をしたとの知らせを受けましたが、残念ながらダメ卵だったそうです。残念でした。

追記:10/13
現在、このサキシマバイカダは我が家にいてもらっています。リリースについては真剣に考え、現在は安易に野に戻すべきではないなあ、と考えていますが、これからも真剣に考えていきます。

Baikada’s main website
Wild Home

Cockroach festival

I went to Ishigaki island. My purpose was to see many snakes. But I saw many insects. My friend likes cockroach. But I saw many cockroachs.

ヤエヤマイシガメ
Yaeyama yellow pond turtle

北海道から沖縄まで来たら八重山に渡らないと勿体ない。モッタイナイお化けはスネークセンターの幽霊・田中君だけで十分だ。八重山は石垣島を今回はチョイス。体力ないので宿取って、レンタカーで回ることにした。お金はちょっと高めに付くが、ケチって体力削って動けなくなるよりはこの方が絶対にいい。石垣島では島在住のブリッキーヌさんがフィールドにお付き合いしてくださって、生き物の見る幅がとても増えて面白かった。(ブリッキーヌさんは石垣でネイチャーガイドを兼務されるほどの干潟系・昆虫系・トウガラシ系のスペシャリスト)

ミナミヤモリ
Gecko sp.

しかし石垣島、「うるずん」だってーのに乾燥注意報が出とる~。カエル少なし、ヘビいなし。そんな予想を立てて、石垣島に臨んだ。(ほんとはそんな乾燥の中、私が滞在中に土砂降り天国になってヘビ出まくってウハウハ~とも考えていた)と、いいつつ、難しいと思われたツボカビの検査用のカエルでは初日からコガタハナサキガエル、アイフィンガーガエル、ヤエヤマハラブチガエルとやや難種系を立て続けに採材。

左:リュウキュウカジカガエル
右:コガタハナサキガエル
Left : Ryukyu Kajika Frog
Right : Utsunomiya’s Tip-nosed Frog

運だけでフィールドやっておりマス。(^^;

ヤエヤマハラブチガエル
Yaeyama Harpist Frog

アイフィンガーガエル
Eiffinger’s Tree Frog

山の中を歩き回ってるときに昆虫どもはとても多かった。乾燥してたからかな。いろんなのがウロウロ。

イシガキスジシロカミキリ
Long horn beetle sp.

モー。こいつ。沖縄の本がないと同定が難しいよ。。。どの仲間かってきっかけを掴むまでが大変。すごい惹きつけられたこのイシガキスジシロカミキリ。スジは白くなくて黄色いし。
近縁種のスジシロカミキリにとりあえず辿り着いてから検索するも出てくるのはシロスジカミキリの嵐…。スジシロとシロスジで全く違うカミキリじゃない。スジシロって入力してるんだからちゃんとスジシロの結果吐き出せ~、検索サイト。(「””」を活用できていない検索初心者…)

でもなんとかね。種名まで辿り着きましたよ。

?(追記:ヒノマルコロギスだったようです)
Gryllacrididae sp.?

しかし相変わらずきっかけも掴めない虫もいる。ナニコレ夏物大セール。ばかでかいキリギリス系の昆虫かなあ。右下はブリッキーヌさんの指と。クツワムシ大だけど、でっぷりしてるから、なおでかく見える。スネのあたり、謎のエメラルドグリーンだし。。。どなたか調べるきっかけをください。(追記:ヒノマルコロギスだったようです)

コブナナフシ
Stick insect sp.

枝には奇怪な昆虫くっついてるし。。大きなアマミナナフシが枝に一生懸命化けてユラユラしてるのに、コブナナフシはがっしり枝につかまって枝に同化してる。擬態としてはコブナナフシの方が賢いのか?

イワサキヒメハルゼミ?
Cicada sp.

こいつも完全に正体掴めてない。たぶん発生時期と、なんとなくの外観でイワサキヒメハルゼミとしてみたけど。あのね、これもね。名前としてややこしいと思うんだ。
ヒメハルゼミがいて、イワサキゼミがいてイワサキヒメハルゼミがいて。ついでにイワサキクサゼミがいる。ややこしいよ。名前。ややこしすぎるよ。
岩崎さんが頑張りすぎたんやねえ。ワモンベニヘビもセダカヘビも岩崎さん背負ってるし。。

ホソミアシダカグモ?
Spider sp.

山を登る途中で、渓流に出る。渓流の岩にはこのクモがベッタベタ。岩1枚に1匹以上の密度。ってか渓流のほんとすぐそばに大量にいるから、最初はハシリグモの仲間かと思っていたんだけど、やっぱりアシダカグモだねえ。
アシダカグモは苦手なんだけど、このひとたちは、ほとんど岩から動かないからゆっくり写真撮れた。やっぱり苦手なのは動きなんだ。絶対。フナムシもゴキブリも苦手だし。ダメ。絶対。

左:コマダラゴキブリ
右:ヤエヤママダラゴキブリ
Cockroach spp.

山の中でヤエヤママダラゴキブリが長靴を登ってきた時は死ぬかと思った。いっそ鼻血出して死んだふりしてやろうかと思った。いや、服の中に入ったら死ねると思った。
ゴキブリをここまでいろいろ観察、撮影したのもブリッキーヌさんのおかげ。ブリッキーヌ的・良ゴキブリはヒメマルゴキブリやヤエヤママダラゴキブリ。ブリッキーヌ的・悪ゴキブリはワモンゴキブリ。やっぱりワモンゴキブリは気持ち悪いんだって。ヤエヤママダラゴキブリが良いゴキブリとするのなら、形では判断してないよね。でもでかいんだよ!ヤエヤママダラゴキブリ。名前長いんだよ!ヤエヤママダラゴキブリ。出てくるたびに名前を言えなくて舌を咬みそうになる。「ヤママダ」のあたりで。お前なんかYMGだ。OMG !!

左:ヒメマルゴキブリ
右:ワモンゴキブリ
Cockroach spp.

ワモンゴキブリなんか最低だよ。お前なんかゴキブリ以下だ。サイテーだ。このゴキブリ野郎!ってゴキブリか。
まだ森のゴキブリは写真を撮る余裕が持てるからええよ。町のワモンゴキブリは絶叫系だね。頭の黄色い縁取りが、死ねるね。ワタシ死んでても、あれにたかられたら叫ぶ自信あるね。コワモンゴキブリでも、死ねるね。
そんな中、ダンゴムシのようなゴキブリ発見したら、ブリッキーヌさんすっげー喜んでくれた。ヒメマルゴキブリ。
お前さんダンゴムシでいいよ。丸まるし。のろいし。枝についてるのつついて落として捕まえた。オトナ採りの男2人。
うっかりヒメマルゴキブリをおとしたらすぐ草にまぎれてみつからなくなってしまった。
すると草陰の沼から女神があらわれて、「あなたが落としたのはこの金のヒメマルゴキブリですか?それともいいジャイアンですか?」
って聞いてくるから
「いいえ、裏返すとダンゴムシではなくしっかりとゴキブリ顔のヒメマルゴキブリです」
って答えたら
「正直なあなたたちには、いいジャイアンをあげましょう」
ってなんでやねん。
でもジャイアンひっくり返したらダンゴムシじゃなくてやっぱりゴキブリだった。うぎゃぁぁぁ。
さすが八重山はゴキャブラリーに富んでいるな。
初日のヘビは2種3匹。八重山諸島では毎度おなじみの2種です。

サキシマハブのノーマルパターン2つ、サキシママダラのおっきいの1つ。
しかしそれすらも道路の端っこでチラ見の生殺し状態。逃 げ る な ~。撮 影 さ せ ろ ~。
しかし、今年ず~っと続いてきた、「ヘビ自分で発見できない病」はサキシマハブの発見おかげでようやく終焉したよ。

サキシママダラ
Sakishima odd teeth snake

翌日、雨はほとんどなかったけど湿度は上昇。

オオハナサキガエル
Large Tip-nosed Frog

装備があまりにもかさばりすぎた昨日にへこたれて本日は最軽量装備にて山登り。と、その途端にオオハナサキガエル連発。すいません。。採材出来ませんでした。。。
湿度の上昇で、道路や水っぺりに出てきたサキシマハブとサキシママダラは撮れた。

サキシマハブ
Sakishima habu

サキシマアオヘビの幼蛇をチラ見したのだけど、

ブリッキーヌは、なにかのヘビを見つけた!
ブリッキーヌは仲間を呼んだ!
ばいかだがあらわれた!
ばいかだはわらっている。
ばいかだは足がもつれてころんだ!
サキシマアオヘビは逃げ出した!

みたいな感じで取り逃がしてしまった。しかし明らかに確認ヘビ数は増えてきている。

サキシマハブノーマル2、やや赤1
サキシママダラ3、
サキシマアオヘビ幼蛇1。

さすが八重山。ヘビは安定して個体数が見れる。しかし見れるが撮れない。

昨日と天気が違えば、生き物も出方が違う。今日はゴキブリもでかグモも少ない。でも、オオゲジとかザトウムシとか多いな…。

樹上系のヘビを探して歩いてたら手の届きそうなとこでメジロが寝ててびっくりした。

メジロ
White-eye

なんだか今日はサソリモドキも木に登ってるのが多い。

タイワンサソリモドキ
Vinegaroon sp.

英名は「酢」から来てるデスね。ビネガーね。ホワイトビネガー。ワインビネガー。ナグゴハイネガー。
お尻(正確には違うけど)の管から酢酸噴霧します。つ~んとすっぱい香りします。

そんでキノボリトカゲがやたらとシダで寝てた。

サキシマキノボリトカゲ
Sakishima tree lizard

写真のは目をさましちゃってるけどね。
すっげー湿度が高くてヘビなんかバンバン出そうだったけど、あんまり出てこなくて何が悪いのかわからなくて悩んだ。

そうか、運が悪いんだ。

悩みは5秒で片付いた。

ヘビは諦めたころによく出てくるんですよね~と、ヘビが出ないとお決まりのように言ってしまう。諦めたふりして出てきてくれないか、切に望んでいる。が、腹の底では諦めていないから出てこない。これはもう負のスパイラルだわな。
帰り際に諦められなくて、石垣の排水パイプをほじってヘビ出そうと思ってたら大量にワモン…
…ベニヘビであってほしかったが、ワモンゴキブリがパイプには大量に詰まっていた。
だけど最後に排水枡でマダラが…いたいた…!

サキシママダラとヤエヤママダラゴキブリ
Sakishima odd teeth snake & Cockroach sp.

マダラ… マダラッッ!!そう… マダラ!
…悪臭の帝王…サキシママダラっ…。所詮体の大きさは大きい方じゃない……だけど…だけどその臭いは殺人的っ…
しかし…
いくら…いくら国内最大種でも…。ヤエヤママダラゴキブリがそうだとしても…。ヘビのお前がゴキブリに隠れられるわけがないっ…
バカがっ……!なぜそれがわからない……?なぜ……そのことに気付かない…?

テレパシーで語りかけたが、このまま動かず。

仕方ないのでスネークフックで排水枡から拾い出してやった。ゴッキーは自分の羽で何とかしてね♪

Baikada’s main website
Wild Home

Lighting fungus

I went to take a photo “Lighting fungus”. I was interested to take “bulb” photo.

ツノホコリsp.
Slime mold sp.

前日の行程からこの日は午前ぐったり、午後ぐったりして、夜に北部探索。昨日のメンバーに加え、先日東京のフィールドでばったり出会ったSさん、Z君、カエルのツボカビを研究している麻布大学のU先生などいろいろな方とフィールドを一緒した。
前半は北部のクロイワトカゲモドキを眺めたり、

クロイワトカゲモドキ
Kuroiwa ground gecko

カエルを眺めたりして進む。

ナミエガエル
Namie’s frog

とくに好きでもないし、そういう趣向もないはずなのだがナミエガエルを見ると尻を撮りたくなる。なんでかわからんが。なんでじゃろう。
顔はこんな感じです。

ナミエガエル
Namie’s frog

山の上のほうで湿地があって、ヘビがいねぇなぁと思っていたら、誰かが「ヒバァいるよ」って教えてくれた。誰だったのかなー。ありがたい。結局誰だったかわからんかった。キジムナーだったのか?

ガラスヒバァ
Ryukyu keelback

ガラスヒバァのまあまあの大きさのが湿地にいて、写真撮ってたりライトを当ててたらパニクってこっちに寄ってきた。ごめんごめん、あんまり近寄ると逆に撮りにくいんだよ~。と掴んだりして。
ヒバァにしてはおとなし目な子だったのでほとんど咬まれることもなく臭いを巻き散らかされた。久々のヒバァ臭…。やっぱり臭い。

ホルストガエルの亜成体を見かけて「あ、ハナサキガエル」と口走り株を落としつつその後も歩く。
U先生たちは、その後もカエルのツボカビサンプル採集のため別行動になったのでこちらもZ君を吸収しつつ、光るキノコ撮影隊に。発光キノコは沖縄でも数種あるらしく、すっごい面白いね。素敵の子。ステキノコ。

アミヒカリタケ
Fungus sp.

初めてがっつりとバルブ撮影してみたけど面白いね。工夫のしようがありまくる。
上の写真はただシャッタースピードをのばしただけだけど、懐中電灯をちょっと使うとこんな感じに変わる。(ストロボでもいいと思う)

アミヒカリタケ
Fungus sp.

自分はこっちの方が好きだな。

撮り方は、周りの皆さんの撮り方を見て「ほえ~、なるほど~」と感心しつつ試行錯誤してみた。発光キノコが点々とあるので各々が配置についてライトを消して撮影してるから、ヤンバルの森の中で真っ暗森のなか、ボソボソと男の声がコダマするという一般人がやってきたら逃げ出しそうな状況を楽しんだ。

ヒナノシャクジョウ
Burmannia Championii

腐生植物のヒナノシャクジョウ。これも彩元堂さんに教えてもらった。自分がギンリョウソウとか好きだというのを知っていて教えてくれた。まだ開ききっていないけど、白い怪しさのある面白い植物。
次のポイントに移動中にアカマタ発見。アカマタも臭いをかいでみる。オッェエッェ臭い。ワシはマダラヘビ属の臭いが一番嫌いだ。

アカマタ
Ryukyu odd teeth snake

しかし、ただ単に「久しぶり」という感覚で臭いをかぐ。
20代のころは、軽くえづくくらいだったけど、30代になった今、しっかり嗅いだアカマタの香りは胃内容を逆流させんばかりだった。
そんなわけで、親指と人差し指で「キタナイモノ」的につまんでいじってたら腹に小石がついてるのが気になって…もしかして車にひかれた個体だったかなと思ってみたらマダニが刺さってた。オェェェ。
キララマダニの仲間らしい。キララマダニは、背板がキラキラ光る(日本のはあんまり光らないんだそうだ)からキララなんだと彩元堂師が教えてくれたので、北海道の田舎の野良犬のマブタには、マダニがいっぱいくっついてるんだよ、などマダニトークで盛り上がったり盛り下がったり。ダニー最悪じゃ。

そのあと、沢を歩こうということになって沢を歩くとヒメハブが水没してた。
おお!生活防水IPX7等級相当のヒメハブ!!ヤンバルサワハブ!!という心の叫びはあまり表に出さず、こっそり撮影した。

ヒメハブ
Hime habu

薄いヒメハブは尻尾の色がスターダストできれいやね。(いずれへび図鑑(サイト終了)に載せたい)

沢歩きでひそかに親分(ハブ)を期待していたんだけど親分は現れず。
ガラスヒバァの子っこは排水溝にダイブして行方不明。「ス巻きにして道頓堀に沈めたろか」とも思ったが、そうするまでもなく、浮き上がってきてくれなかった。やつはエスパーだ。。
その後もアカマタが現れたのものの早くもアカマタには「もういいや」感漂い、スルー。

結局2日で5種11匹。そして自分で見つけたもの0というフィールドニートっぷりを最大限発揮した。やばいよ、本当にヘビ探しニートだよ。。。さすがに次の石垣では見つけられるとは思うんだけど。。。
そして気がつくと朝。一晩中、沢を駆け抜けるアホども。

しかし、学生の頃のように体力あり溢れてないのと、感情抑制リミッターが身についてしまったので、トーンが低めで皆様、失礼しました。。。

ハナサキガエル
Okinawa tip-nosed frog

朝帰りしたその日には昼過ぎまでゴロゴロし、そしてその当日には友人の結婚披露宴に出席してきました。何度も言うけれどトーンが低くて、本当に申し訳ない。。。
そして沖縄で一番食べたかった「ぐるくん」(タカサゴ)の唐揚げを食べ、島ラッキョウのキムチを食べ、満足感を持って石垣に向かうのでした。
ぐるくんは漁獲2日目以降は身がグズグズになってしまうから、内地には出回らないんだって。沖縄来た時しか食べれないねえ。伊豆に行った時にタカベでもそういう話があったなあ。

ということで皆さんには本当にお世話になってしまいました。一人だったらどうなっていたことやら。。。

なんだか宿泊してるホテルの周り、なんか頭の黄色い縁取りのGがうようよいるんですけど…。アマミタカチホにしてもワモンゴキブリにしても、黄色なんて目立ちカラーとりいれちゃったんだろうね?

下の写真は昨日渓流にいた大物の人だけど、ワモンGとか食べに来てくれないかなぁ…。(生息域が違いすぎる…)

オオハシリグモ
Spider sp.

Baikada’s main website
Wild Home