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道南

リリース(シロマダラ)

せたな町で8月にシロマダラが見つかりました。その個体が縁あって、うちで少し調べることができたのだけど、26.7cmの幼蛇(たぶん今年生まれ)なので、管理が色々難しく、捕獲した方々と相談して9月28日にせたな町の捕獲場所でリリースしてきました。冬越し前に、現地でシロマダラが食べ貯めしておいた方が良いと思ったので、だんだん気温が低くなるのを不安に思いながら、ヒトとヘビの都合でこの日にリリースとなりました。

こちらについては、北海道爬虫両棲類研究会の研究報告Vol.005(来年1月発行できたらいいな)に短く書きましたので、お待ち下さい。

クスサンが何匹か湧いてた。クスサン、大きいから5匹くらいだけでもいっぱいいるように感じる。こういうところのお店は大変だよね。

せたなからは奥尻島も見えるよ。奥尻島もシロマダラの記録があるんだよね。

一時逗留してもらっていた、シロマダラを捕獲された場所にリリース。わりと森ででも、カナヘビはたくさんいそうな雰囲気がありました。

ヘビの舌の写真って、結構簡単に撮れるのだけど、シロマダラは少し撮りにくかった。アオダイショウなんかだと状況確認のためにすぐ舌をチョロチョロと出すんだけど、シロマダラはあんまり出さないように思う。そのせいなのか、過去の自分の写真を探してもあんまり舌を出していなかったよ。

お、いつも見るトリカブト(エゾトリカブト)とちょっと雰囲気違うかも。葉っぱも右端の方に写ってる。

調べてみると、オクトリカブトっぽかった。せたなまで来てよかった~。トリカブトは図鑑見ても種類がまちまちで、どれがどう種類分け、変種分けされてるのかよくわからない。とりあえず、オクトリカブト(ヤマトリカブトの亜種?)とエゾトリカブトは別種でいいようだ。

これも札幌だとあんまり身近で見ない木、クサギ。見ないと思ってたんだけど、この間西岡公園にひっそりあった。検索すると、札幌でも生えていないわけではないみたいだけど、優勢な種類じゃないみたいだね。

花ではなくて、ガクと実なんだけど、非常に目立つ。「臭木」なのに、匂い嗅いでくるの忘れたな。葉っぱ揉むと薬臭いらしい。

シロマダラのリリース以外は、大きな用事もないので、のんびり周りを歩く。

ジンガサハムシみたいなやつ見つけて、喜んでた。キラキラ感が抑えめだなと思っていたら、ヒメカメノコハムシだったみたいだね。十分綺麗だけども。

やや、お久しぶりのコエゾゼミ。の死骸。今年もコエゾゼミはかろうじて見れたけど、アカエゾゼミは見れなかったな。

エゾマイマイ。今まで、小さい個体は種類がよくわからないやつだと思ってたんだけどエゾマイマイは殻が薄いので、稚貝だと内臓がすけて見えて模様になってる。ウスカワマイマイと見分けにくいと思ってたけど、そろそろ落ち着けとく。

エゾマイマイ(北海道全域)は北海道ではよく見る。殻口が大きいのでサッポロマイマイやヒメマイマイなどとはすぐ見分けられる。貝の裏側の「へそ」はよく見える(参考)。ウスカワマイマイ(北海道南部にはいるといろいろ記述がある)は殻口が大きくて一見エゾマイマイに似るが、「へそ」が見えない(参考)。そして全体的に丸っこいフォルム。

北海道南部で小さくて模様があるカタツムリを見つけても、落ち着いて裏を撮影しておくんだ!きっとそれで大丈夫だ。たぶん。
(まだウスカワマイマイを見たことがないので「たぶん」が取れない)

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体長計測にわりと良いものがあった

少しの間、シロマダラを預かっていましたが、元の棲んでいた場所に戻せました。

わりと可愛らしい顔をしたシロマダラですな。
対象物と一緒に撮るとこんな感じ。

小さいです。最近教えてもらったiphoneの計測用アプリケーションのCritterSizeで、この写真で計測してみた。事前の予備計測で30cmに切ったヒモを同じように計測した時の誤差が5mm程度だったので、わりと優秀なのかもしれない。使い方はアプリの説明が無くて、最初難儀したけど、それほど複雑な仕組みではないから、すぐ使えるようになった。(youtubeの動画で日本で使い方紹介してる動画もあった)

ちなみに自分の左薬指の爪幅はジャスト1cm。

で、結果は

実測が26.7cmなのでかなりいい線かも。生きてると引っ張ったり縮んだりで、計測値変わっちゃうから、ヘビの計測しんどいんだよね。いつもはCurved Distanceの方がいい値になりやすい。

かっちり正確かというと、正確じゃないのだけど、生きたヘビをかっちり計測するとなると、麻酔かけたりしないとしっかり測れないと思うので、参考値としては十分だと思いました。

エゾサンショウウオの越冬幼生の計測もわりと面倒なんだけど、(計ってるうちに弱ったり、乾いてきちゃうのでハラハラする)これで計測しても値的には大体合ってた。

以前、写真に糸を這わせて、比率を計算して計ったこともあったけど(やってることは同じ)、計算を自動でしてくれるので、使いでのあるいいアプリですね。日本語でできたらもっといいけどね。

さて、私の健康状態のバロメーターはデスクトップ。

すごく調子のいい時は、縦2列。調子が悪くなってくると仕事が進まなくなってフォルダやファイルが溜まっていく。今、6列目に入ったので、さすがにやばいなーと思って1列分消化しました。その結果の本日複数記事の更新となりました。

追記171013:iphoneのiosがアップグレードされたら、CritterSize使えなくなってしまいました

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アポイ2017

今年は縁あってえりもまで来たので、かなり好きなフィールド「アポイ岳」に寄ってみました。

この山は、5合目までがやや多湿な森林で、そこより上が岩むき出しの山になっていて、独自の生物も多くて面白い場所です。

この山でいつも見たいと思っている生き物はニホンマムシなどのヘビ類と、アポイマイマイ、妙に筋肉質なハエちゃん、多様なキノコ、高山植物です。山に入ると、わりと忙しい。

恒例のイチゴ。草系か樹木系かわかんないけど…。地面に近いので、食味は控える(エキノコックス対策)

アポイは奇々怪々の色んな色のキノコが生えているのだけど、少しこの時期は多くないかな。

藍色がきれいなキノコ。ほかにキホウキタケみたいのが目立ってたかな。
ほんと、ここはキノコ多いんだよ。

ちょうどここに来る前に、奥歯の根のとこに膿が溜まって、いろいろ処置してもらったあとがズキズキするので山登りも、すごくゆっくり進む。

途中の川で、水の中をシュッと泳ぐ姿が見えたので、エゾサンショウウオかと思ったら

ニホンザリガニ。なんだよー、と思うけど、貴重な存在なのですよね。

5合目までの森林帯でも、植物は豊富。
小さめのユリ、

クルマユリ。小さい控えめだけど、色が目立つユリ。わりと好き。

寒いのでセミは全く鳴いていないのだけど(今日も20℃くらいまでしか上がらない)中型の抜け殻はあちこちに。ここにはツクツクやヒグラシはいないので、エゾハルゼミの抜け殻だね。あとで調べて確定できました。

登っていく所々で、シマリスがキーキー言って、こちらに怒りをぶつけてくる。遠すぎて90mmマクロじゃ写真残せなかったけど、5匹くらい見かけたな。

今回はアポイマイマイも探しているので、かんらん岩周りを探してみるけど、出てこないなあ。

したらこんな感じの全く水気のないところで

トンボの抜け殻。生態的にムカシトンボの抜け殻なのかな?形は似ていると思うけど…。ムカシトンボは羽化1ヶ月前に上陸して陸地生活するんだって。

落ち葉をひっくり返してると、お、小さいマイマイ発見だ!

毛が生えていない、殻に深めの筋が入ってる…。これはパツラマイマイみたい。アポイマイマイじゃない…。

その後も落ち葉の下から殻が。

パツラ&パツラっぽい…。

岩の割れ目にもマイマイいた!

しかしこれはヒメマイマイ。結局今回もアポイマイマイには会えず。時期が悪いかな?探す場所がずれてるのかな。悔しー。

普通の山登り行程で1.5時間で5合目まで上がれますが、ゆっくりゆっくり上がったので、2.5時間かかりました。

5合目、岩むき出しの環境で、晴れてたら爬虫類日和なんだけど、曇、霧、20℃では流石に厳しいな。

座って休んでると、ズボンにしがみついてるやつが。

これも、アポイに登ると出会うやつ。妙に筋肉質なハエちゃん。シラミバエの一種だと思われます。咬まれたことはないんだけど、不気味。一瞬ダニにも見えてドキッとする。

シラミバエを追っ払って、5合目岩場付近の植物を見てみる。初めて見るようなものばっかり。

イブキジャコウソウ。この場ではわからなかったけど、教えていただきました。名前からして、いいにおいするのかな。

チシマセンブリ。すごい小さなホトトギスみたいな花だな、と目についたので写真とっておきました。

花盛りといった季節ではないかもしれないけど、ちょこちょこ花は咲いてました。

とぼけ顔のマミジロハエトリ(♂)。ハエトリはカメラ近づけると逃げたりカメラに飛び乗ってしまうけど、寒いからか、じっとしててくれて写真撮れました。

あまりに霧がひどいので、これ以上登るのはやめて、引き返しました。(下りは3時間かかった)

下る途中も、マイマイを探しつつ…。

緑色のオオセンチコガネ。アポイでは見かけたのはみんな緑でした。

イカリモンガ。チョウっぽいガ。まあ、チョウもガもチョウ目なのでどっちでもいいのだけども。

山を降りてくると、登山口の入り口には岩々した感じに護岸された川があって、実は爬虫類探しは、ここに一日中いたほうが種類は見れそうなんだよね。でも、マイマイも探したいし、岩場のマムシも見たいしで結局登るんだけど。

ね。あっさりヒガシニホントカゲいた。悔しいからまた来るね。

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わらしゃんどで食味レポ

えりも町の「わらしゃんどキャンプ場」で、わらしゃんどキャンプをしていた小学生たちに、両爬の話をちょっとしてきました。

ハープソンもお話してきたので、興味を持ってくれる子がいたらいいなぁ。

キャンプは2泊3日で、自分は今回は寝る時の機械の都合で日帰り(ごめんなさい)。

キャンプサイトに着くと、すでにカエルとサンショウウオを捕獲済み!

このエゾアカガエル、でかいよ!!掴んだ時、リリースコールしたので
オスだと思ったんだけど、非繁殖期のメスもリリースコールしそうな気がしてならない。

婚姻瘤も痕跡なし。体型(でかい、おなか膨らみ気味)からしてメスかなあ…。

ついでに

後肢にヒルいっぱいだ!!

サンショウウオは子供たちに棲んでた池に案内してもらって観察してきました。

エラがまだ、バリバリに残ってる。一部、後肢も生えてない個体もいたので、今年はここで幼生越冬するつもりなのかな。

同所的にニホンザリガニも。良い環境ですなー。

指導にあたっていた方々からも、「山の方にガレ場があって爬虫類的にいいんじゃない?」という情報を得てガレ場観察に。

なかなか良いガレ場。なにかトカゲ類はいそうだけど、この日は、分厚い雲で曇り、気温が低い。(恒例)最高気温が20℃では少々厳しいか。石はぐったけど、カナヘビとか出てきてくれなかった。晴れた日にぜひ探してみてほしいけど、足元気をつけないと、こういうところは危ないんだよね…。

お。これは…。キイチゴ系。

裏がしっかり白くて。

ラズベリー的な濁りのある色した果肉。たぶんエゾイチゴだ、これ。

熟した実を食してみると

エゾイチゴ

香り:★★★ ラズベリーそのもの
酸味:★★☆ 酸っぱめ
甘み:★☆☆ 少し甘い

高級品だわ、これ。もっと熟してたら甘み酸っぱみが逆転したかも。

今年始めてのエゾゼミ系、コエゾゼミ。いろいろお話してたら、やっぱりコエゾゼミが羽化時間や、いるところ的に一番遭遇しやすいみたい。

そういえば、まだアカエゾゼミはまともに見たこと無いな。

他にもエビガライチゴがあった。(食味レポはこちら)ここは競争率低そうね。

そしてキャンプ場の近くに

もう一個イチゴ。食味レポしようと思ってたのに忘れてしまった…。あとで気になって、写真見てみると

イチゴだけど今まで自分が見たイチゴとは違うみたい。クマイチゴかなあ。

キャンプサイトの周りで拾った、ナミテントウ。

斑紋が大きく違うけど、ナミテントウの変異の範疇です。

ちょうど、確認したかった事がありました。

世の中にはナミテントウとそっくりなクリサキテントウというのがいるのですが、この見分けの一つのヒントになる場所があります。

「鞘翅端の帯状の隆起線」、つまりお尻の近くの翅の後方で横一文字の隆起線があるんですね。

ちょっと光の角度変えます。

ね。隆起線、見えました?

この隆起線を持つのが、ナミテントウ。無いのが、クリサキテントウか変なナミテントウ。こんな感じのようです。

そもそもクリサキは北海道に分布しないともされますが、1例の函館での採集記録がありました。

本州以南には「隆起線を持たないナミテントウ」がいるため、函館の記録はクリサキなのか、隆起線のないナミなのか、まだ確実にはっきりしないようです。(幼虫なら、見分けられるようですよ!)

なので、北海道で、「隆起線のないナミテントウ柄のテントウムシ」を見つけたら、面白いことになりそうです。

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わりと動いてたかも6月前半

わりと動いてた6月前半行きます。

6.3
倶知安の「冒険家族」で、子供たちに両爬のお話しと、フィールドで両爬探しをしてきました。倶知安についたときは、シトシトの雨。いつもながら、イベントのときはお天気悪いです…。

子供たちにプロジェクターで説明すると、次々質問が来る。こういう積極的な反応もいいね!基本的なことを勉強して、森の方へ。

この頃には薄日が差して、だいぶ天気が回復してきました。昨年上陸の若ガエルは結構たくさん出てくれました。

エゾアカガエル見れてホッとしました。野外観察終わったところで、こんな感じ。

エゾアカガエル多数とニホンアマガエル2匹かな。大きいのは見れなかったけど、エゾアカは幼生も見れたね。残念ながら、爬虫類は見れなかったんだけど、イベント前に、捕まえてくれていたシマヘビをみんなで観察。

このあと、リリースしました。シマヘビ君たち、ありがとね。

そして倶知安から移動していきます。

休憩で止まった豊浦町の田んぼ。アマガエルでも鳴いていればいいけど…。鳴いているんだけど…風すごいし、たまにしか鳴かない。

ツイートの音声ファイル聞いても、ほとんど風の音しかしないんだけど、ゴォーって音の陰で、「グワッ」と一声、聞こえる、はずだ…。

心の耳で聞いてくれ。

まあ、そんなことで、カエルの本体を見れなかったけどこんなのはあったよ。

自転車の跡!!じゃなくてアライグマの足跡。

あとサナエタイプのトンボ。

写真撮っておけばなんとかなるだろ、と思って、撮っておいてあとで同定。寸胴な印象。

日本のトンボでパラパラ見てたらモイワサナエだった。ほんと、デジカメのお陰で、いろんなものの名前が調べられるようになった。(調べ物の時間が増えたとも言う)

そして登別に入って一泊でした。

6.4
登別の「ふぉれすと鉱山」でKoNG養成講座の1コマを担当してきました。

この施設の周辺には、両生類や爬虫類は豊富なので、講座は野外観察も行います。しかし、土砂降りに近い雨。爬虫類絶望です…。

本当に、イベントのとき、晴れてくれません…。私の行いが悪いというより、天気の神様からのいじめ?そろそろ、天気の神様にでもお参りに行ったほうがいいかも。

さて、雨天でも強い味方の両生類の幼生。やっぱり安定して見つかってくれます。

年によっては水の流れなどでポイントが変わってしまいますが、今年もエゾサンショウウオの幼生と、

エゾアカガエルの幼生が見れました。(背景が赤いのは入れ物のせい)もっと暑くなるとニホンアマガエルの幼生も見れますね。

外来種のいない地域でのフィールドは、変なドキドキ感はないですが、いるべきところに、見られる種類がいますね。それはとても恵まれている状態なのだと思います。

6.6
自宅の庭で、小型のカメノコテントウを拾う。

いつも思うが、ちょっとトドックのクマに似ている。ほら、もう次見たら、クマの顔にしか見えなかろう。

このテントウムシは背面の外見じゃほとんど見分けられない2種がいる。コカメノコテントウ(足の腿節が黒い)とヒメカメノコテントウ(足の腿節は黒くない)だ。せいぜい3~4mmの昆虫なので、裏返して確認も毎回していないけど、たまには、ってことで写真撮りました。

うん、ヒメカメノコテントウみたいだね。(後ろ脚のモモを見よ)そう言えば、コカメノコテントウをちゃんと見たこと、ないなー。やっぱ山地かな?

……別の話だけど、いま調べてて、カメノコテントウだと思って見ていた種類の幾つかがナガカメノコテントウという種類だったみたい。ナガカメノコテントウなんて、存在も知らなかったよ…

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雨のトカゲ探し

北海道でトカゲの調査をお手伝いすることになり、本州からトカゲのお客様がいらっしゃったので、少し探してきました。ハープソンでは「北海道トカゲ調査隊」としての記録しておこうと思います。

が!天気はあいにくの雨。トカゲ出現コンディションはよろしくない…。

6月9日 登別市千歳町 メッシュコード634150(鷲別岳)

とにかく、登別温泉を基本にトカゲをさがしてみることになりました。晴れてれば、岩場やブロックの上で日向ぼっこしてるのが見れそうだけど、雨の時は、岩やブロックの隙間や、石の下などを探します。雨の時の発見率はとても低いですねえ…。

コンクリ壁を見つけるたびに車を止めてみたりしたけど、いい結果は出ず。だいぶあきらめが強くなってきたけど、市街地に出る前に、もうひと踏ん張り。トンネルわきのコンクリ壁。

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やっぱりトカゲはいない。仕方ないので環境状況写真。こういうところにはいる確率は低くないはず。

細かい隙間ものぞいてみると、ウロコと光沢感をはっけん!

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あー…。しかしこれはトカゲではなくヘビですな…。普段は喜ぶけど、今日は目的は君ではないのだよ。見つけた時、鱗と鱗の間に黒い部分が見えたので、皮膚の地色が黒い下の写真のような(へび図鑑より)、ジムグリの成蛇!とおもったのですが…。

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現場ではジムグリ一択だと思ったのですが、写真を見ていると少し腑に落ちない。拡大してみてみると、

RIMG5161_1

背中の何列かには、明らかなキールがあって、鱗も長め、黒の縁取りも鱗の数列に限定されているので、こういうタイプのシマヘビだね。

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ヘビは部分的にしか見えないときは、やっぱり難しいね。

コンクリ壁の亀裂の隙間にいたので、出すこともできず、逃げられたので、あの隙間写真だけしか撮れなかったよ。

6月9日 室蘭市母恋南町 メッシュコード634130(室蘭(東))

いろいろ見て回ったけど、雨もあがらず、爬虫類もあのあと見れてない。気分替えに、地球岬で水場を救ってみたら、よく育ったエゾアカガエルの幼生がいっぱい!

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上の写真にも混ざってるけど、いくつかエゾサンショウウオも幼生が混ざってるね。

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エゾアカガエル幼生をたくさん食べているからか、プリプリしてる。気分替えに両生類に浮気するも、やはり爬虫類は見つからないのであった…。

このあと、天気が変わることを狙って、思い切って石狩市へ(太平洋→日本海への大移動)。石狩のトカゲのいそうなところも転々としたけれど、結局この日は、あの隙間ヘビ以外は爬虫類はいませんでした…。第一次トカゲ調査隊は、天気にコールド負け。(寒いだけに)

6月10日 札幌市南区滝野 メッシュコード644123(島松山)

翌日には、夏の爬虫類観察イベントの打ち合わせで滝野すずらん丘陵公園へ。トカゲ調査隊は、昨日で解散してしまったので、今日ははハープソンのチーム「ばいかだ」で記録。

打ち合わせを終えて、環境の下見に行くと、

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フキの上にニホンカナヘビ発見。やっぱり晴れてるといるんだよなー…。しかし、フキの上にいるって、頑張って登ったんだな…。

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その後、路上にも出現してるのが見れた。尾が、過去に骨折(もしくは自切未遂?)したのか、かくんって曲がってるね。春にはエゾサンショウウオやエゾアカガエルが産卵する水場付近に行くと、日なた部分では、もう上陸してしまったのか、その辺の幼生はいなかったけど日陰には若干残ってた。(写真撮り忘れた…)

その代わり、いいもの見つけた。

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二ホンアマガエルの卵塊。卵数が少ないのが特徴で、アマガエルはふ化が非常に速いので、見れるとかなりラッキーな卵。

エゾアカ(冷水好き)もエゾサン(冷水好き)もニホンアマ(温水好き)も繁殖する水場って、非常に微妙なバランスの上にあるところだと思うので、なかなか面白い水場ですね!

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ハープソン2015(0502無意根山&江別、0504庫富)

今回のハープソンの前半はあまり動けていないので、ちょっと遠くのハープソン未調査エリアに1ポイント落としてきましたよ。

その話は後半に書いておくとして、まずは元地元。定山渓の奥にある無意根山エリア。
5月2日。

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川横を車で走っていたら、エゾアカガエルがいくつか道路を横断してた。札幌市内の他の地域は産卵はほぼ終わっているように思えたけど、さすが標高が高いところは産卵行動が遅いね。

なんとなくだけど、今年は札幌周辺で観察しているところでは両生類の産卵数がムラがあるように思いました。カエルはいつも通りの量でサンショウウオが少ないとこや、サンショウウオはいつも通りの量でカエルが少ないとこ。全体的に両生類には厳しい気候があったのかもしれないね。今も雨少ないしね。

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ここはエゾサンショウウオはいつもくらい見ることができた。でも、去年と一昨年、産卵池が上陸時期まで持たずに干上がっているので
今年も心配ね。雪どけが早いのと、夏までの間雨が多くないので、水の供給が止まるのが早いのかも。

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場所を移して江別。道路にニホンアマガエル出てきていました。石狩川沿いではところどころの河畔林で鳴き声も出始めてます。

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ごめんよ、アズマヒキガエル。(国内外来種)ごくたまに大きな個体がいるけど、全体的には小ぶりな個体が多い感じ。江別のエリアでは小一時間で10を超える個体を見たけど、すぐとなりの札幌東北部や太美のエリアでは1匹も見ず。数日の差で現れるんだろうけどね。

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5月3日。
自宅ヒキコモリ。家の中にハエトリグモsp.が現れる。久しぶりにマクロレンズで写真を撮る。

5月4日は遠出。

過去のハープソンの結果報告を見ていて、日高、オホーツクの報告数がほとんどないので、比較的近い日高のエリアに向かうことにした。目指すは静内温泉。

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日高は馬どころ。そこかしこに馬の牧場がある。のんびりのんびり進んでいったわけだけど、時期悪く、静内桜まつりの大渋滞でのんびり具合がキツくなってきたので途中で離脱。地図を見ながら良さそうなところを確認することにしました。結局エリアとしては庫富。住所でいうと、日高町広富ですな。

適当に車で流すけど、牧場があるような平らかな感じなのでなかなか両生類の産卵環境も芳しくなかったけど、細かく見ていると

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お、季節もの!

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カタクリだね。いいね。

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ゆるいゆるい沢の流れにエゾアカガエルの卵塊。たぶん死んでいるけど…。そんな中でもちゃんと育ったやつもいるようで

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幼生(オタマジャクシ)もそれなりに見れました。結構開けた場所だったので、エゾサンショウウオはいないかと思ったけど、ちゃんとありました。

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一部死卵みたいだけどね。他はちゃんと育ってましたよ。

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ちょっと失礼して角度を変えれば孵化直前の幼生がいっぱい。

これらの記録写真撮ってたら、周りでニホンアマガエルが鳴き出したので、こちらも音声記録しておきました。

場所探しがほとんどで、場所が定まったら3種がほとんど一瞬で記録できてしまいました。

このあと平取町の国道付近を流したけど、記録取れずで終了。ほんとは静内、浦河まで行きたかったけど、桜には敵わないねえ。また機会設けて行ってきましょー。

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の・ぼ・り・べ・つ…と言えば

クマ牧場には行ってないんだけどね。ここ最近の外出やフィールドの話を少しずつ。

8月25日に登別のふぉれすと鉱山で爬虫類・両生類の講義をしてきました。受講者の年齢層は幅広く、小学生~壮年者までいらっしゃいました。

内容は、登別の周辺で見られる両爬と、エゾサンショウウオのネオテニー(幼形成熟)の話をしました。登別には倶多楽湖(くったらこ)という湖が近隣にあり、戦前まではこの湖にはエゾサンショウウオのネオテニーが住んでいたという記録がある。(ヒメマスの移入により、絶滅したとされています)ネオテニーがいたこと、越冬幼生がネオテニーと混同されやすいことなどお話しました。

そのあと、短い時間だったけど、大量に持ち込んだヘビの抜け殻を触ってもらって、種による違いを見てもらいました。

1時間の座学のあと、フィールドへ。ふぉれすと鉱山の周辺には、すぐ両生類や爬虫類を観察できる場所がちょこちょこある。

時期的に、エゾアカガエルやエゾサンショウウオは幼生も上陸が終わって見つけづらい状況になっているかと思ったけど、ところどころ特殊な環境があって、(例えば1日中、日が当たらない流水が入る水たまりとか)無事に4種類の両爬が見ることができました。

ニホンアマガエルの幼生の不格好さを見てもらったり、

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エゾサンショウウオやエゾアカガエルの幼生も見れたり。アマとエゾアカの幼生を比べて見れたのは良かったな。

アマガエルもエゾアカも幼体(上陸してるが未成熟)も見れました。爬虫類は、ヘビは残念ながら見れなかったけど、ニホンカナヘビを見ることができました。

講義も、よく聞いて下さって大変ありがたかったです。講義が終わったあと、スタッフのかたに倶多楽湖を案内して頂きました。

登別といえば、クマ牧場なのですが、個人的には倶多楽湖でして。ネオテニーが生じた湖水を肌で感じてみました。凄い冷たいのを想像して…。

さわってみると、ぬるい。想像以上にぬるい。岸辺で日当たりの良い所で25度。岸辺の日陰で22度。こんなものなのか。同行してくれたNさんが湖に詳しい方にお話を伺ってくれて、やっぱり特殊な湖だということがよくわかりました。

火山湖で、もともと魚はいなかった。深さも150mくらいあり、表面の温度は毎年かなり上がる。でも湖底の方は安定して低温。でもここ数年、温度が少し上がっている。昔は日本で3本の指に入るほどきれいな湖水だったが、魚の移入に伴って、水がだんだん悪くなり(エサを撒くなどもあったよう)、かなり水質が落ちたが、最近は改善してまた水は戻り始めている。
エゾサンショウウオの産卵は周囲の沢付近で見られる。多くはないが湖面でも見られる。幼生はいるかどうかはよくわからない。

などなど。お話聞けて、とても良かった。倶多楽湖も環境見れたし、かなり満足。

夜は、ふぉれすと鉱山に宿泊させてもらった。(宿泊設備もあります)ご飯の前に、スタッフの方々・関係者で夜のフィールドへ。バテバテだったので、軽めのフィールドにしてもらって申し訳なかったです。両爬は出なかったけど、いろいろ盛り上がっていました。

照明さんと、撮影隊の図。何を撮っていたかはまた後で。

夕飯は、登別っぽい、地元のものを食べたいとリクエストして焼き鳥(豚)を食べた。焼き鳥といいつつ、刺さっている肉は豚肉です。室蘭地方の名物ですね。

「焼き鳥(豚)」は知ってはいたのだけど、スタッフの方々は自分がうっかり「豚串」と言うと違和感を感じているようだった。やっぱり焼き鳥なのか。これは。炭火焼きで、カラシを付けて食べる「焼き鳥」。タレと塩があるが、塩のほうが好きだな。結構食べたけど、牛肉と違ってもたれなかった。何より、とても美味しかった。次回、講義があるときには「納豆シュークリーム」を食べることになりそうだ。うーん…。

翌日、ふぉれすと鉱山を出て、昨夜の撮影隊の場所で、昨日のブツを確認。

白い覆面をしたエゾゼミ。もう、このエゾゼミはすでにお亡くなりになっている。

冬虫夏草とか、そういうライフサイクルを持っている菌類による感染死だと思うけど、ちょっとキレイだと思ってしまった。虫を操って高い場所に行き、胞子を広く拡散させる。なんて凄い菌なんだろうね。

その後は、苫小牧で別の相談があったので、苫小牧に向かいがてら、フィールドを見て歩く。

虎杖浜やポロト湖、ヨコスト湿原。白老町の地形図で通り道で目につくところを見た。両爬の外来種を見ることはなくてちょっとホッとはしたけど、ポロト湖の湖岸ではいくつかでかいザリガニの死骸を見たな。生息してて死んだのか、死んだものを捨ててあったのかはよくわからないけど。

苫小牧についたけど、約束の時間まで余裕があったので錦大沼に行ってみた。湖一周散策路は、キノコ観察好きな人にはたまらない場所かもしれない。(食べるではなく、観察する人向け)見応えのあるでかいキノコがかなりたくさん種類があった。ここまでいろいろ見たのは、アポイ岳の低標高地以来だ。

キノコが菌に侵されているのも目立った。キノコが白いカビに侵食されてる感じのやつ。でも、写真はほとんど撮れなかった。

すごい蚊が多くて、立ち止まると襲撃される。やや小型の蚊のくせに、服の上からもお構いなし。ここの蚊は、人生で3本の指に入るくらいえげつない蚊だった。

集団襲撃力 B (叩いても意味が無いくらい来る)
お構いなしに刺す A (ジーンズの上から)
痒みの強さ A (運転しててイライラする)
痒みの持続性 B (3日)
しつこさ B (森の外まではついてくる)

ちなみに関東の住宅に出る蚊なら

集団襲撃力 D (何匹か始末すると静まる)
お構いなしに刺す C (刺しやすいところを選んでる)
痒みの強さ B (寝てても痒い)
痒みの持続性 A (5日)
しつこさ C (撃退すると去っていくものもいる)

さらにちなみに、今まで一番イヤだったのは佐呂間の湖岸で襲われた黄色っぽいやや小型の蚊。

集団襲撃力 C (湖岸の葦原は個体数多し)
お構いなしに刺す A (ジーンズの上から)
痒みの強さ S (刺された瞬間痛い。痒みは猛烈)
痒みの持続性 D (1時間程度)
しつこさ C (湖岸から離れるといない)

こんなん評価しても意味ないんだけど(体質によって違うだろうし)評価してやりたいほどのイライラを引き起こされました。蚊でイライラしたの久しぶりだわ。

でも、その襲撃に耐えて見ていたのはツノホコリ類。変形菌に近縁なものだね。(変形菌にカテゴライズされないことも多い)色々観察するとわかるんだけど、この仲間は他の変形菌の子実体に比べると、水々しい。写真にとっても、透明感とみずみずしさが残るんだ。ただし、標本にしようとすると、元の形は維持することができない。

これはツノホコリっぽい。別の場所には…

エダナシツノホコリっぽいものが生えてました。真性粘菌亜綱の普通の変形菌のアートした形も引き込まれるものがあるけど、ツノホコリ亜綱の、このみずみずしさも引き込まれるね。で、3日ほど、蚊に刺された30箇所以上の場所に痒み止めを塗り続ける生活に陥ったわけだ。あのとき、運転辛かったなー。

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太い Falco

このフィールドは3月に見てきたものです。遅めにアップしました。場所についてはご容赦頂ければと思います。

今冬は、シロハヤブサを見る機会がありました。かなり昔に、オホーツクで遠くを飛翔する姿をチラ見していたのですが、今回はゆっくり観察することができました。

友人が見かけたという場所に確認に行ったのですが、寒いところを待つ観察をすることになりそうだったので、近くで、あったか~いコーヒーを買っていると、すでにそれらしい姿が上空を飛んでいました。

遠くで見た時、それから図鑑で見ている時は「大きめのハヤブサ」というイメージだったんだけど、やや近い距離で見ると、「太いハヤブサ」がしっくり来る感じ。シロハヤブサ、図鑑の淡色型はびっくりするくらい白いけど、今回見れたのは中間型とよく言われるタイプみたい。

シメたちがたくさん群れていて、それらを狩るためにシロハヤブサは来ていたようです。シメたちも、部分的に雪がなくなった土の上で採餌してて、他の場所は雪で土が出ていないので、そこにいざるを得ない感じでした。シメも大量の群れを形成することで、一部が捕らわれる間に他が生き延びるという戦略をとってるようにも見えます。

シメの天敵はシロハヤブサだけにとどまらず、様々な猛禽に狙われていました。

Otaka

びゃーっと飛んでいったので、見てる時は何が何やらわからなかったけど、写真撮っておいて拡大したら、どうやらオオタカのようです。私の方気にしています。遠くからガン見されたので、ちょっと別の場所に移動しました。

Haya

ノーマルのハヤブサですね。遠くからすごいスピードで飛んできて、すぐ近くの電柱に。尿があるところからすると、お気に入りの場所なのでしょうか?やはりガン見…。居場所ないです。

h_cyuhi

これはチュウヒの仲間。ハイイロチュウヒっぽく感じるんだけど、
自分には識別の決定力がなく、チュウヒ類の茶色マダラパターンが出てくると識別きついっすね。この個体は車で見ている限りは比較的、おおらかに探餌していました。

シロハヤブサの行動はよく観察することができて、とても良かった。ずんぐり体型からくる、飛翔の力強さはさすがで、本気の飛翔時は写真の枠に入れるの大変ね。ちょっと遠くから観察しててちょうど良い感じでした。

S_haya (1)

尾羽全開、かっこいい。

S_haya (2)

大きめトリミングだけど、捕まったシメが脱力してます。猛禽に捕まった小鳥やカモは捕まった瞬間から脱力する物が多い傾向に感じるんだけど、直接致命傷を負っていなくても、スイッチが切れるようになっているのかな?

この記事の一番最初のシロハヤブサの写真と顔のヒゲ(?)の様子が違うので、これは別個体のシロハヤブサなのかな。

S_haya (4)

猛禽全般に言えるんだけど、調理(羽をむしる)はどこかに停まってやってる感じがするのだけど、しばしば、狩り成功の直後に、空中で獲物をクチバシでつつきまわす行動も見かけます。絶命させるためにやってるのかとも思ってたけど、狩りの成功でとてもハイになってるんじゃないかという意見もあり。

人間で言えば、スポーツで得点を決めた時のガッツポーズやアピールみたいなものなんですかね。それだったら、なんとなく猛禽たちの気持ちもわかります。

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初フィールド

I went to watch an animal after an interval of one month.
The atmosphere of the outdoor is very comfortable for me.

1ヶ月以上、間が開いた。
久しぶりのフィールド、といっても、車で連れていってもらって、
車から主に観察する 自分にとっては楽ちんフィールド。

ここしばらくは北海道も冷え込みが強く、そして雪の量も多い。
着雪やら樹氷っぽい状態で木々が美しい一方、
重みでしなっている木もしばしば。

写真家の中島くんと、malmaさんに声をかけてもらわなかったら、
今年の初フィールドはもっともっと遅い時期になっていたかもしれないなー。


ダイサギ

雪の落ちてくる量が多く、撮った写真は雪の粒で遮られ、
かなり厳しい物が多かったけど、カメラ持って外にいるのは楽しいね。

 

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