ハープソンHokkaido2015をやるよ

去年はおやすみしたハープソン、今年はやっていきますよ。とりあえず企画部分の整理が終わったので、公開しています。

ハープソン Hokkaido 2015 (北海道爬虫両棲類研究会)

今まで参加したことがない人で、参加してみたい人は読んでみてね。参加したことがある人へ、変更点を列挙しておきます。

①事前申込み無しになりました
申込をしていても、参加できない方もいましたし、その方々に調査結果を出してもらえるのか出してもらえないのかの、確認を取るのが大変だったので…。参加した方は、結果を送ってもらうことで参加者認定されることになります。

②時期は2期です
今年も2期制で行います。上記リンク先から日程の確認を~。

③報告書について
今年は速報以外の報告書を作らないことにしました。2015,2016,2017の3年間の結果をあわせて報告書を作成したいと思います。1年の結果だけで作成していくと、いろんな面ですごく大変なので、3年のデータを蓄積していい報告書を作成しようと思っています。本年は報告書は作成しませんが、受賞者への表彰などは行います。

④賞について
一昨年のハプ2013では、最優秀賞・写真賞・最多エリア賞・Booby5の4賞でした。本年は最優秀賞・写真賞・Booby5と、名前が長くなりましたが「推奨地域最多エリア調査賞」を設けます。この賞は、調査の行き届きにくい地域を指定して、その指定地域で一番たくさんのエリアを調査した人に与える功労賞ですね。2015年は「宗谷総合振興局エリア」です。マップはこちらから確認してみてください。

⑤twitterのタグ
2013年は #herpthon2013 を使いましたが、今後は #herpthon で統一していきたいと思います。期間中に臨場感持って参加できますよ。実況ページはこちらです。

⑥この2文を追加しています
※調査エリアで調査したものの、動物が確認できない時にも「このエリアで調査したけど何も見れなかった」という結果を送っていただけると幸いです。調査したけどいなかった、という結果は意外と重要なんです。
※また受賞選考の対象にはなりませんが、期間外の記録もありましたら、送っていただけると幸いです。

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産んだぞ-

昨日から熱が出てたんだけど、18日にパトロールでサンショウウオが出そうだった札幌円山地区の山に行ってきた。(5日間隔くらいで行けばいいかと思って)

今年は(も?)、大変お世話になる両生類の皆様が動き始めていますよ。

雪もかなり解けて、水面が姿を表しました。残念ながら活動しているエゾアカガエルや、カエル卵はなかったけど…上の写真もよく見るとあるんだけど

ホラ


エゾサンショウウオ卵嚢

 

産みましたよ、エゾサンショウウオが。デスクワーク以外もできるようになるのは、嬉しい半面、「休みは終わりか…」という気持ちもあり。目標立てて今年も過ごしましょうかね。

まだ吸水しきっていない感じだね。産んでまる1日~2日くらいなのかな?木曜まで少し寒いみたいだけど、どんどん雪解け進んで、各地でも始まると思われますよ。

帰ったら熱上がったぞ。体壊したら元も子もないので、皆は気をつけるように!

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胎生と卵胎生と私

悩ましいことばっかりです。数年悩んでいるのが胎生と卵胎生。

今教えている学校や、講演するときなんかは、マムシやコモチカナヘビは「卵胎生」ですよって話してますが、一方で北海道爬虫類・両生類ハンディ図鑑内ではマムシもコモチカナヘビも「胎生」と表記しています。

そろそろ「胎生」で統一したいなと思うんだけど、うまく説明できるほどの知識基盤が十分にない…。

今までは

胎生…母体から栄養もらって子供で生まれてくる(例:哺乳類のほとんど)

卵生…卵内で卵黄などから栄養もらって、卵で生まれてきて孵化する(例:鳥)

卵胎生…卵はお腹の中で孵され、子供で生まれてくる(例:ニホンマムシ、コモチカナヘビ)

のような整理だったんだけど、最近は卵胎生のなかにはいろんな段階のものがあって果たして卵胎生という言葉を独立させたまま使用しなくてもいいのではないかという流れもあるようです。

面倒なのでwikipedia先生のお言葉(2015.03.08時点)をお借りすると、

胎生
一般に動物は卵の形で新しい個体を形成するが、卵をそのまま体外に出すのではなく、雌の体内で孵化させ、子供の形で産む動物がある。このとき、卵の持つ栄養で子供が成長して生まれるものは卵胎生と呼ばれる。それに対して、卵から生まれた子が何らかの形で母親の体との連絡を持ち、母体から栄養などの供給を受けて成長し、十分に発育した後に生まれてくるものを胎生(たいせい)と呼ぶ。卵生および卵胎生と胎生の間には連続する様々な中間段階のものが見られ、卵生~卵胎生~胎生の間は連続変化であり、それぞれをきちんと定義することはできない。

たとえば、アシナシイモリの一部のものはいわゆる「卵胎生」と言われる種類がいる。これらの種類は母親のお腹で卵が孵化して、幼生になるわけだけど、腹の中の幼生は母親の輸卵管の内膜を食べて成長したりします。これは母体から栄養の供給を受けるといえば受けているので「胎生」か。胎盤がないのだから、「卵胎生」か。マブヤトカゲは胎盤を介しているから他の爬虫類の「卵胎生」と違って「胎生」でいいのだろうか。

胎盤については、ここでまた、Wikipedia先生の言葉(2015.03.08時点)を借りれば

胎盤
胎盤を作る出産を胎生とよぶが、卵胎生(非胎盤型胎生)を胎生に含めることがあるので注意を要する。

胎盤の有無が胎生・卵胎生の境目とも言えない感じになってきてます。

サメの仲間に至っては、卵生あり、胎盤作らないいわゆる「卵胎生」あり、胎盤を作る「胎生」(真胎生)ありな世界で、その線引きは非常な曖昧な世界になるようだ。だから、自分のスタンスとしてもそろそろ、一般的に話をするときには「卵生」と「胎生」のみにしていこうと思う。

自分的まとめ

動物の繁殖形態
・卵生
・胎生 (豆知識レベルの話:真胎生~卵胎生のようなさまざまな段階が有る)

胎生の爬虫類
・コモチカナヘビ
・ニホンマムシ
など

追記:(2015.3.17)
マムシも母体から酸素供給はあるようですね。そうであれば、純粋な胎生となりますね。もうちょっと調べます。

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トカゲ釣りはどんな道具が良いだろう?

来シーズンは春からトカゲ釣りを使った研究(的な?)をしようと思っています。トカゲ釣りと言うのはこれですね。

普段は竿使わなかったり、使ってもその辺の木を使ってやるんだけど、それなりな丈夫さと、ある程度の長さがあると間合いが詰められるので、今年はなにか竿を使おうと思っている。

そうそう、こんなトカゲ釣りもあるのね。トカゲを釣るよ!(Daily Potal)キノボリトカゲだけどね。くくり罠も面白いね。でも手づかみのほうが早そう!

さて、さおだけど、最初はワカサギ用で考えてた。しかしワカサギ竿にはトカゲ釣りに対するデメリットが多すぎた…。

・短いのが多い
・継竿が多いので、トカゲ出た時にすぐに対応できない
・やわすぎる
・上記をクリアするものは高い!

ということで、ワカサギ用はちょっと断念。で、今考えてるのは

・イワシ用の竿(トカゲと重さ近い)
・1.0~1.5mくらい(短いと逃げられ、長いと引き寄せにくい)
・振り出し竿(持ち運びコンパクト、トカゲ出た時の素早い対応)

あたりかな。

来季成果が出るといいな。動画もしっかりした奴に撮り直したいな。

それにしてもいろいろやることが片付ききらなくて混乱してます。3月後半はさらにやることが多い予定なのでいまのうちにできることはやっとかないと。明日やればいいことは、なるべく明日やるように考えているけど、今は、明日やればいいことも今日やっといたほうが、あとあと無難、だな~

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