Patrol

I go around East hokkaido this year. I took permission to take a creature protected by a law to a photograph. It is the photography of the Siberian salamander, but must go a little more because I want to take a stage of growth later.


Cherry

今年は春に道東に通っています。札幌を含む北海道の西側の両生類や爬虫類と、東側の両生類と爬虫類で、いろいろ違いを感じるから。

細かく言うと、道南と道北と…も微妙に違う感じを受けるんだけど、言い出すとキリがないし、まだ言葉で説明出来るほどの感じでもない。だから、たくさん見ておきたいのです。

茶色いセブンイレブン
Brown 7-11.

今回は層雲峡を通って行ったんだけど、いつも気になってた茶色いセブンイレブンで休憩。何が違うって、色だけ。

なんでかはよくわからないけど、那須とかの観光地にもこういう茶色いセブンイレブンがあって、それは景観保護のためらしい。(とyahoo知恵袋に書いてあった)

茶色って微妙に寂れた雰囲気を醸し出してしまいそうなんだけど何色なら景観を壊さないのかと言われると、思いつかない。

エゾサンショウウオ
Ezo salamander

石北峠のとある1箇所でサンショウウオの卵嚢を見つけた。今年はいろいろな両生類の繁殖場を見てきたけど、全体的に貯水率が低いように思う。雪解けのペースがあまりよろしくなかったせいだろうか?あちこちで水が干上がっていたり、水が少なくて卵がむき出しになってる。水もそうだけど、全体的に天候不順で産卵もバラバラ。両生類には受難の年になるのかも。

シーズン予報も冷夏予想なので、去年に引き続き今年も爬虫類大活躍な予感がしてこない。とにかく、あちこちに足を運びまくるしか方法はないようだ。自分が一番受難な気がする。。。

エゾサンショウウオ
Ezo salamander

ここ2ヶ月ほど、両生類漬け・水浸しだったので、動き出した虫たちにも目を向けてみる。

イタドリハムシ
Leaf beetle sp.

いるところにはめちゃめちゃたくさんいるイタドリハムシだけど、結構好きな昆虫かも。せっかくなので、ちゃんとイタドリにいるところを撮ってみた。食草と昆虫は非常に密接に繋がっていて、ちゃんとその植物が生えているところにいけばまとまった数の昆虫が見られます。

子供の頃の昆虫採集では、こういう情報を持たずに動きまわったから、あんまりディープにはまっていかなかったんだろうね。フィールドで虫を探す人(特に植食性の昆虫を探す人)と動くと、植物に対してもものすごい知識があるので面白い。(今回は一人なのでほとんどわからない)

エゾアカガエル
Ezo brown frog

今回は、エゾサンショウウオの越冬幼生の写真を撮ったり、1匹連れ帰って観察してみるつもりだった。越冬幼生のいる池も水が少なめで、表層には幼生が出ていない。なのでタモ網で泥ごと掬うと、1回目でこのカリンコリンに痩せたエゾアカガエルが入った。

遅くまで残ってるエゾアカガエルだけあって、相当痩せてるね。。。元気に山に帰れるのかい?

エゾサンショウウオ
Ezo salamander

1箇所目での採集個体は、この程度の大きさ。ペットボトルのキャップ(直径約3cm)と一緒に撮ったけど、5cmクラスかな?この時期の道東では、よほど暖かいところでない限り、エゾサンショウウオは孵化していない。(もしくは孵化したて)だから、この時期にこの大きさの幼生がいれば越冬幼生は確定です。今回、確認出来た越冬幼生は最小で4cm、最大で7.5cmでした。

このあたりでは越冬しても1年後には上陸する個体群だと思うんだけど、これほどのバラつきは栄養状態によるものか、複数年越冬なのかわからなかった。

ヒメカメノコテントウ…?
Ladybug sp.

イラクサやダニに閉口しつつ、時々水から意識を離して昆虫を見る。気づくと小さいカメノコテントウが。コカメノコテントウなのか、ヒメカメノコテントウなのか、経験不足な自分では確定出来ないけど、手持ち資料の絵解きでいくとヒメカメノコテントウのようですね。

マクガタテントウ…?
Ladybug sp.

続いてマクガタテントウ…?この模様系もダンダラテントウがいて難しのです。マクガタの斑紋は黄色いと書いてあるのですが、標本写真は結構赤くて。おしりの方の斑紋はダンダラよりマクガタっぽいです。やはり少ない経験と浅い知識で決定力不足ですね。

エゾサンショウウオ
Ezo salamander

山奥の産卵地に行ったのですが水量が少ないせいか、水の温度がやや高いように感じました。めちゃめちゃ日当たりいいし…。折角産んだ卵ですが、どうも死んでるような気がしてならない。(見えてるやつはね)

レイジンソウsp
Aconite sp.

多分、レイジンソウsp。。。花咲いてればよかったんだけどね。茎にはエゾハルゼミの殻が残ってます。エゾハルゼミも姿は時々目にしたものの、ほとんど鳴いてませんでした。

エゾアカガエル
Ezo brown frog

実を言うと、オタマジャクシに対して自分はあまり良いイメージを持てていない。(サンショウウオとかは好きなんだけど)雑食で、いろんなものに群れてかじりついているのが何だか好きではないみたいだ。それがたとえ同種のカエルの死骸であっても、そうなので。。。

特に、自分よくこの死んだ親ガエル(溺死?お産トラブル?)を目にするので、オタマジャクシが群がってるとこ見ちゃうんだ。


ニホントカゲ(ヒガシニホントカゲになりました:2018追記)
Japanese five-lined skink

とりあえず、越冬幼生には出会えたので、爬虫類を探してみる。しかし、日当たりはよく体感温度は車内では高いんだけど、風が強くてどうにもいかん。

結局ヘビは1匹も見れず、ニホントカゲ(ヒガシニホントカゲになりました:2018追記)を4匹見るだけに終わってしまった。ヘビを見れないと残るこのモヤモヤ感を次回に晴らしたいところ。

落下
Drop

ファインダーを覗きながら移動すると落ちるので気を付けましょう。

キタサンショウウオ
Siberian slamander

道東に通う理由のもう一つはこれです。私は釧路市内でキタサンショウウオを観察していますが、キタサンショウウオは釧路市の指定する天然記念物です。

卵嚢や成体は触れたり、環境を変えること無く撮影することは可能でしたが、幼生の写真は捕獲しないと正直厳しいです。

またキタサンショウウオの生息地では、各市町村単位で保護されていたり、釧路湿原として保護されているので、触ったり捕獲してしまうと何らかの問題が生ずることがあります。

飼育している施設に頼むという方法もあるのですが、幼生は1年で上陸してしまうため、その施設で繁殖させていない場合、撮影出来る幼生はいないという状況になります。

今回は仕事の関係でどうしてもキタサンショウウオの幼生の写真を撮らなくてはいけなかったので、釧路市と相談して、一時捕獲(現地捕獲、リリース)する許可を頂きました。(書類のやり取りとか、結構大変でした)期限を決めての捕獲許可なので数回通って、成長段階を撮影できればいいなと思っています。撮影にご理解をくださった釧路市と、相談を聞いてくださった釧路湿原自然保護官事務所には大変感謝しています。

(英名(Siberian salamander)の示す通り、キタサンショウウオはシベリアにも生息するので、外国に行けば撮影出来るのですが、外国ちょっと気軽に行けないですよね…)

写真の個体はバランサーを撮ろうと思ってちょっと失敗した写真です。右のバランサーが欠落してるか、顎の下に入ってしまっています。なにぶん、孵化直後と思われる個体なので、いじるのも最低限ですぐリリースしたいしピント取れないし(頭の大きさが2mmないです)不定期に動くしで泣きそうでした。


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Whirl

Hynobius retardatus
Ezo salamander
蝦夷山椒魚(えぞさんしょううお)

Photograph by Baikada (ばいかだ)
*CANON EOS 1D MK III*

光と水と山椒魚と泥の渦。
The whirl of the light, water, salamander eggs and the mud.

渦の中で成長し、生まれてくる命の渦。
The life grows up in a whirl and is born.

Hynobius retardatus
Ezo salamander
蝦夷山椒魚(えぞさんしょううお)

Photograph by Baikada (ばいかだ)
*CANON EOS 1D MK III*

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場所をとらずコンパクトでありながら、表面積が大きく、水から酸素を貰い易い。
The shape that the whirl is compact. But surface area is big, and the egg case is easy to get oxygen from water.

渦は素晴らしい。
The whirl is great.

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Muddy

Finally, I took the picture which was salamanders of the mass laying eggs. But it wasn’t perfect. Because the pond got muddy.

カタクリ
Katakuri (Dogtooth violet)

ようやく、家からほど近い奥山でエゾサンショウウオの産卵がピークを迎えている。奥山には、山菜もたくさん生えるので、人の往来も多くなってきた。カタクリを実は生まれて初めて自生しているのを見た。写真を撮ろうと、花の前に立った時点で、写真を撮りたいという意欲を失ってしまった。

なんとなく、カタクリはカタクリであって美しいけど、自分もいろんな方と同じように撮っても、記録にしかならないなあと思うと、なんだかやる気が無くなって。で、結局誰も好んで撮らなさそうなアングルで撮っておきました。自己満足です。

スジカミナリハムシ
Leaf beetle sp.

越冬…というわけではないんだろうけど、比較的日当たりのいいところでハムシの大団体がいらっしゃった。まるで木をメッキで塗装したようにブルーのメタリックに染めてる。

最初、ハムシという時点で識別するのをやめてしまっていたが、別の方のブログで、このハムシについて書いている方がいたため、正体が判明しました。

クサソテツ(コゴミ)
Ostrich fern

これも自生をちゃんと確認したのは初めてだったな。もっと若けりゃ食べれるんだろうけど。コゴミは非常にアクが無い。ゼンマイやワラビも同じ仲間だと思うけど、あんなにアクアクしたモノでないのが不思議。今まで、山菜も見てくる場所が違って見つけられなかったんだなあとよく思う年だ。

エゾサンショウウオ
Ezo salamander

裏山でようやく遭遇した大きな集団産卵。残念なのは、水の濁った池で少し遠い場所でやっていたので非常に撮りにくかった。

ストロボも焚くので、濁りが強調されるしね。均質的に濁ってればまた対処しようもあるけど、部分的濁りだから、レタッチソフトで覆い焼きなどガリガリ使わないと、綺麗にはならないね。この画像はコントラスト上げただけの写真です。

エゾサンショウウオ
Ezo salamander

近い場所で水の澄んでいるところで産卵しているのは、小規模のものだけ。残念。


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Many risks

We have many risks in this season. Brown bear, snow_slides, etc. I was surprised that I saw a tree falling down. The tree did not fall down a few days ago.

た、倒れた
Tree fell down.

強風吹き荒れた後に、「熊街道」を訪れるとバッキリ木が折れていた。先日のほぼ同じ場所の写真がこの記事(Flood)にある。どんどん先に進めなくなるではないか…。だいぶ雪が減ったので、雪崩の心配はだいぶ無くなったけど、この季節はいろんな危険が残っている。

エゾアカガエル
Ezo brown frog

エゾアカガエルの産卵もようやく始まった。結構待ち望んだし、やっぱりこの季節のプリプリの卵はいいねえ。

エゾホトケドジョウ
Loach sp.

前回のField logの更新から、10回くらいフィールドに出たかな。そのうちの2回は、仕事で知り合った魚屋のMさんと行ったので、カエルやサンショウウオと混獲された魚をいくつか教えてもらった。何気に、ホトケドジョウの類は初めて見る気がするんだけど可愛らしいねえ。絶滅危惧種のようです。

コンデジで適当に撮ると、魚や両生類はピント取れてないね。操作が簡単すぎて機会任せにしちゃう癖があるんだな。

イバラトミヨもいらっしゃいましたが、営巣・産卵はもう少しだけ先…?(記事アップした今日あたりはもういい頃なのかも知れない)

粘菌sp.
Slime mold sp.

ヤブこいで、腐った木を動かしたら、樹皮の中で粘菌が育ってた。既に子実体から胞子出てるのもかなりあるみたいだけど、まだ未放出のもありそうだから、持ってかえって育ててみようかと思った。しばらく培養したけど育たなかったので、乾燥して標本にした。ちなみに粘菌の種類分からない。柄は全くないみたいなんだ。

手持ちの本で載ってるもので形が近いのはコガネホコリなんだけど、どうなんだろうね。ケホコリ系なのかな?

マイマイsp.
Snail sp.

平たい系統のマイマイも見つけた。毛のないケマイマイみたいな形。道央というか、北海道に来てから始めて見るタイプのマイマイだった。残念ながら中身はいらっしゃらなかったけど。

そして別の日の話。

カエル鳴いてるところ写真撮りたくてね。夜行けば確率は高いんだろうけど、熊いるかもしれないしシャッターもワンチャンス(ストロボ焚いたらカエルが散る)しかないから、朝っぱらから池の前で木になったつもりで不動化してみた。

10分くらいで散ったカエルたちが何匹か顔を出す。20分くらいで、こちらの顔を伺いながら何匹かが時々

キャ…

って鳴く。ついじれったくなる性格なので、声まね してみた。

裏声で
ふぇぇ ふぇ ふぇえ

周りに人がいないから出来ることなんだけど。

でも、何匹か反応して小さな合唱になって、写真取れる機会があった。よかったよ。

鳴くといえば、こんなのも。

この動画、音小さすぎなんで大きな音で聞いてみてください(- -;

エゾサンショウウオ
Ezo salamander

なんとか、エゾサンショウウオの成体とも今季初、お目にかかることも出来て。

注意
Caution ! There was the foot print of Brown Bear.

で、うちの近所ではクマ出没ですな。危険の多いこと。

エゾエンゴサク
Corydalis sp.

少し季節を先取り(1週間くらい?)してきたときにはもうエゾエンゴサクが咲いていた。似てるなぁとは思っていたけど、キケマンやムラサキケマンと同じ仲間だったのね。知らなかった。

ニリンソウも結構咲いてたよ。

エゾアカガエルとエゾサンショウウオのために今年はどれだけフィールドに出たことか。そして如何にそれらの生態を理解していないかを痛感する。


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Spring will come soon.

Snow is melting in hokkaido. Summer birds come hokkaido now, and salamander lays eggs ! Spring will come soon.

雪の蜘蛛の巣
Snow web.

更新する日常に疲れて、しばらく更新しない日常を過ごしていたが適度に更新する日常を目指したい。その間、数回フィールドには出ていた。

道央では雪がガッツリ融けて、一部では地面も見え始めている。こうなってくるとたくさんの春の空気を感ずるようになってくる。数日の天気の動きで、春になったり、冬に逆戻りしたり。いま住んでいるところは、ドカ雪が降っては融けの繰り返し。ここの春はもう少し時間かかるかな?

ヒバリ
Skylark

ヒバリのさえずりももうすぐ、あちこちで聞けるようになるんじゃないかな。でも久しぶりに見るこのヒバリ、現場では鳴いていなかったので正直、ヒバリなのかよくわからなかった。ヒバリを見るのにいかに冠羽に頼っているか、鳴き声に頼っているか。総合的に見なきゃいけないのに、だめですねえ。視野が狭い。。。

クロカワゲラsp.
Stonfly sp.

雪が残っているところでも、ユスリカやこれらのカワゲラ、小さな蜘蛛など動き出している。何も無い雪原をウロウロしてるように見えるが、なにか目的があって動いてるんだろうし、季節を早く動くことは外敵に繁殖を邪魔されない都合の良さもあるんだろうな。

クモガタガガンボやセッケイカワゲラはもう終わっちゃったかな?

アマヒトリ
Moth sp.

雪上を歩くアマヒトリの幼虫。知人にこの幼虫が春先に雪の上を歩いているのを教えてもらってからは結構目に付く存在になってきた。確かに、この時期に雪の上を歩いている姿はよく見る。

しかし、幼虫が雪の上を歩くメリットってなんだろう?不思議だ…。(雪の下にある植物を求めて徘徊してるのかなあ)

フキノトウ
Butterbur sp.

家の周りの、温泉湧いてるところのそばでは、フキノトウが顔を出し始めている。春一番最初に目にする機会が多い植物。その後、フクジュソウやスプリングエフェメラルが多くなる。植物はこの時期が一番好きだな。

スプリングエフェメラル(Spring ephemeral)は春に花をつけて、夏は葉っぱだけ、それですぐ根っこだけになってしまう植物のことらしい。これも植物の生き残る戦略だね。(夏は木々の葉で光合成を妨げられるし…)

スプリングエフェメラルという言葉を、去年あたりに知ったので
この言葉を使ってみたい盛りなんです。お許しくださいまし。

エゾサンショウウオ卵嚢
Egg of Ezo salamander

写真中央のモヤッとしたもの、エゾサンショウウオの卵嚢2組。今年初のエゾサンショウウオ産卵確認です(3/30)。いつもこのあたりを境に、テンションと元気は上がってくるのですが、来るべき秋冬の低調期に備えて、無理な計画はしないように心がけたい。

体調が良くなると、なんでもできるような気になってくる。そういう時に、少し先の時期まで予定を入れてしまう。一種の躁状態だと思うんだけど、先まで入れた予定の時期に鬱状態に戻ってしまうと、仕事が出来なく(進まなく)なる。こうなると自分も苦しいが、人様にも迷惑をかけてしまう。

治したいとはずっと思っているけど、いつ治るか分からないし、治らないかも知れない。でも、自覚しつつ薬さえ飲んでいれば、
人並みとは言えないが、何かをすることは出来る。
何とか生きていく事はできる。ガンガン進んで行く生き方は諦めたけど、後ろを向かず、少しでも前へにじり寄る生き方をしたい。昨年度は比較的いい冬を過ごすことが出来たので、こういう生活、うまく進めていきたいね。

でも、春。テンション上がるなあ(^^)


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Research

I investigated the salamander around Kitami City. Because they were investigations such as Rana virus and chytrid fungus, I captured the individual. As for the individual in the photograph, the mandible turned red. And, he was not able to keep the physique normal. Though an unpleasant result only has not to come out.

エゾサンショウウオ
Ezo salamander

帯広でアカミミガメの話などを聞いた後、北見市周辺でサンショウウオの調査をした。Rana virusやツボカビなどの調査なので、個体を確保した。写真の個体は顎が発赤していて、体位を正常に保てなかった。嫌な結果が出なければいいのだけど。

もう一つの可能性、捕まえるときに傷つけてしまった可能性。(優しく扱ったつもりだったのだけど…)そっちだとしても気分はブルーだのう。。。

(2009.09.19追記:ラナウイルス・及びツボカビの検査結果が届いて、どちらも陰性と言うことがわかりました。)

ヘビの抜け殻
Cast skin of a snake

以前のヘビ天国で散策。だけど見つかるのは抜け殻ばっかりで生きてる蛇はみつからんのう。。。ちなみに抜け殻はシマヘビとアオダイショウ。生乾きで臭かった…。

トリカブトsp.
Aconite sp.

蛇探しても出てきてくれないので、そこから山へ。8月の初めだったのだけど、もうトリカブト類が咲いてる。しかもこんなに花が上向いて開いてるトリカブトは初めて見たなあ。そういえば、今年はレイジンソウspをみなかったな。あれを綺麗に撮りたいなあ。(花は綺麗だと思うんだけど、なんだか汚いかたちになっちゃうんだよね)


?

北見の常盤公園に来た。数年前のフリーペーパー的新聞でアカミミガメの越冬がささやかれた池だ。池に行ってみると網が結構設置してあった。

とある大学が個体調査始めたみたいだね。網に入っていたのはアカミミガメ3匹。(原図を拡大するとなんとか3匹わかるけどここに載せたのでは無理っぽいね)

アカミミガメは、北見のような極寒の冬も越冬している可能性もある。でも道内では越冬失敗して死ぬカメも多いようなので、もしかしたら、次から次へと放流しているたちの悪い人がいるのかもしれない。おそらくそれを調べるための個体調査なんじゃないかなと思う。(いずれ聞いてみたいと思う)

カメは北海道では元来生息していない。だけど、あちこちでこのアカミミガメやクサガメなどが見られたりする。卵は産むかもしれない。でも多くの場合は、温度が低いなどの理由で卵が孵らなかったりという障害があって、爆発的には増えないかもしれない。

しかし、捨てる人がいたり、越冬をする個体がいれば、ずっとカメはそこに存在してしまう。年々発見数は増え、範囲も広がりつつある現状があります。帰化(外来種が繁殖して定着する)でなくても、単純に越冬するだけで、環境は変わってしまう可能性はある。

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Personality

Hynobius retardatus
Ezo salamander
蝦夷山椒魚(エゾサンショウウオ)
Photograph by Baikada (ばいかだ)
*CANON EOS 1D Mark III*

小型のサンショウウオひとつとっても、それぞれ人の好みがある。私は止水性のサンショウウオより、渓流性のサンショウウオのほうが好きだ。なんとなく、止水性サンショウウオのほうが顔がいかつい気がする。この写真は止水性サンショウウオのひとつ、エゾサンショウウオです。
What kind of small salamander do you like? I like mountain-stream salamanders better than still-water salamanders. A still-water salamander feels me somehow the face is stern. This photograph is ezo salamander that is one of the still-water salamanders.

同じエゾサンショウウオでも変異が大きい。真っ黒な奴。金のラメの入ったやつ。尾に黄色い線の入ってるやつ。紫っぽいやつ。顎が異様に張ってるやつ。
There are a lot of mutations in ezo salamander. Jet-black one.  Gold Lame one. Yellow line tail one. Purplish one.

動物を見るときは1つ見て満足するなかれ。たくさん見て、個性を見抜け。
You must not be satisfied that you watch only one of them when you watch an animal. Look a lot and see through personality.

あなたの好みの異性の顔があるように、嫌いな生き物でも、好みの顔がいるかもしれない。
You are sure to have the face of the opposite sex of the favor. The creature that thinks that you are hated might have the face of the favor.

残念ながら、結婚してもいいほどの好みのエゾサンショウウオには
出会えていない。この個体は、鑑賞して楽しむくらいの好み。
Unfortunately I cannot come across favorite ezo salamander as I may marry. Preference so as I appreciate this individual, and to enjoy it.

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What a coincidence !

I went to west of Tokyo. I did field work with internet_friends. We saw 7 snakes, and met another internet_friends accidentally.

トウキョウサンショウウオの卵嚢(陸上で)
Egg sack of Tokyo Salamander

展示会のために関東地方にやってきたが、短い時間を縫って、大阪、都心、東京西部の友人が一同に集まってヘビを探すフィールドをしてきた。
職業は皆違うのだけど、共通点は「ヘビ好き」。面白い話もいっぱいできて楽しいフィールドでした。

お一方は今回の企画をしてくれた、爬虫類、両生類を愛するGさん。お一方は大阪から来て頂いた、アオダイショウの栄養を考えるTさん。そして東京西部の今回のフィールドに詳しい、デジカメでハンティングするmさん。

最初は私が以前住んでいた青梅の周りでフィールド。早速トウキョウサンショウウオの卵嚢を発見!まだ、親が若かったのか、卵嚢も小さいし中身もやや少ない感じ。
サンショウウオの卵嚢はいつ見ても不思議。水の上だと上の写真のようなものだけど、水に入れると透きとおる。

トウキョウサンショウウオの卵嚢(水中)
Egg sack of Tokyo Salamander

本当はこのバナナ型のが2つで1ペア、1匹のメスが一度に産む数っす。つまりこれは何らかの理由で片方が取れてしまってる状態でんな。
トウキョウサンショウウオはこんなものだけど、ヒダサンショウウオやヒガシヒダサンショウウオ、キタサンショウウオの水中の卵嚢はまばゆい虹色に光ることがある。
アレはスバラシイ。

ジムグリ幼蛇
Japanese Forest Ratsnake

そのとき、いろんなものをひっくり返していたヘアアーティストさんが咆哮。なんとジムグリ発見!
今年の私のヘビ初見はジムグリでスタート~!私がこの場所で見ようと思っていたヘビがアオダイショウとシマヘビだったので、ジムグリの御登場はうれしい誤算(^^)
しかしここでは、アオダイショウとシマヘビは現われてくれませんでした。

ゲンゲ(レンゲソウ)
Chinese milk vetch

私はこの花が好きなんですよ。ゲンゲが正式名だったとは知らなかった。レンゲだと思ってました。
ラーメンのレンゲと関連があったような話を聞いていたけど、どうだったかね?ちょっと前に調べたけど忘れたよ。

シャガ
Friged iris

こういう奇抜な花も好きだ。

さて、河岸を変えて今度はデジタルハンターさんのフィールドへ。

ヤマカガシ
Tiger keelback

私はお昼を食べるのでどっかり腰をおろして座り込んでしまったのですが、私がスネークセンターで入手したスネークフックをいたく気に入ったK(G)さんが
スネークフック片手に田んぼのあぜ道をがつがつ歩く。しばらくすると遠方より「オーイ」。
K(G)さんに見つかったのがこのヤマカガシ。私の住む北海道には生息しないので本州に渡るたびに見たくなるカラフルスネーク。
かなりいじり倒して思い思いの写真を撮らせてもらった。そしてテクテクとシマヘビの巨大個体を撮り逃したりしつつ、歩き回っていた。

そして驚きはここから始まる。前方に変な人が。たぶん、いや間違いなく我々も変な人だが・・・。
アオダイショウを右手に。デジカメを左手に。そして木の横で座り込んで何かの小さなものを撮っている人が。あやしい…。
しかし、今日われわれが見ていないアオダイショウを抱えている…。これは声をかけなければ。

「あのー。何を撮っているんで…?」

『ああ、ハエトリグモですよ。』

「右手のはアオダイショウ…ですよね。。ちょっと写真を撮らせてほしいのですが・・・」

このやり取りに違和感を感じない人はいないだろうけど、私はたぶんどこかでこの人を知っていると思った。アオダイショウを持ちながらハエトリグモを撮影する人種はそう多くないはず。
相手も何かを察知した様子で聞いてきた。

『あの。。ヘビ撮るんですか?』

「あ、ああ、今年の初のヘビフィールドなんで…まだアオダイショウに会えていないので…」

『どちらからいらしたんですか?』

「えーと北海道から…」

『…ばいかださんですか?』

驚きを隠せず。

当てられた。ヤバい。こちらは相手が誰だかわからない…。

「え、えええ。ハイ、ソウデス。。。あの、どちらさまで?」

ということで正体を教えてもらいました。自分の拙サイトを見てくれてコメントも以前頂いていたZさんと判明。
うわぁぁ。これは奇遇。。北海道からはるばる出てきた先でサイトを見てくれていた人に実際に会うとは…。

そして。半ば打ち解けてアオダイショウを撮らせてもらう。途中ヘアアーティストさんが合流してヤマカガシを連れてきてくれたのでZさんとも撮る。

アオダイショウ
Japanese ratsnake

そしてまたさらに奇遇は進む。

ヘビをいろいろ撮って、一息ついて大空を見上げた時。なんか見たことある人々が昆虫網持ってうろついてる。。。今回、関東に行くにあたり幸いにもいろんな方にお声をかけていただいたのですが、残念ながら予定が重複してしまってお伺いできない方もいました。

そんな人々もここに!
びっきぃとやまどじょう(リンク切れ)な方や、さくちゃんの生き物だよりな方々が。あれぇぇぇ。なんだこれ~。なんでこんな場所でこんなに密集してるんだよ~。

というか思い出した。この場所に行かないかってお誘い受けてたんですよね。ちょうど日程が重なって、まさかこの場所にフィールドに行くと思っていなかったのでお断りしていたんでした。

早く思い出して連絡いていたら良かったですね。。。凄い奇遇を重ねながら、みなさん、いろいろ自分ごとでお時間頂いてすいませんでした。

いやいや、びっくり。ほんと、びっくり。

シマヘビ
Japanese four-lined snake

その後、今回のメンバー以外の方と別れ、別の場所へ。いろいろはぐるとデジタルハンターさんがシマヘビ発見~。おお~お。
これにて本日のヘビ終了でした。

文章では細かく書いていないですが、4種7匹のヘビと出会えました。幸せー。

あれ?自分1匹も捕えてない?(^^;(逃げられたシマヘビ見ただけだ~!!)

ムーアシロホシテントウ
Ladybug sp.

このあとお茶しようと思ったら、駐車場で発見したのがこのテントウムシ。シロホシ系なので後で同定しようと思って、とりあえず写真だけ撮っておきました。ちゃんとしっかり撮っておけばよかった。(ムーアシロホシテントウは少なくはない昆虫ですが、自分自身初見だったので・・・)

このあと、お茶を飲んで、今回の参加者は各々の生息地へと戻っていきました。みんな満足ハッピーなフィールドでした~。

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From upstream

Hynobius retardatus
Ezo salamander
蝦夷山椒魚(エゾサンショウウオ)

Photograph by Baikada (ばいかだ)
*CANON EOS 1D Mark III*

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サンショウウオの生態写真をきれいに撮るのは非常に難しい。
It is very difficult to take salamander’s habits photograph beautifully.

サンショウウオは夜行性のうえ隠遁性が強い。そして見られる時期(産卵期)はほとんど水の中、泥の中。
The salamander is nocturnal, and has seclusion characteristics. And time (the breeding season) to be seen with them, most of them in water  and in mud.

フラッシュを焚かず、昼間に撮れるサンショウウオの生態写真は、卵嚢に群がるオスが関の山。
The habits photograph of the salamander that can take it in daytime is a male that crowds the egg capsule.

この個体は、水底の泥の中から掬いだしたオス。写真を撮ってリリースするとほとんどの個体が身近にある物の下にもぐる。この個体はたまたま沢伝いに下流に向かって歩いた。身に接するものが無いせいか、非常に落ち着かない表情に見える。
「早く隠れたい!」
This individual is a male that scooped it from in mud in the bottom of the water. When I took this photograph and released him, he went downstream along a swamp and walked. Most individuals crawl into an imminent thing. The expression that is not settled down very much shows it probably because there is not a thing close against the body. “I want to hide early and early !”

冷水に来るようなサンショウウオを手で持っていると弱る。触るときは手を冷水に漬けたりしながら温度を抑える。手が冷たくて痛くて、撮影を止めることも多い。
When we have salamanders by hand, they weaken. I lower the temperature while soaking a hand in cold water when I touch it. Since a hand is cold and hurts, I stop photography on the way in many cases.

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Samples

I collected salamander’s three egg sacks. This is used to research epidemics such as amphibians’ sick “Rana virus” and “Chytrid fungus”.

エゾサンショウウオの卵嚢(ボトルの下)
Ezo salamander’s egg_sack in pet bottle

エゾサンショウウオの卵嚢を採集した。基本は採集しないスタンスだけど今回は特別。現在、様々な野生の両生類の病気が危惧されている。カエルツボカビ病もラナウイルス病も、どちらも両生類の生存に深刻なダメージを与えかねない。

今、両方の病気が日本各地の個体群で調べられている。今回採集した卵嚢の個体は、残念ながら寿命は全うできないと思う。また、二度と野生には戻されないと思う。
可哀そうだが、それぞれの病原体に対してエゾサンショウウオがどのような病態、耐性を示すかの研究に使われる予定。

人間が他の野生動物の健康や個体群保護、生息数の増減に関わることは、異議さまざまあると思うし、自分の中でもスタンスは決められない。人間のエゴだと思う時もあります。

しかし、カエルツボカビ、ラナウイルスを人間が運んでいるなら話は別です。

とにかく、この卵嚢から生まれるエゾサンショウウオから何らかの結果が出てくれて、今後野生のエゾサンショウウオでこれらの病気の発生があったとき、ひいては世界の両生類で引き起こされるこの病気で何らかの治療、対策方法や病原体の正体、感染経路などが理解されていくことを望みます。

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