大捜査線、封鎖しました

今日は「生き物大捜査線!」というイベントで、滝野すずらん丘陵公園で両爬レクチャーと両爬・その他の生き物探しをして来ました。

開始寸前の9時30ころにはポツポツと雨が振り始め、ちょっとやきもき。見かけたニホンカナヘビをとりあえず確保。

ん?頭に何かついてる?ヒル…みたいなもの?

と思ったけど、なんかナメクジのたぐいだね。なんでそんなところについてるのかな…。このカナヘビの寝起きからくっついてたのかな。

雨の心配をよそに、1時間くらいのレクチャーを終えた後はほとんど雨は落ちて来ませんでした。むしろ晴れ間があったりして、なかなかの爬虫類日和になってくれました。ただしかなり蒸し暑い。陸生の貝類(マイマイなど)がよく動きまわってました。

オカモノアラガイのカタマリも見つけたり。交接しようとしていたのかな。

外では、水の溜まり場で両生類とその他探し。

まだ、今年はここではエゾアカガエルは上陸したてのやつはすごく少なくて、一番進んでるのでも後ろ足が出始めたくらいのオタマジャクシが多かった。エゾサンショウウオの幼生もちらほら。水生昆虫もいい感じで出ていていろんなものが見れました。環境的なものだと思うのですが、この水場ではニホンアマガエルの幼生は全く見られず。でも、ニホンアマガエルの成体や、卵の壊れかけたものもあったので、少数は繁殖してるみたい。

少し日が差してきた瞬間を狙って、カナヘビ、ヘビ探しに行ってもらい、カナヘビ多数や、シマヘビを確認。

その他の生き物も。

ちょっとだけ、レクチャーで変形菌について触れたので、エダナシツノホコリはタイムリーなところ。

久しぶりにギョウジャニンニクの花も見れたりして。15時の解散まで、お天気が良くて良かったですよ。

みんなでちょこちょこ、書き足してったので重なってるものもいるね。アバウトに分類したのと、細かく種類見たのといろいろ。

虫はボランティアガイドさんたちがいろいろ見てくれたので、いろんなものが出てますね。

サッポロマイマイ、エゾマイマイときてカシワマイマイが来てるあたりはちょっとトラップ的ですねー。(サッポロとエゾはカタツムリ。カシワはガです)

解散後に、捕獲しておいてみんなで観察したニホンカナヘビは放してきました。

おつかれさまでした!今年の滝野での大捜査線、封鎖しました!

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ぽかぽか

5月18日(土)に、おたまじゃくしを探しに行こう!(わんぱく遊び隊!)というイベントをし、江別市野幌森林公園でレクチャー&軽いフィールドをして来ました。子どもたち対象のイベントで、午前と午後の部合わせて 親子で70名前後の方々が参加して下さいました。

すくいやすい所で、オタマジャクシしすくい。

今年の春の寒さの影響はここにも出ていて、毎年産むこの池でも産卵数が少なかった(分散してしまった?)。そして、水が冷たい時期も長かったせいか、大きなオタマジャクシは見ることができませんでした。

おたまじゃくし(エゾアカガエル)の他、マツモムシ、コオイムシ類、プラナリア(キタシロウズムシ?)、ボウフラ(蚊の幼虫)&オニボウフラ(蚊のさなぎ)、アカムシ(ユスリカ)、ミズムシ(甲殻類)、ケンミジンコ、ヒラマキミズマイマイ類、エゾマイマイ、サッポロマイマイ?、オカモノアラガイ、ミズダニ類、イトミミズ類…などが採れ、ビンやバットにあけてみんなで見たり、ファーブルで卵を持ったケンミジンコを見たり、プラナリアを観察しました。

その後、捕まえたものは元に戻し、林道へ。エゾサンショウウオの卵嚢や、エゾアカガエルの卵塊を観察。孵化したてのエゾアカガエルの幼生の外に飛び出したエラなども観察出来ました。林道では種々のスプリング・エフェメラル(早春に咲く花)も見られるので、それらを見たり、子どもたちはその種類でスタンプラリーをしたり楽しめているようん感じました。

本当に、お天気が良くて良かったです!

その後、夜半まで夜間の生物調査をしたので、ちょっとバテましたが、晴れのフィールドは疲れの質がやや軽いですね!

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雨のハープソン・春

ハープソンの期間、道内は寒くて雨(雪)模様で、思わしくない天気の日々が続いていましたねー。両生類はなんとか卵は産んでくれているので、出掛ければ観察することはできるんだけど、出かける気持ちを天候に折られちゃった人も多かったのではないでしょうか。

第二期(夏:6/30-7-9)は天気が良くなることを祈ります!

自分のハープソンの期間の動きは、以下のような感じでした。

4/30。
雨。寒い。釧路のフィールドにひき続いての荒天。

この日は、恵庭公園で北海道エコ動物自然専門学校の野生生物コースの野外実習。限局的な環境だけど、止水や流水のある環境差と生き物を見て歩いて、季節のものを擬似ガイドしてもらう内容でした。

学生さんの力も借りて、無事にエゾアカガエルの卵塊も確認。思いがけないものもちょっといたりして、良かった。今度は暖かい日にゆっくりやりたいね。

家への帰宅途中に雨で出てきたエゾアカガエル成体を発見。車通行量が多くて、車止められずに写真撮れず。残念ながら参考記録。

この件で気分的に不完全燃焼を起こしたので、帰り際の山に入ってエゾサンショウウオを掴む。(産卵待ちのオスを発見)掴んだ肌がすごくスベスベになる。ハンドルを持つ手がスベスベで運転しにくい。サンショウウオの粘液を顔中に塗れば、お肌スベスベになることは間違いない。ただし何か別の衛生的な問題のあるものもたくさん顔につきそう。プルンプルンでもモチモチでもなく、ただひたすらスベスベになる。

5/1・2
なんだかダウン。イベントと、授業の下準備。外はどんより。少し雨。

5/3。
雨。寒い。この日は、滝野すずらん丘陵公園で、エゾサンショウウオの卵を探そう!のイベント。イベント報告はこちら

晴れて、ぽかぽかの陽気でできたら最高なので、来年はてるてる坊主大作戦ですな。

次回の授業のために、産みたてのエゾアカガエルの卵を探しに夜に山に入る。結果、幽霊疑惑が発生。

5/4・5。
どんより雨。寒い…。5/7の実習のためにエゾアカガエルとエゾサンショウウオの幼生を探す。しかし、全く孵化していない。泣きそう。寒いから、卵の中身の成長自体も遅れてるみたいだ。

実習のスケッチのモデルが見つからず、泣いた。全米は泣いてくれなかった。

5/6。
雨。寒い。そろそろ「GW」にキレ始める。

ゴールデンウィークってよォォォ…。『ウイーク』ってのは、わかる・・・ スゲーよくわかる。だいたい休みが1週間くらい続くからな・・・。

だが、「ゴールデン」って部分はどういうことだああ~~~っ!?金色だろーが!太陽出て輝く金だろうがァーーー!ナメやがってこの雨雲、超イラつくぜェ~~~ッ!!雨降ったら金だろうがなんだろうが人間、引きこもるじゃねーか!晴れるもんなら晴れてみやがれってんだ!チクショーーッ!

どういう事だ!どういう事だよッ!クソッ!雨のゴールデンって、どういう事だッ!ナメやがって、クソッ!クソッ!

心中お察し下さい。良い子のみんなはこんなこと思っても口には出さないようにねっ。ちょっと心のなか暴れてスッキリ?したかも…。

で、この日は再び滝野すずらん丘陵公園でイベント。

今回は共育フォーラム、滝野すずらん丘陵公園、北海道爬虫両生類研究会の3者で協力して、滝野でハープソンをしました。

自分はとても、「企画」や「進行」が苦手です。このへんに特に自信がないので、講演とかの時にはよく自宅リハーサルするんですね。しかし今回は、共育フォーラムと公園、とても心強いバックアップ。フィールド観察に、そのあと両生類の観察結果を検討する時間を設けたり。雨の中、参加してくれたみなさんも、色々楽しめたんじゃないでしょうか?

野外では、

506takino (9)

ツチガエルの越冬幼生。7cmちょいあります。泥の中で寝ていたようです。

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かなり綺麗な状態のエゾサンショウウオの卵嚢。下はヘドロ状でなく、質のいい枯葉メインのリターなので、卵が綺麗なままの状態なようです。

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エゾアカガエルも安定した産卵。5/3の子供イベントとは違う方面を探してみたのですが、意外にサンショウウオの産卵があちこちで見られます。でも「観察のしやすさ」はかなり厳しい感じかもしれない。

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エゾアカガエルの成体も水中の泥の中から発見しました。たいへん痩せておられます。婚姻瘤(こんいんりゅう)があったのでオスですね。命削って繁殖しているようです。

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コオイムシ類も取れました。

滝野すずらん丘陵公園は、固まった範囲に違った環境があるので、「環境の差」を観察するのには色々やりやすいですね。水の生き物でも、流水・静水・止水の生き物、止水でも深い止水・浅い止水の生き物、いろいろ観察出来ます。

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あと、管理棟などもあるので、講演的なことや、生き物を見たあとのまとめなんかもやりやすいんですね。

506takino (3)

ナメコみたい。キノコは全然識別できないので、ナメコっぽいねー、と話していたんだけど、この朽木は昔、ナメコ栽培のホダ木だったらしく、本当にナメコだったのかもしれない。

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わからん。綺麗なキノコ。

506takino (1)

わからん!絵の具をこぼしたような、多分菌類。

5/7。
やっと晴れ・やや強風

ハープソン最終日だけど、予備日的に設定した月曜日なので、参加者は多くないかも。そこで晴れてくるとは、なんたる呪い。

円山動物園に用事があって出かけてきたのですが、園内で個人的な大事件が!

507maruyama (2)

ヘビヌカホコリ(たぶん)!!憧れ変形菌じゃないっすか!「そのへんにある」というまやかし文言渦巻く身の回りにありながら一切その姿を見たことがなかった変形菌。子実体なのに、キノコっぽいフォルムを全くしていない屈曲子嚢体タイプの変形菌。

園内に転がっていた朽木の下。爬虫両生類館のヌシ、H氏の「このへんの樹の下にエゾサンショウウオが越冬してたことあるんですよね」のヒトコトとともに繰り出された「神の蹴り」によって
転がった朽木の裏には、そんなドラマティックな生き物が転がっていたのです…。

507maruyama (1)

手にとって見れば、こういう状態でして。

507maruyama (3)

寄って撮れば、まるでプレッツェルですね。

507maruyama (4)

ヘビヌカホコリのすぐそばには、身が黒い小型のマイマイが隠れてました。小型種なのかな。結構平たい。

ハープソン2013・春
個人調査エリア:5エリア(恵庭・島松山・定山渓・無意根山・札幌)、
別チームでの調査エリア:(清田・大楽毛・山花・遠矢)
個人確認種:2(エゾサンショウウオ・エゾアカガエル)
別チームでの確認種:+2(キタサンショウウオ・ツチガエル)

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釧路一晩隊(ハープソン2013)

ちょっと移動が多かったので、記事の更新が前後しています。

今回は4月27-28日に1泊で釧路に行ってきた時の話。

4月28日からハープソンが始まったこともあって、まずは記録関係の記事をに書いていこうとおもいます。(釧路でのフィールド私感はまた別記事で)ちなみに、調査した場所がどのエリアに当たるのかを調べるのは、こちら(ハープソンの予行2012)を参考にしてみて下さい。

釧路旅は、学芸員のHさんやHHS副会長のTさんと一緒に動く日程だったのでハープソンの個人記録用チーム(ばいかだ)とは別に、「釧路一晩隊」を結成しました。(1泊2日だから…)結果は

こんな感じ。クリックすると拡大するので、書くときに参考にしてみてね。4/27日は、ハープソンの期間外なので、参考記録として挙げておきました。

28日からハープソンスタート。なので、28日からを本記録として挙げています。

本記録

  • 遠矢エリア・4/28・キタサンショウウオ卵嚢の写真(IMGP0573.jpg)

IMGP0573

今年のハープソン本記録の1種目はキタサンショウウオでのスタートでした。写真は水中写真です。青光りする卵嚢がとても綺麗ですが、あえて青光りしていない水も茶色い場所で撮ってみました。エゾサンショウウオの卵嚢よりも、中にある卵の1つ1つが小さくて、
数がたくさん入っています。

  • 遠矢エリア・4/28・エゾアカガエル卵塊の写真(_MG_0450.jpg)

_MG_0450

今季のハープソンではこれの記録が一番多くなると思います。確認エリア数がどれだけ計上されるか、楽しみですね。

  • 山花エリア・4/28・エゾサンショウウオ成体の写真(_MG_0571.jpg)

_MG_0571

釧路湿原辺縁部のあたりのエゾサンショウウオですね。運良く、成体が見つかりました。

  • 山花エリア・4/28・エゾアカガエル卵塊の写真(_MG_0058.jpg)

_MG_0058

苔むしていて(正しくはコケじゃなくて藻類っぽいけど…)、緑色になった卵塊。暖かいところにある卵塊が、こんな感じの変化を起こしていることがあります。

以上が、釧路一晩隊のハープソンの正式記録です!釧路は実際には4/27から入ってフィールドをしていたので、期間外の4/27の記録は参考記録として計上しておきましょう。まずは釧路に入る前にちょっと入った阿寒周辺の山。

  • 上庶路エリア・4/27・エゾアカガエル卵塊の写真(IMGP0520.jpg)

IMGP0520

時間差卵塊。上に乗ってる小さな卵塊はごく最近産卵したもの。残念ながら、楽ちん移動出来る範囲にはエゾサンショウウオの卵嚢はなし…。そして夜にはキタサンショウウオの産卵を観察していました。

  • 大楽毛エリア・4/27・キタサンショウウオ成体の写真(_MG_0319.jpg)

_MG_0319

地上は暴風&霧雨のよろしくないコンディション。でも水中はどこ吹く風だったようです。オスが尾を振りディスプレイ中。「大楽毛」は「おたのしけ」と読みます。

  • 大楽毛エリア・4/27・エゾアカガエル成体の写真(_MG_0386.jpg)

_MG_0386

キタサンショウウオを観察しているといつの間にか出てきているエゾアカガエル。雨のためかほとんど鳴いてなかったけど、姿自体はちらほら見ることができました。

以上、釧路一晩隊の成果でした!また別記事で、もう少しじっくり書こうと思います。

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雨でも両生類は頼もしい

滝野すずらん丘陵公園で、エゾサンショウウオの卵を探そう!というイベントをして来ました。どういうわけか、最近出かけるとお天気が良くないのですが、今日の気温は4℃未満&雨…。(私の日頃の行いが良くないのだ)

両爬を観察するのに、雨はあまりかんばしくない事が多いのですが、卵を見えるところに産み残してくれる両生類は観察イベントとしては頼もしい存在です。加者の皆さんには30分ほど、両生類について豆知識を頭に仕込んでもらって出発!

IMGP0615

うにょんうにょんと、巻いているのがエゾサンショウウオの卵嚢。つぶつぶと、固まっているのがエゾアカガエルの卵塊。

IMGP0617

1年を通して水の入っている田んぼでは、ツチガエルのオタマジャクシ(画像の)が見つけられました。生態的に、オタマジャクシで冬越しをできるので、この寒い中、どの両生類の卵も孵化していない時期に十分に成長した姿で見つけることができるオタマジャクシです。その他にもヤゴ類やマツモムシ、トビケラの幼虫やカワゲラなどが網に入りました。

IMGP0611

せっかくなので、卵は少しバットに開けて触ってみましょうねー。おおむね、雨の中でも、皆さん楽しんでくれたように思いました。
両生類は長い時間触らないようにしてね!というお約束もみんな守ってくれました。(人間の手は暖かすぎるので触りすぎると両生類が弱ってしまうので)

寒かったので、爬虫類は見れませんでしたが、エゾアカガエル、エゾサンショウウオ、ツチガエルという3種の両生類を見ることが出来ました。

さて、ここからは私の大反省大会です。

エゾアカガエルの卵塊は、数百単位の卵が固まって球状を成しますが、そうではない卵塊がごく少数ありました。卵塊を形成する卵数も少数で、浮遊しているものもあり、ぱっと該当しそうなものとして、ツチガエルの卵…?と紹介してしまいました。卵径がやたらと大きく感じたので、(ツチガエルの卵径は結構小さい)どうもやっぱりエゾアカガエルのようです。間違ってしまって、ごめんね!!

付近にエゾサンショウウオとエゾアカガエルの損傷した死骸もあったので、もしかしたら、卵もいじられてバラけてしまったのかも、と想像します。「犯獣」として決めつけてはいけないのですが、アライグマならこれらの事件を起こすこともできるかもしれません。

…言い訳です。ごめんなさい!

どこかで今日の参加者の皆さんに、バッチリとしたツチガエルの卵を見てもらってほしいです。過去記事からの引用ですが、参考に。

ツチガエルの卵

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Old World Ratsnakes

I wrote one chapter of the book which is “Old World Ratsnakes – A collection of papers”. The title of the chapter is “Distributional and natural history notes on the ratsnakes of Japan, with special emphasis on the species of Hokkaido”.

Klaus-Dieter Schulz (編著)による「Old World Ratsnakes – A collection of papers」 という本の一章を書きました。章題は 「Distributional and natural history notes on the ratsnakes of Japan, with special emphasis on the species of Hokkaido」 (日本、特に北海道のラットスネークの分布と自然史)です。

Oldworld Ratsnakes

全432ページ、写真は900点以上
担当したのは353-368ページ

この本は「A monograph of the colubrid snakes of the genus Elaphe」の著者であるKlaus-Dieter Schulzの新冊です。新冊は旧世界(ヨーロッパ・アジア・アフリカ)のラットスネークについての本になります。新世界(南北アメリカ大陸やオーストラリア周辺)のものについては予定はまだ把握できておりませんが、別途まとめているかも。

ラットスネークとは、以前Elaphe属にまとめられていたネズミ食い系のヘビの一群です。(今はジムグリの所属するEuprepiophis属をはじめ、多群に分化していきました)私が担当した中では、日本産のラットスネークとしてElaphe属はアオダイショウ、シマヘビ、ヨナグニシュウダ(シュウダ)Euprepiophis属はジムグリ、Orthriophis属はサキシマスジオを挙げています。(スジオは日本ではElapheに分類されますが、この本ではOrthriophisで扱っているので合わせています)

私の章では、特に北海道という地域に焦点を当てて、フィールドでの観察から得られる状況や情報について書いています。47点の写真を提供しており、そちらは道外産のものやスジオやシュウダも出しています。

ユーロやドルを使える状況ならAmazonやこちらで購入出来ます。(定価96ユーロ)なお、少数の取り寄せが私の方で出来そうなので、販売できそうならまたご連絡致します。

(参考)
2013.05.02時点では、96ユーロ=122833.5円です。ユーロ換算はgoogle先生にお尋ね下さい。

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アズマヒキガエル生息分布広げる:北海道新聞

I was interviewed from the news paper. “Hokkaido newspaper”

「北海道新聞」(札幌圏版紙面夕刊:2013年4月11日)で、アズマヒキガエルが石狩、江別で分布を広げつつあることをお話ししました。昨年の「調査」による結果のお話しですが、調査とは、「ハープソン Hokkaido 2012」のことです。

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北海道で生態捕獲されたシロマダラ(Dinodon orientale)の糞内容について

I wrote an article “The morphology of Dinodon orientale in Hokkaido” to BULLETIN OF THE HERPETOLOGICAL SOCIETY OF JAPAN.

日本爬虫両棲類学会が発行する爬虫両棲類学会報 第2013巻 第1号に、「北海道で生態捕獲されたシロマダラ(Dinodon orientale)の糞内容について」が掲載されました。主著は更科さんで、私は共著の立場で参加させていただいています。捕まえた直後の糞便から、ヒガシニホントカゲの卵が検出されるなど面白い点が記載されています。

著者:更科美帆
共著:本田直也・徳田龍弘・庄子信行・寺島淳一・吉田剛司

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雪解けまだなんだけど(ハープソン2013年度版)

いやー。春ですね。雪いてるけど、積雪は増えてないし…

さて、来年度はハープソンが春から始まります。去年の反省や、ちょっと改善を見込んで、2013年度版のハープソン・ルール群を仮決定しました。問題なければ、4月1日に本決まりにします。様式とか変えたり、細か目のチェックで、ぐったりしております。

去年とちょこちょこ変わっているところがありますので、以下に変更点など、ちょっと書いておきますね。

  1. 「参加申込書」ができました
    →本年度はなるべく事前登録として、参加者のある程度の人数を把握しようという形です
  2. 正式記録のための証拠品として写真以外に、カエルでは音声ファイルも認めることになりました
    →声はすれども姿は見えず…のアマガエルなどに使って下さい。音が入れば動画ファイルでもいいです。ただし、トウキョウダルマガエルとトノサマガエルのように、声が酷似した種がいる場合は、参考記録止まりになる可能性もあります
  3. 期間が2期になりました
    →第1期:4月28日~5月7日、第2期:6月30日~7月9日となります。前回は夏休み期間に合わせ、1週間の実施でしたが、春先に産卵する両生類の確認が難しかったため、春季も行うことになりました。なお、第2期はまとまった連休の少ない期間ですが、土日を2回入れているので、ある程度は動きやすいのではと思います。
  4. Facebookの北海道爬虫両棲類研究会のページでも、種の写真報告をOKとしました
    →twitterでの実況(タグ #herpthon2013)の他、身の回りではFacebookもかなり利用があるため、適用を広げてみました
  5. ニホントカゲからヒガシニホントカゲへ表記の変更
    →分類により、北海道の個体はヒガシニホントカゲとなったため
  6. 賞の変更
    →最多エリア調査賞(ばいかだ賞)の新設、写真賞は中島宏章賞のみとなります。また、本年はBooby5賞を昨年のBooby3賞の代わりに置きます。
  7. 注意のページに加筆
    →マムシについて動愛法のページヘのリンク。外来動物についての注意も加筆。保険について少し加筆。
  8. 事務のお手伝いをして頂きます
    →参加申込受付などの事務を、自然ウォッチングセンターさんにお手伝い頂くことになりました。たいへんたいへん、ありがたいです

大ざっぱに言うと、こんなところです。

今年は、補助金も受けていないので、昨年ほどの立派な報告書や、チラシ作成はできませんが、出来る範囲で、頑張ろうと思います。

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faura No.39

I offered the photograph to the magazine. “faura No.39” (Japanese text only.)

faura39

北海道の自然を知る季刊誌、faura No.39 にアオダイショウの写真を提供しました。岸田典大さんのエッセイ、獣野生絵のページに掲載されています。「徳田龍弘」での提供です。

また、北海道爬虫両棲類研究会会長として、faura informationに「ハープソン Hokkaido 2013」の開催について告知文を書かせて頂きました。さらに、「ハープソン Hokkaido 2012結果報告書」について書評を頂いております。

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