くろまつない往復

黒松内ブナセンターに主催いただいて、講演&フィールドをさせていただきました。その時の日記です。

黒松内は時々通過するけど、逗留するのは初めてだった。大学のサークルの先輩が住んでいるので、ずっと寄りたいとは思っていたけど、なかなか寄れずにいましたが、これを機に先輩に会って、泊めていただきました。ちなみに、先輩のフライフィッシングで釣り上げられた最重量生物はたぶん私です。フライしている人の後ろをわざわざ歩かないようにしましょう!先輩も元気そうでなによりでした。落ち着いたら魚釣りに行きましょう。

2018年8月5日 黒松内 メッシュ634072

ブナセンターで職員さんたちと打ち合わせをしていると、薪置き場にアオダイショウが入ってました。

幸先良いですが、打ち合わせじゃなくて本番の時に出てきてほしいのですけどね。

講演はマナヴェールという図書館で行いました。

講演の後は、マナヴェールの周りで両爬探し。残念ながら野生のは見ることができなかったけど、ブナセンターの職員さんたちが捕まえてくれていたアオダイショウ達をゆっくり触りながら観察しました。

ご参加下さった皆様、ブナセンターの職員の皆様、マナヴェールの職員の皆様、泊めて下さった先輩とご家族の皆様、ありがとうございました!

道の駅でピザを食べようと思ったけど、夕方で閉店。残念、営業時間短かったのね…。

帰り道では、日が沈むまでの間、黒松内-札幌間の両爬を記録していく。

2018年8月5日 蘭越町田下 メッシュ644003

蘭越に入ってくると、田んぼが目立ち始めたので、2次メッシュが切り替わる10kmを目処に、田んぼ周りを観察していく。

幸先よくニホンアマガエルを確認。

上陸したての幼体。

イタドリの葉の上はアマガエルの観察ポイントだね。

フキの上もね。田んぼの周りにこれらの植物が生えてたら要チェックだ。この個体は眼線が細っこいね。

2018年8月5日 蘭越町大谷 メッシュ644014

シマヘビの、縞型とムギワラの複合型みたいなやつの、残念な状態のもの。山あいの国道では、ヘビも多いし、車はスピード出してるから、ちょこちょこヘビ轢かれてるんだよね。

車停めたついでに、周りを探すとアマガエルの幼体。排水桝に落ちてるけど、アマガエルなら登れるだろう(指に吸盤あり)。

2018年8月5日 ニセコ町西富 メッシュ644014

残念なアオダイショウ。ヘビの交通事故はなんともならないのかね。これを食べに、キツネやタヌキが出てきて更にハネられるかもしれないから、道路から草むらに移すんだけど、作業してるところを見られると、かなり気まずい。でも、たぶん避けたほうが良い。

2018年8月5日 ニセコ町福井 メッシュ644015

見て回った田んぼには大体アマガエルが見ることができた。田んぼでも、大規模に切り開いた田んぼだと、アマガエルも見れないところもあるけど、この辺の田んぼはアマガエルが生活できる環境はあるみたいだ。

残念ながら、ここで日没。アマガエル探しは鳴き声でもできるんだけど、疲れ具合がだいぶ行ってたので、ここらへんで調査終了。

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崩れ去るシロマダラ…?(奥尻滞在編2/2)

続きです。

6/16 奥尻町ホヤ石の滝周辺

ホヤ石の滝ですね。わりと落差はあるようだ。コケっぽくなってるので、水温は高めなのかも。

アカスジカメムシ。コンサドーレを応援するために、コンサドーレができるかなり昔からコンサドーレのユニホームをまとっている。

6/16 湯浜

湯浜のエリアは広いんだけど、道路沿いにコンクリートの壁があって、いい感じに古くて亀裂が入ったりしていたので、シロマダラを探してみる。

…!いた…!?

シロマダラの尾…?しかし動かない。細い針金で取り出してみると、ボロボロと崩壊した。なんだろうコレ。と思っていたけど、写真を見ているとヤスデにような生き物の死骸のように見えてきた。とにかく残念ながら爬虫類ではないようだ。

6/16 幌内

幌内温泉の源泉跡。お湯がじわじわ出てる。残念ながら津波被害の後、廃業している。

いろいろ周辺環境も入り組んだ地形で面白いが、なかなか幌内の周辺をフィールディングするのは行きたい場所へのアクセスが悪く、思うようには動けない。あるきまわっていると、草原の中にこんなものが。

あれ…この赤い茎の雑草…。花咲いてないけどこれはやっぱり

バシクルモンみたいです。別名オショロソウ(忍路草)。絶滅危惧Ⅱ類(Vu)。たぶん花もないこの状態だと、「よーしバシクルモン探すぞ!」というテンションじゃなかったら、雑草として見過すこと必至。たまたま生えてるのに気がついたけど、奥尻には、まとまったバシクルモンの群落もあるそうなので、お花が咲いた時期に、見られるのをおすすめします。

島の方々、「今の時期はウニも解禁前だから、養殖のはねたやつしか出ないし、7月に来たほうがお花もウニも良い時期なので、7月に出直しておいで^^」って言ってた。

アイヌ語でバシクルモンはパスクル…「カラス」とムン…「草」から来ている名前みたい。黒い要素が見当たらないけど、なぜカラスなのかね。

6/16 蚊柱岬周辺 メッシュ番号633923

本日の蚊柱(わしら)岬のコーナー。昨日のボコボコアオダイショウに引き続き、本日は

シマヘビ83cmのメスがいましたー。昨日のアオダイショウもこのシマヘビも、かなり夕方遅めの時間に蛇籠で日光浴してました。

正面で睨んでいただく。

右目でも睨んでいただく。

左目で睨んでいただく。

おわかりだろうか。だんだん目が本気になっているようです。すみません…。

6/16 青苗

本日の夜は青苗。わりと広い範囲でコンクリートブロックがあるので、ここでヘビを探していきます…が。

ハサミムシやゲジやワラジムシのようなものはたくさんいたけど、爬虫類は目に付きませんでした。

風がゴーゴー吹いて寒かったとです。ショボクレて本日のフィールドは終了。昨日申し込んだキャンペーンにて贅沢に宿で1泊させてもらいました。

6/17 青苗川 メッシュ番号633913

本日は青苗川沿いの探索から。見てみたかったヘビイチゴのなかまを発見。

ヤブヘビイチゴ。ヤブヘビ。ヤブをつついてヘビを出せるならどんどんヤブをつついていきたい。しかしヤブをつついたら普通の蛇ならヤブの中で逃げていきます。ちなみにこれはヤブヘビイエロー(開花中)。

ヤブヘビグリーン(つぼみ)。

ヤブヘビレッド(実)。信号みたいなやつだね。

川沿いの水田にもアマガエルの幼生がたくさん。

ミミズのようなものの水死体に群がるアマガエルのオタマ。水中の優秀な分解者。なんでもたべますよくしがんで。

この時期、たまに見るクモの子。笹のような葉っぱの上に大量にいる。息を吹きかけると、わーって散らかってく。「蜘蛛の子を散らす」とはよく言ったものだ。

今回の奥尻旅で初確認のオカモノアラガイ。札幌周辺では少し森っぽいところにいくと見れる陸産貝類だけど、この島では限局的なのかな。この森以外では目につかなかった(いるのかも知れないけど)。

エゾイチゴ。この写真しか撮ってなかった。茎だけ。ナワシロイチゴ、エビガライチゴに続きコレで奥尻のキイチゴは3種類目だね。

奥の方にはブドウ畑。奥尻名産のワインの原料になるブドウかな。最近のブドウ農業は、昔の「ぶどう棚」で作る形ではなく、今は何本か張ったワイヤーにブドウの新しいつるを引っ掛けて収穫するフェンス的方式が多いみたい。

人工的なせき止め湖のような池。残念ながら両生類の気配はなく。でも時間が経てば何かしら住むのかも。

盛り土したような場所では、マメ科(ツメクサあたり)の仲間がいろいろ。ムラサキツメクサのような花が咲いてるけど、生え方が強そうで茎が赤い。やる気に溢れる様相。

シロツメクサのようでいて、うすらピンク色のツメクサ。謎。強そう。

小型のクローバー型のウマゴヤシの仲間っぽい。

6/17 湯浜

注意。グロ死骸なので、リンクにしておきます。見ても大丈夫な人だけ、クリックしてください。

奥尻島にはタヌキが多い。滞在中に5頭は見れた。だけど、写真は撮れていない。この日は、路上で轢かれてるタヌキの死骸があった。時間が少し経っているのか、色々な生き物に侵食されている状態だったけど…。

タヌキ死骸全景(一部白骨化)

タヌキ死骸顔面アップ(ウジ注意)

6/17 北追岬 メッシュ番号633923

北追岬にはパークゴルフ場やキャンプ出来るところがある。歩いてたら爬虫類に出会いそうだから、ぼちぼち歩いてみた。

カノコソウ。ちっちゃい花が密集してるの見るとセリの仲間とかシモツケかと思ってしまうけど、違う仲間のカノコソウ。花から根元の方を辿ってみていくと、葉っぱが爆風みたいに見えて、三段ロケットが段を切り離して飛んでくとこみたいに見えてきた。

エゾスカシユリ。奥尻で見たのは、ほとんど背が低いものばかりだった。膝の高さに達するのすら少ない感じ。

…と、やっぱりいたいた。シマヘビ見っけ。

70.5cmオスっぽい。奥尻で見た3個体のシマヘビは、縞~薄しま。性質的にはみんなよく咬み付こうと威嚇を繰り返した。そういう個体に当たっただけかも知れないけど、北海道本土のシマヘビは、わりと大人しい印象を持っているので、奥尻のシマヘビを扱ってて本州にいるような気持ちになった。

6/17 幌内

奥尻島のヒガシニホントカゲは、北海道のレッドデータ(2015)で地域個体群(Lp)指定しているんだけど、今回は一度も見ることができなかった。

こんな感じの、いそうな雰囲気の地形はあったんだけど、このあたりは

まあ、こういうことで探すのを断念。もしここに生息するのであれば、津波が来た高さより標高が高いので、大丈夫だとは思うけど、実際に目にできていないので、なんとも言えないね。ヒガシニホントカゲ調査に限定して、じっくりじっくり探せば、他の場所でもいそうな気はするけど、全体的にいろいろ見たかったので、今回は見れなくて残念でした。

6/17 賽の河原

今回、車中泊の基点にしていた「賽の河原」。実際は海に面していて「賽の海原」なんだけども。白御影石を含む石がたくさんあって、色んな人がたくさん積んでいってる。

この近くの集落でも、津波の犠牲者の方がいたので、慰霊碑もある。確かに、人によっては、キャンプ怖いのかも。でも、売店も朝からやってるし、キャンプの快適度としては、ここが奥尻では一番高いような気がする。

「賽の河原」は、三途の川の河原で、親より先に亡くなってしまった子どもたちの霊が、河原の石を10個積めば、川を渡ることが出来る。ただし鬼が来て10個積む前に崩されてしまうので、なかなか積み上げられない…のような話を自分は聞かされてきた。ゆっくりやれば、石を選んで10個積むのは割と簡単だけど、急いでたら難しいだろうな…。

賽の河原周辺の植物は植えられたものもあるみたい。ハマナスも

基本はこんな花だけど

八重だったり

白花だったり色々でした。

なので、このアサツキみたいなネギの仲間の花も、野生なのかどうかわかりません。

6/17 復興の森

通り道で再び立ち寄った復興の森。

ギンリョウソウの数がほんとすごい。

アオキかな?道東や札幌に住んでからというもの、アオキを見かける機会が殆どなかったので、アオキだったら大変ご無沙汰だ。で、アオキが奥尻にあるのか、調べたくて、google先生に「アオキ 奥尻」で聞いてみたのだが、紳士服屋さんばっかり出てきて、さっぱり解らなかった。けど、アオキっぽい。

6/17 稲穂~賽の河原 メッシュ番号633934

雨っぽくなってきたら、島中のあちこちでニホンアマガエルが鳴いていた。道路にもたくさん出てきて、ちょうど、賽の河原付近で何匹かアマガエルを見ることができた。

賽の河原付近も津波で浸っているところだけど、かなりの個体数のアマガエルが住んでいるようでした。アマガエルの鳴き声に包まれながら、賽の河原で車中泊、就寝。

6/18 復興の森

ツルアリドオシ?かな。

するするっと4日目を迎え、奥尻から帰還しました。本当に奥尻島の方々にはいろいろお世話になりました。親切な方々がとてもたくさんいたこと、両生類や爬虫類の話を振っても、いろいろお話聞いてくれたり、興味を持っていただいたり、とても嬉しい反応をいただけた印象を持ちました。

結果的にはメインの目的のシロマダラ見れず、ヒガシニホントカゲ見れず、エゾアカガエル見れずでしたね。毎年は来れないけど、何年かに一度、季節をずらして訪れて、これらの種類も観察できればいいなと思っています。

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ウミガメのある神社(奥尻滞在編1/2)

行きたいと思っていたけど足が伸びてこなかった「奥尻島」。今回、お誘いもあって、奥尻に3泊4日でいろいろ見てくることができました。

見たいと思っていたのは、1960年台に一度だけ見つかっているシロマダラ。あわよくば50年ぶりの再発見したい。それと北海道のレッドリスト(2016両爬版)で地域個体群(LP)になったヒガシニホントカゲの確認。結果から言うと、見れなかったけど、いろいろ土地や季節、その他生き物を楽しんで見ることができました。

一方で奥尻島は1993年に北海道南西沖地震によって生じた津波で大きな被害を受けた土地。その様子やそれから二十数年経った土地にカエルやヘビはいるのかというのも見ておきたいところでした。

6/15 復興の森

移動の途中で立ち寄った森。奥まで見てこなかったけど、入口付近を散策。

肉厚カタバミで、奥尻撮影生物第一号となったヒョウノセンカタバミ。残念ながら花はもうなかったけど、肉厚は目をひいた。

はじめての土地でしかも離島だと、何でもかんでも違うもののように感じてしまうが、これは普通のギンリョウソウ。でも

わりと復興の森ではいたるところにギンリョウソウが生えていました。ギンリョウソウは葉緑素を持たない植物で、いろいろなキノコや植物と関わって栄養をもらっている他、モリチャバネゴキブリに種を運んでもらったりと、お世話になっております系の植物。最近の分類ではツツジ科なんだって。確かにブルーベリーっぽい花っちゃ花だし、果実になった時も似ているような気がしないでもない。

薄暗い森なので、コケイランも咲いていました。蘭の仲間なら本当はオクシリエビネを見たかったけど、時期がまだ早いから仕方ないね。

木についていたマイマイ。サッポロマイマイ系の火炎彩タイプ。離島は種分化したマイマイがいることが多いので写真を撮っておいたけど、サッポロマイマイは奥尻島にも分布するようなので、これもサッポロマイマイだと思われる。

タニウツギが花盛りでした。奥尻固有の植物を調べていて、ピンクの筒形の花の草本植物バシクルモン(オショロソウ)というのがあって、それを見たかったので、しばらくこれがバシクルモンなのか、と思ってみていたんだけど、なんかこの花、草本じゃなくて樹木じゃん!ってことで浅はかな誤りであることに気が付きました。タニウツギ。

エゾマイマイタイプのマイマイ。ばかでかい!ちなみに裏側のへそは深かったです。奥尻のエゾマイマイ分布は、すぐには調べ至らなかったのでとりあえずエゾマイマイ?としておく。とにかくでかい。

奥尻ではアザミにつく系のテントウムシを注意して見ていようと思ったけど、テントウムシで見れたの、これだけだったかも。シロトホシテントウ。アザミと関係ないやつ。

6/15 蚊柱岬(わしらみさき) メッシュ番号633923

デデーン。アオダイショウを蛇籠で発見!これもでっかいよ。現地で大雑把に図ったら142cm。あとで写真から細かく測ったら138cm。

脱皮不全で頭に皮が。しかもさらに次の脱皮兆候(目が白く濁る)が出てますな。痩せてはいないけど健康状態が良くないのかもね。だって

下半身のボコボコ、なにこれ?シマヘビなどカエルを好んで食べるヘビの皮下にいる条虫(さなだむし)の幼虫症に似てる外観でした。

初日から立派なアオダイショウを見れて満足です。

ちなみにこの場所は標高200mくらい。なので最大高26mを記録した津波はここまでは影響はなかった場所と思われます。

6/15 神威脇 メッシュ番号633923

車で神威脇の温泉の位置を確認しながら車を流してもらっていると、石の上にトカゲ状のものが乗っていたような…。申し訳ないけど戻ってもらって確認したら、ちゃんといました。

近づいたら逃げちゃったので、写真これだけなんですけど、ニホンカナヘビの再生尾再生中の個体でした。ちなみにこの場所は海抜数mくらい。津波の被害は集落の建物の1階を流すなどの被害はあったようですが、犠牲者はなく、津波自体はここはそれほど高くはなかった模様です。ニホンカナヘビがいた道路際の岩は波をかぶったかも知れませんが、少し山肌を上がった場所で大丈夫だったのかも。個体群の全滅を起こすようなことにはならなかったのかも知れません。

今回は誘ってくれた方と一緒に神社も見て回っている。今回みつけた神威脇にあった少名彦神社とされる社にはこんなものが飾って(祀って?)ありました。

修復の跡がありますが、アカウミガメの背甲です。漂着したものを祀ってあるのは、他の神社でもあるみたいなんだけど、北海道の神社ではそんなにメジャーではないらしい。ちなみに超有名な島根県の出雲大社には漂着ウミヘビを奉納するような話も聞いたことがあるような…。

6/15 北追岬

ちゃんと奥尻でもイチゴ監視しています。ナワシロイチゴ。残念ながら結実の時期にここまで収穫しに来る気力も体力も経済力もない。

6/15 稲穂

日が落ちてから、道路を走り回る小さなものが目立つ。沖縄ならヤモリだったりすることもあるけど、何かなと思って見てみると、

種類はわからないけど、フナムシsp。そして今度は路肩にボテッと落ちているものが。

ヤマシギ。
いつもこうだ。なんでこう、緊張感がないのか。車ではねられてうずくまっているわけではなくて、わりと素で道路に座ってる。そしてなかなか逃げない。夜にダイナミックに飛び回っていることもあるんだけど、この2面性は何なんだろうな。

この日は、奥尻島の北端、賽の河原キャンプ場で車中泊。無呼吸症の吸入機械のバッテリーも、車ならできるので、大助かり。

ちなみに後日、いろいろな方とお話した時に、賽の河原で寝泊まりしてるって言ったら、「霊所で寝てるの?!」と言われたり。たしかに、そういう意味の場所だし、被害のあった集落も近いし、確かに確かに、そうなのだけども、キャンプ場だし、実はトイレの1室、多機能トイレはウォシュレットがある。素晴らしい…。が電球がなかった(泣)。快適だが真っ暗だ。

呼吸器のおかげで、体力の回復も割とよく、翌日を迎えました。

6/16 勘太浜

なんとなく、あると写真とっておくやつ。オドリコソウ。
雑草で外来種でピンクの花のヒメオドリコソウに比べると、若干レアで大きくて、「おっ」て思ってしまう。

6/16 宮津 メッシュ番号633924

お、神社だ。カーナビによると弁天らしい。社に書いてある表示によると「中津島神社」とのこと。ここの神社の社にも…。

アカウミガメだのー。流れ着いたやつなのかな?
ちなみに北海道にはウミガメの産卵記録はないんだけど、近海を泳いでいたり、漂着はわりとあるんですよ。

マタタビ監視隊も活動。マタタビ属サルナシを発見しました!残念ながら雄株のようで、実はならないようですが。

6/16 奥尻

奥尻の島の人々は、とてもフレンドリーで親切でした。車で奥尻島に入った2名以上の人は宿に1泊すると奥尻島で使える1万円クーポンをもらえる(2018年のキャンペーン)、との情報を神威脇の温泉でいただき、奥尻の港の観光協会で1泊、素泊りのホテルを予約して1万円クーポン頂きました。

うにまる。奥尻町のマスコット。

鍋釣岩。奥尻島のメイン観光スポット。個人的には

奥尻の海岸東~北岸にわりとあるこの白御影石が良かった。賽の河原で一面にあったし、この石が海底に一面にあるところは海の水の色がスカイブルーできれい。

島の人が数人、同じことを言っていたけど、賽の河原で「御影石がきれい」って持って帰った人が、「石が家で泣くんです…」と言って返しに来たって言ってた。なんだかすごく重い話でした。

アマドコロ系の植物はざっと見では見つからず、似た感じのものではホウチャクソウばかりでした。

エゾマイマイ?も何個体かみました。ヘソ(貝のウラの凹み)が深いのでウスカワマイマイではないようです。

タラノキ。立派。奥尻行って思ったのは、山菜がたくさん生えているなと。このタラノキもほぼフル枝。ギョウジャニンニクもそのへんにすごい生えている。奥尻の人に聞くと、地元の方々も楽しむくらいには採って食べているそうなのだが、やっぱり採集人口が少ないからかな。あと、奥尻島のギョウジャニンニクは食べても臭くならないって沢山の人が言ってた。生えてたやつでは、ニオイとかはそれほど違う感じはしなかったけど、食べると違うのかな。うちの庭で作るギョウジャニンニクもニオイが控えめだぞ。(風味がないとも言う)

イチゴセンサー、再稼働。奥尻にもエビガライチゴがあった。

6/16 赤石~松江

奥尻東岸の海岸。底が石なのでとても水が澄んでいてきれい。

これで暑かったら最高だけど、風が吹くと寒いくらいな気温でした。

少し内陸にはいると、わりと山っぽい植生になります。葉っぱの付き方や樹皮の触感はコシアブラとよく似てたけど、ウコギの仲間の何かかな。

ヤブヘビイチゴ。ヘビ好き、イチゴ好きなので名前的には最高なのだが、食べて美味しいわけでもなく、うーむ…という植物。初めてみた。もうちょっと花びらが開いてればきれいなんだけどなぁ。

車を走らせてもらっていると、正面から来る車の横に、鳥が激突して落ちた。車にはねられるでもなく、自分から車の横に体当りしていった感じ。見に行ってみると

ムシクイ系のなにか。これ撮ったら、即回復して飛んでいってくれた。逆に言うとこれしか撮れなかった。一時的な脳震盪だったみたいね。良かった。

特徴としては
・薄い白い眼線
・頭央線はなさそう
・翼などにも斑紋がない
・足はピンク色
・全体色はほぼグレー。下半身にごく僅かに緑が入る。翼は茶色が入る。
・鳴き声は不明

図鑑見ても決定力がわからないけどウグイスが一番近いかなあ。ムシクイ拒否反応が出てきたのでこのへんで。なにはともあれ、元気に飛んでってくれてよかったよかった。

6/16 青苗川下流 メッシュ番号633903

さて、20数年前の津波で被害の大きかった青苗地区。ちょっと青苗川沿いにあがると田んぼが広がっていた。奥尻では田んぼもわりとやっていて、品種「ふっくりんこ」を主に作っているそうだ。田んぼの中を覗いてみると、わりとたくさんオタマジャクシが泳いでいた。

ちょっと遠景ですが、ニホンアマガエルのオタマジャクシ。目が外についてます。他の種類いないか探したけど、ニホンアマガエル1種のみでした。

道内の他の地域から考えると、相当な高い密度ですな。

津波の塩害から稲作が戻り、カエルが戻り…とくれば

シマヘビいました!薄しま個体!77cm。そーっと逃げれば気が付かないのに、ガサガサ大きな音立てて逃げるから、見つかっちゃいましたね。ただ、シマヘビの場合、素早いので逃げ切られることもしばしば。今回は私の勝ち。

アマガエルをたくさん食べているのか、栄養状態いい感じの雰囲気です。縞もわりと連続してますね。

6/16 米岡 メッシュ番号633913

空港を通り過ぎて奥尻の西岸へ。このへんも田んぼが少し続くので、田んぼチェック。

アマガエルの幼生、ここにもわりとたくさんいました。ハープソンとしても成果が残せて何より。というか、あんまり奥尻の記録はないから、研究報告にも書いておいたほうが良いかな…。

さて、まとめきれないから、ここらへんで記事を切ります。後半は6/16の途中からです。

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野生のマタタビはネコに効くのか

※マタタビ実験(?)は文末の方です。

登別市鉱山町の「ふぉれすと鉱山」でKong養成講座の両爬部門のお話とフィールド観察をしてきました。

ハープソンの地域データ 2018年6月3日
登別市鉱山町 メッシュ634150

講座でのフィールドでは成体ではニホンアマガエル

お尻だけど…。立派な大きさのメスでした。

それとエゾアカガエルの幼生、エゾサンショウウオの幼生が見ることができました。サンショウウオはまだ四肢が生えて間もないくらいかな。

自分の担当の講座が終わったあと、ふぉれすと鉱山でお昼ご飯を頂いて(いつもごちそうさまです)、少し周辺をブラブラ散歩させてもらいました。

ジュウニヒトエの仲間。いつもそうだけど、興味のあるものと目に付きやすいものしか撮ってないね。

今回はマタタビ属の仲間を葉っぱを緑のうちに見分けるのが目標。しかし、初っ端からつまずきっぱなし(アジサイの仲間にもつまずく始末)。最終的にはなんとか分かるかも、くらいになったけど、どれもこれも難しいね。

まずは、マタタビ属で一番良く見るやつ。サルナシ。

両性の株(実がなる)を見つけると、秋の実の収穫が楽しみになるけど、札幌から登別まで収穫には行けないなー。

若干厚めでむちっとした葉っぱ(革質とも書かれてる)。サルナシはよく探してるから、なんとなくわかるようになった。

ミヤママタタビ。若干薄い気がする、頼りない感じの葉っぱ(紙質とも書かれている)。葉の葉柄の近くがハートの上縁みたいになってる(心形)。すでに葉の先っぽが白くなってた。花の時期に葉の変色が始まり、緑→白→ピンクになる。

ミヤママタタビの遠景だけど、近づくまでマタタビかミヤママタタビなのかわからない。

マタタビ。サルナシに比べると若干葉が薄いかな。葉っぱは深い心形ではなく、浅い心形や丸い形になる。これも緑→白に変化する。

色の変化は面白いね。色素(葉緑素)がなくなって白くなるのではなく、表面に薄い空気の層ができて、乱反射して白く見えるのだそうだ。傷つけたり、葉っぱを水中で押しつぶすと表面の空気の層がなくなって緑に戻る。花の時期により面積の大きな葉が白く目立つことで、花粉を媒介する虫を寄せるのではないか、と考えられているみたい。

ヘビは見つからなかったけど

ヘビイチゴはあった。花びら、いっこ無いけど…。

お散歩終えて、ふぉれすと鉱山に戻ると、講義に参加してくれていた方々が、別の道で見つけたニホンカナヘビ、

シマヘビその1(全長91cm、しま薄タイプ。雌雄不明だがどちらかというと♀っぽい。Twitterに♂って書いちゃった…)

シマヘビその2(全長94cm。しま薄タイプ、♂)

今回は、講座の時間で見に行かなかったルートで、出てたみたいです。若干涼しめで爬虫類向きな日ではないなーと思っていたけど、ちゃんといたんだね。

リリース場所の近くの日陰にあったササバギンラン。

マタタビ類は、一部持ち帰ってうちのネコ3匹に試してみた。

ちなみに基礎データとして

ネコ「A」「B」「S」
またたびスプレーにはよく反応するが、長時間には及ばない
自宅のサルナシの葉には反応しない

ネット情報
サルナシ 反応しないが、根には反応することもある
ミヤママタタビ ネコは反応しない
マタタビ ネコを惹きつけ、酩酊状態にする。根や虫癭のついた葉が反応が強い。

実際、今回持ち帰ったものでは

サルナシの葉ちょっとだけ
A 匂いをかぐも反応なし
B おそるおそる匂いをかぐも反応なし
S 反応なし。なんか怒ってる

ミヤママタタビの葉ちょっとだけ
A 匂いをかぐも反応なし
B おそるおそる匂いをかぐも反応なし
S 猫パンチ寸前

マタタビの葉ちょっとだけ
A すごい。食べてかじって仰向けゴロゴロ。葉の入ってた袋をしつこく匂いをかぐ
B 食べてかじって、すこしだけゴロゴロ。葉の入ってた袋を延々となめる
S 食べる、かじる。仰向けゴロゴロ。葉の入っていた袋を持って逃げようとする

マタタビをネコのお土産に葉っぱ持ってきたけど、効き過ぎで逆に心配になる。3匹で葉っぱ1/4で十分だな…。(多量摂取は猫に毒なので「嗜む」程度で)

ちなみに果実はサルナシはとてもおいしい(若干濃いキウイ味)。ミヤママタタビも結構美味しいらしい。マタタビは渋さがあるので、完熟じゃないと美味しいとは言い難いのかも知れない。しかし近年では網走市が「フルーツまたたび」を推している。是非食べてみたい。

マタタビ属の植物は蔓性の樹木なので、庭植えに向いた植物ではない(管理しないとエライことになる)のだけど、こんな目的で植えても面白そう。

サルナシ 秋の味覚目的で植える(ただし雄株は実がならないので両性株を選ぶ)
ミヤママタタビ 葉の色が3段階変化するので鑑賞にも向いているかも。味覚目的はどうなんだろう。
マタタビ 植えたら即、外ネコに倒されかじられる。室内でも猫を飼っている人には厳しそう

うちはサルナシ4品種5本植えて3年め。今年は2品種3本が豊作になりそうな勢いなのでたのしみだ。

しかしマタタビとネコ科動物の酩酊状態、相関関係としてはマタタビ側にはなんのメリットもなさそう(茎や根から倒されてちぎられる)なんだけど、なんでこんな作用を獲得したんだろうね。たまたまなのかな?

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千葉在住栃木屋氏、北海道道東を徘徊

千葉在住の栃木屋氏が北海道にやってきた。大学の同期で、今は鳥の羽などのアクセサリ関係を中心に作成したり、ガチャの原型師をしていたり。動物造形のプロですな。今回、札幌で仕事があり、そのあとの数日をいっしょにフィールドで過ごすことになりました。

とりあえず、今後の活動のためにタンチョウは観察しておきたいと。では道東ですな、ということで拠点を釧路に置くことにした。

釧路出発の前に、札幌から出発するので、折角なのでうちの周りで見れそうなものを見ていく。

真駒内公園でまだ、エゾフクロウがいるかも知れないので、歩いていくが、結果としてよくあるパターン「昨日まではいたんだけど…」にハマる。いきなり躓くが、渡りの帰りのキレンジャクや、留鳥ではあるけどキクイタダキなども見たりしながら歩いた。

ヒヨドリ

カエデやモミジ系の木々の枝が、雪で折れて亀裂の入ったところから、薄ら甘い樹液が出てて、それらを舐めに来る動物や鳥も期待したけど、この日は今ひとつだった。

モミジやカエデの仲間の樹液はうす甘い

途中で、自分が年間通して観察しているエゾサンショウウオの越冬幼生のいる池を見て、エゾサンショウウオは一緒に見ることができた。まだ、エゾアカガエルもエゾサンショウウオもこの周りでは繁殖行動には入っていないようだ。

高速道路を夜の間に走らせて釧路に向かう。道外の人にはちょっと距離がピンとこないかもしれないが、300km離れた場所だ。(東京-仙台の直線距離が約300km)わりと時間がかかり釧路についたのは夜中でした。途中、「ほぼ冬毛だけど夏毛の生え始めたエゾユキウサギ」をくわえた中くらいのキタキツネが目の前を横切っていった。少しタイミングずれてたら危なかったなー。しかしああいうシーンを写真撮りたいけど、高速道路状とか写真撮れない状況の時に限って出会いがあるね。

釧路は雪解けが進んでいて、日陰くらいしか雪が残っていない状況になっていました。両生類も動き始めたりしているんだろうか…。

2日目、鶴居村にタンチョウを見に行く。途中の釧路湿原内で、キタサンショウウオやエゾサンショウウオの繁殖痕跡がないか探してみたけど、残念ながらまだ始まっていないようだった。

湿原名物ヤチボウズ

キタサンショウウオは見れなかったけど、副産物が。

タンチョウ

タンチョウの給餌場でゆっくり見るつもりだったけど、少し分散してるやつがわりと近い距離に飛んできた。栃木屋氏の初見のタンチョウがこういう出会でよかった。(雰囲気野性感があって良いよね)

微妙な姿勢のタンチョウ

風に煽られて立つのがしんどいタンチョウ

近くに来るとでかいなぁ…

タンチョウ保護のために、冬季給餌などが行われてきたんだけど、タンチョウの増加などで事故なども起こり、釧路湿原からの分散のために冬季の給餌をコントロールしていくことが検討されているみたい。給餌場にはタンチョウがいなかったんだけど、近くの畑に30くらいの群れがいたので覗いてた。

道路端なのに、4組くらいの観察者がいて、妙にギャラリーが多いな…。と思っていたら、栃木屋氏が「灰色のやつがいる」という。
「幼鳥じゃないのー」「なんか違うような」「頭じゃなくて体が灰色なんだよな」みたいな感じでスマホでてらし合わせると、クロヅルっぽい。

ちょっと遠かったけど、クロヅル

あとでニュースをFacebookで教えてもらったけど、鶴居にいるのはクロヅルでよかったみたいね。

毎日新聞:クロヅル 32年ぶり珍客 タンチョウの中に1羽 鶴居村

本当は雪の中のタンチョウを見たかったみたいなんだけど、季節的に仕方ないね…。

移動途中で見つけたキタキツネ

ネズミ狩りをしてたと思しきキタキツネも見れましたが、道東なのに、エゾシカが見れない。こういうときもあるもんだね。

夕方ももったいないので、釧路の漁港周りで小さく鳥見。風が強いので、カモメがわりと近くに降りてたので、ひさしぶりにあれこれ考えながらカモメを見た。おそらく普通種しかいなかったけど、じっくり見れるのは良いね。

目立ちたがりのワシカモメ

シノリガモも久しぶりだ

パンクなウミアイサ

3日目、エゾフクロウのリベンジを釧路周辺で。
初めていくところだったけど、観察者の人たちがいたので、運良く見つけることができました。

遠い目のエゾフクロウ

3日目は夜に栃木屋氏はチバニアンに帰らなくてはならな方tので、フクロウを最後に道東を後にしました。飛行機まで時間があくので、鵡川の沿岸でなにかいないか、探してみました。が、雪がなくなっていたせいからか、小鳥の姿が極めてまばらで、それに伴ってだろうけど、猛禽類も大変少なく、オジロワシとトビ、ノスリが見れたくらい。

漁港にカモメが少しまとまっていたので、見に行くと、釧路で見逃したシロカモメを見つけた。

体型の小さなシロカモメ系と、大きい体型のシロカモメ(すぐ後ろ)

セグロ系のカモメ

セグロカモメなのかどうなのか、わからないけど、オオセグロではないと思われるセグロカラーのカモメは1羽いました。残念ながら、観察中はこの体勢から変わること無く、目を話した隙に飛び去ってしまいました。

かなり急ぎ周りで見てしまいましたが、観察はじっくりできたし、よかったかな。やっぱ道東方面はいいところだ。

ラーメン食べて帰ろう、ということで、千歳のラーメン屋さんにいったところ「本日スープ品切れのためお休み」とのことで、食べれませんでした。最近、「行ってみたら休業病」を発症したらしく、わりと目的地のアクシデント休業をよく引いてしまう。

 

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リリース(シロマダラ)

せたな町で8月にシロマダラが見つかりました。その個体が縁あって、うちで少し調べることができたのだけど、26.7cmの幼蛇(たぶん今年生まれ)なので、管理が色々難しく、捕獲した方々と相談して9月28日にせたな町の捕獲場所でリリースしてきました。冬越し前に、現地でシロマダラが食べ貯めしておいた方が良いと思ったので、だんだん気温が低くなるのを不安に思いながら、ヒトとヘビの都合でこの日にリリースとなりました。

こちらについては、北海道爬虫両棲類研究会の研究報告Vol.005(来年1月発行できたらいいな)に短く書きましたので、お待ち下さい。

クスサンが何匹か湧いてた。クスサン、大きいから5匹くらいだけでもいっぱいいるように感じる。こういうところのお店は大変だよね。

せたなからは奥尻島も見えるよ。奥尻島もシロマダラの記録があるんだよね。

一時逗留してもらっていた、シロマダラを捕獲された場所にリリース。わりと森ででも、カナヘビはたくさんいそうな雰囲気がありました。

ヘビの舌の写真って、結構簡単に撮れるのだけど、シロマダラは少し撮りにくかった。アオダイショウなんかだと状況確認のためにすぐ舌をチョロチョロと出すんだけど、シロマダラはあんまり出さないように思う。そのせいなのか、過去の自分の写真を探してもあんまり舌を出していなかったよ。

お、いつも見るトリカブト(エゾトリカブト)とちょっと雰囲気違うかも。葉っぱも右端の方に写ってる。

調べてみると、オクトリカブトっぽかった。せたなまで来てよかった~。トリカブトは図鑑見ても種類がまちまちで、どれがどう種類分け、変種分けされてるのかよくわからない。とりあえず、オクトリカブト(ヤマトリカブトの亜種?)とエゾトリカブトは別種でいいようだ。

これも札幌だとあんまり身近で見ない木、クサギ。見ないと思ってたんだけど、この間西岡公園にひっそりあった。検索すると、札幌でも生えていないわけではないみたいだけど、優勢な種類じゃないみたいだね。

花ではなくて、ガクと実なんだけど、非常に目立つ。「臭木」なのに、匂い嗅いでくるの忘れたな。葉っぱ揉むと薬臭いらしい。

シロマダラのリリース以外は、大きな用事もないので、のんびり周りを歩く。

ジンガサハムシみたいなやつ見つけて、喜んでた。キラキラ感が抑えめだなと思っていたら、ヒメカメノコハムシだったみたいだね。十分綺麗だけども。

やや、お久しぶりのコエゾゼミ。の死骸。今年もコエゾゼミはかろうじて見れたけど、アカエゾゼミは見れなかったな。

エゾマイマイ。今まで、小さい個体は種類がよくわからないやつだと思ってたんだけどエゾマイマイは殻が薄いので、稚貝だと内臓がすけて見えて模様になってる。ウスカワマイマイと見分けにくいと思ってたけど、そろそろ落ち着けとく。

エゾマイマイ(北海道全域)は北海道ではよく見る。殻口が大きいのでサッポロマイマイやヒメマイマイなどとはすぐ見分けられる。貝の裏側の「へそ」はよく見える(参考)。ウスカワマイマイ(北海道南部にはいるといろいろ記述がある)は殻口が大きくて一見エゾマイマイに似るが、「へそ」が見えない(参考)。そして全体的に丸っこいフォルム。

北海道南部で小さくて模様があるカタツムリを見つけても、落ち着いて裏を撮影しておくんだ!きっとそれで大丈夫だ。たぶん。
(まだウスカワマイマイを見たことがないので「たぶん」が取れない)

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体長計測にわりと良いものがあった

少しの間、シロマダラを預かっていましたが、元の棲んでいた場所に戻せました。

わりと可愛らしい顔をしたシロマダラですな。
対象物と一緒に撮るとこんな感じ。

小さいです。最近教えてもらったiphoneの計測用アプリケーションのCritterSizeで、この写真で計測してみた。事前の予備計測で30cmに切ったヒモを同じように計測した時の誤差が5mm程度だったので、わりと優秀なのかもしれない。使い方はアプリの説明が無くて、最初難儀したけど、それほど複雑な仕組みではないから、すぐ使えるようになった。(youtubeの動画で日本で使い方紹介してる動画もあった)

ちなみに自分の左薬指の爪幅はジャスト1cm。

で、結果は

実測が26.7cmなのでかなりいい線かも。生きてると引っ張ったり縮んだりで、計測値変わっちゃうから、ヘビの計測しんどいんだよね。いつもはCurved Distanceの方がいい値になりやすい。

かっちり正確かというと、正確じゃないのだけど、生きたヘビをかっちり計測するとなると、麻酔かけたりしないとしっかり測れないと思うので、参考値としては十分だと思いました。

エゾサンショウウオの越冬幼生の計測もわりと面倒なんだけど、(計ってるうちに弱ったり、乾いてきちゃうのでハラハラする)これで計測しても値的には大体合ってた。

以前、写真に糸を這わせて、比率を計算して計ったこともあったけど(やってることは同じ)、計算を自動でしてくれるので、使いでのあるいいアプリですね。日本語でできたらもっといいけどね。

さて、私の健康状態のバロメーターはデスクトップ。

すごく調子のいい時は、縦2列。調子が悪くなってくると仕事が進まなくなってフォルダやファイルが溜まっていく。今、6列目に入ったので、さすがにやばいなーと思って1列分消化しました。その結果の本日複数記事の更新となりました。

追記171013:iphoneのiosがアップグレードされたら、CritterSize使えなくなってしまいました

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アポイ2017

今年は縁あってえりもまで来たので、かなり好きなフィールド「アポイ岳」に寄ってみました。

この山は、5合目までがやや多湿な森林で、そこより上が岩むき出しの山になっていて、独自の生物も多くて面白い場所です。

この山でいつも見たいと思っている生き物はニホンマムシなどのヘビ類と、アポイマイマイ、妙に筋肉質なハエちゃん、多様なキノコ、高山植物です。山に入ると、わりと忙しい。

恒例のイチゴ。草系か樹木系かわかんないけど…。地面に近いので、食味は控える(エキノコックス対策)

アポイは奇々怪々の色んな色のキノコが生えているのだけど、少しこの時期は多くないかな。

藍色がきれいなキノコ。ほかにキホウキタケみたいのが目立ってたかな。
ほんと、ここはキノコ多いんだよ。

ちょうどここに来る前に、奥歯の根のとこに膿が溜まって、いろいろ処置してもらったあとがズキズキするので山登りも、すごくゆっくり進む。

途中の川で、水の中をシュッと泳ぐ姿が見えたので、エゾサンショウウオかと思ったら

ニホンザリガニ。なんだよー、と思うけど、貴重な存在なのですよね。

5合目までの森林帯でも、植物は豊富。
小さめのユリ、

クルマユリ。小さい控えめだけど、色が目立つユリ。わりと好き。

寒いのでセミは全く鳴いていないのだけど(今日も20℃くらいまでしか上がらない)中型の抜け殻はあちこちに。ここにはツクツクやヒグラシはいないので、エゾハルゼミの抜け殻だね。あとで調べて確定できました。

登っていく所々で、シマリスがキーキー言って、こちらに怒りをぶつけてくる。遠すぎて90mmマクロじゃ写真残せなかったけど、5匹くらい見かけたな。

今回はアポイマイマイも探しているので、かんらん岩周りを探してみるけど、出てこないなあ。

したらこんな感じの全く水気のないところで

トンボの抜け殻。生態的にムカシトンボの抜け殻なのかな?形は似ていると思うけど…。ムカシトンボは羽化1ヶ月前に上陸して陸地生活するんだって。

落ち葉をひっくり返してると、お、小さいマイマイ発見だ!

毛が生えていない、殻に深めの筋が入ってる…。これはパツラマイマイみたい。アポイマイマイじゃない…。

その後も落ち葉の下から殻が。

パツラ&パツラっぽい…。

岩の割れ目にもマイマイいた!

しかしこれはヒメマイマイ。結局今回もアポイマイマイには会えず。時期が悪いかな?探す場所がずれてるのかな。悔しー。

普通の山登り行程で1.5時間で5合目まで上がれますが、ゆっくりゆっくり上がったので、2.5時間かかりました。

5合目、岩むき出しの環境で、晴れてたら爬虫類日和なんだけど、曇、霧、20℃では流石に厳しいな。

座って休んでると、ズボンにしがみついてるやつが。

これも、アポイに登ると出会うやつ。妙に筋肉質なハエちゃん。シラミバエの一種だと思われます。咬まれたことはないんだけど、不気味。一瞬ダニにも見えてドキッとする。

シラミバエを追っ払って、5合目岩場付近の植物を見てみる。初めて見るようなものばっかり。

イブキジャコウソウ。この場ではわからなかったけど、教えていただきました。名前からして、いいにおいするのかな。

チシマセンブリ。すごい小さなホトトギスみたいな花だな、と目についたので写真とっておきました。

花盛りといった季節ではないかもしれないけど、ちょこちょこ花は咲いてました。

とぼけ顔のマミジロハエトリ(♂)。ハエトリはカメラ近づけると逃げたりカメラに飛び乗ってしまうけど、寒いからか、じっとしててくれて写真撮れました。

あまりに霧がひどいので、これ以上登るのはやめて、引き返しました。(下りは3時間かかった)

下る途中も、マイマイを探しつつ…。

緑色のオオセンチコガネ。アポイでは見かけたのはみんな緑でした。

イカリモンガ。チョウっぽいガ。まあ、チョウもガもチョウ目なのでどっちでもいいのだけども。

山を降りてくると、登山口の入り口には岩々した感じに護岸された川があって、実は爬虫類探しは、ここに一日中いたほうが種類は見れそうなんだよね。でも、マイマイも探したいし、岩場のマムシも見たいしで結局登るんだけど。

ね。あっさりヒガシニホントカゲいた。悔しいからまた来るね。

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わらしゃんどで食味レポ

えりも町の「わらしゃんどキャンプ場」で、わらしゃんどキャンプをしていた小学生たちに、両爬の話をちょっとしてきました。

ハープソンもお話してきたので、興味を持ってくれる子がいたらいいなぁ。

キャンプは2泊3日で、自分は今回は寝る時の機械の都合で日帰り(ごめんなさい)。

キャンプサイトに着くと、すでにカエルとサンショウウオを捕獲済み!

このエゾアカガエル、でかいよ!!掴んだ時、リリースコールしたので
オスだと思ったんだけど、非繁殖期のメスもリリースコールしそうな気がしてならない。

婚姻瘤も痕跡なし。体型(でかい、おなか膨らみ気味)からしてメスかなあ…。

ついでに

後肢にヒルいっぱいだ!!

サンショウウオは子供たちに棲んでた池に案内してもらって観察してきました。

エラがまだ、バリバリに残ってる。一部、後肢も生えてない個体もいたので、今年はここで幼生越冬するつもりなのかな。

同所的にニホンザリガニも。良い環境ですなー。

指導にあたっていた方々からも、「山の方にガレ場があって爬虫類的にいいんじゃない?」という情報を得てガレ場観察に。

なかなか良いガレ場。なにかトカゲ類はいそうだけど、この日は、分厚い雲で曇り、気温が低い。(恒例)最高気温が20℃では少々厳しいか。石はぐったけど、カナヘビとか出てきてくれなかった。晴れた日にぜひ探してみてほしいけど、足元気をつけないと、こういうところは危ないんだよね…。

お。これは…。キイチゴ系。

裏がしっかり白くて。

ラズベリー的な濁りのある色した果肉。たぶんエゾイチゴだ、これ。

熟した実を食してみると

エゾイチゴ

香り:★★★ ラズベリーそのもの
酸味:★★☆ 酸っぱめ
甘み:★☆☆ 少し甘い

高級品だわ、これ。もっと熟してたら甘み酸っぱみが逆転したかも。

今年始めてのエゾゼミ系、コエゾゼミ。いろいろお話してたら、やっぱりコエゾゼミが羽化時間や、いるところ的に一番遭遇しやすいみたい。

そういえば、まだアカエゾゼミはまともに見たこと無いな。

他にもエビガライチゴがあった。(食味レポはこちら)ここは競争率低そうね。

そしてキャンプ場の近くに

もう一個イチゴ。食味レポしようと思ってたのに忘れてしまった…。あとで気になって、写真見てみると

イチゴだけど今まで自分が見たイチゴとは違うみたい。クマイチゴかなあ。

キャンプサイトの周りで拾った、ナミテントウ。

斑紋が大きく違うけど、ナミテントウの変異の範疇です。

ちょうど、確認したかった事がありました。

世の中にはナミテントウとそっくりなクリサキテントウというのがいるのですが、この見分けの一つのヒントになる場所があります。

「鞘翅端の帯状の隆起線」、つまりお尻の近くの翅の後方で横一文字の隆起線があるんですね。

ちょっと光の角度変えます。

ね。隆起線、見えました?

この隆起線を持つのが、ナミテントウ。無いのが、クリサキテントウか変なナミテントウ。こんな感じのようです。

そもそもクリサキは北海道に分布しないともされますが、1例の函館での採集記録がありました。

本州以南には「隆起線を持たないナミテントウ」がいるため、函館の記録はクリサキなのか、隆起線のないナミなのか、まだ確実にはっきりしないようです。(幼虫なら、見分けられるようですよ!)

なので、北海道で、「隆起線のないナミテントウ柄のテントウムシ」を見つけたら、面白いことになりそうです。

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わりと動いてたかも6月前半

わりと動いてた6月前半行きます。

6.3
倶知安の「冒険家族」で、子供たちに両爬のお話しと、フィールドで両爬探しをしてきました。倶知安についたときは、シトシトの雨。いつもながら、イベントのときはお天気悪いです…。

子供たちにプロジェクターで説明すると、次々質問が来る。こういう積極的な反応もいいね!基本的なことを勉強して、森の方へ。

この頃には薄日が差して、だいぶ天気が回復してきました。昨年上陸の若ガエルは結構たくさん出てくれました。

エゾアカガエル見れてホッとしました。野外観察終わったところで、こんな感じ。

エゾアカガエル多数とニホンアマガエル2匹かな。大きいのは見れなかったけど、エゾアカは幼生も見れたね。残念ながら、爬虫類は見れなかったんだけど、イベント前に、捕まえてくれていたシマヘビをみんなで観察。

このあと、リリースしました。シマヘビ君たち、ありがとね。

そして倶知安から移動していきます。

休憩で止まった豊浦町の田んぼ。アマガエルでも鳴いていればいいけど…。鳴いているんだけど…風すごいし、たまにしか鳴かない。

ツイートの音声ファイル聞いても、ほとんど風の音しかしないんだけど、ゴォーって音の陰で、「グワッ」と一声、聞こえる、はずだ…。

心の耳で聞いてくれ。

まあ、そんなことで、カエルの本体を見れなかったけどこんなのはあったよ。

自転車の跡!!じゃなくてアライグマの足跡。

あとサナエタイプのトンボ。

写真撮っておけばなんとかなるだろ、と思って、撮っておいてあとで同定。寸胴な印象。

日本のトンボでパラパラ見てたらモイワサナエだった。ほんと、デジカメのお陰で、いろんなものの名前が調べられるようになった。(調べ物の時間が増えたとも言う)

そして登別に入って一泊でした。

6.4
登別の「ふぉれすと鉱山」でKoNG養成講座の1コマを担当してきました。

この施設の周辺には、両生類や爬虫類は豊富なので、講座は野外観察も行います。しかし、土砂降りに近い雨。爬虫類絶望です…。

本当に、イベントのとき、晴れてくれません…。私の行いが悪いというより、天気の神様からのいじめ?そろそろ、天気の神様にでもお参りに行ったほうがいいかも。

さて、雨天でも強い味方の両生類の幼生。やっぱり安定して見つかってくれます。

年によっては水の流れなどでポイントが変わってしまいますが、今年もエゾサンショウウオの幼生と、

エゾアカガエルの幼生が見れました。(背景が赤いのは入れ物のせい)もっと暑くなるとニホンアマガエルの幼生も見れますね。

外来種のいない地域でのフィールドは、変なドキドキ感はないですが、いるべきところに、見られる種類がいますね。それはとても恵まれている状態なのだと思います。

6.6
自宅の庭で、小型のカメノコテントウを拾う。

いつも思うが、ちょっとトドックのクマに似ている。ほら、もう次見たら、クマの顔にしか見えなかろう。

このテントウムシは背面の外見じゃほとんど見分けられない2種がいる。コカメノコテントウ(足の腿節が黒い)とヒメカメノコテントウ(足の腿節は黒くない)だ。せいぜい3~4mmの昆虫なので、裏返して確認も毎回していないけど、たまには、ってことで写真撮りました。

うん、ヒメカメノコテントウみたいだね。(後ろ脚のモモを見よ)そう言えば、コカメノコテントウをちゃんと見たこと、ないなー。やっぱ山地かな?

……別の話だけど、いま調べてて、カメノコテントウだと思って見ていた種類の幾つかがナガカメノコテントウという種類だったみたい。ナガカメノコテントウなんて、存在も知らなかったよ…

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