滝野の春2019

滝野すずらん丘陵公園で、「エゾアカガエルの卵を探そう!」のイベントをしてきました。今年も、せっかくの観察イベントなのでいろいろじっくりと観察してもらいました。

事前のスライドで軽く勉強して、外へ!

令和も変わらず、「イベントの日は雨」が来ましたが、両生類にとっては雨など全く問題なし!…だけど途中から晴れてくれてよかったー。

早速、エゾアカガエルの卵塊を発見。

一部孵化してました。まだ泳ぎ方が頼りない。

エゾサンショウウオの卵嚢もきれいな状態でありましたよ!

エゾサンショウウオの越冬幼生も今年もいてくれました。

ラッキーなことに、エゾアカガエルの成体も。これ、このイベントではわりと見つかりにくいんだよね。

そして冬水田んぼでみんなで採集。

なにか、採れたかな。

おー、コオイムシ(sp)だね。エゾホトケ(ドジョウ)も採れた採れた。(毎年ヒゲ何本だったか忘れる:エゾホトケ8、フクドジョウ6)

何匹かずつ、捕獲して公園の管理棟でみんなで観察、スケッチなどやってみる。スケッチは絵が苦手だと、やだなーって思うかもしれないけど、下手なのは問題ないのよ。恥ずかしがらなくて良いです。(私も負けず劣らず下手だ)絵を書こうとして生き物を詳しく観察するのが大事だと思うのね。

ゲンゴロウsp.とツチガエルの幼体とモノアラガイ。

そういえば、今年は冬水田んぼでツチガエルの越冬幼生が捕まらなかったな。厳しい寒さが今年はあったから、冬越し失敗したのかもしれないね。

この日はなんと、前日に園内で見つかったアオダイショウも特別ゲストで見てもらえました。やっぱりヘビの登場はアツいね!ヘビの様子はこちらで!↓

滝野日記:「エゾアカガエルの卵を探そう!」開催。

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ヘビと両生類・爬虫類の毒

I gave a lecture about Amphibians, Reptiles and Poison.

倶知安町にある、百年の森ファンクラブ主催の「木の曜日講座」で「ヘビと両生類・爬虫類の毒」という題で講演させていただきました。

2019年3月14日(終了しました)
場所:倶知安風土館
入館料:大人100円
午後6:30開場 7時開演

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一般参加型両生類爬虫類調査「ハープソンHokkaido」の実施の試み

日本爬虫両棲類学会が開催した第57回相模原大会(開催場所:麻布大学)でポスター発表『一般参加型両生類爬虫類調査「ハープソンHokkaido」の実施の試み』を行ってきました。

爬虫両棲類学会報 第2019巻 第1号に、要旨が掲載される予定です。

発表者:徳田龍弘 共同研究者:照井滋晴

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伝承者育成事業(アイヌの伝統的生活空間の再生事業)での講義

I gave a lecture about Amphibians and Reptiles by The Foundation for Ainu Culture in Shiraoi cho.

アイヌ民族文化財団の事業の伝承者育成事業(アイヌの伝統的生活空間の再生事業)で両爬の講師を白老町にて受け持ちました。動植物を中心に地形や地質、環境など自然に関わる基礎的な知識を養う「自然関連講座」の両爬部分で講義をさせていただいております。

  • 2018年
    11月9日 自然関連講座(両爬6時間(360分))

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両生類・爬虫類講座(KoNG養成講座)

I gave a lecture about Reptiles & Amphibians and do fielding at “Forest kouzan” in Noboribetsu city.

ふぉれすと鉱山主催のKoNG養成講座で、
2013年から講義と、フィールドで両生類、爬虫類の観察をしています。

2019年8月18日 登別周辺の両生類爬虫類について
2018年6月3日 登別周辺の両生類爬虫類について
2017年6月4日 登別周辺の両生類爬虫類について
2016年7月3日 登別周辺の両生類爬虫類について
2015年8月2日 登別周辺の両生類爬虫類について
2014年7月6日 登別周辺の両生類爬虫類について
2013年8月25日 講演報告

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くろまつないのヘビとカエルのなかまたち

黒松内ブナセンターと北海道爬虫両棲類研究会の共催で、ハ虫類・両生類についてのレクチャー&野外観察会をおこないます!(終了しました)

2019年2月1日発行の「ブナセンターだより2月号」に写真掲載にてその時の様子や、代表的な両爬が紹介されました。

【講演・観察会】
日  時:平成30年8月5日(日)13:00~15:00
場  所:黒松内町ふれあいの森情報館マナヴェール
(ブナセンターではないので、注意!)
講  師:徳田 龍弘氏(北海道爬虫両棲類研究会)
対  象:小学生~大人まで
参 加 費 :無料
持 ち 物 : 野外で活動できる服装
申  込:不要です。
問合わせ:黒松内ブナセンター(0136-72-4411)
そ の 他 : 悪天気の場合、野外観察は室内でのヘビの抜け殻などの観察に変更になることがあります

※北海道爬虫両棲類研究会のハープソン(道民参加型両爬分布調査)の説明も併せて行います。(この事業は、「ほっくー基金北海道生物多様性保全助成制度」の支援を受け、実施いたします)

ご参加、ありがとうございました。

 

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オホーツク周辺のハ虫類・両生類とアイヌ文化

カエルなどの両生類やヘビなどのハ虫類。オホーツクにはどんな種類がいるのでしょうか?また、アイヌの人々はどんな視点でこれらを見てきたのでしょうか。お話の後、これらの生き物を探します!

【講演・観察会】
日  時:平成30年7月28日(土)(終了しました)
午前10時~正午
場  所:美幌博物館2階 視聴覚室・みどりの村
講  師:徳田 龍弘氏(北海道爬虫両棲類研究会)
定  員:25名(先着順)
対  象:どなたでも
(小学3年生以下は保護者同伴。)
参 加 費:100円(保険代として)
持 ち 物: 野外で活動できる服装、帽子、飲み物、虫よけ
募集期間:7月1日(日)午前9時30分 ~7月25日(水)午後5時
お申し込み後のキャンセルは7月25日(水)まで。それ以降は、不参加の場合でも保険代100円がかかります。
申込方法:お電話で美幌博物館(0152-72-2160)までお申し込み下さい。
そ の 他: 天気が観察に向かない場合、室内でヘビの抜け殻などを観察します。

※北海道爬虫両棲類研究会のハープソン(道民参加型両爬分布調査)の説明も併せて行います。(この事業は、「ほっくー基金北海道生物多様性保全助成制度」の支援を受け、実施いたします)

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は虫類両生類がお仕事な人たちの話(東海大学公開講座)

I gave a lecture at the event hosted by Tokai university in Sapporo city Maruyama Zoo. I tell about “The work of Reptiles & Amphibians”.

東海大学主催の公開講座で2018年7月1日に円山動物園で「は虫類両生類がお仕事な人たちの話」のお話をしてきました。
札幌市円山動物園、北海道爬虫両棲類研究会も共催とさせていただいております。

講演演者は
東海大学生物学部特任講師 鈴木大氏、
札幌市円山動物園 本田直也氏、
NPO法人 環境把握推進ネットワーク-PEG代表 照井滋晴氏、
北海道爬虫両棲類研究会副会長 徳田龍弘
で行いました。

さまざまな方面からの両棲類や爬虫類に関わるお仕事のお話がいろいろ聞くことができる講演会となりました。

参加者176名でした。

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えこりん村オタマのイベント

週ごとのイベントでサイトにしばらく手が回らなかったけど、もうしばらくその状況は続きそう。

6/23に恵庭市のえこりん村でオタマジャクシイベントしてきました。

オタマジャクシを捕まえて、種類による形を見たり、オタマジャクシと同じ環境で生きている生き物を見たり。人の作った環境(田んぼやガーデン)と自然の接している環境でも、爬虫類も両生類も生活しています。

園地の端っこの方に、たくさんの小さなイチゴを発見!

市販のイチゴの1/4くらいの大きさ。ブチブチしたキイチゴやヘビイチゴの形ではなく、THEイチゴの形。

花をよく見て調べてみると、

雄しべ長め。花びら5枚。いわゆるワイルドストロベリーと呼ばれている、種名はエゾヘビイチゴ。しかしここは庭園の一部なので植栽ですねー。

これがたまに野外に定着しているみたい。そうなると外来種ってことになっちゃうね。よく似た見た目のエゾクサイチゴ(雄しべ長め)やノウゴウイチゴ(花びら多め)が北海道の在来種での近い仲間だそうだ。

エゾヘビイチゴといいつつ、エゾ原産ではなくヘビイチゴでもない、ミスリードネーミングオブ・ザ・イヤーにノミネートです。

味は。酸っぱみも甘みも濃くてうまいと思う。でも地面にあるものだから、念の為良く洗ってから食べてね(エキノコックス対策)。

わりと好きな植物の園芸品種。アマドコロかナルコユリが原種かな。

シロホシテントウ系のサナギもいました。サナギじゃ種類わからないな。(成虫でもわからない私…)

さて、イベント。

6/23 恵庭市えこりん村 メッシュ644124

観察できたのは、トノサマガエル(北海道では外来種)。
幼体を中心に、他に幼生、成体、卵と全ステージいました。

トノサマ卵塊。エゾアカ卵塊に似ているけど、ひとかたまりの卵の数は倍以上、時期が遅い、粒が小さめなど考えると、エゾアカではなくてトノサマと判断できます。

半分くらいで別れてる、数としてはエゾアカとややこしいけど、時期で判断しましょう(今日は6/23、エゾアカは道央の平地では6月までにはほぼすべて孵化していると思われ)。

これはエゾアカガエル。ヒョウみたいな斑紋出てるけど、こういうのもたまにいます。この時期でのイベントでは熱くなってきたので、期待してなかったけど出てきてくれました。

アマガエルは、写真を取り忘れ…。いかん、脇が甘い。

そして、これもいてくれてよかった。

シマヘビのカラスタイプ。下顎白いやつ。全部黒いのもかっこいいけど、こういう、ちょっとポイントで白あるやつも好きだな。

参加してくれた方々、楽しんで頂けてよかったです。個人的には、オタマジャクシの見分けで1つミスがあったのと、アマガエル撮り忘れなど反省点もあったけど、ほんと、楽しんでもらえたから、よかった。

帰る途中、恵庭スキー場の近くでヘビの轢死体。

6/23 恵庭市盤尻 メッシュ644123

直感はアオダイショウだったけど、腹側から見てるとなんだかよく解らなくなってくる。

ちゃんと背側から撮ると

アオダイショウ幼蛇の背中斑紋が出てきました。轢死は残念なんだけど、せっかく見つけたから、ちゃんと記録はしておきましょう。

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ハープソンHokkaido 2015-2017報告(北海道爬虫両棲類研究会第6回大会)

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北海道爬虫両棲類研究会主催の北海道爬虫両棲類研究会第6回大会にて「ハープソンHokkaido 2015-2017報告」をお話してきました。

今回も、札幌市円山動物園がご協賛してくださって動物園を会場に、大会を開くことができました。また、会員では虫類・両生類館のバックヤードツアーもさせていただき、たいへん盛況でした。ご協力下さった皆様に、お礼申し上げます。

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