煮詰まったら散歩しよう

いろいろ煮詰まったので近所を散歩(11/6)。うちから一番近い、越冬幼生の出るエゾサンショウウオの生息地で、越冬中の様子を観察できれば、と見に行ってきた。

ツイッターでは

こんな感じで書いてたけど、実際はまず、水面から10分位観察をしてた。

動くものは、湧水の湧き出しと、たまに小型のゲンゴロウ類が泳ぐくらいでエゾサンショウウオの幼生が泳いだり動き回ってる姿は見えなかったから最終的にツイッターの内容になったんだけど実は、腐植層(リター)をすくい取る前に、水中をカメラで動画撮っといたんだ。

家に帰ってから動画見たら水面からではわからなかったけど、1匹、いたね…。

ツイッタつぶやきの一部訂正。

「水面からの観察では確認できなかったけど水中動画で腐植層の表面に、幼生がみられました。」

腐植層を少し深めに掬うと、幼生が捕獲できた。

rimg5926

頑張って冬を越すのだぞ。

で、別の日(11/7)。これまた煮詰まって家の近くを散歩してきた。

大雪が残ってて着雪がはげしいけど、落葉しきらずに葉っぱを付けている木も多く、やや変わった雰囲気の景色になってた。この日はなんか適当に鳥でも見れたらいいなと思って歩いていたんだけど、出だしにいきなりヤマセミとニアミスして、おどろいた。あまりに不意打ちだったので、目で追うだけで精一杯だった。

ナナカマドの実がなっているあたりまで行くと、1シーズンぶりに聞くレンジャクの声。

g31a0374

群れは数十羽単位だった。ヤドリギとナナカマドを行ったり来たり。今年も早々に食い尽くすのかな?

g31a0380

結局レンジャクは、全部ヒレンジャクでした。黄色いのも混じってるとちょっと楽しいけどまた今度の楽しみにとっとこう。

ゆっくり歩き回っていると、少し素早い小鳥が目の前から離れた木に飛んでいった。茶色で、若干オレンジがあって。今シーズンにルリビタキを見たと身近な人が言っていたので、若鳥とかメスとかそういうやつかなと思って、念のため写真。

g31a0409

遠いけど、引き伸ばせば多少はなんとかなる。

g31a0408

あれ、ルリビタキって、こんなんだったっけ?

前に鳥をよく見に行っていた時には、こういうちょっと変な鳥を見たりすると、すぐに「これもしかして珍鳥なんじゃないの病」を発症して、周りの人たちには多大なご迷惑をおかけしていたんじゃないかと思うのだけど、さすがにもう、だいぶ年をとって落ち着いてきたせいか、「なんだかんだ言って普通種なんでしょ病」に置き換わってきた。

昔見たオジロビタキに雰囲気似てるなあ…、…いやいや、そんなわけない、そんなこと言ってノビタキとか、キビタキとか普通の夏鳥の変な模様の個体なんでしょ?って、思いながら図鑑を久しぶりにパラパラ見てたら、ムギマキっぽかった。

あら、身近では珍しい鳥でいいんでないの?

ちょっとあとになってから、ホクホクした気持ちになった。でもムギマキだったら黒とオレンジのやつが見たかったなー。

家に帰る途中、残念な自動販売機。

rimg5929

茶化しちゃいけないんだけど、災害対応型の自動販売機なのに…。来年は冬も使えるところに置いてね!

.
Baikada’s main website
Wild Home

意外とかっこよかった

プラタナスグンバイ続きですが…。公園にうわってるプラタナス(スズカケノキ)は、紅葉時期には葉っぱが葉脈の周囲から白く抜けてなんだかちょっと汚い感じに枯れていく。ずっとそういうものだと思ってたんだけど、プラタナスグンバイの虫害でそうなってるみたい。葉っぱをめくると、裏の葉脈に沿ってプラタナスグンバイがたくさんくっついている日もありました。プラタナスは樹皮が隙間が多いので、プラタナスグンバイにとっては食べ物にもなり越冬場所にもなる良い環境になる。

g31a0005

大きさは非常に小さい部類。親指と一緒に写真撮ってみました。

g31a0083

目で見ていると、ちょっと変わった形した、白い地に黒い斑点があって、薄っぺらい昆虫にしか見えないのだけど、

g31a0298

結構すごい形してますね。

g31a0231

ガラス細工みたい。

日本では2001年頃に愛知で初報告だったみたい。思ったより最近認知された外来生物だったのね。

Baikada’s main website
Wild Home

虫も冬ごもりへ

札幌の平地にも紅葉が下りてきています。近所の公園のプラタナスの樹皮をめくると

img_0482

今年も大量のプラタナスグンバイ。集まるために、家の近所で飛んでる姿をよく見ます。

大きい公園に行くと、雪虫(トドノネオオワタムシなど)もだいぶ飛んでいます。確実に、虫も冬に備えてますね。

g31a9872

オオスズメバチの女王も単独になって冬越しに向けて越冬穴を探してるようです。オオスズメバチの女王は引くくらいにでかい・・・。

今年はブルーベリーを作っていたのですが、ヒヨドリに取られないように、防鳥網をかけて安心していたら、スズメバチが群がってしまって収穫不能に。あんまり群れて来てしまうので、(ブルーベリーの木1本に20匹くらい)近所にけが人が出たら大変なので、スズメバチトラップ(ペットボトルの)をかけて、台風で実が落ちるまで、耐え忍びました。けが人でなくてよかった・・・

トラップにかかったスズメバチは50くらいいたのですが、大半はケブカスズメバチでした。1匹だけ、チャイロスズメバチが混ざってて、トラップ処理中に若干テンション上がってました。

rimg5857

左下がチャイロスズメバチね。

Baikada’s main website
Wild Home

晩秋へ進む

10月はじめ、日が陰ったり風が吹くとめっきり寒くなりました。寒波が入る関係で、札幌市南区の一部は数日内にみぞれが交じる予報も一部出ています。この時期は調子崩しがちなので、ボチボチ外に出ます。外に出ると疲れちゃうので、良い循環か悪い循環か微妙だけどもね。冷たい空気は気持ちいいです。

160929isiyamaezoaka

この辺はそろそろ見納めでしょうか。エゾアカガエルの幼体だけど少し大きくりました。今年は山のクリの実りがよく、拾ってるときにたまたま出会った。もう少ししたら越冬に適した場所に移動するんだろうな。今年のクリは、甘みは薄いけど、クリって感じの風味があるので、おしるこの隠れキャラみたいな使い方で良い感じ。

最近また、マイマイがちょっと面白くなってきたのだけど、この間の謎の白いマイマイのことなどが知りたかったので、10月1日に円山公園で行われた森井さんの「カタツムリとナメクジ」のお話を聞いてきました。やっぱり面白い^^

フィールドで見つけたサッポロマイマイのノーマルと

160929isiyamasapporo-2

白いのを一緒に持ってって伺ってみました。

160929isiyamasapporo

結論としては、サッポロマイマイで正解でした。札幌では白いタイプは相当珍しいみたいです。(道南では少し出るみたいです)

移動能力が低いので、各地で分化しているので、カタツムリは同種であっても地方色豊かだね。

自分が初めてカタツムリに興味を持ったのは、山形県の飛島というところに鳥を見に行った時に見かけた、トビシママイマイという固有亜種がいて、島ごとに違うカタツムリがいるんだって知ったときから。他にもオオケマイマイとか、広義のカタツムリだけどアオミオカタニシとか、オカモノアラガイの寄生虫ロイコクロリディウムとか、面白くて興味を持ち続けられました。

せっかくなので、もう少しサッポロマイマイの写真を。

161002makomanaihoncyosapporomai-1

↑ ノーマル

161002makomanaihoncyomaimai-2

↑ 白

161002makomanaihoncyosapporomai-4

↑ ノーマル

161002makomanaihoncyomaimai-6

↑ 白くても身はサッポロマイマイに多い縦筋。

161002makomanaihoncyomaimai-1

これはちょっと左目が悪い個体でした。

161002makomanaihoncyomaimai2-2

カタツムリ図鑑によくある角度の写真。

河川敷には爬虫類も。

160929misumaikanahebi-3

ニホンカナヘビももうすぐ活動休止だね。

160929misumaikanahebi-4

寒くなると幼体くらいしか見れなくなるけど、その幼体でもここのところの冷えはきついらしく、あんまり走り回れてなかったな。

釣り竿があったので、竿入れてみると、

160929misumainijimasu-1

ニジマスが釣れた。久しぶりに20cm超えた魚釣れた^^ もちろん食べた。塩焼きしたけど、醤油に1日つけてから食べたほうが良かったかな・・・?

160929misumainijimasu-2

白子でかくて、繁殖する気満々だな・・・と思った。(ニジマスは移入種)別の川では大型のサケ科の魚が遡上しとります。

ぱっと見でわかんないけど、

161002makomanaisake

長めの体してるからサケ(シロザケ)かなあ。@真駒内川→たぶん真駒内川まで遡上できるのはサクラマスという結論になりました(2018.10.03追記)

別の近所の川ではこれがいました。

161002syoujinsakura-2

サクラマス。(で、いいはずだ・・・)久しぶりにPLフィルターの威力を感じたけど、やっぱりかなり暗くなるから、ぶれるね。

この川の近くの河川のヤブには、タヒバリ系の鳥が見え隠れ。

161002makomanaibindui-1

あー、この辺の識別はわからんのじゃ~。ビンズイなのかな。セキレイのように、尾を縦にピコピコ振ってた。

公園では相変わらずエゾリスが忙しそうです。今日は仔リスと若めのやつがウロウロしてました。

161002makomanairisu

161002makomanairisu2

昆虫では、大きな森でシロトホシテントウが、さらに白くなって死んでたり

161002syoujinshirohosi

マッチョで肉肉しい体型のシラミバエ系のやつとかいましたね。

161004koganeyushirami-1

シドーっぽいのね。この肉肉しい腕で、わしっとしがみついてくるので、たいへん鬱陶しい。

クマゲラ探してたけど、クマゲラはおらず。でもそのかわりに

161004koganeyuyamagera

ヤマゲラ。久しぶり!

161004koganeyuooaka-3

オオアカゲラも久しぶり!同じ木の上と下にいました。ところでオオアカゲラって

161004koganeyuooaka-2

究極のツリ目だったのね。

Baikada’s main website
Wild Home

秋めいた一週間

9月も後半になり、最低気温も10度ちょっとになった札幌の自宅周辺。動物の動きもだいぶ秋めいてきました。カツラの木の枯れた葉っぱの匂いを嗅ぐと、甘く焦げたカラメルのような、コーヒーのような匂いがしてきます。

さけ科学館情報によると自宅近くの真駒内川にも、サケが遡上しはじめたようで、家の近くの橋からもサケの遡上産卵が見られるようになったようだ。魚群の遡上数は、網走や斜里で見た数からしたらだいぶ少ないけど、やっぱメーター級の魚が泳いでるのを見ると、見ごたえがあります。自宅近くではありませんが、小樽の勝納川でサケ(シロザケ)の遡上を目にしました。

g31a9238

PLフィルターがないので、少し見づらいですが、10個体くらいが見ることができました。

g31a9251

まだ元気そうなオス。

g31a9264

だいぶ役目を終えた感のある個体。しかし、必死に泳いでいます。・・・が、この2分後には

g31a9266

ほぼ、お亡くなりの状態に。お疲れ様でした・・・。まさにスイッチが切れるように、力が抜けていくようでした。

こっちの動物も忙しく冬への備え。

g31a9377

近すぎると、なんの動物かわかりにくくなりますね。これが少し引いた写真。

g31a9330

エゾリスの夏毛です。公園のオニグルミやクリ、ミズナラの実を剥いたり食べたり埋めたり、忙しそうです。

g31a9304

公園のリスはだいぶ人に慣れてしまってもおりますが、それでも忙しそうに走り回っていました。

g31a9274

雨の合間には樹木にサッポロマイマイがくっついています。

rimg5901

これらの越冬場所はどこでするんだろう。どこかに潜るにしても殻は邪魔になりそう。同じ木で変わったマイマイを見つけて、ちょっと悩ましいです。

rimg5904

殻には線がなく、ヒメマイマイの線無しタイプにも似ますが、殻の形は、周りにいるサッポロマイマイとほぼ同じ、ように思うのですが見ているうちにゲシュタルト崩壊してきました。まあでも、殻口の大きいエゾマイマイではないようです・・・。軟体部の模様はよくサッポロマイマイで見るタイプです。サッポロマイマイだとすれば、こういうタイプ発生することあるんだなー。ヒメマイマイだとすれば、来年はマイマイの殻集めて、ゲシュタルト崩壊前に戻さねば。

しばらくいろんな生き物の識別に挑戦してみたけど、やっぱこういうイレギュラーあると、難しい!

Baikada’s main website
Wild Home

植食性テントウムシ

今日は庭。マイクロトマトの脇芽を取ってました。(実が熟すエネルギーを取られるので)このマイクロトマトの葉を食べてるやつがいました。

RIMG5671

RIMG5669

予想 エゾアザミテントウではないマダラテントウ系の種類

このへんの仲間で、野外で身近でよく見るのはエゾアザミテントウ。背面の斑紋が明らかに融合しているので、オオニジュウヤホシテントウではないマダラテントウ系の1種。(追記:だと思っていた)

だけど、気になる点が2つ。

・明らかにナス科のマイクロトマトの葉を食べている
・頭が黒っぽくなく、ぼんやり斑紋

頭部の模様がはっきりしないが、頭部の感じ的には、エゾアザミテントウはかなり黒くなる傾向を感じます。ヤマトアザミテントウではオレンジ地に黒い斑紋が比較的くっきり。ルイヨウマダラテントウは「それとわかって」見たことがないので、写真を見ると個体差があるものの、黒ずんだ感じ。形態からだと自分では厳しいかな。

エゾアザミテントウでは、ナス科植物を食べる記述は見つけられない。ルイヨウマダラテントウはジャガイモ・ナスの葉を食べることもあるとのこと。ヤマトアザミテントウはナス科も食べることがあると書かれている本もあるけど、東京西郊のこれ系(ルイヨウ・アザミ)の話が書いてあるので、今は「東京西郊型エピラクナ」として特殊な個体群として整理されてるみたい。

分布が札幌では
エゾアザミテントウ ◯(渡島半島以外の北海道)
ルイヨウ △(北海道南部ってどこまで?)
ヤマトアザミ ×道内(渡島半島)
ただ、その辺の植物の苗にくっついて運ばれることもあるので、いたとしても、驚かないかもなー。

個人的形態判定(あてにならない)
エゾアザミ△、ヤマトアザミ△、ルイヨウ△

分布判定(注意が必要)
エゾアザミ◯、ヤマトアザミ×、ルイヨウ△

食性判定(最重要)
エゾアザミ×、ヤマトアザミ×、ルイヨウ△

ということで、総合判定的には

甲虫目 カブトムシ亜目 ヒラタムシ上科 テントウムシ科 マダラテントウムシ亜科
ルイヨウマダラテントウ Epilachna yasutomii

かなぁ

いろいろイレギュラーな生態だったり
雑種だったら、なおわからんなー

結構好きで、よく見てるテントウムシの仲間でもこれじゃ、
自分は識別向きの人間じゃないよな~

追記170828:早々にオオニジュウヤホシテントウを切り捨てましたが、オオニジュウヤホシテントウだと思われます。(裏返して腿節見ればすぐわかったはず…)

.
Baikada’s main website
Wild Home

迷走中

今日は川のまわりです。完全に自分の守備範囲を超えている生き物たちなので、識別迷走中です。

その①

RIMG5659

RIMG5667

RIMG5662

予想 エゾハナカジカ

うちの近くでいるカジカ。どうしても「カジカ」止まりでその先まではなかなか調べない。前ヒレとか顔のトゲが識別点だったような…と無事に撮れたのですが、やっぱり問題発生。識別に使う「前鰓蓋骨最上棘」は調べるとこの個体ではほっぺたの先端が白いのがそれとわかった。

前鰓蓋骨最上棘が
ハナカジカは鈍く丸い
エゾハナカジカ鋭利

とはいえ、この個体のがとんがってるのか、丸いのかよくわからない…。しかも分布みると、エゾハナカジカは「日本海側を除く」北海道、サハリン南部…と書いてある。ん?札幌市南区は日本海側に当たるのかな…?たぶん日本海側だよなー。でも札幌は海ないし…とけっこうどうでもいいとこ悩んだりしてた。

結局、

胸鰭の鰭条数 ハナカジカ12~16、エゾハナカジカ14~16

で、この個体がたまたま12だったので

カサゴ目 カジカ科 カジカ属
ハナカジカ Cottus nozawae

ということだった。識別点が曖昧なまま、記録とっても厳しい所あるよね。ちょっと今度ちゃんと、エゾハナカジカ見てこよう…。

その②・今日のイチゴ

RIMG5649

RIMG5654

RIMG5645

予想 エゾイチゴではないイチゴ

やっぱり実のつき方って、同じ株でもいろいろあるんだね。葉っぱの辺縁のギザギザ(鋸)が目立ってたので、昨日、一昨日のイチゴと違うなーと思いました。結果、わからず。

葉っぱだけ見るとオランダイチゴ属のエゾクサイチゴやエゾヘビイチゴに似てるけど、実はオランダイチゴ属の形じゃなくてキイチゴ属のタイプ。で、数少ない手持ち資料ではキイチゴ属で小葉3で鋸歯のあるものが載ってなかった。

追記2016.8.18
北海道樹木図鑑だとナワシロイチゴが一番近そう

その③

RIMG5655

予想 クロオオアリ

大型の働きアリと小型の働きアリらしい。

これはクロオオアリとカラフトクロオオアリで迷って前伸腹節後背縁という場所がどこなのかを調べたりしたんだけど、結局腹部の毛の分布状態などから、クロオオアリでよさげでした。

ハチ目 アリ科 ヤマアリ亜科 オオアリ属
クロオオアリ Camponotus japonicus

 

始めてはみたものの、既にやる気ボコボコ状態の「かえれま◯」。これライフワーク定着させるには、もっともっと試行錯誤しないとあかんね…毎日コツコツやるためには種数が多すぎると、勝手に毎日反省してばかり。

今日も2種拾う予定で3種調べる感じでした。これでもきつい。だめだ、テーマ絞ろう^^;

Baikada’s main website
Wild Home

子を守るカメムシ

かえれま3に変更して動いてみました。散歩がすぐ終わってしまう…。

その①

RIMG5633

子供を大量に抱いたカメムシがいた。ハルニレの葉っぱに、いくつかこういう集団がいました。

予想 カメムシの仲間だけど、スコットカメムシではない何か

地味色のカメムシってイメージが残らないし、気にもとめてこなかった。よく見るとヘリのシマシマとか、胸部の斑点がオシャレ…のような、気がしないでもない…調べてみたら、種類はわかった。

カメムシ目 カメムシ亜目 ツノカメムシ科
ヒメツノカメムシ Elasmucha putoni

なんかすぐ忘れそう…

その②

RIMG5629

RIMG5627

RIMG5626

予想 クロスズメバチの仲間。

毛虫やら、バーベキュー場で肉塊をよく食べてるやつ。クロスズメバチから先まで検索したことがあまりない。顔の斑紋がポイントなのね。正面から食らってる写真でわかった。

ハチ目 スズメバチ科 クロスズメバチ属
シダクロスズメバチ Vespula shidai

背面だとクロスズメバチ系とホオナガスズメバチ系は見分けつかなさそう。。。

その③

RIMG5635

RIMG5637

秋になるとエゾリスがよく来ている木。最近枝ぶりと葉っぱで、クルミ系というのはわかってたけど、なにグルミかはよく見てなかった。

予想 オニグルミかサワグルミ

クルミで名前聞いたことあるのがこの2種だけだっただけ…。結局、

クルミ目 クルミ科 クルミ属 マンシュウグルミの変種
オニグルミ Juglans mandshurica var. sachalinensis

ということだった。サワグルミは実が全く違う形なんだね。

さて、かえれま3やってみて、の感想

3種でも調べてアップするには多い。しかし散歩で未見種を3種見つけるのはあっという間。(結局今日も実際は13種調べてる)

歩くのをメインにしたいところなので、なんか難しいねえ。

番外

昨日の不明イチゴ

RIMG5621

RIMG5622

RIMG5611

実の変異は多少あれど、実の全体的な形やトゲから、
エゾイチゴとは別の種類。

北海道の図鑑には出ていないんだけど、
ナワシロイチゴが一番近いように思う。
ナワシロイチゴで調べると、北海道に分布するようなことが
書いているものもあるね。

Baikada’s main website
Wild Home

2016.8.14 お散歩・かえれま10

今年のハープソンのラストスパートは結局いろいろあって自宅待機にしてしまいました。いろいろ健康関係で引っかかることが出てきたので、身近で継続的に動くために、週5~7くらい、お散歩・かえれま10することにしました。家から出たら今まで確認できなかった動植物10種を、(パっと見でわかんなかったもの)写真を撮ってきて家で調べる。

今日は真駒内公園付近でやってしました。

その①

herabahimejyoon- (2)

ヒメジョオンだかハルジオンだか、あんまり気にしてこなかったやつ。でもちょっと違和感あったので葉っぱの写真も。

herabahimejyoon- (1)

予想はヒメジョオン。調べてみると、ヒメジョオンにはよく似てたけど、これだった。

キク科 シオン連 ムカシヨモギ属
ヘラバヒメジョオンErigeron strigosus

ヒメジョオンは葉っぱがギザギザだったのね。ちなみにハルジオンをハルジョオンと呼ぶのは間違いらしい。そしてヒメジョオンの他に、ヒメシオンという植物があるので、これも混同してしまいそう。

その②

kaojirohimehanabachi- (1)

kaojirohimehanabachi- (2)

予想 ハチ目のなにか。ミツバチが近い感じ?

これははっきりわからなかったけど、一番近そうだなあと思って見ていたのが

ハチ目 ハチ亜目 ミツバチ上科 ヒメハナバチ科
カオジロヒメハナバチAndrena hondoica

たぶんね。あってるのかわからないけど…。腹の模様、足の太さ、毛の生え方あたりは似てるように思います。

その③

kasumikame

予想 カスミカメの一種

これは厳しかった。「札幌の昆虫」でしっくり来るものもおらず。微妙な細長さ、微妙な大きさの小楯板、微妙な色。

結局調べてもわかったのは

カメムシ目 カメムシ亜目 カスミカメムシ科 の1種

まででした。

その④

kebuka-kiiro

予想 スズメバチの1種

毎回図鑑を見ては、ああ、○○スズメバチだった、という感じで、いつまでたっても野外で識別できない。この間、チャイロスズメバチが庭に出て、あまりに久しぶりに見たので、なんだかわからなかったのを反省。改めて調べて、胸部腹部の黄色い部分の分布状態からケブカスズメバチみたいだね。

ハチ目 スズメバチ科 スズメバチ亜科 スズメバチ属
ケブカスズメバチ Vespa simillima

その⑤

kinoko (1)

kinoko (2)

予想 キノコ それ以上はさっぱりわからない 芝生に生えてた 付近にはミズナラとハルニレの巨木

これもね、調べる前からうすうす感じてたけど、見た目なんとなくテングタケ系なんだけど、
やっぱりわからない。キノコは正直難しい。

菌界 担子菌門 の一種

その⑥

kitakurominoga-

予想 ミノガの一種

ミノムシはミノガの一種なんだけど、トビケラみたいにミノの形や原料で種類がわかるもんなんだろうか?調べてみると北海道の大型のミノを作るのはそんなに多くないみたい。傾向的にはミノで、分かる人には種類がわかるみたいだけど、自分では厳しいなー。キタクロミノガがジャストサイズで、作りも似てるけど、それでいいものなのかは不明。

チョウ目 ヒロズコガ上科 ミノガ科 の1種

その⑦

noraninjin (2)

noraninjin (1)

予想 セリ科の1種

いつもこれ系の花はハナカミキリがいて気がつく。ぼーっと見て、適当にセリ系とかシシウドっぽいとかそれで済ませちゃうけど、これはあきらかに小さくて華奢。調べてみると、やっぱり葉っぱなども種によって違うようだ。葉の密度まで考えると、違う部分もあるけれど、基本的な葉や花の形からこれでいいみたいだ。

セリ目 セリ科 ニンジン属
ノラニンジン Daucus carota

その⑧

urajiroezoichigo (2)

urajiroezoichigo (1)

予想 明らかなイチゴ。それ以上はわからないけど葉の裏が白いのあった気がするイチゴの仲間たちも、実がなってないとなかなか目が行かないね。調べてみたら、早めにわかった。とりあえず、食べても大丈夫そうなので今度食べてみよう。

バラ目 バラ科 キイチゴ属
エゾイチゴ Rubus matsumuranus
(別名 ウラジロエゾイチゴ)

追記2017.07.14:
花のある今時期に観察してきたら、エビガライチゴが生えていますので
エビガライチゴかも。

その⑨

koganeichigo- (2)

koganeichigo- (1)

予想 イチゴなんだけど…さっきのと違うな。その⑧イチゴの近くで、ツブが大きくて少ないイチゴを見つけた。葉っぱとトゲの感じも違うので、写真撮っといた。で、調べるとよくわかんない。
ってか、大粒の実と、よく見ると小粒多数の実が一個、同じ株から出てて、イチゴってこんな株内で実の形が変わるのか…?と混乱。

調べると、実の形の変異はある程度は発生する様子。でもこんなに形や数が変わるもんなのかね?イチゴと断定しないで、科内で別も再検討した方がよさげ。エゾイチゴの線もまだあるね。

バラ目 バラ科 の一種

追記:ナワシロイチゴでした

その⑩

Yezomaimai (1)

Yezomaimai (2)

あんまりしっかり見てこなかった、成長途中(だった)のマイマイ。

予想 エゾマイマイ

縞模様ははっきり。細かなスジも深め。貝の胴体が出るとこも大きい。エゾマイマイだと思うけど、もっかい調べてみた。結果、これでよいと思いました。

腹足綱 柄眼(マイマイ)目 マイマイ超科 オナジマイマイ科 Ezohelix
エゾマイマイ Ezohelix gainesi

さて、かえれま10やってみて、の感想

10種は多すぎた。毎日のモチベ的には3~5で精一杯かな。

毎日、カテゴリーを絞ったほうが良い。虫・植物・キノコ・貝…とバラバラにやると、図鑑やらなんやらと、調べるのが大変になる。主目的の「歩く」より「調べる」時間のほうがかかる。そのうち、身近な種類を調べ尽くしてしまうかも…。(特に冬)

こんな感じでした。楽しめたけど、体調の悪い日、天気の悪い日、どうなるんだろ。

Baikada’s main website
Wild Home

鳶色

庭虫のシリーズ。今日はツノゼミ。

RIMG5218

サルナシの余分な枝を剪定していたら葉の葉柄にツノゼミがくっついてた。

RIMG5207

アップで見ると、ヨコバイやアワフキより確実にセミっぽい顔してます。

RIMG5198

角は微妙だけど、虫の図鑑で調べるとおそらくこれはトビイロツノゼミ。トビイロってほかにもトンボとかゴキブリとかいろいろいるんだけど、トビイロゲンゴロウってやつが少しぶっ飛んだカラー(個人の見解です)をしているので「トビイロ=ぶっ飛んだきれいな感じ」だと思っていたのですが、このツノゼミはただただ茶色。改めて調べてみると「トビイロ=鳶色=トビみたいな茶色」だった…。

カラーサンプル:鳶色

勉強になった。かもしれない…。

Baikada’s main website
Wild Home