サイタサイタ

爆弾低気圧来襲にて、札幌も吹雪いています。来襲自体は終わってて、通過したのだけれど、低気圧通過後に大陸の冷たい空気が吹き込んでの吹雪ですね。

「台風並みの…」という表現を聞きますが、
視界を奪われる点や、低気圧を構成する空気の温度差が大きいぶん、
爆弾低気圧のほうが面倒くさい存在だと思います。
特に北日本にとってはね。

今年の雪解けの遅れ、どれくらいになるだろうなー。
あっさり解け去るかもしれないけど…。

先日、散歩に行って、拾ってきたエゾヤマザクラの折れた枝です。
ペットボトルに挿しておいたら、今日一輪が満開になりました。
外は吹雪。

野外のサクラは早い種類であと半月くらいかな。

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散歩、時々サボり

散歩行ける日は出ていますが、今日みたいにどーしても出られない日もあります。

お天気悪くないのになー。

お仕事で、新しいものの受け入れを一時ストップしてしまっていますが、
今まで準備したもの、進んでいるものがポツポツと実ってもいます。

雰囲気も若干春めきはじめていて、
エゾアカガエルの声を聞きにいけるのを楽しみにしています。

下記は、先日のお散歩の1シーンから。

エゾヤマザクラの冬芽です。
だいぶ膨らんできているようにも思います。

知人の虫屋さんに、
せっかく散歩に行くなら、並木のエゾヤマザクラで
ミドリシジミ系の卵を探してみては?
とアイデア頂いていました。

樹木の選別は苦手なのですが、
サクラ系ならかろうじて分かる…ような気がする。

さて、卵は探しては見たものの、
10分程度の軽いのぞき見では見れませんでした。
運が良ければ見れるのかもしれないですけどね。

除雪機が通過した後だったので、
枝が一部折れてしまっているものがありました。

その枝にも卵はついていなかったけど
なんかもったいなかったので、部屋に持ってきて
ペットボトルに活けました。

どうなるかな。

家の帰ってきたらこんなものが歩いてて驚いた。
ハサミムシSP.

種類も成幼もわからないけど、
サクラ探し中にくっついてきてしまったかな…。

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Android端末で講演は出来るのか?

※2012年の記事だから、古い情報ですよ!

先日の円山動物園の講演の前に、講演や授業で使いたいと思って入手したAndroid端末で
プレゼンテーションを試してみました。

結果からすると十分できそう。
上の写真みたいに、付属していたソフトを使えば
スライドにも落書き状に書き込みができるのでなかなか良いです。

ただし動画は、いったんプレゼンテーションを止めて
別ソフトで動画を動かさないとダメそうです。

いろいろ調べていたんですが、
タブレット端末の画面をPC画面経由でプロジェクターに映しだすのは
ググるとかなり出てくるんですが、
ノートパソコンを持ち歩きたくないのが第一条件で、
手軽にスライド送りができることなどにも期待していたので
及第点です。

ただし、多くの古めのプロジェクターにはすんなり接続できません。
プロジェクター側は最近のものはHDMI接続も可能になってきていますが、
VGA接続(アナログ)のみのものが多いです。

対してタブレットの場合はHDMIやUSBによるデジタル出力がほとんど。
iPadの場合は専用のコネクターでVGA変換して接続できるようです。
(ただし今のところ調べる限りではiPadではパワポファイルを
pdfに変換して電子書籍のようにスライドショーをする形を取ることになるようです)

Androidの場合はちょっとした変換器が必要で、
入手した変換器では、
HDMI(デジタル:画像+音声)→VGA(アナログ)+オーディオ出力
に変換してくれます。
装備的に少しかさばりますが、ノートよりは軽いです。

プロジェクターがHDMI入力に対応していれば、
ケーブルで繋ぐだけで出来るのですけれどもね。

今後も解像度の問題やいろいろあると思うんですが
現状十分使えるので、良かったです。

接続状態
Iconia tab A100(タブレット端末)

HD VIDEO PROCESSING (変換器)

プロジェクター

もともとこの変換器はデジタル出力のTVやゲームを
アナログディスプレイやプロジェクターに使うもののようです。

これで無線化できれば最高ですけどね!

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生物多様性は難しい

I gave a lecture about reptiles & Amphibians at Maruyama Zoo in Sapporo city.

札幌市円山動物園で、北海道の両生類爬虫類から見た生物多様性のお話をしてきました。

あいにくの雪の中、幅広い年齢層の方々が聞きに来て下さいました。

「生物多様性」という言葉を説明するのはとても難しいので、
北海道の両生類や爬虫類から環境や生態系を覗き見る感じで
お話しして行きました。

みなさんの様子を見ながら、雑談を入れつつ話していましたが
序盤かなりテンポが良くなかったかもなあ、と反省しています。

終盤にようやく調子づいてきたところで、
雑談で話し始めたカエルツボカビの多様性を
かなり熱く語ってしまいました。

今までの講演の中で、一番「学習的なイメージ」で作った講演会でした。

決定的な結論の出しにくい内容にチャレンジしたので、
反応を心配したのですが、講演後にたくさん質問いただけて嬉しかったです。
嬉しかったので、質問に応えるのが一番一生懸命だったかもしれませんね!(笑)

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散歩

新規のお仕事の引受けをお休みすることにして、ご心配かけてしまった方もおられたので、申し訳ありません。

簡単に状況を説明しますと、今、体調が悪いのは精神的不調ではなくて体中が痛いのと、吐き気です。

もともとの精神の不調から来てるものではあるんですが、解決目指して、投薬メニューを変えています。

苦しい症状はだいぶん楽になって来ましたが、
投薬メニューの変更に体がまだ馴染んでいなくて
寝れなかったり、かと思ったら突然寝てたり、
物事をすっかり忘れていたりと、集中力に欠けるので、
新たなお仕事引き受けるのも、心配だったので休止して、
今進行している仕事に全力投球しておこうという選択です。

たぶんメニューには馴染んでいくと思うので
またちゃんとしっかり出来るようになったら、
休止状態を解除しますね!

不調の時はろくな事を書かない傾向にあるので、
お仕事関係以外のことについては
blogもtwitterなども、おやすみ傾向になってます。

寝てばっかりというわけにも行かないので、
ペースづくりのために、散歩してます。(ほんの短い距離だけど)

散歩してると痛みもすこしずつ楽になっているので
出来る日は歩こうかなと。

カメラはコンデジくらい持ってスナップして歩いています。

3.13

ゆきどけ進んでるとは言え、雪と葉のない樹木の間を抜けると
定山渓温泉の足湯場に

ふきのとう!
まだ、たぶん、だいぶ早いですよ~。

クマムシの話をこの間聞いたので、
道路のコケに目が行く。

コケを見てると

コケじゃなさそうだし、変形菌でもなさそうだ。
わからんものだらけだった。

3.14

雪だらけに見えても、だいぶ川の水量が増えている。


今日は温泉街でなくて、山際の方に歩いていった

これねー。
早春名物、雪上のカワゲラ類。

いつもとにかくひたすら歩いてるけど
どこに行くのかな。


羽が生えてるのもいたけど、
この個体は内股でただひたすら歩いていました。


つららは、とけてる時がきれいだよね。

3.15

晴れてるうちに、と出かけたんだけど
温泉街に付く頃には

結構強い吹雪になりました。

定山渓のカッパも寒いようです。
カッパは爬虫類なのかな?


タオル持ってたら、
足湯に足入れても良かったんだけどな

3.16

食料の買い出しで街へ。
去年、エゾアカガエルの冬眠を調べてた場所に寄ってみました


湿原も雪の下。

いつも産卵いっぱいしてる池は

雪の80cmくらい下でした。
掘るのも、すぐ力尽きたよ。

近くの小川は雪庇になって隠れてたけど、
流れが顔を出し始めたね。

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やっと見れそう(エゾサンショウウオの文献)

今、生物多様性のスライドを作っていてですね…調べものしてて、ちょっとテンション上がることがあったので逃避も兼ねてブログ書いています。

とにかく生物多様性は説明しきれないので、
多様性の一部として遺伝的多様性で
エゾアカガエルをモデルにした話を作ってるんですが、
今まで目に触れてなかった面白いもの見つけました。

エゾサンショウウオの表現型可塑性-そのしなやかな生存戦略

エゾサンショウウオは生息環境によって
頭でっかちになったりならなかったりするという話なんですが
個体群でも差が有りそうなこととか
環境の差も、血縁など面白いこと書いてあります。

これだけでも面白かったんですが、
個人的にテンション上がったのは

Sasaki, M. and H. Nakamura. 1937. Relation of endocrine system to neoteny and skin pigmentation in a salamander, Hynobius lichenatus Boulder. Annot Zool Japon 16:81–97.

これがわかったこと。

エゾサンショウウオのネオテニーの原著です。
これ、どこかで手に入れたい!

可塑性の文章のほうでも触れられていますが、
やっぱりネオテニーは「永久ネオテニー」ではなかったらしく
飼育したら上陸が起こったそうです。

でもし、環境が整えば永久ではないにしても
ネオテニーするんだよね!

ネオテニーを証明するには
幼生状態での産卵行動を確認することか、
解剖で卵巣の発達などを見ると思うんだけど
このあたりをどうやって調べたのか
すごく気になっていたので、分かりそうなのが嬉しい。

それと、冷蔵庫飼育でネオテニー確認も
10年以上かかっても出来るかもしれないと思うとワクワクするね。
(上陸しない理由が冷水だけが原因とは限らないけれど)

でも、飼育苦手だから自分には無理だろうな~

爬虫両棲類学会のみの視野だと、
エゾサンショウウオやエゾアカガエルの表現型可塑性の論文も
目に触れないんだよね。(生態学会に発表されてました)
うまく集約する方法ないかなぁ。

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「クマムシカフェ」聞いて来ました

3月2日に、クマムシの研究者の堀川さんが札幌で講演すると聞いて飛びついて来ました。

自分にとってクマムシというのは全くの未知の生物で、
世の中では「最強生物」とも謳われるもの。

実際自分の周りにも住んでいるはずなのに見たことがない、
しかしちょっと頑張れば見えそうな…
そんな生き物で興味を持っていた。

実にクマムシ愛あふれる話で、2時間クマムシ漬けでもあっという間でした。

内容をあまりたくさん書くと、これからお話聞く方々の楽しみも奪いかねないので
(今後も東京等で講演続くそうです)
自分が特に感心した点を書くと、

ヨコヅナクマムシはかなりご近所に住んでいる!
やっぱりクマムシ強かった(放射線、低温、乾燥への耐性)
しかしクマムシ弱かった(簡単に潰れて死んじゃう、飼育厳しい)
クマムシの食性(種類によって傾向が違う)
クマムシの捕食(かなり想像外でした)

でした。
クマムシほんとうに面白いし、
それを楽しそうに紹介する堀川さんにも微笑ましい物を感じました。

やっぱり好きなものを紹介するときは、
演者も楽しく話すのがいいよね!と
自分にも当てはめて考えてしまうのでした

そ、そういえば、頂いた絵葉書にサインしてもらえば良かったよ…

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野鳥お勉強会でお話ししてきました

I gave a talk about the reptiles and amphibians at Odori in Sapporo.

野鳥お勉強会にて、フィールドで出会う両生類と爬虫類のお話をしてきました。

飲食を兼ねたゆるいイベントで、リラックスした状態で話せました。
飲み屋さんでの開催だったので、聞いてくれる方々との距離が近く、
話している途中でも質問飛び交う感じで進んでいきました。

内容は、ほんの少しだけ鳥と爬虫類、両生類の関係についてお話しして
あとはフィールドに出た時に、興味を持ってこれらの生き物も見てもらえるよう
各種類について、ざーっとやってきました。

リハーサルは自宅で1人でするので、
持ち時間の90分にほぼジャストでいけたんですが、
独りでやるとテンション上がらない。
だいじょうぶかなーと思って、変なおまけも用意したんですが
やっぱり会場では人の目を見て話すので、
テンション保てて、おまけ使う必要はありませんでしたね。
(むしろ時間押してしまった)

大きな反省点はスライドをUSBメモリで持って行ったんですが、
一部の動画を資料作成にちょっと楽をしてflv形式にしてしまったんですね。
少しこなれたメディアプレイヤーがないと、再生できないので、
もっと汎用的なwmv形式やavi形式にしておくべきでした。
(今考えるとInternet Exproler使えば再生できたような気がする…)

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New Year, 2012

Have a nice year, 2012.


(珍しく画像クリックで画像が拡大します)

2012年は、とてもいい年であることを願います.

年末から体調のすぐれない日が多く、
メール返信をはじめ、更新なども滞っております。

2012も出来ることからやっていきましょう。

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