初両爬はオオサンショウウオから

年末年始に、皮膚炎、交通事故、インフルエンザと忙しい毎日を過ごしておりましたが、その間にもしっかりと活動しておりましたよ。皆さま、本年もよろしくお願い致します。

年末年始動けず、年賀状も出せない状態で、しかもプリンター不調で赤っぽい年賀状が届くかも知れませんが嫌がらせではありません…。

さて、年末年始は関東で久々にオナガに騒がれながら過ごし、年明けには広島に行って来ました。

広島の安佐動物公園で巳年の企画展としてヘビの写真展を開催してくれました!これは是非顔を出さねばならない!

会場でしばらく、来場者の方々とお話する傍ら、安佐動物公園ならではの施設を見学させて頂きました。その名も「オオサンショウウオ野外保護増殖施設」!日本で唯一、オオサンショウウオの繁殖を継続的に成功している施設です。

とても考えられている良い設備でした。

これは2012年に施設で孵化したオオサンショウウオの幼生。美味しそうです(食べちゃダメです)。

こちらは施設生まれ、施設育ちの個体。ちょっとメタボリック気味に育ってしまっているそうです。

年々、問題化してきている、チュウゴクオオサンショウウオです。広島では、まだ確認されていないそうですが、京都では昨年、衝撃的な調査結果が公表されていましたね。帰化定着と、日本産オオサンショウウオとのハイブリッド化が進み、日本産オオサンショウウオのオリジナリティが危険な状態になっています。

他にも爬虫類館を見せていただいたり、安佐動物公園の皆さまには大変お世話になりました。(写真はビルマニシキヘビの頭蓋骨と)

で、実は、広島に行くということで、中国地方近隣から数名が集まって、飲み会でもしようとなっていたのですが、私が下戸なので、食事会に。しかし、さらに会場でのノリで、夜間フィールドに変更されました…。個人的にはとても嬉しい変更です。

オオサンショウウオの調査関係の設備で「人工巣穴」というものがあり、そこを覗いて今年の初両爬となったのがオオサンショウウオ!

人工巣穴は渓流の横にトンネルがあり、そのトンネルの前に産室があります。そこには基本的に「ヌシ」が1個体入っています。これはオス個体で、年末年始のこの時期は生まれたばかりの幼生を守っているのだそうです。よく見ると上の写真にも上の方に幼生が写っていますね。実際の繁殖時にはこの巣穴に5個体ほどのオスが入ることもあるそうです。

目立たない目で、睨みをきかせて怒っているようです。この個体で80cmくらいあったのかな…。今年の初両爬が、思いがけずお手軽に見れて、嬉しかったのですが私はどちらかと言うとフィールドの方はマゾなので、河床をうろついている個体を探してみます。

しかし、さすがに1月初めはオオサンショウウオでも活動的とも言えない時期で、都合よく歩いているわけがないわけで…。思いがけず、今年の両爬第2号のツチガエルを発見し、(今思えば西日本産ツチガエル、もっとしっかり写真撮っとくんだった…)なかなかホットな気持ちで初フィールドできたのですよ。

そう、河床にこんなのもいたからね。

しかも、もう1個体。

ドライスーツと水中撮影可能装備が欲しかったー。

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急転直下

ブログを見ると、最近仕事っぽい報告しかしていない気がする。ちょっと書こうとは思っていたけど、なかなか外に出ていないのでネタがないのだよね。良くも悪くもネタができたのでここ1週間ほどの書いておこうと思います。

IMG_1944-2

円山動物園で、来年の巳年に向けたヘビのイベントが両爬館で始まっています。そちらを見に行って来ました。普段よく隠れているヤドクガエルが珍しくガラスにくっついて登ってました。

写真の展示もさせていただいていますが、一般から募っている「愛蛇」の写真もすこしずつ増えていますね!来年は干支熱が冷めないうちに、世の中で、いろいろヘビを取り上げて欲しいですね。

エゾサンショウウオは干支にはなれません。ものほしげにこちらを見ていました。

年内の学校の受け持ちの授業も終わり、学生さんの卒業研究発表会に行って来ました。

少し、ゆっくり目に出れたので、途中のオジロワシポイントで
少しオジロワシの写真を撮ってました。雪が結構降っていました。

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羽の欠損で個体が識別できたので、なんとなくわかったけどここにはオジロさん1羽しかいないみたいだ。

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すごい、カメラを気にして覗きこんできます。そしてすぐに飛び去ってしまう。トビとハシブトガラスは数百羽単位で群れ飛んでいました。これだけの個体数を支えられる何かが、ここにはあるようです。しばらく内陸部分を動いているだけなので、海側の方にも出てみたくなりました。

そして学生さんの発表会も無事に終わって、帰り道。恵庭から札幌市の定山渓は主に2ルート帰り道があります。1ルートは札幌市街地を抜けて行く道。それと、恵庭の山の中を超えて帰る道です。街は信号が多いのと、動物が皆無なので、いつも通り、山道の方から帰りました。

山道なので、ちょくちょくカーブがあるのですが、そのカーブの中の一つで、後輪が滑った感覚がありました。ここで足が反射的にブレーキを押してしまいました。あとはもう、車はおしりを振り始めて左真横に向いて。そのまま回転すれば助かったのかもしれないけどハンドルをいじったために右真横、左真横とぶれた挙句にカーブの雪山に衝突、回転しながら後ろを雪山に衝突、最後に跳ね返って対向車線の雪山に衝突でした。

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体はちょっと痛む程度ですみましたが、車は結構やられてしまって、右フレーム、前バンパー、マフラーが壊れてしまいました。

IMG_1952

山の中で、携帯電話の電波が届きにくくて往生しましたが、90分くらいでレッカーも来てくれて、なんとか今回は助かりました。ちなみに車の左側は谷底です。ガードロープと雪山がなかったら、いろいろもっとやばかったかもしれない。

修理の見積りが保険でおりる金額を超えそうなので、車のボディだけでなく気持ちも完全に凹んでしまいましたが、自業自得。安全運転がモットーで、気をつけて運転していたのですが、それでも気が緩んだのでしょう。高い授業料になりましたが、気を引き締めないといけないですね。ただただ、他の人を巻き込むことがなくてよかったと思っています。

レッカーが来てくれるまでの間、非常灯に気づいて声掛けして下さった6人のドライバーさんにも感謝です。

…ということで、車が2月近くまで代車になりますので、慣れない車では、あんまりたくさん運転したくはありません。ちょっとした呼び出しには応じないかもしれないので、ご容赦下さいね。

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美術館

昨日は増永さんとの対談の打ち合わせで北海道立近代美術館にお邪魔してきました。

A★MUSE★LAND☆TOMORROW 2013
サークル○オブ○アート
アートあつまる◎ココロあったまる

増永さんの作品も上記展示会で2012.11.22(木)―2013.1.20(日)の期間で展示されていますよ!

増永さんのとんぼ玉は直径約2.5cmととんぼ玉としてはやや大型の作品。だけど、2.5cmは実はとても小さい。その限られた世界の中に環境と生き物が生息しています。

一部だけ、紹介しますね。

アカクラゲの海。

バイカモの陰で(ナマズ)

これ以外にも多数の作品が展示されています。この小さな球形の世界を、是非見に行ってみて下さい。

また、他にも多数の作家さんの展示物があって、叩くなど体験できるものもあり、とても楽しかったです。

明日は、この増永さんと自分が何故つながっているのか、生き物、アートについて対談してきます。入場料は別ですが、聴講は無料なので、ご興味ある人はどうぞ、お越しくださいね。生き物話で収拾がつかないんじゃないかと少し心配(笑)

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サラマンダーの名前の由来

昨日はカエルヤ珈琲店にて、カフェトークをしてきました。いつも快く会場として使わせていただいているカエルヤ珈琲店さんと、ご来場くださった皆さまには大変感謝しております。

内容は今回もちょっと冒険してみたのですが、「カエルやヘビの名前・その由来や意味」ということで進めて行きました。改めて話を組み立ててみると、なかなか難しいもので、へぇ~って内容は盛り込めるんだけど、きっとそれだけだと不十分…ということで、ちょっと暴走要素も含めて作ってみました。

なにより、話が終わった後にたくさん質問いただいて嬉しかったです。その中で「サラマンダーって火の精霊を指したものだと思うんですが、なんでサンショウウオなどにサラマンダーって名前がついているんですか?」と、深い質問があり…

これ、たまたま最近、本を読んで知っていたのですが、クイズにしておきましょうか。

①真っ赤になる種類が多いから
②群がる様子が火の動きに似ているから
③サラマンダー(サンショウウオ)の仲間は、とても潜むのが好きな生き物なので、薪の積んであるところや木の皮の隙間に潜んでいます。その薪を暖炉で燃やすと、火の中からサラマンダーが出てくるではありませんか!

答えは…

③と言われています

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表彰状

ハープソンの各賞の賞状のデザインができたんだ。ほんと~う、にお世話になっています、Okadaさん。

授与される現物は、表彰状な内容に書き換えますよ!(笑)

ハープソンの報告書の作成で印刷の打ち合わせに行って来ました。ここんとこ、めまぐるしく仕事していて、休めていないので

表彰状
あなたはえらい!
あなたはえらい!
あなたはえらい!

が、タイムリーに嬉しかった。

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メールについてのお願い

メールアドレスはこちらです。

ご質問のメールを頂く事が多いのですが、返信に困ることがあるので、メール問い合わせについての4つのお願いです。特に3は多いので、注意をお願いします。

  1. お名前を名乗って下さい
  2. ヘビの種類を問い合わせる場合は、そのヘビを見た地域を教えて下さい(都道府県レベルでもいいので)
  3. 携帯電話からの問い合わせに多いのですが、受信拒否状態を解除して下さい(ドメインbaikada.comからのメールを受信するように設定して下さい)
    ※こちらから返信しても拒否により不達になるので、ご連絡ができません
  4. 返信に対して何らかのリアクションを下さい
    ※返信までに時間がかかることもありますが、一つ一つ調べて返信しています。返信で納得したのか、そうでないのかを知りたいです。

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第4次レッドリスト

第4次レッドリストが公表されましたね。

第4次レッドリストの公表について(お知らせ)

ニホンカワウソや九州のツキノワグマの絶滅へのランク変動などピックアップされておりますが、自分のところでは両爬についてメモを書いておきたいと思います。

今回のリストは上記リンクの別添資料7-3, 7-4, 8-3, 8-4でも見ることができますが、生物多様性情報システムからも一覧をダウンロードできます。別添資料の8-3, 8-4辺りをみると、第3次レッドリストからの変遷が一番わかり易いかもしれません。

おそらくこの発表に絡んで、日本爬虫両棲類学会の標準和名一覧のページも8月27日付で新リスト案に差し替えられています。両爬は、残念ながらランクが上がったものがふえ、ランクが下がったものはいませんでした。

また、ここ数年での分類の進みによって、1種だったものが2種に増えたものもたくさんあって(例:ブチサンショウウオ→ブチサンショウウオ、コガタブチサンショウウオ)レッドリスト掲載種数としては結構数が増えた状態になりました。

また分類群ではアカガエル属の別属への分化した種などもあります。(ハナサキ系やオットン系など)学名が変わっている両爬も結構いるので、注意が必要ですね。

北海道ではトノサマガエル(移入)の増加が懸念される一方で、新レッドリストでは本来の生息地ではLP(軽度懸念)に入ってきたりと複雑ですね。

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160枚のスライドを70分でお話してきました

昨日は円山動物園で、講演会をしてきました。秋の仔ヘビたちについて、どういうのがいて、どんなものが見れるのか。そしてハープソンについて、私のハープソン1週間をお話しました。

ハープソンの方の中には、アニメーション的に連続送りした20枚ほどを含みますが、全体的にはスライド数が多かったので、少々忙しい感じになってしまったでしょうか?寝不足の妙なテンションのなかでの、お話にお付き合いいただきありがとうございました。

講演の後は、ヘビのふれあい体験。さすがの人気!

今回は実はシロマダラの赤ちゃんも会場に来ていましたよ。

いらっしゃった方々、動物園スタッフの皆さま、ふれあい体験にやってきた蛇たち。みんなお疲れ様でした!

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生態系ピラミッド・アマガエルバージョンの話をしてきました

札幌市の滝野すずらん丘陵公園で講演及びフィールドで、両爬・昆虫採集をしてきました。参加者の方々が、とても楽しそうで、こちらもとても暖かい気持ちになりました。

今回は両生類や爬虫類の、その他の動物との関わりについて生態系ピラミッドを使ってお話してきました。

生態系ピラミッドの簡単な当てはめ問題、その答え合わせ、滝野に住んでいる両生類や爬虫類の他の生き物との「食う⇔食われる」の関係、生態系のバランスなどについてささっと説明させてもらいフィールドでみんなが捕まえた生き物がアマガエルにとって、どういう位置の動物か?という話などをしました。

私の不手際で、主催者さんにも負担をお掛けしてしまったのですが、なにより、参加してくれた方々が、楽しそうでよかったです。

講義で紹介できなかったんですが、生態系のバランスについて、面白いサイトがあったので紹介しておきます。生態系ピラミッドのシミュレーション(しっぽのとこ)ピラミッドの一部をクリックしたままマウスを左右に動かすと面白いです。

久しぶりにテンパりましたが、皆さんのお陰で、私も楽しいイベントになりました。

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