ハープソン確認写真(0725無意根山)

本日も、ちょっと出られるきっかけがあったので、
裏山の地域を少し、探してみました。

裏山は渓流が流れていて、
意外と気温が低いので、お天気悪いと爬虫類の観察は
厳しいのですが、運良くヘビ3種確認しました。
シマヘビとアオダイショウは轢かれていたので、
「運悪く」が適当なのかもしれませんが…。

ジムグリ。
暑い時期は見かけにくいヘビですが、
はっきりしない天気が幸いしてか、道路端で逃げゆくところを捕獲。
実にラッキーでした。

エゾアカガエル。
ハープソン、自分の見た区域ではおなじみになりつつある種類だけど、
涼しい場所じゃないと、観察しづらい。
対極にあるのがニホンアマガエルで、
今回の無意根山地区では鳴き声は聞けたけど
アマガエルの姿を確認できなくて記録できませんでした。

エゾサンショウウオ。
エゾアカガエルと同所的にいることが多い。
しかし、裏山環境だと少し気合を入れて胴長で
観察しなきゃいけない感じのポイントが多い。
でも、実はこんなところにもいたりする。

山からしみ出した冷たい水が、
ドロの溜まった側溝で小さな水たまりを作って
そこにエゾサンショウウオやエゾアカガエルのオタマジャクシがいます。

側溝本来の機能を保つため
側溝の清掃が行われると、いなくなる。
仕方ないのかもしれない。

おそらく、生息している個体数は多いものの、
産卵に適した池や沼があまり多くなく、
あぶれた個体が仕方なくこういうところで繁殖しているのかも。

以下は、シマヘビとアオダイショウ。
残念ながら轢かれていて、しかも結構凄惨なのでリンクだけしておきます。

シマヘビ
線のないタイプの成蛇。
一見、なんのヘビかわかりにくいが、体鱗数(胴の中央付近で19)などでシマヘビだとわかる。
ヘビは非常に交通事故に遭いやすい爬虫類。
ニホントカゲやニホンカナヘビくらいの大きさなら、
車に気づいてすぐ逃げることができるけど、
ヘビは気づいて逃げ出しても、その体の長さが仇になって轢かれやすい。

アオダイショウ
さっきのシマヘビよりも凄惨なので、あまり閲覧をおすすめできない。

本当だったら、生きているヘビを写真に収めて公開したいのだけど、
残念ながら、出会うヘビの半数以上は車に轢かれた状態です。
しかしこれらの轢かれたものもデータを取っておかないと、
ヘビの記録自体が残せないというジレンマもありますね。

ヘビはなかなか会えない動物で、
それが轢かれると、路上で目立つ状態で放置されるので、
見つかりやすくなっています。

皮肉ではありますが、ヘビの死骸が
有力なヘビの生息情報になってしまう部分もあります。

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