調査情報をとる、地図でマークした場所を他の人と共有する

調査で情報共有などする際に、このあたりを気をつけるとやりやすいと思うので、メモしておきます。

★場所(←地名や目標物、加えてGPS情報など)
○ネット地図でピンポイント表示できるもの
時間、気候情報

確認動物名 個体数 雌雄 成長段階
(計測したら計測情報)

補足情報

こんな形にしておくと、あとでまとめたりする時、便利です。

例)

★さっぽろテレビ塔(Google上でのGPS 43.061095, 141.356422)
https://goo.gl/maps/WdAWPWNEoFTrsES9A
2019.10.10 11:00、14℃、晴れ、風強い

ホモサピエンス 22個体(うち♂14) うち幼体4
(未計測)

補足情報:風が強いため、風の当たらない室内に避難している個体が多いようだ

こんな感じです。

ちなみに、Google Mapsでピンポイントの場所を他の人に見せるアドレスのとり方はこんな感じです(PC操作)。

まずGoogle Maps で表示したい場所を表示します。(ここでは北大付近を表示してみましょう)そして自分が他の人に知らせたい場所で右クリックします。

(画像はクリックで拡大します)

右クリックすると選択肢がいくつか出てくるので「この場所について」を選んでクリックします。

下部に場所の情報が出てくるので、GPS情報(数字の羅列)をクリックします。

クリックすると左から場所の情報が出てくるので、「共有」をクリックします。

すると、示した居場所がマークされた地図へのURLアドレスが表示されるので、コピーしてメールなどに貼り付けて利用して下さい。

参考になれば幸いです。(2020.4.25記述)

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ヒガシニホントカゲ(トカゲ科,爬虫綱)の繁殖生態の地理的変異 (予報)

日本爬虫両棲類学会が開催した第57回相模原大会(開催場所:麻布大学)で口頭発表された『ヒガシニホントカゲ(トカゲ科,爬虫綱)の繁殖生態の地理的変異 (予報)』に共同研究者として参加させて頂きました。

爬虫両棲類学会報 第2019巻 第1号に、要旨が掲載される予定です。

発表者:岡本卓 共同研究者:鈴木大・徳田龍弘・栗山武夫

一般参加型両生類爬虫類調査「ハープソンHokkaido」の実施の試み

日本爬虫両棲類学会が開催した第57回相模原大会(開催場所:麻布大学)でポスター発表『一般参加型両生類爬虫類調査「ハープソンHokkaido」の実施の試み』を行ってきました。

爬虫両棲類学会報 第2019巻 第1号に、要旨が掲載される予定です。

発表者:徳田龍弘 共同研究者:照井滋晴

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シロマダラの調査2017

北海道希少生物調査会に混じって、藻岩山麓でシロマダラの調査をしてきました。なんと取材も来ているということで、シロマダラがバッチリ見つかるといいなあ、と期待して臨みます。

この日は無風で、ジトッと暑い。水場も近いとあって、蚊の大群が襲来する。最初に面倒くさがって、ちゃんと虫除けを完備しなかったのをすぐに後悔した。

常に振って歩いていた手でこの有様。耳の穴とか入ってきて、わややった…。痒みも数日続き、刺している間も微妙に痛みを感じることがあるからタチが悪い。

立ち止まると黒雲のように襲ってくるので、こんなダンゴムシの写真撮るのでも、イライラMAXです。

きれいなオカダンゴムシだった。

で、さくっと結果を書いておくと、残念ながら見つかった生きたヘビは1匹。別チームが岩の隙間でシマヘビを発見していました。その他に抜け殻が、おそらく8匹分。ぱっと見てアオダイショウ、シマヘビとわかるものもあったけど、千切れてるのがほとんどなので、持ち帰って精査することにしました。

まずは

アオダイショウ。比較的長い抜け殻で残っていたので、計測しやすかった。胴の中央付近で体鱗列数は23だったので安心してアオダイショウ確定。

わりとボロボロのものが多かったけど下記も確定。

シマヘビ1

シマヘビ2

この2つは胴の中央付近で体鱗列数19で確定。

鱗にキールが無いか目立たない&総排泄口の前で体鱗列数17は実はシマヘビしかいないので、これもシマヘビ確定。(アオ19、ジム19、シマ17、シロマ15、マム・キールある17らしい)

ほんでこれがマムシっぽい太さあるかも…と期待したやつ。

もうカピカピで張り付いちゃっていたので、少しずつウルカして、体鱗の状況を確認できるようにしていく。

で、細かく観察したところ

目立つキールなし。はいマムシ消えたー。

ぼろぼろで体鱗列数も数えられないし、部位もわからないので、なんとなくシマヘビのような気がするけど、お蔵入り。

その他の抜け殻も1個を除いてお蔵入り。

じゃあ、残りの一個。

薄くて無紋。胴体部37cm分の抜け殻。

キールも無いか、ほとんど目立たない。

拾ったときはジムグリかなあって思ってたんだけど、自宅で洗ってヨレをほぐして乾かすと、数えられるところの体鱗列数は全て17だった。

この部分が胴の真ん中付近ならシロマダラ、胴の後部後半ならシマヘビという2択になった。

この時点で、鱗の質感がシマヘビっぽくないので、ウキウキしてきたんだけど、抜け殻が胴のどのへんなのかを推測するために、いろんなヘビの抜け殻を数えていじり倒して、あーだこーだ検討していくと、光が見えた。

こ、これは胴の中央を含んでいる抜け殻だ…。ということで、シロマダラの抜け殻で大丈夫でしょう、という判断に落ち着きました。

せっかくいじり倒して、あーだこーだ検討したので、来年初めに出る、北海道爬虫両棲類研究報告Vol.005に事の顛末を寄稿しとこうと思う。

7月22日 札幌市南区藻岩山麓
札幌エリア 644142
シマヘビ成体1
シマヘビ抜け殻3
アオダイショウ抜け殻1
シロマダラ抜け殻1
不明抜け殻3匹分

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福島県での環境モニタリング調査業務

2013年(平成25年)より、福島県南相馬市や飯舘村エリア付近で河川流域の生物調査を行っています。(2014年も調査いたしました)

私達の仕事は、小動物(魚類・両生類・昆虫等)を少数捕獲してできるだけ同定し、研究機関に送っています。また現地での空間線量の測定、水と土の採取も行っています。

調査自体は私達が関わる前から行われており、結果は少しずつ発表されていますね。私達の関わった部分では平成25年度以降の結果に反映されてきます。検査結果のでたものからこちらで発表されていますね。

東日本大震災の被災地における放射性物質関連の環境モニタリング調査
公共用水域

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