予備練習

最近の記事はキワモノが多すぎる。今日のもまたしかり。なので、すいません・・・。

こんど、イベントする両生類の観察会の予備練習として、
レンジャーさんたちと森を歩いてきました。

時期が異なると見れるものも変わり、
「あれを見せたいと思ってたのに、いないなー」なんてことにならないように。


アイノミドリシジミ?

発生して少し経つけど、ミドリシジミのたぐいが森の中を飛んでいます。
ミドリシジミといえば、あの金属光沢の緑の羽根が特徴ですが、
ミドリシジミでもこのへんに見れるのが何種類もいるので、
識別のために裏側撮っています。

それでも見慣れていないのと、
羽の一部破損ではっきりと種類はわからないんだけど
アイノミドリシジミかなー。

蝶って、オオムラサキもこのミドリシジミもそうだけど
表面がきれいだけど、いざカメラを向けると
開いてくれなかったりするね。


ツチガエル

今時期はツチガエルは上陸した幼体が「たくさんいます。
一方で産卵もまだ続いており、こうしたオトナ個体や鳴き声も聞かれますね。

くさいくさいというのだけど、
まだニオイを体感したことがないので、くんくん嗅いだけど
水の中にいたせいか、ニオイわからなかった。


オオルリボシヤンマ

ツチガエルの発生した池の周りには
このオオルリボシヤンマや、タカネ系のトンボ、イトトンボ系、
アオイトトンボ系やアカネ系などたくさんトンボは見られそうだ。


ハンノアオカミキリ

このへんは運が良ければ当たる感じ。
もっと緑光沢の強い綺麗なカミキリです。

ハンノアオカミキリ、名前の構成はどういう感じなのかな。
ハンノキカミキリっていう別のカミキリがいるので、
ハンノキに来る青いカミキリかと思ってたんだけど、こだわってるわけでもないらしく
ヤナギやシナノキ、クルミにくるみたい。(無意識のダジャレになってて赤面中)


軸のある粘菌

粘菌もいくつかあったから、見せたらいいかなと思ったけど、
30人単位で見るには小さすぎるね・・・。

一部採取して、室内で顕微鏡などで観察のほうが楽しめそう。

しかし見事にはじけ切った子実体だね。

最初は、観るものが少なくて時間が余ったらどうしようと思っていたけど、
この予備フィールドをした感じでは、とんでもなく時間が足りなくなりそうだ。

サクッと行くとこはサクっと、
じっくりのところにはじっくりとアクセント持って見る必要があるようです。

で、下見のあと、帰り際に別の森に入ってササ原に
ザクザク分け入ったりしたりしてたものだから、
マダニを連れてきてしまったようです。

ここしばらく憑かれていなかったから、
調子にのっていました。
ごめんなさい。

当日は分け入らないようにするのと、
歩いた後、念のためのダニチェックした方がいいですね。

自分のスネに刺さってしまったダニ、気づいたのは22:00ころ。
当然、病院もやってないから自分で抜くことに。


ダニ(ヤマトマダニ)を抜く(Youtube)

翌日病院で「上手に抜けたね!」と褒められました。

ダニに刺されるのは5~6年ぶりかなあ。


ヤマトマダニ

北海道ではヤマトマダニとシュルツェマダニの二種類だったと思うんだけど、
識別はちょっと見ただけでは難しいみたい。

この個体はメスで、足の色が黒くない(茶色み強い赤)なので、
ヤマトマダニだろうとおもわれます。

多くの生き物に関して、広い目で見れば
環境に対する、それぞれの生き物の生きている意味って見いだせるんだけど
マダニ系はほんと、いい意味を見いだせないなぁ。

強いて言えば、
動物が増えすぎないように病原体をせっせと運んでいる(ダニ本来の目的でない)、
くらいしか・・・。

まあ、そんなことを言い出せば、
所詮人間の目から見た「役に立つ」「役に立たない」だから、
意味を考えること自体無意味なんだろうけれども。

人間だって、環境面だけ考えれば負荷をかける割合の高い生き物だもんね。

ダニは自分の子孫残したくて吸血してるだけで、
病気を伝染させようと動いてるわけではないんだ。
まあ、擁護するつもりは全くないんだけどね~。

ライム病の病原体、ボレリアが属するスピロヘータ界や
紅斑熱などの病原体が属するリケッチア界では

「マダニは俺たちどんどん運んで、腹のなかで増やしてくれたりするから、
すげぇ有益な動物だよな!」

とか話題かもしれないけど。

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