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道北

霧雨の道北・調査マラソン

7月1日

今年は、北海道新聞社野生生物基金の助成を受けてハープソンを行っている。少し助成金を使って、道北に説明会を兼ねた両爬普及のお話しをしに行ってきました。なかなか、思い切って遠くでお話できないできたので、今回はあちこちに足を伸ばさせていただいています。

お昼過ぎに、サロベツ湿原センターで話を始めるので、家を5時に出ていきました。もくもく進んでいくと、少し時間が余ったので、遠別町(かなり北)の遠別川の左岸側(南側)の砂浜を少し探索。ここで何かのトカゲやヘビが出たらいいなあと、探していました。

この場所を地図上で標準地域メッシュを確認するページで2次メッシュを確認すると、674106。これをハープソンの地図で見ると「遠別」エリアですな。
で、結果はと言うと

7月1日
674106:遠別エリア
確認両生類爬虫類なし。
流木などあるが、多くは砂に深く埋まっており、
その下にいる生物も多くはない。

風がつよい。波の花ができるくらい。寒い。霧っぽい。


哺乳類:エゾシカ
親子がちらほら。道路に出てこないでね。
鳥:カモメspp
近くの砂浜の上で30くらいかたまって
強風をやり過ごしているようだった

両爬的に残念でしたが、いないというのも結果の1つ。というか、天気厳しいなあ…。

それなりに良い時間になったので、サロベツ湿原センターにやってきて、準備などをさせていただきました。

周知するのが十分ではなかったとも思っていたので、聞きに来てくださる方がいるかどうか、不安でもあったのですが、フタを開けてみれば、最初から最後まで聞いてくださった方、通りすがりでしたが、しばらくお話し聞いてくださった方々もあり、多いときで20人くらいの方々が聞いてくれていました。ありがとうございます。

講演の様子を、サロベツ湿原センターのみなさんが、ブログにアップしてくださったので、こちらにリンクさせていただきます。

サロベツ湿原センター
【報告】 北海道の両生類と爬虫類講座が開催されました

楽しんで頂けて、大変ありがたかったです。聞きに来てくださった方の中には、教え子や、お仕事でとてもお世話になっていた方などもいて、そういうのも、とても嬉しかったです。

さて、夕方まで、どっぷりと両爬漬けのお話しをしたあと、折角なので、お天気悪いけど、サロベツ原野の木道を歩いてコモチカナヘビに会えたらラッキー、で歩いてきました。

7月1日
674155:豊徳エリア
確認両生類爬虫類なし。
お天気が全て^^;
霧と霧雨。蒸すが寒い(15℃くらいかな)

鳥:シマアオジ、ノビタキ、カッコウ、ノゴマ、その他
木道で、鳥を撮影している方々がいて、シャッターを切っているのでそちらを見るとシマアオジが。昨年は道内で繁殖場所が確認できたのがサロベツだけだったというポスターもあったので、貴重な動物を見れました。(遠かったけど、遠いほうが生物的にはストレス無くていいよね)

はるか遠いシマアオジ

ノゴマ

軟体:ヒメマイマイ各種、オカモノアラガイ
ホンブレイキマイマイがいないかと、探してみたのですが、おそらくここで見たマイマイはヒメマイマイのみ。でも線あり、線なし(白)、線なし(茶)、殻頂とんがってるやつなど色んなタイプがいました。

ノーマル・ヒメマイマイ

茶色・線うす・ヒメマイマイ

白・線なし・ヒメマイマイ

殻頂高い・ノーマル・ヒメマイマイ

ヒメマイマイ(線あり)は、軟体の出てる部分の濃い黒線が
2本(大体はセンターと腹側)

日が落ちてきて、小雨ならアマガエルが道路に出てくるのをカウントしようと思ったのですが、気温はガンガン落ち(12℃)、雨もかなりとんでもない量(稚内で1時間40mmの大雨情報)降っていたので、今回はおとなしく寝て、翌日朝早めに活動しようと考え直し、天気予報を眺めながら、あすの移動予定を立てたりしつつ、就寝。

7月2日

朝、7時過ぎに出発。案の定、霧雨で温度が低い(12℃)。それでも、せっかく来たのだからということでコモチカナヘビが過去に記録のある稚内市の場所へ行ってみました。

7月2日
684106:声問エリア
確認両生類爬虫類なし。
植物から構造物、アスファルトも全て濡れているので爬虫類は、やっぱり出ないですよね。強風もあって早めに退散。

鳥:オオジシギ
元気に飛び回って鳴きまくって、羽音たてまくっていました
植物:まだ、ヤマドリゼンマイ?なども伸び切っていない印象。

ここまで爬虫類が厳しいなら、マイマイを見ればいいじゃない。今日一日の天気予報を見ても、爬虫類は厳しそうなので、道北と道東の一部に産する、ホンブレイキマイマイを探すことにした。道東に行った時に、少し探してきているんですが、見つけられず「憧れ3年目」のマイマイ。

7月2日
674177:曲淵エリア・貯水池付近
確認両生類爬虫類なし。
途中でヘビでも落ちていればと思ったり、フキの上にアマガエルがいればと思ったり、小さい沢には、エゾアカ・エゾサンがいればと思ったり。しかし、いませんでした。

植物:わりと刈られた後のような植物が多い。
フキやオオイタドリ。細い川沿いにはヤナギsp。
軟体:マイマイが全くいない。オカモノアラガイばかり。

いわゆる全てハズレポイントをひいてしまいました。

7月2日
674177:曲淵エリア・少し離れた流れに移動した
確認両生類爬虫類なし。
だいぶ諦めついてきた。水の溜まってるところが意外とない。

鳥:ところどころ、電柱にオオジシギ


昆虫:マエジロオオヨコバイ?、アイヌクビホソジョウカイ
小さいけど、すごい綺麗な配色のヨコバイがいた。調べてみるとマエジロオオヨコバイのオスみたいな雰囲気

ピントを葉っぱに取られる

紺、水色、黄色の配色がとてもきれい

車内に侵入してきたアイヌクビホソジョウカイ(だと思う)

軟体:ホンブレイキマイマイ
川に面した斜面に生えてた腰~肩くらいの高さのフキの一群に、
ついにホンブレイキマイマイを発見!

やや明るい沢周りの

フキ・イタドリ群落で

ちっさ!一応、ホンブレイキマイマイでした

2匹めも小さい

稚貝のレモン色きれい。殻はかなり脆い。

ホンブレイキマイマイは、軟体の出てる部分の濃い線が1本
(2本に見える場合はセンターとやや背側かな)

若干大きい幼貝がフキの裏にいた

いやいや、うれしい!しかし殻口がヒビ入ってるね

成貝は見れなかったけど、いいものを見た。ラインばっちり。

稚貝なのでレモン色のきれいなやつ。全部で大小3個体の稚貝を見つけた。オカモノアラガイ少なかった。

とりあえず、憧れ生物、ホンブレイキマイマイに会うことができて満足。

この先は、二択。
①コモチカナヘビの最南端記録(生物多様性センターが出してるこの資料の310ページ)
この場所がどういうとこなのか確認して帰る
②日本海側に出て砂浜でトカゲ探ししながら南下して帰る

結局②にした。
①はピンとくる場所に目星がつかないので、もっと調べてから。
モニタリングサイト1000とかが引用元なのかな…。(だいぶ調べついたので、またの機会に何か書くかな)

で、②を選択して、稚内市抜海町の砂浜でビーチコーミング。

7月2日
674174:抜海エリア
確認両生類爬虫類なし。
わりと流木下などは発酵熱のせいか暖かく、
生き物が結構見れた。

鳥:主にカモメspp、コヨシキリ
昆虫:ゾウムシやオオハサミムシなどがいた。

オオハサミムシ

軟体:ホッキガイかな?貝殻が大量に落ちてました
甲殻:ホソハマトビムシ?やワラジムシ類が流木の下に割とたくさん。

ホソハマトビムシ?(跳ねるフナムシみたいなやつ)

植物:ゼンテイカやエゾスカシユリ、ハマナスが多めに咲いている

手前オレンジがエゾスカシユリ、
一番多く咲いてる山吹色のがゼンテイカ、
左奥のピンクがハマナス

意外と漂流物をひっくり返すのは疲れる。それに、20℃行かないのに蒸し暑い。海岸探索はもうちょっと、余裕のある時にしよう、そうしよう。と、いうことで海岸線を南下。

温度も若干上がってきたし、雨もあがりつつあるので、最後の期待を込めて、サロベツ原野の南部を歩いた。

7月2日
674145:稚咲内エリア
確認両生類爬虫類なし。
結局今回もコモチカナヘビには会えなかった。

鳥:コヨシキリ、ノビタキほか

コヨシキリ

昆虫:ドクガ系(ヨシドクガ?)の幼虫

かゆそう

かなり凶悪そう…。と思って見ていただけのはずだったんだけど、家に戻る途中から右手指2本が腫れ上がって猛烈な痒さに。この個体かそれ以外の個体に触ってしまったかな。

植物:カキツバタやゼンテイカ、ハマナス。
ホロムイイチゴやツルコケモモなどの個人的に好きな野草スイーツ系も
(保護域なので、ここでは食べれないけど)

ホロムイイチゴ

ツルコケモモの咲き始め

ツルコケモモの満開

ツルコケモモって子供の頃聞いた時、爆笑した記憶がある。ツルコケってあたりだと思うんだけど、昭和の子供だったなあ。

ヤマドリゼンマイかな?

コモチカナヘビゾーンって感じの植生だね。湿原の乾き始めたあたり。

天塩川をまたぐ。遠別川もまたぐ。この辺で、若干、植物などの感じがちょっと変わりますね。ゼンテイカとかだいぶ減るような気もする。

そして遠別町の温泉地へ。若干道路が乾いてきて、17℃あるので、ここの途中で、ジムグリが出たらいいなと車を走らせる。が、甘い。

7月2日
664176:歌越エリア
確認両生類爬虫類:ニホンアマガエル声(録音できず)、エゾアカガエル幼生
温泉近くの溜池で、アマガエルの鳴き声。
録音しようと20分ほど粘るが、結局録れず。
別の溜池で、エゾアカガエルの幼生。孵化して時間の経っていないものから、後ろ脚生えたものまで様々。

育ったエゾアカガエルの幼生

上から見ても防御体型ではないね

結局、対サンショウウオ防衛体型のものはいなかった。そしてこの池ではアマガエルもサンショウウオも幼生はおらず。

哺乳類:キタキツネ、エゾタヌキ
温泉から溜池の移動の間にキタキツネの子供が道路を横切る。アマガエルの溜池近くに廃屋を壊した資材が積んであり、それをひっくり返して爬虫類を探していたところ、タヌキの親子が資材の一角から出てきた。ごめん。すぐやめて退散。
鳥:アマツバメsp
これが飛んでいるお陰で、沼などの水場の確認がしやすかった
軟体:エゾマイマイ
ようやくエゾマイマイが見つかりました。しかもかなり白いね。ほかに縞のあるエゾマイマイも。ここでは他の種類のマイマイを見ることはなかったな。

白いエゾマイマイ

線ありエゾマイマイ

植物:コシカギク、エゾニュウ
コシカギクは爽やかな匂いのあるカモミールの近縁種。移入種。移入は南方からのが多いけど、これはの北方からの移入種だそうな。

コシカギク

太いエゾニュウは北から南へ下りてくると少しずつ減少してく印象。

行きに目をつけていた、トカゲやヘビを探しやすそうな茂初山別川の河口周辺も覗いてみるが、雨と霧で、探す気力をそがれ、また今度ね。

7月2日
664166:初山別エリア
確認両生類爬虫類:なし
探しやすそう。いそう。だけど今日は無理。

ここでとりあえず、北部フィールドを終了して、羽幌のコンビニで家までの間に何かの調査しとこうと言うことでひとり作戦会議。

ちなみにこれ、両方美味しかった。

すげーおすすめ。コスパも良い(両方150円くらい)。ドライブ的にも食べやすいのと、微妙に眠気覚まし。

で、ヒキガエルの分布のさらなる広がりが、あるかどうかを見とくつもりで、石狩川に合流する雨竜川の周辺を見ることにしました。一番石狩川から遠い雨竜川近くの水場を鶴田の沼、雨竜川、中洲、石狩川を挟んだところにある三日月湖(滝川市)を見ることに。

で、留萌から高速で北竜ひまわりICまで行って、目的地に行くつもりだったんですが、IC下りたところに田んぼがあったので、オタマを調査。

7月2日
654156:美葉牛エリア
確認両生類爬虫類:ニホンアマガエル、ツチガエル(声)

アマガエルらしいヒレの高さですね!

 

アマガエルらしい目の位置ですね!

 

幼体も出ていました

アマガエルの幼生を確認してたら、違和感のある声が聴こえるので、よく聞いてみるとツチガエル。田んぼに5個体くらい鳴いてて、近くの用水路でも同じか、それ以上の数が鳴いてた。

見てる限りではツチのオタマジャクシや卵塊はなかった。

北竜町でツチガエルは初めての確認。近隣にはいたはずなので、そこから来たのかな。ちょっと心配になったので、少し近隣(道の駅サンフラワー周辺)も見ておいた。

7月2日
654146:恵岱別エリア
確認両生類爬虫類:なし
寒いのと、時間が微妙(夕方)だったからかもしれないけど、アマガエルの声も確認できなかった。近接する林などがあまりない田んぼ地帯だったので、そもそもの個体数は多くないかもしれないね。

ひとまず、これで元の目的の、雨竜町に向かう。

7月2日
654137:江部乙エリア・鶴田の沼
確認両生類爬虫類:ニホンアマガエル(声)、アズマヒキガエル(幼体)
暗くなるまでの間、車で待っていると大量のアマガエルが鳴き出した。

しかし一方で、やっぱり。ヒキガエルはいました。

完全に日没してから池を一周して3~4cmの幼体が3匹。多いのか少ないのかはわからないけど、幼体の大きさからして去年生まれた個体だろうな。定着確認エリア、いろいろ広めに調査した方がいいのかも。

なんとなく選んだ、石狩川左岸側の三日月湖周辺は暗くてよくアクセスわからなくて、周りを車で走っただけでしたが、

7月2日
654137:江部乙エリア・石狩川左岸三日月湖周辺
確認両生類爬虫類:ニホンアマガエル(声)
たぶんヒキガエルはいるのではと思うけど、この日は見つからず。アマガエルの鳴き声だけ記録しておきました。

哺乳類:アライグマ
田んぼの間の農道を悠々と歩くアライグマを見かけました。このフィールド最後の確認動物となりました。

このあと、自宅へ帰りました。長い一日でしたよ。

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Fix

今年の初夏の「道北行き」は嘆かわしい結果だった。

そんな中でも、小平町ではアオダイショウが塩ビ管に入ってるのが見えて
掘り出すことができた。

そう、この道具を使って。

cyuu-shin

スネークフック塩ビ管仕様Ver.2。
これは、伸びる孫の手をやすりでカットしただけのシロモノ。
結構、期待してた。

やっつけで作ったものの、
作り上げたときはそれなりに満足していたんだけど
小平で実際に使ってみると、
塩ビ管にみっちり詰まったアオダイショウが引っかからない!
バリバリと鱗を掻くばかりで、さっぱり手前に引き寄せられない。

結果的には捕まえれたけど、
これじゃ使えないと思い知らされました。

思えば先代は優秀な奴だった…。
sendai-arishihi

ありし日の先代。友人が作ってくれた特別製。

しかし

senndai-oreta

2014年、北海道釧路市阿寒で彼は逝ってしまった。
しばらくは、瞬間接着剤で補強して使っていたけど、
最大のメリットである伸縮性が失われてしまったのだった。

そのために作成されたVer.2だったのだが、
役にたたなかったため、Ver.2とVer.1を融合させることにした。

Ver.2のヘッド部分は特殊なハンダでくっつけられている。
(アルミとかははんだ付けがうまくいかないので、特殊になるようだ)

ここで最近購入したカセットガスのバーナー登場。

私は刺身がどうしても美味しく感じられないのだが、
家族は刺身が好きだ。
食卓に刺身が出る日も少なくはない。

私はあぶりなら美味しく食べられる。

ということで、買ったバーナー(カセットガスと合わせても2000円しません)だったが、
こんなところで役にたつとは。

バーナーでヘッドをあぶると比較的すぐはんだが溶けて取り外しに成功。
孫の手のヘッドもバーナーであぶると接着剤が焼けて、取り外しに成功した。
※バーナーは屋外で使ってください。火災の恐れがあります。
特に接着剤は焼くとそれなりのガスと煙が出るので、室内は危険。
またご近所に迷惑がかからないようにしましょう。

孫の手ボディに、Ver.1ヘッドを差し込み、
金属用の瞬間接着剤で固定して乾かしているところ。
zshim

そしてがっちり固着。

zshin

マイナーチェンジではあるが、Ver.2.5が完成した!

後日、支笏湖周辺で見つけた塩ビ管アオダイショウで試したところ
手ごたえは十分でとてもよかった。
(下手くそなのと疲れててやる気が出なかったので逃げられてしまったが!)

スネークフック、さいこー!

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嘆きの道北2

 

天塩の海岸でトカゲとキャッキャウフフする予定だったのだが。

あいにくの雨。浜の周りは工事。

姿なし…。

こんどまたリトライかなあ。

 

6月24日 稚内市抜海村 メッシュコード674174(抜海)

だいぶ北まで来た。

ここまで来ると、どのトカゲがどう分布してるのか
よくわかんない。

晴れてて欲しかったよー。

G31A8513

6月24日 稚内市西浜 メッシュコード684105(稚内)

良さ気な崖斜面と池(沼?)。
斜面の上を見ると…。

G31A8514

ササ帯とシカ。
これは…。

そう、ダニだらけの環境だー。

登ればどんどん

G31A8515

ダニーものぼってくるよ!

脇の下あたりで、ボクと握手!…って
んなことさせんがな!

見つけ次第デコピンでふっとばす。
あとでお風呂で確認したけど、
今回は刺されなかった。よかった。
30くらいくっついてたから…。

苦労して登ると、あんまり見たことない花。

G31A8521

フウロとかの仲間だと思いますが、
それ以上はなんとも…。

取り敢えず、近くの沼に向かってみると。

G31A8516

タイヤのゴムだ。
まぎらわしい!

G31A8518

ん?

シマヘビ(黒化型)だった…。

G31A8556

しっぽフリフリしてお怒り中。

G31A8535

オス、だろうな…。

G31A8532

シマヘビ写真のキメ角度。

G31A8542

背面の背骨よりの体鱗の何列かにはキールが見えます。
ちなみにシマヘビの頭はどっち側にあるでしょう?

G31A8571

正解は右側でした。
鱗にもちゃんと方向がありますよ。

しかし13℃強風でよく出てきてくれたな~。
89.5cm、♂でした。

6月24日 稚内市声問 メッシュコード684106(声問)

ここまで来たのなら、会っておきたいコモチカナヘビ。

見に来た場所には、生息しているのは知っている。
しかしやっぱり今回はダメだ。いない…。

G31A8578
落下して、ペチョって感じになっている鳥の糞に混じって、

G31A8579

コモチカナヘビくらいの爬虫類がする糞はある。
ここではコモチカナヘビ以外のトカゲは見たこと無い。

けど、確定証拠には厳しいか!

チクショー

怒りと低温と強風に全身をうち震わせながら
北の聖地を去らねばならないこの寂しさ。

また来なければね。

 

 

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嘆きの道北

6月後半に、天気予報で
「稚内が晴れ時々曇り」という予報を見て、
イベントや授業のないフリーな時間があったので、
道北と海沿いのトカゲを探しに行ってみました。

6月23日 小樽市銭函 メッシュコード644151(銭函)

2時間ほど、海岸のカシワ林内や砂浜を歩くけど、トカゲは見当たらず。

途中で出会ったアメンボを見ていたおじさんに話を聞くと、
林内より砂浜手前の砂丘上でトカゲ見ることが多いとのこと。

この日は曇っていたのと、海岸なので風があって
ちょっと寒かったのも敗因かもしれないね。

日本海沿いに北上していきます。

6月23日 増毛町雄冬 メッシュコード654142(雄冬)

だいぶ日が傾いて、爬虫類打ち止め感が強くなってきたけど、
雄冬の展望台周辺でマムシの情報もよく聞くので、一応確認しに来ました。

G31A8384

おお、これはいるんだなあ。
イラストのマムシ、カクカクしてるけど、5円玉っぽい斑紋もあるね。

歩いてると、寝場所へ帰るところだったのか、

G31A8380

いたいた。

G31A8437

立派なアオダイショウだった!
♀。129cm。15:10、19℃、曇。行動中でした。

♀ってわかるのは
このあたり。

G31A8438

しっぽのあたりで細くなります。
しっぽはお尻の穴(総排出口)より後ろ側。
写真のちょうどまん真ん中あたり。

マムシ探しながら展望台上がっていくと、
お、なんかいる。

G31A8393

はるか下の方の岩の上…。
望遠レンズで撮影すると

G31A8392

ニホンカナヘビですな!

北海道のニホンカナヘビは若干、ずん胴なんだけど
(言い換えると、尾長率が小さい)
このニホンカナヘビは尾長が頭胴長の3.3倍くらいあるね。

これはとてもスマートだ…。

展望台でいよいよ太陽も大きく傾き、
このカナヘビで最後かな?という感じになってきた。

また海岸線を北上する。

6月23日 小平町望洋台 メッシュコード664105(小平)

以前来た時もこの小平で日没だったような気がする。
日が沈むのを見ながら、コンクリート壁を探る。

RIMG5228

これはグレートなコンクリート!

RIMG5224

ん?

RIMG5226

日没間際なのにニホンカナヘビいた!
自分の確認では最北だ~。(もっと北で文献上はおります)

そしてこういうグレートなコンクリートには
素敵な塩ビ管があり、

RIMG5219

中には

RIMG5221

ヘビが詰まっているのです。

若干苦労したけど、ヘビを発掘して確認。

G31A8457

122cm、オスのアオダイショウでした。
スネークフックが、お粗末だったので、発掘に時間がかかってしまった。

そして完全な日没。
夜行性の爬虫類は移動しながら見つけるのはしんどいので、
移動に専念することとする。

ということで、再び北上。

…なんだ?
雨降ってきて…
土砂降りに!?

天気予報にそんな予報なかったぞ!

と、ここで予報再確認。
なんか稚内、低温の雨模様になりましたが…。

爬虫類にはこの先会えるのだろうか…。

6月23日 羽幌町朝日 メッシュコード664145(羽幌)

あ、思い出した。
飛び地分布してるツチガエルが羽幌にはいるんだった。
とりあえず、確認しといてって頼まれたのもあったので、
羽幌で少し徘徊。

カエルなら、却って雨は好都合。

RIMG5232

アマガエルは湧くほどいました。
レンズ曇ってる…。

そして

RIMG5236

大きめのツチガエルみつけた。

RIMG5234

カエルは後ろ脚を伸ばした形で、もっているとほとんど動けない。
取り敢えず保定するにはこの持ち方は良いね。

あと、この時期には期待していなかったけど、
おまけで

G31A8470

エゾアカガエルも出てきてくれてた。G31A8502

繁殖期以外では、久し振りだね。

このあと、キタキツネの子狐が轢かれて死んでいたよ。
可愛い盛りだけど、性格的に危機意識なくて飛び出しやすいし、
交通量の少ない道路は猛スピードの車もいるから、
どうしてもこういうの、なくならないね。

写真は直接貼らないけど、見る人はここで。

こういうの見ると、色んな虚しさを感じるなー。

でも、北上を再開します。

6月23日 初山別村字栄 メッシュコード664156(天塩有明)

ここからはニホンアマガエル祭り。
雨の路上でニホンアマガエルを見つけるたびにチェック。
ハープソンの1メッシュは10km四方なので、10kmちょい進んではチェック。

でも大体残念な死体なのよね。

RIMG5246

6月23日 初山別村豊岬 メッシュコード664166(初山別)

ここではちゃんとご存命のニホンアマガエル。
都市部より、探しやすい気がする…。

RIMG5249

うめつくされるほど出てくるわけではないけど
数百メートルに1匹ずつくらい出てくる。

RIMG5248

雨の日なら、アマガエル調査が捗るね。

6月23日 遠別町金浦 メッシュコード674106(遠別)

金浦原生花園の前でまたアマガエル。

RIMG5255

ちょっと大きい個体だったので、嬉しくなって手と比較写真。

RIMG5257

ここの原生花園前はこうこうと街灯がついてて
すごい明るい。

明るいからか、なんかわかんないけど
夜中にもかかわらずいろんな鳥がさえずってた。
寝不足にならない…?

…ということで、天塩の道の駅までやってきた。
明日は天塩の浜でトカゲ探そうと思って、眠りにつこうとしたが、
ここで明日の天気をチェック。

雨、霧。午後少し曇。気温15℃。
という予報。

これは厳しいなー…。

 

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2013道東マムシ旅

(※一週間くらいしたら、2013.8.4付に更新日を変更します)

相当古い記事だけど、
2013年8月に行った、道東と道北をちゃちゃっとね。

すっかり更新しなくなっちゃって、
書いといたほうが良いものが公開されてない状態が続いてたので
これも少しずつ更新していければいいな。

このときの遠征は、マムシの再北限記録が出ないかなと、
紋別の地方新聞で出ていた、マムシ捕まえた記事をもとに、
確認しに行ってきました。

当時の住まい、定山渓温泉を出発。
お気に入りのゆるキャラ、定山渓温泉のかっぽん。
日本再北限のカッパの生息地なのかもしれない…。

0JZK_kappon

でも出てすぐ、日没 at 小平町。

1_obira (1)

雄冬とか、羽幌、初山別などを夜中動き回るも成果なし…。

小平に雰囲気いいとこあったけどね。

1_obira (2)

なんもおらんかったけどね!

夜が明けて岩尾内。

コンクリ壁の中からこんにちは。

2-1iwaonai_shibetu (1)

アオダイショウだけど…。
なんか具合悪いの?
歴戦の勇士なの??

顔のうろこベシベシなんだけど、大丈夫?

2-1iwaonai_shibetu (2)

普通のアオダイショウもいた。
きれいな薄緑だね。

2-1iwaonai_shibetu (4)

シマヘビも寝てました。
目が濁ってるけど、その奥から鋭い赤き眼光で怒ってる…。

2-1iwaonai_shibetu (5)

かと思えば、収まってないのに寝込んでるやつもいたりして。
ここのヘビマンションは人気物件のようだ。

このはみ出しヘビは、ときどきいるね。
日光浴も兼ねてるんだろうけど、本当に緊張感ないよね。

で、このまま、紋別の上渚滑へ。
この周辺でのマムシ情報があったので、
いそうな場所付近にあった蛇籠をみてみると

2-2kamisyokotu (1)

よく利用されているみたい。
抜け殻いっぱいだね。

2-2kamisyokotu (2)

こういう川沿いの蛇籠で、日光の良く当たるところは
抜け殻拾う率、大変高い。

2-2kamisyokotu (3)

収穫物の一部。
これはアオダイショウと、シマヘビだけど、
別にニホンマムシの抜け殻も見つけることができたので、
北海道爬虫両棲類研究報告Vol.2に投稿しておいたよ。
(表に間違いあったので、Vol.3で訂正記事を入れる羽目になってしまったけど…)

2-3ganbou

この日は、遠軽町で宿泊なので、
遠軽の太陽の岩にやってきた。
岩肌なので、マムシの痕跡あるかなあと思って…。

でもいなかったよ。

そのかわり2匹のヒグマと遭遇したよ。
どっちも若かったけど、1日2回はびっくりだよ。
たまたま最近付けたドライブレコーダーが
こんなことで役立つとは思わなかったよ。

夕方に瀬戸瀬方面へ。
ここは、自分が初めて北海道でニホンマムシ見た場所。
そうそう、毎回はいてくれないだろうと思ったけど、
みつけてしまった。

2-4yubetugawadamu (1)

廃材の下からこんにちは。
ニホンマムシです。

2-4yubetugawadamu (2)

するっと伸びた尾の周辺。
オスだろうか。

2-4yubetugawadamu (3)

あっ。
…オスですね。

2-4yubetugawadamu (4)

一人で撮るのにまごついていたら、
引っ込んでしまいました。ヘミペニス。
石ついちゃってるし…。

クサリヘビのアコーディオン運動を撮ってたのだけど、
あんまりきれいにやってくれない。

アコーディオンと、波状運動の繰り返し。

3-1ikutahara
次はキノコの里、生田原へ。
生田原で写真のような環境見つけて、
カナヘビいるかもって、探しまくったけど見つからず。

そのまま北見市留辺蘂へ。
昔から、ヘビいっぱい見れる場所があったけど
最近環境荒れ気味で、今回は見ることができるだろうか…。

3-2rubeshibe (1)

ちゃんといた。
アオダイショウあったかそうに水浴中。

3-2rubeshibe (3)

そりゃ引っぱり出せば、だんだん機嫌も悪くなるよね。

3-2rubeshibe (4)

いよいよ咬みそうなので、
ごめんなさいして、放蛇。

3-2rubeshibe (5)

しまなしのシマヘビもみつけれた。
シマヘビは神経質のビビリなので
ちょっと扱いが難しい。

3-2rubeshibe (7)

シマヘビだけど微妙に緑色に見えることもある。
この写真も顔が薄ら緑色。

3-2rubeshibe (8)

ここは、ヒガシニホントカゲもよくいる。
これは若いの。
意外と爪が鋭い。

3-2rubeshibe (9)

こちらはオスの成体。
ちょっと婚姻色で下顎周りがうすら赤い。
爪も結構なものだね。

3-2rubeshibe (10)

首のしたの方までオレンジ色。

がーっと3日くらいで回って札幌に帰宅。
かなり運転時間が長いので、しんどかったなー。

ふとヒザ下をボリボリ掻いてると、ちょっと違和感が。

4JZK (1)

あ。ダニ…。

4JZK (2)

こんな小さいの、刺されてたの初めてだ…。
これ、さされてても気づかなかったって時もあったかもしれない。

引っこ抜きやすいとこにいたから、
まあ、良かった。
その後も変な斑点出なかったし…。
良かった良かった。

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ハープソン確認写真(0722双珠別湖)

その後は、占冠の森でたまたま出会った写真家の
門間さんを捕獲して、一緒に双珠別湖地区に行って来ました。

双珠別湖も、占冠中央と同じ3種なので、
ちょっと写真は別角度のものなど撮っています。

エゾアカガエル。
双珠別湖地域の山林内でも、オタマジャクシの成長ステージは
フルサイズのものや、フルサイズ+小さな後ろ足、尾を残してほぼ上陸済みと
様々なオタマジャクシが見られました。

エゾサンショウウオ。
この地域では上から写真載せてみます。
水温のいろいろな差のあるところで、成長段階が著しく違いました。
5cmを超える勢いの大きさのものや、ようやく3cmに達するものまで。

ニホンカナヘビ。
双珠別湖では、占冠中央のリベンジを果たし、撮影できました。
(再生尾が少し残念)

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ハープソン確認写真(0722占冠中央)

ハープソン Hokkaido 2012、開幕にフィールドに出た方々、
結果はいかがでしたか?

私の1種目はエゾアカガエルでした。

7月22日は占冠まで出向き、
その行き帰りで、4地点を観察してきました。

以降の記事では、確認用の写真を以下に貼っておこうと思います。
(他の動物の写真やほかカットもありますが、また別の機会に)

まずは占冠中央で確認した3種。

エゾアカガエル。
まだ、占冠中央の山林内ではオタマジャクシも多数でしたが、
成長段階はみな、ほぼフルサイズで、後ろ足の生えたものも散見されました。
早いものは写真のようにすでに上陸を果たして小さなカエルになっていました。

エゾサンショウウオ。
成長段階は水域によってさまざまでしたが、
上陸準備のエラの退縮が起こっている個体はどこもまだ、いないようでした。
この幼生はヒレが後頭部から始まってて、ライギョみたいな形。
正面からみるとモヒカンのようになっていました。
(このへんは個体差でバラつきがありました)

ニホンカナヘビ。
なんて言ったらいいんでしょうかね…。
都合4個体と遭遇したのですが、写真を撮るに至れたのがこれだけ。
コンデジのAF設定がうらめしい。。。
一応ニホンカナヘビの証拠にはなるので、
自戒を込めつつ、載せておきますね。

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ハープソンの予行+最近のフィールド

初めてやることというのは、できるだけ準備をしておきたいもので、
今回はハープソンのやり方を参加者目線で考えて、フィールドしてみました。

調査用紙記入なども並行するので、長くなります。
ゆっくり時間のあるときにでも読んでみてください。

そうそう、巷では金環日食が話題だったみたいだ。
出かけてラジオを聞いてたら、「今、日食、最大です」って言ってたので
車止めてサングラス通して写真撮ってみたけど、全然だね~。

ハロが欠けた日食型になってて、かろうじて日食写真になったけど。

今回のフィールド紀行は、
ハープソンの調査票(参加申込書)を書きかたを説明しながら進めていくよ。

ハープソンはこちらから説明を見に行ってください。
ハープソンHokkaido 2012 : 北海道爬虫両棲類研究会)

最初はチーム名を記入するんだけど、
基本的に公開される情報はチーム名で公開するので、
いい名前をつけてください。
(一人参加でもチーム名OKです)

「Team えぞばいかだ」にしてみました。
チーム所属者が複数名いる場合は、代表者名の下に名前を列記していってください。

次は参加者基本情報ですね。
こちらは公開することはありません。
ハープソンの事業にのみ、使用させて頂きます。

参加形態を普通参加にしました。これで調査、競技として参加できます。
寄付参加は、このハープソン事業に賛同してくれる方からの寄付を受け付けます。

結果は基本的にWeb公開ですが、
印刷したものを郵送発送を希望される方は、発送実費をお振込みください。

とりあえず、うちはパソコンで見れる環境なので、郵送は不要としてみました。

本日の舞台は占冠。
先月来たときは、まったく孵化していなかったエゾアカガエルの卵も
すっかりオタマジャクシになっていました。

よく見ると、色に個体差があって、赤いもの、茶色いものが見られます。
(一時的な体色変化によるもののようで、捕まえておいておくとほとんど同じ色になるみたいです)

ヒキガエルのオタマジャクシとはまた別の密集具合です。
ここでは水の浅いところに個体が押し寄せています。

なんなんでしょうね?暖を取っているのかな。
酸素量が厳しくてパクパクしてるのかな。
水際に食べ物があるのかな。

いくつか捕まえました。
この時、100円ショップで売っているシュガーポットがとても使いやすくていい感じです。

オタマジャクシを横や下からも見ることができます。

ハープソンでは、なるべく識別の間違いを減らすため、
見つけた種類については原則撮影してもらいます。

なのでシュガーポットを駆使すると、携帯電話でも十分撮影できるので
とても便利。

別の地点に移動すると、例年は水を豊富に湛えた池のはずなんだけど、
枯れてしまった池がひとつあった。

この後、このエゾサンショウウオの卵も乾いて死んでしまったかもしれない。
両生類は微妙なバランス環境に生きてるんだなと改めて思う。

ハープソンでは死んでしまった動物も確認に入れるので、
もし見かけたら写真を撮っておいてくださいね。

ヘビなどはそういう情報も併せないと、確認数は激減してしまいます。

とりあえず、占冠のフィールドの記録を記録用紙に記入しておきます。
6ケタの数字のある部分(メッシュ番号)はこの記事の後のほうで説明します。

証拠として撮影した写真も、メールあるいは郵送にて事務局に送って頂くので、
写真のファイル名の記入は忘れずにお願いします。
(あるいはわかりやすい名前を画像ファイルにつける、プリントしたもののウラに書いておくなどしておいてください)

止水にいくと、時々見かけるハリガネムシ
寄生虫というくくりで、この生き物を見てしまうと悪いイメージしかわかないかもしれないが、
様々な宿主を経て、交尾産卵のために水に戻ってきた、感動(?)の1シーンでもある。

有名なものでは、カマキリから出てくるのが知られていますが、
北海道ではカマキリは普通の昆虫ではありません。
肉食のバッタのような仲間からも出てくる。

おそらく、ハリガネムシも多種いるのだと思いますが、
線虫の仲間はよほど専門でないとわからない分野です。

ハリガネムシはセンチュウの仲間です。
線虫は外見では種類の差がわかりにくく、また、
樹木に寄生するものや、土壌にいるものなど多様です。
種判別は非常に困難でしょう。
(たぶんセンチュウの新種はそのへんにゴロゴロいる)

ハリガネムシではこんな視点で捉えた研究があるんですね。
寄生者(ハリガネムシ類)が改変する森林-河川生態系
実に面白い見かたです。

脱線ついでに…

アメンボが1匹のエゾアカガエルのオタマジャクシに群れてスクラムを組んでいます。

アメンボはカメムシやセミに近い仲間で、ストローのような口を持っています。
セミやカメムシの一部は木などの植物から樹液を吸います。
サシガメやアメンボのような仲間は、動物の体液を吸います。

おそらく1匹が捕まって動かなくなっているので、群れて襲っているのでしょうね。

ハープソンでは、両生類や爬虫類の観察がメインですが、
こうしたいろんな生物に目を向けて楽しんでもいいかもしれません。
また、バードウォッチングの片手間に、見つけた両生類や爬虫類を
報告してもらうスタイルでも楽しめるかもしれませんね。

で、せっかくインパクトのある写真が撮れたので、
興味のある方は写真賞にも応募してみましょう。

調査票に、写真賞の応募用の記入欄があるので、
自信のある写真を1枚、選んで応募してみるのもいいと思います。
応募のあった写真から、写真家の中島宏章さんが賞を決めてくれますので、
興味のある方はぜひ、応募してみてくださいね。

オタマジャクシをすくっていると、大きなヤゴが取れた。
この時は「でかいヤゴ」しかわからなかったのですが、
知人に教えてもらって、オニヤンマのヤゴだということがわかりました。

あまり見慣れない、やや扁平で小型のマイマイもいましたね。
詳しい資料や、詳しい知人がいないと種類は全くわからないですね。。。
いつも見るサッポロマイマイやエゾマイマイとは違いそうですが。

占冠を堪能したあと、札幌に帰途につきます。
その途中、恵庭の山の中を通ったので、
折角なのでゆるゆると林道を歩くと、
今年の初爬虫類を見ることができた。

折角ハープソンの予行なので、一眼レフカメラも望遠を封印して臨んでいます。
ニホンカナヘビ、遠目から何枚も写真を撮りながらジリジリと近寄って、
一番大きく撮れたのがこの写真ですね。

記録には、「遠くからでもとりあえず撮っとけ!」が重要です。

ついでにニホントカゲも見つけました。
トカゲの仲間は、ダッシュですぐに逃げてしまいますが
待ってるとじりじり穴から出てくることが多いです。

個人的にはカナヘビよりトカゲのほうが近づきにくいんですが、
穴の前で3分待ったら出てきました。

占冠と同じ種類ですが、エゾアカガエルのオタマジャクシを
恵庭でも見つけました。

別の地点でも、記録残しておいたほうがいいですね。

さっきの占冠と分けて、恵庭の3種も記録しておきました。

以上がハープソン予行の1日ですが、
ハープソンの期間は1週間(7/22~28)を予定しています。
なので観察の機会は1日だけなくてもいいですね。

ということで別の日の記録も残しておくことにします。

江別に河川の調査で行った際に、
おそらくアズマヒキガエルのオタマジャクシの集団を見つけました。
写真を撮って記録します。

実はこの他にも、ニホンアマガエルの声と、トノサマガエルらしき声を聞いたのですが、
写真が撮れなかったので、参考記録としてだけ載せておくことにします。

写真はあるけど、詳しく種類がわからない人は
種類がわからないことを書いて、事務局に送ってください。
種判別ができないこともありますが、なるべく種類がわかるよう、事務局で調べます。

写真がない種類を参考記録としたのは、
実は両生類や爬虫類は、十分に詳しくない人だと見分けが難しいことがあるからです。
「イボのあるカエルはヒキガエルだ」というイメージを強く持っている人は、
ツチガエルを「ヒキガエル」と見てしまうこともあります。
見る人によって、記録の精度に差が出てしまうので、写真を付けてもらい、
事務局で確認照合した上で、北海道の両爬分布マップを作成していきます。

正式版は写真があるもののみをデータとして計上していきますが、
参考にいただいた、写真がないものも何かの形で、生かしてみたいと思っていますので、
ぜひ、参考記録も書いていただけると幸いです。

あいかわらず、寄り道ばかりしています。
エビもなんかいっぱい種類がいると思うので、
面白いですね。

上の個体は目の当たりに巻貝がついてて、変な顔に見えますが、
2匹とも同じ種類のエビに見えます…。

まあ、とにかく寄り道も精一杯楽しみましょう!

写真の送付は、メールなどで受け付けますが、
携帯やスマートフォンで撮影して、
twitterに投稿することでも事務局は確認します。
twitterで投稿する場合は、必ずタグ、

#herpthon2012

を付けてくださいね。

それと、参加チーム名とユーザー名がわかるような連絡を一つお願いいたします。
(例:アカウント名:baikada, 参加チーム名:Teamえぞばいかだ)

読んでる方もだいぶ疲れたかと思いますが、
書いてる方もだいぶ疲れてきました(^^;

最後に、メッシュ番号について説明します。

調査票の種類を書くところに、
6ケタの数字が記入されていますね。

これは地図の場所の番号を示しています。
参加者には、この番号が書かれた地図を送ります。
この地図番号を調査した場所と対応して数字を書いて頂きます。

北海道を細かい四角で番号分けをしてあります。

よく見ると、地域ごとに6ケタの番号が書いてあります。

それぞれの地域の番号を確認して、調査した場所のメッシュデータを書いて頂きます。

わけがわからん!
という方もいると思いますので、住所表記やGPSを記入してくだされば、
なるべく事務局で区画の判別はしておきます。
メッシュ番号がわからない場合には、住所表記かGPSによる緯度経度を
記入お願い致します。

頑張れる人は、地図閲覧サービス(ウォッちず)から、
調査した場所のメッシュの地域名がわかるので、以下に説明しておきます。

ウォッちずのトップページの、
右側の範囲にある、「ウォッちず(地図検索画面へ)」をクリック。

自分の調査した場所のマスをクリック。
(この説明では、札幌市南区定山渓の朝日岳山頂付近をモデルとして進めますので、札幌をクリック)

朝日岳山頂は定山渓なので、定山渓をクリック。

すると地形図が現れます。
右上にある「」や「」で縮尺を変えたり、
マウスでドラッグすることで地図を動かせますので、
自分の調べた場所に中心の「+}マークが合うように調整してください。

ここでは、朝日岳の山頂に「+」を合わせてみました。
この状態で、上の青いゾーンにある「2万5千分1地図情報を閲覧」をクリックします。

確認画面が表示されるので、
「平成20年10月以降更新されないことを理解の上閲覧」という
グレーのボタンをクリックします。

すると、元の画面に戻ったように表示されますが、

上部の赤線を引いた場所に、地域名が表示されます。
この地域名で配布された地図を見比べてメッシュ番号を導き出してください。

朝日岳山頂は「定山渓」なので「644131」がメッシュ番号ですね。

特に山間地などは地域の見分けが難しい場合もありますので、
この時点で行き詰ってしまうことがあれば、お気軽にご相談ください。

以上、日々のフィールドと、ハープソンの予行でした。

予行期間(2012.5.21~5.25(仮))

調査地域 占冠(644243)、恵庭島松山(644123)、江別(644154)、定山渓(644131)
確認種 5種(正式記録:撮影したもの)
エゾアカガエル・アズマヒキガエル・エゾサンショウウオ・ニホンカナヘビ・ニホントカゲ
2種(参考記録:撮影できなかったもの)
ニホンアマガエル(声)・トノサマガエル?(声)

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占冠-2012 Apr-

I went to Shimukappu.  It is very cold in winter in Shimukappu.
I research the tadpole of Rana pirica.

2年ほど前から、占冠村でエゾアカガエルの様子を見てる。
今年も、両生類が動き始めているのでを見に行って来た。

4月末で、産卵はおそらく中盤。
ラストスパートがこれから有りそうな感じ。

下を向いているべき卵の白い部分がなぜか上をむいていた。
これだけまとまった数が正常な方向を向いていないのは、
なにかトラブルのあった卵(未受精とか)なのかもしれないなー。
死卵や未発生卵は中が白いままだったりすることもあるし。

このエゾサンショウウオの卵嚢も微妙にトラブル発生中。

ササは雪解けのあとはスクっと立ち上がってしまうから、
この卵も水の上に上がってきてる。

ほとんどの場合は、卵嚢の自重に耐えられなくなって
ちぎれて水に落ちるか、ササが卵嚢の重みに勝てずに
水に浸かったままになるから問題はないのだけど。

シラカンバの枝でこれをやっちゃうエゾサンショウウオもいて、
初夏に空中を舞うサンショウウオの卵をごくまれに見ることもある。
(シラカンバの枝はぐにゃぐにゃなので、なかなか折れず、
冬の間にしんなりと水に浸かっている枝でも、
夏には元気よく天に向かうことがある)

エゾアカガエルの卵塊は、モノに産み付けられるわけではなく
漂うタイプにちかいけど、親は何かに身を寄せて産むのが好きみたい。

だいたい、卵は卵同士が接するように産む。

枯れたイタドリに産んでしまったエゾサンショウウオの卵。
枯れたイタドリはとても脆いので、ちょっとした何かの拍子に折れてしまう。

そうなると卵嚢はイタドリごと漂うことになるんだけど、
大体は無事に孵化するんだよね。

ここで書いてることだけだと、
エゾサンショウウオの産み方はとても非効率だと思うかもしれないけど、
雪解け具合で池の水が溢れたりするようなことがあると
まっさきに流出してしまうのは、モノに産み付けられていない
エゾアカガエルの卵なんだ。
(そんな大洪水もそうそう起こらないけれども…)

観察している占冠の池では、
結構、気候によって池の生態が変わっているように思う。
大雨がふると、土砂で小川の流路が埋まってしまい、
池の水温が上がってしまう。

今年はどんな感じになっていくのかな。

森の中の池(4/29、11:30~12:30、小雨(砂混じり))
水温11℃ 、流入水路温度11℃、気温14℃

昨年より流路の水温が2℃高いのがやや気になる。流路はやや池への流入が不安定だが、
水温を下げることは出来ている様子。しかし池の水は濁っている。2010年に見た時のような透き通っている状態でない。黄砂?混じりの雨も影響があるのか?
雪は殆ど溶けている。日陰には残っている。

エゾアカガエル:
孵化幼生0
卵は産出直後~発生段階まもなく尾芽胚。
卵塊:40+

エゾサンショウウオ:
見えるもので卵嚢6対(まだ卵割状態)
現状で幼生の確認なし

ひと通り、調査モドキを終えて、ほっと一息。
せっかく占冠に来たから、ダメモトで門間さんに連絡を取ると、
時間をあけて下さったので、(すいません…)
一緒にお茶してきました。

5月の占冠、変形菌もヘビも出てきそうで楽しみ。

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小回り北海道

ぐるっと北海道を回ってきました。
だけど、すみずみまでじゃなくて小回りに回ってきたんだ。

何を撮影しようという目標もなかったけど、
ゆるゆる行ってきた。
(ゆるゆるじゃない時があるのか…?)


ニホンアマガエル

出だしは札幌から占冠へ。
この時の内容は「最近の調査いろいろ」のその3に書いてあるよ。

エゾアカガエルの幼生が野生で越冬するのを確認したい。

写真はニホンアマガエルだけどね。


アオダイショウ

占冠の後は帯広で1泊してオホーツク海側の網走へ。
ここで道東旅に来ていた息子と合流。
シマヘビを見つけていじり倒したらしい。

網走から佐呂間に移動して
このへんのヘビを時々見る場所で抜け殻を漁ってると
アオダイショウが1匹出てきてくれた。

おつ、これでやっとアオダイショウの生きてるの見れた。

今年、北海道のヘビ、コンプリートだわ~。(シロマダラ含む(嬉))
ハープソンを開催してれば、両爬地域率は今年100%だったな。

今年、ちょっと久々に開催も考えたんだけど、
運営に体持つかわからなかったので、見送ったんだ。
いつかまたやれると良いな。


アオダイショウ

アオダイショウ、地味な個体だったけど、
やっぱりこのずっしりした感じがいいわ~。

石に潜り込むところを掴んで引き出したので、
最初とても怒っていました。

ごめんね。


ニホントカゲ

ニホントカゲも出てきてた。
最近トカゲとの付き合いもうまくなってきて
あまり苦労なく近づけるようになった。

忍者レベルが上がったかも。

その後、大雪山の層雲峡へ。

ここのコンビニは景観条例で茶色いんだ。
セブンイレブンもセイコーマートも。

セブンで買い物してると、細いカミキリがいたので
なんとなく写真撮っておいた。


ホソカミキリ

調べるとどうもそのままの名前、「ホソカミキリ」らしい。
すんなりすぎる。

層雲峡ではコンビニ休みだけで、
普段は通過するだけだった街、比布町によることにした。

比布は「ぴっぷ」なんだけど、ピップエレキバンのピップとは
直接関係はないみたい。
でも、名前が近いので、比布町のパークゴルフ大会のスポンサーになってるそうだ。
(宿の人に聞きました)

比布ではパークゴルフ、
上富良野でじいちゃん、ばあちゃんと枝豆・とうきび・じゃがいもの収穫、その場で茹でて食べ
三笠で化石博物館、
札幌の河原で石を割って黄鉄鉱や水晶の結晶をみつけたりして
かなり楽しんで帰れたみたい。


キタキツネ

鉱石拾ってる時に、キタキツネが出てきてた。
あまりよろしくない人馴れ具合で車の前で座り込んでる。

以前クレクレという年寄りギツネがいたけど、
その子孫なのかなあ。

札幌ではもうひとつ、円山動物園に行きました。

もちろん見るのはマニアック路線ですよ。


オカモノアラガイとロイコクロリディウム

今、円山動物園の爬虫類館ではロイコクロリディウムが展示されています。
こんなの展示してるのって、ものすごいと思う。

このロイコ入りオカモノアラガイは以前に見ていたんだけど、
様子が大きく変わっていました。

BeforeAfter
(Youtubeによるビフォーアフター:おおかたの人にとってはグロですので注意)

以前は片目にロイコさんが1匹だったんだけど、
この時は両目に1個体ずつ、2匹のロイコさんになってた。

おそらく損傷していた片目が再生したせいもあるけど、
オカモノアラガイの中で孵化したロイコさんの卵から幼虫が成長したようだ。

寄生虫の研究の一つに、寄生虫の生活環を調べるものがある。
生活環というのは、寄生虫の宿主間の移動の内容。

成長ステージ(宿主)
卵(鳥の糞)→幼虫(オカモノアラガイ)→成虫(鳥類)→卵(鳥の糞)…

こういう移動をしているはずだけど、鳥は多宿主性なのかな。

来年は、もうちょっとオカモノアラガイに寄生している個体を調べてみよう。

興味持ってくれる人も、ヘビほどではないものの
少しいるみたいだしね(笑)

もうグロついでに、


エゾアカガエル

この、エゾアカガエルの幼体も変なんです。

眼球欠損ですね。

どうも、カエルになってからの怪我というより
先天的か、幼生時に眼球に障害があったものかと思う。

カエルの奇形を検索すると、環境汚染原因で多足か?というものもあるけど、
寄生虫の刺激や、ヤゴに足を喰われたりして足が少なくなると思われる事例がある。

参考
北九州の3本足ツチガエルの例(ニュースサイトが消えてるので、カラパイアから引用)

ムラサキホコリ系

ここからは、もううちのブログではだいぶおなじみになってきた粘菌(変形菌)だよ。

このムラサキホコリはびっしり密生するタイプではないみたい。
ちゃんと調べて、粘菌の写真を整理したいんだよな。

ヒョウタンケホコリ?

キノコかなと思って見ていたけど、なんとなく粘菌も捨て切れない感じで、
ネットサーフィンしてたら、すごく似た感じのものがあった。

ヒョウタンケホコリかな。

極小ナメコってかんじ。


ウツボホコリ系?

ウツボホコリ系だと思うんだけど、
朝の喫茶店で出てくる湯で卵の入れ物(エッグスタンド)みたいな
構造があるので、ちょっと違うのかな。
上流で溺れて這い上がったのかなー。


ウツボホコリ系

これもウツボホコリ系だと思うのですが。
わだ色が出ていない若い子実体かな。

頭が2分しているものと、そうでないのとあるね。


タマツノホコリ

タマツノホコリの若いものかな。
こういう構造見ると、一瞬ヘビヌカホコリかと思って悶絶する。
ヘビヌカホコリに出会えるのはいつの日か?


マメホコリ

いつものマメホコリがあると、ちょっとホッととする。

今年はヘビより粘菌をたくさん見たかも知れないなー。
早春には、またアイルリホコリ探してみよう。

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