個人総括(Herpthon 2012 Hokkaido)

Herpthon 2012 Hokkaidoに参加した皆さん、お疲れ様でした。

成績はどうだったでしょうか?

私の記録は、主催の最大限のパフォーマンスなので各賞にはエントリしないのですが、16エリアを調べて14種(+1亜種)でした。

ばいかだ結果申請票(PDF)

記入のしかたの1例として参考にしてみて下さい。

道北北部のコモチカナヘビ、釧路湿原のキタサンショウウオ、道南のウシガエル、どこにいるかわからんシロマダラ、あたりは最初から諦めていたのですが、伏兵クサガメが公園めぐりでは、確実にわかる個体が見つからなかったです。(移入種なのでウシとクサは見れないほうがいいのですが!)

今回は個人的に3つのテーマを持ってやってみていました。

①より多くの種類を記録すること
これは目標10種にしていたのですが、運良く、ヘビが4種確認できたのと、最終日に無茶して外来カエルを2種確認したので、目標を上回ることができました。

②自分の住まいの定山渓エリアでたくさん調べること
これも、結構健闘できたかも。(10種)地区の範囲をよく把握しておきました。この地区内で今までの記録があって見れなかったのはシロマダラだけ。シロマダラをもし見てたら、今頃生きていないかもしれません。

③外来カエルの分布地の把握
これは今までの情報と経験を使って、第1回のハープソンに華を添えとこうという形で頑張りました。出来上がるマップににボリュームがあったほうがいいでしょうし…。ツチガエル、アズマヒキガエルの新確認地を記録できました。これからもっと周知していかなくちゃいけないことなので、周知に役立つマップにしたいですね。

時間切れでアウト(1時間オーバー)だったのですが、トノサマガエルの新確認地も見つかりました。こちらはもったいないので、北海道爬虫両棲類研究会の会誌に、投稿しておこうと思います。

残念ながら、上記3種はまだ拡大を広げている、もしくは調べれば別の移入先も見つかるという感じがしました。

終えてみて思ったのですが、ただ1種のみを追い続けるハープソンも面白かったかもしれません。ニホンアマガエルを20エリアで出す!とかね。

まずは体を休めて、皆さんの記録の報告をお待ちしています!初年度なので、マップはまだまだ完成とは行かないと思いますが、少しでも見やすくて参考にできるものにしたいと思います。

エリアの範囲がわからない、とか写真は撮ったか、なんの種類かわからない、などの問い合わせは気楽に訊いて下さい。

連絡先はこちらです

また、提出して頂いた記録の中に確認、修正が必要な場合は上記連絡先の事務局からメールやお手紙が行く事がありますので、ご了知おき下さいね。

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ハープソンの勉強会をしてきました

先日、滝川市でハープソンの説明も兼ねて
両棲類爬虫類の話をさせていただく機会を持ったのですが、その資料を活かして札幌でも何かできないかと、直前になって思い立ちました。

ハープソン直前勉強会 in カエルヤ珈琲店

時間が迫っているにもかかわらず、
快く会場をお貸しいただいたカエルヤ珈琲店さまと、
直前の告知にもかかわらず熱心にお話聞いて下さった
参加者の皆様、大変有難うございました。

講演というより座学といった感じで
前半はハープソンについてと札幌周辺の両爬の軽い説明、
後半は写真をたくさん使って、今の時期に見れそうなもの、
状態(上陸したてのカエルなど)を見てもらいました!

うっかり状況写真を撮り忘れてしまいましたが、
こちら↓に写真ありました~!

熱心な参加者たちであった。:週間カエルヤ珈琲店 店主のたわごと

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マャッキ!

相も変わらず、よく発生しているマイマイガの幼虫。過去の写真から引っ張ってみる。

目に注目(目じゃないけど…)してみれば、意外と人間的感覚で「可愛い」タイプの毛虫に入らないか?と、よく思ったりした。

やはりそれの魅力を減点させているのが落ち武者ヘアーなのではないだろうか。ほら、これが一般的に可愛いと言われるやつ。ラフ書き。

こいつの体を黒くして、ちょっと斑点つけて、顔に毛を生やせばマャッキ!の出来上がりだ。

ほらほら、こうして見たら、微妙にアリじゃないですか?

…と思ったんだけどさ。なんかダメだ。どこか受け入れられない。

これは可愛い方の顔面。

で、

これが、ややリアルなマャッキ!の顔面。おわかりいただけるだろうか?そう、可愛い路線ではなくて、

むしろこっち路線なのだ。

行け!メロングマイマイガー!たたかえ!メロングマイマイガー!

よいこのみんなは、ちゃんと夜に寝ないと、こんなふうにまともな記事がかけなくなっちゃうぞー。

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ベランダ・ワンダーランド

ここんとこ、外に出て忙しいか、家の中でこもっているかの生活で、家にいる時も「日に当たらんといかん!」と思いベランダの掃除をしたりしてました。

ふと、ストーブの排気管をみると、
おしりがデップリ大きくなった、小さなクモが。

ゴケグモ系だったらやだなー、と思いつつ、とりあえず容器に入れておいて
ネットで検索してみる。

…わからん。

けど、いわゆるメジャーどころのゴケグモでは無さそうだ。

けっこう、Steatoda属のクモ(ゴケグモのような強い毒はない)に
似てるなあと思ってみていたけど、これ以上は分からないや。

とりあえず、北海道ではまだ、ゴケグモの記録はないみたいだし、
放免してあげよう。

掃除していると出てくるのが大量のスコットカメムシと十字系のサシガメ、
ナミテントウの死骸。越冬に失敗したやつ。

これはもう、しかたないね。

そんな中、鳥の卵発見。
巣はなかったから、カラスにでも運ばれてきたか?

住んでるマンションは空き部屋があるので、
頻繁にハクセキレイが上の階のほうでちょろちょろしている。
だからハクセキレイの卵かもしれない…。

と思ったけど、これも画像で検索してみると
ハクセキレイはウズラの卵のように斑が入るのが普通みたい。

サイズはちょうどいい大きさだと思ったんだけど。
斑がとても少ないね。
これもハクセキレイの卵の範囲内なのかな。

なんと、中身が残っていました。
この状態で乾燥しています!!

この卵を持ってきたヌシは、
いったい何をしたかったんだろうか…。

 

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滝川市で語って来ました

滝川市での講演、参加者も熱心に聞いてくださって、とても有難かったです。

今回はこの夏に行われる、「ハープソン」についてお話してきたのですが、ハープソンの仕組みもよく話したいし、また、ハープソンに参加してもらうには身近な爬虫類や両生類の紹介は必須で、その内容の割合調整が難しく…。

結局、全部話してしまったので、60分枠が85分にも及んでしまって、来聴者さん、主催者さんに申し訳なかった部分もありました。聞きに来て下さった方は熱心に質問などもいただき、こちらは良い感じの完全燃焼でした。

講演の前には「FM G’ Sky(FMなかそらち)」の取材もしていただき、中空知地区で両生類や爬虫類に興味を持った人が少しでも増えていたらいいなーと思いました。

よく晴れて、行き帰りの車内は灼熱。最近はアイスラテなども飲むようになりました。(普段は暑くても温かいコーヒー)

たきかわ環境フォーラムの、今回の講演のまとめはこちら

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野幌で子供に紛れてオタマジャクシすくってきました

江別市野幌でのフィールド講演、参加者も多く、お天気も比較的よく、楽しんでもらえた方も多かったのではと思います。
今回も、来て下さってありがとうございました。

天気予報では風が強めに出ていたけど、それほど強くもなく、
日がさすと暑いくらいの気温になりました。

エゾアカガエルのオタマジャクシは、大体がフルサイズになっていました。
一部、産卵が遅れたものが小さめのものがいました。

参加してくれた子供たちがどんどんすくって
(最終的には戻しました)
100円ショップのシュガーポットに入れたりして
横から下から観察しました。

エゾサンショウウオは、まだ小さく、
一部がようやく前肢が生えたくらいの成長段階でした。
未孵化のものもまだいました。

ツチガエルも産卵が始まってましたね。
ほんの少しだけでしたが。
驚いたことに、もう孵化したと思われるツチガエルの
オタマジャクシもいました(見た目がほとんど胚なのですが…)

アマガエルも少しだけ鳴いていました。

ツチガエル成体を取り逃し、参加者に見てもらえないという
微妙な失敗もしましたが、トラブルもなく、
表情を見る限り、楽しんでいただけているように感じました。

エゾハルゼミも今年の初見ですね。

水生昆虫や他の生き物もいろいろ出て、
ガムシ、マツモムシ、アメンボsp、オオコオイムシ(たぶん)、
ヨコエビ系、ケンミジンコ類、ヒル(オタマにつく)、
ヒラマキミズマイマイ系、モノアラ系、オカモノアラガイ
あたりが見ることが出来ました。

今回も派手に水没する子もなく、一安心。
自然ウォッチングセンターのスタッフの皆さん、お疲れ様でした!

野外の短い時間のレクチャーでは、こんなフリップ作って、
エゾアカガエルとエゾサンショウウオの幼生の説明を簡単にしてきました。

どんどん溜まってしまうamazonダンボールも、
フリップパネルとして役に立ちましたね!

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石狩でシロマダラ語って来ました

北海道自然史研究会の発表会で、石狩市民図書館で、昨年石狩で捕まったシロマダラについて
報告をしてきました。

15分の報告、ちょっと卒論発表会など思い出して
緊張してしまったようです(汗)

ひっきりなしにトイレに…。

講演と発表報告はやっぱ違いますねー。

内容は、
シロマダラとは?
北海道のシロマダラは?
石狩の伝承のへびについて
捕獲されたシロマダラの捕獲状況
石狩のシロマダラの産卵孵化
捕獲された、孵化したシロマダラの形態について
でした。

詰め込み過ぎました(苦笑)
それぞれのテーマで15分ずつ喋れそうです。

忙しながらの口調になってしまいましたが、
ご清聴、ご質問ありがとうございました。

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滝野でサンショウウオの卵見てきました

今回のフィールド講演、たくさんの親子(おじいちゃん)連れで来て下さってありがとうございました。

天気が荒天の予報でしたが、
フィールド中に雨粒が落ちてくることもなく、
フィールドが終わると大雨になったようです。

外歩きの時に雨が降ってなくて、よかったよかった。

エゾサンショウウオの卵嚢の観察をする前に、
ちょっと「さわりかた」や、
エゾサンショウウオとエゾアカガエルについて、レクチャー。

そして森では、エゾアカガエルやエゾサンショウウオの卵などを
観察しました。

他に観察をしていた家族連れさんにも、
見つけた生き物を見せもらったりして
いろんな水の生き物を観察できました。

両生類:エゾサンショウウオ(卵嚢)、エゾアカガエル(卵、幼生、成体)、ツチガエル(幼生、成体)
魚類:ドジョウ(フク、エゾホトケ?)
昆虫:コオイムシ系、トンボ2種のヤゴ、マツモムシ、イトトンボのヤゴ
貝類:モノアラガイ類?、カワニナ?

一人くらいは田んぼにハマるのではと思っていたけど、
皆無事、生還しました(笑)

これから現れる
カエルとサンショウウオの幼生(オタマジャクシ)のレクチャーのあと、
解散となりました。

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かでる2.7で講演してきました

今回の講演も、たくさんの方が聞きに来てくださって大変嬉しかったです。

とても和やかな雰囲気に支えられて、のびのびとお話させて頂きました。
のびのび過ぎて、時間がちょっと押してしまい、
質問時間が短くなってしまったのが、大きな反省です。

難易度の高い質問もいくつかでて、
経験則から「1例として」答えられるものもあったんですが、
全くわからないものもあって「わかんないなー」という返答もしてしまいました。
わからないことを、無理やり答えても誰の得にもならないので、
わからないときはわからないと言ってしまうポリシーなので、ごめんなさい。

きっと質問してくれた方も調べていくと思いますが、
自分も興味が湧いたので、気にしていてわかったら答えようと思います。

ちなみに質問は

Q.シマヘビの目は、どうして赤いの?

アルビノではないし、オオタカのように雌雄で虹彩の色が違ったり、
種によってはオオコノハズクとかも目が赤かったと思う。
で、虹彩に色があることについては、何らかの理由があるはずなんだけど、
わかりませんでした。(いまのところ、調べててもよくわからない…)

毒のある警戒色、でもなさそうだし
擬態に使うにしてはやたらと目だけ目立ってる気もする。

しかも、シマヘビがカラス化すると、この赤い目を捨ててしまうのも
面白いところなのかもしれないです。

この日の講演の様子を、
北海道新聞2012年4月16日道央圏版朝刊に記事を載せて頂きました。
ネット版(リンク切れ)にも出ていました。

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ラテアートの道①

先日、やらなきゃいけないことがあるのに、Amazon先生からお届け物があった。

ミルクジャグ。

えーと、いつ頼んだっけ…。
数カ月前に、Amazon先生で安売りしてるの見つけて、
折よくAmazonポイントを持っていたので、1000円で注文したんだった。

それが「在庫あり」だったのに、注文後
「やっぱ在庫ないわー、いつ入荷するかわかんないから、キャンセルするならしていいよー」
ってメール来て、なんかせっかく1000円だったのに…って
放っておいたやつ、入荷したんだね。

で、この忙しい時に、ジャスト・ミラクルなタイミングで届きました。
逃避がはかどります…。

よく行く喫茶店のStandard Cafeのマスターさんは、
ラテアートの第一人者。
ラテアートにもいろいろあって、
スティックやパウダーで絵を書いていくのもあるんだけど、
マスターさんはフリーポアのすごい人です。

フリーポアはミルクジャグだけを使って絵を書いていくんです。

参考動画(Standardさんではないけど…)

コーヒーは飲むのは好きだけど、淹れるのはもっと好きだ。
(ただし洗い物は嫌いだ!)

数少ない趣味的なものなんだけど、
いずれ少しラテアート書けるようになりたいなーと思っています。

で、今日はその第1回目。

エスプレッソマシンは中古の安物だけど、
ちゃんと味はエスプレッソで出る。頑張ればラテアート出来るはずだ!

手挽きのミルで、一番細かく豆を挽いて
絵の書きやすそうな、口の広い味噌汁のおわんで初挑戦でした。

犯罪時の心理テストに使われそうなアートですね。
およそアートと呼べるようなシロモノではありません(笑)

でも、エスプレッソのクレマ(茶色の泡)と
ミルクの泡のコントラストはつきました。

これだけで満足だよ…パトラッシュ。

(②以降に続く…かもしれない)

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