みんなでサイエンス76:北海道新聞

I wrote the article for the news paper. “Hokkaido newspaper” The article was “Let’s Science” about the color of the venom of snakes.

「北海道新聞」(紙面)で、マムシの毒について寄稿しました。2013年9月26日の北海道新聞・夕刊(札幌圏)に掲載されました。
『狩りの補助 侮れぬ怖さ』などの副題がついています。

北海道自然史研究会の会員の一人として、『みんなでサイエンス』に寄稿しています。みんなでサイエンスは、木曜の夕刊で
連載されています。

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スネークアート展

I open a store in Maruyama zoo at September 23rd. “Snake art” (Japanese text only.)

北海道札幌市の円山動物園で2013年9月13~23日に開催された「スネークアート展」。こちらのうち、9/23に1日だけ出店し書籍を売りました。また今回は、作品として1点、展示して頂きました。

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モリ・イク vol.6

I offered the photograph to the booklet. “Mori-Iku vol.6“.Picture

生活協同組合コープさっぽろが発行した、「モリ・イク vol.06」という冊子の特集「森のキモイキレイ」の中で、Pictureジムグリのお腹の写真を提供しました。このリンク先ではモリ・イクのバックナンバーも見れますので森のキモイキレイをお楽しみください。

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外来種の実習ひとまず完結

今年の前期の授業が終わりました。今までの授業はずっと座学で進めてきたのですが、今季は野外実習も組み込む形でやってみました。天候や、行動範囲などいろいろ考えるところもありましたが、そのうちの1つの実習の流れを紹介しようと思います。(今回は2年の自然コースの実習です)

北海道には両生類の種類は多くありませんが、現在確認される両生類の半数以上が外来種です。そのうち、トノサマガエルは道央を中心に広がりを見せています。本来の生息地(本州・四国・九州)ではむしろ減少傾向にあり環境省レッドデータ(2013現在)では準絶滅危惧種にも指定されている。しかし皮肉にも、北海道ではかなりの勢いで分布を拡大している状態です。

座学では、外来種の話を進め、学生さんには、「外来種についての自分の考え」をレポートにしてもらいました。表面的には、いろんな意見(駆除派・静観派など)を持っている人が多いのですがなぜ自分はそのような意見を持っているのか?という部分を見つめて欲しいと思ってのことです。

「先生が外来種は駆除した方がいいというから、私は駆除するべきだと思う。」

という意見は、まったく自分の考えを持っていない。なぜ駆除が必要で、駆除する時にどう考えながら駆除するべきなのか。静観するなら、どうして静観するのか。自分の意志をしっかりと説明できることが重要だと思います。

いろいろな意見を持つだろうし、それを自分の考えとして持って議論をするなら、外来種議論にも少しは実があることになっていくと思うので。

今回のレポートの結果から、外来種の野外実習の大筋をたてました。

今回は

・トノサマガエルの帰化定着を心配している施設でトノサマガエルを捕獲する
・捕獲したトノサマガエルは、なるべく苦痛がない形で冷凍死させる
・死骸はできるだけ無駄にしない
・後日解剖して、自分の知識に入れる
・駆除した際の、死骸について、何かに利用できないかを考える

こんな感じで進めていくことにしました。

学校の職員さんに尽力していただいて、トノサマガエルをある施設で捕獲する許可を頂いて、野外実習を8月に行いました。

確かにたくさんのトノサマガエルが確認でき、うちの家の近くにあるような田んぼ(まだトノサマガエルがいない)のアマガエルの密度と比べると、大変アマガエルの個体数は少なかった印象です。

全くいないわけではなく、写真のように上陸したばかりのアマガエルがぽつりぽつりと見ることはできました。

上陸の時期となっていたためもあるのですが、トノサマガエルの個体数は「おびただしい」と表現する数でした。実習始めたてのところで、このような感じです。

実習では、「各種の両生類・爬虫類を捕まえること」も大事にしたいと思っています。

捕まえる→探す→見つけるにはどんな環境を好むかを考える→見つけた時にその環境を肌で感じる→その環境に住む他の生物も見る
→そこの生態系がどのように構成されているかを考える

これができれば、いろんな生き物を調べる時に役立つ知識にできると思います。例えば、水辺に住む鳥を見たいと思った時、その鳥がカエルを食べるという情報があったとして、単に水辺をやみくもに探すより、その鳥が好む種類のカエルの住む場所を探し当てられれば効率的に観察、調査もできます。飼育技術としても、生息地の環境を良く知れば、その種が好んで生息する環境を飼育下で再現してあげられればより良い飼育へと持っていけるでしょうしね。

通勤の途中でヘビを拾うと、持って行って学生に見せたりします。帰り道で捕まえたところで放します。学生さんが飼ってみたいと提案も受けることもありますが、自分で捕まえて生息地を観察してから飼ってね、と断ります。理由は説明するので、きっとわかってもらえてると思います。

さて、実習に戻りますが、水面内にも大量のトノサマガエルのオタマジャクシがいます。大体野外で捕まえたものはお腹が泥なども食べてプリプリにふくれているので、スペード型に見えることが多いです。

施設では、卵を見つけると除去しているのですが、とても取りきれないという現状があります。捕まえたトノサマガエルは、学生さんにカウントしてもらい、それをしつつ、誤認捕獲がないか、確認をしていきます。

誤認捕獲はあとで水面に戻しました。上の写真はニホンアマガエルのオタマジャクシですね。捕まえて両種をよく見比べると、はっきりとした違いがわかってきます。こういう経験も、いずれ役に立つことがあればいいなと思います。

その他、実習中に見られる野生の両爬も観察出来ました。

エゾアカガエルの若い個体ですね。

これはカエルを好んでよく食べるシマヘビです。この日だけで3個体が確認できました。

トノサマガエルの増加は、シマヘビ視点で考えると、食べでのあるエサが増えて、嬉しい事なのかもしれません。対して、ニホンアマガエルにとってはエサを取り合う競争者、もしくは自身がトノサマガエルに食べられることもあるので嬉しくないところでしょう。

本州ではアマガエルとトノサマガエルは同所的に住んでいるので最終的には住み分けられるのかもしれませんが、トノサマガエルのいなかった北海道で住んでいたアマガエルにとっては厳しい状況になっていると思います。

体感的で、データを表示できるわけではありませんが道内でたくさんトノサマガエルがいる環境では、反比例してニホンアマガエルは少ないように感じています。

トノサマガエルは1匹のメスが千単位の卵を産みます。ほとんどの卵がオタマジャクシになり、成長するので、上陸の時期には見られる数が増えるのは当然なのですが、1000近い個体がこの日だけで捕獲されました。

大きな個体は、後日、解剖して、カエルの体の作りがどういうものか、オタマジャクシも一部解剖して変態時にどのような変化が起こっているかを観察しました。

(写真はカエルの解剖の日に、他の人から頂いたヘビの死骸を解剖をしてるところですが…)

この実習は、比較的、予定していた流れで進みましたがお天気等によっては、なかなか難しい面もあります。その辺りも、今季は経験できた(フィールド行っても何もいない…)ので、今後の組み立てもうまくやらないといけないですね。

解剖に使わなかった残り900以上の個体ですが、幸い、学校にはたくさんの飼育動物がいます。その中でも、カエルを食べることができる動物がいます。何種かの動物は、食べることができるので、10匹単位くらいに小分けして冷凍しました。寄生虫が心配ですが、冷凍や煮る、などの手段を使って、飼育動物のエサとして利用できそうなので、ホッとしています。

有効利用できるものは有効に、「命を無駄にしなかった」と、自分たちを納得させるためにも、有効利用の考えもどんどんしていったほうが良いかなと考えています。

トノサマガエルは無毒でエサ利用できるのですが、トノサマ同様、分布を広げている外来種ヒキガエルは毒があるのでエサ利用が厳しいです。この辺りも良いアイデアを考えたいところですね。

蛇足。

実習中に、誤って踏まれた拍子に、頸部の皮膚が裂けてしまったシマヘビ(カラスタイプ)。頸部に負った傷の処置をしたのですが、処置後、30cmちょっとのシマヘビが、20cm近いニホンカナヘビを吐き出しました。こんな大きいのを食べているのかと、かなり驚きました。

傷:
誤って踏まれた拍子に、頸部の皮膚が裂けてしまいました。最初は皮膚を寄せて、くっつくようにしたかったのですが、数日後に傷が開くなどで、くっつけることができず、今は傷が開いた状態で表面を軟膏等で保護して、数度の脱皮で皮膚の再生を期待しています。頸部皮膚なので、大きなエサを与えられないので、しばらくは流動食(捕獲したトノサマガエル利用)の強制給餌です。今年中の野生復帰は難しそうです。

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の・ぼ・り・べ・つ…と言えば

クマ牧場には行ってないんだけどね。ここ最近の外出やフィールドの話を少しずつ。

8月25日に登別のふぉれすと鉱山で爬虫類・両生類の講義をしてきました。受講者の年齢層は幅広く、小学生~壮年者までいらっしゃいました。

内容は、登別の周辺で見られる両爬と、エゾサンショウウオのネオテニー(幼形成熟)の話をしました。登別には倶多楽湖(くったらこ)という湖が近隣にあり、戦前まではこの湖にはエゾサンショウウオのネオテニーが住んでいたという記録がある。(ヒメマスの移入により、絶滅したとされています)ネオテニーがいたこと、越冬幼生がネオテニーと混同されやすいことなどお話しました。

そのあと、短い時間だったけど、大量に持ち込んだヘビの抜け殻を触ってもらって、種による違いを見てもらいました。

1時間の座学のあと、フィールドへ。ふぉれすと鉱山の周辺には、すぐ両生類や爬虫類を観察できる場所がちょこちょこある。

時期的に、エゾアカガエルやエゾサンショウウオは幼生も上陸が終わって見つけづらい状況になっているかと思ったけど、ところどころ特殊な環境があって、(例えば1日中、日が当たらない流水が入る水たまりとか)無事に4種類の両爬が見ることができました。

ニホンアマガエルの幼生の不格好さを見てもらったり、

I

エゾサンショウウオやエゾアカガエルの幼生も見れたり。アマとエゾアカの幼生を比べて見れたのは良かったな。

アマガエルもエゾアカも幼体(上陸してるが未成熟)も見れました。爬虫類は、ヘビは残念ながら見れなかったけど、ニホンカナヘビを見ることができました。

講義も、よく聞いて下さって大変ありがたかったです。講義が終わったあと、スタッフのかたに倶多楽湖を案内して頂きました。

登別といえば、クマ牧場なのですが、個人的には倶多楽湖でして。ネオテニーが生じた湖水を肌で感じてみました。凄い冷たいのを想像して…。

さわってみると、ぬるい。想像以上にぬるい。岸辺で日当たりの良い所で25度。岸辺の日陰で22度。こんなものなのか。同行してくれたNさんが湖に詳しい方にお話を伺ってくれて、やっぱり特殊な湖だということがよくわかりました。

火山湖で、もともと魚はいなかった。深さも150mくらいあり、表面の温度は毎年かなり上がる。でも湖底の方は安定して低温。でもここ数年、温度が少し上がっている。昔は日本で3本の指に入るほどきれいな湖水だったが、魚の移入に伴って、水がだんだん悪くなり(エサを撒くなどもあったよう)、かなり水質が落ちたが、最近は改善してまた水は戻り始めている。
エゾサンショウウオの産卵は周囲の沢付近で見られる。多くはないが湖面でも見られる。幼生はいるかどうかはよくわからない。

などなど。お話聞けて、とても良かった。倶多楽湖も環境見れたし、かなり満足。

夜は、ふぉれすと鉱山に宿泊させてもらった。(宿泊設備もあります)ご飯の前に、スタッフの方々・関係者で夜のフィールドへ。バテバテだったので、軽めのフィールドにしてもらって申し訳なかったです。両爬は出なかったけど、いろいろ盛り上がっていました。

照明さんと、撮影隊の図。何を撮っていたかはまた後で。

夕飯は、登別っぽい、地元のものを食べたいとリクエストして焼き鳥(豚)を食べた。焼き鳥といいつつ、刺さっている肉は豚肉です。室蘭地方の名物ですね。

「焼き鳥(豚)」は知ってはいたのだけど、スタッフの方々は自分がうっかり「豚串」と言うと違和感を感じているようだった。やっぱり焼き鳥なのか。これは。炭火焼きで、カラシを付けて食べる「焼き鳥」。タレと塩があるが、塩のほうが好きだな。結構食べたけど、牛肉と違ってもたれなかった。何より、とても美味しかった。次回、講義があるときには「納豆シュークリーム」を食べることになりそうだ。うーん…。

翌日、ふぉれすと鉱山を出て、昨夜の撮影隊の場所で、昨日のブツを確認。

白い覆面をしたエゾゼミ。もう、このエゾゼミはすでにお亡くなりになっている。

冬虫夏草とか、そういうライフサイクルを持っている菌類による感染死だと思うけど、ちょっとキレイだと思ってしまった。虫を操って高い場所に行き、胞子を広く拡散させる。なんて凄い菌なんだろうね。

その後は、苫小牧で別の相談があったので、苫小牧に向かいがてら、フィールドを見て歩く。

虎杖浜やポロト湖、ヨコスト湿原。白老町の地形図で通り道で目につくところを見た。両爬の外来種を見ることはなくてちょっとホッとはしたけど、ポロト湖の湖岸ではいくつかでかいザリガニの死骸を見たな。生息してて死んだのか、死んだものを捨ててあったのかはよくわからないけど。

苫小牧についたけど、約束の時間まで余裕があったので錦大沼に行ってみた。湖一周散策路は、キノコ観察好きな人にはたまらない場所かもしれない。(食べるではなく、観察する人向け)見応えのあるでかいキノコがかなりたくさん種類があった。ここまでいろいろ見たのは、アポイ岳の低標高地以来だ。

キノコが菌に侵されているのも目立った。キノコが白いカビに侵食されてる感じのやつ。でも、写真はほとんど撮れなかった。

すごい蚊が多くて、立ち止まると襲撃される。やや小型の蚊のくせに、服の上からもお構いなし。ここの蚊は、人生で3本の指に入るくらいえげつない蚊だった。

集団襲撃力 B (叩いても意味が無いくらい来る)
お構いなしに刺す A (ジーンズの上から)
痒みの強さ A (運転しててイライラする)
痒みの持続性 B (3日)
しつこさ B (森の外まではついてくる)

ちなみに関東の住宅に出る蚊なら

集団襲撃力 D (何匹か始末すると静まる)
お構いなしに刺す C (刺しやすいところを選んでる)
痒みの強さ B (寝てても痒い)
痒みの持続性 A (5日)
しつこさ C (撃退すると去っていくものもいる)

さらにちなみに、今まで一番イヤだったのは佐呂間の湖岸で襲われた黄色っぽいやや小型の蚊。

集団襲撃力 C (湖岸の葦原は個体数多し)
お構いなしに刺す A (ジーンズの上から)
痒みの強さ S (刺された瞬間痛い。痒みは猛烈)
痒みの持続性 D (1時間程度)
しつこさ C (湖岸から離れるといない)

こんなん評価しても意味ないんだけど(体質によって違うだろうし)評価してやりたいほどのイライラを引き起こされました。蚊でイライラしたの久しぶりだわ。

でも、その襲撃に耐えて見ていたのはツノホコリ類。変形菌に近縁なものだね。(変形菌にカテゴライズされないことも多い)色々観察するとわかるんだけど、この仲間は他の変形菌の子実体に比べると、水々しい。写真にとっても、透明感とみずみずしさが残るんだ。ただし、標本にしようとすると、元の形は維持することができない。

これはツノホコリっぽい。別の場所には…

エダナシツノホコリっぽいものが生えてました。真性粘菌亜綱の普通の変形菌のアートした形も引き込まれるものがあるけど、ツノホコリ亜綱の、このみずみずしさも引き込まれるね。で、3日ほど、蚊に刺された30箇所以上の場所に痒み止めを塗り続ける生活に陥ったわけだ。あのとき、運転辛かったなー。

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ちょっと一息

14日で続いていたイベントが終わって、ちょっと一息つきました。気が緩むと、失敗することが多いので、しばらくは、事務的なことを進めて、気が緩まないようにしないと。

さて、一息前に行ったイベントは7月14日。恵庭のルルマップ自然公園で生き物探しと、生き物のすみか(最終目標は主に爬虫類)について考えて来ました。

現場に向かう途中、ジムグリを拾う。今年、相当ジムグリと遭遇してる感じがする。

ジムグリ、地味で良い。魅力を伝えるとなると、褒め言葉が思い浮かばないけど、悪い言葉も思い浮かばない。

上顎のかぶさり具合は、やっぱりアップだね。

あ、こんなことしてる場合じゃなかった。遅れそう…。急ぎ、会場へ向かう。なんとか間に合った。

下見でエゾアカガエルの成体をみつけることが出来た。幸先いいかもしれないなー

ルルマップ自然公園ではパークゴルフのクラブハウスの一角をお借りして、先週見つかった生き物、多分この辺りでいるんじゃないかと思われる両爬、それと、今日は爬虫類のすみか的なもの作ってみようか、という話。時間はかかるかもしれないけど、環境を考えていじっておいて、いずれ爬虫類が住んでくれるような「隠れ家」になってくれればいいな。ちょっと端材を林縁の日当たりの良いところに積んだけど、まだまだ未完成です。(「完成しない」ものなのかも知れないけどね)

その他、生き物の観察。

爬虫類に出てきてもらえると良かったのだけど今回はヘビ、トカゲともに現れてくれず。虫と両生類の観察になりました。

この日はエゾゼミの羽化が盛んでした。昼間なのに、幼虫が羽化に向かおうとしていたり、中には背中がバックリ割れて、成虫が出てくる途中のやつなどもいました。あとで、写真撮ってなかったことに気づいた。

公園内ではトノサマガエルが水回りに生息しているけど、捕獲がとてもしにくい。捕獲出来ると、プラケに入れてみんなでじっくり観察できるので、是非捕獲したいところ…。

…となんとか参加者の方が、1匹、大きな♀を捕まえました。一番望ましい形で見ることが出来たのかもしれない。

飼育したいというお申し出があったので、移入種であることを確認してもらい、自宅で最後まで飼育してもらうことになりました。

トノサマのいた湿地で泥ごと水をすくうと、1匹オタマジャクシが採れました。この写真だと右眼しか確認できませんが、すごく体側寄りに目がついています。ニホンアマガエルのオタマジャクシですね。成体はまだ見つけられていないのですが、この湿地帯のどこかには生息しているみたいです。

これで先週からのカエル確認はトノサマガエル、エゾアカガエル、ニホンアマガエルの3種となりました。

他にもいろいろ昆虫がいたりして、これはこれで各分野の、エキスパートが調べたらいろんな生き物が見つかりそうな場所でした。これはウラナミアカシジミかな。羽化に失敗していて、地面近くにいました。反対面はこんな感じ。

頑張れば飛べるけど、思う方向に飛べないようでした。昆虫はわからないものいっぱい。

ハエ目。それ以上は、いろんな科に微妙に似てる奴がいて自分には絞りきれない!今回は子どもの質問にもいくつか答えに詰まってしまうものがあって、即答できないけど、なんとなくわかってもらったっていうのがあった。

Q.セミの飼い方教えて!

A.セミが食べるのは木の中を流れる樹液。飼うには生きた樹木が必要で、それを揃えるのは多分とても大変。それでいて、上手に飼えたとしても、1ヶ月も経たずに死んでしまう…と考えると飼育しないほうがいいかもしれないねぇ

とりあえず、上のように答えたけど、飼育しないように薦めたのは、どうだったかね。もしかしたら、すごくアイデア出していい飼い方を開発したかもしれないし、多くの人が経験したように、虫かごで干からびさせて、少しの罪悪感から、命を考えたかもしれない。

飼育をしないことを、こちらから薦めたのは、ちょっと良くなかったかな。とにかく大変だ、ということだけを伝えて、自分で決めさせる方が良かったなと思います。

また、訊かれた時には、なるべく自分で決める、考える返事をしたいと思います。

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森のいきもの探検隊(2013恵庭)

I gave a lecture about Creatures and do fielding at Rurumap Natural Park in Eniwa city.

NPO法人共育フォーラム主催の「森のいきもの探検隊」というイベントで2013年7月14日にレクチャーと、フィールドで両生類、爬虫類の住める環境を考えてみました。

開催日:平成25年7月14日(日)
13:00 開会~ 15:30 解散
場所:恵庭市ルルマップ自然公園
対象:幼稚園年長~小学校6年生まで(※未就学児は保護者も一緒にご参加下さい)
定員:30名(先着順・定員になり次第締切)
集合場所:るるまっぷパークゴルフ場クラブハウス
参加費:一人500円(プログラム費、保険料含む) 終了しました
申込・問い合わせ : NPO法人共育フォーラム

フィールドと講演報告はこちらです。

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個人総括(Herpthon 2013 Hokkaido)

Herpthon 2013 Hokkaidoに参加した皆さん、お疲れ様でした。昨年に引き続き、個人総括をして行きましょう。今年のハープソンは、昨年より規模が大きくなって、春と夏の2期にとり行いました。

春は雨と低温に祟られてしまったけれど、個人では5エリアでエゾアカガエルとエゾサンショウウオを確認しました。

夏はちょっと遠くに行きたいな、と思っていたのですが体力不足でストイックにはいけず、100km圏内にとどまりました。

去年は、16エリアを調べて14種(+1亜種)でしたが、今年は春夏合わせて、10エリア10種でした。種数はぎりぎり目標に届きました。

さて、夏の行程を順を追って紹介すると…

6/30日、ハープソン夏期間の開始。出だしはヒガシニホントカゲを見に道東に行きたい気持ちが大きかったので、身近なところ「定山渓エリア」でヒガシニホントカゲを観察。やっぱりキーワードは「岩」だ。

でも、日当たりが強くて、はやくトカゲの体温が上がるせいか、朝8時でも、すでに日陰でクールダウンしてる個体がちょろつくくらいだった。やっぱり5~6時じゃないとじっくり観察難しいかな。日なたは暑いので、やや日陰に自分も移動して、ちょっと変形菌を探してみる。

いい雰囲気のキウツボホコリみっけ。スポンジみたな外見で、かなり好きな部類の変形菌。1本1本はとても小さくて、長くても3~4mmくらいかな。

しょっぱなから寄り道で始まったハープソンですが、楽しみ方は皆、それぞれ。マイペースで行きましょう。

…とまた別の変形菌があった。

白いツブツブがエダナシツノホコリ。白の中にあるちょっと大きな茶色い丸いのがマメホコリの仲間。そして白いのの左にある茶色い土くれみたいのが、多分フンホコリなどに近い仲間の変形菌だと思う。

昨年は3つのテーマを持ってハープソンに臨みました。
①より多くの種類を記録すること
②自分の住まいの定山渓エリアでたくさん調べること

③外来カエルの分布地の把握

で、今年も3つのテーマを考えました。
①イベントなどを除いて個人行動で10種記録すること
②バテないように余裕のあるハープソンをすること
③トノサマガエルとアズマヒキガエルの石狩川川下りがどこまで行ってるか確認すること

なんとか今年も目標はクリアできたようです…。

さて、この日は生物調査があったので、その前に早め行動して爬虫類を探してみました。目論見通り、ジムグリのきれいな個体に出会うことが出来ました。

地味。ジムグリだけに。北海道の子、地味!だけど、脱皮したてなのか、鱗がつやっとしてて色気のある反射光を発していました。

あと、抜け殻。

「頸」以降の抜け殻だったので、胴の真ん中辺りと思われるあたりの体鱗をヒラキにして数えてみる。

現地で焦って数え間違えてしまったけど、持ち帰って他の場所も確認したところ、一番多い所で体鱗が19。シマヘビの抜け殻でした。

調査の方でも、ジムグリとか

ジムグリ轢死体×5とかジムグリとか

浮かんでは沈むアマガエルとか。

0630ama_shimamatu

ニホンカナヘビとかその卵とか。

いろいろ、ありました。これは自分の個人チームの記録に入れず、別チームで報告。

抹茶ラテのようなウンモンスズメに内心ちょっと惹かれつつ、調査時に見つかったミヤマクワガタで盛り上がるメンバーたちを温かい目で観察しておりましたよ。やっぱりクワガタはヒーローですな。沢山の人で調査、しかもそれが両爬対象というのも楽しいですね!調査も無事に終了し、家に帰る前に日付が変わってしまいました。

7/1。
帰る途中の石山エリア。去年はハープソンの正式記録のための確認手段は写真のみだったのですが、今年からは音声も確認手段として採用しました。

石山エリアのニホンアマガエル(鳴き声)

スマホだと、耳で聞くより遠く音が録れる感じですね。そしてこの日は、翌日のためにお休み。

7/2。
朝5時起きして、フィールドイベントの打ち合わせで石狩広島エリアへ。イベントの下調べで両爬を探してみます。

トノサマガエル(外来種)がたくさんいます。幸か不幸か…。イベントではトノサマガエルが見れそうなので空振りは無さそう。少し安心したのも本当の気持だけど、複雑な胸中ではありますね。

この日は、講師をしている北海道エコ動物自然専門学校の飼育コースの2年生を連れて、野外のカエルを探してもらいました。どういう環境でそれぞれの種類のカエルが住んでいるのか?

捕まえてみる→探して捕まえようとする→住んでいそうな環境を肌で探るようになる…あたりが少しでも理解してもらいたいところです。外で動物を観察して、それを飼育に活かしてほしい。

エゾアカガエルとニホンアマガエルを捕まえてもらいました。指の形を観察して、それによって生活空間が変わって、食べることが出来る昆虫も変わって…

で、この野外実習でもトノサマガエルを探していたんですね。でも、時間帯や、あの動き。なかなか捕まえることができません。結局、幼生を数個体みつけました。

個人的なイメージですが、尾の付け根辺りがムチムチしてます。

微妙に頭腹部が長いとか、尾ひれの感じとか、言葉にするのが難しいですが、トノサマです…。

朝と夕方のフィールド行軍、暑かったりなんだりで疲れがピークに。結果を出すより、体を休めることを優先します。

7/3。
熱が出てお休み。虚弱ナリ。。

7/4。
中距離の遠征。夕方から、石狩川河口周辺でカエルの分布を見ようと思って、石狩灯台で日没を待つ。途中、右前足を地面につくことが出来ないキタキツネが現れた。(折れてるのか…?)物欲しげにラーメンサラダを見られたけど、無視。人慣れはよろしくなくてよ。すると、草むらからなにかコブシ大の焦げ茶色のカタマリを拾い上げ、食べ始めた。あれ、それ、何…?それ、あんまり食べちゃいけないやつ…?(ヒキガエルっぽい…?)

こんどはこちらが物欲しげに狐を見る番に。そんな私を一人残して、キツネは獲物を持って去って行きました。もしあれが、ヒキガエルだったら…なんかいろんなことが頭の中をぐるぐる。茶色いカタマリが何かわからない時点で、そんなこと考えても仕方ないんだけど。

で、日没になりました。車を動かすと、まもなく道路に出てきているニホンアマガエルが多数。

エリアは「望来」だね。とりあえず、アマガエルは豊富にいそう。

で、その2分後。

やっぱ、いるのかよ…。しかも繁殖期でないのに、頻繁に見るくらいの個体数が。とりあえず、アズマヒキガエルは石狩川の河口まで分布が達しているのを確認しました。

さっきのキツネ、大丈夫か?大丈夫なら、それはそれで重要な捕食者になれるのかもしれない。

その後、対岸側の聚富(しっぷ)まで出てみたけど、こちらにもアズマヒキガエルはぼちぼちいました。移動中は、今調査している場所がハープソンのどこの区分けエリアになっているのかわからないので、一応ニホンアマガエルを対岸側でも確認しとこうと、ボイスレコーダーを出して録ろうとすると、予想外の鳴き声が聞こえて、思わず「すげぇ、コレ…」と声が入ってしまった。

田んぼでトノサマガエルが大合唱しています。トノサマガエルも、石狩川の河口まで達していました。ちょっと言葉を失います。

鳴き声では、トウキョウダルマガエルとの鑑別に自信がないので2時間かけて、ようやく1匹、捕まえました。

この個体の足をいじったり指を見たり、全身を見て、トノサマガエルだということを確認しました。いつから入ってたんだろう…。

そこからはトノ・ヒキの周辺調査に。トノサマガエルは聚富でしか確認できなかったけど、アズマヒキガエルは石狩川の周辺流域では見られるし、ほんの少しだけど、石狩川本流から離れた真勲別川でも見られたのと、市町村区分(と言ってもほぼ境目だけど)では石狩市、札幌市(篠路町拓北)、当別町(ビトエ)で成体が見られました。この日は、トノ・ヒキ調査で日付が変わって行きました…

7/5。
帰り際に覗いたお地蔵さんが並ぶ岩ガケエリアで、シロマダラでもいないかと探しているうちに、なんだか怖くなってきた。柱状節理というかわった地形なので、ちょっと携帯で写真撮っといたんだけど、謎のエラーで記録できず。やべぇ、お地蔵さん怒ったに違いない…。そして朝から発熱し、ハープソンおやすみ。

7/6。
お地蔵さんの呪いから回復。この日は滝野すずらん丘陵公園で子供向けの動物観察イベント。そして、両爬の記録できたものは滝野すずらん丘陵公園のチームで結果を出します。ニホンカナヘビのほか、


シマヘビ、エゾアカガエル、ニホンアマガエル、エゾサンショウウオとアオダイショウの抜け殻を確認!朝のうち、ぐずつきそうな空模様が一転、雨はふらず、日も差す天候に。大変ありがたいお天気でした。夜は大事を取って、明日に備えます。

7/7。
この日は朝から恵庭市のルルマップ自然公園で、やはり爬虫類・両生類も対象にした生き物探しのイベント。7/2にトノサマガエルを見つけた下見のものの他に、
アオダイショウやジムグリまで確認できました。やっぱり人数って大事かもしれない…。このイベントで出た両爬は、「森のいきもの大捜査隊!」チームで報告ですね。

これも内地er(ナイチャー)、カブトムシのお子様でしょうか。温泉地や発酵熱のある場所では目にする機会が多い昆虫になりました。

そして夜間はまた別に札幌周辺調査。ニホンマムシ5、アオダイショウ3、シマヘビ2など確認。こちらはまた別チームで報告。これだけヘビ見たのも久しぶりだったかも…。

7/8。
もうバテバテ。動いたら死ぬ。ということでお休み。仕事用の資料作りしてたら、あっという間に消費された1日だった。

7/9。
ついに最終日になってしまった。やっぱり後半は体力切れてしまっていた。途中に無理やり道東行くスケジュールくまなくてよかったかも…。北海道エコ動物自然専門学校で自然コースの2年生の講義があったので、学校に向かう途中、なかなか愛らしいサイズのジムグリを拾う。

なんというか、この子のお陰でちょっと気合入って、夜はフィールドやめようと思っていたのを思い直しました。授業をし終わったあと、家に帰る方向を少し変えて、空沼岳に行くことにしました。ツチガエルの分布も気になっていたし…。

さすがに登山道から上は上がらなかった(くまこわい)けど、登山道入り口まで行って来ました。ツチガエルは登山道まで2kmも離れていない程度の場所まで生息している池がありました。

ツチガエルとアマガエルの鳴き声

低い声でグルグル…ギューと鳴いてるのがツチガエル。グワッグワッと鳴いてるのがニホンアマガエルです。登山道周辺では聞こえなかったけど、よーく耳を澄ましてじっとしてたら、いるのかもしれない。まとまった水場がないだけの話なのかも。くまこわいからやらないけど。あ、でもちょっとだけ車から降りて林道脇の水たまり覗きました。

まだ足が生えてないエゾサンショウウオの幼生と、

こちらもまだ小さなエゾアカガエルの幼生を見ることができました。サンショウウオは越冬するんじゃないってくらいの成長速度(遅い)かも。

あとは帰るだけだったんだけど、去年、鳴き声は聞けてたけど写真の撮れなかった、うちの裏山(無意根山エリア)のニホンアマガエルを確認して来ました。今年は音声アリにして本当に良かったなぁ。

ニホンアマガエル(無意根山エリア・鳴き声)

それと、向かう途中でジムグリの死骸を1つ拾ったので、コレを記録してタイムアップ。

長いようで短いハープソン期間が終了しました…。動きセーブしたけど、それでもクタクタですね。みなさんもゆっくり休んで、また鋭気を養って下さいー。

ハープソン2013・夏
個人調査エリア:10エリア
(空沼岳・石山・石狩広島・恵庭・島松山・定山渓・無意根山・札幌・望来・太美)、
別チームでの調査エリア:(全て重複範囲でした)
個人確認種:10種(ヒガシニホントカゲ、ニホンカナヘビ、ジムグリ、アオダイショウ、エゾサンショウウオ、ニホンアマガエル、エゾアカガエル、アズマヒキガエル、ツチガエル、トノサマガエル、+別チームに確認した種:アオダイショウ、ニホンマムシ)

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暑い一日

昨日行われた森のいきもの大捜査隊!恵庭のルルマップ自然公園の一般参加型の生き物探しと、ハープソンを兼ねさせて頂いて、みんなでフィールドしてきました。

恵庭の親子がたくさん参加しに来てくれました。そして待ちわびた、太陽カンカン照り。自然公園の散策路を歩いて回ります。

両爬は、アオダイショウ(目視)とトノサマガエル。

トノサマガエルは確保して、みんなで見ることが出来ました。トノサマガエルは、自分がなんとか捕獲できたんですが捕獲するとき、背中にとても強い子どもたちの視線を感じていたので最近で一番のプレッシャーを感じました(^^;

これに加えて、なんとジムグリを見つけた親子がいて、しかも写真でバッチリ記録。すばらしい!トカゲ類はみつけられなかったけど、季節を変えたりしつつ観察すれば、また違った両爬も見れるかもしれませんね。シマヘビあたりも、いるんじゃないかと思っています。

みんなで捕まえた虫やいろんな小さな生き物を見たり触れたりして生き物接する楽しさを感じてもらえていたら幸いです。

もちろん、危険な生き物(コマチグモ系やハチ、ダニ)もいるので、その辺りもちょっと注意しつつ。これからの観察も、楽しめそうな場所でした。

しかし、カンカン照りだと暑い!この日はこのイベントの時だけでも飲み物4品。

このあと、夜には北海道希少生物調査会のシロマダラ調査の時にも飲み物4品。大量の汗をかいて、蚊とブユとヌカカに吸われた血液をジュースで補完するようなガブ飲みDayでした。

昼の森の生き物大捜査隊!、夜の北海道希少生物調査会ともに、ハープソンに情報提供していただけるので、たいへんありがたい限りです。

ということで、自分周りの本日の記録種。
昼:トノサマガエル、ジムグリ、アオダイショウ(参考)
夜:アオダイショウ、シマヘビ、ニホンマムシ、ニホンアマガエル(参考)

今年のハープソンの報告書は、昨年より種数もエリア数も充実しそうです。え?あの幻のヘビも…?

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