2020年のかんガエルの活動報告

Youtubeの動画ページはこちらです。

*24:25​あたりまで、昨年(2019)の振り返りとアズマヒキガエルの基本情報になっています。2020年の経過や、罠について見ていきたい方はそれ以降の時間帯をご覧ください。

アズマヒキガエルは日本の固有種ですが、北海道にはもともとおらず、移入された国内外来種です。札幌市南区北の沢という地域で対策や検討をしています。

*アズマヒキガエルの成長が本州のものと同じ動きをするなら、防除等を行った効果は、3~4年後に性成熟をした個体の産卵回帰数でわかってくると思われますが、道内の成熟年数は十分な調査が行われていないため、もう少し時間がかかる可能性もある。そのあたりは今後の調査の検討事項としたい。

かんガエル2020年の活動記録

1.26 2019年の活動報告(円山動物園にて)
4.10 繁殖池への防除ネットの設置
4.10 アズマヒキガエル初確認(越冬中)
4.20 夜間にアズマヒキガエル64匹の移動を確認
4.26 大規模移動産卵の開始(471匹)
4.30 かんガエル4月まとめページ
5.6 大規模産卵収束
5.12 繁殖の終了
5.31 かんガエル5月まとめページ
6.30 かんガエル6月まとめページ
7.31 かんガエル7月まとめページ
8.31 かんガエル8月まとめページ
9.30 かんガエル9月まとめページ
10.30 かんガエル10月まとめページ
11.30 両爬学会に報告を寄稿

かんガエル・まとめページ

うめらじ5 イイズナ(哺乳綱ネコ目)~ギャップ~

第5回目は、イイズナ(Mustela nivalis)というイタチのお話です。割と身近にいる北の動物のようなのですが、なかなか出会うことができません。

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うめらじ4 ヤマセミ(鳥綱ブッポウソウ目)~人間嫌い~

第4回目は、ヤマセミ(Megaceryle lugubris)という鳥のお話です。比較的山の方で見られます。
最後まで聴くと、石焼き芋の美声を聴くことができます。

※分布地の説明で「九州より北」と言ってしまっていますが、九州にも生息するので、「九州以北」が正しいです。言い間違いですね、申し訳ありません。

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うめらじ3 クロイチゴ(双子葉植物綱バラ目)~甘さスッキリ~

第3回目は植物、クロイチゴ(Rubus mesogaeus)というキイチゴのお話です。キイチゴもいろいろな種類があるのですが、その中で自分が一番好きなのがクロイチゴなんですね。

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うめらじ2 ブルーノイシアタマガエル(両生綱無尾目)~毒を打ち込むカエル~

第2回目はブルーノイシアタマガエル(Aparasphenodon brunoi)というカエルについてのお話です。毒を打ち込んでくる変わったカエルですね。途中で紹介している別のカエルは Greening’s frog (Corythomantis greeningi)です。

収録時に着てたダウンジャケットが擦れる音がたまにしますが、ご容赦下さい。

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うめらじ1 サキシマハブ(爬虫綱有鱗目ヘビ亜目)~誰も信じなかった~

第1回目はサキシマハブ(Protobothrops elegans)というヘビについてお話します。半分は私がヘビが好きになったきっかけのお話ですね。
滑舌はよくないので、言い直しとかありますが、滑舌の強化のため、編集しないでやっていきたいです。

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北海道の国内外来種アズマヒキガエルの在来生態系への影響と防除対策および啓発活動

日本爬虫両棲類学会が発行する爬虫両棲類学会報・第2020巻 第2号の、特集:日本におけるカエル類の保全-里山のカエルを中心に-に、「北海道の国内外来種アズマヒキガエルの在来生態系への影響と防除対策および啓発活動」が掲載されました。

今までの北海道のヒキガエルを調べていた方々のまとめ的な内容と、自分が関わっている「かんガエル」の活動の一部を書いています。北海道内の方々はもちろん、特に道外の方々にも読んでほしい記事にしました。

著者:徳田龍弘

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かんガエル2020年10月のまとめ

2020年9月時点のアズマヒキガエル累計

南区北ノ沢
成体3121(♂2598♀470不明53)、卵紐48.5ℓ、
幼生56、幼体18

清田区有明・北広島市仁別
成体77(♂13♀5不明59)、幼体39

10/2 夜(雨) 情報提供
★北の沢川上流付近住宅地付近
成体♂6(大きさ7~10cmくらい)・♀1(大きさ15cmくらい)

10/3
★北の沢川上流付近住宅地 成体♂1死骸(SVL6cm)
なにかの動物に捕食された様子(四肢と内臓の一部欠損)
ハエの卵が産み付けられていた

10/4 夜(雨)
●清田区有明 アズマヒキガエル成体6
(うち轢死体5、雌雄は全て確認できず)

10/8
★北の沢川上流付近住宅地 成体♀1(SVL11cm)

10/9 夜
●清田区有明 アズマヒキガエル 確認なし
情報提供(過去の写真があったそうです)

●清田区有明 2017年7月30日
川沿いで幼体1確認

10/17 夜
●清田区有明 アズマヒキガエル 確認なし

10/18 昼
★北の沢川上流付近繁殖池 アズマヒキガエル確認なし
来年の罠の設置のため、草刈りをしました。
エゾアカガエル成体♂1、ツチガエル越冬幼生少数を見つけた。

10/20 夜
●北広島市仁別周辺 アズマヒキガエル 確認なし

10/24 昼
●清田区有明 アズマヒキガエル 確認なし

10/27 夜
★北の沢川上流付近繁殖池~住宅地周辺~藻岩下方面
アズマヒキガエル確認なし

10/30 夜
★北の沢川上流付近繁殖池~住宅地周辺~藻岩下方面
アズマヒキガエル確認なし

10/31 昼
●清田区有明、厚別川流域
アズマヒキガエル 確認なし

2020年10月時点のアズマヒキガエル累計

南区北ノ沢
成体3130(♂2605♀472不明53)、卵紐48.5ℓ、
幼生56、幼体18

清田区有明・北広島市仁別
成体83(♂13♀5不明65)、幼体40

参考 : 「かんガエル」に関するまとめのページ

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再開でモチベーションを上げたいな

いくつかの問題を解決することができず、いろいろ考えて、昨年10月で「へび図鑑」を終了してから、ヘビについてのモチベーションは下がる一方。ヒキガエルの方も忙しいし(困ったもんだ)、仕事の方も私にとっては忙しい(ありがたいです…)。
時間もない、モチベーションもないで、ヘビとの接点がめっきり少なくなってしまって、ぽっかりと穴が空いたようになっていました。新型コロナウイルスや体調今一つということもあり、ちょっとしたヘビ見の遠征も躊躇してしまいます。気がつくと時間だけが経っていて、良くないなぁと感じています。

仕事や活動としては、現在いっぱいいっぱいなのですが、それでもちょっと時間の空いた時には、これを再構築していこうと思っています。

へび図鑑

やめたときは、データももったいないし、紙媒体でなにか…とも考えたのですが、動き出すためのエネルギーが足りなくて、約1年考えて、他の方々にご迷惑のかからないような形で再開を目指します。

前回、閉鎖した原因をなるべくなくす形でゆっくりやっていければいいや、ということで

・写真は自分のだけ使う(ないやつは、検索してもらいましょう)
・使う写真は、がっつり「透かし」を入れます(すいません)
・主観と、根拠ありで書いてあるところを、見分けやすくする
・英文併記(見づらいかもしれませんが…)
・すごく縦長のページになるので、トグルを使用してみた

とりあえず、ブラーミニメクラヘビだけ作っておきました。写真も新調して大きくしてみましたが、どうだろうか…。

再完成を目指すというより、自分のモチベーションの維持のためにやっておこうと思っています。とりあえずこの後は北海道の種類から埋めていこうかな。

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