かんガエル2024年4月のまとめ

2024年3月時点のアズマヒキガエル累計

★南区北ノ沢
成体0(オス0メス0不明0)、卵紐0L、幼生0、幼体0
※アライグマ捕食痕0

●清田区有明・真栄、北広島市仁別
成体0(オス0メス0不明0)、卵紐0L、幼生0、幼体0
※アライグマ捕食痕0

▲その他
成体0(オス0雌雄不明0)、幼生0、幼体0

4/13
罠を設置しました
★南区北ノ沢繁殖池付近
アズマヒキガエル成体1(オス1)

4/15
★南区北ノ沢繁殖池付近
アズマヒキガエル大のカエル1が路上を逃げて行った
(大きさは判断材料として重要なので、成体ヒキガエル雌雄不明1としてカウントします)

2024年4月時点のアズマヒキガエル累計

★南区北ノ沢
成体2(オス1メス0不明1)、卵紐0L、幼生0、幼体0
※アライグマ捕食痕0

●清田区有明・真栄、北広島市仁別
成体0(オス0メス0不明0)、卵紐0L、幼生0、幼体0
※アライグマ捕食痕0

▲その他
成体0(オス0雌雄不明0)、幼生0、幼体0

参考 : 「かんガエル」に関するまとめのページ

Baikada’s main website

ハンディ図鑑についての記述への補足

両生類誌36号に掲載された報文で、「増補新版 北海道爬虫類・両生類ハンディ図鑑」の内容についての記述がありましたので、著者として根拠を補足しておきます。

アズマヒキガエルは本州に広く分布しているので、当然本州のカエルやサンショウウオも「毒オタマジャクシ」の影響を受けるに違いない。この疑問については「北海道爬虫類・両生類ハンディ図鑑」(徳田,2022)に興味深い記述がある。北海道の在来種はアズマヒキガエルの幼生の毒によって死ぬが、本州のカエルやサンショウウオの幼生は毒に対する耐性があるので「毒オタマジャクシ」を食べても死なないというのだ。少々話がうますぎるのではないか、と思えないこともないが、日本の自然は意外に単純で、都合よくできているということか。

東城庸介.2024.北海道におけるアズマヒキガエルの大規模な駆除について思うこと.両生類誌36.7-13.
引用は11ページから

増補新版の北海道爬虫類・両生類ハンディ図鑑に記述のある部分の根拠はまず、こちらの論文から。

Foraging traits of native predators determine their vulnerability to a toxic alien prey
Evangelia Kazila, Osamu Kishida

この論文では、北海道の国内外来種であるアズマヒキガエルが在来の両生類(エゾアカガエルとエゾサンショウウオの幼生)に与える影響を調べています。実験の結果から、アズマヒキガエル幼生が在来種(エゾアカガエルとエゾサンショウウオ)の幼生に捕食されると、毒性により捕食した在来種を高い確率で中毒死させることが確かめられています。またエゾアカガエルは毒耐性が低く、さらにヒキガエル幼生を複数の個体で分け合って餌としたり,中毒死した在来種の死骸を食べても中毒死してしまうことがわかってきました。これにより,エゾサンショウウオ幼生よりもエゾアカガエル幼生の方がアズマヒキガエルの影響を強く受けることが示唆されています。

一方、こちらの研究では、

Comparison of susceptibility to a toxic alien toad (Bufo japonicus formosus) between predators in its native and invaded ranges
Narumi Oyake, Nayuta Sasaki, Aya Yamaguchi, Hiroyuki Fujita, Masataka Tagami, Koki Ikeya, Masaki Takagi, Makoto Kobayashi, Harue Abe, Osamu Kishida

ヒキガエルの幼生を食べた後のエゾアカガエルの死亡率はすべての個体群でほぼ100%であり、エゾサンショウウオの死亡率は個体群によって14~90%だった。一方、ヤマアカガエルとクロサンショウウオの死亡率は個体群に関係なくほぼ0%であった。

となっています。

また、
木村和未・木村幸子・徳田龍弘.2021.トウホクサンショウウオ幼生がアズマヒキガエル幼生を捕食することで起こる影響について.北海道爬虫両棲類研究報告008.8-10.

では、アズマヒキガエルの幼生をトウホクサンショウウオの幼生に給餌したが、毒によるトウホクサンショウウオの斃死は確認されていない。

この辺りを根拠として、図鑑に以下の記述をしております。

増補新版 北海道爬虫類・両棲類ハンディ図鑑
P93、アズマヒキガエル、【毒】より

幼生や卵の一部にも毒があり、これらをかじった在来種のエゾアカガエルやエゾサンショウウオの幼生が死亡する。そして毒によって死んだエゾアカガエルやエゾサンショウウオの幼生の死骸を食べるとその幼生も死亡するという、負の連鎖が起こることがある。アズマヒキガエルが在来である地域(道外)に住むヤマアカガエル、クロサンショウウオやトウホクサンショウウオでは耐性があり、食べても死亡しないことことが 分かってきている。

文字数が多くなるため、図鑑自体には具体的な引用ができておりませんが、記述につきましては、論拠は以上のようなものとなっておりますことを補足致します。

かんガエル2023年の活動記録

2023.3 かんガエル2023年3月のまとめ
2023.4 かんガエル2023年4月のまとめ
2023.5 かんガエル2023年5月のまとめ
2023.6 かんガエル2023年6月のまとめ
2023.7 かんガエル2023年7月のまとめ
2023.8 かんガエル2023年8月のまとめ
2023.9 かんガエル2023年9月のまとめ
2023.10 かんガエル2023年10月のまとめ
2023.11 かんガエル2023年11月のまとめ

かんガエル・まとめページ

滴下(ナナホシテントウ)

2017、北海道札幌市南区

庭でかぼちゃを作ってた頃。飛んできたナナホシテントウの写真を何気なく撮った。時は流れ2024年、写真の整理をしていたところ、この写真が目にとまった。

ナナホシテントウだけど…。星同士がくっついてるな。しかも星の辺縁がギザギザになってて、水滴を滴下した時のような模様になってる。なんだか投げやり感が漂う斑紋のつき方。

これで気になって、改めてナナホシテントウやナミテントウの星を、画像検索とかしてみた。脳内イメージでは斑紋の辺縁ははっきりとした境界になっていたんだけど、実はそんなことないのね。にじんだような境界なんだねー。

いつも、ぼんやり観察してたんだなー。

なんだこれ(エビジャコ)

2016、北海道石狩市

釣りしてたら、釣れた。針は刺さってなさそうだったけど、しがみついてたんかな。変なエビだなと思ってリリースしようかとも思ったけど、知識欲をくすぐられて、持って帰って調べてみた。

正体判明まで相当時間がかかったけど、どうやらエビジャコというものらしい。ぼうずコンニャク先生でも、あんまり情報がない…。

毒はないようなので、ばあちゃんが食べてみると。揚げて食べたらすごく旨かったらしい。なるほどなるほど(私は甲殻類は食べられない)

アムールエビジャコだと、多少流通するみたいだ。

Blogずっと真面目に書いてないな…。という事で、この記事を書いてみました

かんガエル2023年11月のまとめ

2023年10月時点のアズマヒキガエル累計

★南区北ノ沢
成体2379(オス903メス1373不明103)、卵紐151.8L、幼生230、幼体0

●清田区有明・真栄、北広島市仁別
成体732(オス408メス41不明283)、卵紐35.9L、幼生124、幼体257

▲その他
成体2(オス1雌雄不明1)、幼生0 幼体0

11/1
●清田区有明
アズマヒキガエル成体1(雌雄不明、捕獲できず)
アズマヒキガエル成体轢死体1(雌雄不明)

11/1 情報提供
●石狩市親船町
アズマヒキガエル幼体30(雌雄不明)

2023年11月時点のアズマヒキガエル累計

★南区北ノ沢
成体2379(オス903メス1373不明103)、卵紐151.8L、幼生230、幼体0

●清田区有明・真栄、北広島市仁別
成体734(オス408メス41不明285)、卵紐35.9L、幼生124、幼体257

▲その他
成体32(オス1雌雄不明31)、幼生0 幼体0

参考 : 「かんガエル」に関するまとめのページ

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かんガエル2023年10月のまとめ

2023年9月時点のアズマヒキガエル累計

★南区北ノ沢
成体2378(オス903メス1372不明103)、卵紐151.8L、幼生230、幼体0

●清田区有明・真栄、北広島市仁別
成体732(オス408メス41不明283)、卵紐35.9L、幼生124、幼体257

▲その他
成体1(雌雄不明1)、幼生0 幼体0

10/16 目撃情報(写真あり)
▲岩見沢市 宮島沼北岸
アズマヒキガエル成体1(オス)
遠方の記録。

10/25
★南区北ノ沢
アズマヒキガエル成体1(メス)

2023年10月時点のアズマヒキガエル累計

★南区北ノ沢
成体2379(オス903メス1373不明103)、卵紐151.8L、幼生230、幼体0

●清田区有明・真栄、北広島市仁別
成体732(オス408メス41不明283)、卵紐35.9L、幼生124、幼体257

▲その他
成体2(オス1雌雄不明1)、幼生0 幼体0

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かんガエル2023年9月のまとめ

2023年8月時点のアズマヒキガエル累計

★南区北ノ沢
成体2375(オス902メス1372不明101)、卵紐151.8L、幼生230、幼体0

●清田区有明・真栄、北広島市仁別
成体728(オス407メス41不明280)、卵紐35.9L、幼生124、幼体257

▲その他
成体1(雌雄不明1)、幼生0 幼体0

9/6 目撃情報(写真あり)
★南区北ノ沢
アズマヒキガエル成体1(オス)
逃げられてしまった

9/14
清田区有明
アズマヒキガエル成体オス1、轢死体3(雌雄不明)
★南区北ノ沢(藻岩山南斜面)
アズマヒキガエル成体轢死体2(雌雄不明)

2023年9月時点のアズマヒキガエル累計

★南区北ノ沢
成体2378(オス903メス1372不明103)、卵紐151.8L、幼生230、幼体0

●清田区有明・真栄、北広島市仁別
成体732(オス408メス41不明283)、卵紐35.9L、幼生124、幼体257

▲その他
成体1(雌雄不明1)、幼生0 幼体0

参考 : 「かんガエル」に関するまとめのページ

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かんガエル2023年8月のまとめ

2023年7月時点のアズマヒキガエル累計

★南区北ノ沢
成体2375(オス902メス1372不明101)、卵紐151.8L、幼生230、幼体0

●清田区有明・真栄、北広島市仁別
成体700(オス406メス41不明253)、卵紐35.9L、幼生124、幼体160

▲その他
成体1(雌雄不明1)、幼生0 幼体0

8/2
●清田区有明
アズマヒキガエル幼体(当年)26

8/5
●清田区真栄北部
アズマヒキガエル幼体(二才)1
※真栄での写真確認は、かんガエルでは初。

8/8
●清田区有明
アズマヒキガエル成体6(雌雄不明)
アズマヒキガエル幼体1(SVL3cm:2才)
アズマヒキガエル轢死体11

8/17
●清田区真栄北部
アズマヒキガエル確認なし
●清田区有明
アズマヒキガエル成体死骸3(雌雄不明)
アズマヒキガエル幼体死骸1

8/18
清田区有明
アズマヒキガエル幼体12
★南区中ノ沢
アズマヒキガエル確認なし

8/22
清田区有明
アズマヒキガエル幼体17(SVL1.5~2cm:当年)

8/24
●北広島市仁別
アズマヒキガエル確認なし
●清田区有明
アズマヒキガエル成体♂1
アズマヒキガエル轢死体1(雌雄不明)

★南区南沢、中ノ沢、北ノ沢
アズマヒキガエル確認なし

8/27
▲千歳市蘭越
トノサマガエル成体1

8/28
●札幌市清田区有明
アズマヒキガエル幼体38(SVL2~3cm:当年)

8/31
●札幌市清田区有明
アズマヒキガエル成体轢死体6、幼体轢死体1

★南区南沢、中ノ沢、北ノ沢
アズマヒキガエル確認なし

2023年8月時点のアズマヒキガエル累計

★南区北ノ沢
成体2375(オス902メス1372不明101)、卵紐151.8L、幼生230、幼体0

●清田区有明・真栄、北広島市仁別
成体728(オス407メス41不明280)、卵紐35.9L、幼生124、幼体257

▲その他
成体1(雌雄不明1)、幼生0 幼体0

参考 : 「かんガエル」に関するまとめのページ

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かんガエル2023年7月のまとめ

2023年6月時点のアズマヒキガエル累計

★南区北ノ沢
成体2374(オス902メス1372不明100)、卵紐151.8L、幼生230、幼体0

●清田区有明・真栄、北広島市仁別
成体689(オス404メス39不明246)、卵紐35.9L、幼生124、幼体0

▲その他
成体1(雌雄不明1)、幼生0 幼体0

7/6
●清田区有明
アズマヒキガエル成体轢死体4(雌雄不明)

7/15
●清田区有明
アズマヒキガエル成体4(オス2、メス2)、轢死体3(雌雄不明)
●北広島市仁別
アズマヒキガエル幼体(2年目)2

7/20
●清田区有明
アズマヒキガエル幼体(当年)9

情報提供
★南区北ノ沢・北の沢川流域付近
アズマヒキガエル成体1(雌雄不明)

7/26
●清田区有明
アズマヒキガエル幼体(当年)131
アズマヒキガエル幼体(2才)3
当年個体は場所によって大きさに差がある。
それぞれ別の止水での繁殖が疑われる。

▲千歳市 千歳川流域周辺
トノサマガエル成体1、鳴き声多数

7/29
●清田区有明
アズマヒキガエル幼体(当年)15

2023年7月時点のアズマヒキガエル累計

★南区北ノ沢
成体2375(オス902メス1372不明101)、卵紐151.8L、幼生230、幼体0

●清田区有明・真栄、北広島市仁別
成体700(オス406メス41不明253)、卵紐35.9L、幼生124、幼体160

▲その他
成体1(雌雄不明1)、幼生0 幼体0

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