Mont Blanc

Stemonitis sp.
A kind of Myxomycete (Slime mould).
紫埃の仲間(ムラサキホコリのなかま)

Photograph by Baikada (ばいかだ)
*CANON EOS KISS DX*

変形菌。またの名を粘菌。菌と言ってもキノコではない。細菌でもない。こうして見ていると全く動かないが、植物でもない。かといって動物とも言い切れない。変形菌は変形菌なのです。
Myxomycete. It is not a fungi. It is not bacteria. When I look, it does not move at all, but it is not a plant. But it is not an animal.

この変形菌は、変形して移動する「変形体」と、まったく動かない「子実体」という、2つの形を持っている。一般には子実体は動かず、胞子を散布して増える。変形体はアメーバ状で微生物を食べたり、子実体になるのに適した場所を求めて移動する。つまり、イメージとしては動く時期を持つキノコみたいな感じです。
Myxomycete sows a spore like a fungi and increases and is in condition that it seems to be an amoeba from a spore and moves. And it eats a microbe.
When it comes to the place where environment was suitable for, it seems to become a mushroom and makes a spore. A very mysterious creature. Myxomycete. This seems to be small Mont Blanc of around 5mm.

シダ植物やコケ植物、キノコ、カビの仲間も胞子を出し、その中の一部のものは鞭毛というしっぽを持って泳ぎ移動できる遊走子と呼ばれる。最近話題になっているカエルツボカビ病のカエルツボカビの胞子も遊走子です。でも、遊走子が動くと言っても胞子に尻尾が生えただけのようなもの。しかし、変形菌はアメーバのように、好きなところを動き回る。子実体は、あっという間に枯れる(?)ため、昨日ここにあったからと言って、今日同じ場所にあるとは限らない。
宝探しのようでなかなか楽しい。

変形菌を拾って、簡易な迷路に置き、ゴールに養分となるもの(オートミールなど)を置いておくと、胞子から変形体を形成し、「見事に迷路を「最短ルートで」解いてゴールに達する」という実験も行われたそうだ。なかなか面白いやつです。変形菌は小さなものが多い。そして非常に形、色のバリエーションが広い。ヘビヌカホコリなどは一度は目にしてみたい変形菌です。

写真のものは、ムラサキホコリの仲間。オオムラサキホコリかなと思いましたが、識別は全くわかりませんので、勘弁してください。他に、サビムラサキホコリ、ムラサキホコリ、スミスムラサキホコリという近い仲間たちがいるようです。私にはマクロな世界の「紅芋モンブラン」にしか見えません。

変形菌を「飼う」人もいるくらいですから、その魅力は測りきれない生き物でしょう。

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