Displaying posts categorized under

Herpthon

実習

6月1日 恵庭市柏木 メッシュコード644124(恵庭)

毎年、専門学校の野外実習をするんだけど
かなりな頻度で雨が降ってしまう。

参加する頻度が一番多い人が、雨を呼んでるに違いない。
ここ5年ほど、一番実習に来ている人物が怪しいといえば、誰だかわかるな?
君が雨男ってことだよ。引率してた君だよ。

すいません…。

毎年、実施する時期によって見つかるものが変わるんだけど
今年の野外観察では、
トノサマガエル : 幼体と卵塊
エゾアカガエル : 幼生(後肢が生えているものも混ざる)
こんな感じだった。

時期によってニホンアマガエルも混ざるね。

トノサマガエルの幼体はこちら。

ツイートにもあるように、
(ツイートの間違い→6月19日からでした…。)
6月から、北海道の生物多様性保全条例で
指定外来種の放逐の禁止が発効するので、
おさらいにリンクを貼っておきますね。

道では北海道生物の多様性の保全等に関する条例に基づき
「指定外来種」を指定しました。

.
Baikada’s main website
Baikada.com

帯化

ao

今回は5月25日に行ってきた出張後のフィールドの記録です。
(※ハープソンの地図のメッシュ番号はこの地図で確認しています)

出張は道東でしたが、暑い日と寒い日にあたって、
しかも安物のレインウェアで蒸れてクラクラになった。

「ササやイバラでどうせ破けるし…」

という考えで、レインウェアの価格ランクをおもいっきり下げると
ただでさえ少ない体力を、ガリガリ削られる結果になった。
何度か繰り返してしまっているこの問題、
二度と繰り返さないようにしよう…。

出張の仕事の帰り道、少し生き物を見てきました。

1_1 (2)

わりと久しぶりに見た、オドリコソウ。
庭で雑草取りでヒメオドリコソウはよく取ってるんだけど、
ヒメの方は、なかなか強い雑草で、
調べてみるとヨーロッパ原産の移入種みたいだね。

1_1 (6)

あとで食べた、ニリンソウ。
この花のは取らなかったけど、
これは緑色の花してる通称ミドリニリンソウ。

原因は変異だとか、病変だとか、諸説あるみたい。

一番インパクト強かったのはこれ。

1_1 (3)

2つのセイヨウタンポポの花がくっついてる。
こういうの、専門の言葉があって「帯化」というみたい。

「帯化」は最近だとこんなニュースもあったね。
ベーコンが巻けないじゃないか・・・北海道で巨大アスパラガスがドーンと生えてきた

1_1 (4)

茎も2本分の太さだ。
あとで考えたら、折って中の空間がどうなってるのか見てみればよかった~。

1_1 (5)

花は不気味なんだけどね。

1_1 (7)

エゾハルゼミも良く鳴く季節になりました。

アルビノのエゾハルゼミだよ。
…と言うのはウソで、羽化したてです。

ではハープソンの方、行っときましょう。

5月25日 北見市本沢 メッシュコード654365(花園)

北見市に住んでいた頃、よく観察に行っていた山に入ってきました。

RIMG5094

まだ雪が残ってましたね。さすが道東。
夏タイヤで走るのは問題なかったけど、
道を雪が覆ってたら山に入れなかったかも。

RIMG5088

この山のエゾサンショウウオの卵嚢は綺麗なのでとても良い。
環境が良いのね。
もう、7~8年は見てなかったから、
ちょっと場所が壊れてないかとか、乾燥してないかとか
心配だったけど、大丈夫そう。

でも少し浅くなったのと、落ち葉が少ないからか、
エゾアカガエルの幼生が全くいない。
たぶん原因はこれ。

G31A8297

エゾサンショウウオの越冬幼生。
おそらく食い尽くして、エゾサンショウウオの新生幼生の出待ち中。

前は水場がもう少し深くて落ち葉も多かったから、
エゾアカガエルの幼生も隠れ場があって少し混獲できたんだけどね。

RIMG5093

6cm級の立派な越冬幼生でした。

ここにはエゾアカガエルの幼生はいなかったけど、
別の水たまり(同じエリア)で無事に、

RIMG5096

エゾアカガエルの幼生を確認できました。
とりあえず抑えておく基本2種を確認して幸先良し。

幼生の周りの白い点々はカメラの補助光ね。

5月25日 陸別町 メッシュコード654325(釧路川上)

うーん、エリア名、ちょっとわからないなー。
陸別川上という場所はあるようだけど…。確認しとこう。

この辺の林道を車で走っていたら、
排水桝のなかに取り残された個体たちがいた。

RIMG5073

綺麗に赤い、エゾアカガエルの幼体。
産卵に来て取り残されたというより、
春に活動開始してから落っこちた感じかな。
とりあえず救出。

RIMG5075

ぬ?!

一瞬キタサンショウウオにも見え、

RIMG5078

一瞬ハコネサンショウウオっぽくも見えたものの、
ガリガリにやせたエゾサンショウウオでした。

繁殖にやってきたものの、排水桝から出れなかったのね…。
とりあえず、救出。
頑張って生きて下さいな。

5月25日 北見市上仁頃 メッシュコード654366(上仁頃)

田んぼが見えたので、上仁頃小学校あたりで停車。
周りを歩いてみたけど、両爬なし。

引き上げようとしたら、一声だけ、ニホンアマガエルが鳴く。

10分位、スマホで録音しようと粘ったけど、
その後鳴かず、徒労に終わってしまった。

証拠がとれなかったので、参考記録。

5月25日 北見市常呂町字吉野 メッシュコード654377(日吉)

道路で突然、ニホンカナヘビが横切った!
シルエットだったけど、尾が長い華奢なトカゲだったので
間違いはないと思う。
…けど、自分の作ったハープソンのルール。
撮影や録音出来ていないものは参考記録。

ヒグマが横切った時はドライブレコーダーに写ってたけど、
今回は早すぎと小さ過ぎで、きっちり写ってなかったよ…。

仕方なく環境状況写真。

RIMG5103

この周り探したけど、カナヘビ見つからなかったな。

ひとことで言うと、開けてて本州ならカナヘビいそうな環境でした。

あとで、地点確認のため、、見つけた周囲を衛星写真見ていたら、
なんか面白いものが写ってました。

名称未設定 2(google mapsを利用表示)

「ところ」って書いてあった!

5月25日 佐呂間町字仁倉 メッシュコード664307(浜佐呂間)

道路で「うにょんうにょん」してる物体を発見。
ああ、ついにヘビか…。
とおもいきや、道路に転がっているゴムひもだったりすることも多い。

しかし、明らかにうにょんうにょんしてる。
車停めてダッシュして捕獲!

G31A8318

自分のハープソン2016初のヘビ、アオダイショウ。
うすいろグリーンと言った感じの綺麗な色だね。
道東だから、ハッカになぞらえてミントグリーン?

144cmのかなりな立派な個体でした。

気温21℃で、風もかなり強かったのですが、
たまたま目の前を横切ってくれたので、拝むことが出来ました。

G31A8336

リリース前の一枚。
結構怒らせてしまった。

久しぶりのアオダイショウの筋肉はしなやかで力強かった…。

リリースしていると、100m位先で、うにょんうにょんしてる。
しかも動きが早い。やばい。

久しぶりの100mダッシュ。
息も絶え絶えになって捕まえてみると、

G31A8341

かなり薄い縞のシマヘビでした。

ダッシュで吐きそうなので、
ちょっと袋に入ってもらっていて、
ひとやすみ。

回復してから個体を調べさせてもらいました。
101cm。シマヘビにしては良いサイズ。

ダッシュしなかったら、逃げられてただろうな…。
ダッシュしてよかった。

G31A8370

カメラのレンズが気に入らなかったのか、
やたらとレンズを咬みついてきた。

掴んだりいじったりすると、
シマヘビはやっぱりアオダイショウより筋肉少なくて非力だな。

5月25日 佐呂間町字幌岩 メッシュコード664317(サロマ湖東部)

思い切ってサロマ湖畔までやって来ました。
キムアネップ岬という所周辺ですが、
汽水湖のサロマ湖と道路挟んだとこにある水たまりで、
昔エゾサンショウウオを見たことがあったので、やって来ました。

過去の場所で確認すると、水たまりはヘドロ臭がして卵嚢もない…。
あー、ダメかなーっと思ったけど、よく目を凝らしたら、

RIMG5104

あ!これはもしかして…。
デシカメの光学倍率を目一杯伸ばしたら、証拠写真程度には撮れた。

名称未設定 1

エゾサンショウウオの幼生ね。

まあでも、これじゃ消化不良なので、
すぐ近くにあった湿地を探してみたら

RIMG5120

ちゃんと証拠写真残せました。
エゾアカガエル幼生と、エゾサンショウウオ幼生。

しかしこのエゾアカガエル幼生、瞳孔が開ききってるな・・・?
取るときにダメージ与えたつもりはないんだけど、
なにか障碍を持っているのかな…。

5月25日 佐呂間町字富武士 メッシュコード664306(佐呂間)

行こうと思っていたポイントをほぼすべて回ることが出来たので、
札幌に戻り始めた矢先に、道路にアオダイショウの死骸が落ちてました。

RIMG5121

轢かれて死んでた。
146cmの、こちらも大型の立派な個体。

今回はこれが最後の両爬でした。

帰宅途中で急いで回ったわりには、
記録も色々取れて良かったかな。
(しかしヘトヘトである)

また、機会があったら、
道東を回ってきたいなー

.
Baikada’s main website
Baikada.com

滝野イベントと5月3日ハープソン

今回は5月3日に行ってきたフィールドの記録です。

(※ハープソンの地図のメッシュ番号はこの地図で確認しています)

5月3日 札幌市南区滝野すずらん丘陵公園 メッシュコード644132(石山)

この日は滝野すずらん丘陵公園での、両生類イベント。
「エゾアカガエルのたまごを探そう!」でした。

今年は公園ではエゾサンショウウオの産み始めが遅くて
担当の方々も心配していましたが、無事産卵も進んで、
お天気もよく、ゆっくりうららかにイベントが進みました。

イベントの開始前に、こんなものがいました。

RIMG4958

コルリ♂。すごく久しぶりに見た気がする…。
春先は、こういった鳥が建物に当ってしまったりして
落ちていることが多いようですね。

この子は、脳しんとうを起こしたらしく、しばらくこんな感じでしたが
スタッフさんに後で温めてもらって、イベント開始時に放鳥されました。

飛んで行けて何より。

イベントでは、産んであるエゾアカガエルの卵を見ながら、

RIMG4960

エゾサンショウウオの卵嚢もひとつ拝借して観察、
(今回は双子はなかったようですね)

RIMG4959

スマートフォンでしか写真撮ってなかったので、
twitterの引用ですが、この公園敷地内では一部、
エゾサンショウウオの越冬幼生が見られますね。


最後は冬水を残していた田んぼで生き物を観察します。

冬水田んぼも年によって水位も違うので、
越冬の可否によってか、生き物の相も若干違いますね。

今年は例年見られるモノアラガイ類や
ツチガエルのオタマジャクシは少なかったように思います。

それでも、イベント終了後まで残っていた家族が
ツチガエルの越冬幼生を1匹見つけていました。

RIMG4961

上からだとわかりづらいので、
横から見て目の黒十字模様を確認。

RIMG4962

撮り方が適当すぎて、証拠ギリギリの写真になってしまいました。

ツチガエルで自分個人のハープソン3種類目。

この日は暖かかったせいか、
ニホンアマガエルの幼体がちらほら見つかっていました。

RIMG4963

この大きさのニホンアマガエルは非常に可愛いね。
ハプ4種目!

ご参加下さった皆さまと、
滝野すずらん丘陵公園のスタッフの皆さま、
ありがとうございます。

この後、石狩方面におつかいがあったので、
大きく移動していきました。

 

5月3日 札幌市手稲区前田森林公園 メッシュコード644152(銭函)

過去に、アズマヒキガエルの写真展示を拝見する機会があり、
写真のキャプションで札幌市手稲区の前田森林公園で撮影とありました。
ずっと気になっていたので、ヒキガエルの様子を見に行ってみました。
(ヒキガエルは北海道では移入種です)

結論から言うと、両生類は確認できませんでした。
いろいろ、思っていたのと違って、
森林の公園というよりは、市民が憩う都市公園でした。
(だから逆にヒキガエル持ち込まれててもおかしくないかも、
という考え方もできるんだけど)

水場はいくつかあったけど、
大きな水路は綺麗に整備されていて、特に両生類は見られず。
公園脇の川(用水路?)でも、特に両生類の姿はなく。
一番あやしそうな池は、ほとんど水が抜かれていたので、
こちらも姿や卵はありませんでした。
(少し水の残った湿地があったけど、こちらも何も無しでした)

この日、ヒキガエルはたまたまいなかっただけかもしれないけど
とりあえず、少しホッとしました。

が、他の両爬も見られなかったので、記録なし。

このあと石狩でお使いをしてきたんだけど、
石狩へのお使いは、ヒキガエルの駆除個体(冷凍)の受け取りでした。

石狩灯台近くの親船周辺で、ヒキガエルの発生が見られており、
今年、名無沼という場所に産卵に来る個体を
試験的に駆除する活動が行われています。

石狩で冷凍されたヒキガエルの死骸は、
このあとは、うちの個人の冷凍庫で冷凍して、
専門学校の授業での解剖に使用する予定です。

が、

駆除個体も5月3日の時点で200に迫る勢いで、
うちの冷凍庫が一杯になってしまいました。

外来種の有効利用はするべきではないという考えもありますが
(産業的に軌道に乗ってしまうと、「駆除しきってしまうと産業がなくなる」という
考えも出てきて、本末転倒になることもあるので…)
とりあえず、ヒキガエルは学生さんの知識になってもらう目的で
解剖用に保管はしていきますが、
毎年、逐一、考えて行かないとならんですね。

せっかく、家から少し離れたところに来たので、
ヒキガエルのパトロールをしてみましたが、
この日は昼に動いてたこともあり、姿は見られず。

帰宅方向で池などがあれば観察して戻りました。

5月3日 当別町スウェーデンヒルズ メッシュコード644163(太美)

少し大回りして、当別町を通過していくと、
途中の森に融雪プール状の池があって、
水芭蕉もいくらか見られたので、それなりに長期に水があると思って
覗き込むと、ばっちり両生類の産卵がありました。

エゾアカガエルの卵塊。

RIMG4812

だいぶ夕方の薄暮状態で、水面の反射がひどくて

RIMG4972

エゾサンショウウオの卵嚢もあるのに写りにくいよ!
望遠+PLフィルターがあれば楽だったなー…。

RIMG4988

池をぐるぐるまわって、かがんで角度変えたりして、
なんとかかんとか証拠になる程度の写真が撮れたのでよかった。

この日はこれで日没試合終了。
(夜のヒキガエルパトロールは体力の限界でやめました)

次にフィールド出るのは、いつになるかなー。

.
Baikada’s main website
Baikada.com

ハープソン2015(0429石山)

今年のハープソンでは、自分はスロースタートです。

今年はあまり遠くに行けないので
今日(4月29日)は、エゾサンショウウオの産卵地で
家から最も近い場所の候補を確認してきました!

道のり距離で約7.5km。
札幌市南区の、ハープソンエリアで言えば石山エリア。

いつもは気にせず、車で通過している場所で
水が湧いてるとこを見つけた。

ike

表面が藻(?)で覆われているから、
水温高くてダメかな?と思ったけど、

ike2

お、エゾサンショウウオの卵嚢だ!
今年のハープソンの自分第一号はエゾサンショウウオでした。

よく見るとこの藻の表面をピチピチ動くものが。
ドジョウ系かなと思ってすくってみると…

etto0

エゾサンショウウオの幼生ではないですか。
しかもでかい…。越冬幼生だね。

かろうじてエラが残っていて、上陸寸前な様子。
金ラメが入ってて綺麗でした。

etto2

結構な数いてね、
ひとすくいで3匹入ったりしました。

小さい池だけど、生存競争激しそう。

etto3

しかしね、
札幌でエゾサンショウウオの越冬幼生、何ヶ所かで見たけど
今のところ一番標高低い場所だった。

湧き水が冷たいのかな。

ちょうど、今年の卵嚢から幼生が発生して、
越冬幼生は新幼生を食べ放題の時期。

ぐんぐん成長するんだろうな。

etto1

今日一番大きかったやつ。
約8.3cm。しかも肥えてるので大きく見えました。

道すがら、他の両爬を探したけど、
今日はこれで打ち止めでした~。

温かい一日だったので、
他の人達は爬虫類を見た人もいるかもしれないねー。

あとで地図を見返してみたけど、
家から道のり距離5.0kmと5.1kmのところに
サンショウウオいそうな地形があるような気がする…。
また後日覗いてみようかなー。

.

Baikada’s main website
Baikada.com

ハープソンHokkaido2015をやるよ

去年はおやすみしたハープソン、
今年はやっていきますよ。

とりあえず企画部分の整理が終わったので、公開しています。

ハープソン Hokkaido 2015 (北海道爬虫両棲類研究会)

今まで参加したことがない人で、参加してみたい人は読んでみてね。

参加したことがある人へ、変更点を列挙しておきます。

①事前申込み無しになりました
申込をしていても、参加できない方もいましたし、
その方々に調査結果を出してもらえるのか出してもらえないのかの、
確認を取るのが大変だったので…。
参加した方は、結果を送ってもらうことで参加者認定されることになります。

②時期は2期です
今年も2期制で行います。上記リンク先から日程の確認を~。

③報告書について
今年は速報以外の報告書を作らないことにしました。
2015,2016,2017の3年間の結果をあわせて報告書を作成したいと思います。
1年の結果だけで作成していくと、いろんな面ですごく大変なので、
3年のデータを蓄積していい報告書を作成しようと思っています。
本年は報告書は作成しませんが、受賞者への表彰などは行います。

④賞について
一昨年のハプ2013では、最優秀賞・写真賞・最多エリア賞・Booby5の4賞でした。
本年は最優秀賞・写真賞・Booby5と、
名前が長くなりましたが「推奨地域最多エリア調査賞」を設けます。
この賞は、調査の行き届きにくい地域を指定して、
その指定地域で一番たくさんのエリアを調査した人に与える功労賞ですね。
2015年は「宗谷総合振興局エリア」です。
マップはこちらから確認してみてください。

⑤twitterのタグ
2013年は #herpthon2013 を使いましたが、
今後は #herpthon で統一していきたいと思います。
期間中に臨場感持って参加できますよ。
実況ページはこちらです。

⑥この2文を追加しています
※調査エリアで調査したものの、動物が確認できない時にも
「このエリアで調査したけど何も見れなかった」という結果を送っていただけると幸いです。
調査したけどいなかった、という結果は意外と重要なんです。
※また受賞選考の対象にはなりませんが、
期間外の記録もありましたら、送っていただけると幸いです。

.

Baikada’s main website
Baikada.com

個人総括(Herpthon 2013 Hokkaido)

Herpthon 2013 Hokkaidoに参加した皆さん、お疲れ様でした。

昨年に引き続き、個人総括をして行きましょう。
今年のハープソンは、昨年より規模が大きくなって、
春と夏の2期にとり行いました。

春は雨と低温に祟られてしまったけれど、
個人では5エリアでエゾアカガエルとエゾサンショウウオを確認しました。

夏はちょっと遠くに行きたいな、と思っていたのですが
体力不足でストイックにはいけず、100km圏内にとどまりました。

去年は、16エリアを調べて14種(+1亜種)でしたが、
今年は春夏合わせて、10エリア10種でした。
種数はぎりぎり目標に届きました。

さて、夏の行程を順を追って紹介すると…

6/30日、ハープソン夏期間の開始。
出だしはヒガシニホントカゲを見に道東に行きたい気持ちが大きかったので、
身近なところ「定山渓エリア」でヒガシニホントカゲを観察。
やっぱりキーワードは「岩」だ。

でも、日当たりが強くて、はやくトカゲの体温が上がるせいか、
朝8時でも、すでに日陰でクールダウンしてる個体がちょろつくくらいだった。
やっぱり5~6時じゃないとじっくり観察難しいかな。

日なたは暑いので、やや日陰に自分も移動して、ちょっと変形菌を探してみる。

いい雰囲気のキウツボホコリみっけ。
スポンジみたな外見で、かなり好きな部類の変形菌。
1本1本はとても小さくて、長くても3~4mmくらいかな。

しょっぱなから寄り道で始まったハープソンですが、
楽しみ方は皆、それぞれ。
マイペースで行きましょう。

…とまた別の変形菌があった。

白いツブツブがエダナシツノホコリ。
白の中にあるちょっと大きな茶色い丸いのがマメホコリの仲間。
そして白いのの左にある茶色い土くれみたいのが、
多分フンホコリなどに近い仲間の変形菌だと思う。

昨年は3つのテーマを持ってハープソンに臨みました。
①より多くの種類を記録すること
②自分の住まいの定山渓エリアでたくさん調べること

③外来カエルの分布地の把握

で、今年も3つのテーマを考えました。
①イベントなどを除いて個人行動で10種記録すること
②バテないように余裕のあるハープソンをすること
③トノサマガエルとアズマヒキガエルの石狩川川下りがどこまで行ってるか確認すること

なんとか今年も目標はクリアできたようです…。

さて、この日は生物調査があったので、
その前に早め行動して爬虫類を探してみました。

目論見通り、ジムグリのきれいな個体に出会うことが出来ました。

地味。
ジムグリだけに。
北海道の子、地味!

だけど、脱皮したてなのか、鱗がつやっとしてて
色気のある反射光を発していました。

あと、抜け殻。

「頸」以降の抜け殻だったので、
胴の真ん中辺りと思われるあたりの体鱗を
ヒラキにして数えてみる。

現地で焦って数え間違えてしまったけど、
持ち帰って他の場所も確認したところ、
一番多い所で体鱗が19。

シマヘビの抜け殻でした。

調査の方でも、ジムグリとか

ジムグリ轢死体×5とか
ジムグリとか

浮かんでは沈むアマガエルとか。

0630ama_shimamatu

ニホンカナヘビとかその卵とか。

いろいろ、ありました。
これは自分の個人チームの記録に入れず、別チームで報告。

抹茶ラテのようなウンモンスズメに内心ちょっと惹かれつつ、
調査時に見つかったミヤマクワガタで盛り上がるメンバーたちを
温かい目で観察しておりましたよ。

やっぱりクワガタはヒーローですな。

沢山の人で調査、しかもそれが両爬対象というのも楽しいですね!

調査も無事に終了し、家に帰る前に日付が変わってしまいました。

7/1。
帰る途中の石山エリア。

去年はハープソンの正式記録のための確認手段は写真のみだったのですが、
今年からは音声も確認手段として採用しました。

石山エリアのニホンアマガエル(鳴き声)

スマホだと、耳で聞くより遠く音が録れる感じですね。

そしてこの日は、翌日のためにお休み。

7/2。
朝5時起きして、フィールドイベントの打ち合わせで石狩広島エリアへ。
イベントの下調べで両爬を探してみます。

トノサマガエル(外来種)がたくさんいます。
幸か不幸か…。

イベントではトノサマガエルが見れそうなので空振りは無さそう。
少し安心したのも本当の気持だけど、複雑な胸中ではありますね。

この日は、講師をしている北海道エコ動物自然専門学校の飼育コースの2年生を連れて、
野外のカエルを探してもらいました。

どういう環境でそれぞれの種類のカエルが住んでいるのか?
捕まえてみる→探して捕まえようとする→住んでいそうな環境を肌で探るようになる
あたりが少しでも理解してもらいたいところです。

外で動物を観察して、それを飼育に活かしてほしい。

エゾアカガエルとニホンアマガエルを捕まえてもらいました。
指の形を観察して、それによって生活空間が変わって、食べることが出来る昆虫も変わって…

で、この野外実習でもトノサマガエルを探していたんですね。

でも、時間帯や、あの動き。なかなか捕まえることができません。
結局、幼生を数個体みつけました。

個人的なイメージですが、尾の付け根辺りがムチムチしてます。

微妙に頭腹部が長いとか、尾ひれの感じとか、
言葉にするのが難しいですが、トノサマです…。

朝と夕方のフィールド行軍、暑かったりなんだりで疲れがピークに。
結果を出すより、体を休めることを優先します。

7/3。
熱が出てお休み。虚弱ナリ。。

7/4。
中距離の遠征。
夕方から、石狩川河口周辺でカエルの分布を見ようと思って、
石狩灯台で日没を待つ。

途中、右前足を地面につくことが出来ないキタキツネが現れた。(折れてるのか…?)
物欲しげにラーメンサラダを見られたけど、無視。
人慣れはよろしくなくてよ。

すると、草むらからなにかコブシ大の焦げ茶色のカタマリを拾い上げ、食べ始めた。
あれ、それ、何…?それ、あんまり食べちゃいけないやつ…?

こんどはこちらが物欲しげに狐を見る番に。
そんな私を一人残して、キツネは獲物を持って去って行きました。

もしあれが、ヒキガエルだったら…
なんかいろんなことが頭の中をぐるぐる。
茶色いカタマリが何かわからない時点で、そんなこと考えても仕方ないんだけど。

で、日没になりました。

車を動かすと、まもなく道路に出てきているニホンアマガエルが多数。

エリアは「望来」だね。
とりあえず、アマガエルは豊富にいそう。

で、その2分後。

やっぱ、いるのかよ…。
しかも繁殖期でないのに、頻繁に見るくらいの個体数が。
とりあえず、アズマヒキガエルは石狩川の河口まで分布が達しているのを
確認しました。

さっきのキツネ、大丈夫か?
大丈夫なら、それはそれで重要な捕食者になれるのかもしれない。

その後、対岸側の聚富(しっぷ)まで出てみたけど、
こちらにもアズマヒキガエルはぼちぼちいました。

移動中は、今調査している場所がハープソンのどこの区分けエリアに
なっているのかわからないので、一応ニホンアマガエルを対岸側でも
確認しとこうと、ボイスレコーダーを出して録ろうとすると、
予想外の鳴き声が聞こえて、思わず「すげぇ、コレ…」と声が入ってしまった。

田んぼでトノサマガエルが大合唱しています。
トノサマガエルも、石狩川の河口まで達していました。
ちょっと言葉を失います。

鳴き声では、トウキョウダルマガエルとの鑑別に自信がないので
2時間かけて、ようやく1匹、捕まえました。

この個体の足をいじったり指を見たり、全身を見て、
トノサマガエルだということを確認しました。

いつから入ってたんだろう…。

そこからはトノ・ヒキの周辺調査に。

トノサマガエルは聚富でしか確認できなかったけど、
アズマヒキガエルは石狩川の周辺流域では見られるし、
ほんの少しだけど、石狩川本流から離れた真勲別川でも見られたのと、
市町村区分(と言ってもほぼ境目だけど)では
石狩市、札幌市(篠路町拓北)、当別町(ビトエ)で成体が見られました。

この日は、トノ・ヒキ調査で日付が変わって行きました…

7/5。
帰り際に覗いたお地蔵さんが並ぶ岩ガケエリアで、
シロマダラでもいないかと探しているうちに、なんだか怖くなってきた。

柱状節理というかわった地形なので、ちょっと携帯で写真撮っといたんだけど、
謎のエラーで記録できず

やべぇ、お地蔵さん怒ったに違いない…。

そして朝から発熱し、ハープソンおやすみ。

7/6。
お地蔵さんの呪いから回復。
この日は滝野すずらん丘陵公園で子供向けの動物観察イベント
そして、両爬の記録できたものは滝野すずらん丘陵公園のチームで結果を出します。
ニホンカナヘビのほか、


シマヘビ、エゾアカガエル、ニホンアマガエル、エゾサンショウウオと
アオダイショウの抜け殻を確認!

朝のうち、ぐずつきそうな空模様が一転、
雨はふらず、日も差す天候に。大変ありがたいお天気でした。

夜は大事を取って、明日に備えます。

7/7。
この日は朝から恵庭市のルルマップ自然公園で、
やはり爬虫類・両生類も対象にした生き物探しのイベント
7/2にトノサマガエルを見つけた下見のものの他に、
アオダイショウやジムグリまで確認できました。

やっぱり人数って大事かもしれない…。

このイベントで出た両爬は、
「森のいきもの大捜査隊!」チームで報告ですね。

これも内地er(ナイチャー)、カブトムシのお子様でしょうか。
温泉地や発酵熱のある場所では目にする機会が多い昆虫になりました。

そして夜間はまた別に札幌周辺調査。
ニホンマムシ5、アオダイショウ3、シマヘビ2など確認。
こちらはまた別チームで報告。
これだけヘビ見たのも久しぶりだったかも…。

7/8。
もうバテバテ。
動いたら死ぬ。
ということでお休み。
仕事用の資料作りしてたら、あっという間に消費された1日だった。

7/9。
ついに最終日になってしまった。
やっぱり後半は体力切れてしまっていた。
途中に無理やり道東行くスケジュールくまなくてよかったかも…。

北海道エコ動物自然専門学校で自然コースの2年生の講義があったので、
学校に向かう途中、なかなか愛らしいサイズのジムグリを拾う。

なんというか、この子のお陰でちょっと気合入って、
夜はフィールドやめようと思っていたのを思い直しました。

授業をし終わったあと、家に帰る方向を少し変えて、
空沼岳に行くことにしました。

ツチガエルの分布も気になっていたし…。

さすがに登山道から上は上がらなかった(くまこわい)けど、
登山道入り口まで行って来ました。

ツチガエルは登山道まで2kmも離れていない程度の場所まで
生息している池がありました。

ツチガエルとアマガエルの鳴き声

低い声でグルグル…ギューと鳴いてるのがツチガエル。
グワッグワッと鳴いてるのがニホンアマガエルです。

登山道周辺では聞こえなかったけど、
よーく耳を澄ましてじっとしてたら、いるのかもしれない。
まとまった水場がないだけの話なのかも。
くまこわいからやらないけど。

あ、でもちょっとだけ車から降りて
林道脇の水たまり覗きました。

まだ足が生えてないエゾサンショウウオの幼生と、

こちらもまだ小さなエゾアカガエルの幼生を見ることができました。
サンショウウオは越冬するんじゃないってくらいの成長速度(遅い)かも。

あとは帰るだけだったんだけど、
去年、鳴き声は聞けてたけど写真の撮れなかった、うちの裏山(無意根山エリア)の
ニホンアマガエルを確認して来ました。

今年は音声アリにして本当に良かったなぁ。

ニホンアマガエル(無意根山エリア・鳴き声)

それと、向かう途中でジムグリの死骸を1つ拾ったので、
コレを記録してタイムアップ。

長いようで短いハープソン期間が終了しました…。

動きセーブしたけど、それでもクタクタですね。
みなさんもゆっくり休んで、また鋭気を養って下さいー。

ハープソン2013・夏
個人調査エリア:10エリア
(空沼岳・石山・石狩広島・恵庭・島松山・定山渓・無意根山・札幌・望来・太美)、
別チームでの調査エリア:(全て重複範囲でした)
個人確認種:10種
(ヒガシニホントカゲ、ニホンカナヘビ、ジムグリ、アオダイショウ、エゾサンショウウオ、
ニホンアマガエル、エゾアカガエル、アズマヒキガエル、ツチガエル、トノサマガエル、
+別チームに確認した種:アオダイショウ、ニホンマムシ)

.
Baikada’s main website
Baikada.com

雨のハープソン・春

ハープソンの期間、道内は寒くて雨(雪)模様で、
思わしくない天気の日々が続いていましたねー。

両生類はなんとか卵は産んでくれているので、
出掛ければ観察することはできるんだけど、
出かける気持ちを天候に折られちゃった人も多かったのではないでしょうか。

第二期(夏:6/30-7-9)は天気が良くなることを祈ります!

自分のハープソンの期間の動きは、以下のような感じでした。

4/30。
雨。寒い。
釧路のフィールドにひき続いての荒天。

この日は、恵庭公園で
北海道エコ動物自然専門学校の野生生物コースの野外実習。

限局的な環境だけど、止水や流水のある環境差と
生き物を見て歩いて、季節のものを擬似ガイドしてもらう内容でした。

学生さんの力も借りて、無事にエゾアカガエルの卵塊も確認。

思いがけないものもちょっといたりして、良かった。

今度は暖かい日にゆっくりやりたいね。

家への帰宅途中に雨で出てきたエゾアカガエル成体を発見。
車通行量が多くて、車止められずに写真撮れず。
残念ながら参考記録。

この件で気分的に不完全燃焼を起こしたので、
帰り際の山に入ってエゾサンショウウオを掴む。
(産卵待ちのオスを発見)

掴んだ肌がすごくスベスベになる。
ハンドルを持つ手がスベスベで運転しにくい。
サンショウウオの粘液を顔中に塗れば、お肌スベスベになることは間違いない。
ただし何か別の衛生的な問題のあるものもたくさん顔につきそう。

プルンプルンでもモチモチでもなく、ただひたすらスベスベになる。

5/1・2
なんだかダウン。
イベントと、授業の下準備。
外はどんより。少し雨。

5/3。
雨。寒い。
この日は、滝野すずらん丘陵公園で、
エゾサンショウウオの卵を探そう!のイベント。
イベント報告はこちら

晴れて、ぽかぽかの陽気でできたら最高なので、
来年はてるてる坊主大作戦ですな。

次回の授業のために、産みたてのエゾアカガエルの卵を探しに
夜に山に入る。
結果、幽霊疑惑が発生。

5/4・5。
どんより雨。寒い…。
5/7の実習のためにエゾアカガエルとエゾサンショウウオの幼生を探す。
しかし、全く孵化していない。泣きそう。
寒いから、卵の中身の成長自体も遅れてるみたいだ。

実習のスケッチのモデルが見つからず、泣いた。
全米は泣いてくれなかった。

5/6。
雨。寒い。
そろそろ「GW」にキレ始める。

ゴールデンウィークってよォォォ…。
『ウイーク』ってのは、わかる・・・ スゲーよくわかる。
だいたい休みが1週間くらい続くからな・・・。

だが、「ゴールデン」って部分はどういうことだああ~~~っ!?
金色だろーが!太陽出て輝く金だろうがァーーー!
ナメやがってこの雨雲、超イラつくぜェ~~~ッ!!
雨降ったら金だろうがなんだろうが人間、引きこもるじゃねーか!
晴れるもんなら晴れてみやがれってんだ!チクショーーッ!

どういう事だ!どういう事だよッ!クソッ!
雨のゴールデンって、どういう事だッ!
ナメやがって、クソッ!クソッ!

心中お察し下さい。
良い子のみんなはこんなこと思っても口には出さないようにねっ。

ちょっと心のなか暴れてスッキリ?したかも…。

で、この日は再び滝野すずらん丘陵公園でイベント。

今回は共育フォーラム、滝野すずらん丘陵公園、北海道爬虫両生類研究会の
3者で協力して、滝野でハープソンをしました。

自分はとても、「企画」や「進行」が苦手です。
このへんに特に自信がないので、講演とかの時には
よく自宅リハーサルするんですね。

しかし今回は、共育フォーラムと公園、とても心強いバックアップ。

フィールド観察に、そのあと両生類の観察結果を検討する時間を設けたり。

雨の中、参加してくれたみなさんも、色々楽しめたんじゃないでしょうか?

野外では、

506takino (9)

ツチガエルの越冬幼生。
7cmちょいあります。

泥の中で寝ていたようです。

506takino (8)

かなり綺麗な状態のエゾサンショウウオの卵嚢。
下はヘドロ状でなく、質のいい枯葉メインのリターなので、
卵が綺麗なままの状態なようです。

506takino (7)

エゾアカガエルも安定した産卵。
5/3の子供イベントとは違う方面を探してみたのですが、
意外にサンショウウオの産卵があちこちで見られます。

でも「観察のしやすさ」はかなり厳しい感じかもしれない。

506takino (6)

エゾアカガエルの成体も水中の泥の中から発見しました。
たいへん痩せておられます。
婚姻瘤(こんいんりゅう)があったのでオスですね。
命削って繁殖しているようです。

506takino (5)

コオイムシ類も取れました。

滝野すずらん丘陵公園は、固まった範囲に
違った環境があるので、「環境の差」を観察するのには
色々やりやすいですね。

水の生き物でも、流水・静水・止水の生き物、
止水でも深い止水・浅い止水の生き物、
いろいろ観察出来ます。

506takino (4)

あと、管理棟などもあるので、
講演的なことや、生き物を見たあとのまとめなんかもやりやすいんですね。

506takino (3)

ナメコみたい。
キノコは全然識別できないので、
ナメコっぽいねー、と話していたんだけど、
この朽木は昔、ナメコ栽培のホダ木だったらしく、
本当にナメコだったのかもしれない。

506takino (2)

わからん。
綺麗なキノコ。

506takino (1)

わからん!
絵の具をこぼしたような、多分菌類。

5/7。
やっと晴れ・やや強風

ハープソン最終日だけど、予備日的に設定した
月曜日なので、参加者は多くないかも。
そこで晴れてくるとは、なんたる呪い。

円山動物園に用事があって出かけてきたのですが、
園内で個人的な大事件が!

507maruyama (2)

ヘビヌカホコリ(たぶん)!!
憧れ変形菌じゃないっすか!

「そのへんにある」というまやかし文言渦巻く身の回りにありながら
一切その姿を見たことがなかった変形菌。
子実体なのに、キノコっぽいフォルムを全くしていない
屈曲子嚢体タイプの変形菌。

園内に転がっていた朽木の下。
爬虫両生類館のヌシ、H氏の
「このへんの樹の下にエゾサンショウウオが越冬してたことあるんですよね」の
ヒトコトとともに繰り出された「神の蹴り」によって
転がった朽木の裏には、
そんなドラマティックな生き物が転がっていたのです…。

507maruyama (1)

手にとって見れば、こういう状態でして。

507maruyama (3)

寄って撮れば、まるでプレッツェルですね。

507maruyama (4)

ヘビヌカホコリのすぐそばには、
身が黒い小型のマイマイが隠れてました。

小型種なのかな。
結構平たい。

ハープソン2013・春
個人調査エリア:5エリア(恵庭・島松山・定山渓・無意根山・札幌)、
別チームでの調査エリア:(清田・大楽毛・山花・遠矢)
個人確認種:2(エゾサンショウウオ・エゾアカガエル)
別チームでの確認種:+2(キタサンショウウオ・ツチガエル)

.
Baikada’s main website
Baikada.com

釧路一晩隊(ハープソン2013)

ちょっと移動が多かったので、記事の更新が前後しています。

今回は4月27-28日に1泊で釧路に行ってきた時の話。

4月28日からハープソンが始まったこともあって、
まずは記録関係の記事をに書いていこうとおもいます。
(釧路でのフィールド私感はまた別記事で)

ちなみに、調査した場所がどのエリアに当たるのかを調べるのは、
こちら(ハープソンの予行2012)を参考にしてみて下さい。

釧路旅は、学芸員のHさんやHHS副会長のTさんと一緒に動く日程だったので
ハープソンの個人記録用チーム(ばいかだ)とは別に、
「釧路一晩隊」を結成しました。(1泊2日だから…)

結果は

こんな感じ。
クリックすると拡大するので、書くときに参考にしてみてね。

4/27日は、ハープソンの期間外なので、
参考記録として挙げておきました。

28日からハープソンスタート。
なので、28日からを本記録として挙げています。

本記録

  • 遠矢エリア・4/28・キタサンショウウオ卵嚢の写真(IMGP0573.jpg)

IMGP0573

今年のハープソン本記録の1種目はキタサンショウウオでのスタートでした。
写真は水中写真です。
青光りする卵嚢がとても綺麗ですが、あえて青光りしていない水も茶色い場所で撮ってみました。
エゾサンショウウオの卵嚢よりも、中にある卵の1つ1つが小さくて、
数がたくさん入っています。

  • 遠矢エリア・4/28・エゾアカガエル卵塊の写真(_MG_0450.jpg)

_MG_0450

今季のハープソンではこれの記録が一番多くなると思います。
確認エリア数がどれだけ計上されるか、楽しみですね。

  • 山花エリア・4/28・エゾサンショウウオ成体の写真(_MG_0571.jpg)

_MG_0571

釧路湿原辺縁部のあたりのエゾサンショウウオですね。
運良く、成体が見つかりました。

  • 山花エリア・4/28・エゾアカガエル卵塊の写真(_MG_0058.jpg)

_MG_0058

苔むしていて(正しくはコケじゃなくて藻類っぽいけど…)、緑色になった卵塊。
暖かいところにある卵塊が、こんな感じの変化を起こしていることがあります。

以上が、釧路一晩隊のハープソンの正式記録です!

釧路は実際には4/27から入ってフィールドをしていたので、
期間外の4/27の記録は参考記録として計上しておきましょう。

まずは釧路に入る前にちょっと入った阿寒周辺の山。

  • 上庶路エリア・4/27・エゾアカガエル卵塊の写真(IMGP0520.jpg)

IMGP0520

時間差卵塊。
上に乗ってる小さな卵塊はごく最近産卵したもの。
残念ながら、楽ちん移動出来る範囲にはエゾサンショウウオの卵嚢はなし…。

そして夜にはキタサンショウウオの産卵を観察していました。

  • 大楽毛エリア・4/27・キタサンショウウオ成体の写真(_MG_0319.jpg)

_MG_0319

地上は暴風&霧雨のよろしくないコンディション。
でも水中はどこ吹く風だったようです。
オスが尾を振りディスプレイ中。

「大楽毛」は「おたのしけ」と読みます。

  • 大楽毛エリア・4/27・エゾアカガエル成体の写真(_MG_0386.jpg)

_MG_0386

キタサンショウウオを観察しているといつの間にか出てきているエゾアカガエル。
風雨のためかほとんど鳴いてなかったけど、姿自体はちらほら見ることができました。

以上、釧路一晩隊の成果でした!

また別記事で、もう少しじっくり書こうと思います。

.
Baikada’s main website
Baikada.com

個人総括(Herpthon 2012 Hokkaido)

Herpthon 2012 Hokkaidoに参加した皆さん、お疲れ様でした。

成績はどうだったでしょうか?

私の記録は、主催の最大限のパフォーマンスなので
各賞にはエントリしないのですが、
16エリアを調べて14種(+1亜種)でした。

ばいかだ結果申請票(PDF)

記入のしかたの1例として参考にしてみて下さい。

道北北部のコモチカナヘビ、釧路湿原のキタサンショウウオ、
道南のウシガエル、どこにいるかわからんシロマダラ、
あたりは最初から諦めていたのですが、
伏兵クサガメが公園めぐりでは、確実にわかる個体が見つからなかったです。
(移入種なのでウシとクサは見れないほうがいいのですが!)

今回は個人的に3つのテーマを持ってやってみていました。

①より多くの種類を記録すること
これは目標10種にしていたのですが、
運良く、ヘビが4種確認できたのと、
最終日に無茶して外来カエルを2種確認したので、目標を上回ることができました。

②自分の住まいの定山渓エリアでたくさん調べること
これも、結構健闘できたかも。(10種)
地区の範囲をよく把握しておきました。
この地区内で今までの記録があって見れなかったのはシロマダラだけ。
シロマダラをもし見てたら、今頃生きていないかもしれません。

③外来カエルの分布地の把握
これは今までの情報と経験を使って、
第1回のハープソンに華を添えとこうという形で頑張りました。
出来上がるマップににボリュームがあったほうがいいでしょうし…。
ツチガエル、アズマヒキガエルの新確認地を記録できました。
これからもっと周知していかなくちゃいけないことなので、
周知に役立つマップにしたいですね。

時間切れでアウト(1時間オーバー)だったのですが、
トノサマガエルの新確認地も見つかりました。
こちらはもったいないので、北海道爬虫両棲類研究会の会誌に、
投稿しておこうと思います。

残念ながら、上記3種はまだ拡大を広げている、
もしくは調べれば別の移入先も見つかるという感じがしました。

終えてみて思ったのですが、
ただ1種のみを追い続けるハープソンも面白かったかもしれません。
ニホンアマガエルを20エリアで出す!とかね。

まずは体を休めて、
皆さんの記録の報告をお待ちしています!
初年度なので、マップはまだまだ完成とは行かないと思いますが、
少しでも見やすくて参考にできるものにしたいと思います。

エリアの範囲がわからない、とか
写真は撮ったか、なんの種類かわからない、などの問い合わせは
気楽に訊いて下さい。

連絡先はこちらです

また、提出して頂いた記録の中に
確認、修正が必要な場合は上記連絡先の事務局から
メールやお手紙が行く事がありますので、
ご了知おき下さいね。

.
Baikada’s main website
Baikada.com

ハープソン確認写真(最終日)

ハープソンの最終日は、かなりたくさんの地域を
カエルメインで回って来ました。
今までエリアごとに記事を作ってきたのですが、
今回は
上幌向・岩見沢・上志文・栗沢・石狩当別・江別・太美
と、たくさんになってしまったので、一記事にまとめます。

田んぼまわりのカエルは、あぜ道を歩くと効率的に見れるのですが、
田んぼの持ち主が見当たらないところでは、田んぼに入らず
用水路などで観察してきました。

上幌向エリア

トウキョウダルマガエル(移入種)。
非常に数多く見かけました。
また、トノサマガエルや雑種もいるかもしれないという話もあり、
注意深く観察したところ、確かに微妙にトノサマっぽいものもいました。
しかし、確実にトノサマガエルだという確証の持てる個体は見つけることが
出来なかったので、トウキョウダルマガエルのみの記録にとどめました。

ニホンアマガエル。
トウキョウダルマガエルのたくさんいる区画ではほとんど姿を見ることが出来なかったのですが、
鳴き声は少しありました。
こちらは、夜に新篠津村(エリアとしては上幌向)で撮った写真です。

岩見沢エリア

トウキョウダルマガエル(移入種)。
岩見沢エリアは、市街地が多いので、ぎりぎり端っこの場所でした。
こちらでもトウキョウダルマガエルはたくさん見られ、
決定力の低いトノサマガエルのような個体もいます。
ただ、総合的にみるとトノサマガエルに似た個体も
体型はトウキョウダルマガエルの体型をしていました。
上幌向エリアと同じく、確実に確認できたのはトウキョウダルマガエルだけだったので
そちらのみ記録とします。

本格的に識別調査するなら、カメラよりタモを持って
たくさん捕まえた上で検討する必要があると思います。

ニホンアマガエル。
岩見沢エリアも南端に行くと、トウキョウダルマガエルは見られませんでした。
その分、ニホンアマガエルが多数見ることができました。
上陸直後のニホンアマガエルはトウキョウダルマガエルに捕食される
可能性もあり、餌の競合もあり、ニホンアマガエルの生息を逼迫させているように思います。

上志文エリア

ニホンマガエル。
こちらの地区は道路の移動中に適当に寄った田んぼ横の用水路です。
時期的に上陸直後の幼体が多いです。この用水路ではトウキョウダルマガエルは見られませんでした。

栗沢エリア

ニホンアマガエル。
このへんではやや多めに確認できました。
未上陸のオタマジャクシもちらほらいました。

トウキョウダルマガエル(移入種)。
しばらく見かけなかったのですが、中幌向神社付近で
この1個体を確認しました。
分布拡大中の地域でしょうか…。

石狩当別エリア


ニホンアマガエル。
久しぶりに成体確認です。
夜間になって、今度は石狩川の流域でアズマヒキガエルの個体確認調査にしました。
ひたすら石狩川沿いを下流に向かって進んで、歩いているヒキガエルをカウントしていきます。
ちょっと開けた道路の周りにはカワゲラやカゲロウ、ガ、カなどが乱舞しているので
餌が取りやすいのかもしれないですね。

エゾアカガエル。
基本的に、山のカエルだと思っているんですが、
川の周りは意外に気温が上がらないからなのか、時々エゾアカガエルを確認出来ました。

江別エリア

アズマヒキガエル(移入種)。
江別エリアでは新篠津村~江別~石狩とずっとアズマヒキガエルが散見されました。
写真のは3cm程度の中型の個体で、もしかしたら今年上陸の個体かなと思います。
確認された個体は頭胴長6.5cmのだいぶ大きな個体もいました。
河川敷の道路(ジャリ)にはヒバリが多く、地面で固まっているのを見かけると
大型のヒキガエルと見間違えます(どちらも茶色い塊に見える)。

エゾアカガエル。
またエゾアカガエルもややこしいです。
中型のヒキガエルと見間違えます。
車内からでは確認が難しく、その都度車を降りて確認します。
車を降りるときに、大量に車内に虫が入るので、
車内でメモとったり、運転するのがだんだん辛くなります…。

この他、ニホンアマガエルが鳴いていましたが姿は確認できず。
トノサマガエル系の声もしますが、この時点で姿を確認できませんでした。

太美地区

アズマヒキガエル(移入種)。
轢死体なので、リンクにしておきます。
本当は石狩川の河口まで行きたかったのですが、
太美地区でタイムアップでした。
アズマヒキガエルの分布拡大は大きいですね。

.
Baikada’s main website
Baikada.com