なつやすみ

お盆も過ぎて、北海道の夏は終わりかけ。今年の夏は、ちょこちょこと子どもと出かけた。15枚の写真とともに綴ります。

時期が遅いかも…と思ったけどなんとかルリボシカミキリ発見。相変わらず触角の剛毛が素敵。

カミキリは好きな昆虫の一つ。キボシカミキリより大きいくらいのサイズのカミキリが好きです。日本産カミキリ大図鑑という本が、コレクション的に欲しかったりするのだけど、目玉が飛び出るくらいの値段なので、宝くじがあたったら買おう。

ルリボシカミキリがやってきた木材には変形菌もよく生える。これはマメホコリの若い子実体だと思う。(老熟すると茶色くなる)変形菌は、胞子から生まれるとアメーバ状の動物的生活をして、条件が整うとキノコの様な子実体になり、胞子を出して増える。

自分で文章を書いてて、「若い子実体」に違和感を覚えた。未熟な子実体と言いたかったのだけど、子実体は大人(?)だから若いって変だよなー、とか成熟したステージが「子」実体っておかしくないのか?とか、いろいろ疑問がわく。だれか教えて。

うちの周りは森林環境しか無いので、海の近くに行ってみる。川近くの濁ったよどみを網でガサガサするとエビが取れた。透明の体にうっすらとした焦げ茶色の縞模様。クリアタイガーとでもいう感じかな?

昆虫も意外に多く、マツモムシやヤゴ、ミズムシもちらほら。息子がミズカマキリを採ったので、見てるとなんか形に違和感があったので写真撮っておいた。(折れてるんじゃなければ)産卵管が短いので、ヒメミズカマキリかもしれない。

池でひと通り遊んだら海へ。「釣りしたい」のリクエスト。

港で釣りしようと、周りを見ていたらこんなの落ちてた。アンコウかな?…アンコウ…。深海魚がなんで?と思ってこれも写真撮っておいた。カジカに微妙に似てて、自分でもよくわからなかったので、専門家に見てもらったらアンコウでした。お盆の頃は、浅場で産卵に備えるため、漁網で混獲されたのかもしれないね。ウミネコが微妙な顔をしながらアンコウをほじくってました。

で、釣果はというと、自分の釣り上げた魚はゼロ。家族で釣ったのでも上のカレイでも最大サイズ。別の日に川で息子が釣り上げた20cm前後のニジマスが一番でかかったな。

自分のイメージでは川の魚のウグイだと思うんだけど、海で釣れました。ほとんどリリースだったんだけど、チカ、サバ、ウミタナゴは持って帰って食べました。他にもソイも釣れてたんだけど…。5cmじゃ食べれないしね。

たまたま港の取材に来ていた、釣り新聞の記者さんに家族で写真を撮ってもらって釣り新聞デビューしました。釣り場の周りの皆さんにも、いろいろ教わったりしてお世話になりっぱなしでした。

別の日に、子どもと、そのいとこたちとニセコに行きました。なにげにニセコに行くのは初めて。羊蹄山にレンズ雲がかかってます。宿泊してる場所で、この羊蹄山の写真を撮ろうとベランダに出ると、緑の物体が転がってました。

アオバトの死骸でした。子供たちの観察眼はなかんかのもので、「衝突死したんじゃないかなー」と教えると、窓にあった衝突跡を見つけてました。綺麗な状態に見えますが、実はかなり熟成してて、食欲を掻き立てない香りを振りまいていたので、残念ながらビニール袋に入れてご退場願いました。

ニセコでは雨に振られてしまい、満喫しきれなかったのですが、なかなかのどかな場所でした。人の多くない時期にまた行ってみたい。

ニセコから戻ると再び「釣りしたい」リクエストが発令。再び海方面へ。

海近くの川の林でジャコウカミキリ発見。とても綺麗なカミキリで、その名の通り掴むと芳しい。「どちらかと言うと、いい匂い」がします。これもそこそこ大型のカミキリで、とても嬉しくなります。

ヤナギ系の木に産卵します。カミキリの仲間は、基本的に「害虫」とされます。幼虫が木を食べ漁るからですね。

肉食ではないので、言い換えると「草食」。こうするとおとなしそうな動物に聞こえる言葉のマジック。実際おとなしいけど…。(掴むとかじることがあり、かじられるとかなり痛い)

ちょっと見た瞬間ドキッとするトラフカミキリ。このカミキリはクワ系の木につく。視界の端に入った時、スズメバチに見えるんです。これ。カミキリが目につくので、見てたら息子が「スゲーのいる!こっち来て!!」

おお!これはすごい。5cmを超えるカミキリが蜘蛛の巣にかかってる!

蜘蛛の巣から外すときに、感じた微妙な触感。フニュっとした、なんとも言えないこの感触はあいつではないだろうか…と思いつつ写真を撮って、家で調べるとウスバカミキリ。やっぱり。微妙に投げやりなデザインの触覚。

じつは大型のカミキリでも、ウスバ系とノコギリカミキリは微妙に苦手デザインだったりするのですが(わがまま?)ウスバカミキリ、遠くから見てるとカッコいいです。

これはまた別の日なんだけど、久しぶりにジュウサンホシテントウを見つけました。テントウムシにあって、テントウムシらしからぬフォルムですね。テントウムシも3mm以上くらいの大型のものが好きです。ヒメテントウの仲間は、さすがに識別が厳しいので、踏み込めない領域です。

テントウムシも、カミキリも、植物がわかると飛躍的に見るチャンスが広がるのですが、自分にとっての植物の識別は、かなり大きな障壁だったりします。。。

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