メモ:ヒキガエル類の毒 改訂版

いわゆるヒキガエル毒はヒキガエルの耳下腺,皮脂腺からの分泌物をさします. 本毒中にはインドール塩基,カテコールアミン,1) ステロールなどのほか強心作用(心臓の動きの乱れを回復させる作用)の本体である強心性ステロイド2)(ブフォゲニンとその抱合体3)であるブフォトキシンが約1:1の割合)が含まれています.主に中国産のアジアヒキガエル,ヘリグロヒキガエルの分泌物を集めて乾燥したものが生薬であるセンソ(蟾酥)で 「救心」4)などに配合され,動悸,息切れ,気付けに有効とされています.このようにヒキガエル毒は主に強心薬として有用ですが,多量に摂取すると心臓毒にもなります.医薬品として使用する場合には医師などの指示に従うのは勿論,直接ヒキガエルを扱う場合にも以下の注意が必要です.

*白い液(毒)が手に付いた場合はエタノールでほとんど 溶解しますので,アルコールティッシュなどで十分にふき取り,ついで水洗して下さい.

*口に入った場合は,その苦みが完全に抜けるまで十分にうがいして下さい.

*目に入ると腫れあがり危険ですので,ヒキガエルを多数扱う際にはゴーグルなどの装着をお勧めします.

その他,犬猫などのペットがヒキガエルをからかい,毒を経口摂取してしまうことがあります. これにより動物が死亡した報告例もありますので (大関ほか, 1991) ,ペット同伴の散歩の際には御注意下さい.

1) アドレナリンなど
2) ステロイド;シクロペンタヒドロフェナントレン骨格を有する天然物質.特に心臓に作用するものを強心性ステロイドと呼ぶ.
3) 抱合体;薬物(この場合はブフォゲニン)などに他の親水性分子が結合したもの.
4)救心製薬,救心六神丸もある.

参考文献
大関好明・本田充・首藤健一・信永利馬. 1991. 犬の実験的ヒキガエル中毒における臨床症状と病理学的所見. 日獣会誌 (44) : 616-621.

※島田和武 金沢大学名誉教授(薬学)からコメントを頂き,編集しています.

2019.6 かんガエル現状のまとめ

2019年6月現在の「かんガエル」での調査の結果をまとめておきます。

5月末での状況(累計)
アズマヒキガエル 成体415、幼生1648、卵紐バケツ(15リットル)49.6杯

6/1 夜
・北ノ沢繁殖池
岩のスキマにアズマヒキガエル幼生80+(後足あり)
ツチガエル越冬幼生10+
アズマヒキガエルの幼生は岩の隙間にいるので、
すべて取り除くのは簡単ではない

・ラインセンサス(北ノ沢→盤渓)
ヒキガエル確認なし

・ラインセンサス(中の沢)
ヒキガエル確認なし

6/6 昼

・北ノ沢繁殖池
池の構造物をひっくり返すと、上陸間もないアズマヒキガエルがいた
幼体1防除
(累計:成体415、幼体1、幼生1648、卵紐49.6杯)

・付近の堰堤など
干上がり寸前の6/5のまとまった雨で池が復活しました。道具がなかったので防除は行わず。
アマガエルの幼体1
エゾアカガエル幼生20+
エゾサンショウウオ幼生50+
アズマヒキガエル幼生 少なくとも8 足は生えていない模様

6/7 昼

・北ノ沢繁殖池
アズマヒキガエル 幼生~幼体 10 (目視のみ・後日防除予定)

・付近の堰堤
アズマヒキガエル 幼生7 防除
エゾアカガエル 幼生 元気そう
エゾサンショウウオ 幼生 元気そう

(累計:成体415、幼体1、幼生1655、卵紐49.6杯)

6/9 昼

・北ノ沢繁殖池
アズマヒキガエル 幼体14 防除

・付近の堰堤など
アズマヒキガエル 幼生4 防除
アズマヒキガエル 幼生40 防除 (上記と別の堰堤)

(累計:成体415、幼体15、幼生1699、卵紐49.6杯)

・ラインセンサス(北ノ沢→盤渓)
ヒキガエル確認なし

・ラインセンサス(中の沢)
ヒキガエル確認なし

6/16 夜

・ラインセンサス(北ノ沢→盤渓)
ヒキガエル確認なし
アマガエル15程度

・ラインセンサス(中の沢)
ヒキガエル確認なし
アマガエル5程度

6/17 昼

・北ノ沢繁殖池
アズマヒキガエル 幼体1 防除
アズマヒキガエル 成体2(アライグマに殺された模様)

・付近の堰堤
アズマヒキガエル 成体1(アライグマに殺された模様)
アズマヒキガエル 幼生2 防除
エゾアカガエル 幼生多数
エゾサンショウウオ 幼生 見当たらず(上陸?、暑いので潜っている?)

(累計:成体418、幼体16、幼生1701、卵紐49.6杯)

6/20 昼

豪雨のため調査開始できず

6/23 夜

・ラインセンサス(北ノ沢→盤渓)
ヒキガエル確認なし
アマガエル声多数
ツチガエル成体複数(ヒキガエル繁殖池)
エゾアカガエル成体(小林峠)
エゾサンショウウオ幼生(ルート上の止水)

・ラインセンサス(中の沢)
ヒキガエル確認なし
アマガエル声多数

・ラインセンサス(南沢)
ヒキガエル確認なし
アマガエル声多数(市街地以外)

6/30 夜

・ラインセンサス(北ノ沢→盤渓)
ヒキガエル確認なし
アマガエルの鳴き声
エゾサンショウウオ幼生 健在(ルート上の止水)

・ラインセンサス(中の沢)
ヒキガエル確認なし

アズマヒキガエル6月末累計防除数:
成体418、幼体16、幼生1701、卵紐49.6杯(744リットル)

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メモ:ヒキガエル類の毒(旧)

改訂版はこちらに。

毒が手にたくさんついた場合に、どう洗ったら効率的なのかを調べててわかったものをメモ的に残しておく。

結果、アルコールでよく揉んで溶かし出してから水で流し去れば良いのかな?という感じ。

ブフォトキシン C40H60N4O10

水に不溶。強心ステロイド。
メタノール可溶・エタノール微溶

ブフォテニン C12H16N2O

水に不溶。アルカロイド。
エタノール・酸・アルカリ可溶
悪心、嘔吐、血管痛。発ガン性。幻覚。

ブフォタリン C26H36O6

ブフォトキシンを加水分解してできる強心ステロイドアルコール・クロロホルムに可溶

◎アルカロイドとはNを含む塩基性の天然物質

◎ステロイドとはシクロペンタヒドロフェナントレン基本骨格の天然物質

蟾酥(せんそ)

アジアヒキガエルやヘリグロヒキガエルの耳腺分泌物、皮膚腺分泌物を集め、乾燥させたもの。”救心”などで使用されている。

蟾酥(センソ)は以下の物質を含む

・ブファリン
・レジブフォゲニン
・シノブファギン
・ブフォタリン
・シノブフォタリン
・ガマブフォタリン

アルコール溶
強心、血圧⤵、血管拡張、胃液⤵、局所麻酔、抗炎症

毒なので、個人が適当な容量で使用しないで下さい。処々の薬効も行き過ぎれば命に関わります。

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2019.5 令和最初のかんガエル現状のまとめ

2019年5月現在の「かんガエル」での調査の結果をまとめておきます。

4月末での状況(累計)
アズマヒキガエル成体365、卵紐バケツ(15リットル)46杯

5/1 昼
・北ノ沢の産卵池
アズマヒキガエル成体3匹捕獲、卵紐はバケツ2杯。
新規の産卵は7個体分と思われた。
(累計:成体368、卵紐48杯)

5/2 夜
・北ノ沢の産卵池
アズマヒキガエル成体33匹捕獲、卵紐はバケツ0.1杯。
新規産卵は2個体分。
(累計:成体401、卵紐48.1杯)

5/3
・4/27に真駒内公園内でアズマヒキガエルの成体の写真が撮られ、情報が寄せられる

5/4 昼
・北ノ沢産卵池
アズマヒキガエル成体4匹捕獲、近辺で轢死体1、卵紐はバケツ0.5杯。
新規産卵4個体分。
(累計:成体406、卵紐48.6杯)
★だいぶエゾアカガエルの孵化が進んでいる
(と思われたがヒキガエルだったのかも)
・右北ノ沢川堰堤群
アズマヒキガエル成体なし。卵紐バケツ0.3杯。新規産卵2個体分。
(累計:成体406、卵紐48.9杯)


・北ノ沢産卵池
周辺でアズマヒキガエル成体7匹捕獲。
(累計:成体413、卵紐48.9杯)

5/7 昼
・北ノ沢産卵池
アズマヒキガエル成体捕獲できず(鳴き声1)、卵紐バケツ0.5杯。
新規産卵3個体分。
(累計:成体413、卵紐49.4杯)
★種不明だが、幼生がいっぱい

5/9 昼
・北ノ沢産卵池
アズマヒキガエル成体なし、卵紐バケツ0.05杯(取り残しを拾ってきた)。
新規産卵なし。
(累計:成体413、卵紐49.45杯)
★ツチガエル産卵開始。種不明の幼生が数十匹。

5/12 昼
・北ノ沢産卵池
アズマヒキガエル成体1捕獲、卵紐バケツ0.05杯(取り残し拾う)
新規産卵なし
(累計:成体414、卵紐49.5杯)
★ツチガエルよく鳴く。卵塊もあり。
★水温高い(25℃以上ありそう)、サンショウウオきついか

5/14 昼
・北ノ沢産卵池(水温25℃を超えている模様)
アズマヒキガエル新規産卵なし、除去できる卵紐もなし
成体なし
幼生多数(この時点ではアズマヒキガエルの幼生か自信が持てず→後にアズマヒキガエルと確定)
エゾサンショウウオの卵嚢の95%は死亡している模様(高水温によるものっぽい)
今季エゾアカガエルの産卵はあったが、幼生は行方不明(死んだ?)
ツチガエル卵塊も育っている

・真駒内公園用水路、奥地の水路的池
アズマヒキガエルの痕跡は確認できず

5/16 昼
・北ノ沢産卵池
アズマヒキ成体は一声鳴いたが、捕獲できず
卵紐はなし
幼生が多数発生
ツチガエル成体がちょこちょこ
エゾアカは確認できず
エゾサンショウウオの卵嚢は見えたものは全滅してそう

・周辺の堰堤等
アズマヒキガエル卵紐1腹分(バケツ0.1杯分)
(累計:成体414、卵紐49.6杯)
アズマヒキガエル?幼生少数(後にアズマヒキガエルと確定)

・他止水調査
アズマヒキガエルの痕跡はなし
エゾアカガエルとエゾサンショウウオの卵などを順次確認

・真駒内公園
ヒグマ出没により、立ち入り不可

5/20 昼
・北ノ沢の繁殖池
アズマヒキガエル幼生と確定。多数確認(1000弱を駆除)
(累計:成体414、幼生1000、卵紐49.6杯)
エゾサンショウウオの幼生6確認。
(20m程度離れた、ヒキガエルの産卵のない止水に隔離)

・周辺の堰堤等
アズマヒキガエル幼生確認。(100弱を駆除)
(累計:成体414、幼生1100、卵紐49.6杯)
エゾアカガエルとエゾサンショウウオの産卵はあったが幼生を確認できず

5/22 昼
・北ノ沢の繁殖池
アズマヒキガエルの幼生500弱を駆除
(累計:成体414、幼生1600、卵紐49.6杯)

・周辺の堰堤等
アズマヒキガエル成体1を河川内で捕獲
幼生20を駆除
(累計:成体415、幼生1620、卵紐49.6杯)
エゾアカガエルの幼生20+を確認(ヒキ幼生と混泳してて厄介)

5/23 夜
・打ち合わせ(今後の活動の検討)

5/25 旭川にて活動の発表

5/28 昼
・北ノ沢繁殖池
アズマヒキガエル幼生 少数(道具がなく駆除活動できず)
後肢が伸びてきている

5/30 昼
・北ノ沢繁殖池
アズマヒキガエル幼生 16防除
(累計:成体415、幼生1636、卵紐49.6杯)

・周辺の堰堤など
アズマヒキガエル幼生 10程度(道具不十分につき防除せず)

5/31 昼
・北ノ沢繁殖池
幼生見えず(しかし確実に取り逃しはいる)

・周辺の堰堤など
アズマヒキガエル幼生 12防除
(累計:成体415、幼生1648、卵紐49.6杯)

・砥山地区
アズマヒキガエル確認なし
ツチガエル
アマガエル声

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旭川でのワークショップ2019(北海道自然史研究会)

I reported about “Bufo japonicus formosus” which is Alien species in Sapporo-shi Minami-ku Kitanosawa area at the
Kamikawa Education and Training Center.

北海道自然史研究会の旭川でのワークショップで2019年5月25日に報告をしました。演題は「札幌市北の沢のアズマヒキガエルの生息状況とその取り組み」です。

2019年5/25(土)−26(日)
25日: 13:00~17:30 外来種フォーラム

基調講演
13:00~14:00
・北海道に定着したアズマヒキガエルの影響を探る
岸田 治(北海道大学北方圏FSC)

発表演題
14:00~14:30
・道内におけるアズマヒキガエルの生息状況調査結果について
坂村 武(道環境生活部 生物多様性保全)
14:30~15:00
・住民連携で成果をあげる深川市のアズマヒキガエル駆除活動
八谷和彦(深川ひきがえる バスターズ)
15:00~15:30
・札幌市北の沢のアズマヒキガエルの生息状況とその取り組み
徳田 龍弘(両爬の生態系をかんガエル・札幌市南区チーム)
15:30~16:00
・函館のヒキガエルはどこから来たのか?その謎を推理する!!
斎藤和範(北海道教育大学 旭川校)
16:00~
・その他

19:00〜21:00 ワークショップ(ヒキガエル駆除体験)

26日:深川市音江町の駆除試験地見学

私の発表報告は「かんガエル」の設立理由、調査活動の紹介、2019年の発生状況と防除活動の紹介でした。

ご清聴ありがとうございました。

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今日ドキッ(2019.05.13)

I was interviewed by TV (HBC). It was a program about Eastern Japanese common toad which is an Alien species in Hokkaido.

HBCの「今日ドキッ」というテレビ番組で、5月13日の夕刻に取材が放送されました。北海道では外来種となるアズマヒキガエルが札幌市北ノ沢で見つかったこと、ヒキガエルのエゾアカガエルに対する影響についての報道でした。

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わんぱく遊び隊!

I gave a lecture about Amphibians at the natural park of Nopporo.

自然ウオッチングセンター、わんぱく遊び隊主催の「おたまじゃくしを探しにいこう!」というイベントでフィールドでエゾアカガエルのおたまじゃくし探しを2012年から行っています。

「わんぱく遊び隊!」は、楽しく遊びながら自然への理解を深める自然体験会です。一緒に遊びながら自然の不思議を発見してみませんか?今回はおたまじゃくしを探しながら春の森を歩きます。おたまじゃくしの他にも水たまりの生き物を観察します。講師に、ばいかだ(徳田)さんも来てくれます!

※各年の実施報告は自然ウォッチングセンターの「わんぱく遊び隊!活動報告」のページに掲載されています!

2019年は5月11日に行われました。
2018年は5月12日に行われました。
2017年は5月13日に行われました。
2016年は5月14日、フィールド報告はこちらです。
2015年は5月16日に行われました。
2014年は6月7日に行われました。
2013年は5月18日、フィールドと講演報告はこちらです。
2012年は5月19日、フィールドと講演報告はこちらです。

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滝野の春2019

滝野すずらん丘陵公園で、「エゾアカガエルの卵を探そう!」のイベントをしてきました。今年も、せっかくの観察イベントなのでいろいろじっくりと観察してもらいました。

事前のスライドで軽く勉強して、外へ!

令和も変わらず、「イベントの日は雨」が来ましたが、両生類にとっては雨など全く問題なし!…だけど途中から晴れてくれてよかったー。

早速、エゾアカガエルの卵塊を発見。

一部孵化してました。まだ泳ぎ方が頼りない。

エゾサンショウウオの卵嚢もきれいな状態でありましたよ!

エゾサンショウウオの越冬幼生も今年もいてくれました。

ラッキーなことに、エゾアカガエルの成体も。これ、このイベントではわりと見つかりにくいんだよね。

そして冬水田んぼでみんなで採集。

なにか、採れたかな。

おー、コオイムシ(sp)だね。エゾホトケ(ドジョウ)も採れた採れた。(毎年ヒゲ何本だったか忘れる:エゾホトケ8、フクドジョウ6)

何匹かずつ、捕獲して公園の管理棟でみんなで観察、スケッチなどやってみる。スケッチは絵が苦手だと、やだなーって思うかもしれないけど、下手なのは問題ないのよ。恥ずかしがらなくて良いです。(私も負けず劣らず下手だ)絵を書こうとして生き物を詳しく観察するのが大事だと思うのね。

ゲンゴロウsp.とツチガエルの幼体とモノアラガイ。

そういえば、今年は冬水田んぼでツチガエルの越冬幼生が捕まらなかったな。厳しい寒さが今年はあったから、冬越し失敗したのかもしれないね。

この日はなんと、前日に園内で見つかったアオダイショウも特別ゲストで見てもらえました。やっぱりヘビの登場はアツいね!ヘビの様子はこちらで!↓

滝野日記:「エゾアカガエルの卵を探そう!」開催。

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滝野すずらん丘陵公園でのイベント

I gave a lecture about Amphibians and Reptiles at Takino Park in Sapporo city.

滝野すずらん丘陵公園主催のイベントで両爬の講師を行っております。

  • 2019年
    05月02日 「エゾアカガエルの卵を探そう!」観察会の様子
    07月20日 「へび講座」を予定
    08月22日 「アマガエルを探そう!」を予定
  • 2018年
    08月11日 「アマガエルを探そう!」
    07月21日 「へび講座」
    04月29日 「エゾアカガエルの卵を探そう!」 観察会の様子公園の公式ブログ
  • 2016年
    07月30日 「滝野でヘビを探してみよう!」
    05月03日 「エゾアカガエルの卵を探そう!」 講演報告
  • 2015年
    08月09日 「へび講座・滝野のヘビの一生」
    05月06日 「エゾアカガエルの卵を探そう!」
  • 2014年
    08月17日 「へび講座・ヘビの体のひみつ」
    05月06日 「エゾアカガエルの卵を探そう!」
  • 2013年
    07月06日 「生き物大捜査線!」 講演報告
    05月06日 「滝野の森生き物調査隊」 講演報告
    05月03日 「エゾサンショウウオの卵を探そう!」 講演報告
  • 2012年
    08月06日 「両爬が食べるもの・両爬を食べるもの」 講演報告
    05月03日 「エゾサンショウウオの卵を探そう!」 講演報告
  • 2011年
    08月10日 「滝野に住む両生類を探そう!」 講演報告

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2019.4 平成最後のかんガエル現状のまとめ

2019年4月現在の「かんガエル」での調査の結果をまとめておきます。

4/22 夜
・北ノ沢~中の沢に向かう山際の路上でアズマヒキガエルの轢死体1を確認。今年の初認。(成体累積1)

4/23 昼
・右北ノ沢川沿いの林道でアズマヒキガエルの轢死体発見。(成体累積2)
・右北ノ沢川の堰堤、No.2床固工付近でアズマヒキガエル卵紐(メス3個体分程度)を確認。駆除。(卵紐累積バケツ15リットルのもので0.7杯)

4/23
・右北ノ沢川沿いの林道路上でアズマヒキガエル成体130個体程度を確認。捕獲(成体累積132)。

4/25 昼
・北ノ沢・中の沢エリアの止水巡り…ヒキガエルの痕跡はなし
・右北ノ沢川沿いの個人宅池(C池)にてアズマヒキガエルの産卵を確認。家主の許可を得て、駆除。成体150、卵紐がバケツ18杯。(成体累積282、卵紐累積18.7杯)
その他エゾアカガエル卵塊2、エゾサンショウウオ卵嚢10+、ツチガエル越冬幼生2)

エゾアカガエルとエゾサンショウウオの卵を赤矢印で示した。それ以外は全てヒキガエルの卵紐

・右北ノ沢川付近の道路上で轢死体8(成体累積290)
・夜間鳴き声調査。北ノ沢ルート・南沢ルート・八剣山ルートともにヒキガエルの鳴き声なし。エゾアカガエルの鳴き声が散発。C池周辺にて路上のアズマヒキガエル5匹捕獲(成体累積295)
・北ノ沢川と中の沢川合流点より少し北ノ沢川の上流でアズマヒキガエル成体が水中に入っているとの情報あり。写真でアズマヒキガエルと確認。捕獲はできず。

4/26 昼
・C池にて軽作業。卵紐をバケツ2杯分駆除(卵紐累積20.7杯)
・6匹分の成体の死骸を確認。皮を剥かれて捨てられている。中身は食べられた?ここまで器用にやるのはアライグマっぽい。(成体累積301)

4/28 昼
・C池にて作業。成体35捕獲(成体累積336)。卵紐はバケツ19.5杯駆除(卵紐累積40.2杯)
・右中の沢川の最上砂防ダム上の止水にて成体1と卵紐を確認。捕獲、駆除できず
・右北ノ沢川の堰堤、No.2床固工付近でアズマヒキガエル卵紐メス1個体分を確認。(バケツ0.2杯分程度)駆除。(卵紐累積バケツ15リットルのもので40.4杯)

4/28 夜
・C池付近で路上歩行する成体を1捕獲(成体累積337)
・夜間鳴き声調査。北ノ沢ルート、中の沢ルート、八剣山ルート共にヒキガエルの痕跡なし。所々でエゾアカガエル鳴き声を散発的に確認。

4/29 昼
・北ノ沢川と中の沢川合流点から豊平川合流点にかけての調査。所々に雪堆積場から滲み出た水で、河川流域周辺に止水が散在。エゾアカガエルの産卵あり。(水温はかなり高いとのこと)ヒキガエルは痕跡なし。

4/29 夜
・C池及びその周辺にて成体10+、産みたての卵紐1、そのうち卵紐1(卵紐累積バケツ40.5杯)と成体8(成体累積を捕獲345)を捕獲
・C池付近の堰堤
成体13を捕獲(成体累積358)
・夜間鳴き声調査。南沢ルート、八剣山ルートヒキガエルの痕跡なし。エゾアカガエルの鳴き声散発。

4/30 昼 平成最後のヒキガエル調査
・C池で成体18(成体累積363)、卵紐が新しいのと取り残しでバケツ3.5杯(卵紐累積バケツ44杯)
・C池付近の堰堤
成体2(成体累計365)、卵紐バケツ2(卵紐累計46杯)

今の所、産卵は右北ノ沢川周辺でのみ確認されています。しかし個体は昨年、他の場所でも現れているので、産卵終了までの間は昼の調査を継続し、産卵終了後は、定期的に夜間のラインセンサスをして歩行個体を確認していく感じになるのではないかと思います。

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